JP2017178582A - 作業車両の表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示器が故障しても作業に必要な情報を得ることのできる作業車両の表示システムを提供する。【解決手段】複数の表示器を備える作業車両の表示システムSである。そして、作業車両の表示システムSは、第1の情報を表示する第1の表示器41と、第2の情報を表示する第2の表示器42と、第1の表示器41と第2の表示器42を制御する制御部としての作業用コントローラ60を備えている。作業用コントローラ60は、第1の表示器41が故障した場合に、第2の表示器42に第1の情報を表示させるようになっている。【選択図】図1
Description
本発明は、移動式クレーンを含む作業車両の表示システムに関するものである。
従来から、移動式クレーンを含む作業車両では、走行中には走行速度やエンジン回転数といった走行情報や、作業中には実荷重や定格荷重といった作業情報を表示するため、液晶ディスプレイ等の表示器が用いられている。一方、運転室内のスペースは限られており、運転室内に多数の液晶ディスプレイを配置することは困難である。
そのため、例えば特許文献1の多機能表示装置には、複数の機能を選択し切り替えるためのメニュー画面表示領域と、選択されたメニュー項目に対応する機能の内容を表示するメイン画面表示領域と、で構成されており、選択中のメニュー項目を強調して表示する多機能表示装置が開示されている。
しかしながら、前述した特許文献1の多機能表示装置は、表示器の故障に対応したものではなく、表示器が故障すると作業に必要な情報を得られなくなる。このため、表示器が故障した場合は、作業を中断することとなっていた。
そこで、本発明は、表示器が故障しても作業に必要な情報を得ることのできる、作業車両の表示システムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の作業車両の表示システムは、複数の表示器を備える作業車両の表示システムであって、第1の情報を表示する第1の表示器と、第2の情報を表示する第2の表示器と、前記第1の表示器と前記第2の表示器を制御する制御部であって、前記第1の表示器が故障した場合に、前記第2の表示器に第1の情報を表示させるようになっている、制御部と、を備えている。
このように、本発明の作業車両の表示システムは、第1の情報を表示する第1の表示器と、第2の情報を表示する第2の表示器と、第1の表示器と第2の表示器を制御する制御部であって、第1の表示器が故障した場合に、第2の表示器に第1の情報を表示させるようになっている、制御部と、を備えている。このような構成であるため、第1の表示器が故障しても、通常は第1の表示器に表示させていた情報を第2の表示器に代替的に表示させることができる。したがって、操作者は、表示器が故障しても作業できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素は例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
まず、図1を用いて本発明の作業車両の表示システムSを備える移動式クレーンとしてのラフテレーンクレーン1の全体構成を説明する。以下の実施例では、ラフテレーンクレーン1を例にして説明するが、これに限定されるものではなく、オールテレーンクレーンなどにも本発明を適用できる。
(クレーンの全体構成)
本実施例のラフテレーンクレーン1は、図1に示すように、走行機能を有する車両の本体部分となる車体10と、車体10の四隅に設けられたアウトリガ11,・・・と、車体10に水平旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台12に立設されたブラケット13に取り付けられたブーム14と、を備えている。
本実施例のラフテレーンクレーン1は、図1に示すように、走行機能を有する車両の本体部分となる車体10と、車体10の四隅に設けられたアウトリガ11,・・・と、車体10に水平旋回可能に取り付けられた旋回台12と、旋回台12に立設されたブラケット13に取り付けられたブーム14と、を備えている。
アウトリガ11は、スライドシリンダを伸縮させることによって、車体10から幅方向外側にスライド張出/スライド格納可能であるとともに、ジャッキシリンダを伸縮させることによって車体10から上下方向にジャッキ張出/ジャッキ格納可能である。
