JP2017181581A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも画像形成工程時に発光波長が互いに異なる光を照射する2つの除電装置を静電潜像の画像内容に応じて使い分けない場合に比べて、除電装置の交換周期の延長化と残像現象の発生の抑制とを両立できる画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体と、前記感光体を帯電させる帯電装置と、前記感光体の前記帯電装置により帯電した部分に画像情報に基づく光を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記感光体に光を照射して感光体表面の電荷を除去する第1除電装置と、前記感光体に前記第1除電装置とは異なる発光波長の光を照射して感光体表面の電荷を除去する第2除電装置と、前記第1除電装置及び第2除電装置を、画像形成工程時に前記露光装置にて形成される静電潜像の画像内容に応じて選択して作動させる制御手段と、を備えている。【選択図】図2

Description

この発明は画像形成装置に関するものである。
従来、感光体に発光波長が互いに異なる光を照射して感光体表面の電荷を除去する2つの除電装置を備えた画像形成装置としては、以下に例示するものが知られている。
例えば、特許文献1(特開2002−72796号公報)には、画像形成工程の開始に先立ち像担持体の電位を所定電位に安定させる画像形成準備工程を有する画像形成装置において、像担持体を均一に露光して光メモリを消去する除電光手段が、像担持体に対する光感度が異なる光を発する複数の発光手段を有するものであり、画像形成準備工程時にも像担持体を露光するとともに、その露光時には画像形成工程時よりも像担持体に対する光感度の高い光を照射する画像形成装置が開示されている。特許文献1には、除電光手段の動作について、画像形成準備工程の開始直後に感光体が一周(一回転)する間は前記光感度の高い光を(第2の除電光源から)照射し、感光体が一周した後は前記光感度よりも低い光を(主除電光源から)照射することも開示されている。
また、特許文献2(特開2005−31111号公報)には、感光体に分散された電荷発生材料の分光吸収率の分布において吸収率が相対的に低い第1特定波長帯に含まれる波長の光を感光体に照射する第1除電器と、前記分光吸収率の分布において吸収率が相対的に高い第2特定波長帯に含まれる波長の光を感光体に照射する第2除電器と、帯電後の感光体に画像形成用の光を照射して静電潜像を形成する画像形成部とを備える画像形成装置が開示されている。特許文献2には、第1除電器と第2除電器とを同時に使用することや、第2除電器からの光の波長と画像形成用の光の波長との差が50ナノメートル以下であることも開示されている。
さらに、特許文献3(特開2008−299255号公報)には、感光体表面に帯電する電荷を除去する除電光照射工程について、波長の異なる光を照射する少なくとも2つの光照射工程とし、2つの光照射工程のうち長波長側の光照射工程が、感光体に対して分光感度の1%以下となる実質的に感度を有さない波長帯の光を、潜像形成光照射工程における照射エネルギー量の1.0倍以上5.0倍以下の照射エネルギー量で照射するよう構成した電子写真装置が開示されている。特許文献3には、前記2つの光照射工程が、同時に行われることや、クリーニング工程が終了した後から帯電工程が開始されるまでの間に行われることも開示されている。
特開2002−72796号公報 特開2005−31111号公報 特開2008−299255号公報
この発明は、少なくとも画像形成工程時に発光波長が互いに異なる光を照射する2つの除電装置を静電潜像の画像内容に応じて使い分けない場合に比べて、除電装置の交換周期の延長化と残像現象の発生の抑制とを両立できる画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の画像形成装置は、
感光体と、
前記感光体を帯電させる帯電装置と、
前記感光体の前記帯電装置により帯電した部分に画像情報に基づく光を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
前記感光体に光を照射して感光体表面の電荷を除去する第1除電装置と、
前記感光体に前記第1除電装置とは異なる発光波長の光を照射して感光体表面の電荷を除去する第2除電装置と、
前記第1除電装置及び第2除電装置を、画像形成工程時に前記露光装置にて形成される静電潜像の画像内容に応じて選択して作動させる制御手段と、
を備えているものである。
