JP2017127655A - 口腔ケア具 - Google Patents
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Abstract
【課題】手指への装着が容易な嵌装部材を備える口腔ケア具を提供する。【解決手段】口腔ケア具1は、嵌装部材10を備えている。嵌装部材10は、歯を磨くための歯磨き部を有し、手指に嵌装される。嵌装部材10は、筒状に成形されている。これにより、嵌装部材においては、使用前から中空の状態(嵌装部材の内側面どうしが接触しない状態)が維持される。このため、嵌装部材が潰れている場合に比して、嵌装部材を手指に装着しやすくなる。【選択図】図1
Description
本発明は、口腔のケアに用いられる口腔ケア具に関する。
従来の口腔ケア具としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。同文献に記載された口腔ケア具は、手指に装着される鞘部(嵌装部材)を備えている。鞘部の後端には、手指の挿入口となる開口が設けられている。この口腔ケア具においては、手指が挿入された鞘部で歯や歯肉を擦ることにより、口腔内の清掃が行われる。
しかしながら、鞘部は、2枚の生地の外縁どうしを貼り合わせることにより形成されている。それゆえ、鞘部は、使用前すなわち手指が挿入される前、潰れた状態(鞘部の内側面どうしが接触した状態)にある。このように鞘部が潰れている場合、そのままの状態では手指を挿入することができないため、手指への装着がしにくいという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、手指への装着が容易な嵌装部材を備える口腔ケア具を提供することを目的とする。
本発明による口腔ケア具は、歯を磨くための歯磨き部を有し、手指に嵌装される嵌装部材を備え、上記嵌装部材は、筒状に成形されていることを特徴とする。
この口腔ケア具においては、歯磨き部を有する嵌装部材が設けられている。嵌装部材を手指に嵌めて歯磨き部で歯を擦ることにより、歯磨きを行うことができる。しかも、嵌装部材は、筒状に成形されている。これにより、嵌装部材においては、使用前から中空の状態(嵌装部材の内側面どうしが接触しない状態)が維持される。このため、嵌装部材が潰れている場合に比して、嵌装部材を手指に装着しやすくなる。
本発明によれば、手指への装着が容易な嵌装部材を備える口腔ケア具が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
(第1実施形態)
図1は、本発明による口腔ケア具の第1実施形態を示す斜視図である。口腔ケア具1は、口腔のケアに用いられる口腔ケア具であって、嵌装部材10を備えている。
嵌装部材10は、手指に嵌装される。嵌装部材10は、筒状に成形されている。嵌装部材10は、先端部10aが閉塞されるとともに後端部10bが開放された筒状をしている。先端部10aは、嵌装部材10の頂点を含む一定面積の領域であり、嵌装部材10が手指に嵌装されているときに当該手指の指先を覆う。後端部10bは、手指の挿入口となる環状の部分である。
嵌装部材10においては、手指に嵌装されているとき及び嵌装されていないときの双方において、中空の状態が自立的に維持される。かかる嵌装部材10の成形は、例えば、型押し成形、マッチドモールド成形、プレス成形等により行うことができる。
嵌装部材10は、伸縮性を有している。嵌装部材10の周方向の伸縮率は、120%以上であることが好ましい。ここで、嵌装部材10の周方向の伸縮率は、図2に示すように、嵌装部材10の最大周長L1の自然周長L0に対する割合として定義される。同図は、嵌装部材10を先端部10aの側から見た図である。自然周長L0は、嵌装部材10が力を受けていない状態での周長に等しい。最大周長L1は、嵌装部材10を径方向に弾性限度まで拡張したときの周長に等しい。
