JP2017121644A - プレス成形装置、及びプレス成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品接合を行う工程をプレス成形ラインに組み込んでも、工数が大幅に増加せず、しかもライン全体の大型化を抑制して、省スペース化を実現することができるようにする。【解決手段】下パンチ2の成形面2aにブレース材Bの接合面BaとワークWの端部とを重ねてセットした後、上型シュー5の加工が開始されると、先ず定圧保持源6に垂設されている上加工刃3がブレース材Bの接合面BaとワークWとを挟圧すると共に、エッジ刃3bをエッジ部2bに押し付けてワークWの端部Waにフランジを形成させる。そして定圧保持源6の弾性変位によりワークWとブレース材Bとを挟圧させたまま、上型シュー5の下降を継続させ、それを駆動源としてカム機構11を動作させて、突き上げカム18を上昇させ、リベット押出ピン8を突き出させてセルフピアスリベットRをブレース材BとワークWに打ち込んで、両者をリベット接合させる。【選択図】図3

Description

本発明は、異なる部品を挟圧した状態でプレス加工を行い、それに続けて、この異なる部品を接合させるようにしたプレス成形装置、及びプレス成形方法に関する。
自動車を代表とする車両では、軽量化の要請から、ボディやフレーム等の構造物の一部をなす材料を、鋼板からアルミニュウム合金やカーボン樹脂へ切換える傾向にあり、採用する部位によっては、鋼板部品とアルミ部品、或いは鋼板部品やアルミ部品とカーボン樹脂とを組み合わせて構造体とする場合もある。
一般に、鋼板部品とアルミ部品、或いは鋼板部品やアルミ部品とカーボン樹脂部品とは、溶接により接続させることができないため、セルフピアスリベット等を用いたリベット接合が広く採用されている。このような複数の部品をリベット接合する場合、例えば特許文献1(特開2007−237262号公報)に開示されているように、完成した部品同士を接合する工程をボディ組立ライン上に設け、特許文献2(特開2007−75866号公報)に開示されているようなかしめ装置を用いてかしめ作業を行うようにしている。
特開2007−237262号公報 特開2007−75866号公報 特開2002−301528号公報
上述した特許文献1に開示されているように、ボディ組立ライン上で完成品同士を仮組みし、その状態で、特許文献2に開示されているようなかしめ装置を用いてリベット接合する場合、このボディ組立ラインにリベット接合用の工程を別途設定する必要がある。又、完成部品をいちいち仮組みしなければならず、組立工数が嵩む不都合がある。
特に、セルフピアスリベットを用いてリベット接合する場合、部品間を穿孔しながらかしめ作業が行われるため、比較的大きな荷重が必要となり、かしめ装置が大型化してしまい、設備費が嵩むばかりでなく、充分な作業スペースを確保することが困難となる不都合もある。
そのため、例えば特許文献3(特開2002−301528号公報)では、2部品を個々にプレス加工するプレス成形ラインに、プレス加工された2部品をリベットにて接合させるかしめ加工機を組込み、プレス成形後の2部品をプレス成形ライン内で接合させるようにした技術が開示されている。
しかし、特許文献3に開示されている技術では、ボディ組立ライン上でのリベット接合工程は省略することができるが、プレス成形ラインにかしめ加工機を単に組み込んだに過ぎず、プレス成形ラインにおいてリベット接合工程が増加するだけで有り、全体的な工数の削減に貢献することは困難である。更に、プレス成形ラインにかしめ加工機が組み込まれている分、ライン構成全体が大型化してしまう不都合もある。
本発明は、上記事情に鑑み、部品接合を行う工程をプレス成形ラインに組み込んでも、工数が大幅に増加せず、しかも、ライン全体の大型化を抑制して、省スペース化を実現することのできるプレス成形装置、及びプレス成形方法を提供することを目的とする。
本発明の第1は、第1プレス金型と、該第1プレス金型に対しプレス可動部材を介して上方から近接離間自在な第2プレス金型とを有し、前記両プレス金型で部品を挟圧して所定形状に形成するプレス成型装置において、前記両プレス金型の対向面に設けられて異なる部品を重ねて狭圧する狭圧部と、前記両プレス金型の対向面に設けられて前記異なる部品の少なくとも1つをプレス加工する加工部と、前記両プレス金型の一方に設けられて前記狭圧部方向へ接合部材を押し出す押出部材と、前記押出部材の基端と前記プレス可動部材とを連設すると共に該押出部材を介して前記接合部材を前記部品方向へ押し出して前記部品を接合させる突出し手段と、前記プレス可動部材と前記第2プレス金型とを連設すると共に該第2プレス金型を前記第1プレス金型に押圧し前記加工部で前記部品をプレス加工した状態で、前記プレス可動部材の下降を圧縮変位により許容して前記突出し手段を突出し動作させる加圧保持手段とを有する。
