JP2017141184A - ピーリングパック剤 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には軽量でかさばらないシート状のフィルムとして安価に製造でき、顔面への適合性及びパック効果の優れたシート状パック剤が記載されている。
特許文献2には水溶性高分子、多価アルコール、架橋剤、水及び美肌成分を含む基剤に、清涼剤、芳香剤および/または皮脂調整剤を配合して成るシート状パック剤が記載されている。
しかし、上記特許文献1及び2に記載のシート状パック剤に含浸されている美容成分等を皮膚に深く浸透させるには、シート状パック剤を使用する前に皮膚を洗浄する等の工程が必要であり、作業が煩雑になるという問題点を有する。
特許文献3では、ビニルポリマー及び4級カチオン系界面活性剤としてモノアルキルトリメチルアンモニウム塩及び/又はジアルキルジメチルアンモニウム塩を含む皮膚洗浄剤が記載されており、この皮膚洗浄剤が皮膚の汚れの除去効果に優れ、洗い流した後や拭取った後の皮膚状態が潤沢性にも優れると共に、汚れが除去される過程がより視覚的に実感され得るものであることが記載されている。
しかし、上記特許文献3に記載の皮膚洗浄剤を使用しても美白効果や保湿効果を十分に得るためには、皮膚洗浄剤を使用後化粧水や乳液、美容液等を塗布する工程が必要であり、作業が煩雑になるという問題点を有する。
よって、本発明は皮膚洗浄と美容成分や抗菌剤等の供給を同時に行うことができるピーリングパック剤を提供するものである。
基材が吸水性素材からなるシートであり、紙、コットン、パルプ、レーヨン、シルク、ポリエステルのいずれか1つ又は2つ以上の組み合わせを含むことで、主剤を含浸させることができる基材とすることができる。これにより、皮膚洗浄及び美白成分や抗菌剤等の供給を同時に行うことができるピーリングパック剤とすることができるため、別々に使用するよりも短い時間で肌を手入れすることができる。
また、主剤によって皮膚の汚れや角質を除去するため、美白成分や抗菌剤等を皮膚により深く浸透させることができる。
主剤が基材に含浸されている状態で使用者に提供されることで、使用者は容易に短時間で皮膚洗浄及び美白成分や抗菌剤等の供給を同時に行うことができる。
基材が吸水性素材からなるシートであり、紙、コットン、パルプ、レーヨン、シルク、ポリエステルのいずれか1つ又は2つ以上の組み合わせを含むことで、主剤を含浸させることができる基材とすることができる。これにより、皮膚洗浄及び美白成分や抗菌剤等の供給を同時に行うことができるピーリングパック剤とすることができるため、別々に使用するよりも短い時間で肌を手入れすることができる。
また、主剤によって皮膚の汚れや角質を除去するため、美白成分や抗菌剤等を皮膚により深く浸透させることができる。
主剤と基材が別体として収納された状態で使用者に提供されることで、一体となって収納されている場合と比較して長期間保存することができ、使用者は基材に含浸させる主剤の量を自ら調節して使用することができる。
美白成分がビタミンC及びその誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、ハイドロキノン、エラグ酸、ルシノール、リノール酸、コウジ酸、トラネキサム酸又はこれらの成分の2種以上の組み合わせからなる群から選択されたものを使用することで、高い美白効果を得ることができる。
抗菌剤がイソプロピルメチルフェノール、トリクロサン又はその組み合わせからなる群から選択されたものを使用することで、高い抗菌効果を得ることができる。
1−1.水溶性ポリマー
本発明で使用される水溶性ポリマーは、従来から主剤(ピーリング剤)において増粘剤として用いられており、粘度に影響し、垢状の固形化した凝集物を発生させるために必要な要素である。
具体的には、ノベオン社製のカーボポール1382、和光純薬工業社製のカルボマー103等の各市販品を本発明の主剤において配合することができる。水溶性ポリマーは単一の物質であっても、いくつかの物質を組み合わせたものであっても良い。
本発明で使用される4級カチオン系界面活性剤は、従来から主剤(ピーリング剤)において用いられており、垢状の固形化した凝集物を発生させるために必要な要素である。
臭化アルキルトリメチルアンモニウムは臭化ステアリルトリメチルアンモニウムや臭化ベヘニルトリメチルアンモニウムを含む。塩化アルキルトリメチルアンモニウムは塩化ステアリルトリメチルアンモニウムや塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムを含む。塩化トリ(ポリオキシエチレン)アルキルアンモニウムは塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウムや塩化トリ(ポリオキシエチレン)ベヘニルアンモニウムを含む。
