JP2017109678A - 車両用物品ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】小物入れに係止して使用可能で、収納物を安定して保持することができる車両用物品ホルダーを提供する。
【解決手段】車両用物品ホルダー1は、収納部2と支持部3とを備え、収納部2を車両の内装部材たるインストルメントパネル11に設けられた小物入れたる収納凹部12に収納させるとともに、支持部3を収納凹部12に係止させて使用される。収納部2は上部の開口部6から底部に向かってテーパー形状となるような外壁部4,4,4,4を備え、外壁部4,4,4,4は断面略矩形であって、収納部2の底部たる上端52が外壁部4の底部より高くなっているから、収納部2の全体をテーパー状にした場合であっても、上げ底とすることで、カップやボトル等の収納物62を支持できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に用いる車両用物品ホルダーに関する。
従来、この種のものとして、一体に設けられたコンソールボックス本体の収納凹部の後方側に嵌合凹部を設ける一方、コンソールボックス本体と別体に形成され、かつカップホルダーとして使用する収納凹部が一体に形成されている可動部品を設け、1個のカップの使用時には、コンソールボックス本体の収納凹部に可動部品の収納凹部を挿入して収納配置し、2個のカップの使用時には、コンソールボックス本体の収納凹部から可動部品を取外し、コンソールボックス本体の嵌合凹部に可動部品の前辺部を嵌め込んで取付けるようにしている車両用カップホルダー(例えば特許文献1)がある。
前記車両用カップホルダーでは、コンソールボックス本体の収納凹部に可動部材の収納凹部を収納配置して使用することができ、また、コンソールボックス本体の嵌合凹部に可動部品の前辺部を嵌め込むことにより、可動部材をコンソールボックス本体の外部に吊設して両方の収納凹部を使用することができる。
また、底すぼまりの勾配のある側壁を有する収納部と、前記収納部に収納されるカップホルダーからなる着脱式カップホルダーの構造であって、前記カップホルダーは、上面視略方形の上板部と、前記上板部に形成された開口部と、前記開口部に連続して形成された凹み部と、前記上板部の一辺から下方に向かって延設された縦壁とを有し、前記収納部の開口縁に掛止する際には、前記凹み部の外面と前記縦壁との隙間が開いて前記収納部の開口縁を狭持し、前記収納部の底面に入れた際には、前記凹み部の外面と前記縦壁との隙間が押し込まれて縦壁を押圧する着脱式カップホルダー(例えば特許文献2)がある。
前記着脱式カップホルダーでも、収納部にカップホルダーを収納して使用することができ、また、カップホルダーを収納部の外部に吊設して収納部とカップホルダーを使用することができる。
特開2004−114766号公報 特開2012−140087号公報
上記従来技術において、コンソールボックス本体の収納凹部は、使用が想定される収納物の保持特性を確保するために収納物のサイズに概ね合わせた大きさを有する。
そして、この種の車両の内装部材は一般的に合成樹脂のインジェクション製品からなるため、特許文献1では、コンソールボックス本体の収納凹部への収納を可能とするため、単純に可動部品の収納凹部の形状をその板厚相当分だけ小さくした場合、板厚相当分だけ可動部品の収納凹部が小さくなってしまい、可動部品の収納凹部には想定される収納物を収納することができず、しかも、可動部品の収納凹部の底部分が小さくなり、収納物の保持が不安定になるという問題があり、特許文献2でも同様な問題がある。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、小物入れに係止して使用可能で、収納物を安定して保持することができる車両用物品ホルダーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、収納部と支持部とを備え、前記収納部を車両の内装部材に設けられた小物入れに収納させるとともに、前記支持部を前記小物入れに係止させて使用される車両用物品ホルダーにおいて、前記収納部は上部の開口部から底部に向かってテーパー形状となるような外壁部を備え、前記外壁部は断面略矩形であって、前記収納部の底部が前記外壁部の底部より高くなっていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