JP2017102715A - 合成情報テーブル作成装置、合成情報テーブル作成方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

合成情報テーブル作成装置、合成情報テーブル作成方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2017102715A
JP2017102715A JP2015235585A JP2015235585A JP2017102715A JP 2017102715 A JP2017102715 A JP 2017102715A JP 2015235585 A JP2015235585 A JP 2015235585A JP 2015235585 A JP2015235585 A JP 2015235585A JP 2017102715 A JP2017102715 A JP 2017102715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
creation
pixel
information table
composite information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015235585A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6420750B2 (ja
Inventor
康輔 高橋
Kosuke Takahashi
康輔 高橋
弾 三上
Dan Mikami
弾 三上
麻理子 五十川
Mariko Isogawa
麻理子 五十川
明 小島
Akira Kojima
明 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2015235585A priority Critical patent/JP6420750B2/ja
Publication of JP2017102715A publication Critical patent/JP2017102715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6420750B2 publication Critical patent/JP6420750B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】画像を背景画像に合成する際に生じる処理負荷を軽減すること。【解決手段】背景画像が撮影された地点と異なる地点で撮影された入力画像を変換して背景画像に重畳する処理である合成に利用される合成情報を含む合成情報テーブルを作成するための作成用画像に対して合成のための所定の変形処理を行うことによって変換後画像を生成する変換部と、変換後画像の各画素と、作成用画像の各画素とを対応付ける対応付け部と、対応付けられた変換後画像の各画素と、作成用画像の各画素とを用いて合成情報テーブルを作成する作成部と、を備える合成情報テーブル作成装置。【選択図】図1

Description

本発明は、画像の合成技術に関する。
近年、360度のパノラマ画像を撮影できるカメラ(以下、「全天球カメラ」という。)が普及し始めている。全天球カメラによって撮影されたパノラマ画像(以下、「全天球画像」という。)は、所望の視点位置に全天球カメラを設置することで撮影することができる。しかしながら、競技中の競技者の邪魔となるためサッカーコートやバスケットコートなどの競技用コートの中には全天球カメラを設置することができない。そのため、競技用コートの中の所望の視点位置における競技中の全天球画像を撮影することができない。
そこで、全天球カメラを設置することのできない場所に仮想的な視点である仮想視点を設定して、この仮想視点において全天球カメラで撮影したかのような全天球画像を、コートの外側に設置された複数のカメラによって撮影された画像を合成することによって得る技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。以下の説明において、仮想視点における全天球画像を、仮想全天球画像と記載する。
仮想全天球画像を複数のカメラによって撮影された画像の合成によって得るシステムの具体例について説明する。
図11は、従来システムにおいて仮想全天球画像を得るためのシステムを示す図である。図11に示すように、画像処理システム1は、全天球カメラ2と、複数のカメラ3−1、3−2、3−3、・・・、3−N(以下、「カメラ群3」という。)Nは4以上の整数)と、画像処理装置4と、表示装置5とを備える。画像処理システム1は、競技用コート10内に仮想視点11を設定した場合に、競技用コート10外に設置したカメラ群3によって撮影された画像の合成によって仮想視点11における仮想全天球画像を得る。なお、図11ではNは4以上の整数としているが、仮想全天球画像の作成のためにはカメラ3が1台以上あればよい。
全天球カメラ2は、全天球画像を撮影するカメラである。全天球カメラ2は、競技が行われる前のタイミングで競技用コート10内の仮想視点11の位置に設置される。全天球カメラ2は、仮想視点11の位置から、仮想全天球画像の背景となる画像(以下、「背景画像」という。)を撮影する。全天球カメラ2で撮影された背景画像は、画像処理装置4に入力されて蓄積される。このように、画像処理装置4は、予め背景画像を蓄積する。
競技用コート10の周囲には、カメラ群3が設置されている。カメラ群3の各カメラ3−1、3−2、3−3、・・・、3−Nは、それぞれ仮想視点11を含む画角となるように競技用コート10の周囲に設置されている。カメラ群3は、仮想視点11を含む領域を撮影する。画像処理装置4は、カメラ群3の各カメラ3−1、3−2、3−3、・・・、3−Nによって撮影された画像に対して画像処理を施して、背景画像に画像処理後の画像を合成して仮想全天球画像を生成する。表示装置5は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示装置5は、画像処理装置4で生成した仮想全天球画像を表示する。
次に、画像処理システム1における画像処理の具体例について図12を用いて説明する。
図12は、画像処理システム1における画像処理の流れを説明するための図である。図12(A)は、背景画像20の具体例を示す図である。背景画像20には、仮想視点11を中心として全方位(360度)の被写体が撮影されている。背景画像20は、競技用コート10内に人物がいない状態で撮影される画像であるので競技用コート10内には人物が撮影されない。
図12(B)は、各カメラ3−1、3−2及び3−3で撮影された画像を示す図である。図12(B)には、左からカメラ3−1で撮影された画像21と、カメラ3−2で撮影された画像22と、カメラ3−3で撮影された画像23とが示されている。画像処理装置4は、画像21〜23のそれぞれから仮想視点11を含む領域211、221、231を抽出する。画像処理装置4は、抽出した領域211、221、231の画像に対して、画像処理を行うことで背景画像20に合成可能な部分画像211a、221a、231aを生成する。
