JP2017102632A - 自動取引装置、固定機構、及びケーブル保護具 - Google Patents

自動取引装置、固定機構、及びケーブル保護具 Download PDF

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Abstract

【課題】製造コストを低減する。【解決手段】スライド移動させられた状態で、板材15の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の爪2と、前記スライド移動させられた状態で、スライド移動を規制する第2の爪4と、前記板面であって、前記スライド移動の方向に対して垂直方向の位置決めを行う突起物3とが形成された固定部材1を備える。ここで、板材15は、第1の爪2の全体が挿通可能な幅広部16bと板状弾性部材2aが挿通可能な幅狭部16aとが連続形成された長孔16と、孔19と、ケーブルの配設方向に長い長孔20とが開口している。【選択図】図2

Description

本発明は、自動取引装置、固定機構、及びケーブル保護具に関し、例えば、紙幣収納部を引き出し可能な自動取引装置に関する。
一般に、ATM(Automated Teller Machine)等の自動取引装置は、引き出し可能な紙幣収納庫を備え、銀行員や警送員が紙幣収納庫の交換を容易に行うことが出来るように構成されている。ここで、紙幣収納庫は、駆動回路やセンサを有する搬送路を備えているので、駆動電力を供給する電力線や制御線等のケーブルを介して装置本体部と接続されている。このケーブルは、紙幣収納庫の引き出し時や収納時に垂れ下がらないように保持する必要がある。このため、自動取引装置は、装置本体と紙幣収納庫とを電気的に接続するケーブルをケーブル保護チェーン(ケーブル保護具)で保持している。
特許文献1は、外部の部材B7にネジで固定するチェーン状ケーブル保持具を開示している。
特開2000−261947号公報
ここで、前記した自動取引装置は、ケーブル保護具として、特許文献1に記載のチェーン状ケーブル保持具を用いることが考えられる。
しかしながら、特許文献1に記載のチェーン状ケーブル保持具は、外部の部材にネジで固定する構成であるので、装置本体のキャビネットフレームに固定する際、ネジで固定するための工具が必要になり、部材費や組立工数等の製造コストが高いという問題点があった。
そこで、本発明は、製造コストを低減することができる自動取引装置、固定機構、及びケーブル保護具を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の自動取引装置(200)は、装置本体(70)と、前記装置本体に収納、又は引き出し可能なユニット(86)と、前記装置本体と前記ユニットとを電気的に接続するケーブルと、前記装置本体及び前記ユニットの何れか一方又は双方の板材(15)に保持され、前記ケーブルを保護するケーブル保護具(100)とを有し、前記ケーブル保護具は、スライド移動させられた状態で、前記板材の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の規制部材(2)と、前記スライド移動させられた状態で、配設方向の移動を規制する第2の規制部材(4)と、前記板面に平行な面であって、前記配設方向に対して垂直な垂直方向の位置決めを行う第1の突起物(3)と、が形成された固定部材(1)を備えることを特徴とする。なお、( )内の符号や文字は例示である。
また、本発明の固定機構は、ケーブルを保護するケーブル保護具(100)を板材(15)に固定する固定機構であって、スライド移動させられた状態で、前記板材の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の規制部材(2)と、前記スライド移動させられた状態で、配設方向の移動を規制する第2の規制部材(4)と、前記板面に平行な面であって、前記配設方向に対して垂直な垂直方向の位置決めを行う第1の突起物(3)と、が形成されたことを特徴とする。
また、本発明のケーブル保護具は、板材(15)の第1の長孔(16)に、スライド状態で前記板材の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の爪部(2)と、板状弾性部材の先端に設けられ、前記スライド状態で配設方向の移動を規制する第2の爪部(4)と、前記板材の第2の長孔(18)に挿通する突起物(3)と、が形成された固定部材(1)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、製造コストを低減することができる。
本発明の第1実施形態であるケーブル保護具の外観図である。 固定部材の突起物と板材の孔との対応関係を示す斜視図である。 突起物が無いときの固定部材の移動を説明するためのA−A断面図である。 厚い板材と突起物との関係を示す断面図である。 薄い板材と突起物との関係を示す断面図である。 突起物と長孔との位置関係を説明する説明図である。 ケーブル保護具の固定部材を板材に向かって眺めた斜視図である。 固定部材の平面図である。 固定部材の正面図である。 固定部材の側面図である。 固定部材のB−B断面図である。 固定部材のC−C断面図である。 板材が取り付けられた状態のケーブル保護具の正面図である。 板材が取り付けられた状態のケーブル保護具の側面図である。 板材が取り付けられた状態のケーブル保護具のD−D断面図である。 板材が取り付けられた状態のケーブル保護具のE−E断面図である。 本発明の第1実施形態であるケーブル保護具が使用される自動取引装置の斜視図である。 自動取引装置の紙幣入出金部の構成図である。 紙幣入出金部からカセット装填フレームが引き出された状態を示す図である。 本発明の第2実施形態であるケーブル保護具の構造図である。 本発明の第2実施形態の連結補助部材の正面図、及び平面図である。 本発明の第2実施形態の固定部材の正面図、及び平面図である。 本発明の第3実施形態であるケーブル保護具の構造図である。 本発明の第3実施形態の連結補助部材の正面図、及び平面図である。 本発明の第3実施形態の固定部材の正面図、及び平面図である。 本発明の第4実施形態であるケーブル保護具が固定される板材の斜視図(1)である。 本発明の第4実施形態であるケーブル保護具が固定される板材の斜視図(2)である。 本発明の第4実施形態であるケーブル保護具の固定部材の斜視図である。 