記外壁部の底部には底板部が設けられ、前記底板部には孔部が形成され、前記底板部が前記孔部の周囲において、前記開口部側に向かう折り返し部を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記外壁部の前記折り返し部の上端位置から上方には外壁孔部が形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、前記外壁部の板厚が前記開口部から前記底部に向かって薄くなることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記外壁孔部には、収納物の下部が載置される載置受け部が設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記外壁部の内面には、前記外壁部の板厚が前記開口部から前記底部に向かって薄くなって形成された凹所と、この凹所の下部に設けられ収納物の下部が載置される載置受け部とが設けられていることを特徴とする。
本発明の請求項1の構成によれば、収納部をテーパー状にした場合であっても、上げ底とすることで、カップやボトル等の収納物を支持できる。
本発明の請求項2の構成によれば、上げ底を形成しつつ、孔部に挿入することにより傘等を収納することができる。
本発明の請求項3の構成によれば、カップやボトル等の収納物を底まで押し込み易くできる。
本発明の請求項4の構成によれば、収納部の大きさを維持しつつ、収納部の小物入れへの収納が容易となる。
本発明の請求項5の構成によれば、載置受け部により収納物を安定して支持することができる。
本発明の請求項6の構成によれば、載置受け部により収納物を安定して支持することができる。
本発明の実施例1を示す斜視図である。 同上、左側面図である。 同上、右側面図である。 同上、正面図である。 同上、図4のX−X線断面図である。 同上、背面図である。 同上、平面図である。 同上、底面図である。 同上、支持部を小物入れに係止した状態の断面図である。 同上、小物入れに収納部を収納した状態の断面図である。 同上、使用状態の斜視図である。 同上、斜視図である。 同上、断面図である。 本発明の実施例2を示す要部の断面図である。 同上、斜視図である。 本発明の実施例3を示す要部の断面図である。 本発明の実施例4を示す断面図である。 同上、平面図である。 本発明の実施例5を示す平面図である。 本発明の実施例6を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の車両用物品ホルダーの実施例について説明する。
図1〜図13は本発明の実施例1を示し、図1〜図11は本発明の基本構成を示し、図12〜図13は請求項に対応した構成を示す。
同図に示すように、車両用物品ホルダー1は、合成樹脂製であって、収納部2と、支持部3とを一体に備える。前記収納部2は、四方に外壁部4,4,4,4を有し、隣り合う外壁部4,4の角部に湾曲部5を設け、外壁部4,4,4,4の平断面は略矩形に形成されている。また、収納部2は、上部に開口部6を有するとともに、下部に底部たる底板部7を有する。さらに、それら外壁部4,4,4,4と底板部7との間に収納空間8を有する。尚、底板部7は収納部2の中心軸Zに対して直交して設けられている。
また、図7及び図8等に示すように、平面視で、外壁部4,4,4,4は幅方向の中央が外側に位置するように大きな曲率で湾曲している。尚、中心軸Zは縦方向(垂直方向)であり、中心軸Zに直交する底板部7は横方向(水平方向)である。また、支持部3は、収納部2の前後方向一側の外壁部4に連結して設けられている。さらに、4つの外壁部4,4,4,4は、開口部6から底板部7に向かって中心軸Zに近付く方向に傾斜している。
外壁部4,4,4,4と底板部7との間には、湾曲部7Aが形成され、また、底板部7には、その中央に円形の孔部9が形成され、この孔部9の周囲で底板部7の下面にはリング状の突部10が設けられている。尚、外壁部4の底部である外壁底部は、前記底板部7の位置にある。
前記外壁部4,4,4,4は、前記開口部6から底板部7に向かって間隔が狭まるようにテーパー状に傾斜して形成されており、即ち、対向する外壁部4,4の間隔は、開口部6から底板部7に向かってテーパー状に狭まる。さらに、外壁部4,4,4,4は、平断面が略矩形で、好ましくは正方形に近い形状である。