本発明の第2は、第1プレス金型と、該第1プレス金型に対しプレス可動部材を介して上方から近接離間自在な第2プレス金型とを有し、前記両プレス金型で部品を挟圧して所定形状に形成するプレス成型方法において、前記両プレス金型の対向面に設けられた狭圧部に異なる部品を重ねてセットした後、前記プレス可動部材の下降に伴い先ず前記狭圧部で前記部品を挟圧した状態で前記異なる部品の少なくとも1つをプレス加工し、前記部品の狭圧を維持した状態で前記部品を接合させる。
本発明によれば、異なる部品を重ね合わせた状態で行われるプレス加工に連続して、部品接合が行われるため、部品接合を行う工程をプレス成形ラインに組み込んでも、工数が大幅に増加せず、しかも、プレス可動部材を駆動源としているためライン全体の大型化が抑制されて、省スペース化を実現することができる。
第1実施形態によるプレス成形装置での成形工程の流れを示す説明図 同、プレス成形装置の待機状態を示す概略構成図 同、プレス成形装置による成形状態を示す概略構成図 同、図3の要部拡大図 同、図4のV部の拡大図を示し、(a)はプレス加工直前の状態の拡大図、(b)は加工後の状態の拡大図、(c)はリベット接合した状態の拡大図 第2実施形態による図5相当の拡大図であり、(a)は待機状態の拡大図、(b)は(a)の右側面要部拡大図 同、(a)は加工刃にパッドが接触した状態の図6(a)相当の拡大図、(b)は(a)の要部右側面図 同、(a)は加工刃にてワークを曲げ加工した状態の図7(a)相当の拡大図、(b)は(a)の要部右側面図 同、(a)はセルフピアスリベットを押し下げた状態の図7(a)相当の拡大図、(b)は(a)の要部右側面図 同、ワークとブレース材とをリベット接合した状態の図7(a)相当の拡大図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1〜図5に本発明の第1実施形態を示す。図1には、本実施形態によるプレス成形ラインで実行される成形の流れが示されている。すなわち、このプレス成形ラインに、予め所定サイズに成形された部品としてのパネル状ワークWが、マテリアルハンドリング(マテハン)ロボット等にて把持された状態で投入されると、先ず、第1工程S1で、曲げ、絞り、剪断等のプレス成形が施され、続く、第2工程S2で、予め所定形状に形成された部品としての完成品のブレース材Bが投入される。そして、第3工程S3で、パネル状ワークWとブレース材Bとを一体に仮組みした状態で曲げ成形し、それに連続する第4工程S4で、かしめ接合部材をとしてのセルフピアスリベットRにて、パネル状ワークWの端部とブレース材Bの端部に形成した接合面Baとをリベット接合する。尚、第1工程S1、で行われるプレス成形は周知であるため以下での説明は省略する。又、パネル状ワークWは、鋼板製であり、一方、ブレース材Bはアルミニュウム合金やカーボン樹脂等、パネル状ワークWとは異なる材質を有している。
上述した第2工程S2〜第4工程S4は、プレス成形ラインに配設されている複合プレス成形装置1にて実行される。図2に示すように、この複合プレス装置1は、下型シュー4に固定されている第1プレス金型としての下パンチ2と、この下パンチ2の成形面2aに対向する第2プレス金型としての上加工刃3とを有している。この下パンチ2と上加工刃3とは、図1に示すパネル状ワークWの辺に沿って、紙面手前から奥の方へ細長く配列されている。
下型シュー4はベース(図示せず)に固定されている。このベースの紙面手前と奥には一対のコラム(図示せず)が対向立設されており、このコラムの対向面に設けられているガイド間にラム(図示せず)が昇降自在に取付けられており、このラムに上型シュー5が垂設されている。又、対向一対のコラムの上面に梁部(図示せず)が架設されており、この梁部にラムを昇降させる昇降手段(図示せず)が固設されている。尚、本実施形態では、このラム及び上型シュー5がプレス可動部材として機能している。
