JP2017149690A - トリアジノン化合物 - Google Patents
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Abstract
Description
また、緩和な反応条件下でエステル化合物を製造するための縮合剤として、向山らによりピリジニウムオキシド化合物が報告された(非特許文献1)が、該ピリジニウムオキシド化合物を製造する際には、発がん性が指摘されているヨウ化メチルを用いなければならないため、作業環境に細心の注意を払わなければならない等の問題があった。
[1]式(I):
R1は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R2は、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R3は、C1−4アルキル基を示し;
R4及びR5は、それぞれ独立して、置換されていてもよいアルキル基を示すか、又はR4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し、或いは、
R3、R4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第3級環状アミノ基を形成し;ならびに
Y−は、求核性がないか、又は求核性が低い対アニオンを示す。]
で表される化合物;
[2]R1が、C1−6アルキル基又はC2−6アルケニル基であり、
R2が、C1−6アルコキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、置換されていてもよい3〜8員の環状アミノ基、又は置換されていてもよいC6−10アリール基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それぞれ独立して、C1−6アルキル基であるか、又はR4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって3〜8員の置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し、ならびに
Y−が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、置換されていてもよいアルキルスルホナート、置換されていてもよいアリールスルホナート、ペルクロラート、テトラフルオロボラート、ヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアンチモナート、テトラフェニルボラート及びアルセナートからなる群より選択される対アニオンである、上記[1]記載の化合物;
[3]R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、5〜6員の環状アミノ基、又はハロゲン原子若しくはC1−6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それぞれ独立して、C1−4アルキル基であるか、又はR4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって5〜6員の第2級環状アミノ基を形成し、ならびに
Y−が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−4アルキルスルホナート、置換されていてもよいフェニルスルホナート、及びペルクロラートからなる群より選択される対アニオンである、上記[1]記載の化合物;
[4]R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−4アルコキシ基、C1−4アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジル基、又はC1−4アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基又は1−ピペリジル基を形成し、ならびに
Y−が、クロリド、トリフルオロメタンスルホナート、メタンスルホナート、ベンゼンスルホナート、トルエンスルホナート、2−ニトロベンゼンスルホナート及びペルクロラートからなる群より選択される対アニオンである、からなる群より選択される対アニオンである、上記[1]記載の化合物;
[5]上記[1]〜[4]のいずれかに記載の化合物からなる脱水縮合剤;
[6]式(II):
R1は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R2は、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;ならびに
Y’は、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基を示す。]
で表される化合物;
[7]上記[6]記載の化合物と、式(III):
R3は、C1−4アルキル基を示し;ならびに
R4及びR5は、それぞれ独立して、置換されていてもよいアルキル基を示すか、又はR4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し;或いは、
R3、R4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第3級環状アミノ基を形成する。]
で表される化合物の混合物;
[8]上記[7]記載の混合物からなる脱水縮合剤;
[9]式(IV):
R2aは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;及び
Yaは、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基を示す。]
で表される化合物を、塩基存在下、パラジウム触媒と反応させることにより式(IIa):
で表される化合物へと変換する工程を含む、式(II’):
で表される化合物の製造方法;等に関する。
フリル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、トリアジニル等の単環式芳香族複素環基;
キノリル、イソキノリル、キナゾリル、キノキサリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズピラゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、インダゾリル、ピロロピラジニル、イミダゾピリジル、チエノピリジル、イミダゾピラジニル、ピラゾロピリジル、ピラゾロチエニル、ピラゾロトリアジニル、ピリドピリジル等の縮合芳香族複素環基;
