JP2017179218A - 硬質ウレタンフォームの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 成形品を落としても割れない脆性の低い硬質ウレタンフォームの製造方法を得る。【解決手段】 活性水素成分(A)と有機イソシアネート(B)とを、発泡剤(C)、触媒(D)および整泡剤(E)の存在下に反応させて硬質ウレタンフォームを製造する方法であって、得られるウレタンフォームが下記(1)〜(4)の条件を満たし、活性水素成分(A)が特定組成のポリエーテルアルコールを含有する硬質ウレタンフォームの製造方法。(1)成形品密度が100kg/m3以上。(2)アイゾット衝撃性が2J/m2以上。(3)圧縮強度が100N/cm2以上。(4)成形品の寸法収縮率が1%以下。【選択図】 なし
Description
本発明は硬質ウレタンフォームの製造方法、特に、モールド成形用に適した硬質ウレタンフォームを製造する方法に関する。
従来、ウレタンフォームの製造方法として、ポリエーテルポリオールと有機ポリイソシアネートとを、発泡剤、触媒、整泡剤等の存在下で反応させてウレタンフォームを製造することは公知である(例えば特許文献1)。
従来硬質ウレタンフォーム成形品は、成形品を落とした際に割れてしまうため、取り扱いに注意が必要であった。硬質ウレタンフォームは硬さが硬いため、脆性が高いためであり、従来は硬さと脆性の低さの両立が困難であった。
本発明者は、上記課題を解決する方法について鋭意検討した結果、使用する活性水素成分に、特定の官能基数と水酸基価のポリオール(モノオールを含んでもよい。)を併用することで、硬さが硬く、脆性の低い硬質ウレタンフォームが得られることを見いだし、本発明に到達した。
すなわち本発明は、活性水素成分(A)と有機イソシアネート(B)とを、発泡剤(C)、触媒(D)および整泡剤(E)の存在下に反応させて硬質ウレタンフォームを製造する方法であって、得られるウレタンフォームが下記(1)〜(4)の条件を満たし、活性水素成分(A)が、下記活性水素成分(A1)および(A2)を含有、または、下記活性水素成分(A1)、(A2)および(A3)を含有する硬質ウレタンフォームの製造方法である。
(1)成形品密度が100kg/m3以上。
(2)アイゾット衝撃性が2J/m2以上。
(3)圧縮強度が100N/cm2以上。
(4)成形品の寸法収縮率が1%以下。
(A1)数平均官能基数が1以上2.5未満であって、水酸基価が10〜100(mgKOH/g)、末端エチレンオキシド単位の含有量が20〜90重量%のポリエーテルアルコール。
(A2)数平均官能基数が3.5以上8以下であって、水酸基価が100〜1000(mgKOH/g)のポリエーテルポリオール。
(A3)数平均官能基数が2.5以上3.5未満であって、水酸基価が100〜1000(mgKOH/g)のポリエーテルポリオール。
(1)成形品密度が100kg/m3以上。
(2)アイゾット衝撃性が2J/m2以上。
(3)圧縮強度が100N/cm2以上。
(4)成形品の寸法収縮率が1%以下。
(A1)数平均官能基数が1以上2.5未満であって、水酸基価が10〜100(mgKOH/g)、末端エチレンオキシド単位の含有量が20〜90重量%のポリエーテルアルコール。
(A2)数平均官能基数が3.5以上8以下であって、水酸基価が100〜1000(mgKOH/g)のポリエーテルポリオール。
(A3)数平均官能基数が2.5以上3.5未満であって、水酸基価が100〜1000(mgKOH/g)のポリエーテルポリオール。
本発明の硬質ウレタンフォームの製造方法では、成形品密度が高く、硬さが硬くても、アイゾット衝撃性が高く脆性が低く、かつ、寸法変化率も良好な硬質ウレタンフォームを得ることができる。
本発明で用いる活性水素成分(A)としては、アルコール、アミン、アンモニア等の活性水素化合物のアルキレンオキシド付加物等が挙げられる。
多価アルコールとしては、例えば、1価アルコール(メタノール、エタノール、1−プロパノール等);2価アルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、1、6−ヘキサンジオール等);3価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(ペンタエリスリトール、メチルグルコシド等);5価アルコール(2、2、6、6、−テトラキス(ヒドキシルメチル)シクロヘキサノール等);6価アルコール(ソルビトール等);8価アルコール(ショ糖等)などが挙げられる。
