JP2017178200A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017178200A JP2017178200A JP2016071661A JP2016071661A JP2017178200A JP 2017178200 A JP2017178200 A JP 2017178200A JP 2016071661 A JP2016071661 A JP 2016071661A JP 2016071661 A JP2016071661 A JP 2016071661A JP 2017178200 A JP2017178200 A JP 2017178200A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wind direction
- physique
- occupant
- air conditioner
- settable range
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】空調風の風向きを設定可能なものにあって、体格の相違にかかわらず風向き設定を良好に行う。【解決手段】フェイス吹出口から吹出される空調風の風向きの設定を行うにあたって、センターディスプレイ58の画面に、運転席部分の空間を模した風向き設定可能範囲Aが表示され、風向き設定可能範囲Aは、例えば縦方向に5段、横方向に3列の格子状に区画される。運転者は、空調風を当てる位置として、そのうちいずれかの区画を、指定する。このとき、運転者の撮影画像から体格が検知され、検知された体格に応じて、各区画の大きさ(高さ及び幅寸法)が変更される。【選択図】図4
Description
本発明は、運転者等の乗員の入力装置における入力操作により、吹出口から吹出される空調風の風向きの調整を可能とした車両用空調装置に関する。
自動車に搭載される車両用空調装置においては、空調風の出口に、送風方向を調整するための調整板を設け、この調整板を、X軸モータ及びY軸モータにより2軸方向に駆動することにより、風向きを調整できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、赤外線カメラにより乗員の顔の位置を検出し、空調風が乗員の顔に直接当たらないように、風向きが制御される。
近年では、この種の車両用空調装置にあって、例えば運転席の乗員に対する風向き(空調風を当てる位置)を、入力装置により指定できるようにした構成が考えられている。この構成においては、図9に示すように、入力装置の画面(タッチパネル)100に、運転席部分の空間を模した風向き設定可能範囲Aが、やや縦長の矩形状に設定される。この風向き設定可能範囲Aは、例えば縦(上下)方向に5段、横(左右)方向に3列の格子状に区画される。運転者は、空調風を当てる位置として、そのうちいずれかの区画(1個又は連続した複数個)を、直接的なタッチ操作或いは遠隔操作により、指定(選択)することができる。
しかしながら、従来考えられているものでは、風向き設定可能範囲Aにおける、指定できる区画の範囲や分解能は、固定的に決められているので、次のような改善の余地が残されていた。即ち、図9(a)には、風向き設定可能範囲Aに対して、比較的大柄な体格の乗員のシルエットSを重ねて示しており、カーソルC(円で示す)を中央部(上から3段目の中央列)に位置させて風向きを設定したとすると、乗員の首部分に風を当てることができる。この場合、乗員の頭、顔、首を個別に狙って指定することができる。
これに対し、図9(b)には、風向き設定可能範囲Aに対して、比較的小柄な体格の乗員のシルエットSを重ねて示している。この場合、小柄な乗員では、頭、顔、首を個別に狙って指定することができなくなり、また、上部の2段分の区画については、空調風を当てる位置を細かく指定できてもあまり意味がなく、無駄になってしまう。このように、従来の風向きの設定の手法では、乗員の体格の相違によって同様の設定ができない不都合が生じていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、空調風の風向きを設定可能なものにあって、体格の相違にかかわらず風向き設定を良好に行うことができる車両用空調装置を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の車両用空調装置(1)は、吹出口(21、22、31、32)から車室内に向けて吹出される空調風の、風向き設定可能範囲内における風向きを指定可能な入力装置(4)と、前記入力装置(4)における風向き指定に基づいて、風向きを制御する風向き制御装置(3、42)と、車室内の乗員の体格を検知する体格検知手段(56)と、前記体格検知手段(56)の検知した乗員の体格に応じて、前記入力装置(4)の風向き指定において入力できる内容を変更する変更手段(55)とを備えるところに特徴を有する(請求項1の発明)。