等が挙げられる。
ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル等の単環式含窒素芳香族複素環基;
キノリル、イソキノリル、キナゾリル、キノキサリル、ベンズオキサゾリル、ベンズイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンズピラゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、インダゾリル、ピロロピラジニル、イミダゾピリジル、チエノピリジル、イミダゾピラジニル、ピラゾロピリジル、ピラゾロチエニル、ピラゾロトリアジニル、ピリドピリジル等の縮合含窒素芳香族複素環基;
等が挙げられる。
アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ヘキサメチレンイミニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、イミダゾリジニル、オキサゾリニル、チアゾリニル、イミダゾリニル、ジオキソリル、ジオキソラニル、ジヒドロオキサジアゾリル、ピラニル、テトラヒドロピラニル、チオピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テトラヒドロフリル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、テトラヒドロピリミジニル、ジヒドロトリアゾリル、テトラヒドロトリアゾリル等の単環式非芳香族複素環基;
ジヒドロインドリル、ジヒドロイソインドリル、ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンゾジオキシニル、ジヒドロベンゾジオキセピニル、テトラヒドロベンゾフラニル、クロメニル、ジヒドロクロメニル、ジヒドロキノリル、テトラヒドロキノリル、ジヒドロイソキノリル、テトラヒドロイソキノリル、ジヒドロフタラジニル、ヘキサヒドロフロピロリル等の縮合非芳香族複素環基;
等が挙げられる。
本発明の化合物は、下記式(I):
R1は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R2は、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R3は、C1−4アルキル基を示し;
R4及びR5は、それぞれ独立して、置換されていてもよいアルキル基を示すか、又はR4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し、或いは、
R3、R4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第3級環状アミノ基を形成し;ならびに
Y−は、求核性がないか、又は求核性が低い対アニオンを示す。]
で表されるトリアジノン化合物(以下、化合物(I)と称することもある。)である。
R4及びR5は、それぞれ独立して、置換されていてもよいアルキル基を示すか、又はR4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成する。
また、別の態様として、R3、R4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第3級環状アミノ基を形成する。
R1が、C1−6アルキル基又はC2−6アルケニル基であり、
R2が、C1−6アルコキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、置換されていてもよい3〜8員の環状アミノ基、又は置換されていてもよいC6−10アリール基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それぞれ独立して、C1−6アルキル基であるか、又はR4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって3〜8員の置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し、ならびに
Y−が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、置換されていてもよいアルキルスルホナート、置換されていてもよいアリールスルホナート、ペルクロラート、テトラフルオロボラート、ヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアンチモナート、テトラフェニルボラート及びアルセナートからなる群より選択される対アニオンである、化合物(I)。
R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、5〜6員の環状アミノ基、又はハロゲン原子若しくはC1−6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それぞれ独立して、C1−4アルキル基であるか、又はR4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって5〜6員の第2級環状アミノ基を形成し、ならびに
Y−が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−4アルキルスルホナート、置換されていてもよいフェニルスルホナート、及びペルクロラートからなる群より選択される対アニオンである、化合物(I)。
R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−4アルコキシ基、C1−4アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジル基、又はC1−4アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基又は1−ピペリジル基を形成し、ならびに
Y−が、クロリド、トリフルオロメタンスルホナート、メタンスルホナート、ベンゼンスルホナート、トルエンスルホナート、2−ニトロベンゼンスルホナート及びペルクロラートからなる群より選択される対アニオンである、化合物(I)。
R1は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R2は、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;ならびに
