JP2017171900A - ポリマーエマルジョン、その製造方法、合成紙用塗布剤組成物、塗工合成紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シェル部21が特定のカチオン性ポリマーからなり、コア部22が特定の疎水性ポリマーからなるコア・シェル型ポリマー粒子2が水性媒体10に分散されたポリマーエマルジョン1である。また、ポリマーエマルジョン1を含有する合成紙用塗布剤組成物である。さらに、合成樹脂フィルム又は合成繊維からなる合成紙と、その片面又は両面に形成された合成紙用塗布剤組成物からなる塗膜とを有する塗工合成紙である。
【選択図】図1
Description
前記カチオン性ポリマー(A)は、下記式(I)で表される単量体由来の構造単位(a1)と、下記式(II)で表される単量体由来の構造単位(a2)とを有する共重合体からなり、
前記疎水性ポリマー(B)は、疎水性不飽和単量体由来の構造単位(b)を有する、ポリマーエマルジョン。
CH2=C(R1)COZR2N+R3R4(R5N+R6R7)n−R8・(n+1)X- ・・・(I)
(前記式(I)中、R1は水素原子又はメチル基であり、Zは−O−又は−NH−であり、R2及びR5は各々独立に炭素数1〜6のアルキレン基であって水酸基を含んでいてもよく、R3、R4、R6及びR7は各々独立にメチル基又はエチル基であり、R8は炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数7〜10のアラルキル基であり、Xはハロゲン原子であり、nは0から3の整数である。)
CH2=C(R9)COOR10 ・・・(II)
(式(II)中、R9は水素原子又はメチル基であり、R10は炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数3〜20のシクロアルキル基である。)
前記カチオン性ポリマー(C)は、下記式(III)で表される単量体由来の構造単位(c1)と、下記式(II)で表される単量体由来の構造単位(c2)とを有する共重合体からなり、
該共重合体における前記構造単位(c1)の含有量が20〜50質量%であり、前記構造単位(c2)の含有量が80〜50質量%であり、
前記カチオン性ポリマー(C)のガラス転移温度TgCが40〜85℃であり、
前記疎水性ポリマー(B)は、疎水性不飽和単量体由来の構造単位(b)を有し、
前記疎水性ポリマー(B)のガラス転移温度TgBが前記カチオン性ポリマー(C)のガラス転移温度TgCより低い、ポリマーエマルジョン。
CH2=C(R1)COZR2N+R3R4−CH2COOR8・X- ・・・(III)
(前記式(III)中、R1は水素原子又はメチル基であり、Zは−O−又は−NH−であり、R2は炭素数1〜6のアルキレン基であって水酸基を含んでいてもよく、R3及びR4は各々独立にメチル基又はエチル基であり、R8は炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数7〜10のアラルキル基であり、Xはハロゲン原子である。)
CH2=C(R9)COOR10 ・・・(II)
(前記式(II)中、R9は水素原子又はメチル基であり、R10は炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数3〜20のシクロアルキル基である。)
下記式(IV)で表される単量体由来の構造単位(ap1)と、前記構造単位(a2)とを有する共重合体を準備し、該共重合体における窒素原子をカチオン変性剤によってカチオン化することにより、前記カチオン性ポリマー(A)を得るカチオン化(A)工程と、
前記カチオン性ポリマー(A)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有し、
前記カチオン変性剤が、式(V)で表されるモノハロゲン化第四級アンモニウム塩を含有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。
CH2=C(R1)COZR2NR3R4 ・・・(IV)
(式(IV)中、Z及びR1〜R4は各々前記式(I)と同義である。)
X(R5−N+R6R7)nR8・nX- ・・・(V)
(式(V)中、X、R5〜R8及びnは各々前記式(I)と同義である。)