これによれば、ユーザ(運転者を含む乗員)が、入力装置(4)により、吹出口(21、22、31、32)から車室内に向けて吹出される空調風の風向きを指定すると、風向き制御装置(3、42)により、指定された風向きに制御される。このとき、体格検知手段(56)により乗員の体格が検知され、変更手段(55)により、検知された乗員の体格に応じて、入力装置(4)の風向き指定における入力できる内容が変更される。
これにより、乗員が、大柄な体格であるか、小柄な体格であるか等に応じて、同様な設定ができるように、入力内容を変更すること可能となる。従って、請求項1の発明によれば、空調風の風向きを設定可能なものにあって、体格の相違にかかわらず風向きの設定を良好に行うことができるという優れた効果を奏する。
(1)第1の実施形態
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について、図1から図6を参照しながら説明する。尚、以下の説明で方向をいう必要がある場合には、基本的には、車室内の運転席からユーザ(運転者を含む乗員)が前方に向かって見た方向を基準とすることとする。つまり、図2は車室内から前部のインストルメントパネルを見た様子を示し、右側が運転席側、左側が助手席側となる。
以下、本発明を具体化した第1の実施形態について、図1から図6を参照しながら説明する。尚、以下の説明で方向をいう必要がある場合には、基本的には、車室内の運転席からユーザ(運転者を含む乗員)が前方に向かって見た方向を基準とすることとする。つまり、図2は車室内から前部のインストルメントパネルを見た様子を示し、右側が運転席側、左側が助手席側となる。
本実施形態に係る車両用空調装置1は、図1に示すように、空調ユニット2、冷凍サイクル(全体としては図示せず)、それらを制御するエアコンECU3、入力装置としての操作入力装置4などから構成され、車両(自動車)に組込まれる。図1は、空調ユニット2の全体構成を模式的に示しており、まず、図1を参照しながら、前記空調ユニット2の全体構成について述べる。
この空調ユニット2は、エアダクト5を備えている。エアダクト5内には、上流側(図で左側)に位置してブロワ6が設けられ、そのブロワ6の下流側(図で右側)に位置して、冷凍サイクルの一部を構成するエバポレータ7が設けられている。前記ブロワ6は、例えば、ブロワモータ8により回転駆動される遠心ファンから構成され、エアダクト5の空気導入口9から空気を吸込んで前記エバポレータ7側に吐出する。尚、図示はしないが、前記冷凍サイクルは、コンプレッサ、コンデンサ、レシーバ、膨張弁、エバポレータ7を、冷媒管により閉ループ状に接続してなる周知構成を備え、以て、前記エバポレータ7を通過する風が冷却されるようになっている。
前記ブロワモータ8は、エアコンECU3により駆動回路10を介して回転駆動される。このとき、エアコンECU3によるブロワモータ8の回転数制御により、空調風の風量が可変(調整)される。また、前記空気導入口9部分には、吸込み空気を内気と外気との間で切替える内外気切替ダンパ11が設けられている。この内外気切替ダンパ11は、モータ12により駆動される。
エアダクト5内には、前記エバポレータ7の下流に位置して仕切板13により2つに区画され、運転席側に空調風を送るための第1の空気通路14と、助手席側に空調風を送るための第2の空気通路15とが設けられる。また、それら2つの空気通路14、15に跨るようにして、空調風を加熱するためのヒータコア16が設けられている。これと共に、ヒータコア16の近傍には、第1及び第2の空気通路14及び15に夫々対応して、第1及び第2のエアミックスダンパ17及び18が設けられている。
これら第1及び第2のエアミックスダンパ17及び18は、夫々、モータ19及び20により駆動され、その開度が調整されるようになっている。これらエアミックスダンパ17、18の開度の調整により、前記ヒータコア16を通る風の割合が調節され、各エアミックスダンパ17、18を通る空調風が、夫々目標とする温度に調整されるようになっている。
エアダクト5の下流部には、前記第1の空気通路14に連通するようにして、車室内の運転席側に空調風を吹出すための、運転席側フェイス吹出口21、22、運転席側デフロスタ吹出口23、運転席側フット吹出口24が設けられている。また、運転席側フェイス吹出口21、22を開閉するための吹出口ダンパ25、運転席側デフロスタ吹出口23を開閉するための吹出口ダンパ26、運転席側フット吹出口24を開閉するための吹出口ダンパ27が設けられている。これら吹出口ダンパ25、26、27は、夫々モータ28、29、30により駆動される。
一方、前記第2の空気通路15に連通するようにして、車室内の助手席側に空調風を吹出すための、助手席側フェイス吹出口31、32、助手席側デフロスタ吹出口33、助手席側フット吹出口34が設けられている。また、助手席側フェイス吹出口31、32を開閉するための吹出口ダンパ35、助手席側デフロスタ吹出口33を開閉するための吹出口ダンパ36、助手席側フット吹出口34を開閉するための吹出口ダンパ37が設けられている。これら吹出口ダンパ35、36、37は、夫々モータ38、39、40により駆動される。尚、前記各モータ12、19、20、28、29、30、38、39、40は、前記エアコンECU3により通電制御される。
