JP2017133162A - 立体駐車場 - Google Patents

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伸裕 久保田
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【課題】ケーブルの乱巻が起こりにくく、スペース効率に優れた立体駐車場を提供する。【解決手段】立体駐車場は、巻取装置5が、ゲート4に接続されたケーブル7と、ケーブル7が巻き付けられるドラム8と、ドラム8を回転駆動する駆動用モータ9と、を有し、ケーブル7は、ドラム8に1本で巻き付けられる巻付き部71と、巻付き部71から2本に分岐してゲート4の幅方向両端部に分かれて接続されるゲート接続部72と、を有して構成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、立体駐車場に関する。
一般的な立体駐車場として、車両を収容する複数の収容部が上下方向に沿って配置された立体駐車場が知られている。このような立体駐車場に車両を駐車する際には、以下のような手順を行う。まず、立体駐車場に駐車させる車両を、出入口の前方に一時停止させる。次に、運転者によるスイッチ操作で収容部を昇降させ、車両の搭載されていない収容部を地面と略同等の高さまで移動させる。その後、移動させた収容部上に車両を移動させ、駐車を完了する。このような立体駐車場の収容部が昇降する際に、立体駐車場内への進入を防止するためのゲートが知られている(特許文献1)。
特許文献1記載のゲートは、横行昇降式の立体駐車場に利用され、複数の(例えば3つ)の出入口を同時に開閉させるためのものである。
特開2001−106039号公報
また、図6はゲートを昇降させるために用いられる一般的な巻取装置の構成を示したものであり、当該巻取装置は、巻上げドラム80と、巻上げドラム80を駆動するゲート駆動用モータ70と、を備えている。この図に示すように、従来のゲート巻取装置では、巻上げドラム80として一層巻取り式のドラムを用い、2本のケーブル30a,30bを同一ドラム上に位置をずらして巻き取っていた。そのため、巻上げドラム80の全長が長くなり、巻上げドラム80が長くなる分、余分に設置スペースを必要とする問題点があった。
また、2本のケーブル30a,30bを同一ドラム80上に軸方向に位置をずらして巻き取るため、ケーブルの乱巻きが起こりやすく、これにより左右のケーブル30a,30bの巻上げや巻戻しに速度差が生じて作動がスムースにできなくなる場合があった。更に、ケーブル30a,30bを同一ドラム上に位置をずらして巻き取るため、ケーブルのフリートアングル(鉛直とのなす角度)が大きくなりやすく、ゲート駆動部の設置位置の最適化が困難であり、余分な案内プーリを必要とする、速度差が大きくなる、等の問題点があった。
そこで、本発明は、ケーブルの乱巻が起こりにくく、スペース効率に優れた立体駐車場を提供することを課題とする。
上記目的を解決するために本発明は以下の構成を備える。即ち、請求項1記載の発明は、上下方向に沿って配置された、車両を収容する複数の収容部と、前記収容部に収容された車両の入出庫を行うための入出庫口を開閉するゲートと、前記ゲートの昇降を行う巻取装置と、を備え、前記巻取装置が、前記ゲートに接続されたケーブルと、前記ケーブルが巻き付けられるドラムと、前記ドラムを回転駆動する駆動用モータと、を有し、前記ケーブルが、前記ドラムに1本で巻き付けられる巻付き部と、前記巻付き部から2本に分岐して前記ゲートの幅方向両端部に分かれて接続されるゲート接続部と、を有して構成されることを特徴とする立体駐車場である。
本発明の立体駐車場は、ケーブルが、ドラムに1本で巻き付けられる巻付き部と、巻付き部から2本に分岐してゲートの幅方向両端部に分かれて接続されるゲート接続部と、を有して構成されるので、複数のケーブルを巻き取るのに比べて、ケーブルの乱巻が起こりにくい。また、複数のケーブルを巻き取るのに比べてドラムの全長を短くすることができるため、スペース効率に優れる。