この発明(A2)の画像形成装置は、上記発明A1の画像形成装置において、前記第1除電装置が、前記第2除電装置よりも前記露光装置の光の波長に近い発光波長の光を照射する除電装置であり、前記制御手段が、前記画像内容がハーフトーン画像を含む第1パターンのときに前記第1除電装置を作動させ、前記画像内容がハーフトーン画像を含まない第2パターンのときに前記第2除電装置を作動させるものである。
この発明(A3)の画像形成装置は、上記発明A1又はA2の画像形成装置において、前記制御手段が、画像形成工程の開始前の準備工程時に前記第2除電装置を作動させるものである。
上記発明A1の画像形成装置によれば、少なくとも画像形成工程時に発光波長が互いに異なる光を照射する2つの除電装置を静電潜像の画像内容に応じて使い分けない場合に比べて、除電装置の交換周期の延長化と残像現象の発生の抑制とを両立させることができる。
上記発明A2の画像形成装置では、画像内容が第1パターンのときに第1除電装置を作動させ、画像内容が第2パターンのときに第2除電装置を作動させる構成でない場合に比べて、上記発明A1による効果をより的確に得ることができる。
上記発明A3の画像形成装置では、画像形成工程の開始前の準備工程時に前記第2除電装置を作動させる構成でない場合に比べて、上記発明A1による効果のうち特に残像現象の発生の抑制効果が高い除電装置の交換周期の延長化をより確実に得ることができる。
実施の形態1に係る画像形成装置の概要を示す概念図である。 図1の画像形成装置の要部(2つの除電装置とその関連部分)を示す説明図である。 図1の画像形成装置における2つの除電装置の動作に関する制御内容を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る画像形成装置における2つの除電装置の動作状態を示す説明図である。
以下、この発明を実施するための形態(以下「実施の形態」という)について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る画像形成装置を示している。図1はその画像形成装置全体の概要を示し、図2はその画像形成装置の要部(2つの除電装置とその関連部分)を示している。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、切断用のミシン目が予め形成された記録媒体としての連続用紙9にトナーで構成される画像を形成する装置である。
この画像形成装置1は、その画像の形成に際しては、図1に示されるように、つづら折りに折り畳まれた状態の連続用紙9が供給部12から連続して送り出された後、連続用紙9にトナー像を形成する画像形成部20とトナー像を連続用紙9に定着させる定着部30とをこの順に経由するよう搬送されることで画像が形成され、最後に、その画像が形成された連続用紙9を収容部13につづら折りに折り畳んだ状態で収容する。図1中の二点鎖線は連続用紙9の主な搬送路を示し、その搬送路は複数の搬送ロール15〜18や図示しない搬送案内材等で構成されている。
画像形成部20は、所定の方向(矢印で示す方向)に回転駆動される感光ドラム21を備えており、その感光ドラム21の周囲に、帯電装置22と、露光装置23と、現像装置24と、転写装置25と、除電装置26と、清掃装置27等を配置して構成されている。
このうち感光ドラム21は、例えば無機系感光材料であるアモルファスシリコンを用いてドラム状に構成される感光体が使用されている。このアモルファスシリコンからなる感光体は、その表面の硬度が高く摩耗しにくいという特性を有するため、安定性や耐久性に優れており、高速で連続した画像形成に適したものである。
帯電装置22は、感光ドラム21の周面を一様に帯電させるものである。この帯電装置22としては、例えば、コロナ放電式の帯電装置が使用される。コロナ放電式の帯電装置としては、放電ワイヤに加えてグリッドを有する所謂スコロトロンが使用される。
露光装置23は、感光ドラム21の帯電させられた周面部分に外部から入力される画像情報に基づく光を露光して静電潜像を形成するものである。この露光装置23としては、例えば、感光ドラム21がアモルファスシリコンからなる感光体である場合、700nm以上の比較的長波長(例えば発光波長が710〜745nmの範囲のもの)からなる露光用の光を照射する光ビーム照射装置が使用される。この長波長の光を照射する露光装置23を用いた場合には、静電潜像の形成を高速で高解像度で行うことが可能になる。
現像装置24は、感光ドラム21の周面に現像剤としてのトナーを供給して潜像部分に付着させて現像することでトナー像を形成するものである。トナーとしては、所要の色(例えばブラック)が適用される。