また、嵌装部材10の高さ方向の伸縮率も、120%以上であることが好ましい。ここで、嵌装部材10の高さ方向の伸縮率は、図3に示すように、嵌装部材10の最大高H1の自然高H0に対する割合として定義される。同図は、嵌装部材10を径方向から見た図である。自然高H0は、嵌装部材10が力を受けていない状態での高さに等しい。最大高H1は、嵌装部材10を高さ方向に弾性限度まで拡張したときの高さに等しい。
図4は、図1のIV−IV線に沿った端面図である。嵌装部材10は、吸水層12(第1の層)及び防水層14(第2の層)からなる。吸水層12は、嵌装部材10の外面を構成している。吸水層12は、嵌装部材10の外面の全体にわたって設けられている。吸水層12は、吸水性を有している。吸水層12には、口腔用の薬剤(図示せず)が予め含浸又は付着している。本実施形態においては、液体状の薬剤(薬液)が吸水層12に含浸している。液体状の薬剤としては、例えば、マウスウォッシュ(洗口液)、液体歯磨き等が挙げられる。
吸水層12は、歯を磨くための歯磨き部として機能する。すなわち、本実施形態においては、嵌装部材10の外面の全体に歯磨き部が設けられている。ただし、歯ブラシと異なり、嵌装部材10にブラシは設けられていない。吸水層12の摩擦係数は、嵌装部材10の内面(防水層14)の摩擦係数よりも大きい。吸水層12の表面粗さ(Ra)は、嵌装部材10の内面の表面粗さよりも大きい。吸水層12には、凹凸が形成されていることが好ましい。また、吸水層12は、防水層14よりも柔らかい材料からなることが好ましい。吸水層12としては、例えば、伸縮性を有する不織布シートを用いることができる。
防水層14は、嵌装部材10の内面を構成している。防水層14は、嵌装部材10の内面の全体にわたって設けられている。防水層14は、防水性を有しており、薬剤を透過させたり吸収したりしない。防水層14としては、例えば、伸縮性を有するプラスチックシートないしプラスチックフィルムを用いることができる。
口腔ケア具1の効果を説明する。口腔ケア具1においては、歯磨き部を有する嵌装部材10が設けられている。嵌装部材10を手指(例えば人差指)に嵌めて歯磨き部で歯を擦ることにより、歯磨きを行うことができる。しかも、嵌装部材10は、筒状に成形されている。これにより、嵌装部材10においては、使用前から中空の状態が維持される。このため、嵌装部材10が潰れている場合に比して、嵌装部材10を手指に装着しやすくなる。したがって、手指への装着が容易な嵌装部材10を備える口腔ケア具1が実現されている。
嵌装部材10は、筒状をしている。かかる形状の嵌装部材10は、手指にフィットさせやすいという利点がある。特に嵌装部材10は、先端部10aが閉塞されている。これにより、指先が先端部10aで覆われることになる。このため、歯磨き部で歯を磨く際、当該指先が口内に触れるのを防ぐことができ、衛生的である。
歯磨き部(吸水層12)は、吸水性を有している。この場合、歯磨き部に薬剤が含浸した状態で歯を磨くことができるため、歯磨き効果を高めることができる。特に歯磨き部には、薬剤が予め含浸している。これにより、薬剤を別途用意しなくても、歯磨き部に薬剤が含浸した状態で歯を磨くことができる。ただし、歯磨き部が吸水性を有することは、必須でない。
嵌装部材10は、伸縮性を有している。このため、手指に対して嵌装部材10を一層フィットさせやすくなる。特に嵌装部材10が周方向に伸縮性を有することにより、異なる太さを有する手指に対して嵌装部材10をフィットさせやすくなる。また、嵌装部材10が高さ方向に伸縮性を有することにより、異なる長さを有する手指に対して嵌装部材10をフィットさせやすくなる。ただし、嵌装部材10が伸縮性を有することは、必須でない。
歯磨き部(吸水層12)の摩擦係数は、嵌装部材10の内面(防水層14)の摩擦係数よりも大きい。このように歯磨き部の摩擦係数を大きくすることにより、歯磨き効果を高めることができる。ただし、歯磨き部の摩擦係数を嵌装部材10の内面のそれよりも大きくすることは、必須でない。
歯磨き部の表面粗さは、嵌装部材10の内面の表面粗さよりも大きい。このように歯磨き部の表面粗さを大きくすることによっても、歯磨き効果を高めることができる。ただし、歯磨き部の表面粗さを嵌装部材10の内面のそれよりも大きくすることは、必須でない。