このとき、図2にも一部に示すように、前記運転席側フェイス吹出口21、22、及び、助手席側フェイス吹出口31、32は、やや横長な形状をなし、インストルメントパネル41の奥側に位置して、夫々左右に並んで設けられている。尚、運転席側デフロスタ吹出口23及び助手席側デフロスタ吹出口33は、横長形状をなし、インストルメントパネル41の更に奥側に設けられている。
そして、図1、図3に示すように、各フェイス吹出口21、22、31、32部分には、車室内に向けて吹出される空調風の風向きを変更するための風向き調整機構としてのスイングレジスタ42が夫々設けられている。図3に、運転席側フェイス吹出口21のスイングレジスタ42を代表させて示す。フェイス吹出口21内の上部には、左右方向に延びる複数個の横ルーバ43が、前後に平行に並んで左右に水平に延びる回動軸を中心に回動可能に設けられている。これら複数個の横ルーバ43は、連動して揺動(回動)するように構成されている。
前記横ルーバ43の下方には、前後方向に延びる複数個(1個のみ図示)の縦ルーバ44が、左右方向に平行に並んで前後に水平に延びる回動軸を中心に回動可能に設けられている。これら複数個の縦ルーバ44も、連動して揺動(回動)するように構成されている。前記横ルーバ43のうち中央部に位置するものには、手動用の操作ノブ45が、左右方向にスライド移動可能に設けられ、操作ノブ45の下端部が、1つの縦ルーバ44に連結されている。これにて、操作ノブ45を前後に搖動させることにより、横ルーバ43を回動させて、風の吹出し方向を前後(上下)方向に調整できる。また、操作ノブ45を横方向にスライド移動させることにより、縦ルーバ44を回動させて、風の吹出し方向を左右方向に調整できる。
このスイングレジスタ42には、モータ46を駆動源として縦ルーバ44を回動させるための、縦ルーバ駆動機構47が設けられている。これと共に、やはりモータ(図示せず)を駆動源として横ルーバ43を回動させるための横ルーバ駆動機構48(破線で図示)が設けられている。これら縦ルーバ駆動機構47のモータ46及び横ルーバ駆動機構48のモータも、前記エアコンECU3により通電制御され、これにて、各フェイス吹出口21、22、31、32から吹出される空調風の風向きを制御することができる。
前記エアコンECU3は、コンピュータを含んで構成され、車両用空調装置1全体を制御する。このとき、図1に示すように、エアコンECU3には、各種センサ53からの信号が入力されると共に、後述する操作入力装置4の制御部55(図4参照)からの設定信号が入力されるようになっている。詳しい図示は省略するが、前記各種センサ53には、内気温センサ、外気温センサ、日射センサ、エバ後温度センサ、冷却水温センサ、湿度センサ等が含まれる。
前記操作入力装置4の制御部55から入力される設定信号には、運転モード、設定温度、風量、吹出口、風向き等が含まれる。エアコンECU3は、そのソフトウエア的構成により、前記制御部55から入力された設定信号、及び、前記各種センサ53の検出信号等に基づき、前記ブロワモータ8、各モータ12、19、20、28、29、30、38、39、40、各スイングレジスタ42(縦ルーバ駆動機構47及び横ルーバ駆動機構48)、前記冷凍サイクルやヒータコア16を制御し、空調運転を実行する。このとき、後述するように、エアコンECU3は、操作入力装置4における風向きの指定に基づいて、各スイングレジスタ42を制御し、指定された風向きを得るようになっている。従って、エアコンECU3、各スイングレジスタ42等から風向き制御装置が構成される。
さて、図4に示すように、前記操作入力装置4は、制御部55、センターディスプレイ58、遠隔操作装置としての遠隔デバイス59等から構成されている。前記エアコンECU3は、CAN等の車内LAN54を介して、前記操作入力装置4の制御部55に接続されている。本実施形態では、車内LAN54には、体格検知手段として機能するカメラシステム56が接続されている。詳しい図示は省略するが、このカメラシステム56は、運転席の運転者(更には助手席の乗員)を撮影するためのカメラや、その撮影画像データを処理する画像処理装置などを含んでいる。
前記制御部55は、コンピュータを主体として構成され、この制御部55に、前記センターディスプレイ58及び遠隔デバイス59が接続されている。センターディスプレイ58は、例えばカラー液晶ディスプレイから構成され、図2にも示すように、前記インストルメントパネル41の中央部に設けられている。センターディスプレイ58の表示は、前記制御部55により制御される。このセンターディスプレイ58には、地図画面や、車両用空調装置1を含む各車載機器の制御(指示・選択)用の画面などの各種の画面が表示されるようになっている。また、図示はしないが、センターディスプレイ58の表面部には、操作入力用のタッチパネルも設けられている。タッチパネルの操作信号が制御部55に入力される。
