以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車載用表示制御装置の接続構成図である。
本実施形態の車載用表示制御装置1は、ナビゲーション画像を表示する表示部22aにナビゲーション以外の他の画像(例えばテレビ画像やディスク再生画像等)を表示する機能を有するナビゲーション装置等のコントロールユニット22を備えた車両21に搭載されるものである。
この車載用表示制御装置1は、車両21とコントロールユニット22との間に介挿される本体部11を備えており、本体部11には、車両21に設けられているシートベルト(特に助手席のシートベルト)の着脱を検知するベルト検知部12からの入力ライン(以下、信号線とも言う。)L1、及びシート(特に助手席のシート)への着座を検知する着座検知部13からの入力ライン(以下、信号線とも言う。)L2が接続されている。また、本体部11には、表示部22aに表示する他の画像及び/または一部ナビゲーション画像を非表示モード(走行中は操作できないように機能制限されたモード)から表示モード(テレビ画像やディスク再生画像等の視聴や目的地設定等の一部ナビゲーション画像の表示が可能なモード)に切り換える切換スイッチ14が接続されている。
本体部11は、ベルト検知部12からの検知信号、及び着座検知部13からの検知信号を受信する受信部11aと、受信部11aにより受信された両検知信号に基づいて、表示部22aに表示する他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示/非表示を制御する制御部11bとを備えている。
上記構成の車載用表示制御装置1において、制御部11bは、着座検知部13から着座を示す検知信号を受けた後、ベルト検知部12からベルト装着を示す検知信号を受けた場合には、切換スイッチ14による表示モードへの切り換え操作を有効と判断して、他の画像及び/または一部ナビゲーション画像を非表示モードから表示モードに切り換える構成とされている。
ここで、表示モードに切り換えられたときに表示可能とされる一部ナビゲーション画像とは、例えば目的地の設定画像等であり、同乗者でも設定可能なナビゲーション画像全般を含むものである。
本実施形態によれば、車載用表示制御装置1による表示/非表示の制御動作の開始及び終了を、同乗者の意思により、切換スイッチ14のオン、オフ操作によって設定することができる。また、着座検知部13から着座を示す検知信号を受けた後、ベルト検知部12からベルト装着を示す検知信号を受けた場合にのみ、切換スイッチ14による表示モードへの切り換え操作を有効と判断しているので、例えばベルト検知部12からベルト装着を示す検知信号を受けた後、着座検知部13から着座を示す検知信号を受けるといったイレギュラーな状況によって、切換スイッチ14による表示モードへの切り換え操作を有効と判断してしまうといった誤判断を防止することができる。
また、制御部11bは、表示モード中において、着座検知部13から非着座を示す検知信号を受けた場合でも、表示モードを継続する構成とされている。
この構成によれば、助手席に着座してシートベルトを装着している同乗者が、テレビの視聴や一部ナビゲーションの操作を行っているときにお尻を浮かす等の動作を行った場合でも、テレビの視聴や一部ナビゲーションの操作をそのまま続行することができる。
また、制御部11bは、非着座の検知信号を受けた後、再び着座を示す検知信号を受けた場合でも、表示モードを継続する構成とされている。
この構成によれば、助手席に着座してシートベルトを装着している同乗者が、テレビの視聴や一部ナビゲーションの操作を行っているときにちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行った場合でも、テレビの視聴や一部ナビゲーションの操作をそのまま続行することができる。
以下、本実施形態の車載用表示制御装置1による制御動作の実施例について説明する。
<実施例1>
図2Aは、本体部11内でのベルト検知部(以下、ベルト検知用開閉スイッチとも言う。)12からの検知信号の信号線L1と着座検知部(以下、着座検知用開閉スイッチとも言う。)13からの検知信号の信号線L2との接続状態、及び接続状態の切り換え遷移図を示している。また、図2Bは、図2Aに示す接続状態の各開閉スイッチ12,13の開、閉による検知信号のタイミングチャートを示している。
実施例1では、着座検知用開閉スイッチ13の信号線L2と、ベルト検知用開閉スイッチ12の信号線L1とが、コントロール(BCM)ユニット22とアース電位との間にこの順番で直列に接続されている。すなわち、コントロールユニット22、着座検知用開閉スイッチ13、ベルト検知用開閉スイッチ12、アース電位の順に直列に接続されている。
また、ベルト検知用開閉スイッチ12は、ベルトが装着されていないときには閉(なし)、ベルトが装着されているときには開(あり)となるスイッチであり、着座検知用開閉スイッチ13は、着座していないときには開(なし)、着座しているときには閉(あり)となるスイッチである。
制御部11bは、上記のように直列接続された着座検知用開閉スイッチ13の開、閉の状態と、ベルト検知用開閉スイッチ12の開、閉の状態とに基づいて、表示部22aに表示する他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示/非表示を制御している。
以下、図2Aに示す各開閉スイッチの接続切り換え遷移図、図2Bに示す各開閉スイッチの検知信号のタイミングチャートを参照して、車載用表示制御装置1の表示/非表示の制御動作を具体的に説明する。
この車載用表示制御装置1は、例えば上記従来技術と同様、車両に搭乗した運転者がキーをオンした状態若しくはエンジンをスタートさせた状態において起動され、表示/非表示の制御を開始する。すなわち、制御部11bは、各開閉スイッチ12,13の開、閉、及び、切換スイッチ14のオン、オフの監視を開始する。
そして、この監視状態において、助手席に同乗者が搭乗する前の状態(時間T1)では、着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となっており、各開閉スイッチ12,13は図2AのM1の接続状態となっている。つまり、この接続状態では、図2BのM1に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号はHレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号はアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図2BのM1に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点では着座フラグを「0」、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