嵌装部材10は、吸水層12及び防水層14を有している。このように嵌装部材10の外面を構成する層と内面を構成する層とを別々に設けることにより、各層の機能に応じて最適な材料を選択しやすくなる。例えば、吸水層12には歯磨きに適した材料を用いる一方で、防水層14には防水に適した材料を用いることができる。
防水層14は、防水性を有している。この場合、嵌装部材10の外面から内面に薬剤が浸透するのを確実に阻止することができる。これにより、歯磨き部で歯を磨く際、嵌装部材10が嵌装された手指に薬剤が付着するのを防ぐことができる。
(第2実施形態)
(第2実施形態)
図5は、本発明による口腔ケア具の第2実施形態を示す斜視図である。口腔ケア具2は、口腔のケアに用いられる口腔ケア具であって、嵌装部材10を備えている。
図6は、図5のVI−VI線に沿った端面図である。嵌装部材10は、吸水層12及び防水層14からなる。本実施形態において吸水層12は、防水層14の一部にのみ積層されている。このように、歯磨き部(吸水層12)は、嵌装部材10の外面の一部にのみ設けられている。
吸水層12は、嵌装部材10の後端部10bよりも先端部10a寄りに設けられている。すなわち、吸水層12から先端部10aまでの距離の方が、吸水層12から後端部10bまでの距離よりも短い。吸水層12は、嵌装部材10の先端部10aまで達する一方で、後端部10bには達しないように設けられている。すなわち、吸水層12は、後端部10bを避けるようにして、嵌装部材10の外面の一部にのみ設けられている。
嵌装部材10の外面における吸水層12以外の部分には、防水層14が露出している。すなわち、防水層14の一方の面は嵌装部材10の内面を構成し、防水層14の他方の面の一部(吸水層12が積層されていない部分)は、吸水層12と共に、嵌装部材10の外面を構成している。吸水層12の摩擦係数は、嵌装部材10の外面における吸水層12以外の部分(防水層14が露出している部分)の摩擦係数よりも大きい。また、吸水層12の表面粗さは、嵌装部材10の外面における上記部分の表面粗さよりも大きい。嵌装部材10のその他の構成は、第1実施形態で説明したとおりである。
口腔ケア具2の効果を説明する。歯磨き部(吸水層12)は、嵌装部材10の外面の一部にのみ設けられている。これにより、歯磨き部を触ることなく、嵌装部材10を手指に嵌装しやすくなる。つまり、嵌装部材10を一方の手の指に被せる際、嵌装部材10の外面における吸水層12以外の部分を他方の手で持つことにより、当該他方の手が歯磨き部に触れてしまうのを回避することができる。このように歯磨き部に手が触れないことは、衛生上の観点から好ましい。
吸水層12は、嵌装部材10の後端部10bよりも先端部10a寄りに設けられている。このため、吸水層12が後端部10b寄りに設けられている場合に比して、嵌装部材10を口内に浅く入れた状態で歯を磨くことができる。嵌装部材10の後端部10b付近は、嵌装部材10を手指に嵌装する際に手が触れる部分である。それゆえ、衛生上の観点から、嵌装部材10を口内に深く入れすぎないようにすることが好ましい。
吸水層12は、嵌装部材10の先端部10aまで達するように設けられている。このため、嵌装部材10の先端部10a付近でも歯を磨くことができる。これにより、嵌装部材10が口内に深く入りすぎるのを一層防ぎやすくなる。
歯磨き部(吸水層12)の摩擦係数は、嵌装部材10の外面における歯磨き部以外の部分の摩擦係数よりも大きい。このように歯磨き部の摩擦係数を大きくすることにより、歯磨き効果を高めることができる。
歯磨き部の表面粗さは、嵌装部材10の外面における歯磨き部以外の部分の表面粗さよりも大きい。このように歯磨き部の表面粗さを大きくすることによっても、歯磨き効果を高めることができる。口腔ケア具2のその他の効果は、口腔ケア具1と同様である。
(第3実施形態)
(第3実施形態)
