JP2017175843A - 電力変換装置及びその運転方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体スイッチのスイッチングにより電力変換を行う電力変換装置1であって、スイッチングにより発生する音が周囲環境に与える影響の目安となる環境情報を取得する環境情報取得部100と、半導体スイッチのスイッチング周波数の制御に関して、スイッチング周波数が人の可聴周波数の範囲内である通常運転モードの他、スイッチング周波数を人の可聴周波数より高める第1低騒音運転モード、前記通常運転モードよりも電力の上限値を抑制して運転する第2低騒音運転モード、及び、前記第1低騒音運転モードと前記第2低騒音運転モードとを併用する第3低騒音運転モードのうち少なくとも1つの低騒音運転モードを有し、前記環境情報に応じて前記通常運転モード及び前記低騒音運転モードのいずれか一方のモードを選択する制御部10と、を備えている。
【選択図】図1
Description
パワーコンディショナは、屋内設置型、屋外設置型の2タイプがある。太陽光発電パネルのみが接続されたパワーコンディショナは夜間には停止しているが、蓄電池が接続されたパワーコンディショナは、夜間にも蓄電池の充放電が行われるため、運転されている。
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
この場合、スイッチング周波数を高めても、最大電力損失は変わらない。従って、放熱対策は通常運転モードと同一のままで、低騒音運転モードを活用することができる。
この場合、周囲環境の騒音レベルが例えば閾値以上であればスイッチングにより発生する音が周囲環境の騒音に紛れて気付かれにくくなり、人に不快感を与える騒音源になる可能性は低い。逆に、騒音レベルが閾値未満になると、スイッチングにより発生する音が顕在化し、人に不快感を与える騒音源になる可能性が高くなる。そこで、周囲環境における騒音レベルに応じてモードを使い分ければ、周囲環境における音に直接的に適合した形で、電力変換装置の運転を行うことができる。
一般に、日中と、夜間とでは、周囲環境における騒音レベルが異なることが多い。そこで、日中の時間帯と、夜間の時間帯とで、モードを使い分ければ、簡単に、周囲環境に適合した形で、電力変換装置の運転を行うことができる。例えば、電力変換装置に蓄電池が接続されている場合は、低騒音運転モードの実行により、騒音が気になる場合がある夜間の充放電において騒音を抑制することができる。
一方、電力変換装置が屋外設置されている場合は、明るさを計測することによって日中か夜間かを把握することができる。そこで、明るい日中と、暗い夜間とで、モードを使い分ければ、簡単に、周囲環境に適合した形で、電力変換装置の運転を行うことができる。
以下、実施形態の詳細について、図面を参照して説明する。
図1は、電力変換装置(パワーコンディショナ)1の構成の一例を示す回路図である。図において、電力変換装置1の直流電源側には、太陽光発電パネル2a及び蓄電池2bが接続されている。また、電力変換装置1の交流電源側には、需要家の負荷3と、商用電力系統4とが接続されている。負荷3と商用電力系統4とを合わせて、ここでは、交流電路5と称する。
フィルタ回路17は、交流リアクトル18と、コンデンサ19とによって構成されるローパスフィルタであり、インバータ16から生じる高周波成分が交流電路5に出ないようブロックしている。
図1又は図2の電力変換装置1において、DC/DCコンバータ12a,12b及びインバータ16のスイッチング周波数は、例えば15kHzである。可聴周波数は前述のように、概ね、20Hz〜20kHzである。従って15kHzのスイッチングに伴って15kHzの弾性振動波が生じると、これは、人の耳で感知できる騒音になり得る。そこで、可聴周波数を超える例えば25kHzでスイッチングを行えば、25kHzの弾性振動波が生じても人の耳では感知できない。
そこで、スイッチング周波数を高めたときは、電力の上限値を抑制して運転することで、スイッチングに伴う電力の損失を増大させないようにする。