この後、時刻t1において助手席に同乗者が座る(着座する)と、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM2の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図2BのM2に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号がアース電位のLレベルとなり、着座検知用開閉スイッチ13も閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号もアース電位のLレベルとなる。この状態は、着座した同乗者が次にシートベルトを装着する時刻t2までの時間T2の間、続くことになる。
従って、制御部11bは、図2BのM2に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号L、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点で着座フラグを「1」、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
この後、時刻t2において、助手席に着座した同乗者がシートベルトを装着すると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM3の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図2BのM3に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態であるが、ベルト検知用開閉スイッチ12が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。
従って、制御部11bは、図2BのM3に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Hの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトあり」と判断する。この場合、着座フラグは「1」に設定されているので、制御部11bは、この時点で切換スイッチ有効フラグを「1」、すなわち有効に設定する。
すなわち、制御部11bは、図2BのM1〜M3に示すように、まず時間T1において助手席に人が搭乗していないことを、着座検知信号H、ベルト検知信号Lであることで確認し、その後、助手席に人が着座したことを、着座検知信号L、ベルト検知信号Lに切り換わることで確認(時刻t1、時間T2)し、その後、助手席に着座した人がシートベルトを装着したことを、着座検知信号H、ベルト検知信号Hに切り換わることで確認(時刻t2)して初めて(すなわち、3段階のチェックを経て初めて)、スイッチ有効フラグを「0」から「1」に変更し、他の画像及び/一部ナビゲーション画像の表示を可能とするものである。
すなわち、時刻t2以降であれば、同乗者が切換スイッチ14を操作して非表示モードから表示モードに切り換えると、制御部11bは、表示部22aにテレビ画像やディスク再生画像といったナビゲーション以外の他の画像及び/または目的地設定といった同乗者によって設定が行われても運転に支障のない一部ナビゲーション画像を、同乗者の操作に従って表示する。
そして、この表示可能状態において、時刻t3から時刻t4までの時間T3の間、助手席の同乗者が例えばちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行うと、この動作中(時間T3)、着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM4の接続状態となる。しかし、この接続状態では、図2BのM4に示すように、着座検知用開閉スイッチ13及びベルト検知用開閉スイッチ12が共に開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。すなわち、信号状態は、同乗者が着座してベルトを装着している状態と変わらない。
従って、制御部11bは、図2BのM4に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Hの状態)に基づき、この場合も「着座あり」、「シートベルトあり」と判断する。すなわち、着座フラグは「1」に設定されているので、制御部11bは、切換スイッチ有効フラグを「1」の有効に維持したままとする。すなわち、制御部11bは、表示部22aにテレビ画像やディスク再生画像といった他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を、同乗者の操作に従ってそのまま継続して表示する。従来であれば、時刻t3の時点で切換スイッチ14が表示モードから非表示モードにリセットされ、表示部22aを非表示の状態とするのであるが、本発明ではこのような状況であっても非表示モードにリセットすることなく、表示モードを継続するようにしている。従って、同乗者は、切換スイッチ14を再び操作して非表示モードから表示モードに切り換えるといった操作が不要となり、使い勝手が向上することになる。
なお、着座後、すなわち時刻t4以降は、各開閉スイッチ12,13は、再び図2AのM3の接続状態と同じ状態(すなわち、図2AのM5の状態)となる。つまり、図2BのM5に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態であるが、ベルト検知用開閉スイッチ12が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。この状態は、着座してシートベルトを装着した同乗者が、その間にお尻を浮かせたか否かに係わらず、シートベルトを外す時刻t5まで続くことになる。
すなわち、実施例1では、一旦着座してシートベルトを装着すると、その時点で着座検知信号H、ベルト検知信号Hとなり、その状態で着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態から非着座を示す開状態に切り換わったとしても(すなわち、助手席の同乗者が例えばちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行ったとしても)、着座検知信号はHレベルを維持する(着座ありと判断する)ことから、このような同乗者の動作を無視することができる。
