JP2017155567A - 窓枠のコーナージョイント構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保管時や運搬時における部品の収納をコンパクトに行うことができ、また組立て作業も簡単で、しかも、不良品も発生し難く材料コストの削減も行える窓枠のコーナージョイント構造を提供すること。【解決手段】 上下左右の枠材を矩形型に組んで成る窓枠のコーナージョイント構造を、枠本体部11・21の端面にビス止着孔11a・21aと嵌挿孔11b・21bが並設された縦枠材1及び横枠材2と;これら縦枠材1と横枠材2の各嵌挿孔11b・21bに挿入される一対の突起部31・31を備えたL型板片3と;前記縦枠材1及び横枠材2の枠本体部11・21の端面に沿って配置される四角柱状の棒状部41を備え、かつ、この棒状部41の各側面に、直交する二方向のビス挿通孔41a・41a’が設けられると共に、棒状部41の長さ方向に延びる所定の角部に、前記L型板片3の屈曲部32の形状に対応した遊嵌凹部41bが設けられたコーナー連結材4とを含んで構成した。【選択図】 図1

Description

本発明は、窓枠のコーナージョイント構造の改良、詳しくは、窓枠コーナー部を強固に組み立てられるだけでなく、運搬や保管、組立て作業を容易に行うことができ、しかも、材料コストの削減も行える窓枠のコーナージョイント構造に関するものである。
近年、住宅等の内装工事では、縦枠や横枠等の各パーツに分解した状態で窓枠の搬入を行い、これらのパーツを現場で組み立てて窓枠を設置するのが一般的である。また窓枠としては、上下左右の枠材を四隅のコーナー連結材で連結して矩形型に組み立てるものが以前から広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記文献1に記載の窓枠のように、コーナー連結材と横枠との連結をビス留めと凹凸嵌合を利用して行い、コーナー連結材と縦枠との連結を凹凸嵌合のみによって行う構造では、組み立てた窓枠を設置する際、衝撃等で左右の縦枠から下側のコーナー連結材が横枠ごと抜け落ちてしまう心配があった。
そこで、従来においては、コーナー連結材に対し複数の突起部を奥行き方向に並べて設け、更にこれらの突起部間にビス挿通孔を直交する二方向に設けて、コーナー連結材と縦枠、並びにコーナー連結材と横枠との連結を、双方ともビス留めと凹凸嵌合によって行えるようにした窓枠も開発されている(特許文献2,3参照)。
しかし、上記文献2及び3に記載されているコーナー連結材に関しては、ビス留めを行う本体部に対し二方向の突起部が一体的に形成されていたため、多数のコーナー連結材を保管する際、或いは現場に持ち運ぶ際に嵩張り易いだけでなく、運搬時の衝撃等で本体部から突起部が折れて不良品となる可能性も高かった。
また、上記従来のコーナー連結材においては、本体部に多数の突起部が形成されていたため、縦枠や横枠の端面と平行を保ったまま本体部をスライドさせないと、縦枠や横枠の嵌挿孔に突起部を上手く挿入することができなかった。また多数の突起部を備えたコーナー連結材は、材料コストの面でも不利になり易かった。
特開昭58−101976号公報 特開平9−96173号公報 特開平11−131913号公報
本発明は、上記の如き問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、窓枠コーナー部を強固に組み立てられるだけでなく、保管時や運搬時における部品の収納をコンパクトに行うことができ、また組立て作業も簡単で、しかも、不良品も発生し難く材料コストの削減も行える窓枠のコーナージョイント構造を提供することにある。
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
即ち、本発明は、上下左右の枠材を矩形型に組んで成る窓枠のコーナージョイント構造において、枠本体部11・21の端面にビス止着孔11a・21aと嵌挿孔11b・21bが並設された縦枠材1及び横枠材2と;これら縦枠材1と横枠材2の各嵌挿孔11b・21bに挿入される一対の突起部31・31を備えたL型板片3と;前記縦枠材1及び横枠材2の枠本体部11・21の端面に沿って配置される四角柱状の棒状部41を備え、かつ、この棒状部41の各側面に、直交する二方向のビス挿通孔41a・41a’が設けられると共に、棒状部41の長さ方向に延びる所定の角部に、前記L型板片3の屈曲部32の形状に対応した遊嵌凹部41bが設けられたコーナー連結材4とを含んで構成すると共に、前記縦枠材1と横枠材2の嵌挿孔11b・21bに、前記L型板片3の突起部31・31を挿入して、このL型板片3の屈曲部32を、コーナー連結材4の遊嵌凹部41bに嵌め込んだ状態で、前記縦枠材1と横枠材2のビス止着孔11a・21aに、前記コーナー連結材4のビス挿通孔41aを通してビス部材Sを止着可能に構成した点に特徴がある。