突起物の地紙形状部のF−F断面図である。 本発明の第4実施形態の固定部材が薄い板材に固定された様子を示す断面図、及び平面図である。 本発明の第4実施形態の固定部材が厚い板材に固定された様子を示す断面図、及び平面図である。 本発明の第5実施形態であるケーブル保護具が固定される板材の斜視図である。 本発明の第5実施形態であるケーブル保護具の固定部材の斜視図である。 本発明の第6実施形態であるケーブル保護具が固定される板材の斜視図である。 本発明の第6実施形態であるケーブル保護具の固定部材の斜視図である。 本発明の比較例であるケーブル保護具の固定部材を板材に対して眺めた斜視図である。 本発明の比較例であるケーブル保護具の固定部材を板材から眺めた斜視図である。 本発明の比較例であるケーブル保護具が板材に取り付けられた状態を示す外観図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施形態であるケーブル保護具の外観図である。
ケーブル保護具100(100a)は、固定部材1と複数のチェーンコマ90,90,・・・とが互いに連結され、チェーン状に構成されたものである。チェーンコマ90、及び固定部材1は、図示しないケーブルを配設することができ、屈曲箇所を分散することにより、ケーブルを保護するものである。
固定部材1は、板材としてのキャビネットフレーム15の所定位置に固定する固定機構を有し、複数のチェーンコマ90,90,・・・を保持する。チェーンコマ90(90a)は、隣接するチェーンコマ90bの軸91で連結されており、所定角度だけ回動可能に構成されている。なお、チェーンコマ90は、固定機構を有していない点で、固定部材1と相違する。
図2は、板材と固定部材とを固定する固定機構を説明するための斜視図である。
固定機構150は、板材としてのキャビネットフレーム15と固定部材1との組み合わせで構成されている。
キャビネットフレーム15は、2つの長孔16と、別の2つの長孔18と、孔19と、正方形の角部4箇所の長孔20とが開口している板材である。長孔16は、矩形状の幅狭部16aと、矩形状の幅広部16bとが連続形成された配設方向に長い孔である。長孔18は、長孔16とは異なる位置に形成された配設方向に長い矩形状の孔である。孔19は、配設方向に対して直角方向に開口している長孔である。長孔20は、配設方向に長い矩形状の長孔であるが、長孔18よりも小さい。
固定部材1は、断面視略E字状に樹脂で形成されたものであり、板状取付部としての固定板1aと、固定板1aの両端部に垂直に延在する側面板1bと、2つの側面板の中間部であって、固定板1aに対して垂直に設けられた仕切板1cとが形成されている。固定部材1は、2つの爪2と、別の爪4と、2つの突起物3,5と、溝6とが固定板1aに形成されている。
爪2は、それぞれの側面板1bに設けられており、板状弾性部材2aの先端部に延在している。この板状弾性部材2aは、固定板1aに対して垂直方向に側面板1bから切り出されている。言い換えれば、板状弾性部材2aは、側面板1bにU字状(コ字状)の孔を開口することにより、形成されている。爪2は、側面板1bから切り出された板状弾性部材2aの先端部に延在しているので、ケーブル保護具100の配設方向に形成されている。
爪2は、キャビネットフレーム15の長孔16の幅広部16bを挿通する形状であるので、幅広部16bに差し込まれることができる。板状弾性部材2aは、幅狭部16aを挿通する厚さに形成されているので、爪2が差し込まれた状態で、スライド移動させられることができる。
爪2は、両側の板状弾性部材2aを拡げつつ、長孔16の幅広部16bに差し込まれ、その後、当接するまで固定部材1が配設方向にスライド移動させられる。これにより、爪2は、幅狭部16aの側壁に係止されると共に、当接により、スライド方向(配設方向)への移動が規制される。つまり、爪2は、キャビネットフレーム15の表面(板面)に対して垂直方向の移動を規制する規制部材(第1の規制部材)として機能すると共に、配設方向への移動を規制する規制部材(第2の規制部材)としても機能する。
爪4は、固定板1aから配設方向(連結方向)に切り出された板状弾性部材4aの先端部に延在している。爪4は、固定部材1が配設方向にスライド移動されることにより、孔19に係止され、固定部材1の配設方向(スライド方向)に対して逆方向に戻る、戻り移動を規制する。つまり、爪4は、配設方向への移動を規制する規制部材(第2の規制部材)として機能する。
突起物3は、長孔18に挿入され、固定部材1が配設されるキャビネットフレーム15の表面(板面)に平行な面であって、配設方向に対して垂直方向への移動を規制する。図3は、突起物が無いときの固定部材の移動を説明するためのA−A(図2)断面図である。
図3に記載の固定機構150は、固定部材1の爪2とキャビネットフレーム15の長孔16とが係止された状態を示している。固定部材1は、突起物3,5が設けられておらず、キャビネットフレーム15は長孔18,20が設けられていない。実線は、配設方向に対して垂直方向に、固定部材1を移動させる力Fが加わっていない状態を示し、破線は、配設方向に対して垂直方向に移動させる力Fが加わっている状態を示す。
爪2と長孔16との2箇所の係止によって、爪2の拡がりが規制されるが、板状弾性部材2aの弾性変形により、図3の破線で示すように、固定板1a、側面板1b、及び仕切板1cは、キャビネットフレーム15の板面に平行な面であって、配設方向に対して垂直方向にDXだけ移動可能である。このため、爪2が傾斜し、爪2と長孔16との係止が外れることがある。しかしながら、固定部材の突起物3は、この垂直方向への移動を規制し、爪2と長孔16との係止を維持する。
つまり、図2に示すように、爪2と長孔16との組み合わせは、固定板1aに対して垂直方向の移動を規制すると共に、板状弾性部材2aの拡がりを規制する。また、爪4と孔19とは、固定部材1の配設方向への移動を規制する。また、突起物3と長孔18とは、キャビネットフレーム15の板面に平行な面であって、配設方向に対して垂直方向への移動を規制する。
なお、突起物5は、異なる板厚のキャビネットフレーム15を使用可能にするためのものであり、位置決めを目的にするものではない。
図4Aは、厚い板材と突起物との関係を示す断面図であり、図4Bは、薄い板材と突起物との関係を示す断面図である。