Y’は、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基を示す。]
で表されるトリアジノン化合物(以下、化合物(II)と称することもある。)も含まれる。
R1が、C1−6アルキル基又はC2−6アルケニル基であり、
R2が、C1−6アルコキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、置換されていてもよい3〜8員の環状アミノ基、又は置換されていてもよいC6−10アリール基であり、および
Y’が、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基である、化合物(II)。
R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、5〜6員の環状アミノ基、又はハロゲン原子若しくはC1−6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、および
Y’が、塩素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基又は2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基である、化合物(II)。
R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−4アルコキシ基、C1−4アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジル基、又はC1−4アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、および
Y’が、塩素原子である、化合物(II)。
Yaは、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基を示す。]
で表されるトリアジノン化合物(以下、化合物(II’)と称することもある。)も含まれる。
R2bが、C1−6アルコキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、置換されていてもよい3〜8員の環状アミノ基、又は置換されていてもよいC6−10アリール基であり、および
Yaが、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基である、化合物(II’)。
R2bが、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、5〜6員の環状アミノ基、又はハロゲン原子若しくはC1−6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、および
Yaが、塩素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基又は2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基である、化合物(II’)。
R2bが、C1−4アルコキシ基、C1−4アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジル基、又はC1−4アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、および
Yaが、塩素原子である、化合物(II’)。
Yaは、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基を示す。]
で表されるトリアジノン化合物(以下、化合物(IIa)と称することもある。)も含まれる。
R2aが、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、置換されていてもよい3〜8員の環状アミノ基、又は置換されていてもよいC6−10アリール基であり、および
Yaが、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基である、化合物(IIa)。
R2aが、ハロゲン原子、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、5〜6員の環状アミノ基、又はハロゲン原子若しくはC1−6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、および
Yaが、塩素原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基又は2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基である、化合物(IIa)。
R2aが、塩素原子、C1−4アルコキシ基、C1−4アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジル基、又はC1−4アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、および
Yaが、塩素原子である、化合物(IIa)。
さらに、化合物(I)、化合物(II)、化合物(II’)又は化合物(IIa)は、重水素変換体であってもよい。
化合物(I)の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、以下のような反応を経て合成することができる。
(製造方法)
本工程は、化合物(II)と化合物(III)との反応により、化合物(I’)を製造する工程である。
当該反応は、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。
また、化合物(II)として、化合物(II’)又は化合物(IIa)(ただし、化合物(IIa)のR2aが、ハロゲン原子以外の場合)を用いることもできる。
反応時間は、通常0.1〜6時間である。
本工程は、工程1により得られた化合物(I’)を、反応に影響を及ぼさない溶媒中、MYと混合することにより、対アニオンであるY’−を他の対アニオンY−へと変換し、化合物(I)を合成する工程である。なお、本工程は、Y’がYと同一の基である場合には、省略することができる。
反応時間は、通常0.1〜30時間である。
本工程は、塩化シアヌル(1)とR2H(2)又はグリニャール試薬(R2MgX1)(3)との求核置換反応により、化合物(4)を製造する工程である。求核剤として化合物(2)を使用する場合は、必要に応じて塩基存在下で行われる。
当該反応は、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。