アミンとしては、1価アミン(ジメチルアミン、ジエチルアミン等);2価アミン(メチルアミン、エチルアミン、アニリン等);3価アミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン等);4価アミン(エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等);5価アミン(ジエチレントリアミン等)などが挙げられる。
アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド(以下EOと略記)、プロピレンオキシド(以下POと略記)、1,2−、1,4−もしくは2,3−ブチレンオキシドおよびこれらの2種以上の併用が挙げられる。これらのうち好ましいものは、POおよび/またはEOであり、併用の場合の付加形式はブロックまたはランダムのいずれでもよい。
多価アルコールとしては、例えば、1価アルコール(メタノール、エタノール、1−プロパノール等);2価アルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、1、6−ヘキサンジオール等);3価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(ペンタエリスリトール、メチルグルコシド等);5価アルコール(2、2、6、6、−テトラキス(ヒドキシルメチル)シクロヘキサノール等);6価アルコール(ソルビトール等);8価アルコール(ショ糖等)などが挙げられる。
アミンとしては、1価アミン(ジメチルアミン、ジエチルアミン等);2価アミン(メチルアミン、エチルアミン、アニリン等);3価アミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン等);4価アミン(エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等);5価アミン(ジエチレントリアミン等)などが挙げられる。
アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド(以下EOと略記)、プロピレンオキシド(以下POと略記)、1,2−、1,4−もしくは2,3−ブチレンオキシドおよびこれらの2種以上の併用が挙げられる。これらのうち好ましいものは、POおよび/またはEOであり、併用の場合の付加形式はブロックまたはランダムのいずれでもよい。
活性水素成分(A)は、下記に示すポリエーテルアルコール(A1)およびポリエーテルポリオール(A2)を含み、必要に応じてさらにポリエーテルポリオール(A3)を含む。(A1)、(A2)および(A3)を含む方が好ましい。
該(A1)は、数平均官能基(水酸基)数(以下官能基数と記載)が1以上2.5未満、好ましくは、1.5以上2.4以下、更に好ましくは1.8以上2.3以下であり、水酸基価が10〜100(mgKOH/g、以下同様)、好ましくは25〜80、更に好ましくは35〜50であり、末端エチレンオキシド単位(以下、エチレンオキシド単位をEO単位と記載する。)の含有量が20〜90重量%、好ましくは23〜50重量%、更に好ましくは25〜35重量%であるポリエーテルアルコール(ポリエーテルモノオールもしくはポリエーテルポリオール)である。
(A1)としては、2価アルコールのPO・EOブロック付加物が特に好ましい。
(A1)としては、2価アルコールのPO・EOブロック付加物が特に好ましい。
(A1)の官能基数が1未満だと硬化不良により脱型性が困難となり、2.5以上だと原料粘度が高くなり成形性が悪化する。水酸基価が10未満であると硬さが低くなりやすく、水酸基価が100を超えるとフォームが硬くなり過ぎ衝撃性が悪化し、フォーム落下時の割れが起こりやすくなる。また、末端EO単位の含有量が20重量%未満であると、硬化不良が起き易くなる。
該(A2)は、官能基数が3.5以上8以下、好ましくは3.7以上5以下であり、水酸基価が100〜1000、好ましくは200〜800、更に好ましくは300〜600であるポリエーテルポリオールであって、EO単位を含んでいてもよいが、好ましくはEO単位を含まないポリエーテルポリオールである。
(A2)としては、4価アルコールのPO付加物が特に好ましい。
(A2)としては、4価アルコールのPO付加物が特に好ましい。
(A2)の官能基数が3.5未満だと硬さが低くなりやすく、8を超えると原料粘度が高くなり成形性が悪化する。水酸基価が100未満であると硬さが低くなりやすく、水酸基価が1000を超えるとフォームが硬くなり過ぎ衝撃性が悪化し、フォーム落下時の割れが起こりやすくなる。