キャビネットフレーム15は、突起物5が遊挿可能な長孔20が開口している(図4A,図5)。このため、爪2の係止面と固定板1aの表面との間隔は、キャビネットフレーム15の板厚d(例えば、1.6mm)に一致する。このとき、長孔20は、突起物5が長孔20に差し込まれればいいので、突起物5の径よりも大きな幅で構わない。しかしながら、長孔20は、固定部材1が配設方向に距離L(図5)だけスライド移動させる必要があるので、スライド移動可能な長さが必要である。
一方、キャビネットフレーム15に長孔20が開口していなければ(図4B)、キャビネットフレーム15の板厚dは、爪2の係止面と固定板1aの表面との距離から突起物5の高さ(例えば、0.6mm)を減じた値(例えば、1mm)となる。
図5は、突起物と長孔との位置関係を説明する説明図であり、特に、爪4が長孔16の幅広部16bに差し込まれたときの突起物3,5と、長孔18,20との位置関係を示している。
爪4が長孔16の幅広部16bに差し込まれたときは、突起物3,5は、長孔18,20の一方の端部に挿入されている。そして、固定部材1をスライド移動させて、爪4が長孔16の幅狭部16aに差し込まれたとき、突起物3,5が長孔18,20の他方の端部に移動する。つまり、突起物3,5の外周と長孔の他方の端部との距離Lは、突起物3,5や長孔18,20とで、変わらない。
ケーブル保護具100(図1)は、両端に固定部材1を設けることができ、一方の固定部材1を取り付けるキャビネットフレーム15の板厚を厚くし、他方の固定部材1を取り付けるキャビネットフレーム15の板厚を薄くすることができる。この場合、一方の厚いキャビネットフレーム15は、長孔20が形成されており、他方の薄いキャビネットフレーム15は、長孔20が形成されていないことになる。
図6は、ケーブル保護具の固定部材を板材に向かって眺めた斜視図である。
固定部材1は、固定板1aに通し孔7,8が形成されており、仕切板1cに2本の押さえ9が形成されている。また、固定部材1は、側面板1bに連結用突起10と連結用孔11と差込孔12とが形成されている。
通し孔7,8は、ケーブルを縛るバンドが挿通する孔である。幅方向中央部の通し孔7は、両側の通し孔8,8の何れか一方又は双方から引き出されたバンドを挿通するものである。なお、溝6(図2)は、バンドを配設する凹部である。
押さえ9は、配設されたケーブルが固定部材1から外れないようにするものであり、先端部9aを配設方向に対して直角に折り曲げて、折り曲げられた先端部9aを差込孔12に挿入するものである。
連結用突起10と連結用孔11とは、チェーンコマ90と固定部材1とを連結するためのものであり、チェーンコマ90側の突起が固定部材1の連結用孔11に挿入され、固定部材1の連結用突起10がチェーンコマ90側の孔に挿入される。
図7Aは、固定部材の平面図であり、図7Bは、固定部材の正面図であり、図7Cは、固定部材の側面図である。また、図7Dは、固定部材のB−B(図7A)断面図であり、図7Eは、固定部のC−C(図7B)断面図である。
図7Aの平面図は、爪4が先端部に延在している板状弾性部材4aが長方形状であり、U字状(コ字状)の細孔によって、固定板1aから切り出されていることを示している。図7Bの正面図は、固定部材1が固定板1aと、固定板1aの両端部に延在する側面板1b,1bと、仕切板1cとを備え、断面視略E字状に形成されていることを示す。この断面視略E字状の形により構成される2つの凹部は、一方に電力線のケーブルが配設され、他方に信号線のケーブルが配設されることが多い。
図7Cの側面図は、爪2が先端部に延在している板状弾性部材2aが長方形状であり、側面板1bから切り出されていることを示している。又、該側面図は、2つの突起物3,3が板状弾性部材2aの前後に設けられていることを示している。図7DのB−B断面図は、固定部材1が断面視略E字状に形成されていることを示していると同時に、押さえ9の根本が屈曲するように凹部9bが形成されており、破線で示すケーブルを配設した後で、屈曲された押さえ9の先端部9aが差込孔12に挿入可能であることを示している。図7EのC−C断面図は、固定板1aの先端部に爪4が形成されていることを示している。
図8Aは、板材が取り付けられた状態のケーブル保護具の正面図であり、図8Bは、板材が取り付けられた状態のケーブル保護具の側面図である。また、図8Cは、板材が取り付けられた状態のケーブル保護具のD−D(図8A)断面図であり、図8Dは、板材が取り付けられた状態のケーブル保護具のE−E(図8B)断面図である。
図8Aの正面図は、ケーブル保護具100aの固定部材1とキャビネットフレーム15とが固定されており、複数のチェーンコマ90,90,・・・と固定部材1とが連結されていることを示している。図8Bの側面図は、連結された複数のチェーンコマ90,90,・・・がキャビネットフレーム15に対して屈曲している様子を示している。図8CのD−D断面図は、爪4が孔19に係止している様子を示している。図8DのE−E断面図は、爪2が長孔16の幅狭部16aに係止している様子を示している。
(効果の説明)
以上説明したように、第1実施形態のケーブル保護具100aは、爪2をキャビネットフレーム15に形成された孔16の幅広部16bに差し込み、スライド移動させるだけで、キャビネットフレーム15に固定部材1を固定することができる。つまり、ケーブル保護具100aは、締結具としてのネジや工具を使わずにキャビネットフレーム15に固定できるので、部材費や、組立工数を削減することができる。
(使用例)
以下、ケーブル保護具100aを使用したATM等の自動取引装置について説明する。
図9は、本発明の第1実施形態である自動取引装置の斜視図である。
図9において、自動取引装置200は、金融機関や流通機関等に配置されるATMであり、紙幣入出金部70と、顧客操作表示部71と、レシートユニット72と、カードユニット73と、テンキー部74と、外部シャッタ78と、制御装置76とを備え、各部は本体筐体80の内部に格納されている。
紙幣入出金部70は、接客部(紙幣投入口)81(図10)に投入された媒体としての紙幣(紙葉類)を鑑別し、金種毎に計数し、複数の紙幣収納庫(紙幣カセット)86(86a,86b,86c,86d)(図10)に金種別に格納するカセット式の機構部である。
図10は本発明の第1実施形態である紙幣入出金部の構成図であり、図11は紙幣入出金部からカセット装填フレームが引き出された状態を示す図である。