旋回台12は、旋回用モータの動力を伝達されるピニオンギヤを有しており、このピニオンギヤが車体10に設けた円形状のギヤに噛み合うことで旋回軸を中心に回動する。旋回台12は、前方右側に配置された運転室18と、後方中央に配置されたブラケット13と、後方下部に配置されたカウンタウエイト19と、を有している。そして、運転室18には、他にも後述する第1の表示器41と第2の表示器42とが搭載されている。
ブーム14は、基端ブーム141と中間ブーム142と先端ブーム143とによって入れ子式に構成されており、内部に配置された伸縮シリンダによって伸縮できるようになっている。先端ブーム143の最先端のブームヘッド144にはシーブが配置され、シーブにワイヤロープ16が掛け回されてフックブロック17が吊下げられている。
最も外側の基端ブーム141は、付け根部がブラケット13に水平に設置された支持軸に回動自在に取り付けられており、支持軸を回転中心として上下に起伏できるようになっている。さらに、ブラケット13と基端ブーム141の下面との間には、起伏シリンダ15が架け渡されており、起伏シリンダ15を伸縮することでブーム14全体を起伏することができる。
さらに、基端ブーム141の側面に、ジブ30及びテンションロッド20、20が横抱姿勢にて格納されている。ジブ30及びテンションロッド20、20は、複数のピン(不図示)とサイドアップシリンダとを用いて、装着/格納される。
(作業車両の表示システムの構成)
次に、図2を用いて本実施例の作業車両の表示システムSの構成について説明する。作業車両の表示システムSは、図2に示すように、AML(安全装置)内の第1の表示器41と、コンビメータ内の第2の表示器42と、制御部としての作業用コントローラ60と、走行用コントローラ70と、が、バス40によって接続されて構成されている。このように、共通のバス40によって接続されているため、第1の表示器41と第2の表示器42は、同一の情報を受け取ることができるようになっている。
次に、図2を用いて本実施例の作業車両の表示システムSの構成について説明する。作業車両の表示システムSは、図2に示すように、AML(安全装置)内の第1の表示器41と、コンビメータ内の第2の表示器42と、制御部としての作業用コントローラ60と、走行用コントローラ70と、が、バス40によって接続されて構成されている。このように、共通のバス40によって接続されているため、第1の表示器41と第2の表示器42は、同一の情報を受け取ることができるようになっている。
このうち、第1の表示器41と第2の表示器42、42は、図3に示すように、運転室18内の左前方と中央前方に配置される液晶ディスプレイである。すなわち、第1の表示器41はAML51内の中央に配置され、第2の表示器42、42は、コンビメータのスピードメータ52内及びタコメータ53内の下部にそれぞれ配置されている。
第1の表示器41は、図3、図4に示すように、AML51の中央に配置される作業用表示器である。AML51には、この他、上部にLED表示部51aが、下部に操作部51bがそれぞれ配置されている。そして、第1の表示器41には、通常の場合は、第1の情報として作業情報である定格荷重41A、実荷重41B、作業半径41C、負荷率41Dなどが表示されている。なお、第1の表示器41には、この他にも、作業情報としてワイヤロープ巻掛本数、ブーム長さ、ブーム角度、ジブ長さ、ジブ角度、旋回位置、アウトリガ状態なども表示されている。
第2の表示器42、42は、図3、図5に示すように、スピードメータ52の下部とタコメータ53の下部に配置される走行用表示器である。すなわち、第2の表示器42(左側)は、オドメータ/トリップメータ(切換表示可能)であり、第2の表示器42(右側)は、アワーメータである。したがって、第2の表示器42、42には、通常の場合は、第2の情報として走行情報である積算走行距離42A(又は区間距離42B)、エンジン稼働時間42Cが表示されている。さらに、第2の表示器42、42には、後述するように作業中に第1の表示器41が故障した場合には、作業情報である定格荷重41A、実荷重41B、作業半径41C、負荷率41Dが代替表示される。つまり、作業中は、積算走行距離42A等の走行情報は必要ではないため、走行情報に替えて作業情報を表示させるのである。
走行用コントローラ70は、メモリやCPUを備える汎用のコンピュータである。走行用コントローラ70は、バス40に接続された各検出器からの入力に基づいて積算走行距離42A、区間距離42B、エンジン稼働時間42C等の走行情報を演算する。さらに、走行用コントローラ70は、演算した走行情報をバス40に送信する機能を有している。