前記式(I)で表される前記単量体と、前記式(II)で表される前記単量体とを共重合することにより前記カチオン性ポリマー(A)を得るポリマー(A)重合工程と、
前記カチオン性ポリマー(A)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。
前記カチオン性ポリマー(A)と前記疎水性不飽和単量体と水性媒体とを混合することによりプレエマルジョンを得る工程と、
前記水相に前記プレエマルジョンを滴下しながら、前記疎水性不飽和単量体を重合させて前記ポリマーエマルジョンを得る工程と、を有する、[15]又は[16]に記載のポリマーエマルジョンの製造方法。
下記式(IV)で表される単量体由来の構造単位(cp1)と、前記構造単位(c2)とを有する共重合体を準備し、該共重合体における窒素原子をカチオン変性剤によってカチオン化することにより、前記カチオン性ポリマー(C)を得るカチオン化(C)工程と、
前記カチオン性ポリマー(C)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有し、
前記カチオン変性剤が、式(VI)で表されるモノハロゲン化酢酸アルキルエステルを含有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。
CH2=C(R1)COZR2NR3R4 ・・・(IV)
(式(IV)中、Z及びR1〜R4は各々前記式(III)と同義である。)
XCH2COOR8 ・・・(VI)
(式(VI)中、X及びR8は前記式(III)と同義である。)
前記式(III)で表される前記単量体と、前記式(II)で表される前記単量体とを共重合することにより前記カチオン性ポリマー(C)を得るポリマー(C)重合工程と、
前記カチオン性ポリマー(C)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。
前記カチオン性ポリマー(C)と前記疎水性不飽和単量体と水性媒体とを混合することによりプレエマルジョンを得る工程と、
前記水相に前記プレエマルジョンを滴下しながら、前記疎水性不飽和単量体を重合させて前記ポリマーエマルジョンを得る工程と、を有する、[18]又は[19]に記載のポリマーエマルジョンの製造方法。
コア・シェル型ポリマー粒子におけるシェル部は、ポリマー内にカチオンを有するカチオン性ポリマー(A)又はカチオン性ポリマー(C)からなる。このようなカチオン性ポリマーにおけるカチオンによって上述の耐電防止性能が発揮される。
Py+−C(R11)=CH2・X- ・・・(VII)
(式(VII)中、Py+はカチオン化された窒素原子N+を有するピリジル基であり、R11は水素原子又はメチル基であり、Xはハロゲン原子である)
コア・シェル型ポリマー粒子のコア部は、疎水性ポリマー(B)からなり、疎水性ポリマー(B)は、疎水性不飽和単量体由来の構造単位(b)を有する。疎水性不飽和単量体は、好ましくは炭素数1〜45、より好ましくは炭素数1〜24の炭化水素鎖を有することが好ましい。炭化水素鎖は、直鎖又は分岐鎖のいずれであってもよい。また、単環又は多環の脂肪族環又は芳香環を有する炭化水素基が含まれていてもよい。また、環にさらに直鎖又は分岐鎖のアルキル基を置換基として有する炭化水素基が含まれていてもよい。
シェル部がカチオン性ポリマー(C)からなる場合には、カチオン性ポリマー(C)のガラス転移温度TgCが40〜85℃であり、コア部の疎水性ポリマー(B)のガラス転移温度TgBをカチオン性ポリマー(C)のガラス転移温度TgCより低くすることにより、耐電防止性を低下させることなく、耐水性の向上を図ることができる。これは、ポリマーエマルジョンを含有する上述の合成紙用塗布剤組成物を例えば合成紙に塗工した際に、コア・シェル型ポリマー粒子におけるコア部の疎水性ポリマー(B)同士が相互に融着し易くなり、疎水性ポリマー(B)からなる層の連続性が向上するためであると考えられる。また、TgCとTgBとが前記関係を満足する場合には、成膜性を向上させることもできる。
ポリマーエマルジョンは、水性媒体とこれに分散されたコア・シェル型ポリマー粒子とを有する。水性媒体は、例えば水、アルコール、これらの混合物等がある。水性媒体中のコア・シェル型ポリマー粒子の平均粒子径は150nm以下であることが好ましい。この場合には、ポリマーエマルジョンを合成紙などの対象物に塗布して得られる塗膜の平滑性や透明性を向上させることができる。
