JP2017183850A - フレキシブルプリント基板構造体、および室内仕切壁 - Google Patents

フレキシブルプリント基板構造体、および室内仕切壁 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂製フィルムの可視光透過型アンテナなどの高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板にて、PIM特性を安定化させる。【解決手段】本発明が適用されるフィルムアンテナ1は、2周波共用アンテナ12aやアンテナGND部12bが形成されるアンテナ部10と、アンテナ部10に対して給電するための同軸ケーブル30が接続される給電基板21と、銀ペースト22が塗布されたアンテナ部10の接点13を給電基板21とともに挟み込み、接点13と給電基板21とを電気的に接続させる押圧部材23とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、フレキシブルプリント基板構造体、および室内仕切壁に関する。
特許文献1では、シート状の平面アンテナにて、一見してもアンテナであることが判らず、かつ、アンテナとしての性能も満足し得る透明アンテナを提供するために、透明乃至は略透明であるシート状基材の面に導電性材料を積層して形成されたアンテナパターンを、孔径400〜500μ、線幅80μ程度の多数の微細透孔によってその開口率を面積比で70〜75%程度に高め、基材の透視性に近い透視性を実現する透明アンテナが提案されている。
実公平7−33452号公報
高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板の一つである樹脂製フィルムの可視光透過型アンテナでは、フィルムの耐熱性が低いことから、例えば半田付けによる給電ができなかった。そのために、接触点に導電性接着剤や導電性両面テープを使用し導通をとる給電構造が一般に採用されていたが、このような給電構造を採用した場合、接触点が不安定な接触となり、PIM(Passive Inter Modulation)特性の劣化があった。
その一方で、近年、異なる2つ以上の周波数で送受信する樹脂製フィルムを用いた可視光透過型アンテナを使用したい、との要求が出てきた。しかしながら、従前の給電構造では好ましいPIM特性を得ることができず、かかる要求に応えることが難しい状況であった。
本発明は、例えば樹脂製フィルムの可視光透過型アンテナに代表される、高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板にて、PIM特性を安定化させることを主たる目的とする。
請求項1に記載の発明は、高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電基板と、前記フレキシブルプリント基板の接点を前記給電基板とともに挟み込み、当該接点と当該給電基板とを押圧して電気的に接続させる押圧部材とを有することを特徴とするフレキシブルプリント基板構造体である。
請求項2に記載の発明は、前記接点と前記給電基板との間に導電性材料を介在させることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント基板構造体である。
請求項3に記載の発明は、前記フレキシブルプリント基板は樹脂製フィルムを用いたアンテナであり、前記給電基板は、前記ケーブルまたは前記コネクタが半田付けにより接続されることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブルプリント基板構造体である。
請求項4に記載の発明は、膜材または板材で形成され室内の空間を仕切る仕切材と、前記仕切材の片面または両面に形成され当該仕切材の何れかの端部に接続されるアンテナと、前記仕切材の前記端部に沿って設けられ、前記アンテナに対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電部とを有することを特徴とする室内仕切壁である。
請求項5に記載の発明は、前記給電部は、前記ケーブルまたは前記コネクタが接続される給電基板と、前記アンテナの接点と当該給電基板とを押圧して電気的に接続させる押圧部材と、を有し、当該接点と当該給電基板との間に導電性材料を介在させて電気的に接続させることを特徴とする請求項4記載の室内仕切壁である。