カルシウムイオンやマグネシウムイオン等の金属イオンのカチオンとしての形態をとる場合には、上記の水溶性ポリマーと接触しても安定した水溶液が得られないため、好ましくない。
4級カチオン系界面活性剤は単一の物質であっても、いくつかの物質を組み合わせたものであっても良い。
本発明の主剤には、上記構成成分の他に必要に応じて、一般的に化粧料に配合される各種成分等を、上記本発明の効果を妨げない限り配合することができる。
これらの成分として、1価又は2価の塩、美白成分、保湿剤、アルコール、抗菌剤、抗炎症剤、植物エキス、洗浄剤、着色剤、エモリエント剤、香り成分及びビタミン類等が挙げられる。
本発明においてこの1価又は2価の塩を適切な濃度で加えることで、粘度が5−2000mPa・S、好ましくは10−400mPa・Sの主剤とすることができる。これは、粘度が通常5000mPa・S以上である従来のジェル状の主剤と比較して粘度が格段に低いものである。
1価又は2価の塩として様々な製品が市販されているが、本発明に用いる1価又は2価の塩は、特に限定されず、いずれのタイプのものでも良い。1価又は2価の塩として、例えば塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、塩化カリウム又は塩化バリウム等が挙げられる。
本発明の主剤における1価又は2価の塩の配合量は主剤の0.01重量%から5.0重量%であることが好ましい。配合量が0.01重量%未満だと主剤がジェル状になってしまい、基材に含浸させにくくなるため、好ましくない。また、配合量が5.0重量%を超えると二次凝集が起こって基材に含浸させにくくなるため、好ましくない。
これらの美白成分は単独で使用しても、複数を組み合わせて使用しても良い。
これらの保湿剤は単独で使用しても、複数を組み合わせて使用しても良い。
本発明で使用される基材は、従来から美容用パック材として用いられているものであり、主剤に含まれる美白成分や抗菌剤等を皮膚により深くに浸透させるために必要な要素である。
さらに、本発明で使用される基材の形状は、使用に際し、使用者本人の顔面や目の周囲、足の形状や範囲によく適合するような形状、大きさにカットするようなものであっても良い。
図1は、本発明に係るピーリングパック剤(1)において、主剤(4)を基材(3)に含浸させている状態で提供されるピーリングパック剤を示す。斜線部は主剤が含浸している部分を表している。
図1に示すように、本発明で使用されるピーリングパック剤(1)は、使用者に提供する前に予め主剤(4)を基材(3)に含浸させてから包装用袋(2)に包装し、市場に供することが可能である。
包装するものは、図1に示す如く包装用袋(2)であっても、紙製の箱等であっても良く、特に限定されない。
基材は図1に示すように1つであっても、複数であっても良い。
これにより、使用者は包装を開封してすぐに皮膚洗浄及び美白成分や抗菌剤等の供給を同時に行うことができる。
図2は、本発明に係るピーリングパック剤において、主剤及び基材が別体として収納されているピーリングパック剤であって、主剤が別容器に充填された状態で提供される場合を示す。
図3は、本発明に係るピーリングパック剤において、主剤及び基材が別体として収納されているピーリングパック剤であって、使用時に包装から主剤及び基材を取り出さずに主剤と基材を混ぜ合わせる場合の一例を示す。図2及び3において、斜線部は主剤を表している。点線は、熱をかけて閉じる等圧力に弱い方法で閉じた部分を表している。
本発明で使用されるピーリングパック剤(5)は、主剤(4)と基材(3)を別体として収納し、使用者が使用時に主剤(4)を基材(3)に含浸させて使用することもできる。
限定されないが、具体的な包装方法の1つとして、主剤(4)と基材(3)とを2つの別々の包装の中に分けて収納する方法が挙げられる。
別体として収納する場合、基材(3)に主剤(4)を含浸させる方法として、図2に示す如く、主剤(4)が別容器に充填された状態で提供する方法がある。より具体的には主剤(4)をスプレー容器に入れて基材(3)に噴霧することで含浸させる方法や、液状又はジェル状の主剤(4)を基材(3)に塗布することで含浸させる方法が挙げられる。