転写装置25は、感光ドラム21上のトナー像を連続用紙9に転写させるものである。この転写装置25としては、例えば、コロナ放電式の転写装置が使用される。この場合、その転写装置25は、連続用紙9の搬送路を挟んで感光ドラム21の転写位置に向き合う状態で配置される。
除電装置26は、感光ドラム21の周面にある電荷を除電用の光を照射して除去するものである。除電装置26の詳細については後述する。
清掃装置27は、感光ドラム21の転写後の周面に残留するトナー等の付着物を除去して清掃するものである。この清掃装置27としては、例えば、筐体の内部に、感光ドラム21の回転方向上流側の周面に接触して回転する回転ブラシ27aと、回転ブラシ27aよりも感光ドラム21の回転方向上流側の周面に接触して付着物を掻き取る板状部材27bとが配置されて構成されている。
定着部30は、連続用紙9に形成された未定着のトナー像を定着させるものである。この定着部30は、例えば、フラッシュ定着方式の定着装置が使用される。フラッシュ定着方式の定着部30は、フラッシュ光を発する複数本のフラッシュランプ31と、各フラッシュランプからのフラッシュ光を搬送される連続用紙9にむけて反射させる反射面が設けられた筐体32と、搬送される連続用紙9を平面の状態で移動するよう保持する板状の搬送保持部材33とで構成されている。
収容部13は、例えば、連続用紙9を収容する収容台13aが連続用紙9の収容されたときの収容高さ等の条件に応じて下降する形式を採用している。また、収容部13は、収容台13aの上方で連続用紙9における折り曲げ、切断等に使用されるミシン目が通過する時期に合わせて左右に周期的に揺れ動くことにより連続用紙9を下方にある収容台13aに送る図示しないスイングガイド機構を配置している。このような収容部13では、スイングガイド機構により収容される連続用紙9がミシン目で確実に交互に折り畳まれながら収容台13a上に積載される。
<画像形成装置による画像形成動作>
画像形成装置1は、画像形成動作の要求指令を受けると、画像形成部20において感光ドラム21が回転始動し、その感光ドラム21の周面が帯電装置22により帯電された後に露光装置23から露光用の光が露光されて画像情報に基づく静電潜像が1頁単位ごとに形成され、しかる後、その各静電潜像が現像装置24を通過する際にトナーにより現像されてトナー像として形成される。
一方、供給部12においては、この画像形成部20の動作に合わせて、連続用紙9を画像形成部20の転写位置(感光ドラム21の転写装置25と向き合う部位)にむけて連続して送り出す。
そして、画像形成部20では、感光ドラム21に形成された各トナー像が、転写装置25の転写作用を受けて連続用紙9(前後のミシン目で挟まれる1頁単位の領域)にそれぞれ転写される。また、この転写後における感光ドラム21は、その周面が除電装置26により除電された後、清掃装置27により清掃されて、次の画像形成工程に備える。
続いて、トナー像が転写された連続用紙9が画像形成部20から送り出されて定着部30を通過するよう搬送される。定着部30では、フラッシュランプ31が点灯することによりフラッシュ光が連続用紙9にむけて照射される。これにより、定着部30を通過した連続用紙9は、そのトナー像を構成するトナーが溶融されてトナー像が定着される。
最後に、トナー像が定着された連続用紙9は、定着部30から送り出された後、収容部13につづら折りに折り畳まれた状態で積載されるように収容される。
以上により、連続用紙9の片面の1頁ごとに、トナーからなる所要の画像が連続して形成される。
ちなみに、画像形成装置1では、その画像形成動作時に、連続用紙9が予め所要のサイズに裁断されたカット用紙と異なり途切れることなく連続して一連に搬送されるため、カット用紙への画像形成の場合に比べて、連続用紙9を高速に搬送することが可能である。このため、画像形成装置1は、連続用紙9を高速で搬送することにより、その画像の形成をカット用紙に画像を形成する装置に比べて高速で行うことができる。
<除電装置の構成>
次に、画像形成部20における除電装置26について説明する。
除電装置26は、図1や図2に示されるように、発光波長が互いに異なる光を照射して感光ドラム21の周面の電荷を除去する2つの除電装置、すなわち第1除電装置26A及び第2除電装置26Bにより構成されている。
第1除電装置26Aは、残像現象(いわゆるゴースト)の発生要因となる露光メモリを第2除電装置26Bよりも抑制することができる光を照射することができる発光源を有する装置として構成される。具体的には、第1除電装置26Aは、第2除電装置26Bよりも露光装置23で発する露光用の光の発光波長に近い波長の光を照射する発光源を有する装置として構成されている。このときの第1除電装置26Aが照射する光の発光波長は、例えばピーク波長が700nmになるものが適用される。