前記遠隔デバイス59は、乗員が、センターディスプレイ58の画面上に表示されたグラフィックス(GUI)を選択操作するために設けられ、その操作によって、車両用空調装置1等の各車載機器に対する指示や選択、設定などの入力操作を行うことが可能に構成されている。詳しい図示は省略するが、遠隔デバイス59は、例えば、傾動操作可能な操作ノブ(ジョイスティック)と、押ボタンスイッチからなる決定スイッチとを備えて構成され、それら操作ノブの傾動操作方向の検知信号や決定スイッチの操作信号が、前記制御部55に入力される。この遠隔デバイス59は、例えば車室内のセンターコンソール(シフトレバーの後ろ側)部分に設けられている。
このとき、車両の運転者等の乗員は、センターディスプレイ58の画面上のタッチパネルのタッチ操作、或いは、遠隔デバイス59の操作により、車両用空調装置1に対する運転モードの設定、温度の設定、風量設定、吹出口の選択、風向きの設定等の各種設定を行うことができる。この場合、吹出口の選択、風向き設定等を運転席側と助手席側とで個別に行うことも可能となっている。
本実施形態では、運転席の運転者を例に説明するが、運転席に対しフェイス吹出口21、22から吹出される空調風の風向きの設定を行うにあたって、図5に示すように、センターディスプレイ58の画面に、運転席部分の空間を模した風向き設定可能範囲Aが、やや縦長の矩形状に設定される。この風向き設定可能範囲Aは、例えば縦(上下)方向に5段、横(左右)方向に3列の格子状に分割されて区画される。運転者等の乗員は、空調風を当てる位置として、そのうちいずれかの区画(1個又は連続した複数個)を、タッチパネル或いは遠隔デバイスの操作により、設定(指定)することができる。
この風向きの設定にあたっては、制御部55は、センターディスプレイ58の画面に、乗員、この場合運転者の胸から上部分を表すようなシルエットS(輪郭)を表示させると共に、そのシルエットSに重ね合せて、風向き設定可能範囲Aを5段3列に分割した各区画を示す格子を表示する。また、設定されている風向きの領域にカーソルCを表示する。ここで、本実施形態では、乗員である運転者の体格が検知され、検知された乗員の体格に応じて、操作入力装置4の風向き指定における入力できる内容が変更される。具体的には、前記区画のパターンが変更され、本実施形態では、各区画の大きさ(高さ及び幅寸法)が変更される。
また本実施形態では、乗員(運転者)の体格の検知は、前記カメラシステム56により運転者を撮影することに基づき、その撮影画像から、運転者の胸から上部分の輪郭を抽出することにより行われる。図5に例示するように、区画の大きさを変更するにあたっては、全体の風向き設定可能範囲Aはそのままで、運転者の体格に応じて、その中で分割される各段の高さ方向の寸法、及、各列の幅方向の寸法が変更される。この場合、風向き設定用の画面には、実際に撮影した運転者の体格に応じた大きさでシルエットSが、風向き設定可能範囲Aに重ねて表示される。
図5(a)は、大柄な体格の運転者の場合を示し、例えば、運転者の首部分を中心として、上下方向に5段、左右方向に3列の区画が、均等な高さ及び幅寸法で設定される。これに対し、図5(b)は、かなり小柄な体格の運転者の場合を示し、やはり、運転者の首部分が中心の区画に来るように、上下方向(上下段)に関しては、上段ほど高さ寸法が大きく下段ほど高さ寸法が小さくなるようにし、且つ、幅方向(列)に関しては、中列でやや幅寸法が小さく左右の列で幅寸法がやや大きくなるように、各区画が変更される。従って、制御部55が変更手段としての機能を果たすようになっている。
このような風向き設定用の画面において、乗員が風向きを指定すると、制御部55は、その指定操作に基づいて風向き設定信号をエアコンECU3に対して出力する。すると、エアコンECU3は、その設定信号に基づいて、前記各スイングレジスタ42(縦ルーバ駆動機構47及び横ルーバ駆動機構48)を制御し、以て、フェイス吹出口21、22、31、32から、指定された風向きで空調風が吹出されるようになる。尚、ここでは、運転席(運転者)で説明したが、助手席の乗員に関しても、風向き設定に関して、独立して同様の処理を行うことができる。
次に、上記のように構成された車両用空調装置1の作用について、図6も参照して述べる。図6のフローチャートは、車両用空調装置1におけるフェイス吹出口21、22、31、32に関する風向き設定を行うにあたって、制御部55が実行する指定区画の変更の処理の手順を示している。即ち、まずステップS1では、運転者があるかどうか(運転席のシートに座っているか)どうかが判断され、運転者がある場合には(ステップS1にてYes)、次のステップS2にて、運転者の体格検知が行われる。
この場合、上述のように、運転者の体格検知は、カメラシステム56を用いて、車室内の運転者を実際にカメラで撮影した撮影画像に基づいて、運転者の体格が検知される。次のステップS3では、検知された運転者の体格に応じて、補正つまり区画の変更の必要があるかどうかが判断される。図5に示した例では、運転者が比較的大柄な体格であれば(図5(a)参照)、区画を変更する必要はなく(ステップS3にてNo)、そのまま処理が終了する。