該(A3)は、官能基数が2.5以上3.5未満であって、水酸基価が100〜1000であるポリエーテルポリオールである。
(A3)としては、3価アルコールのPO付加物、および3価アルコールのPO・EOブロック付加物が特に好ましい。
(A3)としては、3価アルコールのPO付加物、および3価アルコールのPO・EOブロック付加物が特に好ましい。
ポリエーテルアルコール(A1)〜(A3)の製造方法としては特に限定されず、例えばアルコール等の活性水素を有する化合物にアルカリ触媒下で、アルキレンオキシドを付加する方法等が挙げられ、反応条件の一例として、温度が105〜130℃で0.5MPa以下での付加重合が挙げられる。
活性水素成分(A)中には、ポリエーテルアルコール(A1)〜(A3)以外に他のポリオール、あるいは活性水素成分を併用してもよく、ポリエステルポリオール、変性ポリオールもしくはモノオール、多価アルコール、アミン並びにこれらの混合物で等が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、前記の多価(2価以上)アルコール(とくに、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−又は1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;前記ポリエーテルポリオール;またはこれらとグリセリン、トリメチロールプロパン等の3価又はそれ以上の多価アルコールとの混合物)と、ポリカルボン酸もしくはその無水物、低級アルキル(アルキル基の炭素数:1〜4)エステル等のエステル形成性誘導体(例えば、アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テレフタル酸ジメチル等)、または前記カルボン酸無水物およびアルキレンオキシドとの縮合反応物;そのアルキレオンキシド(EO、PO等)付加反応物;ポリラクトンポリオール、例えば前記ポリオールを開始剤としてラクトン(ε−カプロラクトン等)を開環重合させることにより得られるもの;ポリカーボネートポリオール、例えば前記ポリオールと低級アルコール(メタノールなど)の炭酸ジエステルとの反応物;等が挙げられる。
変性ポリオールもしくはモノオールとしては、重合体ポリオール;ポリブタジエンポリオール等のポリジエンポリオールおよびそれらの水添物;アクリル系ポリオール、特開昭58−57413号公報及び特開昭58−57414号公報等に記載された水酸基含有ビニル重合体;ヒマシ油等の天然油系ポリオール;天然油系ポリオールの変性物;国際公開WO98/44016号公報に記載の末端ラジカル重合性官能基含有活性水素化合物;等が挙げられる。
多価アルコール、アミンとしては、前述のものが挙げられる。
多価アルコール、アミンとしては、前述のものが挙げられる。
活性水素成分(A)中のポリエーテルアルコール(A1)〜(A3)の含有量は、得られる硬質ウレタンフォームの各物性のバランスから、(A1)、(A2)、(A3)が、それぞれ1〜50重量%、10〜80重量%、0〜50重量%が好ましく、更に好ましくは、5〜40重量%、20〜70重量%、10〜45重量%であり、特に好ましくは10〜30重量%、40〜60重量%、15〜40重量%である。
本発明の硬質ウレタンフォームの製造方法に用いられる有機イソシアネート(B)としては、ウレタンフォームの製造に通常使用される公知のもの、例えば炭素数(NCO基中の炭素数を除く)6〜20の芳香族ポリイソシアネート[2,4−もしくは2,6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,4’−もしくは4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、粗製MDI、ポリアリールポリイソシアネート(PAPI)等];炭素数2〜18の直鎖又は分岐脂肪族イソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等);炭素数4〜15の脂環式ポリイソシアネート(イソフォロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルジイソシアネート等);これらのポリイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ウレトジオン基、ビュウレット基、ウレトンイミン基、イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含有変性物等);およびこれらの2種以上の併用が挙げられる。