シェル部がカチオン性ポリマー(A)からなる場合には、下記のカチオン化(A)工程を行うことにより、カチオン性ポリマー(A)を得ることができる。すなわち、前記式(IV)で表される単量体由来の構造単位(ap1)と、前記式(II)で表される単量体由来の構造単位(a2)とを有する共重合体を準備し、該共重合体における窒素原子をカチオン変性剤によってカチオン化する(カチオン化(A)工程)。
ノニオン性乳化剤としては、例えば、「ノニポール200」、「ニューポールPE−68」(商品名、三洋化成工業(株)製)が挙げられる。
高分子乳化剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリビニルピロリドンが挙げられる。
反応性乳化剤としては、例えば、「Antox MS−60」、「Antox MS−2N」(商品名、日本乳化剤(株)製);「エレミノールJS−2」(商品名、三洋化成工業(株)製);「ラテムルS−120」、「ラテムルS−180」、「ラテムルS−180A」、「ラテムルPD−104」(花王(株)製);「アデカリアソープSR−10」、「アデカリアソープSE−10」(商品名、(株)ADEKA製);「アクアロンKH−05」、「アクアロンKH−10」、「アクアロンHS−10」(商品名、第一工業製薬(株)製)等の反応性アニオン乳化剤;「アデカリアソープNE−10」、「アデカリアソープER−10」、「アデカリアソープNE−20」、「アデカリアソープER−20」、「アデカリアソープNE−30」、「アデカリアソープER−30」、「アデカリアソープNE−40」、「アデカリアソープER−40」(商品名、(株)ADEKA製);「アクアロンRN−10」、「アクアロンRN−20」、「アクアロンRN−30」、「アクアロンRN−50」(商品名、第一工業製薬(株)製)等の反応性ノニオン性乳化剤が挙げられる。
これらの乳化剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
合成紙用塗布剤組成物は、ポリマーエマルジョンを含有する。合成紙塗布用組成物は、さらに、各種添加剤、着色剤などを含有することができる。具体的には、その特性が損なわれない範囲で酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラック等の顔料、分散染料、酸性染料、カチオン染料、反応染料等の染料、酸化防止剤、滑剤、着色剤、安定化剤、湿潤剤、増粘剤、起泡剤、消泡剤、凝固剤、ゲル化剤、沈降防止剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、レベリング剤、ワキ防止剤、顔料分散剤、紫外線吸収剤、耐候剤、難燃剤等を添加することができる。これらの種類は特に限定されない。
塗工合成紙は、合成紙と、その表面に形成された塗膜とを有する。塗膜は、合成紙用塗布剤組成物からなる。塗膜は、合成紙の片面に形成されていても、両面に形成されていてもよい。塗膜においては、カチオン性ポリマー(A)又はカチオン性ポリマー(C)が海島構造の海層になることにより帯電防止効果を発揮し、前記カチオン性ポリマー(A)と前記疎水性ポリマー(B)、又は前記カチオン性ポリマー(C)と前記疎水性ポリマー(B)との組み合わせを採用することにより、成膜性を高めることができる。さらに、コア粒子同士の融着が生じさせることも可能になり、その結果、コア層からなる疎水性樹脂層の連続性が向上し、塗膜の耐水性を高めることが可能になる。また、疎水性ポリマー(B)はインキのにじみ防止及び転移防止にも寄与する。したがって、疎水性ポリマー(B)が少なければこの防止効果が低下するおそれがある。
実施例1のポリマーエマルジョンについて、図面を参照して説明する。図1及び図2に例示されるように、本例のポリマーエマルジョン1は、シェル部21がカチオン性ポリマー(A)からなり、コア部22が疎水性ポリマー(B)からなるコア・シェル型ポリマー粒子2が水性媒体10に分散されてなる。以下、本例のポリマーエマルジョンについて詳細に説明する。
カチオン性ポリマー(A)を以下のようにして製造した。まず、還流冷却器、温度計、窒素置換用ガラス管、及び攪拌装置を取り付けた4つ口フラスコに、構造式CH2=C(CH3)COOCH2CH2N(CH3)2で表されるジメチルアミノエチルメタクリレート(すなわち、DMMA):35質量部、EMA:20質量部、CHMA:20質量部、SMA:25質量部、エチルアルコール150質量部と、アゾビスイソブチロニトリル1質量部を添加し、窒素気流下に80℃の温度で6時間重合反応を行なった。