この後、時刻t5において、助手席の同乗者がシートベルトを外すと、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM6の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図2BのM6に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号がアース電位のLレベルとなり、着座検知用開閉スイッチ13も閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号もアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図2BのM6に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号L、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断すると、この時点で着座フラグを「1」、切換スイッチ有効フラグを「1」から「0」、すなわち無効に設定する。すなわち、シートベルトの装着を外した後は、例え同乗者が助手席に座っていたとしても(すなわち、着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態であっても)、表示部22aによる他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を禁止(非表示)とする。
この後、シートベルトを外し助手席に座ったままの同乗者が、時刻t6において再びシートベルトを装着すると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM7の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図2BのM7に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態であるが、ベルト検知用開閉スイッチ12が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。そして、図2BのM6からM7の信号変化は、M2からM3の信号変化と同じである。
従って、制御部11bは、図2BのM7に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Hの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトあり」と判断する。この場合、着座フラグは「1」に設定されているので、制御部11bは、切換スイッチ有効フラグを「1」、すなわち有効に設定する。
すなわち、時刻t6以降、制御部11bは、車載用表示制御装置1を表示モードに設定し、同乗者の操作に従い、表示部22aに他の画像及び/または一部ナビゲーション画像を表示する。
この後、時刻t7において、助手席の同乗者が再びシートベルトを外すと、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM8の接続状態となる。すなわち、図2BのM8に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号がアース電位のLレベルとなり、着座検知用開閉スイッチ13も閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号もアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図2BのM8に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号L、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断すると、この時点で着座フラグを「1」、すなわち有効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。すなわち、シートベルトの装着を外した後は、例え同乗者が助手席に座っていたとしても(すなわち、着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態であっても)、表示部22aによる他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を禁止(非表示)とする。
この後、時刻t8において、助手席の同乗者がシートベルトを外した後、車から降りると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM9の接続状態となる。すなわち、図2BのM9に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号はHレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号はアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図2BのM9に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点で着座フラグを「0」、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
なお、時刻t9において、助手席に同乗者が乗車していない状態でシートベルトのみが装着された場合には、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図2AのM10の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図2BのM10に示すように、着座検知用開閉スイッチ13及びベルト検知用開閉スイッチ12が共に開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。
この信号状態は、切換スイッチ14を有効とする信号状態(すなわち、図2BのM3〜M5、M7の状態)と同じであるが、M3やM7では、着座検知信号L、ベルト検知信号Lから、着座検知信号H、ベルト検知信号Hに切り換わっているのに対し、M10では、着座検知信号H、ベルト検知信号Lから、着座検知信号H、ベルト検知信号Hに切り換わっており、切り換わりの条件が異なっている。このような条件の異なる信号の切り換えタイミングはイレギュラーなタイミングであるので、この場合には、車載用表示制御装置1を非表示モードのままに維持することになる。
<実施例2>
図3Aは、本体部11内でのベルト検知用開閉スイッチ12からの検知信号の信号線L1と着座検知用開閉スイッチ13からの検知信号の信号線L2との接続状態、及び接続状態の切り換え遷移図を示している。また、図3Bは、図3Aに示す接続状態の各開閉スイッチ12,13の開、閉による検知信号のタイミングチャートを示している。