これら(B)のうち好ましいものは、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4−4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートおよびこれらの変性物からなる群から選ばれる1種以上である。
これら(B)のうち好ましいものは、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4−4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートおよびこれらの変性物からなる群から選ばれる1種以上である。
発泡剤(C)としては、水、水素原子含有ハロゲン化炭化水素、低沸点炭化水素、液化炭酸ガス等が用いられ、2種以上を併用しても良い。この中で、特に好ましいのは、環境汚染の観点から水単独である。
活性水素成分(A)の重量に基づく発泡剤(C)の使用量は、水の場合は0.1〜20重量%が好ましく、更に好ましくは3〜15重量%、特に好ましくは5〜10重量%である。(C)中の水の含有量が0.1重量%以上では、フォームの液流れ性が良好で、充填不足によるセル荒れが発生しにくい。
本発明に用いられる触媒(D)としては、当業界で慣用されるあらゆるウレタン化反応を促進する触媒を使用することができ、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ビス(N,N−ジメチルアミノエチル)エーテル、N,N−ジメチルアミノプロピルジプロパノールアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン並びに1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセンおよび/またはその塩(D1)等のアミン系触媒、ジブチルチンラウレート等の有機金属化合物、並びに酢酸カリウム、オクチル酸カリウム及びスタナスオクトエート等のカルボン酸金属塩等を挙げることができる。上記の触媒を使用することにより、ポリウレタン形成における縮合反応を適切な状態に制御することが可能となる。
触媒(D)の使用量は、フォームの成形性の観点から、活性水素成分(A)の重量に基づいて、0.1〜15重量%が好ましく、さらに好ましくは0.5〜5重量%である。
本発明に用いられる整泡剤(E)としては、通常のウレタンフォームの製造に用いられるものはすべて使用でき、ポリエーテル変性ジメチルシロキサン系整泡剤[[東レ・ダウコーニング(株)製の「SRX−274C」、「SF−2962」、「SH−193」等]、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製の「L−5309」等が挙げられる。整泡剤の使用量は、ウレタンフォームの成形性及びフォームの変色の観点から、活性水素成分(A)の重量に基づいて、0.1〜10.0重量%が好ましく、さらに好ましくは0.2〜5.0重量%、特に好ましくは0.3〜3.0重量%である。
本発明において、必要により難燃剤(F)(リン酸エステル等)、酸化防止剤(ヒンダードフェノール及びヒンダードアミン等)及び紫外線吸収剤(トリアゾール及びベンゾフェノン等)等の老化防止剤;無機塩(炭酸カルシウム及び硫酸バリウム等)、無機繊維(ガラス繊維及び炭素繊維等)、ウイスカー(チタン酸カリウムウイスカー等)等の充填剤;接着剤(変性ポリカプロラクトンポリオール等);可塑剤(フタル酸エステル類等);着色剤(染料及び顔料);抗菌剤;抗カビ剤;等の、従来公知の添加剤及び助剤を使用することができる。
本発明の硬質ウレタンフォームの製造方法におけるイソシアネート指数(インデックス)[(NCO基/活性水素原子含有基)の当量比×100]は、フォームのキュア性及びフォームの成形性の観点から、50〜300が好ましく、さらに好ましくは60〜200、特に好ましくは80〜150である。
本発明の硬質ウレタンフォームの製造方法の具体例を示せば、下記の通りである。まず、活性水素成分(A)、発泡剤(C)、触媒(D)および整泡剤(E)、並びに必要によりその他の添加剤、助剤を所定量2Lポリ容器に混合してポリオール混合物を作製し、25±5℃に温調する。次いで、25±5℃に温調した有機イソシアネート(B)を所定量加え、攪拌機(ホモディスパー:プライミクス(株)製)にて5000rpm×10秒間攪拌混合し、発泡し硬化させ硬質ウレタンフォームを得る。なお、添加剤、助剤等は、有機イソシアネート(B)に混合して用いることもできる。
