JP2017141986A - 熱交換器の細管内面の洗浄治具及び洗浄方法 - Google Patents

熱交換器の細管内面の洗浄治具及び洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ノズルを細管に出し入れする作業の効率が向上する熱交換器の細管内面の洗浄治具(ノズルガイド部材)と、この治具を用いた細管内面の洗浄方法を提供する。【解決手段】ノズル5を収容した洗浄治具10の先端を細管3の一端に差し込み、フレキホース6内に高圧水を供給する。ノズル5は高圧水を噴出しながら、洗浄治具10から細管3内に移動し、さらに該細管3内を前進する。洗浄10に引き通されたフレキホース6を、開口部12aにおいて押えることによりフレキホース6の長手方向への移動を拘束することができる。【選択図】図1

Description

本発明は熱交換器の細管内面内の洗浄治具に係り、詳しくは細管内にノズルを挿入するための治具に関する。また、本発明は、この洗浄治具を用いた細管内面の洗浄方法に関する。
熱交換器の伝熱管等の細管の内面を洗浄する方法として、管板に露呈する伝熱管開口からノズルを該伝熱管内に挿入し、ノズルの後端に連なるフレキホースから供給される高圧洗浄水を該ノズルから伝熱管内面に向けて噴出させる方法が行われている(特許文献1)。
特許文献2には、ノズルを細管内に挿入するために筒状のガイド部材を細管端部に当て、ノズルを該ガイド部材から細管内に導入することが記載されている。
特開2007−29895号公報 特開2012−145273号公報
本発明は、ノズルを細管に出し入れする作業の効率が向上する熱交換器の細管内面の洗浄治具(ノズルガイド部材)と、この治具を用いた細管内面の洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の熱交換器の細管内面の洗浄治具は、熱交換器の細管の開口に対し同軸的に配置される洗浄治具であって、該洗浄治具内から該細管内にノズルを進入させるための洗浄治具において、該ノズルに連なるフレキホースを押えるための開口部を備えたことを特徴とするものである。
本発明の一態様では、該洗浄治具は、先端側のフロントパーツと、該フロントパーツに着脱可能に連結されたリアパーツとを備えており、該リアパーツに前記開口部が設けられている。
本発明の一態様では、フロントパーツとリアパーツとの間に、ノズルに連なるランスの後退限を設定するためのリング状のストッパが介在されている。
本発明の一態様では、前記開口部の長手方向長さLが50〜200mmであり、中心角θが180〜300°である。
本発明の熱交換器細管内面の洗浄方法は、本発明の洗浄治具を用いる方法であって、洗浄治具に引き通された前記フレキホースを、前記開口部において押える工程を有する。
本発明の熱交換器の細管内面の洗浄治具では、該洗浄治具の先端を洗浄対象細管の開口に差し込み、この洗浄治具からノズルを洗浄対象細管に進入及び退動させる。高圧水を噴出しているノズルは、常に細管又は洗浄治具内に位置するので、噴射水が周囲に飛散しない。
本発明では、洗浄治具を一方の手で保持し、他方の手でフレキホースを操ってノズルの進退を行わせる場合、該一方の手で、洗浄治具開口部においてフレキホースを押えつつ洗浄治具を保持することができる。このように、該一方の手でフレキホースを押えておくことにより、フレキホースから他方の手を離しても、ノズル及びフレキホースが意図せずに移動することが防止される。
実施の形態に係る熱交換器の細管内面内の洗浄治具の側面図である。 図1の洗浄治具の長手方向の断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 洗浄治具の長手方向の分解断面図である。 洗浄治具の使用方法の説明図である。 洗浄治具の使用方法の説明図である。 洗浄治具の使用方法の説明図である。
以下、図1〜8を参照して実施の形態について説明する。
図8の通り、熱交換器バンドル1の管板2に多数の細管(伝熱管)3の一端が溶接により固着されている。細管3は管板2を貫通しており、その一端側の開口がバンドル1外に向って開放している。
筒状の洗浄治具10の先端部を洗浄対象細管3と同軸状となるように該細管3の一端に差し込んで当接させ、該洗浄治具10内に配置しておいたノズル5を洗浄治具10から細管3内に進入させ、フレキホース(フレキシブルホース)6及びランス7を介して供給される高圧水をノズル5の噴出孔から噴出させる。なお、噴出水の一部は斜め後方に噴出するよう構成されており、この斜め後方への噴出水圧によりノズル5が推進力を得て前進可能となっている。フレキホース6の後端は高圧ポンプ(図示略)に接続される。
ノズル5はランス7の先端に取り付けられている。ランス7は円筒状である。ランス7の後部にカシメ金具などの締付金具6aによってフレキホース6が連結されている。
洗浄治具10は、図1〜5の通り、内径が等径の略円筒状のフロントパーツ11と、開口部12aを有したリアパーツ12と、両者の間に介在されるリング状のストッパ13と、フロントパーツ11とリアパーツ12とを連結するソケット14とを有する。ソケット14の内周面には雌ネジが刻設されている。
フロントパーツ11の外周面の先端部は、先端側ほど小径となるテーパ面11aとなっており、細管3内に挿入可能となっている。フロントパーツ11の後部外周面には雄ネジ11bが刻設されている。
リアパーツ12は、等径円筒状であるが、長手方向に延在する窓孔状の開口部12aが長手方向の途中に設けられている。開口部12aの長さL(図5)は50〜200mm特に100〜120mm程度が好ましい。また、開口部12aの中心角θ(図4)は180〜300°特に200〜220°程度が好ましい。リアパーツ12の先端側の外周面に雄ネジ12bが刻設されている。