噴霧することで基材(3)に主剤(4)を含浸させる場合、噴霧できるように主剤(4)は粘性の低いものを使用するのが好ましい。この場合、上記のように1価又は2価の塩を主剤(4)に加えることで主剤(4)の粘性を低くしつつ、垢状の凝集物を発生させることができるため、1価又は2価の塩を加えて使用することが好ましい。
この時、主剤(4)と基材(3)は、図2に示す如く区画化された1つの包装用袋(2)に包装されていても良く、区画化されていない1つの包装用袋に入っていても、別々の包装用袋(2)に入っていても良く、その包装方法は特に限定されない。包装するものは、図2に示す如く包装用袋(2)であっても、箱等であっても良く、特に限定されないが、図3に示す実施例においては包装用袋(2)であることが好ましい。
包装される基材(3)の数は図2に示すように複数であっても、1つであっても良く、特に限定されない。
もう1つの包装方法としては、図3に示す如く主剤(4)と基材(3)を1つの包装の中で並べて配置し、主剤(4)と基材(3)の間に、熱をかけて閉じる等圧力に弱い方法で閉じた結合部(6)を有し、この結合部(6)を折り畳む等して圧力をかけて開封することで、手を汚さずに使用時に主剤(4)と基材(3)を混ぜ合わせる方法が考えられる。
図2や図3に示すように主剤(4)と基材(3)を別々に提供し、使用者が主剤(4)を基材(3)に含浸させて使用することにより、一体となって収納されている場合と比較して長期間保存することができ、使用者は基材(3)に含浸させる主剤(4)の量を自ら調節して使用することができる。基材(3)に主剤(4)が含浸する前であれば、使用者が自ら基材(3)を必要な形状や大きさに切って使用するのが、主剤(4)を基材(3)に含浸させた状態で提供された時と比較して容易になる。
美白成分(プラセンタエキス)を配合した本発明に係るピーリングパック剤(実施例1)の主剤の組成を以下の表1に示す。
抗菌剤(トリクロサン)を配合した本発明に係るピーリングパック剤(実施例2)の主剤の組成を以下の表2に示す。
Claims (8)
- 主剤を基材に含浸させているピーリングパック剤であって、
該主剤は少なくとも水溶性ポリマー、4級カチオン系界面活性剤、水を含み、
該基材は吸水性素材からなるシートであり、紙、コットン、パルプ、レーヨン、シルク、ポリエステルのいずれか1つ又は2つ以上の組み合わせを含むことを特徴とする、ピーリングパック剤。 - 主剤及び基材が別体として収納されているピーリングパック剤であって、
該主剤は少なくとも水溶性ポリマー、4級カチオン系界面活性剤、水を含み、
該基材は吸水性素材からなるシートであり、紙、コットン、パルプ、レーヨン、シルク、ポリエステルのいずれか1つ又は2つ以上の組み合わせを含み、
使用時に主剤を基材に含浸させることを特徴とする、ピーリングパック剤。 - 前記水溶性ポリマーがアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体又はカルボキシビニルポリマーのいずれか1つあるいはその組み合わせであることを特徴とする、請求項1又は2記載のピーリングパック剤。
- 前記4級カチオン系界面活性剤が塩化ジココイルジメチルアンモニウム、臭化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム又は塩化トリ(ポリオキシエチレン)アルキルアンモニウムのいずれか1つあるいはその組み合わせであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のピーリングパック剤。
- 前記主剤が1価又は2価の塩を含むことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のピーリングパック剤。
- 前記1価又は2価の塩の配合量が、前記主剤の0.01重量%から5重量%であることを特徴とする、請求項5記載のピーリングパック剤。
- 前記主剤は美白成分を含み、該美白成分がビタミンC及びその誘導体、アルブチン、プラセンタエキス、ハイドロキノン、エラグ酸、ルシノール、リノール酸、コウジ酸、トラネキサム酸又はこれらの成分の2種以上の組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載のピーリングパック剤。
- 前記主剤は抗菌剤を含み、該抗菌剤がイソプロピルメチルフェノール、トリクロサン又はその組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載のピーリングパック剤。
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