これに対し、検出された体格が比較的小柄である場合には(図5(b)参照)、区画の変更が必要とされる(ステップS3にてYes)。この場合には、ステップS4にて、入力可能内容つまり風向き設定可能範囲A内における、各区画の幅寸法及び高さ寸法が変更さ、処理が終了する。この後、運転者等の乗員は、センターディスプレイ58の画面を見て、タッチパネル或いは遠隔デバイス59を操作して、風向きの指定(設定)を行うことができる。
この場合、大柄な運転者の場合、図5(a)に示すように、各区画を指定することによって、風を当てる位置を、自分の頭、顔、首などに個別に狙って指定することができる。これに対し、小柄な運転者の場合でも、図5(b)に示すように、風向き設定可能範囲A内の下部側の区画の大きさが小さくなっているので、風を当てる位置を、やはり自分の頭、顔、首などに個別に狙って指定することができる。しかも自分の頭部よりも上方の空間が、無駄に細かく区画されることもなくなる。
以上のように、乗員の体格に応じて区画の大きさを変更することによって、狙う部位を同等にすることができると共に、指定区画が無駄に細かくなる不具合も解消することができるのである。またこの場合、センターディスプレイ58の画面には、風向き設定可能範囲Aに重ねて、乗員の輪郭がシルエットSで表示されているので、そのシルエットSの表示を風向き指定の際の目安とすることができ、所望する風向きを、判りやすく指定することが可能となる。
このように本実施形態によれば、フェイス吹出口21、22、31、32から車室内に向けて吹出される空調風の風向きを指定するにあたって、車室内の乗員の体格を検知し、検知した乗員の体格に応じて、入力操作装置4の風向き指定において入力できる内容(パターン)を変更するように構成した。これにより、乗員が、大柄な体格であるか、小柄な体格であるか等に応じて、狙う部位の同様な設定ができ、且つ無駄に細かい分割を行うことの無いように、風向き設定可能範囲Aを分割した各区画の大きさを変更することが可能となった。
この結果、本実施形態によれば、空調風の風向きを設定可能なものにあって、乗員の体格の相違にかかわらず風向きの設定を良好に行うことができるという優れた効果を得ることができる。特に本実施形態では、体格検知手段としてカメラシステム56を設け、車室内の乗員を撮影した撮影画像に基づいて、該乗員の体格を検知するように構成したので、該乗員の体格を確実に検知することが可能となるといった利点も得ることができる。
(2)第2、第3の実施形態、その他の実施形態
図7は本発明の第2の実施形態を示し、図8は本発明の第3の実施形態を示している。これら第2、第3の実施形態が、上記第1の実施形態と異なるところは、体格検知手段の検知した乗員の体格に応じて、入力できる内容(パターン)を変更する手法にある。従って、車両用空調装置1の全体的な構成など、上記第1の実施形態と同一部分については、新たな図示や詳しい説明を省略し、以下、上記第1の実施形態と相違する点についてのみ述べる。
図7は本発明の第2の実施形態を示し、図8は本発明の第3の実施形態を示している。これら第2、第3の実施形態が、上記第1の実施形態と異なるところは、体格検知手段の検知した乗員の体格に応じて、入力できる内容(パターン)を変更する手法にある。従って、車両用空調装置1の全体的な構成など、上記第1の実施形態と同一部分については、新たな図示や詳しい説明を省略し、以下、上記第1の実施形態と相違する点についてのみ述べる。
即ち、図7に示す第2の実施形態においては、検知された乗員の体格に応じて、風向き設定可能範囲Aの上限、下限、左限、右限のうち少なくとも一つを変更するように構成されている。この場合、図7(a)に示すように、大柄な乗員(運転者)の場合には、風向き設定可能範囲Aを上下に5段、左右に3列に均等に分割した区画とされる。これに対し、図7(b)に示すように、小柄な乗員の場合には、風向き設定可能範囲A内の上限、下限、左限、右限の夫々を所定幅で除外し、風向き設定可能範囲全体を小さい範囲A´としている。そして、この小さい範囲A´内を、上下に5段、左右に3列に均等に分割した区画としている。
これによれば、乗員の体格に応じて全体の範囲の大きさを変更することにより、小柄な乗員の場合には区画を小さくすることができ、上記第1の実施形態と同様に、狙う部位を同等にすると共に、無駄に細かい分割を行う不具合を解消することができる。この結果、この第2の実施形態によっても、空調風の風向きを設定可能なものにあって、乗員の体格の相違にかかわらず風向きの設定を良好に行うことができるという優れた効果を得ることができる。
図8に示す第3の実施形態においては、検知された乗員の体格に応じて、風向き設定可能範囲Aを区画に分割する分割数、つまり分解能を変更するように構成されている。この場合、図8(a)に示すように、大柄な乗員(運転者)の場合には、風向き設定可能範囲Aを上下に5段、左右に3列に均等に分割した15の区画とされる。これに対し、図8(b)に示すように、小柄な乗員の場合には、例えば風向き設定可能範囲Aを上下に7段、左右に5列に均等に分割した35の区画が設けられる。
これによっても、乗員の体格に応じて風向き設定可能範囲Aを分割する区画数を変更することにより、小柄な乗員の場合には分割数を多くして、1個の区画を小さくすることができ、大柄な乗員の場合と狙う部位を同等にすることができる。従って、この第3の実施形態によっても、空調風の風向きを設定可能なものにあって、乗員の体格の相違にかかわらず風向きの設定を良好に行うことができるという優れた効果を得ることができる。