また、上記コーナー連結材4の棒状部41においては、二方向のビス挿通孔41a・41a’を、遊嵌凹部41bを挟んで交互に設けることによって、棒状部41上のビス挿通孔41a・41a’の数を最低限に抑えることができる。
また更に、上記縦枠材1及び横枠材2に関しては、隣り合うビス止着孔11a・21a間に複数の嵌挿孔11b・21bを形成することによって、一つ当たりの嵌挿孔11b・21bの横幅を小さくして孔に挿入されるL型板片3を小型化することができる。
また、上記L型板片3に関しては、ビス止着孔11a・21aに圧入可能な寸法の合成樹脂製の板材から構成することができ、またその場合には、ビス止着孔11a・21aに簡単に挿入できるように各突起部31・31の先端側に先細り形状のテーパ部31aを形成することができる。
他方また、上記L型板片3については、金属製の板材から構成することもでき、その場合には各突起部31・31の先端側に湾曲形状の抜止め部31bを形成することができる。
本発明では、縦枠や横枠に対してビス留めを行うコーナー連結材と、縦枠と横枠とを凹凸嵌合により仮留めするL型板片とを別体で構成したことにより、L型板片により仮留めした縦枠と横枠の端面にコーナー連結材を添えてビス留めするだけで、コーナー連結材の抜け落ちが生じないように窓枠コーナー部を強固に組み立てることができる。
しかも、本発明では、コーナー連結材とL型板片を別体としたことにより、多数のコーナー連結材およびL型板片をそれぞれコンパクトに収納することが可能となるため、保管や運搬も容易となる。また更に、L型板片を別体で用意したことにより、突起部の破損等の問題も生じないため、不良品も生じ難くなる。
また更に、本発明では、複数のL型板片を一つずつ差し込んで縦枠と横枠の仮留めを行うことができるため、コーナー連結材を平行にスライドさせて突起部を挿入する難しい作業も不要となる。加えて、仮止め用のL型板片は、必要最低限の数だけ使用すればよいため、材料コストの削減も図れる。
したがって、本発明により、住宅等の内装工事において窓枠の設置作業を容易化できるだけでなく、保管コストや運搬コスト、製造コストの面でも有利な窓枠のコーナージョイント構造を提供できることから、本発明の実用的利用価値は頗る高い。
本発明の実施例1における窓枠コーナー部を表わす全体斜視図である。 本発明の実施例1における窓枠コーナー部のジョイント構造を表わす分解斜視図である。 本発明の実施例1における窓枠コーナー部のジョイント構造を表わす分解斜視図である。 本発明の実施例1における窓枠コーナー部の組立方法を表わす状態説明図である。 本発明の実施例1における窓枠コーナー部の組立方法を表わす状態説明図である。 本発明の実施例2におけるL型板片及び窓枠コーナー部のジョイント構造を表わす全体斜視図及び説明断面図である。 本発明の実施例3における窓枠コーナー部のジョイント構造を表わす分解斜視図である。 本発明の実施例3における窓枠コーナー部の組立方法を表わす状態説明図である。
『実施例1』
本発明の実施例1について、図1〜図5に基いて以下に説明する。なお同図において、符号1で指示するものは、縦枠材であり、符号2で指示するものは、横枠材である。また符号3で指示するものは、L型板片であり、符号4で指示するものは、コーナー連結材である。また符号Sで指示するものは、ビス部材である。
「窓枠のコーナージョイント構造」
[1]基本構成について
本実施例では、縦横の枠材を矩形型に組んで構成される窓枠のコーナー部(図1参照)において、縦枠材1と横枠材2との連結を、図2及び図3に示すように、L型板片3とコーナー連結材4を利用して行っている。具体的には、縦枠材1と横枠材2をL型板片3によって仮留めし、更にこれらの縦枠材1と横枠材2をコーナー連結材4にビス部材S・S…によって固定している。次に各構成要素について説明する。
[2]縦枠材及び横枠材について
まず上記縦枠材1及び横枠材2については、図2及び図3に示すように、枠本体部11・21の形状を中空板状として、枠本体部11・21の端面に、上記ビス部材Sを捻じ込んで止着可能なビス止着孔11a・21aと、上記L型板片3を差し込んで緊合状態で固定可能な嵌挿孔11b・21bとをそれぞれ並設している。