前記車両用物品ホルダー1は、車両の内装部材たるインストルメントパネル11に取付け可能であり、インストルメントパネル11は収納凹部12を有する。この収納凹部12は、小物入れであって、前記支持部3が係止する係止孔である。
図9及び図10に示すように、収納凹部12は、上部の開口部13と下部の底面部14を有し、平断面が略角型で、四方の内面部15,15,15,15は、開口部13から底面部14に向かって間隔が狭まるようにテーパー状に傾斜して形成され、前記外壁部4,4,4,4の外面より僅かに大きく形成されている。また、前記支持部3は、収納凹部12の開口部13の縁部13Fに係止する。尚、この縁部13Fは開口部13における車両の後側に位置する。
前記支持部3は、前記収納凹部12の周縁の一部である後側の前記縁部13Fを覆う上板部21と、前記収納凹部12に挿入される立板部22とを一体に備える。前記上板部21は、収納部2の横方向に対する角度θ1(挟角)が20度〜40度(20度以上、40度以下)、実施例では略30度であり、前記立板部22は、中心軸Zに対する角度θ2が5度〜25度、実施例では略15度であり、角度θ1が角度θ2より大きい。そして、角度θ1は垂直より水平に近く、角度θ2は水平より垂直に近い。また、上板部21と立板部22とのなす角度θ3は鈍角であり、実施例では略135度であり、収納部2の横方向に対する上板部21の前記角度θ1は鋭角である。尚、支持部3を設けた外壁部4と立板部22の間隔は、下方に向かって開くように設定されている。
前記開口部6は、前記支持部3側である一側部6Aが前記上板部21と略連続する傾斜状で、且つ一側部6Aが上に凸に形成されるとともに、反支持部側である他側部6Bが前記上板部21と逆向きに傾斜し、他側部6Bの水平に対する角度は前記角度θ1より小さく、前記一側部6Aと他側部6Bの中央部6Cが他より高く形成されている。
図9に示すように、前記インストルメントパネル11の収納凹部12を設けた上面部16も、前記一側部6A,他側部6Bに対応して、車両後側の一側傾斜上面部16Aと車両前側の他側傾斜上面部16Bとを有し、これら一側傾斜上面部16Aと他側傾斜上面部16Bは前記一側部6Aと他側部6Bと略同様に傾斜及び湾曲するとともに、一側部6Aと他側部6Bの間に中央部16Cが設けられている。また、インストルメントパネル11は、上面部16の車両後側に上下方向の前面部17が設けられ、この前面部17は下側が車両後側になるように斜めに形成されている。さらに、この例では、支持部3側の外壁部4と前記前面部17とを略同じ傾斜に形成している。
前記開口部6には、横方向の鍔状部23が周設され、この鍔状部23の外端には、上下略一定高さの板状垂設部24が設けられている。図1〜図3などに示すように、開口部6の一側には垂設部は設けられておらず、垂設部24の両端部24T,24Tは、開口部6の位置より一側に位置する。また、前記上板部21と立板部22の幅は、開口部6の左右最大幅より狭く、底板部7の左右幅より広い。
前記支持部3の下面には、左右に板状のリブ31L,31Rが形成され、これらリブ31L,31Rは前後方向に形成されている。前記リブ31L,31Rは、その先端縁32,32が略横方向の上板側部33,33と、その先端縁32,32が縦方向に斜設された立板側部34,34とを有する。このように立板部22の収納部2側である下面には、収納凹部12への収納方向である略上下方向に、リブ31L,31Rの立板側部34,34が設けられている。また、リブ31L,31Rの下端35,35は、立板部22の下端22Kより上方に位置する。
前記上板側部33,33と立板側部34,34との間には、屈曲部36,36が設けられている。さらに、立板側部34,34の先端縁32,32は、逆方向に斜めの一側縁部32A及び他側縁部32Bを備え、上に凸状に形成され、側面視で略への字形をなす。尚、図3及び図5に示すように、右側のリブ31Rの立板側部34の先端縁32のみに凹部37が形成されている。また、前記一側縁部32Aと収納部2の横方向のなす角度が鋭角であり、前記一側縁部32Aと前記立板部22に設けたリブ31R,31Rの先端縁32のなす角度が鈍角である。
前記立板部22の上面部41は意匠面になっており、立板部22の上面部41には文字・図形等の表示部42が印刷,凹部,凸部により、または、表示を有するシールを貼設するなどして設けられ、この例では、表示部42はU字を表している。