更に、図示はしないが、変更手段を、体格検知手段の検知した乗員の体格に応じて、各区画の大きさ、風向き設定可能範囲Aの上限、下限、左限、右限のいずれか、風向き設定可能範囲Aを区画に分割する分割数のうち、複数を組合せて変更するように構成することも可能である。このように複数の変更を組合せることにより、より細やかに区画を設定することが可能となり、より効果的とすることができる。
尚、以下においても図示は省略するが、本発明は上記し図面に示した各実施形態に限定されるものではなく、以下に述べるその他の実施形態のような、様々な拡張、変更が可能である。例えば、車室内の運転席、助手席の乗員の体格を検知するための体格検知手段をとして、以下の各構成を採用することができる。
即ち、まず、乗員が座るシートに設けられた荷重センサ(着座センサ)の検出荷重に基づいて、該乗員の体格を検知する構成としても良い。これによれば、シートに設けられた荷重センサを利用して、乗員の体格を十分な確かさで検知することができる。或いは、ソナーを用いて乗員の輪郭を検出することに基づいて、該乗員の体格を検知する構成としたり、レーダを用いて乗員の輪郭を検出することに基づいて、該乗員の体格を検知する構成としたりすることもできる。赤外線センサ(赤外線カメラ)を用いて乗員の体温によって輪郭を検出することに基づいて、該乗員の体格を検知する構成としても良い。いずれの構成にあっても、乗員の体格を十分な確かさで検知することができる。それら複数の構成を組合せて体格を検知するようにしても良い。
その他、例えば遠隔デバイス(遠隔操作装置)の構成としても、回転ダイヤルを有するものなど様々な変更が可能であり、遠隔操作装置を設ける位置としても、ステアリングホイール周辺や、ドアの周辺等であっても良い。遠隔操作装置を運転者の所望の位置に着脱可能に設けたり、運転者や乗員が手で持って操作できるようにしたりしても良い。運転者等が所持するスマートフォン等の通信端末に、遠隔操作装置の機能を付与する構成とすることも可能である。
また、上記各実施形態では、乗員の体格として、大柄、小柄の2種類について説明したが、より詳細(3段階以上)に分類したり、背の高さに加えて、太っている、やせているといった区別を設けたりすることも可能である。更に、空調ユニットの全体のハードウエア構成や、スイングレジスタのハードウエア構成、センターディスプレイにおける表示形態などについても、様々な変更が可能である等、本発明は、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は車両用空調装置、2は空調ユニット、3はエアコンECU(風向き制御装置制御手段)、4は操作入力装置(入力装置)、5はエアダクト、6はブロワ、21、22、31、32はフェイス吹出口(吹出口)、41はインストルメントパネル、42はスイングレジスタ(風向き制御装置)、55は制御部(変更手段)、56はカメラシステム(体格検知手段)、58はセンターディスプレイ、59は遠隔デバイスを示す。
Claims (11)
- 吹出口(21、22、31、32)から車室内に向けて吹出される空調風の、風向き設定可能範囲内における風向きを指定可能な入力装置(4)と、
前記入力装置(4)における風向き指定に基づいて、風向きを制御する風向き制御装置(3、42)と、
車室内の乗員の体格を検知する体格検知手段(56)と、
前記体格検知手段(56)の検知した乗員の体格に応じて、前記入力装置(4)の風向き指定において入力できる内容を変更する変更手段(55)とを備えてなる車両用空調装置。 - 前記体格検知手段は、車室内の乗員を撮影した撮影画像に基づいて、該乗員の体格を検知することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記体格検知手段は、乗員が座るシートに設けられた荷重センサの検出荷重に基づいて、該乗員の体格を検知することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記体格検知手段は、ソナーを用いて乗員の輪郭を検出することに基づいて、該乗員の体格を検知することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記体格検知手段は、レーダを用いて乗員の輪郭を検出することに基づいて、該乗員の体格を検知することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記体格検知手段は、赤外線センサを用いて乗員の輪郭を検出することに基づいて、該乗員の体格を検知することを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
- 前記入力装置における風向き指定は、風向き設定可能範囲を複数に分割した区画を指定することにより行われると共に、