請求項1の発明によれば、フレキシブルプリント基板と、ケーブルまたはコネクタとの電気的な接続を安定化させることができ、PIM特性の劣化を軽減できる。
請求項2の発明によれば、フレキシブルプリント基板と、ケーブルまたはコネクタとの電気的な接続をさらに安定化させることができる。
請求項3の発明によれば、給電基板に半田付けした場合であっても半田付け工程中に生じる熱が樹脂製フィルムに伝わらず、過熱の問題が生じない。
請求項4の発明によれば、屋内においてアンテナ装置を設置する際に、屋内の景観を損ねることを軽減できる。
請求項5の発明によれば、屋内において、フレキシブルプリント基板と、ケーブルまたはコネクタとの電気的な接続を安定化させたアンテナを提供できる。
本実施形態が適用されるフィルムアンテナの構成を示した図である。 本実施形態が適用されるフィルムアンテナの給電部を説明するための図である。 (a)〜(c)は、第2の実施形態が適用されるフィルムアンテナの構成を示した図である。 第1の実施形態または第2の実施形態のフィルムアンテナを、室内仕切壁の一つとしての垂直防煙壁に適用する実施形態を示した図である。 垂直防煙壁の全体構造を説明するための図である。 垂直防煙壁の接合部を説明するための図である。 垂直防煙壁の他の例を示した図である。 垂直防煙壁の他の例を示した図である。
〔第1の実施形態〕
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態が適用されるフィルムアンテナ1の構成を示した図である。
本実施形態が適用されるフィルムアンテナ1は、フレキシブルプリント基板構造体の一つとして機能している。そして、本実施形態が適用されるフィルムアンテナ1は、高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板の一つであるアンテナ部10と、アンテナ部10に対して給電するための同軸ケーブル30が接続される給電部20とを備えている。アンテナ部10では、例えばPET(Poly Ethylene Terephthalate)樹脂などの光透過性の高い透明な樹脂製素材からなるフィルム11に、光透過性の高い透明導電材を使用したアンテナ12が形成されている。アンテナ12は、例えば800MHz帯と2.1GHz帯との2周波を共用する2周波共用アンテナ12aと、グランド(GND)に接続されるアンテナGND部12bとを備えている。なお、高周波回路としては、アンテナの他、給電回路や分配回路があり、本実施形態のフレキシブルプリント基板構造体としては、これらの回路を有する基板にも適用できる。
図2は、本実施形態が適用されるフィルムアンテナ1の給電部20を説明するための図である。給電部20は、同軸ケーブル30が接続される給電基板21と、給電基板21にアンテナ部10の接点13を押圧する押圧部材23とを有している。また、給電部20には、雄ネジ(ビス)24と雌ネジ(ナット)25とが設けられている。この押圧部材23は、アンテナ部10の接点13を有する領域(フィルム11の一端部(図2では上部)に形成された突出箇所11a)を給電基板21とともに挟み込み、接点13と給電基板21とを、電気的に接続させている。より詳しくは、押圧部材23には複数個の貫通孔が設けられており、雄ネジ(ビス)24と雌ネジ(ナット)25とを用いて押圧して、アンテナ部10の接点13と給電基板21とを電気的に接続させている。
接点13は、フィルム11の突出箇所11aにて、給電基板21と対峙する側の面(図2では突出箇所11aの裏側)に形成されている。アンテナ部10の接点13には、アンテナ12の2周波共用アンテナ12aと導通しているアンテナ接点13aと、アンテナ12のアンテナGND部12bと導通しているGND接点13bとが設けられている。また、フィルム11の突出箇所11aには、雄ネジ(ビス)24が貫通する貫通孔11bが設けられている。この貫通孔11bは、アンテナ接点13aとGND接点13bとの各々の形成箇所に対応して設けられており、図2に示す例では、アンテナ接点13aに対応する位置に1つ、GND接点13bに対応する位置に4つ(アンテナ接点13aの位置を挟んで左右に2つずつ)が設けられている。なお、貫通孔11bの数は上記の数に限定されるものでは無い。アンテナ接点13aやGND接点13bの大きさに合わせればよく、アンテナ接点13aやGND接点13bが小さい場合には最低でも一つ必要だが、大きい場合には3つ以上あってもよい。