一方、第2除電装置26Bは、感光ドラム21の周面に残留する電荷を除去し、感光ドラム21の表面電位をほぼ平坦にできる程度の除電用の光を照射することができる発光源を有する装置として構成される。具体的には、第2除電装置26Bは、第1除電装置26Aの発光波長よりも短い波長の光を照射することができる発光源を有する装置として構成されている。このときの第2除電装置26Bが照射する光の発光波長は、例えばピーク波長が660nmになるものが適用される。
第1除電装置26A及び第2除電装置26Bとしてはいずれも、上記発光波長の条件を満たす光を発する発光源を有するものであれば使用できるが、好ましくは、複数個の単色LED(Light Emitting Diode)を感光ドラム21の回転軸に沿って列状に並べて配置したものが使用される。実施の形態1においては、LEDを構成する材料(半導体)として、第1除電装置26AではGaP(ピーク波長:700nm)、第2除電装置26BではGaAlAs(ピーク波長:660nm)を用いている。ここで、LEDの発光波長については、例えば、分光放射照度計等を用いて計測することができる。また、発光波長は、波長(スペクトル)分布の中心になる発光中心波長である。さらに、上記Gaはガリウム、Pはリン、Alはアルミニウム、Asはヒ素を示す。
そして、第1除電装置26Aと第2除電装置26Bは、図2や図3に示されるように、制御手段40により、画像形成工程時に露光装置23により形成される静電潜像の画像内容に応じて選択して作動するよう構成されている。
実施の形態1では、制御手段40が、図3に示されるように、上記静電潜像の画像内容がハーフトーン画像を含む第1パターンのときに第1除電装置26Aを作動させ、上記静電潜像の画像内容がハーフトーン画像を含まない第2パターンのときに第2除電装置26Bを作動させる構成にしている。上記ハーフトーン画像とは、例えば、画像濃度が100%未満である画像をいう。また、上記ハーフトーン画像を含まない第2パターンの画像とは、例えば、文字、線画、及びその双方からなる画像である。
制御手段40としては、例えば、中央演算処理装置、記憶装置、出入力装置等で構成される制御装置が使用される。この制御手段40は、画像形成装置1の全体の動作を制御する中央制御装置の一部として構成するか、あるいは、単独の制御装置として構成される。また、この制御手段40は、図2に例示するように、少なくとも、画像処理部(画像処理装置)50と除電駆動装置45に接続されている。画像処理部50は、画像形成装置1の外部から入力される画像情報について必要な画像処理を施すものであり、その画像処理した後の画像信号を潜像画像の情報として露光装置23に送信するようになっている。除電駆動装置45は、第1除電装置26Aと第2除電装置26Bを切り替えて作動させるものであり、実際には発光源を作動させる所要の電力を切り替えて供給する給電装置にて構成される。この他、制御手段40には、例えば、主電源の投入状況の情報、画像形成動作の有無や状態の情報等の制御に必要な情報が、所要の構成部分から入力(送信)されるようになっている。
また、制御手段40は、画像処理部50に動作上の必要な制御信号を送信する一方で、画像処理部50から静電潜像の画像内容に関する情報を受信するよう構成されている。静電潜像の画像内容に関する情報は、前述したハーフトーン画像を含む第1パターンとハーフトーン画像を含まない第2パターンとのいずれかを識別することができる情報である。さらに、制御手段40は、画像形成装置1による画像形成動作が実行される画像形成工程時になると、図2に示されるように、露光装置23により形成される静電潜像の画像内容が上記第1パターンか上記第2パターンかの違いに応じて、その画像形成工程における除電工程時に使用する除電装置を使い分けるように制御するようになっている。つまり、その画像内容の違いに応じて、第1除電装置26Aと第2除電装置26Bのいずれか一方を使い分けるように制御する。
<除電装置の動作など>
以下、第1除電装置26A及び第2除電装置26Bに関する動作について説明する。
画像形成装置1では、図2に示されるように、制御手段40が、画像形成動作の開始指令を受信すると(ステップ10:ST10)、その画像形成動作において露光装置23の露光により形成される静電潜像の画像内容がハーフトーン画像を含む第1パターンであるか否かを判断する(ST11)。この際、制御手段40は、画像処理部50から画像内容に関する情報を入手して判断する。
