JP2017149083A - 記録装置 - Google Patents

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Shintaro Miyamoto
真太郎 宮本
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Abstract

【課題】記録機構部の上面を開閉する読み取り機構部を備える記録装置において、前記読み取り機構部の開閉センサーにユーザーが触れる虞を低減するとともに、操作性及びデザイン性に優れた記録装置を提供することにある。【解決手段】用紙Pに記録を行う記録機構部15と、記録機構部15の上部において記録機構部15に対し、回動することにより記録機構部15の上部を開閉する、原稿を読み取る読み取り機構部3と、読み取り機構部3を記録機構部15に対して回動可能に連結する第1の連結部35および第2の連結部36と、読み取り機構部3の開閉状態を検出する検出手段54と、を備え、検出手段54が、記録機構部15に設けられる被検出部62と、読み取り機構部の第1の連結部35及び第2の連結部36の少なくともいずれかに設けられ、被検出部62を検出するセンサー59とを備えて構成されている。【選択図】図12

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録機構部と、原稿を読み取る読み取り機構部とを備えた記録装置に関する。
被記録媒体に記録を行う記録装置には、被記録媒体に記録を行う記録機構部と、原稿を読み取る読み取り機構部を一体に備え、前記読み取り機構部が前記記録機構部の上部に配置されるとともに、当該記録機構部の上部に対して回動して開閉可能に設けられる構成のものがある。
このような記録装置においては、前記読み取り機構部が開状態のままで前記記録機構部における印刷動作が実行されること等を回避するため、前記読み取り機構部の開閉状態を検出する開閉センサーを備える場合がある(特許文献1)。
例えば、特許文献1では、プリンタ部2(記録機構部)の筐体11の上面側に検出部4(開閉センサー)を備え、スキャナ部3(読み取り機構部)の下面において下方に突設された第1押圧部34が検出部4に差し込まれて検出されたときに、スキャナ部3が閉状態であると判断し、検出部4から第1押圧部34が離れて非検出状態になったときに、スキャナ部3が開状態であると判断するように構成されている。
特許第4857863号公報
ここで、特許文献1のプリンターにおいて、開閉するスキャナ部3のヒンジ部を装置背面側としたときに、前記開閉センサーとしての検出部4は装置前面側(開閉するスキャナ部3のヒンジ部から離れた先端側)に設けられている。 検出部4が装置前面側にあると、ユーザーが容易に開閉センサーにアクセスし易く、当該検出部4に不具合が生じる虞が増す。
そこで本発明の目的は、前記開閉センサーにユーザーが触れる虞を低減できる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録手段を備える記録機構部と、前記記録機構部の上部において前記記録機構部に対し、回動することにより前記記録機構部の上部を開閉する、原稿を読み取る読み取り機構部と、前記読み取り機構部を前記記録機構部に対して回動可能に連結する第1の連結部および第2の連結部と、前記読み取り機構部の開閉状態を検出する検出手段と、を備え、前記検出手段が、前記記録機構部に設けられる被検出部と、前記読み取り機構部の前記第1の連結部及び前記第2の連結部の少なくともいずれかに設けられ、前記被検出部を検出するセンサーと、を備えて構成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記読み取り機構部の開閉状態を検出する検出手段を構成するセンサーが、前記第1の連結部及び前記第2の連結部の少なくともいずれかに配置されているので、前記センサーにユーザーが触れる虞を抑制または回避することができる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、第1の態様において、前記記録機構部を構成する機構部本体が、前記センサーからの配線を接続する基板を備え、前記センサーが、前記第1の連結部及び前記第2の連結部の内、前記基板に近い側に設けられている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記センサーが、前記センサーからの配線を接続する基板に近い連結部に設けられるので、前記配線の長さを短くすることができる。