また、外壁部4の外面上部には、スペーサたる複数の縦リブ部38,38が設けられている。具体的には1つの外壁部4にその幅方向に間隔を置いて一対の縦リブ部38,38が設けられ、これら縦リブ部38,38・・・により、収納部2を前記収納凹部12に対してがたつきを少なくして収納することができる。
次に、前記車両用物品ホルダー1の使用方法につき説明する。小物入れである収納凹部12に取り付けて使用する際は、インストルメントパネル11の開口部13の縁部13Fに、支持部3を掛装する。具体的には、縁部13Fを外壁部4と立板部22により挟むようにして、上方から立板部22を収納凹部12内に挿入し、上板部21により縁部13Fを覆うようにして係止する。この場合、リブ31L,31Rの上板側部33,33の2個所が縁部13Fに係止するため、縁部13Fが前後方向及び左右方向に立体的に湾曲していても、インストルメントパネル11に物品ホルダー1を安定して保持することができる。
また、インストルメントパネル11の前面部17は、上部より下部が車両の後側になるように傾斜しているのに対して、少なくとも支持部3側の外壁部4が斜めに形成されているから、インストルメントパネル11への取付けが容易となる。即ち、図9に示すように、支持部3側の外壁部4が前面部17に当接し、安定した取付け状態が得られる。さらに、図9に比べて、前面部17の傾斜角度が大きな場合でも、上板部21と立板部22とのなす角度が鈍角であるため、乗員側に底板部7を向けるように収納部2が傾くことで、乗車位置から収納物62を取り出し易い角度に収納部2が設置される。
そして、図9に示すように、インストルメントパネル11の収納凹部12と物品ホルダー1の収納空間8の両者にカップやボトル等の収納物61,62の下部を収納して使用することができる。
また、図11に示すように、物品ホルダー1は傘63を保持することができ、孔部9に傘63を差し入れ、孔部9により傘63を保持することができる。
一方、収納物61が1つの場合は、図5に示すように、支持部3を車両の後側にして、インストルメントパネル11の収納凹部12に物品ホルダー1の収納部2を入れ、収納空間8に収納物62の下部を収納することができる。この場合、収納部2の底板部7が、収納凹部12の底面部14に接するため、収納凹部12に収納部2が安定した状態で収納される。
また、収納物を収納しない場合でも、収納凹部12に収納部2を収納することにより、物品ホルダー1が邪魔になることがなく、しかも、その収納状態で、乗員に正対する側に後述する表示部が表れるため、外観意匠性にも優れたものとなる。さらに、収納凹部12に収納部2を収納した状態で、外部に露出した支持部3の立板部22を用いて、物品ホルダー1を簡便に取り外すことができる。
図13では、前記底板部7には、その中央に円形の前記孔部9が形成され、この孔部9の周囲には開口部6側に向かって立設する筒状の折り返し部51が設けられ、この折り返し部51の上端52は前記底板部7と平行に形成されている。尚、この例では、折り返し部51の上端52が収納部2の底部であり、折り返し部51により収納部2の底部の上げ底構造を構成している。また、図13では、下面側の突部10は設けられていないが、必要に応じて設けることもできる。
前記上端52の高さ位置は、前記収納凹部12に下面62Kを載置して収納可能な最大の直径Dを有する収納物62が、上端52にその下面62Kを載置可能となるように設定されている。尚、直径Dは収納物62の底部の直径である。
このように底部に向かってテーパー状に形成された収納部2を底上げすることにより、収納凹部12に収納可能な収納物を安定して収納することができる。
また、前記底板部7には、その中央に円形の前記孔部9が形成され、この孔部9の周囲には開口部6側に向かって立設する筒状の折り返し部51を設けることにより、底板部7と四方の外壁部4,4,4,4の下部と折り返し部51とにより、水桶部57が形成されるから、例えば冷たい収納物62の外面に発生する結露や、折り返し部51及び孔部9に挿入保持した傘63の上端52より上に付いた水滴を、水桶部57により受けて溜めることができる。
さらに、前記立板部22の上面部41は意匠面になっており、その上面部41には文字・図形等の表示部42が印刷,凹部,凸部などにより、または、表示を有するシールを貼設するなどして設けられ、この例では、表示部42はU字を表している。