塩基の使用量は、塩化シアヌル1モルに対して、通常1〜2モルであり、好ましくは1〜1.2モルであり、より好ましくは1モルである。
反応時間は、通常0.5〜6時間である。
本工程は、化合物(4)を、アルカリ加水分解することにより、化合物(5)を製造する工程である。
当該反応は、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。
アルカリ金属水酸化物の使用量は、化合物(4)1モルに対して、通常1〜4モルであり、好ましくは1.5〜3モルであり、より好ましくは2モルである。
反応時間は、通常0.2〜6時間である。
本工程は、化合物(5)のトリアジノン窒素原子を、塩基存在下、化合物(6)と反応させることにより、化合物(IIa−1)を製造する工程である。
当該反応は、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。
塩基の使用量は、化合物(5)1モルに対して、通常1〜4モルであり、好ましくは1.5〜2モルである。
反応時間は、通常0.5〜6時間である。
本工程は、塩基存在下、化合物(7)とアリルアルコールとの反応により、化合物(IV)を製造する工程である。
当該反応は、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。
塩基の使用量は、化合物(7)1モルに対して、通常1〜2モルであり、好ましくは1〜1.2モルであり、より好ましくは1モルである。
反応時間は、通常0.5〜6時間である。
本工程は、塩基存在下、パラジウム触媒と反応させることにより化合物(IV)から化合物(IIa)を製造する工程である。
当該反応は、反応に影響を及ぼさない溶媒中で行われる。
パラジウム触媒の使用量は、化合物(IV)1モルに対して、通常0.001〜0.5モルであり、好ましくは0.01〜0.2モルである。
(1)R2aがハロゲン原子以外(例えば、アルコキシ基、モルホリニル基、アリール基等)の場合は、塩基の使用量は、化合物(IV)1モルに対して、通常0.001〜0.5モルであり、好ましくは0.01〜0.2モルであり、より好ましくは0.01〜0.05モルである。
(2)R2aがハロゲン原子(塩素原子)であって、次の工程3で使用する化合物(8)がアルコール(例、メタノール、エタノール、イソプロパノール等)である場合は、塩基の使用量は、化合物(IV)1モルに対して、通常2モル〜4モルであり、好ましくは3モルである。塩基の量が多すぎると、次の工程3で2分子のアルコールがトリアジン環に導入されることがあり、塩基の量が少なすぎると、工程3でのアルコールの導入効率が悪くなる。
(3)R2aがハロゲン原子(塩素原子)であって、次の工程3で使用する化合物(8)がアミンである場合は、塩基の使用量は、化合物(IV)1モルに対して、通常0.001〜0.5モルであり、好ましくは0.01〜0.2モルであり、より好ましくは0.01〜0.05モルである。
反応時間は、通常0.5〜8時間である。
本工程は、工程2により得られた化合物(IIa)を含む反応液を、低温に保ちながら化合物(8)をゆっくりとシリンジポンプを用いて滴下して反応させることにより、化合物(II’)を合成する工程である。本反応によれば、R2bを、トリアジノン環上に位置選択的に(トリアジノン環のアリル基の導入された窒素原子の隣の炭素原子に)導入することができる。
当該反応は、工程2の反応液をそのまま用いて行われるので、溶媒、塩基及び塩基の使用量は、工程2において記載した通りである。
なお、本工程は、R2aがハロゲン原子ではなく、R2bと同一の基である場合には、省略することができる。
(1)化合物(8)がアルコール(例、メタノール、エタノール、イソプロパノール等)である場合は、化合物(IV)1モルに対して、通常10モル〜40モルであり、好ましくは20モルである。化合物(8)がアルコールである場合は、工程2で添加した塩基(炭酸水素ナトリウム)存在下で化合物(8)との反応を行う。
(2)化合物(8)がアミンである場合は、化合物(IV)1モルに対して、通常2〜3モルであり、好ましくは2モルである。アミン2モルのうちの1モル分は、置換反応により生じる塩化水素を捕捉するのに使用される。
(1)化合物(8)がアルコール(例、メタノール、エタノール、イソプロパノール等)である場合は、工程2の反応液を−18℃まで冷却し、化合物(8)をシリンジポンプにより滴下後、段階的に室温まで昇温するのが好ましい。
(2)化合物(8)がアミンである場合は、工程2の反応液を−78℃まで冷却し、化合物(8)をシリンジポンプにより滴下後、そのままの温度で反応を完結させるのが好ましい。
反応温度が、上記温度よりも高かったり、及び/又は滴下速度が上がると、化合物(8)が2分子導入された下記式:
で表される化合物の割合が増加する。
反応時間は、化合物(8)がアルコールの場合は、通常12〜24時間であり、具体的には、化合物(8)がメタノールの場合は、約18時間である。化合物(8)がアミンの場合は、通常1時間程度である。
本発明の化合物(I)は、カルボキシ基を有する化合物(以下、カルボン酸化合物と称することもある。)と求核性官能基を有する化合物(例、アルコール化合物、メルカプト(チオール)化合物、アミン化合物等)とからカルボン酸誘導体(例、エステル化合物、チオエステル化合物、アミド化合物等)を製造する際の脱水縮合剤として好適に使用することができる。中でも、アミド化合物を製造する際の脱水縮合剤として、本発明の化合物(I)は、特に好適に使用することができる。
本発明のアミド化合物の製造方法における、カルボン酸化合物及びアミン化合物の使用量は特に制限されないが、該製造方法におけるカルボキシ基とアミノ基との反応は量論反応であるため、各基をそれぞれ分子内に1個ずつ有する化合物同士の反応においては、カルボン酸1モルに対して、アミン化合物を、通常0.8〜1.2モル、好ましくは0.9〜1.1モル使用する。
、メチルイソブチルケトン等のケトン類;ジメチルカーボネート等のカーボネート類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;又は水若しくはリン酸塩等を含む緩衝液が好適に使用される。これらの溶媒は単独で使用しても、二以上の溶媒を混合して使用してもよい。
リン酸塩等を含む緩衝液を溶媒として使用する場合のpHは、通常2〜12であり、好ましくは5〜9である。
化合物(I)を用いる前記カルボン酸誘導体の製造方法において、化合物(I)に換えて、化合物(II)(又は化合物(II’))と化合物(III)の混合物を用いることにより、反応系中で化合物(I)を生成させることを含む、カルボン酸誘導体の製造方法も、本発明のカルボン酸誘導体の製造方法に包含される。本製造方法によっても、化合物(I)を縮合剤として用いた場合と同様にカルボン酸誘導体を短時間且つ収率よく得ることができる。