画像処理装置4は、背景画像20に対して部分画像211a、221a、231aを合成することによって仮想全天球画像24を生成する。図12(C)は、画像処理装置4が生成する仮想全天球画像24の例を示す図である。図12(C)に示すように、仮想全天球画像24の所定の領域には部分画像211a、221a、231aが合成されている。そのため、仮想全天球画像24として、競技用コート10上に物体(例えば、人物)が撮影されている画像が生成される。
高橋康輔、外3名、「複数カメラ映像を用いた仮想全天球映像合成に関する検討」、社団法人電子情報通信学会、信学技報、2015年6月、vol.115、no.76、p.43-48
上記のように、従来では、仮想全天球画像を生成する度に、カメラ群3によって撮影された画像に対して画像処理を施して、画像処理後の画像を背景画像に合成する。そのため、仮想全天球画像の生成に伴い、画像処理装置4の処理負荷が増大してしまうという問題があった。このような問題は、仮想全天球画像の生成に限らず、1台又は複数台の撮影装置によって撮影された画像に対して画像処理を施して背景画像に合成する場合にも生じる問題である。
上記事情に鑑み、本発明は、画像を背景画像に合成する際に生じる処理負荷を軽減することができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、背景画像が撮影された地点と異なる地点で撮影された入力画像を変換して前記背景画像に重畳する処理である合成に利用される合成情報を含む合成情報テーブルを作成するための作成用画像に対して合成のための所定の変形処理を行うことによって変換後画像を生成する変換部と、前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを対応付ける対応付け部と、対応付けられた前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを用いて前記合成情報テーブルを作成する作成部と、を備える合成情報テーブル作成装置である。
本発明の一態様は、上記の合成情報テーブル作成装置であって、前記作成用画像の各画素の画素値として前記各画素の位置を示す情報を設定することによって前記作成用画像を初期化する初期化部をさらに備え、前記初期化部は、前記作成用画像の一部を前記背景画像に重畳する場合に前記作成用画像の重畳される領域である処理対象領域の情報を示すマスク画像を生成し、前記変換部は、前記作成用画像に対して行った所定の変形処理を前記マスク画像に対して行うことによって変換後マスク画像を生成し、前記作成部は、前記変換後マスク画像の画素における画素値が処理対象領域の情報を示していない画素と同じ位置の前記作成用画像の画素については、画像の合成に利用しないことを示す情報を前記変換後画像の画素に対応付ける。
本発明の一態様は、上記の合成情報テーブル作成装置であって、前記作成部は、複数の撮影装置それぞれによって撮影された複数の作成用画像の一部を同一の背景画像に重畳する場合に利用される合成情報テーブルであって、前記作成用画像の一部が重畳される前記背景画像の画素の位置及び重畳した際に重複した領域の画素値に対して利用するブレンディングパラメータの項目を撮影装置毎の合成情報として含む前記合成情報テーブルを作成する。
本発明の一態様は、背景画像が撮影された地点と異なる地点で撮影された入力画像を変換して前記背景画像に重畳する処理である合成に利用される合成情報を含む合成情報テーブルを作成するための作成用画像に対して合成のための所定の変形処理を行うことによって変換後画像を生成する変換ステップと、前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを対応付ける対応付けステップと、対応付けられた前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを用いて前記合成情報テーブルを作成する作成ステップと、を有する合成情報テーブル作成方法である。
本発明の一態様は、背景画像が撮影された地点と異なる地点で撮影された入力画像を変換して前記背景画像に重畳する処理である合成に利用される合成情報を含む合成情報テーブルを作成するための作成用画像に対して合成のための所定の変形処理を行うことによって変換後画像を生成する変換ステップと、前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを対応付ける対応付けステップと、対応付けられた前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを用いて前記合成情報テーブルを作成する作成ステップと、をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明により、画像を背景画像に合成する際に生じる処理負荷を軽減することが可能となる。
本発明における画像処理システム100のシステム構成を示す図である。 抽出領域情報テーブルの具体例を示す図である。 合成情報テーブル作成部803の処理を説明するための図である。 第1実施形態における合成情報テーブルの具体例を示す図である。 合成情報テーブル作成部803による合成情報テーブルの作成処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態における画像処理装置80aの機能構成を表す概略ブロック図である。 第2実施形態における合成情報テーブルの具体例を示す図である。 合成情報テーブル作成部803aによる合成情報テーブルの作成処理の流れを示すフローチャートである。 画像処理装置80aの処理の流れを示すフローチャートである。 (x,y)の値が小数の場合を説明するための図である。 従来システムにおいて仮想全天球画像を得るためのシステムを示す図である。 画像処理システム1における画像処理の流れを説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明における画像処理システム100のシステム構成を示す図である。
画像処理システム100は、全天球カメラ60、複数のカメラ70−1〜70−M(Mは1以上の整数)及び画像処理装置80を備える。なお、以下の説明では、カメラ70−1〜70−Mについて特に区別しない場合には、カメラ70と記載する。なお、図1では、複数のカメラ70−1〜70−Mを示しているが、画像処理システム100は一台のカメラ70を備えてもよい。以下の実施形態では、画像処理システム100が一台のカメラ70を備える構成を第1実施形態として説明し、画像処理システム100が複数台のカメラ70−1〜70−Mを備える構成を第2実施形態として説明する。