制御部としての作業用コントローラ60は、メモリやCPUを備える汎用のコンピュータである。作業用コントローラ60は、バス40に接続された各検出器からの入力に基づいて定格荷重41A、実荷重41B、作業半径41C、負荷率41D等の作業情報を演算する。さらに、作業用コントローラ60は、演算した作業情報をバス40に送信する機能を有している。そして、本実施例の作業用コントローラ60は、作業中に第1の表示器41が故障した場合に、第2の表示器42に作業情報を表示させるようになっている。
具体的にいうと、第1の表示器41が故障していない場合は、図6(a)に示すように、第2の表示器42、42には、走行情報である積算走行距離42A(又は区間距離42B)とエンジン稼働時間42Cが表示される。そして、第1の表示器41が故障した場合は、図6(b)に示すように、第2の表示器42、42には、作業情報である定格荷重41A及び実荷重41Bと作業半径41Cが表示される。あるいは、第1の表示器41が故障した場合は、図6(c)に示すように、第2の表示器42、42には、作業情報である負荷率41Dと作業半径41Cが表示される。
ここにおいて、作業用コントローラ60は、作業中であるか否かについて、例えばPTOがON(接続)になっていることに基づいて自動的に判断することができる。他にも、作業用コントローラ60は、アウトリガ11のジャッキが伸長されている場合には、自動的に作業中であると判断することができる。また、作業用コントローラ60は、第1の表示器41の動作を監視しておいて、第1の表示器41が故障すると自動的に第2の表示器42に切り換えて表示させることができる。
さらに、作業用コントローラ60は、第1の表示器41が故障したか否かについて、例えば、操作者が手動でボタン等を押すことによって認識させるように構成することもできる。
(作用・効果)
次に、本実施例の作業車両の表示システムSの奏する作用・効果を列挙して説明する。
次に、本実施例の作業車両の表示システムSの奏する作用・効果を列挙して説明する。
(1)上述してきたように、本実施例の作業車両の表示システムSは、複数の表示器を備える作業車両の表示システムSである。そして、作業車両の表示システムSは、第1の情報を表示する第1の表示器41と、第2の情報を表示する第2の表示器42と、第1の表示器41と第2の表示器42を制御する制御部としての作業用コントローラ60を備えている。作業用コントローラ60は、第1の表示器41が故障した場合に、第2の表示器42に第1の情報を表示させるようになっている。したがって、第1の表示器41が故障しても、通常は第1の表示器41に表示させていた情報を第2の表示器42に代替的に表示させることができる。
(2)また、第1の表示器41は、第1の情報として作業情報を表示する作業用表示器であり、第2の表示器42は、第2の情報として走行情報を表示する走行用表示器であり、制御部としての作業用コントローラ60は、作業用表示器である第1の表示器41が故障した場合に、走行用表示器である第2の表示器42に作業情報を表示させるようになっている。このように構成すれば、作業用表示器が故障しても走行用表示器に作業情報を代替的に表示させることで作業を継続することができる。つまり、作業中には走行情報を表示させることは必須ではないため、走行情報を表示していた走行用表示器に作業情報を表示させることによって安全に作業できるようになる。さらに、走行用表示器は、運転室18内の視認性の良好な位置に配置されているため、作業情報を表示した場合でも視認性は良好である。
(3)さらに、作業情報は、例えば、定格荷重、実荷重、作業半径、又は負荷率であり、走行用表示器は、例えば、オドメータ、トリップメータ、又はアワーメータである。このように、作業の安全上、特に重要な作業情報に限定することで、オドメータ/トリップメータやアワーメータなどの比較的狭い表示領域にも作業情報を表示できる。
(4)また、第1の表示器41と第2の表示器42と制御部としての作業用コントローラ60とはバス40を介して接続(バス接続)されているため、特別な機器を新たに配置することなく、現状の装置構成によって本発明の作業車両の表示システムSを実現することができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、第2の表示器42としてオドメータ/トリップメータやアワーメータであるとして説明したが、これに限定されるものではない。第2の表示器としては、先端カメラ用のディスプレイを利用することもできるし、遠隔操作端末(ラジコン)の表示部を利用することもできる。さらに、スピードメータやタコメータを含むコンビメータ全体が、液晶ディスプレイ内に再現される場合には、スピードメータに替えてAMLに表示される作業情報全体を代替表示することも可能である。なお、その場合でもタコメータは残すことが好ましい。