反応は、Merck 60 F254 シリカゲルプレート(厚さ0.25mm)を用いて、薄層クロマトグラフィーによりモニターした。
1H及び13C−NMRスペクトルは、JEOL ECS400またはECS600を用い、重クロロホルムまたは重メタノールを溶媒として測定した。1H−NMRについてのデータは、化学シフト(δppm)、多重度(s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=カルテット、m=マルチプレット、dd=ダブルダブレット、dt=ダブルトリプレット、brs=ブロードシングレット、sep=セプテット)、カップリング定数(Hz)、積分及び割当てとして報告する。
高分解能質量スペクトル解析(HRMS)は、JEOL JMS-T100TDを用いて実行した。
融点(mp)測定は、柳本微量融点測定器を用いて行った。
元素分析は、Yanaco CHN Corder MT−5を用いて実行した。
分取薄層クロマトグラフィーは、Merck 60 F254 シリカゲルプレート(厚さ0.5mm)を用いて行った。フラッシュクロマトグラフィーは、関東化学株式会社(日本、東京)のシリカゲル60Nを用いて行った。
以下の実施例中の「室温」は通常約10℃ないし約30℃を示す。混合溶媒において示した比は、特に断らない限り容量比を示す。%は、特に断らない限り重量%を示す。
メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、クロロホルムおよび1,4−ジオキサンは、試薬グレードのものを蒸留して用いた。ジクロロメタン,アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミドおよびテトラヒドロフランは、無水溶媒グレードを購入し,そのまま用いた。その他の試薬は、必要に応じて精製してから用いた。
1−アリル−4−クロロ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−オン(化合物(II−1))の合成
1−アリル−4−クロロ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−オン(化合物(II−1))の合成(別法)
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 5.85(ddt,J=17,11,6.0Hz,1H),5.29(ddt,J=17,1.4,1.4Hz,1H),5.29(ddt,J=11,1.4,1.4Hz,1H),4.55(ddd,J=6.0,1.4,1.4Hz,2H),4.16(s,3H);13CNMR(100MHz,CDCl3):δ170.1,162.8,153.8,129.4,120.0,57.9,45.0;
HRMS(DART):計算値(C7H9ClN3O2([M+H]+)):202.0383;実測値:202.0400;
Anal. Calcd for C7H8ClN3O2:C,41.70;H,4.00;N,20.84. Found:C,41.62;H,4.01;N,20.83.
1−アリル−4−クロロ−6−イソプロポキシ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−オン(化合物(II−2))の合成
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 5.84(ddt,J=17,11,6.0Hz,1H),5.48(sep,J=6.4Hz,1H),5.28(ddt,J=16,1.4,1.4Hz,1H),5.28(ddt,J=11,1.4,1.4Hz,1H),4.53(ddd,J=6.0,1.4,1.4Hz,1H),1.43(d,J=6.4,6H);
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 170.3,161.8,154.1,129.7,120.0,77.0,44.9,21.8;
HRMS(DART):計算値(C9H13ClN3O2([M+H]+)):230.0696;実測値:230.0713;
Anal. Calcd for C9H12ClN3O2:C,47.07;H,5.27;N,18.30.Found:C,46.97;H,5.30;N,18.50.
1−アリル−4−クロロ−6−ジメチルアミノ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−オン(化合物(II−3))の合成
1H−NMR(600MHz,CDCl3):δ 6.02(ddt,17,11,5.2,1H),5.31−5.37(m,1H),5.20−5.26(m,1H),4.51−4.55(m,2H),3.17(s,6H);
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 168.9,162.5,156.2,131.9,118.3,50.3,41.5;
HRMS(DART):計算値(C8H12ClN4O([M+H]+)):215.0700;実測値:215.0703;
Anal. Calcd for C8H11N4OCl:C,44.76;H,5.17;N,26.10.Found:C,44.67;H,5.15;N,25.98.
1−アリル−4−クロロ−6−モルホリノ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−オン(化合物(II−4))の合成
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 6.05(ddt,J=17,11,5.0Hz,1H),5.36(ddd,J=11,1.8,1.8Hz,1H),5.22(ddd,J=17,1.8,1.8Hz,1H),4.44(ddd,J=4.6,1.8,1.8Hz,1H),3.79(t,J=5.0Hz,4H),3.65(t,J=5.0Hz,4H);
13C−NMR(100MHz,CDCl3):δ 169.6,162.6,155.9,131.4,118.7,66.4,50.9,49.5;
HRMS(DART):計算値(C10H14ClN4O2([M+H]+)):257.0805;実測値:257.0784;
Anal. Calcd for C10H13ClN4O2:C,46.79;H,5.10;N,21.83.Found:C,46.74;H,5.06;N,21.78.
