JP2017124960A - 紫外線吸収ガラス板 - Google Patents
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Abstract
Description
各種光学特性は、ガラス板の厚みによって値が変化し、例えば紫外線透過率等の各種透過率は、ガラス板の厚みが厚いほど値が低くなる。従って本明細書では、ガラス板の厚み(以下、「板厚」と記載することもある)が2.6mmの時の各種光学特性を用いることにする。また、当該光学特性は、いずれも分光光度計U−4100(日立製作所製)を用いて測定した値から、各規格に準拠する方法で算出した。
本明細書では、紫外線透過率として、ISO9050:2003に準拠する方法で算出した紫外線透過率を用いる。本発明では、紫外線透過率を2.0%未満としており、好ましくは1.7%以下、より好ましくは1.5%以下としてもよい。
本明細書では、日射透過率として、JIS R 3106:1998に準拠する方法で算出した日射透過率を用いる。日射透過率は特に限定するものではないが、日射透過率が低くなると車内へ侵入する日射熱の割合が減り、冷房効率を向上させることが可能であるため、低くするのが好ましい。例えば30%以下、好ましくは25%以下としてもよい。また、FeOの含有量を特定の範囲内とすることによって、22%未満とすることが可能である。
本明細書では、JIS Z 8722:2009により供試体の分光透過率を求め、標準の光Aに対する刺激値Yの値を百分率で表した値を可視光線透過率とし、本発明では下限値を10%以上とした。また、好ましくは15%以上としてもよい。可視光線透過率は車外からの視認性が低いのであれば、特に限定する必要はないが、例えば35%以下、好ましくは30%以下としてもよい。
本明細書では、ガラス板の透過色として、JIS Z 8781−4:2013より、標準D65光源2度視野により算出したCIE L*a*b*色度座標図のa*、b*を用いた。上記の色度座標は、a*がマイナスに大きい程緑色、プラスに大きい程赤色、また、b*がマイナスに大きい程青色、プラスに大きい程黄色を呈することをそれぞれ示すものである。一般的に上記の色度座標では、a*やb*の絶対値がそれぞれ20に近付くと、各色を強く呈するようになるとされており、絶対値が0に近付くに伴って濁った色(グレー)になるとされている。本発明者らの検討において、黄色味の抑制が不十分の場合、b*が16程度やそれ以上の値を示すことがあったが、本発明の好ましい実施形態により、b*を13未満とすることが可能となった。また、本発明は、a*が−13〜0の間であり、全体的にグレー色を呈する傾向にあった。
本明細書では、刺激純度として、JIS Z 8701:1999により、標準D65光源2度視野により算出した値を用いた。刺激純度があまりに高いと黄色味が強くなるため、外観品質が好ましくない場合がある。好ましくは30未満、より好ましくは20未満としてもよい。
以下、本発明のソーダ石灰ケイ酸塩ガラスについて説明する。ソーダ石灰ケイ酸塩ガラスは、質量%で、SiO2を65〜75、Na2Oを10〜20、K2Oを0〜3、CaOを5〜15、MgOを0〜5、及びAl2O3を0〜3、含有するものである。
本発明は、上記のソーダ石灰ケイ酸塩ガラスに着色成分を含有させたガラスである。以下に着色成分について説明する。
鉄酸化物は必須成分であり、紫外線吸収性能及び赤外線吸収性能を向上させる主要な成分である。鉄酸化物はガラス中で2価と3価が混在した状態となっており、その割合はガラスの還元状態によって異なる。そのため、鉄酸化物はFe2O3に換算して含有量を示すこととする。本発明において、Fe2O3に換算した鉄酸化物は1.3〜1.8質量%含む。1.3質量%未満だと紫外線吸収性能が不十分となり易く、一方で1.8質量%を超えると溶融窯内において、バーナー等の燃焼熱をガラス素地表面で吸収し易くなり生産効率が低下することがある。好ましくは下限値を1.35質量%以上、より好ましくは1.40質量%以上としてもよい。また、上限値を好ましくは1.75質量%以下、より好ましくは1.70質量%以下としてもよい。
Seは紫外線透過率や可視光線透過率、及び日射透過率を低下させる任意成分である。また、透過色を調整する機能も有し、本発明の組成系では、Seの含有量を増加させるにつれてa*は0に近付く傾向にあり、ガラスの色をよりグレー色に近づけることが可能となる。Seは揮発し易い成分である為、ガラス中に保持させるのが難しいことから、本発明では上限値を50ppm以下とした。また、必須成分ではない為、下限値は0ppmでも良いが、上記のような効果の点から含有させるのが好適である。下限値を1ppm以上とするとa*を−10以上、10ppm以上とするとa*を−8以上とする事が可能であるため好ましい。また、上限値を好ましくは40ppm以下としてもよい。