図7は、本発明による口腔ケア具の第3実施形態を示す斜視図である。口腔ケア具3は、口腔のケアに用いられる口腔ケア具であって、複数の嵌装部材を備えている。複数の嵌装部材は、嵌装部材20(第1の嵌装部材)及び嵌装部材30(第2の嵌装部材)を含んでいる。本実施形態において嵌装部材20及び嵌装部材30は、別体に設けられている。
嵌装部材20は、親指に嵌装される。嵌装部材20は、筒状に成形されている。嵌装部材20は、先端部20aが閉塞されるとともに後端部20bが開放された筒状をしている。嵌装部材20においては、親指に嵌装されているとき及び嵌装されていないときの双方において、中空の状態が自立的に維持される。
嵌装部材20の高さ(自然高)d1は、例えば、3〜6cm程度である。また、嵌装部材20の径d2は、例えば、1.5〜2.5cm程度である。径d2は、自然径、すなわち嵌装部材20が力を受けていない状態での径である。
嵌装部材30は、人差指に嵌装される。嵌装部材30は、筒状に成形されている。嵌装部材30は、先端部30aが閉塞されるとともに後端部30bが開放された筒状をしている。嵌装部材30においては、人差指に嵌装されているとき及び嵌装されていないときの双方において、中空の状態が自立的に維持される。
嵌装部材30の高さ(自然高)d3は、例えば、5〜8cm程度である。嵌装部材30の高さd3は、嵌装部材20の高さd1よりも大きい。また、嵌装部材30の径(自然径)d4は、例えば、1〜2cm程度である。嵌装部材30の径d4は、嵌装部材20の径d2よりも小さい。
図8は、図7のVIII−VIII線に沿った嵌装部材20の端面図である。嵌装部材20は、吸水層22(第1の層)及び防水層24(第2の層)からなる。吸水層22は、嵌装部材20の外面を構成している。吸水層22は、吸水性を有している。吸水層22には、口腔用の薬剤が予め含浸又は付着している。吸水層22は、歯を磨くための歯磨き部として機能する。なお、図7及び図8においては吸水層22が嵌装部材20の外面の全体にわたって設けられているが、吸水層22は、嵌装部材20の外面の一部にのみ設けられてもよい。
防水層24は、嵌装部材20の内面を構成している。防水層24は、嵌装部材20の内面の全体にわたって設けられている。防水層24は、防水性を有しており、薬剤を透過させたり吸収したりしない。
図9は、図7のIX−IX線に沿った嵌装部材30の端面図である。嵌装部材30は、吸水層32(第1の層)及び防水層34(第2の層)からなる。吸水層32は、嵌装部材30の外面を構成している。吸水層32は、吸水性を有している。吸水層32には、口腔用の薬剤が予め含浸又は付着している。吸水層32は、歯を磨くための歯磨き部として機能する。なお、図7及び図9においては吸水層32が嵌装部材30の外面の全体にわたって設けられているが、吸水層32は、嵌装部材30の外面の一部にのみ設けられてもよい。
防水層34は、嵌装部材30の内面を構成している。防水層34は、嵌装部材30の内面の全体にわたって設けられている。防水層34は、防水性を有しており、薬剤を透過させたり吸収したりしない。各嵌装部材20,30のその他の構成は、嵌装部材10と同様である。
口腔ケア具3の効果を説明する。口腔ケア具3においては、複数の嵌装部材が設けられている。これにより、新しい嵌装部材を用いて複数回にわたって歯磨きを行うことができる。さらに、2つの嵌装部材を用いて2本の指で挟むようにして歯を磨くこともできるため、歯の表裏を磨きやすくなる。また、2本の指で同時に歯を磨くことができるため、歯磨きを効率良く行うことができる。
複数の嵌装部材は、親指に嵌装される嵌装部材20と人差指に嵌装される嵌装部材30とを含んでいる。このため、これらの嵌装部材20及び嵌装部材30を用いて親指と人差指とで挟むようにして歯を磨くことができる。このように親指及び人差指の組み合わせからなる2本の指を用いる場合、他の組み合わせからなる2本の指を用いる場合に比して、歯を磨きやすいという利点がある。
嵌装部材30の高さd3は、嵌装部材20の高さd1よりも大きい。この場合、親指及び人差指のそれぞれに対して嵌装部材20及び嵌装部材30をフィットさせやすくなる。すなわち、比較的小さい高さを有する嵌装部材20を比較的短い指である親指に被せる一方で、比較的大きい高さを有する嵌装部材30を比較的長い指である人差指に被せることにより、それぞれの指に嵌装部材20及び嵌装部材30をフィットさせやすくなる。