また、前記基板への配線の接続を容易に行うことができる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、第1の態様または第2の態様において、前記センサーが、前記第1の連結部及び前記第2の連結部の内、前記読み取り機構部の回転軸線に沿う方向において、前記読み取り機構部の重心位置に近い側に設けられている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記読み取り機構部の前記記録機構部の上部に対する開閉状態を、より高精度に検出することができる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、第1の態様から第3の態様のいずれかにおいて、前記第1の連結部及び前記第2の連結部のいずれか一方に、前記読み取り機構部の閉動作に負荷を与えるダンパー機構が設けられ、前記センサーが、前記第1の連結部及び前記第2の連結部の内、前記ダンパー機構が設けられる側に設けられている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記読み取り機構部の前記記録機構部の上部に対する開閉状態を、より高精度に検出することができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、第1の態様から第4の態様のいずれかにおいて、前記被検出部は、前記記録機構部において前記読み取り機構部に向けて突出する突起で構成されている、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記被検出部を構造簡単にして低コストに構成できる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、第5の態様において、前記センサーは、前記読み取り機構部の筐体の内側に隠れた位置にあるとともに、前記筐体において前記突起を受け入れる受け入れ口が、下側に開口している、ことを特徴とする。
本態様によれば、前記センサーへの容易なアクセスをより確実に抑制できる。
本発明に係るプリンターの外観斜視図。 本発明に係るプリンターにおいて手差しカバーを開いた状態を表す外観斜視図。 本発明に係るプリンターにおいて読み取り機構部を開いた状態を示す斜視図。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す図。 読み取り機構部の平面図。 読み取り機構部においてカバーを外した状態を示す平面図。 読み取り機構部において原稿台を外した状態を示す斜視図。 読み取り機構部の底面図。 図8の要部拡大図。 図3の要部拡大図。 図10において読み取り機構部の筐体を外した状態を示す図。 読み取り機構部が開いた状態を示す側面図。 読み取り機構部が閉じた状態を示す側面図。 読み取り機構部が閉じた状態における要部概略断面図。 図10において記録機構部の上面部を外した状態を示す図。 読み取り機構部が開いた状態におけるダンパー機構を示す側面図。 読み取り機構部が閉じた状態におけるダンパー機構を示す側面図。 図15において基板を外した状態を示す図。 図18における第1のギア近傍のX−Z平面断面図。
[実施例1]
まず、本発明の一実施例に係る記録装置の概略について説明する。本実施例において、記録装置の一例としてインクジェット式プリンター(以下、単にプリンターと称する)を例に挙げる。
図1は、本発明に係るプリンターの外観斜視図である。図2は、本発明に係るプリンターにおいて手差しカバーを開いた状態を表す外観斜視図である。図3は、本発明に係るプリンターにおいて読み取り機構部を開いた状態を示す斜視図である。図4は、本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す図である。図5は、読み取り機構部の平面図である。図6は、読み取り機構部においてカバーを外した状態を示す平面図である。図7は、読み取り機構部において原稿台を外した状態を示す斜視図である。図8は、読み取り機構部の底面図である。図9は、図8の要部拡大図である。
図10は、図3の要部拡大図である。図11は、図10において読み取り機構部の筐体を外した状態を示す図である。図12は、読み取り機構部が開いた状態を示す側面図である。図13は、読み取り機構部が閉じた状態を示す側面図である。図14は、読み取り機構部が閉じた状態における要部概略断面図である。図15は、図10において記録機構部の上面部を外した状態を示す図である。図16は、読み取り機構部が開いた状態におけるダンパー機構を示す側面図である。図17は、読み取り機構部が閉じた状態におけるダンパー機構を示す側面図である。図18は、図15において基板を外した状態を示す図である。図19は、図18における第1のギア近傍のX−Z平面断面図である。
<プリンターの全体構成について>