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態では、Fe2O3に換算した全鉄酸化物+TiO2+CeO2が3.4質量%以上、4.0質量%未満とすることによって、厚み2.6mmにおける紫外線透過率を2.0%未満とすることが可能となる。また、上記範囲内の組成系において、FeOの割合を0.25〜0.70質量%とすることによって、CIE L*a*b*色度座標図における透過光のb*を13未満とし、透過光の黄色味を抑制することが可能となる。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、TiO2を0.4〜1.0質量%、Fe2O3に換算した全鉄酸化物+TiO2+CeO2が4.0質量%以上、5.0質量%以下、TiO2/FeOが0.60以上、2.35未満とするものである。
本発明は、フロート法を用いて製造する事が可能である。フロート法は、ガラス板を製造する際に一般的に用いられる方法である。当該方法では、まず原料バッチ、又は原料バッチとガラスカレットを原料を溶融する溶融窯へ投入して溶融ガラスとし、次に該溶融ガラスを溶融スズ上に流し込む事によって板成型し、次に成型されたガラス板を冷却してガラス板を得る方法である。また、溶融時に組成に含まれない還元剤等を加えて、ガラスの還元状態を調整してもよい。
Claims (8)
- ソーダ石灰ケイ酸塩ガラスの組成中に着色成分を含有し、板厚2.6mmにおけるISO9050:2003に準拠する方法で算出された紫外線透過率が2.0%未満である紫外線吸収ガラス板において、該着色成分は、
Fe2O3に換算した全鉄酸化物を1.3〜1.8質量%、
FeOを0.25〜0.70質量%、
TiO2を0.01〜1.0質量%、
CeO2を1.0〜2.5質量%、
CoOを100〜300ppm、
Cr2O3に換算したクロム酸化物を1〜50ppm、
Seを0〜50ppm、及び
MnO2に換算したマンガン酸化物を0〜3000ppm、含有するものであり、
Fe2O3に換算した全鉄酸化物+TiO2+CeO2が3.4質量%以上、5.0質量
%以下であることを特徴とする紫外線吸収ガラス板。 - ソーダ石灰ケイ酸塩ガラスの組成中に着色成分を含有し、板厚2.6mmにおけるISO9050:2003に準拠する方法で算出された紫外線透過率が2.0%未満である紫外線吸収ガラス板において、該着色成分は、
Fe2O3に換算した全鉄酸化物を1.3〜1.8質量%、
FeOを0.25〜0.70質量%、
TiO2を0.60〜1.0質量%、
CeO2を0.8〜1.5質量%、
CoOを100〜300ppm、
Cr2O3に換算したクロム酸化物を1〜50ppm、
Seを0〜50ppm、及び
MnO2に換算したマンガン酸化物を1〜4000ppm、含有するものであり、
Fe2O3に換算した全鉄酸化物+TiO2+CeO2が3.4質量%以上、4.0質量
%以下であることを特徴とする紫外線吸収ガラス板。 - Fe2O3に換算した全鉄酸化物+TiO2+CeO2が3.4質量%以上、4.0質量%未満であり、
板厚2.6mmにおいて、CIE L*a*b*色度座標図における透過光のb*が13未満であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の紫外線吸収ガラス板。 - 前記FeOが0.40〜0.70質量%であり、
板厚2.6mmにおいて、JIS R 3106:1998に準拠する方法で算出される日射透過率が22%未満であることを特徴とする請求項3記載の紫外線吸収ガラス板。 - 前記TiO2が0.4〜1.0質量%、
Fe2O3に換算した全鉄酸化物+TiO2+CeO2が4.0質量%以上、5.0質量
%以下、
TiO2/FeOが0.60以上、2.35未満であり、
板厚2.6mmにおいて、CIE L*a*b*色度座標図における透過光のb*が13未満であることを特徴とする請求項1記載の紫外線吸収ガラス板。 - 前記TiO2/FeOが0.60以上、2.20以下であり、
板厚2.6mmにおいて、JIS R 3106:1998に準拠する方法で算出される日射透過率が22%未満であることを特徴とする請求項5記載の紫外線吸収ガラス板。 - 前記ソーダ石灰ケイ酸塩ガラスは、質量%で、
SiO2を65〜75、
Na2Oを10〜20、
K2Oを0〜3、
CaOを5〜15、
MgOを0〜5、及び
Al2O3を0〜3、含有するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の紫外線吸収ガラス板。 - 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の紫外線吸収ガラス板を、フロート法を用いて製造することを特徴とする紫外線吸収ガラス板の製造方法。
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