また上記縦枠材1と横枠材2の材質に関しては、本実施例ではプラスチック製のものを使用しているが、必要に応じて金属製のものも使用できる。また本実施例では、図2及び図3に示すように、上記縦枠材1及び横枠材2の枠本体部11・21の一方側の端縁部に見切り縁用のフランジ部12・22を形成している。
また更に本実施例では、上記縦枠材1及び横枠材2の枠本体部11・21の端面において、隣り合うビス止着孔11a・21a間に複数の嵌挿孔11b・21bを形成している。これにより、一つ当たりの嵌挿孔11b・21bの横幅を小さく設計できるため、嵌挿孔11b・21bに挿入されるL型板片3を小型化して材料コストを削減できる。
[3]L型板片について
次に上記L型板片3については、図2及び図3に示すように、直角を成す一対の突起部31・31を備えた形状としている。また本実施例では、このL型板片3の各突起部31・31をビス止着孔11a・21aに圧入可能な寸法の合成樹脂製の板材から構成すると共に、各突起部31・31の先端側に先細り形状のテーパ部31aを形成して、ビス止着孔11a・21aに突起部31・31を容易に挿入できるようにしている。
[4]コーナー連結材について
次に上記コーナー連結材4については、図2及び図3に示すように、四角柱状の棒状部41を備えた形状とし、更にこの棒状部41の長さを、上記縦枠材1及び横枠材2の枠本体部11・21の奥行きに合わせている。またこの棒状部41の各側面には、直交する二方向のビス挿通孔41a・41a’を所定間隔で設けている。そして更に、上記棒状部41の長さ方向に延びる所定の角部には、図3に示すように、上記L型板片3の屈曲部32の形状に対応した形状の遊嵌凹部41bを所定間隔で設けている。
なお本実施例では、このコーナー連結材4に、合成樹脂製のものを使用しているが、縦枠材1や横枠材2の材質に合わせて金属製のものを使用することもできる。また本実施例では、上記コーナー連結材4の棒状部41の一端部に見切り縁用のフランジ部42を設けると共に、棒状部41のビス挿通孔41a・41a’の開口縁部にザグリ穴を形成している。
また本実施例では、上記コーナー連結材4の棒状部41において、二方向のビス挿通孔41a・41a’を、遊嵌凹部41bを挟んで交互に設けている。これにより、ビス挿通孔41a・41a’を二つずつ設けるよりも、ビス挿通孔41a・41a’の数を減らすことができるため、使用するビス部材Sの数を減らしてビス留めの作業効率を改善できる。
「窓枠コーナー部の組立て方法」
[1]L型板片の挿入
次に上記構成から成る窓枠コーナー部の組立て方法について以下に説明する。まず図4(a)及び図5(a)に示すように、縦枠材1と横枠材2の嵌挿孔11b・21bに、L型板片3の突起部31・31をそれぞれ挿入する。この際、枠本体部11・21の両端の嵌挿孔11b・21bに対し二つのL型板片3・3を挿入することが望ましいが、仮留めの強度が充分に得られない場合には、L型板片3を3つ以上使用して、枠本体部11・21の中央側の嵌挿孔11b・21bにもL型板片3を挿入することができる。
[2]コーナー連結材の配置
そして、上記L型板片3・3によって縦枠材1と横枠材2を仮留めした後は、図4(b)及び図5(b)に示すように、コーナー連結材4の棒状部41を、縦枠材1と横枠材2の枠本体部11・21の端面に沿って配置する。またこの際、L型板片3の屈曲部32を遊嵌凹部41bに嵌め込んだ状態でコーナー連結部4を配置する。またコーナー連結材4にフランジ部42を形成する場合には、このフランジ部42が縦枠材1や横枠材2のフランジ部12・22と一面を成すようにコーナー連結材を配置する。
[3]ビス部材の止着
そして、図4(c)及び図5(c)に示すようにコーナー連結材4を配置した後は、縦枠材1と横枠材2のビス止着孔11a・21aに、コーナー連結材4のビス挿通孔41aを通してビス部材Sを止着する。これにより、ビス留め作業を縦枠材1、横枠材及びコーナー連結材4を位置決めした状態で行うことができるため、図1に示す窓枠コーナー部の組立てを非常に簡単に行うことができる。
『実施例2』
「L型板片の抜止め構造」
次に本発明の実施例2について図6に基づいて以下に説明する。この実施例2では、図6(a)に示すように、合成樹脂製のL型板片3の突起部31・31に、凸条型の抜止め部31b・31bを形成している(図6では、位置が分かるように抜止め部に色を付けている)。これにより、図6(b)に示すように、抜止め部31b・31b付きの突起部31・31を枠本体部11・21の嵌挿孔11b・21bに圧入して、L型板片3を縦枠材1及び横枠材2に対して強固に固定することができる。なおその他の条件については、実施例1と同様である。