このため収納凹部12に収納部2を収納した状態で、乗員に正対する側に表示部42が表れるため、外観意匠性に優れたものとなる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、収納部2と支持部3とを備え、収納部2を車両の内装部材たるインストルメントパネル11に設けられた小物入れたる収納凹部12に収納させるとともに、支持部3を収納凹部12に係止させて使用される車両用物品ホルダー1において、収納部2は上部の開口部6から底部に向かってテーパー形状となるような外壁部4,4,4,4を備え、外壁部4,4,4,4は断面略矩形であって、収納部2の底部たる上端52が外壁部4の底部より高くなっているから、収納部2の全体をテーパー状にした場合であっても、上げ底とすることで、カップやボトル等の収納物62を支持できる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、外壁部4の底部には底板部7が設けられ、底板部7には孔部9が形成され、底板部7が孔部9の周囲において、開口部6側に向かう折り返し部51を備えるから、上げ底を形成しつつ、孔部9に挿入することにより傘63等を収納することができる。
また、実施例上の効果として、支持部3の上部が、支持部3を収納するインストルメントパネル11の上面に倣った形状をなすから、収納凹部12に支持部3を収納した状態で一体感が得られる。また、図10に示したように、収納凹部12に支持部3を収納した状態で、垂直に対する角度が前面部17より立板部22が大きいから、収納状態のホルダー1を、立板部22を用いて収納凹部12から簡便に取り外すことができる。さらに、外壁部4の外面に設けた縦リブ部38,38・・・により、収納部2を前記収納凹部12に対してがたつきを少なくして収納することができる。また、収納部2の底板部7上に水桶部57を設けたから、傘63等の水滴を溜めることができる。
図14〜図15は、本発明の実施例2を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、4つの前記外壁部4,4,4,4には、その左右方向中央に外壁孔部53が形成されている。この外壁孔部53は、前記折り返し部51の上端52と略同じ高さ位置にある載置受け部たる下縁部54と、この下縁部54の左右に下端が連結されるとともに湾曲した左右の斜め縁部55,55とを有し、左右の斜め縁部55,55の上端56は、外壁部4の左右方向中央において連結され、その外壁孔部53は略二等辺三角形形状をなす。尚、収納物62の底面が上側に凹んでいる場合は、折り返し部51の上端52を下縁部54より僅かに高くしてもよい。
前記下縁部54は底面部14と平行である。また、円筒状の底部を有する収納物62の場合、第1のケースとして、対向する外壁部4,4の下縁部54,54の外角部54K,54Kの間隔Lが収納物62の底面の直径D以上(D=<L)であり、下縁部54,54,54,54に収納物62を収納した状態で、収納物62が収納部2の外部に出っ張ることがない。或いは、第2のケースとして、図10に示したように、収納部2と収納凹部12の内面部15との間に隙間Sがある場合は、収納凹部12に収納部2を収納した状態で、収納物62の底面の直径Dが前記間隔L以上で、下縁部54位置の内面部15,15の間隔L1以下(D=<L1)の収納物62を収納することができる。また、第1及び第2のケースとも、対向する外壁部4,4の下縁部54,54の内角部の間隔を収納物62の底部の直径D以下とすることが好ましい。
また、前記第1及び第2ケースにおいて、前記斜め縁部55の端面55Aは、直径Dが間隔Lに等しい収納物62の外面に接するか僅かに隙間ができるように形成されている。即ち、斜め縁部55の端面55Aは、円筒状をなす収納物62の外周に倣った形状をなす。
このように外壁孔部53を設けることにより、設けない場合よりも大きな収納物62をすることができる。さらに、下方に向かってテーパー状に狭くなる収納空間8において、収納物62の下面62Kを、底面部14より上の位置の折り返し部51の上端52と外壁孔部53の下縁部54とにより支持するから、収納凹部12に収納する収納物61と外径が同じか大きい収納物62を、収納空間8に安定して収納することもできる。
また、1つの外壁部4に一対の斜め縁部55,55が設けられ、全体で四対の斜め縁部55,55によって挟まれるようにして収納物62の外面が位置決めされるため、略矩形の収納空間8内に収納物62を安定して収納することができる。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