嵌装部材30の径d4は、嵌装部材20の径d2よりも小さい。この場合、親指及び人差指のそれぞれに対して嵌装部材20及び嵌装部材30をフィットさせやすくなる。すなわち、比較的大きい径を有する嵌装部材20を比較的太い指である親指に被せる一方で、比較的小さい径を有する嵌装部材30を比較的細い指である人差指に被せることにより、それぞれの指に嵌装部材20及び嵌装部材30をフィットさせやすくなる。
嵌装部材20及び嵌装部材30は、別体に設けられている。この場合、嵌装部材20を親指に被せる作業と嵌装部材30を人差指に被せる作業とを互いに独立して行うことができる。このため、各嵌装部材20,30を容易に装着することができる。口腔ケア具3のその他の効果は、口腔ケア具1,2と同様である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態において口腔ケア具は、例えば図10に示す袋体40を備えていてもよい。袋体40は、正面視で矩形をしている。袋体40の長さd5は、例えば、5〜10cm程度である。また、袋体40の幅d6は、例えば、3〜6cm程度である。ここで、長さd5は、袋体40を平坦にした状態(後述する薬剤及び嵌装部材が収容されていない状態)における上端から下端までの距離として定義される。幅d6も、同様の状態における左端から右端までの距離として定義される。
袋体40には、口腔用の薬剤が収容されている。袋体40は、薬剤が外に漏れないように密封されている。袋体40の上端の近傍には、開封予定部42が存在している。開封予定部42は、袋体40を開封する位置の目安となる部分である。開封予定部42は、袋体40の左端から右端まで延在している。開封予定部42の端部には、袋体40の開封を容易にするための切り口43が形成されている。切り口43の延長線上に開封予定部42が存在する。
袋体40は、繰り返し開閉可能である。ここで、繰り返し開閉可能とは、テープやクリップ等の道具を使用することなく、袋体40が開封された状態と密封された状態とを交互に何度も切り替えられることをいう。袋体40は、ジッパー44を有している。ジッパー44は、開封予定部42に沿って、開封予定部42の下側に設けられている。切り口43から袋体40を開封した後も、ジッパー44を閉じることにより、袋体40を再び密封することができる。袋体40の材料としては、例えば、プラスチック又はアルミニウムを用いることができる。
袋体40には、嵌装部材(嵌装部材10又は嵌装部材20,30)も収容されている。薬剤と嵌装部材とは、袋体40内の同一空間において、別々に収容されている。すなわち、薬剤の少なくとも一部は、嵌装部材から離れた状態で袋体40内に存在している。
このように薬剤と嵌装部材とが袋体40に収容されている場合、袋体40から取り出した薬剤で口内を洗浄するとともに、嵌装部材で歯磨きを行うことができる。また、袋体40は繰り返し開閉可能であるため、袋体40から嵌装部材を取り出した後も、残りの薬剤を袋体40に密閉状態で保管しておくことが容易となる。特に袋体40はジッパー44を有しているため、簡易な構造で、繰り返し開閉可能な袋体40を実現することができる。
さらに、薬剤と嵌装部材とは袋体40内の同一空間において別々に収容されているため、袋体40内で歯磨き部を薬剤に浸すことができる。これにより、常に充分な量の薬剤を歯磨き部に供給することができる。ただし、袋体40に収容された薬剤の全てが、嵌装部材に含浸又は付着した状態で袋体40内に存在していてもよい。
上記実施形態において嵌装部材10は、全体又は一部が網状に形成されていてもよい。かかる構造によれば、嵌装部材10の伸縮性を高めることができる。嵌装部材20,30についても同様である。
上記実施形態においては、嵌装部材10の先端部10aが閉塞されている場合を例示した。しかし、嵌装部材10は、図11に示すように、先端部10aが開放された筒状をしていてもよい。この場合、図12に示すように、嵌装部材10が嵌装された手指90においては、指先が先端部10aから突出してもよい。嵌装部材20,30についても同様である。