紙幣入出金部70は、接客部81と、鑑別部82と、一時保留部83と、搬送路84(84a,84b,84c,84d,84e)と、カセット装填フレーム88と、紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)とを備えている。また、紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)は、カセット装填フレーム88の上部に搭載されており、搬送路フレーム87が紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)の上部に配置されている。
ケーブル保護具100aの固定部材1の一方は、紙幣入出金部フレーム(自動取引装置200の本体筐体を構成する本体フレーム)89の前部に取り付けられ、固定部材1の他方は、カセット装填フレーム88の前部に取り付けられる。これにより、ケーブル保護具100aは、収納状態において、U字状に屈曲する。
図11に示すように、紙幣入出金部70は、操作者が紙幣入出金部フレーム89からカセット装填フレーム88を前後方向に引き出し、搬送路フレーム87を開いて、さらに、紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)を上方に持ち上げることにより、操作者が紙幣収納庫86に紙幣を補充し、また紙幣収納庫86から紙幣を回収することができるように構成されている。
紙幣入出金部70は、操作者が紙幣入出金部フレーム89からカセット装填フレーム88を前後方向に引き出し、紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)を上方に持ち上げることができるように、カセット装填フレーム88と紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)とは、互いに嵌合する凹凸が鉛直方向に設けられており、紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)を略鉛直方向にスライドさせる。また、カセット装填フレーム88と紙幣入出金部フレーム89とは、収納状態(図11)において、互いに嵌合する凹凸が水平方向に設けられており、カセット装填フレーム88を引き出し方向にスライドさせる。なお、鑑別部82は、プログラムが格納されたROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びCPU(Central Processing Unit:制御部)を備えている。
接客部81は、外部シャッタ78(図10)の近傍に配置されており、使用者が紙幣を投入したり、紙幣を取り出したりする部位である。鑑別部82は、接客部81に投入された紙幣を鑑別し、金種毎に計数する部位である。搬送路84(84a,84b,84c,84d,84e)は、接客部81に投入された紙幣を、鑑別部82を介して一時保留部83に搬送し、一時保留部83から鑑別部82を介して金種毎に紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)に搬送するものである。また、搬送路84は、紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)から、鑑別部82を介して接客部81に紙幣を搬送するものである。
ここで、搬送路84と紙幣収納庫86(86a,86b,86c,86d)との双方は、紙幣を搬送させる電動機(搬送モータ)を備えており、ケーブル保護具100aで保護した電力線用ケーブルで電力を伝送し、制御線用ケーブルで制御信号を送受信する。ケーブル保護具100aは、紙幣入出金部フレーム89の前部と、カセット装填フレーム88の前部との間に取り付けられているので、J字状に屈曲している。つまり、ケーブル保護具100aは、収納状態(図10)において、U字状に屈曲し、引き出し状態(図11)において、J字状に屈曲する。
自動取引装置200は、ケーブル保護具100aを採用することにより、屈曲箇所が分散され、配設されたケーブルが垂れ下がらない。言い換えれば、フレームに固定されるケーブルは、端部付近での屈曲が回避されるので、断線が少ない。
顧客操作表示部71(図9)は、タッチパネル式のLCD(Liquid Crystal Display)であり、取引画面が表示される。レシートユニット72は、取引内容を伝票に印字するプリンタである。カードユニット73は、金融カードに貼付された磁気テープやICに格納された情報を読み取り、取引データ等をICに格納するユニットである。
制御装置76は、FC(Factory Computer)により、構成されており、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性記憶部に格納されたOS(Operating System)や取引プログラム(アプリケーションプログラム)をRAMに展開して、CPUが実行することにより、各部を制御する。
(第2実施形態)
前記第1実施形態のケーブル保護具100(100a)は、複数のチェーンコマ90,90,・・・と固定部材1とを連結して、固定部材1やキャビネットフレーム15の固定面に対して、一方向にのみ屈曲するように構成したが、他の方向に屈曲するように構成することができる。
図12は、本発明の第2実施形態であるケーブル保護具の構造図である。
ケーブル保護具100bは、固定部材55と、複数のチェーンコマ90,90,・・・(不図示)との間に連結補助部材56が介挿されたものであり、1本のケーブルを配設することができる。固定部材55は、端部が断面視正方形状に形成されており、正方形の一辺が切断されている。切断された辺は、ケーブルを通すケーブル通しブランクとして機能する。
連結補助部材56の端面は、2つのピン用穴53が各辺に設けられている。固定部材55は、端部側側面に2つの爪用孔54が開口している。なお、固定部材55は、爪2,4や突起物3,5が設けられており、第1実施形態の固定部材1と同様に、キャビネットフレーム15に固定される。
連結補助部材56は、一方の端部が断面視正方形状に形成されており、正方形の一辺に対応する部位が切断されている。切断された辺の部位は、ケーブルを通すケーブル通しブランクとして機能する。連結補助部材56は、他方の端部に連結用孔11が開口しており、連結用孔11がチェーンコマ90の連結用突起10(図8B)に差し込まれる。
図13は、本発明の第2実施形態の連結補助部材の正面図、及び平面図であり、図14は、本発明の第2実施形態の固定部材の正面図、及び平面図である。