このように本実施例では、請求項3に対応して、外壁部4の折り返し部51の上端52の位置から上方には外壁孔部53が形成されているから、カップやボトル等の収納物62を底まで押し込み易くできる。また、図13と図14を比較して分かるように、同径の収納物62を収納する場合、外壁孔部53を設けたものの方が上げ底構造を低くすることができる。
このように本実施例では、請求項5に対応して、外壁孔部53には、収納物62の下部たる下面62Kが載置される載置受け部たる下縁部54が設けられているから、下縁部54により収納物62を安定して支持することができる。
また、実施例上の効果として、外壁孔部53から収納部2の内部の収納物62の一部が視認されるから、収納凹部12に支持部3を収納した状態で従来にない外観が得られる。
図16は、本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、この例では、外壁部4の内面に前記外壁孔部53に対応した凹所71を形成している。この凹所71は、前記開口部6から底板部7に向かって、外壁部4の板厚が薄くなるように形成されており、凹所71は円筒の外周に倣った形状をなしている。
また、凹所71の下端には、前記折り返し部51の上端52と略同じ高さ位置に、載置受け部たる横方向の下支持面72が設けられ、この下支持面72は前記底板部7と略平行に形成されている。また、下支持面72の左右には湾曲した左右縁部73,73の下端が連結され、左右縁部73,73の上端74は、外壁部4の左右方向中央において連結され、その凹所71は略二等辺三角形形状をなす。尚、収納物62の底面が上側に凹んでいる場合は、折り返し部51の上端52を下支持面72より僅かに高くしてもよい。
そして、対向する外壁部4,4の下支持面72,72の外角部72K,72Kの間隔L2は、収納物62の底面の直径D以上(D=<L2)であり、且つ4つの外壁部4,4,4,4の下支持面72,72,72,72により収納物62の下面62Kが支持されるように形成されている。また、対向する外壁部4,4の下支持面72,72の内角部の間隔を収納物62の底部の直径D以下とすることが好ましい。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
このように本実施例では、請求項4に対応して、凹所71により外壁部4の板厚が開口部6から底部に向かって薄くなるから、収納部2の大きさを維持しつつ、収納部2のインストルメントパネル11への収納が容易となる。
このように本実施例では、請求項6に対応して、外壁部4の内面には、外壁部4の板厚が開口部6から底部に向かって薄くなって形成された凹所71と、この凹所71の下部に設けられ収納物62の下部たる下面62Kが載置される載置受け部たる下支持面72とが設けられているから、下支持面72により収納物62を安定して支持することができる。
また、実施例上の効果として、円筒状の収納物62の外周が四方の凹所71,71,71,71の湾曲面により位置決め保持される。
図17〜図18は、本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、上げ底構造として、格子状のリブを採用し、同図に示すように、収納部2の底部には、前後方向の前後リブ部75と、これと交差する左右方向の左右リブ部76が複数格子状に設けられ、これらリブ部75,76は外壁部4の内面部15と底板部7の上面の両者又は一方に一体成型することにより固定されている。そして、リブ部75,76の上端77が、収納物62が載置される収納部2の底部である。
したがって、底部に向かってテーパー状に形成された収納部2を、格子状のリブ部75,76によって上げ底にすることにより、収納凹部12に収納可能な収納物を安定して収納することができる。
また、リブ部75,76を外壁部4の内面部に固定した場合には、底板部7を設ける必要がなくなる。さらに、中央の升目78に対応して底板部7に孔部(図示せず)を形成し、この孔部に傘63を保持するようにしてもよい。
このように本実施例では、格子状のリブ部75,76からなる上げ底構造により、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