上記実施形態においては、嵌装部材10の外面に歯磨き部(吸水層12)が設けられた場合を例示した。しかし、歯磨き部は、嵌装部材10の内面に設けられてもよい。その場合、嵌装部材10は、裏返した状態でも手指に嵌装することが可能である。つまり、嵌装部材10を裏返してから手指に嵌装することにより、内面に設けられた歯磨き部で歯を磨くことができる。嵌装部材10の内面は、使用前(嵌装部材が裏返される前)、外部に晒されている外面に比して、雑菌等が付着しにくい。それゆえ、かかる内面で歯を磨くことは、衛生上の観点から好ましい。なお、歯磨き部は、嵌装部材10の外面又は内面の一方にのみ設けられてもよいし、外面及び内面の双方に設けられてもよい。嵌装部材20,30についても同様である。
上記実施形態においては、嵌装部材10が複数の層(吸水層12及び防水層14)からなる場合を例示した。しかし、嵌装部材10は、単一の層からなっていてもよい。その場合、例えば、嵌装部材10の外面の全体又は一部に表面処理(例えば粗面化処理)を施すことにより、歯磨き部を形成してもよい。嵌装部材10の材料としては、例えば、不織布、プラスチック又はラテックスを用いることができる。嵌装部材20,30についても同様である。
上記実施形態においては、嵌装部材20及び嵌装部材30が別体に設けられた場合を例示した。しかし、嵌装部材20及び嵌装部材30は、図13に示すように、一体に設けられてもよい。同図において嵌装部材20及び嵌装部材30は、連結部材50を介して互いに連結されている。連結部材50は、一端が嵌装部材20の後端部20bに接続されるとともに、他端が嵌装部材30の後端部30bに接続されている。連結部材50は、例えば、紐状又は帯状をしている。連結部材50は、柔軟性及び伸縮性を有することが好ましい。
上記実施形態においては、口腔用の薬剤が液体状である場合を例示した。しかし、かかる薬剤は、ペースト状、ジェル状又は粉末状であってもよい。
1 口腔ケア具
2 口腔ケア具
3 口腔ケア具
10 嵌装部材
10a 先端部
10b 後端部
12 吸水層(第1の層)
14 防水層(第2の層)
20 嵌装部材(第1の嵌装部材)
20a 先端部
20b 後端部
22 吸水層(第1の層)
24 防水層(第2の層)
30 嵌装部材(第2の嵌装部材)
30a 先端部
30b 後端部
32 吸水層(第1の層)
34 防水層(第2の層)
40 袋体
42 開封予定部
43 切り口
44 ジッパー
50 連結部材
90 手指
2 口腔ケア具
3 口腔ケア具
10 嵌装部材
10a 先端部
10b 後端部
12 吸水層(第1の層)
14 防水層(第2の層)
20 嵌装部材(第1の嵌装部材)
20a 先端部
20b 後端部
22 吸水層(第1の層)
24 防水層(第2の層)
30 嵌装部材(第2の嵌装部材)
30a 先端部
30b 後端部
32 吸水層(第1の層)
34 防水層(第2の層)
40 袋体
42 開封予定部
43 切り口
44 ジッパー
50 連結部材
90 手指
Claims (26)
- 歯を磨くための歯磨き部を有し、手指に嵌装される嵌装部材を備え、
前記嵌装部材は、筒状に成形されていることを特徴とする口腔ケア具。 - 請求項1に記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部は、吸水性を有する口腔ケア具。 - 請求項1又は2に記載の口腔ケア具において、
前記嵌装部材は、伸縮性を有する口腔ケア具。 - 請求項3に記載の口腔ケア具において、
前記嵌装部材の周方向の伸縮率は、120%以上である口腔ケア具。 - 請求項3又は4に記載の口腔ケア具において、