全天球カメラ60は、撮影対象領域81内の仮想視点82の位置に設置される。撮影対象領域81は、例えばサッカーコートやバスケットコートなどの競技用コートなどである。仮想視点82は、所定の領域(本実施形態では、撮影対象領域81)内に仮想的に設定された視点である。全天球カメラ60は、仮想視点82の位置における全天球画像を撮影する。本実施形態における全天球画像は、仮想視点82を中心として撮影対象領域81全体を含む。全天球カメラ60による処理は、画像処理装置80による処理の開始前に行われる。全天球カメラ60は、撮影した全天球画像を背景画像として画像処理装置80に出力する。
M台のカメラ70−1、・・・、70−Mは、撮影対象領域81の外側に設けられ、画像を動画(映像)で撮影するカメラであり、仮想視点82を含む領域を撮影する。M台のカメラ70−1、70−2、・・・、70−Mのそれぞれで撮影された動画は、複数フレームの画像により構成される。図1に示すように、カメラ70−1には仮想視点82の位置上を通過する光線71が入力され、カメラ70−2には仮想視点82の位置上を通過する光線72が入力される。以下、カメラ70に入力される光線を実光線と記載する。図1では示していないが、カメラ70は撮影対象領域81の周囲に設置される。つまり、カメラ70は、それぞれ仮想視点82を含む画角となるように撮影対象領域81の周囲を取り囲むように設置される。図1においてMは、1以上の整数であり、同程度の画質の仮想全天球画像を得ようとするのであれば撮影対象領域81が大きいほど大きな値となる。また、撮影対象領域81の大きさが同じであれば、Mの値が大きい程、合成領域(仮想全天球画像において、M台のカメラ70からの画像を合成した領域)の面積が大きくなり、あるいは合成領域の大きさが同じであれば合成領域における画質が向上する仮想全天球画像の画質を高いものにしようとするほど大きな値となる。
画像処理装置80は、M台のカメラ70−1、70−2、・・・、70−Mのそれぞれで撮影されたそれぞれの動画から入力画像を事前に取得する。撮影されたそれぞれの動画は複数フレームの画像で構成されており、本実施形態における画像処理装置80は処理対象となるフレームの画像を入力画像として取得する。画像処理装置80は、全天球カメラ60によって撮影された全天球画像と、M台のカメラ70−1、70−2、・・・、70−Mのそれぞれで撮影された動画からそれぞれ取得された入力画像とに基づいて仮想全天球画像を生成する。また、画像処理装置80は、合成情報テーブルを予め作成する。合成情報テーブルは、入力画像を背景画像に重畳するための情報(以下、「合成情報」という。)を表すレコード(以下、「合成情報レコード」という。)によって構成される。
以下、画像処理装置80の具体的な構成について複数の実施形態(第1実施形態及び第2実施形態)を例に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態では、画像処理装置80は、1台のカメラ70によって撮影された入力画像を背景画像に重畳するために用いられる合成情報を記憶する合成情報テーブルを作成する。すなわち、第1実施形態は、画像処理システム100が1台のカメラ70を備える場合の実施形態である。
画像処理装置80は、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)やメモリや補助記憶装置などを備え、画像処理プログラムを実行する。画像処理プログラムの実行によって、画像処理装置80は、テーブル作成用画像記憶部800、入力画像記憶部801、抽出領域情報記憶部802、合成情報テーブル作成部803、オブジェクト解析部804、合成情報記憶部805、背景画像記憶部806、画像合成部807を備える装置として機能する。なお、画像処理装置80の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、画像処理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、画像処理プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
テーブル作成用画像記憶部800は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。テーブル作成用画像記憶部800は、カメラ70を識別するためのカメラIDに関連付けて、合成情報テーブルを作成するために用いられる画像(以下、「作成用画像」という。)を記憶する。ここで、作成用画像は、入力画像と縦横の画素数がそれぞれ同じ画像であればよく、輝度値は何でもよい。例えば、全画素の輝度値が0であってもよい。
入力画像記憶部801は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。入力画像記憶部801は、カメラ70を識別するためのカメラIDに関連付けて、カメラ70の入力画像を時系列順に記憶する。入力画像は、撮影時刻及び動画の画像データを含む。
抽出領域情報記憶部802は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。抽出領域情報記憶部802は、抽出領域情報テーブルを記憶する。
図2は、抽出領域情報テーブルの具体例を示す図である。
抽出領域情報テーブルテーブルは、作成用画像から抽出する領域(以下、「抽出領域」という。)に関する情報を表すレコード(以下、「抽出領域レコード」という。)を複数有する。抽出領域レコードは、カメラID、抽出領域情報及び変換情報の各値を有する。カメラIDの値は、カメラ70を識別するための識別情報を表す。例えば、図2におけるカメラID“C1”で識別されるカメラ70はカメラ70−1であり、カメラID“CM”で識別されるカメラ70はカメラ70−Mである。
抽出領域情報の値は、同じ抽出領域レコードのカメラIDで識別されるカメラ70で撮影された画像(作成用画像)から抽出する領域(以下、「抽出領域」という。)に関する情報を表す。抽出領域情報の具体例として、左上座標、幅及び高さがある。左上座標は、抽出領域の左上の座標を表す。幅は、抽出領域の幅を表す。高さは、抽出領域の高さを表す。なお、幅及び高さは、抽出領域の左上座標を基準とし、かつ、仮想視点を含む範囲に設定される。抽出領域は、背景画像に重畳された画像上において、隣接するカメラ70の画像の間に隙間ができないような領域に設定されることが望ましい。なお、以下の説明では、抽出領域情報に応じて作成用画像から抽出された部分領域の画像を部分領域画像と記載する。
変換情報の値は、同じ合成情報レコードの抽出領域情報に応じて抽出された部分領域画像を部分画像に変換するための情報を表す。部分画像は、部分領域画像を背景画像の対応領域に違和感なく重畳するために、部分領域画像に対して変換情報に応じて拡大、縮小、回転等の変形処理を行うことによって生成される。この変形処理は、例えば、画像に対してアフィン変換を施すことによって行う。画像に対してアフィン変換を施す場合の変換情報は、例えばアフィン変換行列である。以下、部分領域画像に対して行う変形処理としてアフィン変換を用いる例を示すが、変形処理はアフィン変換に限定される必要はなく、変換情報に応じて拡大、縮小、回転等による画像の変換を行う処理であればどのような処理であってもよい。なお、アフィン変換行列には、背景画像において部分画像を重畳する領域を示す情報(以下、「重畳情報」という。)が含まれる。