実施例2では、ベルト検知用開閉スイッチ12の信号線L1と、着座検知用開閉スイッチ13の信号線L2とが、コントロール(BCM)ユニット22とアース電位との間にこの順番で直列に接続されている。すなわち、コントロールユニット22、ベルト検知用開閉スイッチ12、着座検知用開閉スイッチ13、アース電位の順に直列に接続されている。
また、ベルト検知用開閉スイッチ12は、ベルトが装着されていないときには閉(なし)、ベルトが装着されているときには開(あり)となるスイッチであり、着座検知用開閉スイッチ13は、着座していないときには開(なし)、着座しているときには閉(あり)となるスイッチである。
制御部11bは、上記のように直列接続されたベルト検知用開閉スイッチ12の開、閉と、着座検知用開閉スイッチ13の開、閉とに基づいて、表示部22aに表示する他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示/非表示を制御している。
以下、図3Aに示す各開閉スイッチの接続切り換え遷移図、図3Bに示す各開閉スイッチの検知信号のタイミングチャートを参照して、車載用表示制御装置1の表示/非表示の制御動作を具体的に説明する。
この車載用表示制御装置1は、例えば上記従来技術と同様、車両に搭乗した運転者がキーをオンした状態若しくはエンジンをスタートさせた状態において起動され、表示/非表示の制御を開始する。すなわち、制御部11bは、各開閉スイッチ12,13の開、閉、及び、切換スイッチ14のオン、オフの監視を開始する。
そして、この監視状態において、助手席に同乗者が搭乗する前の状態(時間T11)では、着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となっており、各開閉スイッチ12,13は図3AのM1の接続状態となっている。つまり、この接続状態では、図3BのM1に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が閉状態であるが、着座検知用開閉スイッチ13が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。
従って、制御部11bは、図3BのM1に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号H、着座検知信号Hの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点では着座フラグを「0」、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
この後、時刻t11において助手席に同乗者が座る(着座する)と、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は図3AのM2の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図3BのM2に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号がアース電位のLレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12も閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号もアース電位のLレベルとなる。この状態は、着座した同乗者が次にシートベルトを装着する時刻t12までの時間T12の間、続くことになる。
従って、制御部11bは、図3BのM2に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号L、着座検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点で着座フラグを「1」、すなわち有効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
この後、時刻t12において、助手席に着座した同乗者がシートベルトを装着すると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図3AのM3の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図3BのM3に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号はHレベルとなり、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号はアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図3BのM3に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号H、着座検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトあり」と判断する。この場合、着座フラグが「1」であるので、制御部11bは、この時点で切換スイッチ有効フラグを「1」、すなわち有効に設定する。
すなわち、制御部11bは、図3BのM1〜M3に示すように、まず時間T11において助手席に人が搭乗していないことを、着座検知信号H、ベルト検知信号Hであることで確認し、その後、助手席に人が着座したことを、着座検知信号L、ベルト検知信号Lに切り換わることで確認(時刻t11、時間T12)し、その後、助手席に着座した人がシートベルトを装着したことを、着座検知信号L、ベルト検知信号Hに切り換わることで確認(時刻t12)して初めて(すなわち、3段階のチェックを経て初めて)、スイッチ有効フラグを「0」から「1」に変更し、他の画像及び/一部ナビゲーション画像の表示を可能とするものである。
すなわち、時刻t12以降であれば、同乗者が切換スイッチ14を操作して非表示モードから表示モードに切り換えると、制御部11bは、表示部22aにテレビ画像やディスク再生画像といったナビゲーション以外の他の画像及び/または目的地設定といった同乗者によって設定が行われても運転に支障のない一部ナビゲーション画像を、同乗者の操作に従って表示する。
そして、この表示可能状態において、時刻t13から時刻t14までの時間T13の間、助手席の同乗者が例えばちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行うと、この動作中(時間T13)、着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図3AのM4の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図3BのM4に示すように、着座検知用開閉スイッチ13及びベルト検知用開閉スイッチ12が共に開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。