4−クロロ−1−メチル−6−(o−トリル)−1,3,5−トリアジン−2(1H)−オン(化合物(II−5))の合成
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.71−7.65(m,1H),7.57−7.51(m,1H),7.44−7.36(m,2H),2.60(s,3H).
1H−NMR(400MHz,CDCl3):δ 7.51−7.45(m,1H),7.41−7.34(m,2H),7.30−7.27(m,2H),3.35(s,3H),2.30(s,3H).
4−クロロ−1−アリル−6−(o−トリル)−1,3,5−トリアジン−2(1H)−オン(化合物(II−6))の合成
4−(5−アリル−6−メトキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリン−4−イウム クロリド(化合物(I−1))の合成
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 5.92(ddt,J=17,11,6.0Hz,1H),5.41(ddt,J=17,1.4,1.4Hz,1H),5.32(ddt,J=11,1.4,1.4Hz,1H),4.62(ddd,J=6.0,1.4,1.4Hz,2H),4.50−4.40(m,2H),4.26(s,3H),4.10−4.01(m,2H),3.95−3.86(m,2H),3.86−3.76(m,2H),3.51(s,3H);
13C−NMR(100MHz,CD3OD):δ 168.4,167.4,156.2,130.7,120.4,63.3,61.3,59.6,55.9,47.0;
HRMS(ESI):計算値(C12H19N4O3([M−Cl]+)):267.1457,実測値:267.14599.
4−(5−アリル−6−イソプロポキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリン−4−イウム クロリド(化合物(I−2))の合成
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 5.92(ddt,J=17,10,6.0Hz,1H),5.52(sep,J=6.4,1H),5.40(dd,J=17,1.4Hz,1H),5.32(dd,J=10,1.4Hz,1H),4.89(s,3H),4.61(ddd,J=6.0,1.4,1.4Hz,2H),4.47−4.38(m,2H),4.11−4.01(m,2H),3.96−3.86(m,2H),3.86−3.76(m,2H),3.51(s,3H),1.48(d,J=6.4Hz,6H);
13C−NMR(100MHz,CD3OD):δ 168.6,166.2,156.4,130.8,120.4,80.4,63.3,61.2,55.7,46.9,21.9;
HRMS(ESI):計算値(C14H23N4O3([M−Cl]+)):295.1770,実測値:295.1792.
4−(5−アリル−6−ジメチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリン−4−イウム クロリド(化合物(I−3))の合成
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 6.11(ddt,J=17,11,5.0Hz,1H),5.28−5.41(m,2H),4.56−4.64(m,2H),3.64−4.47(m,8H),3.46(s,3H),3.28(s,6H);
13C−NMR(100MHz,CD3OD):δ 166.8,164.8,159.6,133.8,118.4,63.5,60.8,56.1,52.2,42.3;
HRMS(ESI):計算値(C13H22N5O2([M−Cl]+)):280.1774,実測値:280.1790.
4−メチル−4−(5−メチル−4−オキソ−6−(o−トリル)−4,5−ジヒドロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)モルホリン−4−イウム クロリド(化合物(I−4))の合成
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 7.60−7.53(m,1H),7.50−7.40(m,3H),4.51−4.43(m,2H),4.13−4.04(m,2H),3.99−3.89(m,2H),3.89−3.79(m,2H),3.54(s,3H),3.47(s,3H),2.36(s,3H);
HRMS(ESI):計算値(C16H21N4O2([M−Cl]+)):301.1665,実測値:301.1637.
1−(5−アリル−6−ジメチルアミノ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−1−メチルピロリジン−4−イウム クロリド(化合物(I−5))の合成
1H−NMR(400MHz,CD3OD):δ 6.09(ddt,J=17.5,10.5,5.0Hz,1H),5.38−5.26(m,2H),4.61−4,56(m,2H),4.46−4.37(m,2H),4.65−3.75(m,2H),3.46(s,3H),3.28(s,6H),2.35−2.15(m,2H);
13C−NMR(100MHz,CD3OD):δ 168.6,164.6,159.7,133.8,118.4,65.8,56,7,52.0,42.1,23.3;
HRMS(ESI):計算値(C13H22N5O([M−Cl]+)):264.1842,実測値:264.1797.