アフィン変換行列は、以下に示す方法により予め取得して抽出領域情報記憶部802に記憶される。例えば、仮想視点82から複数種類の距離(奥行)の位置に格子模様のチェスボードを設置して、仮想視点82に設置した全天球カメラ60で撮影したチェスボードを含む画像と、カメラ70で撮影したチェスボードを含む画像とを比較する。そして、チェスボードの各格子について、全天球カメラ60で撮影した画像中のチェスボードの格子と、カメラ70で撮影した画像中のチェスボードの格子が対応するように画像を変換するアフィン変換行列を求める。このようにして、チェスボードを設置した奥行に対応したアフィン変換行列を求める。
図2に示される例では、抽出領域情報テーブルには複数の抽出領域情報レコードが登録されている。図2において、抽出領域情報テーブルの最上段に登録されている抽出領域情報レコードは、カメラIDの値が“C1”、左上座標の値が“(A,B)”、幅の値が“C”、高さの値が“D”、変換情報の値が“A1”である。すなわち、カメラID“C1”で識別されるカメラ70−1の入力画像から左上座標(A,B)、幅C、高さDで表される領域を抽出し、抽出された部分領域画像に対して“A1”の変形処理を施すことが表されている。なお、図2では、抽出領域情報テーブルには複数のカメラ70に関する抽出領域情報が登録されているが、第1実施形態のように画像処理システム100が1台のカメラ70を備えている場合、抽出領域情報テーブルには1台のカメラ70処理に関する抽出領域情報のみが登録されていればよい。
図1に戻って、画像処理装置80の説明を続ける。
合成情報テーブル作成部803は、テーブル作成用画像記憶部800に記憶されている作成用画像と、抽出領域情報記憶部802に記憶されている抽出領域情報テーブルとを入力とする。合成情報テーブル作成部803は、入力された作成用画像と、抽出領域情報テーブルとに基づいて、合成情報テーブルを生成し、生成した合成情報テーブルを合成情報記憶部805に出力する。以下、図3を用いて合成情報テーブル作成部803の処理について説明する。
図3は、合成情報テーブル作成部803の処理を説明するための図である。
図3において、図3(A)は作成用画像90の具体例を示す図であり、図3(B)は背景画像の具体例を示す図である。図3(A)に示す領域92は、作成用画像90から抽出される領域を表す。図3(B)に示す領域93は、アフィン変換が施されて背景画像91に重畳された変換後の領域92を表す。合成情報テーブル作成部803は、領域93として表されている背景画像91に重畳された領域の各画素の位置と、領域92の各画素の位置とを対応付けた合成情報テーブルを作成する。例えば、合成情報テーブル作成部803は、図3(A)に示す作成用画像90の(u,v)の位置に該当する画素94と、背景画像91の(x’1,y’1)の位置に該当する画素95とを対応付ける。以下、具体的な処理について説明する。
まず、合成情報テーブル作成部803は、作成用画像90を初期化する。ここで、初期化の処理としては、作成用画像90の各画素の画素値として各画素の位置を示す情報と、ブレンディングパラメータとを設定する。より具体的には、合成情報テーブル作成部803は、作成用画像90のRチャネルには水平方向の位置を示す情報、Gチャネルには垂直方向の位置を示す情報、Bチャネルにはブレンディングパラメータを各画素に対して設定することによって作成用画像90を初期化する。つまり、作成用画像90の各画素には画素値として、水平方向の位置を示す情報、垂直方向の位置を示す情報及びブレンディングパラメータが含まれる。ここで、ブレンディングパラメータとは、作成用画像90の画素が背景画像91の対応する位置の画素に重畳された際に寄与する大きさを表す。ブレンディングパラメータは、0から1までの値である。ブレンディングパラメータの値が大きいほど、寄与が高いことを表す。
合成情報テーブル作成部803は、作成用画像90における画素94の画素値をRGB=(u,v,1)と初期化する。合成情報テーブル作成部803は、同様に作成用画像90における各画素の画素値を初期化する。また、合成情報テーブル作成部803は、抽出領域情報記憶部802に記憶されている抽出領域テーブルに基づいて、作成用画像90のマスク画像を作成する。具体的には、合成情報テーブル作成部803は、作成用画像90のマスク画像として、抽出領域テーブルの抽出領域情報で示される領域(例えば、図3(A)の領域92)内に処理対象領域であることを示す画素値“1”、領域(例えば、図3(A)の領域92)外に処理対象領域ではないことを示す画素値“0”を設定したマスク画像を作成する。
次に、合成情報テーブル作成部803は、抽出領域テーブルの変換情報を参照し、作成用画像90及びマスク画像に対してアフィン変換を行う。合成情報テーブル作成部803は、以下の式1に示すアフィン変換によって、作成用画像90の各画素を背景画像91の各画素の画素値へと変換する。例えば、合成情報テーブル作成部803は、作成用画像90の画素(x,y)を背景画像91の画素(x’,y’)の画素値へと変換する。なお、式1におけるa、b、c、dは線形変換のパラメータを表し、e及びfは平行移動のパラメータを表す。
Figure 2017102715
上記の処理によって得られた変換後の値を用いて、合成情報テーブル作成部803が合成情報テーブルを作成するためには、あらゆる(x’,y’)についての結果が必要となるため、合成情報テーブル作成部803は以下の式2を用いてあらゆる(x’,y’)における(x,y)を算出する。
Figure 2017102715
ただし、合成情報テーブル作成部803は、マスク画像のアフィン変換で値が0となった作成用画像90の画素に対しては合成情報として利用しないことを示す“−”の値を登録する。このような処理によって、合成情報テーブル作成部803は、1つのカメラ70の作成用画像に対する合成情報テーブルを作成する。合成情報テーブル作成部803が1つのカメラ70の作成用画像に対する合成情報テーブルを作成した結果を図4に示す。
図4は、第1実施形態における合成情報テーブルの具体例を示す図である。
第1実施形態における合成情報テーブルは、合成情報レコードを複数有する。合成情報レコードは、x’、y’及び合成情報の各値を有する。x’の値は、背景画像のx方向における画素位置を表す。y’の値は、背景画像のy方向における画素位置を表す。合成情報の値は、同じ合成情報レコードのx’及びy’で示される画素に重畳される入力画像の画素に関する情報を表す。合成情報の具体例として、x、y及びaがある。xの値は、入力画像のx方向における画素位置を表す。yの値は、入力画像のy方向における画素位置を表す。aの値は、ブレンディングパラメータを表す。
図4に示される例では、合成情報テーブルには複数の合成情報レコードが登録されている。図4において、合成情報テーブルの最上段に登録されている合成情報レコードは、x’の値が“0”、y’の値が“0”、xの値が“−”、yの値が“−”、aの値が“−”である。すなわち、背景画像の(0,0)の画素に重畳する画素として、入力画像の画素を利用しないことが表されている。そのため、ブレンディングパラメータaも利用しないことがあらわされている。