従って、制御部11bは、図3BのM4に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号H、着座検知信号Hの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトあり」と判断することになるが、スイッチ有効フラグが「1」、すなわち有効に設定されているので、制御部11bは、そのままの状態を維持する。すなわち、制御部11bは、表示部22aにテレビ画像やディスク再生画像といった他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を、同乗者の操作に従ってそのまま継続して表示する。従来であれば、時刻t13の時点で切換スイッチ14が表示モードから非表示モードにリセットされ、表示部22aを非表示の状態とするのであるが、本発明ではこのような状況であっても非表示モードにリセットすることなく、表示モードを継続するようにしている。従って、同乗者は、切換スイッチ14を再び操作して非表示モードから表示モードに切り換えるといった操作が不要となり、使い勝手が向上することになる。
なお、着座後、すなわち時刻t14以降は、各開閉スイッチ12,13は、再び図3AのM3の接続状態と同じ状態(すなわち、図3AのM5の状態)となる。つまり、図3BのM5に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号はHレベルとなり、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号はアース電位のLレベルとなる。
すなわち、実施例2の接続状態では、一旦着座してシートベルトを装着すると、その時点で着座検知信号L、ベルト検知信号Hとなり、その状態で着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態から非着座を示す開状態に切り換わると、(すなわち、助手席の同乗者が例えばちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行うと)、着座検知信号はLレベルからHレベルに切り換わる(着座なしと判断される状態となる)が、ベルト検知信号がHレベルであることから、制御部11bは、この着座検知信号がHレベルに切り換わったことを無視する。すなわち、実施例2では、ベルト検知信号がHレベルである限り、着座検知信号がLからHに切り換わっても、これを無視するように構成している。これにより、このような同乗者の動作を無視することができる。
この後、時刻t15において、助手席の同乗者がシートベルトを外すと、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は、図3AのM6の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図3BのM6に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号がアース電位のLレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12も閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号もアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図3BのM6に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号L、着座検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断し、この時点で着座フラグを「1」、すなわち有効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。すなわち、シートベルトの装着を外した後は、例え同乗者が助手席に座っていたとしても(すなわち、着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態であっても)、表示部22aによる他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を禁止(非表示)とする。
この後、シートベルトを外して助手席に座ったままの同乗者が、時刻t16において再びシートベルトを装着すると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図3AのM7の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図3BのM7に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号はHレベルとなり、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号はアース電位のLレベルとなる。この状態は、着座してシートベルトを装着した同乗者がシートベルトを外す時刻t17まで続く。
従って、制御部11bは、図3BのM7に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号H、着座検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトあり」と判断する。この場合、着座フラグは「1」であるので、制御部11bは、切換スイッチ有効フラグを「1」、すなわち有効に設定する。
すなわち、時刻t16以降、制御部11bは、車載用表示制御装置1を表示モードに設定し、同乗者の操作に従い、表示部22aに他の画像及び/または一部ナビゲーション画像を表示する。
この後、時刻t17において、助手席の同乗者が再びシートベルトを外すと、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は図3AのM8の接続状態となる。すなわち、この接続状態では、図3BのM8に示すように、着座検知用開閉スイッチ13が閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号がアース電位のLレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12も閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号もアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図3BのM8に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号L、着座検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断し、この時点で着座フラグを「1」、すなわち有効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。すなわち、シートベルトの装着を外した後は、例え同乗者が助手席に座っていたとしても(すなわち、着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態であっても)、表示部22aによる他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を禁止(非表示)とする。