前記変更手段は、前記体格検知手段の検知した乗員の体格に応じて、前記各区画の大きさを変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用空調装置。 - 前記入力装置における風向き指定は、風向き設定可能範囲を複数に分割した区画を指定することにより行われると共に、
前記変更手段は、前記体格検知手段の検知した乗員の体格に応じて、前記風向き設定可能範囲の上限、下限、左限、右限のうち少なくとも一つを変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用空調装置。 - 前記入力装置における風向き指定は、風向き設定可能範囲を複数に分割した区画を指定することにより行われると共に、
前記変更手段は、前記体格検知手段の検知した乗員の体格に応じて、風向き設定可能範囲を区画に分割する分割数を変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用空調装置。 - 前記入力装置における風向き指定は、風向き設定可能範囲を複数に分割した区画を指定することにより行われると共に、
前記変更手段は、前記体格検知手段の検知した乗員の体格に応じて、前記各区画の大きさ、前記風向き設定可能範囲の上限、下限、左限、右限のいずれか、風向き設定可能範囲を区画に分割する分割数のうち、複数を変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用空調装置。 - 前記入力装置における風向き指定は、表示画面上に風向き設定可能範囲及びその風向き設定可能範囲を複数に分割した区画を表示し、前記区画を指定することにより行われると共に、
前記表示画面上には、前記体格検知手段の検知した乗員の体格に応じた乗員の輪郭が、前記風向き設定可能範囲に重ねて表示されることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の車両用空調装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016071661A JP2017178200A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016071661A JP2017178200A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017178200A true JP2017178200A (ja) | 2017-10-05 |
Family
ID=60003542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016071661A Pending JP2017178200A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2017178200A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115320329A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-11-11 | 上海普法芬电子科技有限公司 | 阳光射入人体上的光斑面积和能量计算方法、系统及介质 |
| CN115402053A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-11-29 | 上海普法芬电子科技有限公司 | 车辆空调出风口扫风区域划分和定位方法、系统及介质 |
| US20230356721A1 (en) * | 2017-12-08 | 2023-11-09 | Tesla, Inc. | Personalization system and method for a vehicle based on spatial locations of occupants' body portions |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005147556A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Denso Corp | 車両用温度検出装置および車両用空調装置 |
| JP2008265675A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Toyota Motor Corp | 車両用空調装置 |
| JP2009298368A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Denso Corp | 車両用シート空調装置 |
| JP2015083407A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社デンソー | 車両用シート空調装置 |
-
2016