固定部材55(図14)、及び連結補助部材56(図13)は、端面が正方形状であり、一辺が切断しており、コード通しブランク57が形成されている。連結補助部材56(図14)は、正方形の端面の各辺にピン51、及び爪52が配設されている。
また、固定部材55(図13)は、正方形の端面の各辺にピン用穴53、及び爪用孔54が配設されている。ここで、ピン51、及び爪52の間隔は、長さNであり、ピン用穴53、及び爪用穴54の間隔も長さNである。また、固定部材55、及び連結補助部材56の正方形の辺は、長さMである。つまり、連結補助部材56と固定部材55とは、端面形状が同一であり、ピン51がピン用穴53に差し込まれ、爪52が爪用孔54に係合するように構成されている。
また、ピン51、爪52、ピン用穴53、及び爪用孔54は、各辺の位置関係が同一であり、連結補助部材56と固定部材55とは、90°、180°、又は270°の90°毎に回転させても連結することができる。このため、ケーブル保護具100bは、複数のチェーンコマ90,90・・・の配置を変えることなく、キャビネットフレーム15の固定面を変更することができる。
言い換えれば、固定部材55と連結補助部材56との組み合わせは、複数のチェーンコマ90,90,・・・をキャビネットフレーム15に固定するための構造部分とチェーンコマ90同士を繋ぐための構造部分とを分割している。これにより、チェーンコマ90の向きを変更するだけでケーブルチェーンのコードルートを多様化することができる。
(第3実施形態)
前記第2実施形態は、連結補助部材56と固定部材55とを90°毎に回転させて連結していたが、任意の角度で回転させることができるように構成することができる。
図15は、本発明の第3実施形態であるケーブル保護具の構造図である。
ケーブル保護具100cは、固定部材65と、複数のチェーンコマ90,90,・・・(不図示)との間に連結補助部材66が介挿されたものであり、1本のケーブルを配設することができる。固定部材65は、断面視円形状の端部が形成されている。固定部材65は、固定台65aと円筒形状の連結部65bとが形成されている。連結部65bは、内周面に爪用溝62が360°形成されている。なお、固定台65aは、第1実施形態と同様に、爪2,4や突起物3,5が設けられており、キャビネットフレーム15に固定される。連結補助部材66は、端面に3つの爪61が設けられている。
図16は、本発明の第3実施形態の連結補助部材の正面図、及び平面図であり、図17は、本発明の第3実施形態の固定部材の正面図、及び平面図である。
連結補助部材66(図16)は、円筒状に形成されているので、端面は円形状である。連結補助部材66は、該円形状の端面に3つの爪61が120°毎の等間隔に形成されている。固定部材65(図17)の連結部65bは、円形状であり、内周面に破線で示す爪用溝62が形成されている。なお、固定部材65、及び連結補助部材66は、外径が長さMである。
本実施形態のケーブル保護具100cは、固定部材65の爪用溝62が360°に渡って形成されているので、連結補助部材66の3つの爪61が360°回転可能である。このため、ケーブル保護具100cは、複数のチェーンコマ90,90・・・の配置を変えることなく、キャビネットフレーム15の固定面を任意に変更することができる。
(第4実施形態)
前記各実施形態のケーブル保護具100a,100b,100cは、固定部材1,55,65を配設方向にスライドさせて、キャビネットフレーム15に固定するように構成していたが、固定部材を回転スライドさせて、キャビネットフレーム15に固定させることができる。
図18A,Bは、本発明の第4実施形態であるケーブル保護具が固定される板材の斜視図である。
板材であるキャビネットフレーム15は、半径の異なる扇形形状の孔が周方向に連続した孔22と、2つの回転固定用孔25とが開口している。孔22は、半径の大きな2つの扇形部23a,23a(図18A)と、半径の小さな2つの扇形部23b,23b(図18A)とが交互に連続配置して形成されている。言い換えれば、孔22は、中心の円形部22a(図18B)と、該円形の孔の外側に形成された2つの地紙形状部22b,22b(図18B)とから形成されている。ここで、地紙は、扇子の骨に貼付される所定形状の紙のことである。
図19は、本発明の第4実施形態であるケーブル保護具の固定部材の斜視図である。
固定部材75は、断面視U字状(コ字状)に形成されており、固定板75aと、該固定板75aの両端部に垂直に延在する2つの側面板75b,75bとを形成している。固定板75aは、突起物26と、板状弾性部材29aに延在する2箇所の爪29,29とが形成されている。なお、板状弾性部材29aは、配設方向に長い長方形状であるが、突起物26の形状にしたがった円弧状であっても構わない。
突起物26は、中心部に形成された円柱部26aと、該円柱部26aの外周面に形成された2つの平面視で地紙形状部26b,26bとから構成されている。また、地紙形状部26bは、その側面であって、固定板75aとの間に段差35を有する凹部が形成されている。
図20は、突起物の地紙形状部のF−F(図21)断面図である。
突起物26の地紙形状部26bは、固定板75aとの間に段差35を有する凹部が形成されている。この凹部は、高さHの奥行きがDであり、高さHの奥行きがDであり、H>H、D>Dの段差を有している。
図21は、本発明の第4実施形態の固定部材が薄い板材に固定された様子を示す断面図、及び平面図である。
突起物26の平面視形状と、キャビネットフレーム15の孔22(図18A,図18B)の形状とは、同一であり、孔22に突起物26を差し込むことができ、固定部材75の固定板75aとキャビネットフレーム15とが当接する。そして、作業者がキャビネットフレーム15に対して、固定部材75を円柱部26aの軸廻りに回転スライドさせると、板材であるキャビネットフレーム15は、孔22の端部が地紙形状部26bに形成された凹部に差し込まれる。これにより、固定板75aと地紙形状部26bとは、キャビネットフレーム15の表面(板面)に対して垂直方向の移動を規制する。
ここで、地紙形状部26b、及び扇形部23bは、扇形の角度がθであり、キャビネットフレーム15の孔22の端部が地紙形状部26bに形成された凹部に差し込まれる角度は、θであるとする。厚さdの板材としての薄いキャビネットフレーム15は、高さH=dの凹部(図20)に差し込まれ(図21)、回転方向の奥行きDの壁面26c(図20)で当接する。