ステップ11において画像内容が第1パターンであると判断された場合には、制御手段40が除電工程時に除電装置として第1除電装置26Aを作動するよう除電駆動装置45を制御する(ST12)。しかる後、このときに要求された画像形成動作が画像形成装置1によって開始される(ST13)。この画像形成動作では、転写後の感光ドラム21の除電工程が第1除電装置26Aにより行われる。そして、このときの画像形成動作は、その要求されたすべての内容が終了するまで続行される(ST14)。
第1パターンの画像内容からなる画像の形成が行われる場合は、前の画像形成動作時に文字等のハーフトーン画像以外の画像が形成された感光ドラム21の周面部分に第1パターンにおけるハーフトーン画像が重ねて形成されると、そのハーフトーン画像のなかに前の画像形成動作時に形成されたハーフトーン画像以外の画像が薄く現れる残像現象が発生しやすい傾向がある。
しかし、この画像形成工程では、その除電工程において露光装置23の発光波長に近い波長の光を照射する第1除電装置26Aによる除電が行われる。このため、この除電工程では、第1除電装置26Aによる除電用の光が感光ドラム21の感光層に露光時と同じ程度の深さまで到達するようになるので、感光ドラム21の周面の電荷が除去されて、感光ドラム21の表面電位が平滑な電位にされやすくなる。これにより、ハーフトーン画像を含む第1パターンの画像内容からなる画像を形成する場合にもかかわらず、残像現象の発生が抑制される。
特に画像形成装置1では、露光装置23としてアモルファスシリコンからなる感光体を使用しているため、露光用の光が感光ドラム21の感光層の深くまで到達して露光メモリが残留しやすい傾向にある。しかし、上記発光波長の第1除電装置26Aによる除電を行うことにより、その露光メモリによる表面電位の低下が抑制される。
一方、ステップ11において画像内容が第1パターンでない(つまり第2パターンである)と判断された場合には、制御手段40が除電工程時に除電装置として第2除電装置26Bを作動するよう除電駆動装置45を制御する(ST15)。しかる後、このときに要求された画像形成動作が画像形成装置1によって開始される(ST16)。この画像形成動作では、転写後の感光ドラム21の除電工程が第1除電装置26Aにより行われる。そして、このときの画像形成動作は、その要求されたすべての内容が終了するまで続行される(ST17)。
この第2パターンの画像内容からなる画像の形成が行われる場合は、前の画像形成動作時にハーフトーン画像以外の画像が形成された感光ドラム21の周面部分にハーフトーン画像が重ねて形成されることがないため、残像現象が発生するおそれがない。このため、第1除電装置26Aの発光波長よりも短い波長の光を照射する第2除電装置26Bによる除電工程を行ったとしても、残像現象が発生することが抑制される。
また、一般にLEDは発光累積時間により光量が低下する。そして、この第2パターンの画像内容からなる画像の画像形成工程において第2除電装置26Bによる除電を行った場合は、第1除電装置26Aを使用しないため、その分、第1除電装置26Aの累積発光時間が低減されて、その交換時期の到来が遅くなり、ひいては、その交換周期を延ばすこと(延長化)が可能になる。
このように画像形成装置1では、第1除電装置26Aと第2除電装置26Bを、画像形成工程時に露光装置23の露光により形成される静電潜像の画像内容(特に第1パターンか第2パターンかの違い)に応じて使い分けているため、そのような使い分けをしない場合に比べて、第1除電装置26Aの交換周期を延長化することができるとともに残像現象の発生を抑制することができる。
ちなみに、静電潜像の画像内容(特に第1パターンか第2パターンかの違い)にかかわらず常に第1除電装置26Aによる除電工程を行った場合は、前述したように残像現象の発生を抑制することができるが、第1除電装置26Aの発光累積時間が増加することになるのでその交換時期が早めに到来し、その交換周期の延長化ができなくなる。
また、静電潜像の画像内容(特に第1パターンか第2パターンかの違い)にかかわらず常に第2除電装置26Bによる除電工程を行った場合は、第1除電装置26Aのみによる除電工程を行った場合に比べて除電装置の交換周期が短縮化されるおそれがないものの、ハーフトーン画像を含む第1パターンからなる画像の形成が行われた際には残像現象が発生するおそれがある。
なお、除電装置26A(26B)の発光波長により感光ドラム21の帯電特性に変化が生じ、露光メモリを消失させるための光量を設定した場合、発光波長が露光装置23による露光波長により近い構成の第1除電装置26Aを使用したときの方が、第2除電装置26Bを使用したときよりも帯電装置22におけるグリッドの電圧が高くなる傾向がみられることがある。グリッド電圧が高くなる場合は、一般的に放電ワイヤの汚れにつながるとされている。