又、上型シュー5の底面に、加圧保持手段としての定圧保持源6が固設されている。この定圧保持源6は、上型シュー5の下降動作中も上加工刃3が下パンチ2に対する押圧力を保持した状態で停止することができるよう、上型シュー5のストロークを吸収するものである。この定圧保持源6はガススプリング、油圧スプリング、コイルスプリング等を弾発源としており、下部にパッド7が固設されている。このパッド7に上加工刃3の上面が固設されている。
又、図4に示すように、下パンチ2に、完成品のブレース材Bの端部に形成した接合面Baを載置する成形面2aが形成され、その端部に、パネル状ワークWの端部Waを屈曲させてフランジを形成するエッジ部2bが形成されている。一方、上加工刃3の、成形面2aに対峙する加圧面3aの一端に、エッジ部2bにパネル状ワークWを押し付けるエッジ刃3bが形成されている。尚、この成形面2aと加圧面3aとで、本発明の狭圧部が構成されている。又、エッジ部2bとエッジ刃3bとで、本発明の加工部が構成されている。
又、この下パンチ2は、上加工刃3の加圧面3aに対向する位置であって、ブレース材Bの接合部に対応する位置毎にピンガイド孔2cが穿設されている。この各ピンガイド孔2cに押出部材としてのリベット押出ピン8が挿通されている。更に、この各ピンガイド孔2cに供給部としてのリベットガイド筒9が挿通されている。この各リベットガイド筒9に、図示しないリベットフィーダからセルフピアスリベットRが供給される。
又、各リベット押出ピン8の下端が突出し手段としてのリベット突き上げカム機構11に連設されている。図2に示すように、このリベット突き上げカム機構11は、図の紙面手前から奥の方へ下パンチ2と平行に配設されている基台12を有し、この基台12が下型シュー4に立設されている。この基台12は上方を開口する断面溝形に形成されており、一方の立設部12aにリターン圧力源13が固設されている。このリターン圧力源13はコイルスプリング13aを有し、このコイルスプリング13a、及びこのコイルスプリング13aの端面に当接されているリテーナ13bがスプリングガイド軸13cに対して外装されている。
このリテーナ13bに、カム伝達部材14の下端に設けたフック14aが掛止されている。このカム伝達部材14は、紙面左右の一方にカム面受14b、他方にカム面14cが形成され、図示しないスライドガイドに支持されて、図2の水平方向への移動のみが許容されている。又、このカム受面14bにカム押動部材15のカム面15aが摺接されている。このカム押動部材15は、基台12の他方の立設部12bに形成したスライドガイド12cに支持されて上下方向への移動のみが許容されており、その上面にカムヘッド16が固設されている。更に、このカムヘッド16に、上型シュー5に垂設されているカムドライバ17の下端17aがカムヘッド16に固接されている。
一方、カム伝達部材14のカム面14cに突き上げカム18のカム受面18aが摺接されており、この突き上げカム18の上面にリベット押出ピン8が固設されている。この突き上げカム18は図示しないカムガイドに、上下方向への移動のみが許容された状態で支持されている。尚、上加工刃3の加圧面3aには、セルフピアスリベットRの押圧により反対側に突出した部位を受けてカシメるカシメ凹部3cが形成されている。
次に、このような構成による複合プレス装置1を用いて、パネル状ワークWの加工とブレース材Bの組付けとを行う際の作用について説明する。
複合プレス装置1が、図2に示すような待機状態(上死点)にあるとき、下パンチ2の成形面2aに、マテハンロボット等にて搬送された完成品のブレース材Bの端部に形成した接合面Baをセットし、更に、その上面にパネル状ワークWの端部Waを重ねてセットして位置決めする。
次いで、上型シュー5が下降を開始すると、図5(a)のように、上型シュー5に定圧保持源6を介して垂設されている上加工刃3の加圧面3aがパネル状ワークWに近接する。そして、図3、図5(b)に示すように、加圧面3aの一端に形成されているエッジ刃3bがパネル状ワークWの端部Waを、下パンチ2の成形面2aに形成されているエッジ部2bに押し付け、屈曲させてフランジを曲げ形成する。
その後、上型シュー5が更に下降すると、定圧保持源6が、その下端に固設されているパッド7を介して圧縮変位し、上加工刃3とパンチ2とでパネル状ワークWとブレース材Bとの接合部とを挟圧する。
一方、上型シュー5の下降に伴い、この上型シュー5に固設されているカムドライバ17がカムヘッド16を介してカム押動部材15を下方へ押圧する。その際、定圧保持源6の圧縮変位により上型シュー5の下降ストロークが吸収されるため、上加工刃3の停止状態は維持される。