脱水縮合剤として化合物(I)を用いる、本発明のアミド化合物の製造方法(方法1)
化合物(II)及びN−メチルモルホリン(NMM)(化合物(III))の添加により反応系中で生成する脱水縮合剤を用いる、本発明のアミド化合物の製造方法(方法2)
Claims (9)
- 式(I):
[式中、
R1は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R2は、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R3は、C1−4アルキル基を示し;
R4及びR5は、それぞれ独立して、置換されていてもよいアルキル基を示すか、又はR4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し、或いは、
R3、R4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第3級環状アミノ基を形成し;ならびに
Y−は、求核性がないか、又は求核性が低い対アニオンを示す。]
で表される化合物。 - R1が、C1−6アルキル基又はC2−6アルケニル基であり、
R2が、C1−6アルコキシ基、C7−14アラルキルオキシ基、C6−10アリールオキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、置換されていてもよい3〜8員の環状アミノ基、又は置換されていてもよいC6−10アリール基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それぞれ独立して、C1−6アルキル基であるか、又はR4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって3〜8員の置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し、ならびに
Y−が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、置換されていてもよいアルキルスルホナート、置換されていてもよいアリールスルホナート、ペルクロラート、テトラフルオロボラート、ヘキサフルオロホスフェート、ヘキサフルオロアンチモナート、テトラフェニルボラート及びアルセナートからなる群より選択される対アニオンである、請求項1記載の化合物。 - R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−6アルコキシ基、C1−6アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、5〜6員の環状アミノ基、又はハロゲン原子若しくはC1−6アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それぞれ独立して、C1−4アルキル基であるか、又はR4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって5〜6員の第2級環状アミノ基を形成し、ならびに
Y−が、フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−4アルキルスルホナート、置換されていてもよいフェニルスルホナート、及びペルクロラートからなる群より選択される対アニオンである、請求項1記載の化合物。 - R1が、メチル基又はアリル基であり;
R2が、C1−4アルコキシ基、C1−4アルキル基でモノ又はジ置換されたアミノ基、4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基、1−ピペリジル基、又はC1−4アルキル基で置換されていてもよいフェニル基であり、
R3が、メチル基であり;
R4及びR5が、それらが結合する窒素原子と一緒になって4−モルホリニル基、1−ピロリジニル基又は1−ピペリジル基を形成し、ならびに
Y−が、クロリド、トリフルオロメタンスルホナート、メタンスルホナート、ベンゼンスルホナート、トルエンスルホナート、2−ニトロベンゼンスルホナート及びペルクロラートからなる群より選択される対アニオンである、からなる群より選択される対アニオンである、請求項1記載の化合物。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物からなる脱水縮合剤。
- 式(II):
[式中、
R1は、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいシクロアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;
R2は、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;ならびに
Y’は、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基を示す。]
で表される化合物。 - 請求項6記載の化合物と、式(III):
[式中、
R3は、C1−4アルキル基を示し;ならびに
R4及びR5は、それぞれ独立して、置換されていてもよいアルキル基を示すか、又はR4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第2級環状アミノ基を形成し;或いは、
R3、R4及びR5は、それらが結合する窒素原子と一緒になって置換されていてもよい第3級環状アミノ基を形成する。]
で表される化合物の混合物。 - 請求項7記載の混合物からなる脱水縮合剤。
- 式(IV):
[式中、
R2aは、ハロゲン原子、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;及び
Yaは、ハロゲン原子、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基、2−ニトロベンゼンスルホニルオキシ基、又はトルエンスルホニルオキシ基を示す。]
で表される化合物を、塩基存在下、パラジウム触媒と反応させることにより式(IIa):
[式中、R2a及びYaの定義は、前記と同義を示す。]
で表される化合物へと変換する工程を含む、式(II’):
[式中、R2bは、置換されていてもよいアルコキシ基、置換されていてもよいアラルキルオキシ基、置換されていてもよいアリールオキシ基、置換アミノ基、置換メルカプト基、置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいシクロアルキル基、置換されていてもよいアルケニル基、置換されていてもよいアルキニル基、又は置換されていてもよいアリール基を示し;及びYaの定義は、前記と同義を示す。]
で表される化合物の製造方法。
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