本発明の一実施形態に係る立体駐車場の概略構成を示した図である。 図1の立体駐車場の側面図である。 図1の立体駐車場が備えるゲート、巻取装置及びケーブルの配索を示した図である。 巻取装置の拡大図である。 図4の巻取装置の側面図である。 従来の立体駐車場が備えるゲート駆動装置を示した図である。
以下、本発明の一実施形態に係る立体駐車場について、図1から図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態の立体駐車場1の概略構成を示す図であり、立体駐車場1を正面から見た図である。図2は、立体駐車場1の側面図であり、図2において右側が立体駐車場1の正面側となっており、左側が立体駐車場1の奥側となっている。
本実施形態の立体駐車場1は、上下方向に沿って配置された、車両Vを収容する複数の収容部としてのパレット2と、パレット2に収容された車両Vの入出庫を行うための入出庫口3を開閉するゲート4と、ゲート4の昇降を行う巻取装置5と、地下に形成された車両収容空間であるピットPと、立体駐車場1を操作する操作部11と、を備えている。
立体駐車場1は、パレット2が上下方向に沿って3つ配置されたものをパレット組2Aとして、このパレット組2Aが左右方向に3列並べられて配されており、計9台の車両を収容可能となっている。立体駐車場1は、パレット組2Aが上下方向に昇降することにより、地面Gと略同等の高さに配される入出庫段のパレット2を変えて、入手庫口3を介して車両Vの入出庫を行う構成となっている。図1及び図2においては、パレット組2Aのうち上段のパレット2が地面Gと略同等の高さに配されており、中段及び下段のパレット2がピットP内に配されている。
立体駐車場1の地上部分には、各パレット組2Aより正面側に上下方向に延びる一組の柱6が設けられている。一組の柱6はパレット組2Aに収容される車両Vが通過可能なように幅を空けて配されている。柱6はH形鋼であり、H形鋼の2つのフランジ部分が立体駐車場1の正面側と奥側に配されるように備えられている。また、一組の柱6はその上端部近傍が、水平方向に延びる梁61で繋がれている。梁61の上面には、正面視で右側端部近傍にプーリ74a、正面視で左側端部近傍にプーリ74bが配されている。
図3は、立体駐車場1が備えるゲート4、巻取装置5及びケーブル7の配索を示した図である。図3に示すように、正面視で略長方形に形成されたゲート4は、長辺が上下に配され、短辺が柱6と平行に配され、一対の柱6の間を昇降する。ゲート4の上側の長辺の幅方向両端部にはケーブル7を接続するための2つの接続部41が設けられている。また、ゲート4の両短辺には、上下方向に沿って2つのガイドローラ42が設けられている。ガイドローラ42は、一対の柱6の正面側のフランジの端部に沿って転動し、ゲート4の上下方向の昇降をガイドする。なお、図1において、左側のゲート4は全開した状態であり、中央及び右側のゲート4は全閉した状態となっている。
図4は、巻取装置5の拡大図であり、図5は、図4の巻取装置5の側面図である。巻取装置5は、ゲート4に接続されたケーブル7と、ケーブル7が巻き付けられるドラム8と、ドラム8を回転駆動する駆動用モータ9と、を有し、柱6の最上部に配され固定されている。巻取装置5のうち、ドラム8と駆動用モータ6は、雨などに晒されないようカバー51内に収容されており、カバー51には、ドラム8に巻き付けられたケーブル7を挿通させるための挿通孔52が形成されている。
ケーブル7は、ドラム8に1本で巻き付けられる巻付き部71と、巻付き部71から2本に分岐してゲート4の幅方向両端部に分かれて接続されるゲート接続部72と、これらを固定する固定部材73と、を有して構成されている。巻付き部71は、その一端がドラム8の後述する巻取り部8aの底部に形成された固定孔(図示せず)に固定されている。2本のゲート接続部72は、それぞれ巻付き部71の他端に、固定部材73で固定され巻付き部71から2本に分岐して形成されている。つまり、ドラム8に巻き付けられるケーブル7は、固定部材73を分岐点としてドラム8寄りが巻付き部71を構成し、固定部材73よりゲート4寄りがゲート接続部72を構成している。2本のゲート接続部72は、ゲート4の2つの接続部41にそれぞれ接続される。