以下、プリンター1の全体構成について概説する。
本発明に係るプリンター1(図1)は、記録機構部本体2内に被記録媒体の一例としての用紙にインクジェット記録を行う記録手段(後述する記録ヘッド30、図4参照)を備えて構成される記録機構部15と、記録機構部本体2の上部に設けられ、原稿を読み取る読み取り機構部3(図3)を備えている。即ちプリンター1は、インクジェット記録機能に加えてスキャナー機能を備える複合機として構成されている。尚、図3は、プリンター1において記録機構部15の側面の外装を外した状態を示している。
尚、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が記録ヘッドの走査方向、Y方向が装置奥行き方向である。Z方向は重力方向であり、装置高さ方向を示している。また、+Y方向側を装置前面側とし、−Y方向側を装置背面側とする。また、装置前面側から見て右側を+X方向、左側を−X方向とする。また、+Z方向を装置上方(上部、上面等を含む)とし、−Z方向側を装置下方(下部、下面等を含む)とする。
また、以下において、プリンター1において用紙が搬送されていく搬送方向(+Y方向側)を「下流」といい、これと反対の方向(−Y方向側)を「上流」という。
読み取り機構部3(図3)は、記録機構部15の記録機構部本体2に対して回動可能に設けられており、回動することにより、記録機構部15の上部を閉じた状態(図1)と開いた状態(図3)とをとり得る。読み取り機構部3の構成については後に更に詳述する。
尚、読み取り機構部3はその上部に開閉可能なカバー4(図5)を備えており、このカバー4が原稿台3a(図4)を開閉する様に構成されている。またこのカバー4には原稿押さえマット(不図示)が設けられており、カバー4を閉じた際に、原稿台3aに載置された原稿が前記原稿押さえマットにより押圧され、その被読み取り面が原稿台3aに密着するようになっている。
図1のプリンター1の装置前面において符号5は、電源ボタンや各種印刷設定・記録実行を行う操作ボタン、印刷設定内容や印刷画像のプレビュー表示などを行う表示部、等を備えて成る操作パネルである。
また、装置前面において符号9は下段側トレイ13(図4)に設けられた開閉可能なカバーである。そして図4に示すように、このカバー9を開くことにより、下段側トレイ13、上段側トレイ14、排紙受けトレイ8、のこれらが露呈する様に構成されている。
排紙受けトレイ8は、図示しないモーターによって記録機構部本体2に収納された状態(図1)と、記録機構部本体2の前方側に突出した状態(図4)と、を取り得る様に設けられており、記録機構部本体2の前方側に突出した状態となることで、記録が行われて排出される用紙を受けることができる。
下段側トレイ13と、その上部に設けられる上段側トレイ14は、複数枚の用紙を収容可能であり、それぞれが独立して記録機構部本体2に対して着脱可能となっている。また、一方側が未装着状態であっても、他方側が装着されていれば、当該装着されているトレイから用紙を送り出すことができる様になっている。
また、記録機構部本体2の後方上部において符号6は開閉可能な手差しカバーであり、この手差しカバー6を図2のように開くことにより、手差しトレイ7を利用した用紙の手差しでの給紙が行える様になっている。
尚、プリンター1の記録機構部15における用紙搬送経路については後に説明する。
<読み取り機構部の構成について>
続いて、読み取り機構部3の構成について説明する。
読み取り機構部3(図3)は、前述したように、記録機構部15の上部において、記録機構部15の記録機構部本体2に対して回動可能に連結されており、回動することにより記録機構部15の上部を開閉する。
より具体的には、読み取り機構部3は、第1の連結部35および第2の連結部36において、記録機構部15に対して回動可能に連結されている。第1の連結部35および第2の連結部36には、それぞれに回動軸35a、36a(図6)が設けられており、記録機構部本体2側に設けられる不図示の軸受けに回動軸35a、36aが軸支されて、記録機構部15の上部を開閉するように読み取り機構部3が回動する。
尚、本実施例において、第1の連結部35および第2の連結部36は、読み取り機構部3の装置本体を構成する筐体40に一体に設けられている。
図6に示すように、読み取り機構部3は原稿台3aを備え、原稿台3aの上面が原稿を載置する原稿載置面となる。原稿台3aは本実施例では透明なガラス板である。原稿台3aの周囲は複数のフレーム33a、33b、33c、33dにより構成されており、これらフレーム33a、33b、33c、33dにより画設された矩形領域(符号34)が、筐体40内を移動する読み取り手段37によって読み取りが可能な原稿読み取り領域34となる。