図19は、本発明の実施例5を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、上げ底構造として、放射状のリブを採用し、同図に示すように、収納部2の底部には、前記孔部9が設けられ、この孔部9から放射状に複数のリブ部81,81・・・が設けられ、これらリブ部81,81・・・は外壁部4の内面部と底板部7の上面の両者又は一方に一体成型することにより固定されている。そして、リブ部81の上端82は、底板部7より位置が高く、収納物62が載置される収納部2の底部である。
したがって、底部に向かってテーパー状に形成された収納部2を、放射状のリブ部81,81・・・によって上げ底にすることにより、収納凹部12に収納可能な収納物を安定して収納することができる。また、孔部9により収納物たる傘63を保持することができる。
このように本実施例では、放射状のリブ部81,81・・・からなる上げ底構造により、上記実施例と同様な作用・効果を奏する。
図20は、本発明の実施例6を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、上げ底構造として、ピン状の突起を用い、同図に示すように、収納部2の底部には、前記孔部9が設けられ、底板部7の上面に、複数のピン状の突起85,85・・・を突設している。そして、突起85の上端86が、収納物62が載置される収納部2の底部である。
したがって、底部に向かってテーパー状に形成された収納部2を、複数のピン状の突起85,85・・・によって上げ底にすることにより、収納凹部12に収納可能な収納物を安定して収納することができる。また、孔部9により収納物たる傘63を保持することができる。
このように本実施例では、複数のピン状の突起85,85・・・からなる上げ底構造により、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、内装部材として、インストルメントパネルを例示したが、コンソールボックスなどでもよい。また、実施例では、底板部に設ける孔部と折り返し部が円形のものを示したが、角型でもよい。さらに、斜め縁部の端面を垂直に形成してもよい。
1 車両用物品ホルダー
2 収納部
3 支持部
4 外壁部
6 開口部
7 底板部
9 孔部
11 インストルメントパネル(内装部材)
12 収納凹部(小物入れ)
51 折り返し部
52 上端(収納部の底部)
53 外壁孔部
54 下縁部(載置受け部)
61 収納物
62 収納物
63 傘(収納物)
71 凹所
72 下支持面(載置受け部)
77 上端(収納部の底部)
82 上端(収納部の底部)
86 上端(収納部の底部)

Claims (6)

  1. 収納部と支持部とを備え、
    前記収納部を車両の内装部材に設けられた小物入れに収納させるとともに、
    前記支持部を前記小物入れに係止させて使用される車両用物品ホルダーにおいて、
    前記収納部は上部の開口部から底部に向かってテーパー形状となるような外壁部を備え、
    前記外壁部は断面略矩形であって、
    前記収納部の底部が前記外壁部の底部より高くなっていることを特徴とする車両用物品ホルダー。
  2. 前記外壁部の底部には底板部が設けられ、前記底板部には孔部が形成され、
    前記底板部が前記孔部の周囲において、前記開口部側に向かう折り返し部を備えることを特徴とする請求項1記載の車両用物品ホルダー。
  3. 前記外壁部の前記折り返し部の上端位置から上方には外壁孔部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の車両用物品ホルダー。
  4. 前記外壁部の板厚が前記開口部から前記底部に向かって薄くなることを特徴とする請求項1記載の車両用物品ホルダー。
  5. 前記外壁孔部には、収納物の下部が載置される載置受け部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の車両用物品ホルダー。
  6. 前記外壁部の内面には、前記外壁部の板厚が前記開口部から前記底部に向かって薄くなって形成された凹所と、この凹所の下部に設けられ収納物の下部が載置される載置受け部とが設けられていることを特徴とする請求項4記載の車両用物品ホルダー。
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