つまり、地紙形状部26bの壁面26cは、回転方向への移動を規制する。また、壁面26cでの当接により、爪部29は、薄いキャビネットフレーム15の回転固定用孔25に係合し、回転方向と逆方向への移動を規制する。つまり、壁面26c、及び爪部29は、回転によるスライド移動を規制する。また、円柱部26aは、薄いキャビネットフレーム15の表面(板面)であって、スライド方向に対して垂直方向への移動を規制する。
図22は、本発明の第4実施形態の固定部材が厚い板材に固定された状態を示す断面図、及び平面図である。
また、厚さdの板材としての厚いキャビネットフレーム15は、高さH=dの凹部(図20)に差し込まれ(図22)、回転方向の奥行きDの壁面26d(図20)で当接する。
また、厚さd1の薄いキャビネットフレーム15は、孔22の端部が回転方向に角度θ差し込まれ、孔22の扇形部23bが角度(θ−θ)の部分が隠れ、角度θの部分が表面に現れる。また、厚さdの厚いキャビネットフレーム15は、回転方向に角度θ差し込まれ、孔22の扇形部23bが角度(θ−θ)の部分が隠れ、角度θの部分が現れる。
厚さd1の薄いキャビネットフレーム15と、厚さd2の厚いキャビネットフレーム15とでは、孔22の形状は同一であるが、配設方向に対する角度が(θ−θ)だけ異なっている。なお、キャビネットフレーム15の孔22は、突起物26の平面形状と同一にしたが、回転角θが大きい薄いキャビネットフレーム15の孔22は、突起物26の形状よりも、扇形部23bの角度を大きくしてもよい。つまり、厚さが薄いキャビネットフレーム15の孔22と、厚さが厚いキャビネットフレーム15の孔22とで、形状が異なってもよい。
(効果の説明)
以上説明したように、本実施形態によれば、固定部材75を回転方式でキャビネットフレーム15に締結ネジと工具を使わずに固定することができる。また、キャビネットフレーム15の孔22の扇形部23bの配設方向に対する角度差を、突起物26の段差に合わせて適切に設定することでキャビネットフレーム15の複数の板厚に対応することができる。
(第5実施形態)
前記第1実施形態は、爪2を用いて、キャビネットフレーム15の表面(板面)に対して垂直方向の移動を規制し、突起物3を用いて、板面に平行な面であって、配設方向に対して垂直方向の移動を規制したが、1種類の突起物で板面に対する垂直方向、及び配設方向に対する垂直方向の移動を規制することができる。
図23は、本発明の第5実施形態であるケーブル保護具が固定される板材の斜視図であり、図24は、本発明の第5実施形態であるケーブル保護具の固定部材の斜視図である。
板材としてのキャビネットフレーム15は、4つの長孔30と、孔33とが開口している。長孔30は、幅狭部30aと、幅広部30bとが形成された配設方向に長く形成されている。孔33は、矩形状の孔(第1の孔)である。
固定部材85は、断面視略U字状(コ字状)であり、固定板85aと、固定板85aの両端部に延在する2つの側面板85b,85bとが樹脂で形成されている。固定部材85は、4つの突起物34と、板状弾性部材37aと、該板状弾性部材37aの先端部に延在する爪37とが形成されている。板状弾性部材37aは、固定板85aに対して垂直方向に切り出されている。
突起物34は、配設方向と配設方向に対して直角方向との双方において、断面視L字状に形成されており、固定板85aに平行な突起面34aと、L字状の壁面34b,34cとが形成されている。突起面34aとキャビネットフレーム15の幅広部16bとは、同一形状であり、突起物34は、長孔30に差し込むことができる。作業者は、キャビネットフレーム15の幅狭部30aの端面が壁面34dに当接するまで、固定部材85を配設方向にスライド移動すると、壁面34bが幅狭部30aに差し込まれる。
これにより、配設方向に対して垂直方向の移動が規制され、当接により、スライド方向への移動が規制される。また、スライドにより、爪37が孔33に係止し、スライド方向に対して逆方向への移動が規制される。つまり、壁面34dの当接、及び爪37の係止は、スライド移動を規制する第2の規制部材として機能する。また、固定板85aに平行な突起面34aは、キャビネットフレーム15の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の規制部材として機能する。
壁面が形成されていない側面の一面34eは、キャビネットフレーム15の厚さに対応する段差36が設けられており、厚さによって、キャビネットフレーム15の長孔30が壁面34cに当接までのスライド距離が異なる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様にスライド固定方式でネジと工具を使わずに固定部材をキャビネットフレーム15に固定することができる。また、壁面が形成されていない側面の一面34eの段差36を設けることで、キャビネットフレーム15の板厚に対応させることができる。
(第6実施形態)
前記各実施形態は、少なくとも一方向の移動を、爪と孔との係止で規制していたが、磁石を用いて、移動を規制することができる。
図25は、本発明の第6実施形態であるケーブル保護具が固定される板材の斜視図であり、図26は、本発明の第6実施形態であるケーブル保護具の固定部材の斜視図である。
板材としてのキャビネットフレーム15は、金属板(例えば、鉄板)であり、4つの孔38が形成されている。固定部材95は、4つの突起物39が形成されており、中央部に強力マグネット40が埋設されている。強力マグネット40は、磁力により、金属板を吸着する吸着部材(吸着部品)として機能し、キャビネットフレーム15の板面に対して垂直方向の移動を規制する。突起物39は、キャビネットフレーム15の板面に対して、平行な面内の移動を規制する。
作業者が突起物39を孔38に差し込むことにより、強力マグネット40は、その磁力がキャビネットフレーム15を吸着し、固定部材95とキャビネットフレーム15とを位置決めしつつ、固定する。
(効果の説明)
以上説明したように、本実施形態によれば、吸着方式を採用して固定部材95をキャビネットフレーム15にネジと工具を使わずに固定することができる。また、強力マグネット40の吸着力のみで固定しているので固定部材をキャビネットフレーム15から外す際、爪などを外す手間がない。
(比較例)
前記各実施形態のケーブル保護具は、爪や突起物を用いて、キャビネットフレーム15に固定したが、比較のために、ネジ止めを行うケーブル保護具について説明する。