開口部12a以外の部分におけるリアパーツ12の内径は、通常は14.3〜17.5mm特に14.3〜16.1mm程度である。
フロントパーツ11の内径は、通常12.3〜16.1mm特に12.3〜14.3mm程度である。
ストッパ13は、ノズル5の後退限を設定するためのものであり、例えば1対のC字形の半円形部材をピン留め又はボルト留め等によって連結することにより、リング状とされる。
ストッパ13の内径は、フレキホース6の外径よりも大きく、フロントパーツ11及びリアパーツ12の内径よりも小さい。ストッパ13の外径は、フロントパーツ11及びリアパーツ12の内径よりも大きく、それらの外径よりも小さい。ストッパ13をフロントパーツ11の後端面とリアパーツ12の先端面との間に挟んだ状態でソケット14を雄ネジ11b,12bに螺合させることにより、フロントパーツ11及びリアパーツ12が連結されると共に、ストッパ13が両者間に挟持・固定され、洗浄治具10が構成される。
なお、フロントパーツ11及びリアパーツ12を連結するのに先立って、図6(a)の通り、フロントパーツ11の雄ネジ11bにソケット14の前部を螺着しておく。また、フレキホース6にストッパ13及びリアパーツ12を外嵌させておく。ノズル5、ランス7及びフレキホース6の接続体を該ソケット14からフロントパーツ11内に差し込み、ストッパ13をフロントパーツ11の後端面に当て、ソケット14の後部にリアパーツ12の雄ネジ12bを螺合させる。これにより、図6(b)の通り、洗浄治具10と、ノズル5、ランス7及びフレキホース6との組み合せよりなる洗浄装置20が構成される。このフレキホース6の後端を、高圧ポンプを備えた送水装置(図示略)に接続する。
この洗浄装置20を用いて細管3を洗浄する手順について、図7〜8を参照して説明する。
図7(a)のように、ノズル5を洗浄治具10内に配置しておき、この洗浄治具10のフロントパーツ11の先端を細管3の一端に差し込む。この状態で高圧ポンプを始動させ、フレキホース6内に高圧水を送り込む。ノズル5が斜め後方に高圧水を噴出することにより、ノズル5に前進方向の推進力が付与されるので、ノズル5は高圧水を噴出しながら、この推進力によって洗浄治具10から細管3内に進入し、さらに該細管3内を前進し、細管3内が洗浄される(図7(b))。フレキホース6が所定長さだけ送り出された後、ノズル5から洗浄水を噴出させたまま、フレキホース6を引き、締付金具6aがストッパ13に当たるまでノズル5を洗浄治具10内に退動させ、図7(a)の状態とする。これにより、1本目の細管3の洗浄が終了する。なお、洗浄治具10内にノズル5を引き込んだ状態でも、ノズル5からの洗浄水は噴射させたままとする。ノズル5を洗浄治具10が囲んでいるので、洗浄水は周囲には飛び散らない。
次に、洗浄治具10を手で保持し、該洗浄治具10を隣接する細管3(3A)の一端にまで移動させる(図8の矢印A参照)。そして、この洗浄治具10のフロントパーツ11の先端部を該細管3Aの一端に差し込んだ後、フレキホース6を操り、ノズル5からの噴出水の推進力によってノズル5を洗浄治具10内から該細管3A内に進入させる。次いで、フレキホース6を引いてノズル5を洗浄治具10内に退動させる。その後、さらに隣接する細管3Bに前記矢印Aと同様にして移動させ、洗浄治具10のフロントパーツ11の先端部を細管3B内に差し込み、同様にして細管3Bを洗浄する。以下、この手順を繰り返すことにより、全ての細管3の洗浄を行う。
この洗浄工程では、洗浄治具10を作業者が一方の手によって保持し、洗浄治具10のフロントパーツ11を各細管3の一端に差し込んだ状態に保ち、フレキホース6を他方の手で操ることにより、噴出水の推進力を利用してノズル5を細管3内に送り込んだり、フレキホース6を引いて細管3から洗浄治具10内にまで退動させたりする。
この洗浄治具10には、開口部12aが設けられているので、前記一方の手で洗浄治具10を保持するときに、該一方の手の位置を開口部12aとし、該一方の手で、洗浄治具10を保持すると共に開口部12aを通してフレキホース6を押え、噴出水の推進力によるフレキホース6の移動を拘束することができる。
細管3の長さは3〜6m程度であることが多く、フレキホース6を操る他方の手は、フレキホース6を掴んで送り込み又は引き取りを行うときに、フレキホース6の掴み位置をフレキホース6の長手方向で変える(ずらす)ことになる。この掴み位置を変えるときに、一瞬ではあるが、該他方の手がフレキホース6から離れることになる。本発明の洗浄治具10にあっては、該他方の手がフレキホース6から離れたときでも、前記一方の手が開口部12aにおいてフレキホース6を押えているので、ノズル5及びフレキホース6が作業者の意図に反して前進することが防止される。また、前記図8の矢印Aのように、洗浄治具10を隣接細管3A(又は3B)に移すときにも、開口部12aでフレキホース6を押えてその進退を防止することができる。これにより、ノズル5が洗浄治具10外に出て高圧水が周囲に飛び散ることが防止される。このようにして、洗浄作業効率が向上し、作業の安全性も一段と良くなる。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。
1 バンドル
2 管板
3 伝熱管(細管)
5 ノズル
6 フレキホース
7 ランス
10 洗浄治具
11 フロントパーツ
12 リアパーツ
12a 開口部
13 ストッパ
14 ソケット
20 洗浄装置