また、図4において、合成情報テーブルの中段に登録されている合成情報レコードは、x’の値が“x’1”、y’の値が“y’1”、xの値が“x”、yの値が“y”、aの値が“1”である。すなわち、背景画像の(x’1,y’1)の画素に重畳する画素として、入力画像の(x,y)で示される画素を利用することを表し、その際のブレンディングパラメータaが“1”であることが表されている。なお、第1実施形態のように、1台のカメラ70によって撮影された作成用画像をアフィン変換することによって得られる画像を得て、画像を背景画像に重畳する場合に用いられる合成情報テーブルでは、ブレンディングパラメータの項目は作成しなくてもよい。
オブジェクト解析部804は、入力画像記憶部801に記憶されている入力画像と、抽出領域情報記憶部802に記憶されている抽出領域情報テーブルとを入力とする。オブジェクト解析部804は、入力された入力画像に含まれるオブジェクトを検出する。ここでオブジェクトとは、背景画像に含まれていないが入力画像に含まれている人物、物体(例えばボール)等である。なお、オブジェクトが「人」、「ボール」、「物体A」、「物体B」のいずれに該当するのかを解析・判定する手法としては、公知の画像解析技術が用いられる。例えば、画像の解析により人を検出する技術を開示する文献として以下の参考文献1がある。
[参考文献1]:山内悠嗣、外2名、「[サーベイ論文] 統計的学習手法による人検出」、電子情報通信学会技術研究報告、vol.112、no.197、PRMU2012-43、pp.113-126、2012年9月
オブジェクト解析部804は、入力画像を撮影したカメラ70に対応する抽出領域情報で示される所定の領域からオブジェクトを検出した場合、入力画像を画像合成部807に出力する。一方、入力画像を撮影したカメラ70に対応する抽出領域情報で示される所定の領域からオブジェクトを検出できなかった場合、オブジェクト解析部804は入力画像を出力しない。
合成情報記憶部805は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。合成情報記憶部805は、合成情報テーブル作成部803によって作成された合成情報テーブルを記憶する。
背景画像記憶部806は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。背景画像記憶部806は、全天球カメラ60によって撮影された全天球画像を背景画像として記憶する。
画像合成部807は、オブジェクト解析部804から出力された入力画像と、合成情報記憶部805に記憶されている合成情報テーブルと、背景画像記憶部806に記憶されている背景画像とを入力とする。画像合成部807は、合成情報テーブルを参照して、入力画像の画素を背景画像の画素に重畳することで仮想全天球画像を生成する。つまり、画像合成部807は、入力画像の画素値で、背景画像上の該当する位置の画素値を置き換えることによって仮想全天球画像を生成する。画像合成部807の具体的な処理としては、以下のような処理が行われる。例えば、画像合成部807は、合成情報テーブルのx’及びy’の値で示される背景画像の画素の画素値を、合成情報におけるx及びyの値で示される入力画像の画素の画素値で置き換えることによって背景画像に入力画像を重畳する。ただし、画像合成部807は、x及びyの値が“−”の画素においては処理を行わない。
図5は、合成情報テーブル作成部803による合成情報テーブルの作成処理の流れを示すフローチャートである。図5では、合成情報テーブル作成部803が1つのカメラ70によって撮影された作成用画像を用いて合成情報テーブルを作成する場合を例に説明する。
合成情報テーブル作成部803は、テーブル作成用画像記憶部800に記憶されている作成用画像と、抽出領域情報記憶部802に記憶されている抽出領域情報テーブルとを入力とする。合成情報テーブル作成部803は、入力された作成用画像を初期化する(ステップS101)。この処理によって、合成情報テーブル作成部803は、画素値として画素の位置情報及びブレンディングパラメータが設定された初期化後の作成用画像と、作成用画像のマスク画像とを作成する。次に、合成情報テーブル作成部803は、作成した初期化後の作成用画像と、マスク画像とに対してアフィン変換を行う(ステップS102)。具体的には、合成情報テーブル作成部803は、抽出領域情報テーブルを参照し、カメラ70に対応する変換情報を用いて初期化後の作成用画像及びマスク画像に対してアフィン変換を行う。合成情報テーブル作成部803は、アフィン変換後の初期化後の作成用画像とマスク画像とを用いて合成情報テーブルを作成する(ステップS103)。
以上のように構成された第1実施形態における画像処理装置80によれば、画像を背景画像に合成する際に生じる処理負荷を軽減することが可能になる。以下、この効果について詳細に説明する。
画像処理装置80は、事前処理として、予め作成用画像の各画素と背景画像の各画素とが対応付けられた合成情報テーブルを作成する。そして、画像処理装置80は、合成情報テーブルを参照することによって、入力画像の各画素を背景画像の対応する位置の画素に重畳することによって入力画像を背景画像に重畳する。したがって、画像処理装置80は、入力画像を背景画像に重畳する際に、従来のように領域の抽出及び画像の変換を行う必要がない。そのため、画像を背景画像に合成する際に生じる処理負荷を軽減することが可能になる。
また、合成情報テーブルには、マスク画像のアフィン変換で値が0になった画素においては処理が行なわないことを示す情報が登録されている。これにより、画像処理装置80は、背景画像に重畳する必要がない画素については背景画像に重畳することが無くなる。そのため、不必要な処理を実行することにより生じる処理負荷を抑えることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、画像処理装置80は、複数台のカメラ70によって撮影された入力画像それぞれを背景画像に重畳するために用いられる合成情報を記憶する合成情報テーブルを作成する。すなわち、第2実施形態は、画像処理システム100が複数台のカメラ70を備える場合の実施形態である。
図6は、第2実施形態における画像処理装置80aの機能構成を表す概略ブロック図である。画像処理装置80aは、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、画像処理プログラムを実行する。画像処理プログラムの実行によって、画像処理装置80aは、テーブル作成用画像記憶部800a、入力画像記憶部801a、抽出領域情報記憶部802、合成情報テーブル作成部803a、オブジェクト解析部804、合成情報記憶部805、背景画像記憶部806、画像合成部807を備える装置として機能する。なお、画像処理装置80aの各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されてもよい。また、画像処理プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。また、画像処理プログラムは、電気通信回線を介して送受信されてもよい。