すなわち、本実施例において読み取り機構部3はフラットべッド型のスキャナーであり、原稿台3aの下側に、読み取り手段37が原稿台3aに対して相対的に移動可能に設けられている。
読み取り手段37は筐体40内に設けられ、主走査方向(Y軸方向)に延設されるとともに、後述する移動機構43により、前記主走査方向と交差する副走査方向(X軸方向)に移動可能に構成されている。尚、本実施例では、前記主走査方向は原稿読み取り領域の短辺方向に対応しており、前記副走査方向が原稿読み取り領域の長辺方向に対応している。
読み取り手段37は、その移動方向(X軸方向)において、原稿読み取り領域34の+X側の位置(図6において一点鎖線で示す読み取り手段37の位置)から−X側の位置(図6において二点鎖線で示す読み取り手段37の位置)まで移動する。したがって、符号38の点線で示す矩形領域が読み取り手段37の移動領域38である。
尚、筐体40の−Y側の内壁面に沿って設けられるフレキシブルフラットケーブル52(以下、単にケーブル52と称する)は、図7に示すように、固定部58a、58b、58cによって内壁面に固定されている。ケーブル52において、固定部58cよりも+X側の部分はフリーの状態となっており、読み取り手段37の移動に追従して変形可能に構成されている。
読み取り手段37は、読取センサー(符号なし)と読取センサーを保持するセンサーキャリッジ(符号なし)とによって構成されている。
読取センサーは、不図示の光源と受光部を備え、原稿台3aに載置された原稿に光源から光を照射し、該原稿からの反射光を受光部で受光して原稿の情報を読み取る光学センサーであり、例えばCCD(Charge Coupled Devices)方式或いはCIS(Contact
Image Sensor)方式の光学センサーを用いることができる。
続いて、プリンター1は、図8〜図14を参照するに、読み取り機構部3の開閉状態を検出する検出手段54を備えている。より具体的には、検出手段54(図11を参照)は、記録機構部15に設けられる被検出部62と、読み取り機構部3の第1の連結部35に設けられ、被検出部62を検出するセンサー59とを備えて構成されている。
本実施例においてセンサー59は、電気的な導通状態と非導通状態と切り替えるレバー式のセンサーであり、センサー本体61とレバー60により構成されている。センサー59において、被検出部62(後述する突起63)によってレバー60が押されると電気的に導通状態になり、被検出部62を検出したと判断される。一方、被検出部62がレバー60から離れると電気的に非導通状態になり、被検出部62が検出されない状態となる。
このような構成のセンサー59の他、例えば、被検出部62が接触して変位するレバー60の変位を検出する構成のセンサーや、被検出部62の有無によって光を遮断或いは通過させる構成の光センサー(透過式センサー)を用いることもできる。
次に、被検出部62は、図10〜図13に示すように、記録機構部15において読み取り機構部3に向けて突出する突起63として構成されている。突起63は、記録機構部15の上面部64に設けられている。
センサー59は、図14に示すように、筐体40に設けられる第1の連結部35の内側に隠れた位置にあり、読み取り機構部3を閉めると、第1の連結部35の下側に開口している受け入れ口65(図8、図9も参照)に突起63が受け入れられるようになっている。
図13に示すように読み取り機構部3を閉めると、突起63によってレバー60が押され、通電したことをもって読み取り機構部3が閉状態であると判断される。また、図12に示すように読み取り機構部3を開けると、突起63によるレバー60の押圧が解除されるとともに通電も解除され、これをもって読み取り機構部3が開状態であると判断される。
尚、センサー59のセンサー本体61は、図14に示すように配線68を介して記録機構部15側に設けられる基板66に電気的に接続されている。
以上のように、読み取り機構部3の開閉状態を検出する検出手段54を構成するセンサー59が、第1の連結部35に配置されていることにより以下の作用効果が得られる。
センサー59が設けられる読み取り機構部3の回動軸35aの近傍、すなわちヒンジ部近傍は、回動軸35aから離れた位置にある装置前面側(+Y側)の先端ほど大きく開かない。したがってセンサー59が目に付き難く、センサー59にユーザーが触れる虞を抑制または回避することができる。
また、センサー59が第1の連結部35に配置されると、被検出部62としての突起63も回動軸35aがある装置背面側(−Y側)に設けられることとなる。
突起63(被検出部62)が読み取り機構部3の先端側にあると、突起63がプリンター1の操作の妨げになる場合があるが、本実施例では突起63がヒンジ部近傍に設けられるので、開閉する読み取り機構部3の先端側に突起63が設けられる場合よりも操作性が良く、デザイン的にもすっきりとした外観とすることができる。