給電基板21は、例えば、FR-4(Flame Retardant- 4)やCEM-3(Composite epoxy material-3)などのガラスエポキシ(ガラエポ)素材の基板上であってアンテナ部10の接点13と対峙する面に、例えば銅によってパターンが形成されている。この給電基板21は、中央に給電基板アンテナ給電部21aと、給電基板アンテナ給電部21aの周囲に給電基板アンテナ給電部21aとは絶縁された給電基板GND部21bとが形成されている。より詳しくは、給電基板21の略中央よりも下方側にて、給電基板アンテナ給電部21aがアンテナ接点13aに対峙し、給電基板GND部21bがGND接点13bに対峙している。この給電基板21の略中央よりも下方側には、給電基板アンテナ給電部21aに1つの貫通孔21cと、給電基板GND部21bに左右2つずつの4つの貫通孔21cとが設けられている。貫通孔21cは、フィルム11の貫通孔11bに対応させて設けられている。給電基板21の略中央よりも上方側には、同軸ケーブル30を固定するための領域が確保されている。
図2に示すように、給電基板21の上方側の領域にて、同軸ケーブル30が半田付けされている。より詳しくは、給電基板21上の中央に設けられた給電基板アンテナ給電部21aと同軸ケーブル30の芯線31とが半田41によって接合され、給電基板21上の給電基板GND部21bと同軸ケーブル30の外導体32とが半田42によって接合されている。このように給電基板21に対してあらかじめ同軸ケーブル30を半田付けし、その後押圧してアンテナ部10の接点13と給電基板21とを電気的に接続させることで、半田付けを行なう工程中に半田付け部に与えられる熱がフィルム11に伝わることがない。そのため、フィルム11に対して耐熱性の低い例えば樹脂製フィルムを用いた場合であっても、半田付けに際して発生する熱の影響をフィルム11に与えることがない。
さらに本実施形態では、アンテナ部10におけるフィルム11の突出箇所11aに形成された接点13の、アンテナ接点13aとGND接点13bが形成される箇所に、導電性材料の一つとして、導電性ペーストである銀ペースト22が形成処理されている。銀ペースト22は、フィルム11の突出箇所11aの給電基板21に対峙する側(図2では裏側)の接点13が形成される側に設けられており、銀ペースト配電部22aと、銀ペーストGND部22bとに領域が分かれて塗布されている。銀ペースト22は、例えば印刷により接点13に塗布される。銀ペースト22による塗布が施されることで、接点13と給電基板21との間の導電性を高めることが可能となる。
なお、本実施形態では介在する導電性材料の一例として銀ペースト22をあげているが、銀ペースト22に限らず、導電率が高くペースト状の材料であれば他の材料であってもよい。
〔フィルムアンテナ1の製造方法〕
次に、図1に示すフィルムアンテナ1の製造方法について、図2を用いて説明する。
まず、給電基板21の給電基板アンテナ給電部21aに同軸ケーブル30の芯線31を合わせ、給電基板21の給電基板GND部21bに同軸ケーブル30の外導体32を合わせ、半田41、42によって接合し、給電基板21と同軸ケーブル30とを接続する。
次に、アンテナ部10の接点13にて銀ペースト22による処理が施された部分と、給電基板21の接点との位置を合わせる。より具体的には、銀ペースト配電部22aと給電基板21の給電基板アンテナ給電部21aとを合わせ、銀ペーストGND部22bと給電基板21の給電基板GND部21bとを合わせ、フィルム11の貫通孔11bと給電基板21の貫通孔21cとの位置を合わせる。
その後、フィルム11の接点13が形成されていない側に押圧部材23を配置し、押圧部材23の貫通孔、フィルム11の貫通孔11b、および給電基板21の貫通孔21cに雄ネジ(ビス)24を通す。そして、給電基板21の給電基板アンテナ給電部21aと給電基板GND部21bとが形成されていない側(図2の裏側)から雌ネジ(ナット)25をあてがって雄ネジ(ビス)24を締め付ける。これによって、銀ペースト22が塗布された接点13を、給電基板21と押圧部材23とによって押圧し、アンテナ接点13aと給電基板アンテナ給電部21a、およびGND接点13bと給電基板GND部21bと、を電気的に接続する。