画像処理装置80aは、テーブル作成用画像記憶部800、入力画像記憶部801及び合成情報テーブル作成部803に代えてテーブル作成用画像記憶部800a、入力画像記憶部801a及び合成情報テーブル作成部803aを備える点で画像処理装置80と構成が異なる。画像処理装置80aは、他の構成については画像処理装置80と同様である。そのため、画像処理装置80a全体の説明は省略し、テーブル作成用画像記憶部800a、入力画像記憶部801a及び合成情報テーブル作成部803aについて説明する。
テーブル作成用画像記憶部800aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。テーブル作成用画像記憶部800aは、各カメラ70を識別するためのカメラIDに関連付けて、各カメラ70によって撮影された作成用画像をそれぞれ記憶する。
入力画像記憶部801aは、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。入力画像記憶部801aは、各カメラ70を識別するためのカメラIDに関連付けて、カメラ70毎の入力画像を時系列順に記憶する。
合成情報テーブル作成部803aは、テーブル作成用画像記憶部800aに記憶されている各カメラ70の作成用画像と、抽出領域情報記憶部802に記憶されている抽出領域情報テーブルとを入力とする。合成情報テーブル作成部803aは、入力された作成用画像と、抽出領域情報テーブルとに基づいて、合成情報テーブルを生成し、生成した合成情報テーブルを合成情報記憶部805に出力する。具体的には、合成情報テーブル作成部803aは、第1実施形態と同様の処理を複数のカメラ70の作成用画像それぞれに対して行うことによって合成情報テーブルを生成する。合成情報テーブル作成部803aが複数のカメラ70の作成用画像それぞれに対する合成情報テーブルを作成した結果を図7に示す。
図7は、第2実施形態における合成情報テーブルの具体例を示す図である。
第2実施形態における合成情報テーブルは、合成情報レコードを複数有する。合成情報レコードは、x’、y’及び合成情報の各値を有する。x’の値は、背景画像のx方向における画素位置を表す。y’の値は、背景画像のy方向における画素位置を表す。合成情報の値は、カメラ70毎に、同じ合成情報レコードのx’及びy’で示される画素に重畳される入力画像の画素に関する情報を表す。合成情報の具体例として、カメラ1の合成情報〜カメラMの合成情報がある。カメラ1の合成情報の項目はカメラ70−1の入力画像に対する合成情報を表し、カメラ2の合成情報の項目はカメラ70−2の入力画像に対する合成情報を表し、カメラMの合成情報の項目はカメラ70−Mの入力画像に対する合成情報を表す。そして、各カメラの合成情報として、x、y及びaがある。xの値は、入力画像のx方向における画素位置を表す。yの値は、入力画像のy方向における画素位置を表す。aの値は、ブレンディングパラメータを表す。
図7に示される例では、合成情報テーブルには複数の合成情報レコードが登録されている。図7において、合成情報テーブルの最上段に登録されている合成情報レコードは、x’の値が“0”、y’の値が“0”、カメラ1の合成情報であるxの値が“−”、カメラ1の合成情報であるyの値が“−”、カメラ1の合成情報であるaの値が“−”、カメラ2の合成情報であるxの値が“−”、カメラ2の合成情報であるyの値が“−”、カメラ2の合成情報であるaの値が“−”、・・・、カメラMの合成情報であるxの値が“−”、カメラMの合成情報であるyの値が“−”、カメラMの合成情報であるaの値が“−”である。すなわち、背景画像の(0,0)の画素に重畳する画素として、カメラ70−1の入力画像の画素及びカメラ70−Mの入力画像の画素を利用しないことが表されている。そのため、ブレンディングパラメータaも利用しないことが表されている。
また、図7において、合成情報テーブルの中段に登録されている合成情報レコードは、x’の値が“x’1”、y’の値が“y’1”、カメラ1の合成情報であるxの値が“u1”、カメラ1の合成情報であるyの値が“v1”、カメラ1の合成情報であるaの値が“0.5”、カメラ2の合成情報であるxの値が“u2”、カメラ2の合成情報であるyの値が“v2”、カメラ2の合成情報であるaの値が“0.5”、・・・、カメラMの合成情報であるxの値が“−”、カメラMの合成情報であるyの値が“−”、カメラMの合成情報であるaの値が“−”である。すなわち、背景画像の(x’1,y’1)の画素に重畳する画素として、カメラ70−1の入力画像の位置(u1,v1)で示される画素及びカメラ70−2の入力画像の位置(u2,v2)で示される画素を利用することを表し、その際のブレンディングパラメータaが“0.5”及びブレンディングパラメータaが“0.5”であるためカメラ70−1の入力画像の対応する画素の画素値とカメラ70−2の入力画像の対応する画素の画素値との平均の画素値を利用することを表し、カメラ70−Mの入力画像の画素を利用しないことが表されている。
図8は、合成情報テーブル作成部803aによる合成情報テーブルの作成処理の流れを示すフローチャートである。図5と同様の処理については、図8において図5と同様の符号を付して説明を省略する。
合成情報テーブル作成部803aは、複数のカメラ70のうち1つのカメラ70を選択する(ステップS201)。カメラの選択方法は、例えば、カメラIDの値が小さい順に順番に選択してもよいし、ランダムで選択してもよいし、どのような方法で選択してもよい。合成情報テーブル作成部803aは、選択したカメラ70の作成用画像をテーブル作成用画像記憶部800から読み出して入力する。その後、ステップS101からステップS103までの処理が実行される。そして、合成情報テーブル作成部803aは、全てのカメラ70の作成用画像の合成情報を合成情報テーブルに登録したか否か判定する(ステップS202)。全てのカメラ70の作成用画像の合成情報を合成情報テーブルに登録していない場合(ステップS202−NO)、合成情報テーブル作成部803aはステップS201以降の処理を実行する。
一方、全てのカメラ70の作成用画像の合成情報を合成情報テーブルに登録した場合(ステップS202−YES)、合成情報テーブル作成部803aは処理を終了する。
図9は、画像処理装置80aの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図9では、合成情報テーブルに全てのカメラ70の作成用画像を用いることによって作成された全てのカメラ70の合成情報が登録されている場合を例に説明する。