図3は、蓄電池2bから電力変換装置1を介して交流電路5側へ、又はその逆に、出入りする電力と損失との関係の一例を示すグラフである。図の下側の線は、スイッチング周波数が可聴周波数範囲内の例えば15kHzの場合の特性を示している。これは、電力の上限値PNを例えば定格電力通りに運用する「通常運転モード」の状態である。電力の上限値PNにおける、電力の損失すなわち、最大電力損失は、図のPLOSS_maxである。なお、通常運転モードでの電力の上限値PNは、定格電力に限らず、その近傍の値であってもよい。例えば、定格電力を何%か超える電力であっても、電力変換装置1の「実力」として出力できる場合には、その値を上限値PNとすることもできる。
(モード1)スイッチング周波数を人の可聴周波数より高める第1低騒音運転モード、
(モード2)通常運転モードよりも電力の上限値を抑制して運転する第2低騒音運転モード、及び、
(モード3)第1低騒音運転モードと第2低騒音運転モードとを併用する第3低騒音運転モード、である。
第1低騒音運転モード又は第2低騒音運転モードの場合は、簡易に、低騒音とすることができる。また、第3低騒音運転モードの場合には、騒音抑制のためにスイッチング周波数を高めつつ通常運転モードよりも電力の上限値を抑制して運転することで、スイッチング周波数を高めたことによるスイッチング損失の増大を抑制することができる。
図4及び図5は、環境情報取得部100の具体的な実施例を示すブロック図である。
まず、図4の(a)に示すように、環境情報取得部100の一例としてリアルタイムクロック100aを備えることによって、時刻及び年月日の情報を制御部10に知らせることができる。これに基づいて、制御部10は、日中か夜間かを判定する。そして制御部10は、日中は通常運転モードとし、夜間は低騒音運転モードとする。なお、リアルタイムクロック100aからは時刻のみならず、年月日の情報を取り込むことができるので、季節に合わせた「日中」「夜間」の時間帯に応じてモード選択を行うことができる。また、場合によっては「夜間」のうち、さらに特定の時間帯にのみ、低騒音運転モードを実行するようにしてもよい。
図6は、図5における制御部10が、通常運転モード/低騒音運転モードのモード選択に関して行う処理のフローチャートの一例である。図において、電力変換装置1の運転開始後、制御部10は、まず、通常運転モードを実行する(ステップS1)。そして、制御部10は、周囲の騒音を検出する(ステップS2)。次に、制御部10は、周囲の騒音レベルは所定の閾値以上か否かを判定する(ステップS3)。この閾値は、周囲環境によって異なるが、スイッチングによる高周波音が、当該閾値以上では多くの人の耳で感じ取れないレベルの、周囲環境の騒音レベルである。
制御部10は、以上のフローチャートの処理工程を繰り返し、常に、周囲の騒音レベルに応じたモード選択を行う。
以上のように、本実施形態の電力変換装置1は、スイッチングにより発生する音が周囲環境に与える影響の目安となる環境情報を取得する環境情報取得部100と、半導体スイッチのスイッチング周波数の制御に関して、スイッチング周波数が人の可聴周波数の範囲内である通常運転モードの他、スイッチング周波数を人の可聴周波数より高める第1低騒音運転モード、通常運転モードよりも電力の上限値を抑制して運転する第2低騒音運転モード、及び、第1低騒音運転モードと第2低騒音運転モードとを併用する第3低騒音運転モードのうち少なくとも1つの低騒音運転モードを有し、環境情報に応じて通常運転モード及び低騒音運転モードのいずれか一方のモードを選択する制御部10とを備えている。
こうして、電力変換装置1が騒音源となることを防止できる。
これにより、スイッチング周波数を高めても、最大電力損失(PLOSS_max)は変わらない。従って、放熱対策は通常運転モードと同一のままで、低騒音運転モードを活用することができる。
この場合、周囲環境の騒音レベルが例えば閾値以上であればスイッチングにより発生する音が周囲環境の騒音に紛れて気付かれにくくなり、人に不快感を与える騒音源になる可能性は低い。逆に、騒音レベルが閾値未満になると、スイッチングにより発生する音が顕在化し、人に不快感を与える騒音源になる可能性が高くなる。そこで、周囲環境における騒音レベルに応じてモードを使い分ければ、周囲環境における音に直接的に適合した形で、電力変換装置1の運転を行うことができる。