〔フィルムアンテナ1によるPIM特性の改善効果〕
次に、第1の実施形態を採用した際の、相互変調ひずみ(PIM)特性の改善効果について、測定結果を説明する。
ここでは、本実施形態の給電部20を採用しない場合(以下、「対策前」と略す。)と、本実施形態の給電部20を採用した場合(以下、「対策後」と略す。)とで、PIMの測定を行なった。この「対策前」として、接点13のアンテナ接点13aと同軸ケーブル30の芯線31とを導電性接着剤にて接続し、接点13のGND接点13bと同軸ケーブル30の外導体32とを同様に導電性接着剤にて接続している。試作アンテナとしては、800MHz帯と2.1GHz帯との共用アンテナを用いた。
まず、800MHz帯と2.1GHz帯との2波の信号を各1Wで送信したところ、800MHz帯に現われる7次のPIMのレベルが、対策前では「−82dBm」、対策後は「−129dBm」となり、「47dB」の歪成分が改善された。また、2.1GHz帯に現われる19次のPIMのレベルが、対策前では「−110dBm」、対策後は「−135dBm」となり、「25dB」の歪成分が改善された。このように、本実施形態を採用することで、PIM特性が改善され、より安定な状態が得られることが理解できる。
〔第2の実施形態〕
図3(a)〜(c)は、第2の実施形態が適用されるフィルムアンテナ2の構成を示した図である。図3(b)はフィルムアンテナ2を一方向から眺めた図であり、図3(a)は図3(b)を上方から眺め、図3(c)は図3(b)を下方から眺めた図である。フィルムアンテナ2は第1の実施形態であるフィルムアンテナ1に対し、同軸ケーブル30の代わりにコネクタ70が接続されている点で異なる。かかる相違から、第1の実施形態の給電部20に変えて、給電部60が設けられている。なお、第1の実施形態と同様の機能については同様の符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
第2の実施形態が適用されるフィルムアンテナ2も、フレキシブルプリント基板構造体の一つとして機能しており、アンテナ部10に対して給電するためのコネクタ70が接続される給電部60を備えている。
図3(a)〜(c)に示すように、給電部60は、コネクタ70が接続される給電基板61を有し、アンテナ部10の接点13を給電基板61と押圧部材23とで押圧する。また、給電部60には、雄ネジ(ビス)24と雌ネジ(ナット)25とが設けられている。接点13は、フィルム11の突出箇所11aにて、給電基板61と対峙する側の面に形成されている。接点13の構造は、第1の実施形態と同様である。また、押圧部材23、雄ネジ(ビス)24および雌ネジ(ナット)25も第1の実施形態と同様である。
給電基板61は、例えばインピーダンス50Ω程度のマイクロストリップラインで構成され、上面(表面)に給電のための伝送線路61dが設けられ、下面(裏面)に導体が設けられて給電基板アンテナ給電部61aと給電基板GND部61bとを形成している。この下面の導体である給電基板GND部61bと給電基板アンテナ給電部61aとは、絶縁されている。給電基板61の上面にある伝送線路61dと下面にある給電基板アンテナ給電部61aとは、スルーホール61eを介して接続されている。
給電基板61の給電基板アンテナ給電部61aおよび給電基板GND部61bは、図3(a)〜(c)の図示の右側である給電基板61の一端にて、フィルム11の接点13と対峙している。そして、この接点13と対峙する給電基板アンテナ給電部61aおよび給電基板GND部61bには、貫通孔61cがフィルム11の貫通孔(ここでは図示せず)に対応させて設けられている。より詳しくは、給電基板アンテナ給電部61aに1つの貫通孔61cと、給電基板GND部61bに左右2つずつの貫通孔61cとが設けられている。