Claims (6)

  1. 熱交換器の細管の開口に対し同軸的に配置される洗浄治具であって、
    該洗浄治具内から該細管内にノズルを進入させるための洗浄治具において、
    該ノズルに連なるフレキホースを押えるための開口部を備えたことを特徴とする熱交換器の細管内の洗浄治具。
  2. 請求項1において、該洗浄治具は、先端側のフロントパーツと、該フロントパーツに着脱可能に連結されたリアパーツとを備えており、該リアパーツに前記開口部が設けられていることを特徴とする熱交換器の細管内面の洗浄治具。
  3. 請求項2において、フロントパーツとリアパーツとの間に、ノズルに連なるランスの後退限を設定するためのリング状のストッパが介在されていることを特徴とする熱交換器の細管内面の洗浄治具。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記開口部の長手方向長さLが50〜200mmであり、中心角θが180〜300°であることを特徴とする熱交換器の細管内面の洗浄治具。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の洗浄治具を用いた熱交換器の細管内面の洗浄方法であって、
    該洗浄治具内に引き通された前記フレキホースを、前記開口部において押える工程を有することを特徴とする熱交換器の細管内面の洗浄方法。
  6. 請求項5において、前記ノズルは、少なくとも一部の水を斜め後方に噴射することにより推進力を得るものであることを特徴とする熱交換器の細管内面の洗浄方法。
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