オブジェクト解析部804は、入力画像記憶部801aに記憶されている入力画像と、背景画像記憶部806に記憶されている背景画像とを入力とする(ステップS301)。オブジェクト解析部804は、入力された入力画像と、背景画像とに基づいて入力画像の画像解析を行う(ステップS302)。具体的には、オブジェクト解析部804は、入力画像からオブジェクトを検出する。その後、オブジェクト解析部804は、オブジェクトが検出されたか否か判定する(ステップS303)。オブジェクトが検出されなかった場合(ステップS303−NO)、オブジェクト解析部804は他のカメラの入力画像を、入力画像記憶部801aから読み出す(ステップS304)。
一方、オブジェクトが検出された場合(ステップS303−YES)、オブジェクト解析部804は入力画像を画像合成部807に出力する。画像合成部807は、オブジェクト解析部804から出力された入力画像と、合成情報記憶部805に記憶されている合成情報テーブルと、背景画像記憶部806に記憶されている背景画像とを入力とする。画像合成部807は、合成情報テーブルを参照して、入力画像を背景画像に重畳する(ステップS305)。具体的には、画像合成部807は、入力画像の撮影元であるカメラ70の合成情報で示される画素位置(x及びy)の情報を参照し、画素位置で示される画素の画素値で、背景画像の対応する画素の画素値を置き換えることによって重畳する。画像合成部807は、この処理を背景画像の各画素に対して行う。その後、画像合成部807は、全てのカメラ70の入力画像に対して処理を行ったか否か判定する(ステップS306)。全てのカメラ70の入力画像に対して処理を行った場合(ステップS306−YES)、画像処理装置80aは処理を終了する。
一方、いずれかのカメラ70の入力画像に対して処理を行っていない場合(ステップS306−NO)、画像処理装置80aはステップS302以降の処理を実行する。
以上のように構成された第2実施形態における画像処理装置80aによれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2実施形態における画像処理装置80aでは、複数のカメラ70それぞれで撮影された入力画像の合成情報が合成情報テーブルに登録されている。そのため、画像処理装置80aは、複数のカメラ70それぞれで撮影された入力画像を背景画像に重畳する場合にも適用することができる。
以下、各実施形態に共通する変形例について説明する。
上記の式2により、あらゆる(x’,y’)に対応する(x,y)を算出すると、(x,y)の値が小数になる場合がある。この場合の例を図10に示す。図10は、(x,y)の値が小数の場合を説明するための図である。図10では、1つの画素96を示している。上記式2によって合成情報テーブル作成部803が求めた(x,y)の値が(x.α,y.β)であったとすると、合成情報テーブル作成部803はアフィン変換後のある画素と(x.α,y.β)とを対応付けて合成情報テーブルに登録する。そして、画像合成部807は、(x.α,y.β)に応じた画素値を入力画像の対応する画素から取得し、取得した画素値を背景画像の対応する位置に重畳する。この際、画像合成部807は、入力画像のある画素(x.α,y.β)の位置を以下の式3に基づいて求める。
Figure 2017102715
本発明は、入力画像を全天球画像に重畳する場合に限らず、入力画像を、当該入力画像とは異なる位置、又は、当該入力画像を撮影したカメラ70とは異なるカメラ70で撮影された背景画像に重畳すること(すなわち、画像の変換が必要な重畳を行う場合)によって合成画像を生成する場合にも適用可能である。
また、本発明は、必ずしも画像を背景画像に重畳する必要はなく、事前に合成情報テーブルを作成できればよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
60…全天球カメラ,70(70−1〜70−M)…カメラ, 4、80…画像処理装置(合成情報テーブル作成装置), 800、800a…テーブル作成用画像記憶部, 801、801a…入力画像記憶部, 802…抽出領域情報記憶部, 803、803a…合成情報テーブル作成部(変換部、対応付け部、作成部), 804…オブジェクト解析部, 805…合成情報記憶部, 806…背景画像記憶部,807…画像合成部

Claims (5)

  1. 背景画像が撮影された地点と異なる地点で撮影された入力画像を変換して前記背景画像に重畳する処理である合成に利用される合成情報を含む合成情報テーブルを作成するための作成用画像に対して合成のための所定の変形処理を行うことによって変換後画像を生成する変換部と、
    前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを対応付ける対応付け部と、
    対応付けられた前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを用いて前記合成情報テーブルを作成する作成部と、
    を備える合成情報テーブル作成装置。
  2. 前記作成用画像の各画素の画素値として前記各画素の位置を示す情報を設定することによって前記作成用画像を初期化する初期化部をさらに備え、
    前記初期化部は、前記作成用画像の一部を前記背景画像に重畳する場合に前記作成用画像の重畳される領域である処理対象領域の情報を示すマスク画像を生成し、
    前記変換部は、前記作成用画像に対して行った所定の変形処理を前記マスク画像に対して行うことによって変換後マスク画像を生成し、
    前記作成部は、前記変換後マスク画像の画素における画素値が処理対象領域の情報を示していない画素と同じ位置の前記作成用画像の画素については、画像の合成に利用しないことを示す情報を前記変換後画像の画素に対応付ける、請求項1に記載の合成情報テーブル作成装置。
  3. 前記作成部は、複数の撮影装置それぞれによって撮影された複数の作成用画像の一部を同一の背景画像に重畳する場合に利用される合成情報テーブルであって、前記作成用画像の一部が重畳される前記背景画像の画素の位置及び重畳した際に重複した領域の画素値に対して利用するブレンディングパラメータの項目を撮影装置毎の合成情報として含む前記合成情報テーブルを作成する、請求項2に記載の合成情報テーブル作成装置。
  4. 背景画像が撮影された地点と異なる地点で撮影された入力画像を変換して前記背景画像に重畳する処理である合成に利用される合成情報を含む合成情報テーブルを作成するための作成用画像に対して合成のための所定の変形処理を行うことによって変換後画像を生成する変換ステップと、
    前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを対応付ける対応付けステップと、
    対応付けられた前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを用いて前記合成情報テーブルを作成する作成ステップと、
    を有する合成情報テーブル作成方法。
  5. 背景画像が撮影された地点と異なる地点で撮影された入力画像を変換して前記背景画像に重畳する処理である合成に利用される合成情報を含む合成情報テーブルを作成するための作成用画像に対して合成のための所定の変形処理を行うことによって変換後画像を生成する変換ステップと、