- 2016-03-31 JP JP2016071661A patent/JP2017178200A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005147556A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Denso Corp | 車両用温度検出装置および車両用空調装置 |
| JP2008265675A (ja) * | 2007-04-24 | 2008-11-06 | Toyota Motor Corp | 車両用空調装置 |
| JP2009298368A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Denso Corp | 車両用シート空調装置 |
| JP2015083407A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 株式会社デンソー | 車両用シート空調装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20230356721A1 (en) * | 2017-12-08 | 2023-11-09 | Tesla, Inc. | Personalization system and method for a vehicle based on spatial locations of occupants' body portions |
| CN115320329A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-11-11 | 上海普法芬电子科技有限公司 | 阳光射入人体上的光斑面积和能量计算方法、系统及介质 |
| CN115402053A (zh) * | 2022-08-31 | 2022-11-29 | 上海普法芬电子科技有限公司 | 车辆空调出风口扫风区域划分和定位方法、系统及介质 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4668946B2 (ja) | 車載エアコン用操作ユニット及びそれを用いた車載エアコン制御装置 | |
| JP6443188B2 (ja) | 車両空調用表示装置 | |
| US20230176726A1 (en) | Interactive air vent control interface | |
| JP7697572B2 (ja) | 表示制御装置及び表示制御方法 | |
| JP5279597B2 (ja) | 車両用操作装置 | |
| JP2018034788A (ja) | 自動車両用の通気システムおよび通気方法 | |
| JP2008265675A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP2017007431A (ja) | 車両用空調装置 | |
| GB2551375A (en) | Ventilation apparatus for a motor vehicle | |
| JP2017178200A (ja) | 車両用空調装置 | |
| KR101520324B1 (ko) | 차량 공조장치용 컨트롤러 | |
| JP2017178201A (ja) | 車両用空調装置 | |
| KR101695644B1 (ko) | 차량용 공조장치의 컨트롤러 | |
| JP2018118523A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP2017178043A (ja) | 車両用空調装置 | |
| KR101520325B1 (ko) | 차량 공조장치용 컨트롤러 | |
| JP2004268773A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP2008195117A (ja) | 車両用空調装置 | |
| US20190217682A1 (en) | Method for operating an air inlet | |
| JPH09286228A (ja) | 車両用空調機器のリモートコントロール装置 | |
| JP2015016790A (ja) | 車両用空調装置 | |
| JP3584739B2 (ja) | 車両用空気調和機 | |
| JP6859689B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
| JPH09118123A (ja) | 車両用空調表示装置 | |
| JP2010076549A (ja) | 車両用空調装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180615 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190308 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190319 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20191001 |