また、被検出部62が、記録機構部15に突起63として設けられていることにより、被検出部62を構造簡単にして低コストに構成できる。
更に、本実施例ではセンサー59が読み取り機構部3の筐体40の内側に隠れた位置にあり、突起63を受け入れる受け入れ口65(図14)が下側に開口していることにより、ユーザーによるセンサー59への容易なアクセスをより確実に抑制できる。
また、下側に開口している受け入れ口65にセンサー59が設けられるので、受け入れ口65内に塵や埃等が溜まり難く、センサー59に塵や埃等が付着する虞を低減することができる。
続いて、記録機構部15を構成する記録機構部本体2は、図15に示すように、第1の連結部35に近い側の側面56に、センサー59(センサー本体61)からの配線68(図14)を接続する基板66を備えている。
言い換えると、センサー59は、第1の連結部35及び第2の連結部36の内、記録機構部本体2に設けられる基板66に近い側の連結部(第1の連結部35)に設けられている。
センサー59を、センサー59からの配線68を接続する基板66に近い連結部に設けることにより、配線68の長さを短くすることができる。また、基板66への配線68の接続を容易に行うことができる。勿論、基板66から離れた連結部(本実施例においては第2の連結部36)にセンサー59(検出手段54)を設ける構成とすることも可能である。
また、本実施例においてセンサー59は、第1の連結部35及び第2の連結部36の内、読み取り機構部3の回転軸線に沿う方向(X軸方向)において、読み取り機構部3の重心位置に近い側に設けられている。
本実施例において、第1の連結部35には、読み取り手段37の移動機構43(図7)の動力源であるモーター44が配置されている。読み取り手段37の動力源であるモーター44は、比較的重量がある(重たい)場合が多い。したがって、読み取り機構部3の重心は、読み取り機構部3の回転軸線に沿うX軸方向において、第1の連結部35側に寄っている。
第1の連結部35側に読み取り機構部3の重心が寄っていると、読み取り機構部3が閉じた状態において、読み取り機構部3が前記重心に近い第1の連結部35側に傾き易く、突起63によって一層確実にセンサー59のレバー60が押される構成となる。したがって、読み取り機構部3の記録機構部15の上部に対する開閉状態、特に閉状態を、より高精度に検出することができる。
また、本実施例において、第1の連結部35側には読み取り機構部3の閉動作に負荷を与えるダンパー機構70(図12、図16)が設けられている。
言い換えると、センサー59は、第1の連結部35及び第2の連結部36の内、ダンパー機構70が設けられる側に設けられている。
第1の連結部35及び第2の連結部36のいずれか一方にダンパー機構70が設けられていると、読み取り機構部3が閉じる際、ダンパー機構70が設けられていない、すなわち、閉動作に負荷がかからず、自重により閉じようとする連結部(第2の連結部36)側が先に閉じ、ダンパー機構70により閉動作に負荷がかかる側の連結部(第1の連結部35)側が後から閉じるように動作する場合がある。
したがって、ダンパー機構70が設けられるために第2の連結部36よりもゆっくり閉じる第1の連結部35に、センサー59を設けることによって、読み取り機構部3の記録機構部15の上部に対する開閉状態、特に閉状態を、より高精度に検出することができる。
尚、ダンパー機構70については後で詳しく説明する。
センサー59は、第2の連結部36側に設けることも可能である。センサー59を第2の連結部36に配設する場合には、モーター44、基板66、及びダンパー機構70も第2の連結部36に近い側の側面58に設けられていることが好ましい。
<ダンパー機構について>
次に、図15〜図19を参照して、読み取り機構部3の閉動作に負荷を与えるダンパー機構70について説明する。
ダンパー機構70は、扇形ラック71と、扇形ラック71に歯合する第1のギア72と、第1のギア72と歯合する第2のギア73と、第2のギア73と歯合する第3のギア74と、を備え、第3のギア74に回転抵抗を付与する抵抗部材75を設けることにより、読み取り機構部3の閉動作に負荷を与えるダンパー機能が発揮される様になっている。
扇形ラック71は、読み取り機構部3に対してネジ76、76によって固定されており、読み取り機構部3の回動軸35aと同軸に回動するようになっている。また、扇形ラック71はガイド溝77を備え、読み取り機構部3が開閉する際(図16及び図17を参照)に、記録機構部15の記録機構部本体2側に固定されるガイド軸78にガイド溝77が係合しつつ移動するようになっている。