この後、時刻t18において、助手席の同乗者がシートベルトを外した後、車から降りると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13は図3AのM9の接続状態となる。すなわち、この接続状態では、図3BのM9に示すように、ベルト検知用開閉スイッチ12が閉状態であるが、着座検知用開閉スイッチ13が開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。
従って、制御部11bは、図3BのM9に示す両信号の状態(すなわち、ベルト検知信号H、着座検知信号Hの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点で着座フラグを「0」、すなわち無効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
なお、時刻t19において、助手席に同乗者が乗車していない状態でシートベルトのみが装着された場合には、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は図3AのM10の接続状態となる。すなわち、図3BのM10に示すように、着座検知用開閉スイッチ13及びベルト検知用開閉スイッチ12が共に開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にHレベルとなる。
この信号状態は、図3BのM9の状態と同じである。すなわち、M8からの切り換わり状態と同じ状態である。従って、着座することなくシートベルトを装着しても、切換スイッチ有効フラグは「0」のままであり、車載用表示制御装置1は非表示モードに維持されることになる。
<実施例3>
図4Aは、本体部11内でのベルト検知用開閉スイッチ12からの検知信号の信号線L1と着座検知用開閉スイッチ13からの検知信号の信号線L2との接続状態、及び接続状態の切り換え遷移図を示している。また、図4Bは、図4Aに示す各開閉スイッチ12,13の開、閉のタイミングチャートを示している。
実施例3では、ベルト検知用開閉スイッチ12の信号線L1と、着座検知用開閉スイッチ13の信号線L2とがそれぞれ独立して、コントロール(BCM)ユニット22とアース電位との間に接続されている。
そして、本実施例3では、ベルト検知用開閉スイッチ12は、ベルトが装着されていないときには開(なし)、ベルトが装着されているときには閉(あり)となるスイッチであり、着座検知用開閉スイッチ13も、着座していないときには開(なし)、着座しているときには閉(あり)となるスイッチである。
制御部11bは、上記のように個別に接続されたベルト検知用開閉スイッチ12の開、閉と、着座検知用開閉スイッチ13の開、閉とに基づいて、表示部22aに表示する他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示/非表示を制御している。
以下、図4Aに示す各開閉スイッチの接続切り換え遷移図、図4Bに示す各開閉スイッチの検知信号のタイミングチャートを参照して、車載用表示制御装置1の表示/非表示の制御動作を具体的に説明する。
この車載用表示制御装置1は、例えば上記従来技術と同様、車両に搭乗した運転者がキーをオンした状態若しくはエンジンをスタートさせた状態において起動され、表示/非表示の制御を開始する。すなわち、制御部11bは、各開閉スイッチ12,13の開、閉、及び、切換スイッチ14のオン、オフの監視を開始する。
そして、この監視状態において、助手席に同乗者が搭乗する前の状態(時間T21)では、着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す開状態となっており、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM1の接続状態となっている。つまり、この接続状態では、図4BのM1に示すように、着座検知用開閉スイッチ13は開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号はHレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12も開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号もHレベルとなっている。
従って、制御部11bは、図4BのM1に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Hの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点では着座フラグを「0」、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
この後、時刻t21において助手席に同乗者が座る(着座する)と、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM2の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図4BのM2に示すように、着座検知用開閉スイッチ13は閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号はアース電位のLレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12は開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号はHレベルとなる。この状態は、着座した同乗者が次にシートベルトを装着する時刻t22までの時間T22の間、続くことになる。
従って、制御部11bは、図4BのM2に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号L、ベルト検知信号Hの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断する。そして、この時点で着座フラグを「1」、すなわち有効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