コア部の疎水性ポリマー(B)を構成する疎水性不飽和単量体として、メチルメタクリレート(すなわち、MMA)とブチルアクリレート(すなわち、BA)とステアリルメタクリレート(すなわち、SMA)を準備した。これらの疎水性不飽和単量体と、上記のようにして作製したカチオン性ポリマーAの20質量%水溶液とを、コア/シェル比が質量比で2/3となるように、取り分けた。コア/シェル比は固形分量に基づいた質量比である。MMAとBAとSMAとの質量比は、MMA:BA:SMA=16:16:8である。
1/TgB=W1/Tg1+W2/Tg2+・・・+Wn/Tgn ・・・(α)
塗工合成紙の塗膜外観を目視にて判定した。PETフィルム(すなわち、合成紙)が白化した場合を「不良」、フィルムが透明の場合を「良」と判定した。その結果を表1に示す。
カッターを用いて、塗工合成紙の塗膜にX印の傷を付けた。X印の交わる2線がなす角は90°である。次いで、塗膜上の傷の部分に粘着テープを付着させた後、粘着テープを塗膜から剥がした。このときPETフィルム(すなわち、合成紙)から粘着テープに塗膜が移行した場合を「不良」、PETフィルムに塗膜が残った場合を「良」と判定した。その結果を表1に示す。
表面抵抗測定器を用いて、塗工合成紙の塗膜における表面抵抗率をJIS K 6271−1−2015年に準拠した方法により測定した。表面抵抗率が1×1011Ω/□を超える場合には「不良」と判定し、表面抵抗率が1×1011Ω/□以下の場合には「良」と判定した。その結果を表1に示す。
塗工合成紙を温度40℃の湯に浸した状態で24時間放置した後、塗工合成紙を湯から取出して乾燥させるという浸水試験を行った。この浸水試験後、上述の方法により表面抵抗率を測定した。浸水試験後の塗膜の表面抵抗率が1×1011Ω/□を超える場合には「不良」と判定し、表面抵抗率が1×1011Ω/□以下の場合には「良」と判定した。その結果を表1に示す。
浸水試験前の塗工合成紙の重量WP、浸水試験後の塗工合成紙の重量WAを測定し、以下の式(β)により重量減少率WE[%]を算出した。その結果を表1に示す。
WE=100×(WP−WA)/WP ・・・(β)
実施例2〜4は、疎水性ポリマー(B)の組成、及びカチオン性ポリマー(A)と疎水性ポリマー(B)との配合割合を実施例1とは変更した例である。具体的には、カチオン性ポリマー(A)及び疎水性ポリマー(B)が後述の表1に示す構造単位からなるように、各単量体の配合を変更した点を除いては実施例1と同様にして、ポリマーエマルジョンを作製し、さらにこれを用いて塗工合成紙を作製した。実施例2〜4においても、コア部のガラス転移温度TgB及びシェル部のガラス転移温度TgAを表1に示す。さらに、実施例1と同様に、「塗膜外観」、「密着性」、「耐電防止性」、「浸水試験後の耐電防止性」、「浸水試験後の重量減少率」の評価を行った。その結果を表1に示す。
本例は、コア・シェル型ポリマー粒子ではなく、カチオン性ポリマーを単独で用いた例である。具体的には、実施例1と同様にカチオン性ポリマー(A)を用い、塗工合成紙を作製した。そして、「塗膜外観」、「密着性」、「耐電防止性」、「浸水試験後の耐電防止性」、「浸水試験後の重量減少率」の評価を実施例1と同様にして行った。その結果を表1に示す。
10 水性媒体
2 カチオン性ポリマー粒子
21 シェル部
22 コア部
3 塗工合成紙
31 合成紙
32 塗膜
Claims (20)
- シェル部がカチオン性ポリマー(A)からなり、コア部が疎水性ポリマー(B)からなるコア・シェル型ポリマー粒子が水性媒体に分散されたポリマーエマルジョンであって、
前記カチオン性ポリマー(A)は、下記式(I)で表される単量体由来の構造単位(a1)と、下記式(II)で表される単量体由来の構造単位(a2)とを有する共重合体からなり、
前記疎水性ポリマー(B)は、疎水性不飽和単量体由来の構造単位(b)を有する、ポリマーエマルジョン。
CH2=C(R1)COZR2N+R3R4(R5N+R6R7)n−R8・(n+1)X- ・・・(I)