フィルムアンテナ2に用いられるコネクタ70としては、例えばネジ式のオスコネクタなどを採用することができ、その一端側にネジ部72を有し、外部ケーブル(図示せず)とはネジ部72を介して接続する。また、コネクタ70の他端は、導電板80に接続されている。コネクタ70のネジ部72および導電板80は、GNDラインとして機能している。導電板80は、導通をとる表面や全体が例えば銅などの導電性の高い材料で構成され、図3(a)〜(c)に示す例では、L字型を有している。そして、導電板80は、図3(b)の鉛直方向の立ち上がりでコネクタ70と接続され、L字の内側水平方向にて、給電基板61の給電基板GND部61bに接続されている。導電板80と給電基板GND部61bとは、ネジ81によって固定されている。
コネクタ70からは信号線71が出ており、この信号線71は、給電基板61の上面にある伝送線路61dに対して半田41によって接合されている。給電基板61に対して半田付けによる給電を行った後にアンテナ部10を組み付けることで、フィルム11に対して耐熱性の低い例えば樹脂製フィルムを用いた場合であっても、半田付けに際して発生する熱の影響をフィルム11に与えることがない。
さらに本実施形態では、アンテナ部10におけるフィルム11の突出箇所11aに形成された接点13に、導電性材料の一つである銀ペースト22が形成処理されている。銀ペースト22は、フィルム11の突出箇所11aの給電基板21に対峙する側の接点13が形成される側に、例えば印刷により塗布されている。図3(a)〜(c)では記載を省略しているが、図2を用いて説明した銀ペースト配電部22aと銀ペーストGND部22bと、それぞれ同様な構造に領域が分かれている。給電基板61と押圧部材23とを、雄ネジ(ビス)24と雌ネジ(ナット)25とを用いて押圧し、接点13と給電基板61とを銀ペースト22を介して電気的に接続している。
〔フィルムアンテナ2の製造方法〕
次に、図3(a)〜(c)に示すフィルムアンテナ2の製造方法について説明する。
まず、導電板80とコネクタ70とのGNDを、例えばネジ込みなど、コネクタ70の構造に応じて接合させる。また、導電板80からは絶縁した状態で、コネクタ70の信号線71を導電板80のL字構造の内側に突出させる。その後、導電板80と給電基板61の給電基板GND部61bとを位置合わせした後、給電基板61と導電板80とをネジ81によって固定し、給電基板GND部61bと導電板80とを電気的に接続させる。また、コネクタ70の信号線71と給電基板61の伝送線路61dとを位置合わせして半田付けを行い、半田41によってこれらを電気的に接続する。
次いで、アンテナ部10の接点13にて銀ペースト22による処理が施された部分と、給電基板61の接点と、の位置を合わせる。その後、フィルム11の接点13が形成されていない側に押圧部材23を配置し、雄ネジ(ビス)24と雌ネジ(ナット)25とによって押圧して固定し、アンテナ接点13aと給電基板アンテナ給電部61a、およびGND接点13bと給電基板GND部61bと、を電気的に接続する。
〔室内仕切壁としての応用〕
次に、本実施形態が適用されるフィルムアンテナの応用例について説明する。
図4は、第1の実施形態のフィルムアンテナ1または第2の実施形態のフィルムアンテナ2を、室内仕切壁の一つとしての垂直防煙壁100に適用する実施形態を示した図である。室内仕切壁としては、図4に示す垂直防煙壁100の他に、例えばパーティションの仕切板などに適用することができる。
従前では、屋内系においてアンテナを設置するには、天井設置型や天井埋込み型のアンテナが用いられていた(例えば、特開平9−238012号公報参照)。ここで、複数のアンテナを組み合わせてデータ送受信の帯域を広げる複数入力・複数出力システム(MIMO(multiple-input and multiple-output)システム)では、複数個のアンテナが必要となり、従前の天井設置型や天井埋め込み型のアンテナを使用すると、景観を損ねてしまい、配置の自由度が無くなってしまったり、設置コストが高騰化してしまったりするなど、種々の問題を生じていた。
本実施形態が適用される一発明では、屋内において景観を損ねることなく、設置作業の効率化を図るアンテナ装置を提供することを目的としている。