一般に、日中と、夜間とでは、周囲環境における騒音レベルが異なることが多い。そこで、日中の時間帯と、夜間の時間帯とで、モードを使い分ければ、簡単に、周囲環境に適合した形で、電力変換装置1の運転を行うことができる。
電力変換装置1が屋外設置されている場合は、明るさを計測することによって日中か夜間かを把握することができる。一般に、日中と、夜間とでは、周囲環境における騒音レベルが異なることが多い。そこで、明るい日中と、暗い夜間とで、モードを使い分ければ、簡単に、周囲環境に適合した形で、電力変換装置1の運転を行うことができる。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2a 太陽光発電パネル
2b 蓄電池
3 負荷
4 商用電力系統
5 交流電路
10 制御部
11a,11b コンデンサ
12a,12b DC/DCコンバータ
13a,13b 直流リアクトル
14 中間コンデンサ
15 DCバス
16 インバータ
17 フィルタ回路
18 交流リアクトル
19 コンデンサ
100 環境情報取得部
100a リアルタイムクロック
100b 通信部
100c 光センサ
100d,100e マイクロフォン
100f 位相反転回路
100g 加算器
dH1,dL1 ダイオード
dH2,dL2 ダイオード
d1〜d4 ダイオード
QH1,QL1 半導体スイッチ
QH2,QL2 半導体スイッチ
Q1〜Q4 半導体スイッチ
Claims (5)
- 半導体スイッチのスイッチングにより電力変換を行う電力変換装置であって、
前記スイッチングにより発生する音が周囲環境に与える影響の目安となる環境情報を取得する環境情報取得部と、
前記半導体スイッチのスイッチング周波数の制御に関して、スイッチング周波数が人の可聴周波数の範囲内である通常運転モードの他、スイッチング周波数を人の可聴周波数より高める第1低騒音運転モード、前記通常運転モードよりも電力の上限値を抑制して運転する第2低騒音運転モード、及び、前記第1低騒音運転モードと前記第2低騒音運転モードとを併用する第3低騒音運転モードのうち少なくとも1つの低騒音運転モードを有し、前記環境情報に応じて前記通常運転モード及び前記低騒音運転モードのいずれか一方のモードを選択する制御部と、
を備えている電力変換装置。 - 前記制御部は、前記低騒音運転モードとして前記第3低騒音運転モードを有し、かつ、これを選択した場合、前記通常運転モードでの電力の上限値における電力の損失を最大電力損失として、当該最大電力損失を超えないように、前記低騒音運転モードでの電力の上限値を抑制する請求項1に記載の電力変換装置。
- 前記環境情報とは、前記周囲環境における騒音レベルである請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
- 前記環境情報とは、時間帯又は明るさである請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
- 半導体スイッチのスイッチングにより電力変換を行う電力変換装置の運転方法であって、
前記スイッチングにより発生する音が周囲環境に与える影響の目安となる環境情報を取得する第1工程、及び、
前記半導体スイッチのスイッチング周波数の制御に関して、スイッチング周波数が人の可聴周波数の範囲内である通常運転モード、及び、低騒音運転モードのいずれか一方のモードを、取得した前記環境情報に応じて選択し、前記低騒音運転モードとは、スイッチング周波数を人の可聴周波数より高める第1低騒音運転モード、前記通常運転モードよりも電力の上限値を抑制して運転する第2低騒音運転モード、及び、前記第1低騒音運転モードと前記第2低騒音運転モードとを併用する第3低騒音運転モードのうち少なくとも1つである第2工程を、
繰り返し実行する電力変換装置の運転方法。
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