尚、本実施例ではラックを扇形にした扇形ラック71を用いることにより、プリンター1の高さ方向のサイズを抑える構成としているが、ストレートタイプのラックを用いることもできる。
ここで、ダンパー機構70は、第1の連結部35側、すなわち、プリンター1の側面56側(図3も参照)に設けられている。そして、同じく側面56には、センサー59が配線される基板66(図15)が設けられている。本実施例においてダンパー機構70と基板66の少なくとも一部は、同じ側面56近傍において、装置奥行き方向(Y軸方向)及び装置高さ方向(Z軸方向)にオーバーラップして設けられている。
基板66は、図15に示すようにダンパー機構70の外側(−X方向)に設けられている。より具体的には、基板66は、基板66を保護するためのシールドプレート80(図18も参照)を介してダンパー機構70の外側に設けられている。
シールドプレート80には、第1のギア72の支持軸72aと第3のギア74の支持軸74aに対応する位置に、位置決め部81a、81bを備えている。
図19を参照して位置決め部81a、81bの構成について説明する。図19は、第1のギア72用の位置決め部81aについて説明する図である。尚、第3のギア74の支持軸74a用の位置決め部81bは、位置決め部81aと同様の構成であり、以下においては位置決め部81aを例に挙げて説明して位置決め部81bについての説明は省略する。
シールドプレート80において位置決め部81aは、図19に示すように第1のギア72の支持軸72aに対応する穴部として形成されており、更に、基板66が設けられる面80aに対して交差する方向(X軸方向)に突出する様に、バーリング加工により形成されたバーリング部82を備えている。バーリング部82は、第1のギア72の支持軸72aの先端を支える部位である。バーリング部82によって支えられることにより、支持軸72aが位置決めされる。
同様に、位置決め部81bによって、第3のギア74の支持軸74aも位置決めすることができ、第1のギア72の支持軸72aと第3のギア74の支持軸74aの軸間距離を高精度に保つことができる。以って、読み取り機構部3の安定した開閉を実現することができる。
また、シールドプレート80に基板66の保護とダンパー機構70の各ギアの軸支えの両方の機能を持たせることにより、それぞれの機能を有する別部品を設けることなく、部品点数を減らしてプリンター1を小型化することができる。 尚、本実施例ではダンパー機構70を構成する複数のギアの内、一部のギアの支持軸(第1のギア72の支持軸72aと第3のギア74の支持軸74a)に対応する位置決め部81a、81bを設ける構成としたが、ダンパー機構70を構成するすべてのギアに対して位置決め部を設けることもできる。
<読み取り手段の移動機構について>
読み取り手段37(図7)は、その下部に設けられる不図示のスライド部においてガイド部42に対して移動可能に係合し、ガイド部42に案内されて、読み取り手段37を移動させる動力源としてのモーター44の動力によって副走査方向(X軸方向)に移動するように構成されている。
より具体的には、読み取り手段37は、以下に説明するベルト駆動による移動機構43により駆動され、ガイド部42に案内されてX軸方向にスライド移動する。
読み取り手段37の移動機構43は、図7に示すように、モーター44によって駆動される駆動プーリー45と、駆動プーリー45に従動回転可能な2つの従動プーリー46、従動プーリー47と、駆動プーリー45、従動プーリー46、及び従動プーリー47との間に係回される無端ベルト48を備えている。
従動プーリー46と従動プーリー47は、ガイド部42の一方側端部付近と他方側端部付近とに配置されている。
尚、符号49は無端ベルト48にテンションを与える付勢部である。付勢部49は、駆動プーリー45と従動プーリー46の間の他、駆動プーリー45と従動プーリー47の間、或いは従動プーリー46と従動プーリー47に設けることもできる。
読み取り手段37は、無端ベルト48においてガイド部42に沿う部分、すなわち、従動プーリー46及び従動プーリー47との間の位置において、無端ベルト48に固定されており、モーター44が駆動することによって無端ベルト48が回動し、センサーキャリッジ41が無端ベルト48に牽引されてX軸方向に往復移動するように構成されている。この構成により、ガイド部42近くに設けられる無端ベルト48によって読み取り手段37を牽引するので、読み取り手段37を円滑に移動させることができる。
また、重量物であるモーター44が読み取り機構部3の回動軸35aが設けられる第1の連結部35に配置されていると、読み取り機構部3を開く際により小さい力で開くことができる。また、閉じる際も慣性が小さくなるので、例えば読み取り機構部3を閉じた際の衝撃等により読み取り機構部3や記録機構部15が破損する虞を抑制できる。