    前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを対応付ける対応付けステップと、
    対応付けられた前記変換後画像の各画素と、前記作成用画像の各画素とを用いて前記合成情報テーブルを作成する作成ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
JP2015235585A 2015-12-02 2015-12-02 合成情報テーブル作成装置、合成情報テーブル作成方法及びコンピュータプログラム Active JP6420750B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015235585A JP6420750B2 (ja) 2015-12-02 2015-12-02 合成情報テーブル作成装置、合成情報テーブル作成方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015235585A JP6420750B2 (ja) 2015-12-02 2015-12-02 合成情報テーブル作成装置、合成情報テーブル作成方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017102715A true JP2017102715A (ja) 2017-06-08
JP6420750B2 JP6420750B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=59017532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015235585A Active JP6420750B2 (ja) 2015-12-02 2015-12-02 合成情報テーブル作成装置、合成情報テーブル作成方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6420750B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018030295A1 (ja) 2016-08-09 2018-02-15 東ソー株式会社 繊維状物質を用いる検出方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09198497A (ja) * 1996-01-18 1997-07-31 Fujitsu Ltd 画像データの加工処理方式
JPH1127577A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Hitachi Ltd 仮想視点画像システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09198497A (ja) * 1996-01-18 1997-07-31 Fujitsu Ltd 画像データの加工処理方式
JPH1127577A (ja) * 1997-06-30 1999-01-29 Hitachi Ltd 仮想視点画像システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018030295A1 (ja) 2016-08-09 2018-02-15 東ソー株式会社 繊維状物質を用いる検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6420750B2 (ja) 2018-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2020129276A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
US8055101B2 (en) Subpixel registration
JP6641163B2 (ja) オブジェクト追跡装置及びそのプログラム
KR20180092495A (ko) 다중 카메라 영상 내 관심 객체 중심의 베스트 뷰 영상 생성 장치 및 방법
CN102480595B (zh) 图像处理设备和图像处理方法
JP2019092076A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2012208553A (ja) 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JPWO2019050038A1 (ja) 画像生成方法および画像生成装置
JP6606242B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP2017156880A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP6420750B2 (ja) 合成情報テーブル作成装置、合成情報テーブル作成方法及びコンピュータプログラム
JP6392739B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP6416741B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP2018007156A (ja) 画像検索装置、画像検索方法及びプログラム
JP6416734B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP6389452B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
JPWO2021220893A5 (ja)
JP6416740B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP6450306B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
JP6392742B2 (ja) 最適奥行き決定装置、最適奥行き決定方法及びコンピュータプログラム
JP2013120498A (ja) シルエット補正方法及びシルエット補正システム
JPWO2018087856A1 (ja) 映像合成装置及び映像合成方法
JP6426594B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム
WO2020235060A1 (ja) 映像処理装置および映像処理方法
JP2016152467A (ja) 追尾装置、追尾方法及び追尾プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181012

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6420750

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150