本発明の製造方法において、モールド成形フォームの場合、活性水素成分(A)と有機イソシアネート(B)とが反応開始(これらを含む原料の混合開始)をしてからフォーム成形品を脱型するまでの時間は、30分以下であることが好ましい。本発明の製造方法によれば、30分で脱型しても、脱型後の成形品に変形等が生じる恐れがない。
本発明の硬質ウレタンフォームの製造方法においては、下記(1)〜(4)を満たすように物性条件等を調整する。
(1)成形品密度が100kg/m3以上。
(2)アイゾット衝撃性が2J/m2以上。
(3)圧縮強度が100N/cm2以上。
(4)成形品の寸法収縮率が1%以下。
(1)成形品密度が100kg/m3以上。
(2)アイゾット衝撃性が2J/m2以上。
(3)圧縮強度が100N/cm2以上。
(4)成形品の寸法収縮率が1%以下。
本発明において、成形品密度はJIS−A9511に準じて測定されるものであり、100kg/m3以上であり、好ましくは150〜500kg/m3、更に好ましくは180〜250kg/m3である。成形品密度が100kg/m3未満となると、強度が低下し成形品が反りやすくなり、成形品形状が保てなくなる。
アイゾット衝撃性とは、JIS−K7110記載の試験法に準じて測定され、2J/m2以上であり、好ましくは2.3〜10J/m2、更に好ましくは2.5〜5J/m2である。アイゾット衝撃性が2J/m2未満となると、脆性が増し、成形品が割れやすくなる。
アイゾット衝撃性を2J/m2以上とする手法については、例えば活性水素成分(A)として(A1)の様な水酸基価の低いアルコールを使用し、その重量比を大きくすることなどが挙げられる。
アイゾット衝撃性を2J/m2以上とする手法については、例えば活性水素成分(A)として(A1)の様な水酸基価の低いアルコールを使用し、その重量比を大きくすることなどが挙げられる。
圧縮強度の測定はJIS−A9511記載の試験法に準じて測定され、100N/cm2以上であり、好ましくは150〜500N/cm2、更に好ましくは180〜300N/cm2である。圧縮強度が100N/cm2未満となると、強度が低下し成形品が反りやすくなり、成形品形状が保てなくなる。圧縮強度を100N/cm2以上とする方法としては、例えば、活性水素成分(A)として、(A2)、(A3)のような水酸基価の高いポリオールを使用し、その重量比を大きくすることなどが挙げられる。
成形品の寸法収縮率は下記に示される式で算出され、寸法収縮率が1%以下であり、好ましくは0.8%以下、更に好ましくは0.5%以下である。寸法収縮率が1%を超えると、成形品を取り付けにくくなる等使用上の不具合が発生する。
寸法収縮率(%)=100×(脱経時の寸法−1日後の寸法)/脱経時の寸法
寸法収縮率を1%以下とする方法としては、例えば、官能基数の高いポリオールを使用し、その重量比を大きくすることなどが挙げられる。
寸法収縮率(%)=100×(脱経時の寸法−1日後の寸法)/脱経時の寸法
寸法収縮率を1%以下とする方法としては、例えば、官能基数の高いポリオールを使用し、その重量比を大きくすることなどが挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。なお、以下において%は、特にことわりのないかぎり、重量%を示す。
〔実施例1〜7、比較例1〜4〕
実施例および比較例における硬質ウレタンフォ−ム原料は次の通りである。
(1)ポリエーテルポリオール(A1−1):プロピレングリコールのPO・EOブロック付加物(水酸基価=45、末端EO単位の含有量=31%)
(2)ポリエーテルポリオール(A1−2):プロピレングリコールのPO・EOブロック付加物(水酸基価=37、末端EO単位の含有量=25%)
(3)ポリエーテルポリオール(A2−1):ペンタエリスリトールのPO付加物(水酸基価=400)
(4)ポリエーテルポリオール(A2−2):ペンタエリスリトールのPO付加物(水酸基価=561)
(5)ポリエーテルポリオール(A3−1):グリセリンのPO付加物(水酸基価=670)
(6)ポリオール(A3−2):グリセリンのPO・EOブロック付加物(水酸基価=421、末端EO単位の含有量=10%)
(7)触媒(D−1):ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル〔エアープロダクツ(株)製 Dabco−BL19〕
(8)触媒(D−2):トリエチレンジアミンのジプロピレングリコ−ル溶液〔東ソー(株)製TEDA−L33〕
(9)整泡剤(E−1):東レダウコーニング・シリコーン(株)製「SH−193」
(10)発泡剤(C−1):水
実施例および比較例における硬質ウレタンフォ−ム原料は次の通りである。