尚、モーター44は、第2の連結部36側に配置することも可能である。
<記録機構部における用紙搬送経路について>
以下において、図4を参照しつつプリンター1の記録機構部15における用紙搬送経路について説明する。初めに、手差しトレイ7からの用紙の給送について説明し、その後、装置底部に設けられる下段側トレイ13或いは上段側トレイ14からの用紙の給送について説明する。
尚、図4において、手差しトレイ7からの用紙Pの給送経路T1を二点鎖線で示している。また、下段側トレイ13或いは上段側トレイ14から搬送駆動ローラー24の上流側までの用紙Pの給送経路T2を点線で示している。
手差しトレイ7のセット口50にセットされた用紙は、最上位の用紙が第2給送ローラー21によってピックアップされて下流側に送られる。
第2給送ローラー21の先には、図示しないモーターによって回転駆動される搬送駆動ローラー24と、該搬送駆動ローラー24に接して従動回転する搬送従動ローラー25とが設けられており、これらローラーによって用紙Pが記録ヘッド30の下へと送られる。
続いて液体としてのインクを吐出する記録ヘッド30は、キャリッジ29の底部に設けられ、当該キャリッジ29は図示しないモーターによって副走査方向(X軸方向)に往復動する様に駆動される。
記録ヘッド30と対向する位置には、搬送される用紙Pを支持する媒体支持部材28が設けられ、当該媒体支持部材28によって、用紙Pと記録ヘッド30との間の間隔(PG)が規定される。
そして媒体支持部材28の下流側には、図示しないモーターによって回転駆動される排出駆動ローラー31と、当該排出駆動ローラー31に接して従動回転する排出従動ローラー32とが設けられている。記録ヘッド30によって記録の行われた用紙Pは、これらローラーにより、上述した排紙受けトレイ8へ向けて排出される。
またプリンター1は、装置底部に下段側トレイ13及び上段側トレイ14を備え、当該下段側トレイ13或いは上段側トレイ14からも用紙を1枚ずつ給送することができる。
上段側トレイ14は、給送可能位置(図4)と、装置前面側(図4において右方向:上段側トレイ14の引き抜き方向側)に移動した退避位置(不図示)との間をスライド(変位)可能に設けられており、図示しないモーターの動力を受けて、給送可能位置と退避位置とを変位する様に構成されている。
尚、図4においては、下段側トレイ13に収容される用紙を符号P1で、上段側トレイ14に収容される用紙を符号P2で、それぞれ示している(以下、特に区別する必要がない場合は「用紙P」と言う)。
図示しないモーターによって回転駆動される第1給送ローラー(ピックアップローラーとも呼ばれる)10は、回動軸12を中心に揺動するローラー支持部材11(ピックアップアームや揺動部材とも呼ばれる)に設けられており、上段側トレイ14が最も装置後方側(図4において左方向:上段側トレイ14の装着方向側であり、用紙送り出し方向側でもある)にスライドした突き当たり位置にあるとき、即ち上段側トレイ14の給送可能位置では、第1給送ローラー10が上段側トレイ14に収容された用紙P2の最上位のものと接して回転することにより、当該最上位の用紙P2を上段側トレイ14から送り出す。
一方、上段側トレイ14が装置前面側(+Y側)にスライドした状態、即ち上段側トレイ14が前述した退避位置にあるときは、ローラー支持部材11が回動軸12を中心に揺動し、第1給送ローラー10が下段側トレイ13に収容された用紙P1の最上位のものと接することができ、第1給送ローラー10が回転することにより、当該最上位の用紙P1を下段側トレイ13から送り出すようになっている。
尚、下段側トレイ13及び上段側トレイ14は、前述したように、いずれか一方側が装着されていない場合であっても、他方側から用紙を給送可能となっている。
第1給送ローラー10の下流側には、図示しないモーターによって回転駆動される中間ローラー17が設けられており、この中間ローラー17によって用紙Pは湾曲反転させられ、装置前方側へと向かう。尚、符号19、20は従動回転可能な従動ローラーであり、少なくとも用紙Pは、従動ローラー19と中間ローラー17とによってニップされ、また従動ローラー20と中間ローラー17とによってニップされて、下流側へと送られる。
点線で示す給送経路T2に沿って送られた用紙は、搬送駆動ローラー24及び搬送従動ローラー25の手前において給送経路T1(二点鎖線)と合流し、それ以降下流側においては、手差しトレイ7から給送された用紙と同様に、搬送駆動ローラー24及び搬送従動ローラー25によって搬送され、記録ヘッド30による記録が行われた後に、排出駆動ローラー31及び排出従動ローラー32により排紙受けトレイ8へ向けて排出される。