この後、時刻t22において、助手席に着座した同乗者がシートベルトを装着すると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM3の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図4BのM3に示すように、着座検知用開閉スイッチ13及びベルト検知用開閉スイッチ12共に閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図4BのM3に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号L、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトあり」と判断する。この場合、着座フラグが「1」であるので、制御部11bは、この時点で切換スイッチ有効フラグを「1」、すなわち有効に設定する。
すなわち、制御部11bは、図4BのM1〜M3に示すように、まず時間T21において助手席に人が搭乗していないことを、着座検知信号H、ベルト検知信号Hであることで確認し、その後、助手席に人が着座したことを、着座検知信号L、ベルト検知信号Hに切り換わることで確認(時刻t21、時間T22)し、その後、助手席に着座した人がシートベルトを装着したことを、着座検知信号L、ベルト検知信号Lに切り換わることで確認(時刻t22)して初めて(すなわち、3段階のチェックを経て初めて)、スイッチ有効フラグを「0」から「1」に変更し、他の画像及び/一部ナビゲーション画像の表示を可能とするものである。
すなわち、時刻t22以降であれば、同乗者が切換スイッチ14を操作して非表示モードから表示モードに切り換えると、制御部11bは、表示部22aにテレビ画像やディスク再生画像といったナビゲーション以外の他の画像及び/または目的地設定といった同乗者によって設定が行われても運転に支障のない一部ナビゲーション画像を、同乗者の操作に従って表示する。
そして、この表示可能状態において、時刻t23から時刻t24までの時間T23の間、助手席の同乗者が例えばちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行うと、この動作中(時間T23)、着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM4の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図4BのM4に示すように、着座検知用開閉スイッチ13は開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号はHレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12は閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号はアース電位のLレベルとなる。
従って、制御部11bは、図4BのM4に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトあり」と判断することになるが、スイッチ有効フラグが「1」、すなわち有効に設定されているので、制御部11bは、そのままの状態を維持する。すなわち、制御部11bは、表示部22aにテレビ画像やディスク再生画像といった他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を、同乗者の操作に従ってそのまま継続して表示する。従来であれば、時刻t23の時点で切換スイッチ14が表示モードから非表示モードにリセットされ、表示部22aを非表示の状態とするのであるが、本発明ではこのような状況であっても非表示モードにリセットすることなく、表示モードを継続するようにしている。従って、同乗者は、切換スイッチ14を再び操作して非表示モードから表示モードに切り換えるといった操作が不要となり、使い勝手が向上することになる。
なお、着座後、すなわち時刻t24以降は、各開閉スイッチ12,13は、再び図4AのM3の接続状態と同じ状態(すなわち、図4AのM5の状態)となる。つまり、図4BのM5に示すように、着座検知用開閉スイッチ13及びベルト検知用開閉スイッチ12共に閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にアース電位のLレベルとなる。
すなわち、実施例3の接続状態では、一旦着座してシートベルトを装着すると、その時点で着座検知信号L、ベルト検知信号Hとなり、その状態で着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態から非着座を示す開状態に切り換わると、(すなわち、助手席の同乗者が例えばちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行うと)、着座検知信号はLレベルからHレベルに切り換わる(着座なしと判断される状態となる)が、ベルト検知信号がHレベルであることから、制御部11bは、この着座検知信号がHレベルに切り換わったことを無視する。すなわち、実施例3では、ベルト検知信号がLレベルである限り、着座検知信号がLからHに切り換わっても、これを無視するように構成している。これにより、このような同乗者の動作を無視することができる。
この後、時刻t25において、助手席の同乗者がシートベルトを外すと、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13は、図4AのM6の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図4BのM6に示すように、着座検知用開閉スイッチ13は閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号はアース電位のLレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12は開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号はHレベルとなる。
従って、制御部11bは、図4BのM6に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断し、この時点で着座フラグを「1」、すなわち有効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。すなわち、シートベルトの装着を外した後は、例え同乗者が助手席に座っていたとしても(すなわち、着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態であっても)、表示部22aによる他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を禁止(非表示)とする。