(前記式(I)中、R1は水素原子又はメチル基であり、Zは−O−又は−NH−であり、R2及びR5は各々独立に炭素数1〜6のアルキレン基であって水酸基を含んでいてもよく、R3、R4、R6及びR7は各々独立にメチル基又はエチル基であり、R8は炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数7〜10のアラルキル基であり、Xはハロゲン原子であり、nは0から3の整数である。)
CH2=C(R9)COOR10 ・・・(II)
(式(II)中、R9は水素原子又はメチル基であり、R10は炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数3〜20のシクロアルキル基である。) - 前記式(1)において、n=1である、請求項1に記載のポリマーエマルジョン。
- 前記式(I)において、R2がCH2CH2であり、R5がCH2CH(OH)CH2である、請求項1又は2に記載のポリマーエマルジョン。
- 前記共重合体における前記構造単位(a1)の含有量が20〜50質量%であり、前記構造単位(a2)の含有量が80〜50質量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョン。
- 前記疎水性ポリマー(B)のガラス転移温度TgBが前記カチオン性ポリマー(A)のガラス転移温度TgAより低い、請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョン。
- 前記コア・シェル型ポリマー粒子の平均粒子径が150nm以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョン。
- 前記疎水性不飽和単量体の主成分が(メタ)アクリル酸系エステルである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョン。
- シェル部がカチオン性ポリマー(C)からなり、コア部が疎水性ポリマー(B)からなるコア・シェル型ポリマー粒子が水性媒体に分散されたポリマーエマルジョンであって、
前記カチオン性ポリマー(C)は、下記式(III)で表される単量体由来の構造単位(c1)と、下記式(II)で表される単量体由来の構造単位(c2)とを有する共重合体からなり、
該共重合体における前記構造単位(c1)の含有量が20〜50質量%であり、前記構造単位(c2)の含有量が80〜50質量%であり、
前記カチオン性ポリマー(C)のガラス転移温度TgCが40〜85℃であり、
前記疎水性ポリマー(B)は、疎水性不飽和単量体由来の構造単位(b)を有し、
前記疎水性ポリマー(B)のガラス転移温度TgBが前記カチオン性ポリマー(C)のガラス転移温度TgCより低い、ポリマーエマルジョン。
CH2=C(R1)COZR2N+R3R4−CH2COOR8・X- ・・・(III)
(前記式(III)中、R1は水素原子又はメチル基であり、Zは−O−又は−NH−であり、R2は炭素数1〜6のアルキレン基であって水酸基を含んでいてもよく、R3及びR4は各々独立にメチル基又はエチル基であり、R8は炭素数1〜10のアルキル基又は炭素数7〜10のアラルキル基であり、Xはハロゲン原子である。)
CH2=C(R9)COOR10 ・・・(II)
(前記式(II)中、R9は水素原子又はメチル基であり、R10は炭素数1〜20のアルキル基又は炭素数3〜20のシクロアルキル基である。) - 前記式(III)において、R2がCH2CH2である、請求項8に記載のポリマーエマルジョン。
- 前記コア・シェル型ポリマー粒子の平均粒子径が150nm以下である、請求項8又は9に記載のポリマーエマルジョン。
- 前記疎水性不飽和単量体の主成分が(メタ)アクリル酸系エステルである、請求項8〜10のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョン。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョンを含有する、合成紙用塗布剤組成物。
- 合成樹脂フィルム又は合成繊維からなる合成紙と、該合成紙の片面又は両面に形成された請求項12に記載の合成紙用塗布剤組成物からなる塗膜とを有する、塗工合成紙。
- 前記合成紙が合成樹脂フィルムからなる、請求項13に記載の塗工合成紙。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョンの製造方法であって、