すると、このカム押動部材15に形成されているカム面15aがカム伝達部材14の一方に形成されているカム受面14bを押圧する。その結果、このカム伝達部材14が水平方向へ移動し、下端に形成されているフック14aがリターン圧力源13のリテーナ13bを介してコイルスプリング13aを圧縮させると共に、他方に形成されているカム面14cが突き上げカム18のカム受面18aを押圧する。
すると、この突き上げカム18が押し上げられ、上面に固設されているリベット押出ピン8が、リベットガイド筒9から図示しないリベットフィーダによってピンガイド孔2cに順次供給されているセルフピアスリベットRを押し上げる。図3、図4、図5(c)に示すように、このセルフピアスリベットRは、下パンチ2と上加工刃3の加圧面3aとで挟圧固定されているブレース材Bとパネル状ワークWとの接合部に打ち込まれ、この打ち込み過程でブレース材Bの接合面Baを穿孔し、パネル状ワークWとセルフピアスリベットRを反対側へ突出させる。そして、それをカシメ凹部3cで受けて塑性変形させ、ブレース材Bとパネル状ワークWとをリベット接合させる。
その後、上型シュー5が下死点に達すると上昇方向へ転じ、この上型シュー5に垂設されているカムドライバ17がカムヘッド16とカムヘッド16に固接にカム押動部材15をカム面15aで摺動しながら上方へ移動すると、カム伝達部材14がリターン圧力源13に設けられているコイルスプリング13aの弾発力を受けて、図3の左方向にスライドする。その結果、カム受面14bがカム押動部材15のカム面15aを押圧して、カム押動部材15を上昇させる。又、突き上げカム18はカム面14cがカム受面18aから離間しようとするため、自重により、或いは図示しない引張スプリングの付勢力を受けて下降し、図2に示す初期位置に戻される。
一方、上型シュー5の上昇に伴い、定圧保持源6にパッド7を介して垂設されている上加工刃3に対する押圧力が徐々に解除され、この上加工刃3が下パンチ2から離間されて、図2に示すように上型シュー5が上死点に達するまで上昇する。
このように、本実施形態によれば、プレス成形ラインに組み込まれている複合プレス装置1にて、パネル状ワークWの端部Waの曲げ加工と、セルフピアスリベットRによるパネル状ワークWとブレース材Bとのリベット接合を、プレス工程中に連続して行うようにしたので、リベット接合を行う工程をプレス成形ラインに組み込んでも、工数が大幅に増加せず、又、これによりボディ組立ラインにおけるパネル状ワークWとブレース材Bとの接合工程を省略、或いは短縮することができる。
更に、上型シュー5の下降動作を駆動源としてリベット突き上げカム機構11を動作させるようにしたので、装置の大型化が抑制され、省スペース化を実現することができる。
又、セルフピアスリベットRは、下パンチ2と上加工刃3とでパネル状ワークWとブレース材Bの接合面Baとを重ねて狭圧保持した状態で打ち込まれるため、両者に歪みが発生し難く、穿孔する際に無理な応力集中が発生することもなく、更に、接合面に応力歪みが発生することもない。
[第2実施形態]
図6〜図10に本発明の第2実施形態を示す。上述した第1実施形態では、下パンチ2に穿設されているピンガイド孔2cに供給されているセルフピアスリベットRを下パンチ2側から突き上げてリベット接合させるようにしたが、本実施形態では、上加工刃3側から、パネル状ワークWとブレース材Bとに対してセルフピアスリベットRを打ち込むようにしたものである。尚、第1実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を簡略化する。
複合プレス装置1(図6参照)の上型シュー5には、下端にパッド7を固設する定圧保持源6が垂設されていると共に、突出し手段及びパンチ部材としてのリベットパンチ5aが形成されている。
このリベットパンチ5aは、下パンチ2の成形面2aに形成したカシメ凹部2eに対向されている。又、この下パンチ2の成形面2a上に上加工刃21が臨まされる。更に、この上加工刃21の下端に形成した加圧面21aの一端に、パネル状ワークWの端部Waを下パンチ2のエッジ部2bに押し付けてフランジを曲げ形成するエッジ刃21bが形成されている。尚、この成形面2aと加圧面21aとで、本発明の狭圧部が構成されている。