前記嵌装部材の高さ方向の伸縮率は、120%以上である口腔ケア具。 - 請求項1乃至5の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部には、口腔用の薬剤が予め含浸又は付着している口腔ケア具。 - 請求項1乃至6の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記嵌装部材は、先端部が閉塞された筒状をしている口腔ケア具。 - 請求項1乃至7の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部は、前記嵌装部材の外面に設けられている口腔ケア具。 - 請求項8に記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部の摩擦係数は、前記嵌装部材の内面の摩擦係数よりも大きい口腔ケア具。 - 請求項8又は9に記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部の表面粗さは、前記嵌装部材の内面の表面粗さよりも大きい口腔ケア具。 - 請求項8乃至10の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部は、前記嵌装部材の前記外面の一部にのみ設けられている口腔ケア具。 - 請求項11に記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部の摩擦係数は、前記嵌装部材の前記外面における当該歯磨き部以外の部分の摩擦係数よりも大きい口腔ケア具。 - 請求項11又は12に記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部の表面粗さは、前記嵌装部材の前記外面における当該歯磨き部以外の部分の表面粗さよりも大きい口腔ケア具。 - 請求項1乃至13の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記歯磨き部は、前記嵌装部材の内面に設けられており、
前記嵌装部材は、裏返した状態で前記手指に嵌装することが可能である口腔ケア具。 - 請求項1乃至14の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記嵌装部材は、当該嵌装部材の外面又は内面の一方を構成する第1の層と、当該嵌装部材の前記外面又は前記内面の他方を構成する第2の層とを有する口腔ケア具。 - 請求項15に記載の口腔ケア具において、
前記第1の層は、吸水性を有し、
前記第2の層は、防水性を有する口腔ケア具。 - 請求項1乃至16の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記嵌装部材は、型押し成形により筒状に成形されている口腔ケア具。 - 請求項1乃至17の何れかに記載の口腔ケア具において、
複数の前記嵌装部材を備える口腔ケア具。 - 請求項18に記載の口腔ケア具において、
前記複数の嵌装部材は、親指に嵌装される前記嵌装部材である第1の嵌装部材と、人差指に嵌装される前記嵌装部材である第2の嵌装部材とを含む口腔ケア具。 - 請求項19に記載の口腔ケア具において、
前記第2の嵌装部材の高さは、前記第1の嵌装部材の高さよりも大きい口腔ケア具。 - 請求項19又は20に記載の口腔ケア具において、
前記第2の嵌装部材の径は、前記第1の嵌装部材の径よりも小さい口腔ケア具。 - 請求項19乃至21の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記第1及び第2の嵌装部材は、別体に設けられている口腔ケア具。 - 請求項19乃至21の何れかに記載の口腔ケア具において、
前記第1及び第2の嵌装部材は、一体に設けられている口腔ケア具。 - 請求項1乃至23の何れかに記載の口腔ケア具において、
口腔用の薬剤と前記嵌装部材とが収容された袋体を備える口腔ケア具。 - 請求項24に記載の口腔ケア具において、
前記袋体は、繰り返し開閉可能である口腔ケア具。 - 請求項25に記載の口腔ケア具において、
前記袋体は、ジッパーを有する口腔ケア具。
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