下記式(IV)で表される単量体由来の構造単位(ap1)と、前記構造単位(a2)とを有する共重合体を準備し、該共重合体における窒素原子をカチオン変性剤によってカチオン化することにより、前記カチオン性ポリマー(A)を得るカチオン化(A)工程と、
前記カチオン性ポリマー(A)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有し、
前記カチオン変性剤が、式(V)で表されるモノハロゲン化第四級アンモニウム塩を含有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。
CH2=C(R1)COZR2NR3R4 ・・・(IV)
(式(IV)中、Z及びR1〜R4は各々前記式(I)と同義である。)
X(R5−N+R6R7)nR8・nX- ・・・(V)
(式(V)中、X、R5〜R8及びnは各々前記式(I)と同義である。) - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョンの製造方法であって、
前記式(I)で表される前記単量体と、前記式(II)で表される前記単量体とを共重合することにより前記カチオン性ポリマー(A)を得るポリマー(A)重合工程と、
前記カチオン性ポリマー(A)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。 - 前記エマルジョン工程は、前記カチオン性ポリマー(A)と水性媒体と前記疎水性不飽和単量体の重合開始剤とを混合して水相を得る工程と、
前記カチオン性ポリマー(A)と前記疎水性不飽和単量体と水性媒体とを混合することによりプレエマルジョンを得る工程と、
前記水相に前記プレエマルジョンを滴下しながら、前記疎水性不飽和単量体を重合させて前記ポリマーエマルジョンを得る工程と、を有する、請求項15又は16に記載のポリマーエマルジョンの製造方法。 - 請求項8〜11のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョンの製造方法であって、
下記式(IV)で表される単量体由来の構造単位(cp1)と、前記構造単位(c2)とを有する共重合体を準備し、該共重合体における窒素原子をカチオン変性剤によってカチオン化することにより、前記カチオン性ポリマー(C)を得るカチオン化(C)工程と、
前記カチオン性ポリマー(C)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有し、
前記カチオン変性剤が、式(VI)で表されるモノハロゲン化酢酸アルキルエステルを含有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。
CH2=C(R1)COZR2NR3R4 ・・・(IV)
(式(IV)中、Z及びR1〜R4は各々前記式(III)と同義である。)
XCH2COOR8 ・・・(VI)
(式(VI)中、X及びR8は前記式(III)と同義である。) - 請求項8〜11のいずれか1項に記載のポリマーエマルジョンの製造方法であって、
前記式(III)で表される前記単量体と、前記式(II)で表される前記単量体とを共重合することにより前記カチオン性ポリマー(C)を得るポリマー(C)重合工程と、
前記カチオン性ポリマー(C)と前記疎水性ポリマー(B)とを水性媒体中でエマルジョン化するエマルジョン工程とを有する、ポリマーエマルジョンの製造方法。 - 前記エマルジョン工程は、前記カチオン性ポリマー(C)と水性媒体と疎水性不飽和単量体の重合開始剤とを混合して水相を得る工程と、
前記カチオン性ポリマー(C)と前記疎水性不飽和単量体と水性媒体とを混合することによりプレエマルジョンを得る工程と、
前記水相に前記プレエマルジョンを滴下しながら、前記疎水性不飽和単量体を重合させて前記ポリマーエマルジョンを得る工程と、を有する、請求項18又は19に記載のポリマーエマルジョンの製造方法。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-03-13 JP JP2017047783A patent/JP2017171900A/ja active Pending
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