又、この上加工刃21に、下端を加圧面21aに開口するピンガイド孔21cが穿設されており、このピンガイド孔21cにリベット押出ピン8が挿通されている。このリベット押出ピン8の基部側が上加工刃21の上面から突出され、その上端にピンヘッド8aが形成されている。更に、このリベット押出ピン8にリターンスプリング22が外装されており、このリターンスプリング22の上端がピンヘッド8aに掛止され、下端が上加工刃21に掛止されている。
又、上加工刃21に、ピンガイド孔21cに対して直交方向から臨まされる供給部としてのリベットガイド孔21dが穿設されており、このリベットガイド孔21dに、図示しないリベットフィーダに連通するリベットガイド筒9が接続されており、このリベットフィーダによってリベットガイド孔21dにセルフピアスリベットRが供給される。
上型シュー5が下降すると、定圧保持源6がパッド7を介して上加工刃21の上面を押圧し、一方、リベットパンチ5aが上加工刃21から突出されているリベット押出ピン8のピンヘッド8aを押圧する。尚、図6(a)〜図9(a)ではリベットパンチ5aが省略されている。
このような構成では、複合プレス装置1(図2参照)の上型シュー5が、図6に示すような待機状態(上死点)にあるとき、下パンチ2の成形面2aに、マテハンロボット等にて搬送された完成品のブレース材Bの接合面Baを載置し、更に、その上面にパネル状ワークWの端部Waを載置して位置決めする。又、この成形面2a上に、マテハンロボットのアーム部に取付けた上加工刃21を臨ませる。
その後、上型シュー5の下降が開始されると、図7に示すように、定圧保持源6がパッド7を介して上加工刃21の上面を押圧すると共に、リベットパンチ5aの下端がリベット押出ピン8のピンヘッド8aに当接する。そして、上型シュー5の下降に伴い、定圧保持源6がパッド7を介して上加工刃21を押し下げ、図8に示すように、上加工刃21の加圧面21aに形成されているエッジ刃21bでパネル状ワークWの端部Waを、下パンチ2の成形面2aに形成されているエッジ部2bに押し付けてフランジを曲げ形成する。
その後、上型シュー5が更に下降すると、定圧保持源6がパッド7を介して圧縮変位されて、上加工刃21がパネル状ワークWとブレース材Bの接合面Baとを下パンチ2の成形面2aに重ねた状態で押圧して固定する。
一方、上型シュー5に一体形成されているリベットパンチ5aが、上型シュー5の下降に伴い、ピンヘッド8aを押圧し、ピンガイド孔21cに挿通されているリベット押出ピン8を、リターンスプリング22の付勢力に抗して押し下げる。すると、図9に示すように、リベットガイド孔21dから図示しないリベットフィーダによってピンガイド孔21cに順次供給されているセルフピアスリベットRを突き下げる。
すると、図10に示すように、下パンチ2と上加工刃21の加圧面21aとで挟圧固定されているパネル状ワークWにセルフピアスリベットRが打ち込まれ、パネル状ワークWを穿孔した後、このセルフピアスリベットRをブレース材Bの接合面Baに食い込ませ、先端をカシメ凹部2e側へ突出させる。そして、この突出部をカシメ凹部2eで受け、塑性変形させて、パネル状ワークWとブレース材Bの接合面Baとをリベット接合させる。
その後、上型シュー5が下死点に達すると、方向を転じて上昇し、その過程で、リベットパンチ5aの下端によるリベット押出ピン8のピンヘッド8aに対する押圧力が解除される。そのため、リベット押出ピン8はリターンスプリング22の付勢力を受けて上昇し、図6に示す初期位置に戻される。一方、この上型シュー5の上昇に伴い、定圧保持源6の上加工刃21に対する押圧力も徐々に解除されるため、上加工刃21を保持しているマテハンロボット(図示せず)のアーム部も、この上加工刃21を、図6に示す初期位置に戻す。尚、上型シュー5は、図2に示す上死点に達したとき停止されて待機状態となる。
このように、本実施形態では、セルフピアスリベットRを上加工刃21から打ち込むようにすると共に、この上加工刃21をマテハンロボットのアーム部に保持させるようにしたので、上述した第1実施形態による効果に加え、複合プレス装置1にリベット突き上げカム機構11を設ける必要がなく、装置全体の構成が簡素化されて、小型化を実現することができる。