また、実施例では、作業用表示器が故障した場合に走行用表示器に作業情報を代替表示させるとして説明したが、これに限定されるものではなく、これとは逆に、走行用表示器が故障した場合に作業用表示器に走行情報を代替表示させることもできる。さらに、手動で表示を切り換える場合には、故障の有無にかかわらず、作業中であれば走行用表示器に作業情報を切り換えて表示させるように構成することもできる。
さらに、実施例では、図6(b)、(c)に示すように、定格荷重41Aと実荷重41Bを数字(「12.5」「11.9」)のみによって表現したが、これに限定されるものではない。例えば、定格荷重41Aを「Rt 12.5t」、実荷重41Bを「At 11.9t」とアルファベット、カタカナ、アイコン等を付加して表現することもできる。
また、実施例では、作業情報として定格荷重、実荷重、作業半径、又は負荷率の4つを挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、作業に関する情報であれば本発明を適用できる。
さらに、実施例では、作業用コントローラ60と走行用コントローラ70が別々の構成であるとして説明したが、これに限定されるものではなく、作業用コントローラと走行用コントローラは一体に構成することもできる。
S:作業車両の表示システム;
1:ラフテレーンクレーン(作業車両);
40:バス; 41:第1の表示器; 42:第2の表示器;
60:作業用コントローラ(制御部); 70:走行用コントローラ;
51:AML; 52:スピードメータ; 53:タコメータ;
41A:定格荷重; 41B:実荷重; 41C:作業半径; 41D:負荷率;
42A:積算走行距離; 42B:区間距離; 42C:エンジン稼働時間
1:ラフテレーンクレーン(作業車両);
40:バス; 41:第1の表示器; 42:第2の表示器;
60:作業用コントローラ(制御部); 70:走行用コントローラ;
51:AML; 52:スピードメータ; 53:タコメータ;
41A:定格荷重; 41B:実荷重; 41C:作業半径; 41D:負荷率;
42A:積算走行距離; 42B:区間距離; 42C:エンジン稼働時間
Claims (4)
- 複数の表示器を備える作業車両の表示システムであって、
第1の情報を表示する第1の表示器と、
第2の情報を表示する第2の表示器と、
前記第1の表示器と前記第2の表示器を制御する制御部であって、前記第1の表示器が故障した場合に、前記第2の表示器に第1の情報を表示させるようになっている、制御部と、
を備える作業車両の表示システム。 - 前記第1の表示器は、前記第1の情報として作業情報を表示する作業用表示器であり、
前記第2の表示器は、前記第2の情報として走行情報を表示する走行用表示器であり、
前記制御部は、前記作業用表示器が故障した場合に、前記走行用表示器に作業情報を表示させるようになっている、請求項1に記載された作業車両の表示システム。 - 前記作業情報は、定格荷重、実荷重、作業半径、又は負荷率であり、
前記走行用表示器は、オドメータ、トリップメータ、又はアワーメータである、請求項2に記載された作業車両の表示システム。 - 前記第1の表示器と前記第2の表示器と前記制御部とはバス接続されている、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された作業車両の表示システム。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2016070080A JP2017178582A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 作業車両の表示システム |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016070080A JP2017178582A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 作業車両の表示システム |
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- 2016-03-31 JP JP2016070080A patent/JP2017178582A/ja active Pending
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2017
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