『実施例3』
「金属製のL型板片」
次に本発明の実施例3について図7及び図8に基づいて以下に説明する。この実施例2では、図7に示すように、L型板片3に金属製の板材を使用して、各突起部31・31の先端側に湾曲形状の抜止め部31bを形成している。これにより、図8(a)(b)に示すように、L型板片3の突起部31・31を、枠本体部11・21の嵌挿孔11b・21bに圧入して縦枠材1と横枠材2とを仮留めすることができる。
また本実施例では、図8(b)(c)に示すように、L型板片3に金属板を使用して板厚が小さくなった分、コーナー連結材4の棒状部41に形成する遊嵌凹部41bの深さも小さくすることができるため、棒状部41の強度低下も防ぐことができる。なおその他の条件については、実施例1と同様である。
本発明は、概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、コーナー連結材4の棒状部41は、使用する縦枠材1や横枠材2の奥行きに合わせて現場で切断できるようにしてもよく、その場合には、ハサミやノコギリ等で切断できる合成樹脂製のものを使用することが好ましい。
また縦枠材1や横枠材2の枠本体部11・21の形状に関しても、全体を中空板状とする必要はなく、少なくとも枠本体部11・21の両端部にビス止着孔11a・21aや嵌挿孔11b・21bが形成されていれば、中央部をリブのみが設けられた形状とすることもでき、上記何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
1 縦枠材
11 枠本体部
11a ビス止着孔
11b 嵌挿孔
12 フランジ部
2 横枠材
21 枠本体部
21a ビス止着孔
21b 嵌挿孔
22 フランジ部
3 L型板片
31 突起部
31a テーパ部
31b 抜止め部
32 屈曲部
4 コーナー連結材
41 棒状部
41a ビス挿通孔
41b 遊嵌凹部
42 フランジ部
S ビス部材

Claims (5)

  1. 上下左右の枠材を矩形型に組んで成る窓枠のコーナージョイント構造であって、
    枠本体部(11)(21)の端面にビス止着孔(11a)(21a)と嵌挿孔(11b)(21b)が並設された縦枠材(1)及び横枠材(2)と;これら縦枠材(1)と横枠材(2)の各嵌挿孔(11b)(21b)に挿入される一対の突起部(31)(31)を備えたL型板片(3)と;前記縦枠材(1)及び横枠材(2)の枠本体部(11)(21)の端面に沿って配置される四角柱状の棒状部(41)を備え、かつ、この棒状部(41)の各側面に、直交する二方向のビス挿通孔(41a)(41a’)が設けられると共に、棒状部(41)の長さ方向に延びる所定の角部に、前記L型板片(3)の屈曲部(32)の形状に対応した遊嵌凹部(41b)が設けられたコーナー連結材(4)とを含んで成り、
    前記縦枠材(1)と横枠材(2)の嵌挿孔(11b)(21b)に、前記L型板片(3)の突起部(31)(31)を挿入して、このL型板片(3)の屈曲部(32)を、コーナー連結材(4)の遊嵌凹部(41b)に嵌め込んだ状態で、前記縦枠材(1)と横枠材(2)のビス止着孔(11a)(21a)に、前記コーナー連結材(4)のビス挿通孔(41a)を通してビス部材(S)が止着可能であることを特徴とする窓枠のコーナージョイント構造。
  2. コーナー連結材(4)の棒状部(41)において、二方向のビス挿通孔(41a)(41a’)が遊嵌凹部(41b)を挟んで交互に設けられていることを特徴とする請求項1記載の窓枠のコーナージョイント構造。
  3. 縦枠材(1)及び横枠材(2)において、隣り合うビス止着孔(11a)(21a)間に複数の嵌挿孔(11b)(21b)が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の窓枠のコーナージョイント構造。
  4. L型板片(3)が合成樹脂製の板材から成り、かつ、各突起部(31)(31)の先端側に先細り形状のテーパ部(31a)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の窓枠のコーナージョイント構造。
  5. L型板片(3)が金属製の板材から成り、かつ、各突起部(31)(31)の先端側に湾曲形状の抜止め部(31b)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の窓枠のコーナージョイント構造。
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