更に、上加工刃21に設けたリベット押出ピン8のピンヘッド8aを上型シュー5に形成したリベットパンチ5aで直接、突出すようにしたので、構成がより簡素化され、より一層の省スペース化を実現することができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限るものではなく、例えば、加工部と狭圧部とは、パネル状ワークWの離れた位置に設けられていても良い。更に、加工部でのプレス加工は曲げ加工以外に抜き加工、剪断加工等であっても良い。又、接合する部材は、鋼板同士、カーボン樹脂同士等、同種の材質を有する部材であっても良い。
1…複合プレス装置、
2…下パンチ、
2a…成形面、
2b…エッジ部、
2c…ピンガイド孔、
2e…カシメ凹部、
3…上加工刃、
3a…加圧面、
3b…エッジ刃、
3c…カシメ凹部、
4…下型シュー、
5…上型シュー、
5a…リベットパンチ、
6…定圧保持源、
7…パッド、
8…リベット押出ピン、
8a…ピンヘッド、
9…リベットガイド筒、
11…カム機構、
12…基台、
12a,12b…立設部、
12c…スライドガイド、
13…リターン圧力源、
13a…コイルスプリング、
13b…リテーナ、
13c…スプリングガイド軸、
14…カム伝達部材、
14a…フック、
14b…カム受面、
14c…カム面、
15…カム押動部材、
15a…カム面、
16…カムヘッド、
17…カムドライバ、
18…突き上げカム、
18a…カム受面、
21…上加工刃、
21a…加圧面、
21b…エッジ刃、
21c…ピンガイド孔、
21d…リベットガイド孔、
22…リターンスプリング、
B…ブレース材、
Ba…接合面、
R…セルフピアスリベット、
W…パネル状ワーク、
Wa…端部

Claims (7)

  1. 第1プレス金型と、該第1プレス金型に対しプレス可動部材を介して上方から近接離間自在な第2プレス金型とを有し、前記両プレス金型で部品を挟圧して所定形状に形成するプレス成型装置において、
    前記両プレス金型の対向面に設けられて異なる部品を重ねて狭圧する狭圧部と、
    前記両プレス金型の対向面に設けられて前記異なる部品の少なくとも1つをプレス加工する加工部と、
    前記両プレス金型の一方に設けられて前記狭圧部方向へ接合部材を押し出す押出部材と、
    前記押出部材の基端と前記プレス可動部材とを連設すると共に該押出部材を介して前記接合部材を前記部品方向へ押し出して前記部品を接合させる突出し手段と、
    前記プレス可動部材と前記第2プレス金型とを連設すると共に該第2プレス金型を前記第1プレス金型に押圧し前記加工部で前記部品をプレス加工した状態で、前記プレス可動部材の下降を圧縮変位により許容して前記突出し手段を突出し動作させる加圧保持手段と
    を有することを特徴とするプレス成形装置。
  2. 前記加工部が前記狭圧部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のプレス成形装置。
  3. 前記押出部材が前記第1プレス金型に設けられ、
    前記突出し手段が前記プレス可動部材の下降動作に連動して前記押出部材を押出動作させるカム機構である
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載のプレス成形装置。
  4. 前記押出部材が前記第2プレス金型に設けられ、
    前記突出し手段が前記プレス可動部材と一体に動作するパンチ部材である
    ことを特徴とする請求項1或いは2記載のプレス成形装置。
  5. 前記接合部材は前記押出部材で押し出されて前記部品に打ち込まれるリベットである
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のプレス成形装置。
  6. 第1プレス金型と、該第1プレス金型に対しプレス可動部材を介して上方から近接離間自在な第2プレス金型とを有し、前記両プレス金型で部品を挟圧して所定形状に形成するプレス成型方法において、
    前記両プレス金型の対向面に設けられた狭圧部に異なる部品を重ねてセットした後、
    前記プレス可動部材の下降に伴い先ず前記狭圧部で前記部品を挟圧した状態で前記異なる部品の少なくとも1つをプレス加工し、
    次いで前記部品の狭圧を維持した状態で前記部品を接合させる
    ことを特徴とするプレス成型方法。
  7. 前記異なる部品は、前記プレス可動部材の下降動作に連動して打ち込まれるリベットによって接合される
    ことを特徴とする請求項6記載のプレス成型方法。
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