(1)ポリエーテルポリオール(A1−1):プロピレングリコールのPO・EOブロック付加物(水酸基価=45、末端EO単位の含有量=31%)
(2)ポリエーテルポリオール(A1−2):プロピレングリコールのPO・EOブロック付加物(水酸基価=37、末端EO単位の含有量=25%)
(3)ポリエーテルポリオール(A2−1):ペンタエリスリトールのPO付加物(水酸基価=400)
(4)ポリエーテルポリオール(A2−2):ペンタエリスリトールのPO付加物(水酸基価=561)
(5)ポリエーテルポリオール(A3−1):グリセリンのPO付加物(水酸基価=670)
(6)ポリオール(A3−2):グリセリンのPO・EOブロック付加物(水酸基価=421、末端EO単位の含有量=10%)
(7)触媒(D−1):ビス(ジメチルアミノエチル)エーテル〔エアープロダクツ(株)製 Dabco−BL19〕
(8)触媒(D−2):トリエチレンジアミンのジプロピレングリコ−ル溶液〔東ソー(株)製TEDA−L33〕
(9)整泡剤(E−1):東レダウコーニング・シリコーン(株)製「SH−193」
(10)発泡剤(C−1):水
<成形条件>
・混合方法:ハンドミキシング
・攪拌機:ホモディスパー〔プライミクス(株)社製〕
・撹拌条件:5000rpm×10秒間
・液温:25℃
・モールドサイズ:300mm×300mm×10mm
・モールド温度:50℃
・混合方法:ハンドミキシング
・攪拌機:ホモディスパー〔プライミクス(株)社製〕
・撹拌条件:5000rpm×10秒間
・液温:25℃
・モールドサイズ:300mm×300mm×10mm
・モールド温度:50℃
得られた各フォームの、前記の方法で測定した物性値の測定結果を表1に示す。
また、混合開始30分後に脱型後の変形の有無(無し:○、有り:×)の評価結果を表1に示す。
なお、表1では、使用する材料の仕込量を重量部で示している。また、有機イソシアネート(B)の仕込量は、インデックス(イソシアネート指数)で示している。
また、混合開始30分後に脱型後の変形の有無(無し:○、有り:×)の評価結果を表1に示す。
なお、表1では、使用する材料の仕込量を重量部で示している。また、有機イソシアネート(B)の仕込量は、インデックス(イソシアネート指数)で示している。
本発明の製造方法で得られた硬質ウレタンフォームは、建材用等の硬質ウレタンフォームのあらゆる用途で好適に使用できる。
Claims (5)
- 活性水素成分(A)と有機イソシアネート(B)とを、発泡剤(C)、触媒(D)および整泡剤(E)の存在下に反応させて硬質ウレタンフォームを製造する方法であって、得られるウレタンフォームが下記(1)〜(4)の条件を満たし、活性水素成分(A)が、下記活性水素成分(A1)および(A2)を含有、または、下記活性水素成分(A1)、(A2)および(A3)を含有する硬質ウレタンフォームの製造方法。
(1)成形品密度が100kg/m3以上。
(2)アイゾット衝撃性が2J/m2以上。
(3)圧縮強度が100N/cm2以上。
(4)成形品の寸法収縮率が1%以下。
(A1)数平均官能基数が1以上2.5未満であって、水酸基価が10〜100(mgKOH/g)、末端エチレンオキシド単位の含有量が20〜90重量%のポリエーテルアルコール。
(A2)数平均官能基数が3.5以上8以下であって、水酸基価が100〜1000(mgKOH/g)のポリエーテルポリオール。
(A3)数平均官能基数が2.5以上3.5未満であって、水酸基価が100〜1000(mgKOH/g)のポリエーテルポリオール。 - 活性水素成分(A1)、(A2)、(A3)の含有量が、それぞれ1〜50重量%、10〜80重量%、0〜50重量%である請求項1に記載の硬質ウレタンフォームの製造方法。
- 有機イソシアネート(B)が、2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4−4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネートおよびこれらの変性物からなる群から選ばれる1種以上を含有する請求項1または2に記載の硬質ウレタンフォームの製造方法。
- 発泡剤(C)が水である請求項1〜3のいずれかに記載の硬質ウレタンフォームの製造方法。
- 得られるフォームがモールド成形フォームであり、活性水素成分(A)と有機イソシアネート(B)とが反応開始してからフォーム成形品を脱型するまでの時間が30分以下である請求項1〜4のいずれかに記載の硬質ウレタンフォームの製造方法。
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