ドラム8は、図4及び図5に示すように、駆動用モータ9の出力軸9aに直接取り付けられて、1本の巻付き部71(ケーブル7)を多層に巻き取る1条の巻取り部8aを有している。巻取り部8aは、円盤状の板状部材の周面に周方向に形成された溝によって構成されており、巻付き部71は、ドラム8の回転により巻取り部8aの周りに巻き付けられる。巻取り部8aは、ケーブルの乱巻を防ぐために、巻付き部71(ケーブル7)の外径よりわずかに広い間隔に設定されている。また、巻取り部8aの直径(D1)は、たとえば、巻取り部8aの最小巻取径が、巻き終わり時(D2)の最大巻取径の2/3以下になるように設定されている。
次に、ケーブル7の配索について、図3を用いて説明する。2本のゲート接続部72は、プーリ74aで2本そろって案内されて、一方のゲート接続部72がゲート4の右側に配された接続部41に接続される。他方のゲート接続部72は、プーリ74aで折り返されたのち、パレット組2Aの幅方向左側に配されたプーリ74bで案内されてゲート4の左側に配された接続部41に接続される。
次に、上述した立体駐車場1の動作の一例について、図1〜図5を用いて説明する。まず、ゲート4が全閉の状態においては、ゲート4は入手庫口3を塞ぐように最も下方に配されている(図1における中央及び右側のゲート4)。この時、巻付き部71は、巻取り部8aに巻き付けられておらず、ドラム8からもっとも巻き出された状態となっており、固定部材73は、ドラム8から最も離れた位置であるプーリ74aの手前(上端側)に位置している。
ゲート4が全閉の状態において、操作部11からゲート4を開ける指示信号が制御部(図示せず)に入力されると、制御部は駆動用モータ9を駆動し、ドラム8を正面視で反時計回り方向に回転駆動させ、ケーブル7の巻取りを開始する。ドラム8の回転により、巻付き部71は巻取り部8aの周りに多層に巻き取られていき、ドラム8の巻付き部71の巻取り量に伴ってゲート4は引き上げられ上昇していく。このとき、固定部材73(分岐点)は、巻付き部71の巻取りに伴って、巻取装置5側に移動していく。巻付き部71が巻取り部8aに完全に巻き取られると、制御部は駆動用モータ9を停止し、ドラム8の回転駆動を停止させ、ゲート4の上昇を停止する。これにより、ゲート4は最も上方に配されて全開となる。この時、固定部材73(分岐点)はドラム8に最も近い位置に位置している。ゲート4の上昇が停止し全開となると、使用者は入出庫口3を介して車両Vの入庫又は出庫を行うことができる。
また、ゲート4が全開の状態において、操作部11からゲート4を閉める指示信号が制御部(図示せず)に入力されると、制御部は駆動用モータ9を駆動し、ドラム8を正面視で時計回り方向に回転駆動させ、ケーブル7の引き出しを開始する。ドラム8の回転により、巻付き部71は巻取り部8aの周りから引き出されていき、ドラム8の巻付き部71の引き出し量に伴ってゲート4は下降していく。このとき、固定部材73(分岐点)は、巻付き部71の引き出しに伴って、プーリ74a側に移動していく。巻付き部71が巻取り部8aから完全に引き出されると、制御部は駆動用モータ9を停止し、ドラム8の回転駆動を停止させ、ゲート4の下降を停止する。これにより、ゲート4は最も下方に配されて全閉となる。この時、固定部材73(分岐点)はプーリ74aの手前に位置している。
本実施形態の立体駐車場1は、巻取装置5が、ゲート4に接続されたケーブル7と、ケーブル7が巻き付けられるドラム8と、ドラム8を回転駆動する駆動用モータ9と、を有し、ケーブル7は、ドラム8に1本で巻き付けられる巻付き部71と、巻付き部71から2本に分岐してゲート4の幅方向両端部に分かれて接続されるゲート接続部72と、を有して構成されている。このような構成により、ドラム8が巻き取る又は引き出すケーブルを1本とすることができる。従って、複数のケーブルを巻き取るのに比べて、ケーブル7の乱巻が起こりにくい。また、複数のケーブルを巻き取るのに比べてドラム8の全長を短くすることができるため、スペース効率に優れる。