また、用紙Pの両面を記録する場合には、表(おもて)面を記録ヘッド30で記録した後、スイッチバックさせることで、用紙Pを中間ローラー17の下側から給送経路に侵入させ、湾曲反転させることで、用紙Pの裏(うら)面に記録を行うことができる。尚、符号18は中間ローラー17の回転に従動回転可能な従動ローラーである。
尚、本発明は上記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1…プリンター(記録装置)、2…記録機構部本体、3…読み取り機構部、
4…カバー、5…操作パネル、6…手差しカバー、7…手差しトレイ、
8…排紙受けトレイ、9…カバー、10…第1給送ローラー、
11…ローラー支持部材、12…回動軸、13…下段側トレイ、
14…上段側トレイ、15…記録機構部、17…中間ローラー、18…従動ローラー、
19…従動ローラー、20…従動ローラー、21…第2給送ローラー、
24…搬送駆動ローラー、25…搬送従動ローラー、28…媒体支持部材、
29…キャリッジ、30…記録ヘッド(記録手段)、31…排出駆動ローラー、
32…排出従動ローラー、33a、33b、33c、33d…フレーム、
34…原稿読み取り領域、35…第1の連結部、36…第2の連結部、
37…読み取り手段、38…移動領域、40…筐体、42…ガイド部、43…移動機構、
44…モーター、45…駆動プーリー、46…第1従動プーリー、
47…第2従動プーリー、48…無端ベルト、49…付勢部、50…セット口、
52…フレキシブルフラットケーブル(ケーブル)、54…検出手段、
56…側面、57…側面、58a、58b、58c…固定部、59…センサー、
60…レバー、61…センサー本体、62…被検出部、63…突起、
64…上面部、65…受け入れ口、66…基板、68…配線、
70…ダンパー機構、71…扇形ラック、72…第1のギア、73…第2のギア、
74…第3のギア、75…抵抗部材、76…ネジ、77…ガイド溝、
78…ガイド軸、80…シールドプレート、81a、81b…位置決め部、
82…バーリング部、P、P1、P2 用紙(被記録媒体)

Claims (6)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録手段を備える記録機構部と、
    前記記録機構部の上部において前記記録機構部に対し、回動することにより前記記録機構部の上部を開閉する、原稿を読み取る読み取り機構部と、
    前記読み取り機構部を前記記録機構部に対して回動可能に連結する第1の連結部および第2の連結部と、
    前記読み取り機構部の開閉状態を検出する検出手段と、を備え、 前記検出手段が、前記記録機構部に設けられる被検出部と、 前記読み取り機構部の前記第1の連結部及び前記第2の連結部の少なくともいずれかに設けられ、前記被検出部を検出するセンサーと、を備えて構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、
    前記記録機構部を構成する機構部本体が、前記センサーからの配線を接続する基板を備え、
    前記センサーが、前記第1の連結部及び前記第2の連結部の内、前記基板に近い側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、
    前記センサーが、前記第1の連結部及び前記第2の連結部の内、前記読み取り機構部の回転軸線に沿う方向において、前記読み取り機構部の重心位置に近い側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、
    前記第1の連結部及び前記第2の連結部のいずれか一方に、前記読み取り機構部の閉動作に負荷を与えるダンパー機構が設けられ、
    前記センサーが、前記第1の連結部及び前記第2の連結部の内、前記ダンパー機構が設けられる側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記被検出部は、前記記録機構部において前記読み取り機構部に向けて突出する突起で構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項5に記載の記録装置において、前記センサーは、前記読み取り機構部の筐体の内側に隠れた位置にあるとともに、前記筐体において前記突起を受け入れる受け入れ口が、下側に開口している、
    ことを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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