この後、シートベルトを外して助手席に座ったままの同乗者が、時刻t26において再びシートベルトを装着すると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM7の接続状態となる。つまり、この接続状態では、図4BのM7に示すように、着座検知用開閉スイッチ13及びベルト検知用開閉スイッチ12共に閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号及びベルト検知信号共にアース電位のLレベルとなる。この状態は、着座してシートベルトを装着した同乗者がシートベルトを外す時刻t27まで続く。
従って、制御部11bは、図4BのM7に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号L、ベルト検知信号Lの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトあり」と判断する。この場合、着座フラグは「1」であるので、制御部11bは、切換スイッチ有効フラグを「1」、すなわち有効に設定する。
すなわち、時刻t26以降、制御部11bは、車載用表示制御装置1を表示モードに設定し、同乗者の操作に従い、表示部22aに他の画像及び/または一部ナビゲーション画像を表示する。
この後、時刻t27において、助手席の同乗者が再びシートベルトを外すと、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は着座を示す閉状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM8の接続状態となる。すなわち、図4BのM8に示すように、着座検知用開閉スイッチ13は閉状態でアース電位に接続された状態であるため、着座検知信号はアース電位のLレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12は開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号はHレベルとなる。
従って、制御部11bは、図4BのM8に示す両信号の状態(着座検知信号L、ベルト検知信号Hの状態)に基づき、「着座あり」、「シートベルトなし」と判断し、この時点で着座フラグを「1」、すなわち有効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。すなわち、シートベルトの装着を外した後は、例え同乗者が助手席に座っていたとしても(すなわち、着座検知用開閉スイッチ13が着座を示す閉状態であっても)、表示部22aによる他の画像及び/または一部ナビゲーション画像の表示を禁止(非表示)とする。
この後、時刻t28において、助手席の同乗者がシートベルトを外した後、車から降りると、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は非装着を示す開状態となり、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM9の接続状態となる。すなわち、図4BのM9に示すように、着座検知用開閉スイッチ13は開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号はHレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12も開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、ベルト検知信号もHレベルとなる。
従って、制御部11bは、図4BのM9に示す両信号の状態(すなわち、着座検知信号H、ベルト検知信号Hの状態)に基づき、「着座なし」、「シートベルトなし」と判断し、この時点で着座フラグを「0」、すなわち無効、切換スイッチ有効フラグを「0」、すなわち無効に設定する。
なお、時刻t29において、助手席に同乗者が乗車していない状態でシートベルトのみが装着された場合には、この時点で着座検知用開閉スイッチ13は非着座を示す開状態、ベルト検知用開閉スイッチ12は装着を示す閉状態となり、各開閉スイッチ12,13はそれぞれ図4AのM10の接続状態となる。すなわち、図4BのM10に示すように、着座検知用開閉スイッチ13は開状態でありアース電位から切り離されて浮かった状態であるため、着座検知信号はHレベルとなり、ベルト検知用開閉スイッチ12は閉状態でアース電位に接続された状態であるため、ベルト検知信号はアース電位のLレベルとなる。
この信号状態は、切換スイッチ14を有効とする信号状態(すなわち、図4BのM4の状態)と同じであるが、M4では、着座検知信号L、ベルト検知信号Lから、着座検知信号hH、ベルト検知信号Lに切り換わっているのに対し、M10では、着座検知信号H、ベルト検知信号Hから、着座検知信号H、ベルト検知信号Lに切り換わっており、切り換わりの条件が異なっている。このような条件の異なる信号の切り換えタイミングはイレギュラーなタイミングであるので、この場合には、車載用表示制御装置1を非表示モードのままに維持することになる。
なお、上記実施例1〜3では、助手席の同乗者が例えばちょっとだけお尻を浮かしてまた座り直すといった動作を行う時間(実施例1では時間T3、実施例2では時間T13、実施例3では時間T23)の長さについては特に規定していないが、例えば本発明の車載用表示制御装置1にタイマー等の計時部を設けてこれらの時間T3,T13,T23をそれぞれ計測し、お尻を浮かしていると判断される状況が例えば10秒以上続くような場合には、単にお尻を浮かしただけではない可能性も考えられるので、切換スイッチ14を一旦リセットする(すなわち、表示モードから非表示モードに切り換える)ようにしてもよい。
また、上記実施例1〜3では、まず時間T1,T11,T21において助手席に人が搭乗していないことを着座検知信号とベルト検知信号とで確認し(第1段階)、次に、時刻t1,t11,t21において助手席に人が着座したことを着座検知信号とベルト検知信号とで確認し(第2段階)、最後に、助手席に着座した人がシートベルトを装着したことを着座検知信号とベルト検知信号とで確認して(第3段階)、初めて、スイッチ有効フラグを「0」から「1」に、すなわち有効に設定しているが、スイッチ有効フラグを「0」から「1」に設定する判断は、上記3段階ではなく、上記第2段階と第3段階の2段階での判断で行ってもよい。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲に示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。