また、本実施形態の立体駐車場1は、ドラム8が、1本の巻付き部71(ケーブル7)を多層に巻き取る1条の巻取り部8aを有しており、巻付き部71は、ドラム8の回転により巻取り部8aの周りに巻き付けられる。このような構成により、ドラムの全長をより短くすることができるため、よりスペース効率に優れる。また、ドラム8において出力軸9aの軸方向の巻取り位置が変化しないので、ケーブル7の乱巻きやフリートアングルの発生を本質的になくすことができる。さらに、1本の巻付き部71(ケーブル7)を1条の巻取り部8aに多層に巻き取るので、その巻取径が下降停止間際と上昇開始時には小さくなり、これにより同一のドラム回転速度で下降停止間際と上昇開始時にゲート4の作動速度を遅くすることができる。従って、作動速度を変化させるための特別な駆動モータや制御装置を用いることなく作動速度を変化させることができ、安価に製造することができる。
また、本実施形態の立体駐車場1は、使用するパレット2を含むパレット組2Aの正面側に配されたゲート4のみを開閉することができる。そのため、使用しない複数の入出庫口を同時に開閉させる必要がなく、使用するエネルギーを小さくすることができる。
以上、説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、当該実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の立体駐車場の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上記実施形態において立体駐車場1は、パレット2が上下方向に沿って3つ配置されたものをパレット組2Aとして、当該パレット組2Aが左右方向に3組並べられて配されている構成としたが、これに限定されることはない。例えば、パレット2が上下方向に沿って2つ配置されていてもよく、4つ以上配置されていてもよい。また、パレット組2Aが、左右方向に並べられておらず1つ又は2つ配置されていてもよく、左右方向に4組以上配置されていてもよい。
また、上記実施形態において立体駐車場1は、巻取装置5が、正面視で左側に配される柱6の最上部に配され固定されている構成としたが、これに限定されることはなく、正面視で右側に配される柱6に配され固定されていてもよい。
また、上記実施形態において立体駐車場1は、ドラム8が、正面視で反時計回り方向に回転駆動するとケーブル7の巻取りを開始し、正面視で時計回り方向に回転駆動するとケーブル7の引き出しを開始する構成としたが、これに限定されることはなく、ドラム8が、正面視で時計回り方向に回転駆動するとケーブル7の巻取りを開始し、正面視で反時計回り方向に回転駆動するとケーブル7の引き出しを開始する構成としてもよい。
1 立体駐車場
2 パレット(収容部)
3 入出庫口
4 ゲート
5 巻取装置
7 ケーブル
71 巻付き部
72 ゲート接続部

Claims (1)

  1. 上下方向に沿って配置された、車両を収容する複数の収容部と、
    前記収容部に収容された車両の入出庫を行うための入出庫口を開閉するゲートと、
    前記ゲートの昇降を行う巻取装置と、を備え、
    前記巻取装置が、前記ゲートに接続されたケーブルと、前記ケーブルが巻き付けられるドラムと、前記ドラムを回転駆動する駆動用モータと、を有し、
    前記ケーブルが、前記ドラムに1本で巻き付けられる巻付き部と、前記巻付き部から2本に分岐して前記ゲートの幅方向両端部に分かれて接続されるゲート接続部と、を有して構成されることを特徴とする立体駐車場。
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