図4に示す実施形態では、オフィス500内に、火災の際の煙による事故を軽減するための垂直防煙壁100が設けられている。一般に、垂直防煙壁100は、火災で発生する煙を拡散させないために、天井面600から鉛直下方に向けた高さと天井面600に沿った長さとを有して設置される。その一方で、一般に、アンテナの設置環境としては、オフィス500の室内全体にて信号の送受を行なうために室内の高所に置かれることが好ましい。本実施形態によれば、垂直防煙壁100にアンテナ機能を備えさせていることから、煙拡散の機能とともに、景観を損ねず設置コストを低減させてアンテナ機能を提供できる。
図5は、垂直防煙壁100の全体構造を説明するための図である。また図6は、垂直防煙壁100の接合部を説明するための図である。
図5、図6に示す垂直防煙壁100は、膜材または板材で形成され室内の空間を仕切る仕切材として、透過性の比較的高い樹脂製の透明フィルムを用いたフィルムアンテナ110を用いている。フィルムアンテナ110には透明導電材を使用したアンテナ112が形成されている。アンテナ112は、例えば800MHz帯と2.1GHz帯との2周波を共用する2周波共用アンテナ112aと、グランド(GND)に接続されるアンテナGND部(図示せず)とを備えている。図5に示す例では、複数個(例えば4個)のアンテナ112が設けられており、図4に示すように天井面600側から下方に向けて延びている。
仕切材であるフィルムアンテナ110の周囲に端部120があり、図6に示すように、この端部120に沿ってカバー部材121が設けられている。アンテナGND部(図示せず)は、このカバー部材121に隠れる位置にあるフィルムアンテナ110に形成されている。カバー部材121は樹脂材または金属材で形成されるが、カバー部材121とアンテナGND部とは絶縁された構造となっている。
カバー部材121の内部には、図1〜図3にて詳述した給電部20または給電部60と同様な機能、構造を有する給電部130が設けられている。給電部130にはケーブル140が接続され、給電部130を介してケーブル140とアンテナ112とが電気的に接続される。配線構造などは給電部20または給電部60と一部、異なる場合があるが、ほぼ同様な構成を有している。すなわち、ケーブル140と給電部60の給電基板(図示せず)とは、例えば半田付けにより接続されている。また、アンテナ112の接点(図示せず)と給電基板との間に、例えば銀ペーストなどからなる導電性材料(図示せず)を介在させて、押圧部材(図示せず)にて押圧し、アンテナ112の接点と給電基板とが電気的に接続される。その他の詳細な内容は、図1〜図3にて説明したものと同等であり、ここではその説明を省略する。
図7および図8は、垂直防煙壁100の他の例を示した図である。図5、図6に示す垂直防煙壁100と同様なアンテナ112が設けられているが、図7に示す例では複数の偏波に対して対応可能とするものであり、図8に示す例では更に数多くの周波数の帯域に対して対応可能とするものである。より詳しくは、図7に示す例では、偏波のうち電界面が地面に対して垂直である垂直偏波、水平である水平偏波、および偏波面が45度ずれた+45度偏波、−45度偏波、に対応している。また、図8に示す例では、例えば、700MHz帯、800MHz帯、1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯、2.6GHz帯、3.5GHz帯、などの複数の帯域に対して対応可能としている。一般に、垂直防煙壁100は、室内における建造物として、その表面積は比較的広いことから、図7および図8に示すような応用が可能となる。
1…フィルムアンテナ、2…フィルムアンテナ、10…アンテナ部、11…フィルム、12…アンテナ、13…接点、20…給電部、21…給電基板、22…銀ペースト、23…押圧部材、24…雄ネジ(ビス)、25…雌ネジ(ナット)、30…同軸ケーブル、31…芯線、32…外導体、41…半田、42…半田、60…給電部、61…給電基板、70…コネクタ、71…信号線、80…導電板、81…ネジ、100…垂直防煙壁、110…フィルムアンテナ、112…アンテナ、120…端部、130…給電部、140…ケーブル
請求項1に記載の発明は、高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電基板と、前記フレキシブルプリント基板の接点を前記給電基板とともに挟み込み、当該接点と当該給電基板とを押圧して電気的に接続させる押圧部材とを有し、前記フレキシブルプリント基板の前記接点に貫通孔が形成され、前記押圧部材は、前記貫通孔を用いて前記接点と前記給電基板とを押圧することを特徴とするフレキシブルプリント基板構造体である。