図27Aは、本発明の比較例であるケーブル保護具の固定部材を板材に対して眺めた斜視図であり、図27Bは、本発明の比較例であるケーブル保護具の固定部材を板材から眺めた斜視図である。
固定部材96は、固定板96aと側面板96bと仕切板96cとを備えた断面視略E字状に形成されている点で、第1実施形態の固定部材1と同様であるが、固定板96aにネジ通し孔42,43が設けられている点で、固定部材1と相違する。また、固定部材96は、位置決め用穴44、押さえ45や差込孔46が設けられている点でも、第1実施形態の固定部材1と一致する。
図28は、本発明の比較例であるケーブル保護具が板材に取り付けられた状態を示す外観図である。
ケーブル保護具100dは、固定部材96と複数のチェーンコマ90,90,・・・とを備え、U字状乃至J字状に屈曲するものである。固定部材96は、ネジ48で板材としてのキャビネットフレーム47に固定される。
本比較例のケーブル保護具100dは、ネジ48キャビネットフレーム47に固定するように構成されているので、ネジ48で固定するための工具が必要になり、部材費や組立工数等の製造コストが高い。これに対して、前記各実施形態のケーブル保護具100a,100b,100c等は、固定部材1,55,65,75,85をキャビネットフレーム15に密着させて配設方向にスライドさせるだけで、キャビネットフレーム15に固定することができるので、製造コストが低い。
また、本比較例のケーブル保護具100dは、固定部材96の固定面に対して垂直方向に、ネジ締めを行うための作業空間が必要である。これに対して、前記各実施形態のケーブル保護具100a,100b,100c等は、配設方向にスライドさせれば良いので、固定部材1,55,65の固定面に対して垂直方向に他の機器の筐体が存在していても構わない。
(変形例)
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記第1実施形態のケーブル保護具100aは、自動取引装置200の紙幣入出金部フレーム89やカセット装填フレーム88に取り付けたが、レシートユニット72やカードユニット73等のユニットに取り付けることができる。
(2)前記第2実施形態の固定部材55、及び前記第3実施形態の固定部材55は、第1実施形態の固定部材1と同様に、爪2,4や突起物3,5を設けたが、第4実施形態の固定部材75のように、突起物26(図19)を設けたり、第5実施形態の固定部材85のように、4つの突起物34(図24)を設けたりすることもできる。
(3)前記第2実施形態の固定部材55、及び前記第3実施形態の固定部材55は、1本のケーブルを配設可能に断面視U字状(コ字状)に形成されていたが、第1実施形態と同様に、2本のケールを配設可能なように、断面視E字状に形成することができる。
(4)前記第6実施形態では、吸着部材として強力マグネット40を用いて説明したが、粘着材を用いることもできる。粘着剤を吸着部材とすることにより、キャビネットフレーム15が金属(鉄)でなくても固定することができる。
1,55,65,75,85,95,96 固定部材
1a,75a,85a 固定板(板状取付部)
1b,75b,85b 側面板
1c 仕切板
2 爪(第1の規制部材、第1の爪部)
2a,4a,29a,37a 板状弾性部材
3 突起物(第1の突起物)
4 爪(第2の規制部材)
5 突起物(第2の突起物)
6 溝
7,8 通し孔
9,45 押さえ
9a 先端部
9b 凹部
10 連結用突起
11 連結用孔
12,46 差込孔
15 キャビネットフレーム(板材)
16 長孔(第1の長孔)
16a 幅狭部
16b 幅広部
18 長孔(第4の孔)
19 孔(第1の孔)
20 長孔(第2の長孔)
22 孔(第1の孔)
22a 円形部
22b 地紙形状部
23a,23b 扇形部
25 回転固定用孔
26 突起物
26a 円柱部
26b 地紙形状部
26c,26d 壁面
29 爪(爪部)
30 長孔
30a 幅狭部
30b 幅広部
32 スライド長
33 孔(第1の孔)
34 突起物
34a 突起面
34b,34c,34d 壁面
35,36 段差
37,52,61 爪
38 孔
39 突起物
40 強力マグネット(吸着部材)
41 固定板
42,43 ネジ通し孔
44 位置決め用孔
47 キャビネットフレーム
48 ネジ
51 ピン
53 ピン用穴
54 爪用孔
56,66 連結補助部材
57 コード通しブランク
62 爪用溝
65a 固定台
65b 連結部
70 紙幣入出金部
71 顧客操作表示部
72 レシートユニット
73 カードユニット
74 テンキー部
76 制御装置
78 外部シャッタ
80 本体筐体
81 接客部
82 鑑別部
83 一時保留部
84,84a,84b,84c,84d,84e 搬送路
86,86a,86b,86c,86d 紙幣収納庫
87 搬送路フレーム
88 カセット装填フレーム
89 紙幣入出金部フレーム
90,90a,90b チェーンコマ(単位保護部材)
91 軸
100,100a,100b,100c,100d ケーブル保護具
150 固定機構
200 自動取引装置

Claims (16)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に収納、又は引き出し可能なユニットと、
    前記装置本体と前記ユニットとを電気的に接続するケーブルと、
    前記装置本体及び前記ユニットの何れか一方又は双方の板材に保持され、前記ケーブルを保護するケーブル保護具とを有し、
    前記ケーブル保護具は、
    スライド移動させられた状態で、前記板材の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の規制部材と、
    前記スライド移動させられた状態で、スライド移動を規制する第2の規制部材と、
    前記板面に平行な面であって、前記スライド移動の方向に対して垂直方向の位置決めを行う第1の突起物と、
    が形成された固定部材を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 請求項1に記載の自動取引装置であって、
    前記スライド移動は、前記ケーブルが配設される配設方向への移動であり、
    前記第1の規制部材は、第1の爪部であり、
    前記板材は、前記第1の爪部の全体が挿通可能な幅広部と前記板状弾性部材が挿通可能な幅狭部とが連続形成された第1の長孔と、第1の孔と、前記ケーブルの配設方向に長い第2の長孔とが開口しており、