この点、画像形成装置1では、第2除電装置26Bを画像内容がハーフトーン画像を含まない第2パターンである場合の画像形成工程時の除電を行うときに使用するため、第2除電装置26Bは第1除電装置26Aよりも露光波長に近くない発光波長を照射するもので足り、これにより帯電装置22として放電ワイヤの汚れの懸念が低いコロナ放電式の帯電器を用いることが可能である。
[実施の形態2]
図4は、実施の形態2に係る画像形成装置の動作内容を示している。
実施の形態2に係る画像形成装置1は、制御手段40が画像形成工程の開始前の準備工程時に第2除電装置26Bを作動させるよう構成することを追加した以外は実施の形態1に係る画像形成装置1と同じ構成からなるものである。
ここで、準備工程とは、主に、画像形成装置1の主電源を投入した後に実行されるウォームアップ動作の工程や、画像形成動作開始の直前に実行される前調整動作の工程や、画像形成動作終了の直後に実行される後調整動作の工程等が挙げられる。また、この準備工程は、残像現象の発生要因が存在しない。このため、この画像形成装置1では、このような準備工程時には第2除電装置26Bによる除電を行うようにしている。図4では、第1除電装置26A又は第2除電装置26Bが作動している時期を斜線で囲んだ部分として示している。その部分がない時期は、いずれの除電装置26A,26Bも作動していないことを示す。
この画像形成装置1では、図4に示されるように、画像形成工程の開始前の準備工程時に、常に第2除電装置26Bによる除電が行われる。また、画像形成工程の実際の画像形成時には、図4に示されるように、実施の形態1の場合と同様、その静電潜像の画像内容に応じて第1除電装置26Aと第2除電装置26Bが使い分けられた除電工程が実行される。
これにより、この画像形成装置1によれば、全体として、残像現象の発生を抑制する必要がない時期に第2除電装置26Bによる除電を可能な限り行うことで第1除電装置26Aの発光累積時間の増加を抑制して第1除電装置26Aの交換周期を延長化することができ、しかも、残像現象が発生しやすい第1パターンの画像内容の画像形成時にだけ第1除電装置26Aによる除電を行って残像現象の発生を抑制することもできる。
[他の実施の形態]
実施の形態1,2では、第1除電装置26Aと第2除電装置26Bのいずれも、その発光源としてLEDを適用した構成例を示したが、所要の発光波長の光が得られるものであれば発光源としては他の種類のものであっても構わない。なお、LEDは、単一波長の光を発生させやすいため、所要の発光波長の光を発する発光源の除電装置を構成しやすい利点がある。
この他、画像形成装置については、記録媒体としてカット用紙に画像を形成する装置であってもよい。感光体としては、実施の形態1で例示したアモルファスシリコンからなる感光体以外の感光材料からなるものであってもよい。
1 …画像形成装置
21…感光ドラム(感光体の一例)
22…帯電装置
23…露光装置
26A…第1除電装置
26B…第2除電装置
40…制御手段

Claims (3)

  1. 感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電装置と、
    前記感光体の前記帯電装置により帯電した部分に画像情報に基づく光を露光して静電潜像を形成する露光装置と、
    前記感光体に光を照射して感光体表面の電荷を除去する第1除電装置と、
    前記感光体に前記第1除電装置とは異なる発光波長の光を照射して感光体表面の電荷を除去する第2除電装置と、
    前記第1除電装置及び第2除電装置を、画像形成工程時に前記露光装置にて形成される静電潜像の画像内容に応じて選択して作動させる制御手段と、
    を備えている画像形成装置。
  2. 前記第1除電装置は、前記第2除電装置よりも前記露光装置の光の波長に近い発光波長の光を照射する除電装置であり、
    前記制御手段は、前記画像内容がハーフトーン画像を含む第1パターンのときに前記第1除電装置を作動させ、前記画像内容がハーフトーン画像を含まない第2パターンのときに前記第2除電装置を作動させる請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、画像形成工程の開始前の準備工程時に前記第2除電装置を作動させる請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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