請求項2に記載の発明は、他の部分に対して突出する突出箇所を持ち高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板と、前記フレキシブルプリント基板に対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電基板と、前記フレキシブルプリント基板の前記突出箇所に設けた接点を前記給電基板とともに挟み込み、当該接点と当該給電基板とを押圧して電気的に接続させる押圧部材とを有することを特徴とするフレキシブルプリント基板構造体である。
請求項3に記載の発明は、前記接点と前記給電基板との間に導電性材を介在させ、前記フレキシブルプリント基板は樹脂製フィルムを用いたアンテナであり、前記給電基板は、前記ケーブルまたは前記コネクタが半田付けにより接続されることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブルプリント基板構造体である。
請求項4に記載の発明は、膜材または板材で形成され室内の空間を仕切る仕切材と、前記仕切材の片面または両面に形成され当該仕切材の何れかの端部に接続されるアンテナと、前記仕切材の前記端部に沿って設けられ、前記アンテナに対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電部とを有し、前記給電部は、前記ケーブルまたは前記コネクタが接続される給電基板と、前記アンテナの接点と当該給電基板とを押圧して電気的に接続させる押圧部材と、を有し、前記アンテナの前記接点に貫通孔が形成され、前記押圧部材は、前記貫通孔を用いて前記接点を前記給電基板とともに挟み込み、当該接点と当該給電基板とを押圧することを特徴とする室内仕切壁である。
請求項5に記載の発明は、他の部分に対して突出する突出箇所を持ち、膜材または板材で形成され室内の空間を仕切る仕切材と、前記仕切材の片面または両面に形成され当該仕切材の前記突出箇所に接続されるアンテナと、前記仕切材の前記突出箇所に沿って設けられ、前記アンテナに対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電部と
を有することを特徴とする室内仕切壁である。

Claims (5)

  1. 高周波回路が形成されるフレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板に対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電基板と、
    前記フレキシブルプリント基板の接点を前記給電基板とともに挟み込み、当該接点と当該給電基板とを押圧して電気的に接続させる押圧部材と
    を有することを特徴とするフレキシブルプリント基板構造体。
  2. 前記接点と前記給電基板との間に導電性材料を介在させることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント基板構造体。
  3. 前記フレキシブルプリント基板は樹脂製フィルムを用いたアンテナであり、
    前記給電基板は、前記ケーブルまたは前記コネクタが半田付けにより接続されることを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブルプリント基板構造体。
  4. 膜材または板材で形成され室内の空間を仕切る仕切材と、
    前記仕切材の片面または両面に形成され当該仕切材の何れかの端部に接続されるアンテナと、
    前記仕切材の前記端部に沿って設けられ、前記アンテナに対して給電するためのケーブルまたはコネクタが接続される給電部と
    を有することを特徴とする室内仕切壁。
  5. 前記給電部は、前記ケーブルまたは前記コネクタが接続される給電基板と、前記アンテナの接点と当該給電基板とを押圧して電気的に接続させる押圧部材と、を有し、当該接点と当該給電基板との間に導電性材料を介在させて電気的に接続させることを特徴とする請求項4記載の室内仕切壁。
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