    前記第1の爪部は、前記板面に平行な面であって、配設方向に対して垂直な方向に拡げられる前記板状弾性部材に延在しており、且つ前記第1の長孔に係止されるものであり、
    前記第2の規制部材は、前記第1の孔に係止される第2の爪部であり、
    前記第1の突起物は、前記スライド移動を制限しない前記第2の長孔に挿通される
    ことを特徴とする自動取引装置。
  3. 請求項2に記載の自動取引装置であって、
    前記固定部材は、板状取付部と該板状取付部に垂直に延在した側面板とから形成されており、
    前記板状弾性部材は、前記側面板から切り出された形状をしている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  4. 請求項3に記載の自動取引装置であって、
    前記第1の爪部の係止面と前記板状取付部の表面との距離から前記板材の板厚を減じた長さの第2の突起物をさらに備えた
    ことを特徴とする自動取引装置。
  5. 請求項4に記載の自動取引装置であって、
    前記ケーブル保護具は、前記装置本体及び前記ユニットの双方の板材に保持されるものであり、
    前記ケーブル保護具が保持される板材は、一方が厚い板材であり、他方が薄い板材であり、
    前記ケーブル保護具の一端側の前記第2の突起物は、先端が前記薄い板材に当接し、
    前記厚い板材は、他端側の前記第2の突起物が遊挿する長孔が開口している
    ことを特徴とする自動取引装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の自動取引装置であって、
    前記ケーブル保護具は、複数の単位保護部材と前記固定部材とが連結された構成である
    ことを特徴とする自動取引装置。
  7. 請求項6に記載の自動取引装置であって、
    前記複数の単位保護部材と前記固定部材との間に連結補助部材が挿入され、
    前記固定部材と前記連結補助部材とは、複数の爪部と複数の孔部とが係合される
    ことを特徴とする自動取引装置。
  8. 請求項7に記載の自動取引装置であって、
    前記固定部材と前記連結補助部材とは、正方形状の端面を有し、
    前記端面の各辺部は、前記爪部及び前記孔部の何れか一方が同一位置に設けられている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  9. 請求項1に記載の自動取引装置であって、
    前記板材は、半径の異なる扇形が周方向に連続形成された形状の第1の孔と第2の孔とが開口しており、
    前記固定部材は、平面視で前記第1の孔と同一形状であり、前記第1の孔に挿通可能な突起物が固定面に形成されており、
    前記突起物は、前記大きな半径の扇形に対応する部位の側面側に、前記板材が嵌まり込む幅の凹部が形成されており、
    前記第1の突起物は、前記突起物の内、前記小さな半径の扇形に対応する部位であり、
    前記第1の規制部材は、前記突起物の内、前記大きな半径の扇形に対応する部位であり、
    前記第2の規制部材は、前記大きな半径の扇形に対応する部位、及び前記第2の孔に係止される爪部である
    ことを特徴とする自動取引装置。
  10. 請求項1に記載の自動取引装置であって、
    前記固定部材は、前記配設方向と前記配設方向に直角な方向との双方で断面視L字状に形成された第1の突起物が形成されており、
    前記第1の規制部材は、前記第1の突起物の内、固定面に平行な面であり、
    前記板材は、前記第1の突起物の全体が挿通可能な幅広部と板状弾性部材が挿通可能な幅狭部とが連続形成された第1の長孔と、第1の孔とが開口しており、
    前記第2の規制部材は、前記幅狭部の端部に当接する前記第1の突起物の壁面であり、
    前記第1の突起物は、前記第1の突起物の壁面である
    ことを特徴とする自動取引装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の自動取引装置であって、
    前記ケーブル保護具は、複数の単位保護部材と前記固定部材とが連結されたものである
    ことを特徴とする自動取引装置。
  12. 請求項11に記載の自動取引装置であって、
    前記複数の単位保護部材と前記固定部材との間に連結補助部材が挿入され、
    前記固定部材と前記連結補助部材とは、複数の爪部と複数の孔部とが係合される
    ことを特徴とする自動取引装置。
  13. 請求項12に記載の自動取引装置であって、
    前記固定部材と前記連結補助部材とは、正方形状の端面を有し、
    前記端面の各辺部は、前記爪部及び前記孔部の何れか一方が同一位置に設けられている
    ことを特徴とする自動取引装置。
  14. 装置本体と、
    前記装置本体に収納、又は引き出し可能なユニットと、
    前記装置本体と前記ユニットとを電気的に接続するケーブルと、
    前記装置本体及び前記ユニットの何れか一方又は双方の板材に保持され、前記ケーブルを保護するケーブル保護具とを有し、
    前記ケーブル保護具は、
    前記板材の板面に対して垂直方向の移動を規制する吸着部材と、
    前記板面内の位置決めを行う突起物と、
    が形成された固定部材を備えることを特徴とする自動取引装置。
  15. ケーブルを保護するケーブル保護具を板材に固定する固定機構であって、
    スライド移動させられた状態で、前記板材の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の規制部材と、
    前記スライド移動させられた状態で、配設方向の移動を規制する第2の規制部材と、
    前記板面に平行な面であって、前記配設方向に対して垂直な垂直方向の位置決めを行う第1の突起物と、
    が形成されたことを特徴とする固定機構。
  16. 板材の第1の長孔に、スライド状態で前記板材の板面に対して垂直方向の移動を規制する第1の爪部と、
    板状弾性部材の先端に設けられ、前記スライド状態で配設方向の移動を規制する第2の爪部と、
    前記板材の第2の長孔に挿通する突起物と、
    が形成された固定部材を備えることを特徴とするケーブル保護具。
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