JP2017187719A - 光源モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光の軸ズレを補正することができる光源モジュールを提供する。
【解決手段】光源モジュール1は、それぞれ異なる波長の光を出射する複数の光源(青色光源11B、緑色光源11G、および赤色光源11R)と、光源から出射された複数の光を導波する光導波路素子13と、光導波路素子13から出射された光が入射するコリメートレンズ21と、コリメートレンズ21から出射された光が入射するプリズム22とで構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源から出射された複数の光を導波する光導波路素子と、コリメートレンズと、プリズムとを備えた光源モジュールに関する。
従来から、プロジェクタやヘッドマウントディスプレイなどの画像表示装置の光源モジュールとして、青色、緑色、赤色の波長を発光する光源を備え、複数の波長の光を合波して照射する光源モジュールが提案されている。光源モジュールでは、複数の光を合波するために、分岐型光導波路を設けており、光が導波路を通る際に、光損失を生じることが問題とされている。そのため、導波路での光損失を予め想定して、複数の光を所定の比率になるように調整して合波することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−189385号公報
特許文献1に記載の分岐型光導波路は、コアとクラッドとの接合体とされ、コアは複数のコア部に分割され、光源からの光がコア部に取り込まれて合波される。合波される光は、コア部の幾何学的形状によって、所定の比率となるように設定されている。上述した分岐型光導波路では、複数のコア部を合流させて出射光を合波しているため、導波路の径が大きくなっており、光がシングルモードからマルチモードに変化することで、光損失の発生や、ビームスポットの歪みなどが懸念される。また、導波路から出射される光は、異なる色(波長)の光を含んでいるので、導波路以降の光学部品などにおいて、波長の違いに基づく照射方向のズレなどが懸念され、遠方照射する際に各色の発光位置がずれる虞がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、複数の光の軸ズレを補正することができる光源モジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る光源モジュールは、それぞれ異なる波長の光を出射する複数の光源と、前記光源から出射された複数の光を導波する光導波路素子と、前記光導波路素子から出射された光が入射するコリメートレンズと、前記コリメートレンズから出射された光が入射するプリズムとを備えていることを特徴とする。
本発明に係る光源モジュールでは、前記光導波路素子は、光をそれぞれ導波する複数のコアと、前記コアの周囲を囲むクラッドとを備え、前記複数のコアは、互いに離間して形成されており、前記複数のコア同士の中心間距離は、光が入射する入射端面よりも、光が出射する出射端面のほうが小さい構成としてもよい。
本発明に係る光源モジュールでは、前記プリズムから出射する光の少なくとも1組の光軸同士の中心間距離は、前記出射端面でのコア同士の中心間距離よりも小さい構成としてもよい。
本発明に係る光源モジュールでは、前記プリズムは、前記コリメートレンズから出射された光の光軸同士を平行に近づけて出射する構成としてもよい。
本発明に係る光源モジュールでは、前記コリメートレンズから出射された複数の光は、前記プリズムへの入射角度がそれぞれ異なる構成としてもよい。
本発明に係る光源モジュールでは、前記プリズムは、入射する光に対し、波長が長くなるに従って、入射角度が小さくなるように配置されている構成としてもよい。
本発明に係る光源モジュールでは、前記複数の光源は、前記光導波路素子への入射方向に対し、波長の長さの順に並べて配置されている構成としてもよい。
本発明に係る光源モジュールでは、前記光源から出射された光が辿る経路において、前記コリメートレンズと前記プリズムとの間には、何も配置されていない構成としてもよい。
本発明によると、光導波路素子、コリメートレンズ、およびプリズムの順に配置することで、コリメートされた光がプリズムに入射するため、プリズムに対する入射角歪みを抑えることができる。その結果、複数の光の軸ズレを補正することができる。
本発明の第1実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 光導波路素子の構造を模式的に示す斜視図である。 図2に示す光導波路素子の平面図である。 光導波路素子から出射された光の経路を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 本発明の第3実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 本発明の第6実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 本発明の第7実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 本発明の第8実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。 本発明の第9実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る光源モジュールについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
本発明の第1実施形態に係る光源モジュール1は、それぞれ異なる波長の光を出射する複数の光源(青色光源11B、緑色光源11G、および赤色光源11R)と、光源から出射された複数の光を導波する光導波路素子13と、光導波路素子13から出射された光が入射するコリメートレンズ21と、コリメートレンズ21から出射された光が入射するプリズム22とで構成されている。つまり、光源モジュール1は、光源から照射された光が、光導波路素子13、コリメートレンズ21、およびプリズム22の順に通過する構成とされている。なお、以下では説明のため、光の経路に沿って、光源が設けられている側を光入射側と呼び、プリズム22が設けられている側を光出射側と呼ぶことがある。
複数の光源(青色光源11B、緑色光源11G、および赤色光源11R)は、レーザダイオードとされており、それぞれ対応した波長のレーザ光を照射する。具体的に、青色光源11Bは、中心波長が450nm程度とされた青色光Lb(後述する図4参照)を出力する。緑色光源11Gは、中心波長が520nm程度とされた緑色光Lgを出力する。赤色光源11Rは、中心波長が638nm程度とされた赤色光Lrを出力する。つまり、複数の光源は、青色光源11B、緑色光源11G、赤色光源11Rの順に波長が長くなる。なお、複数の光源は、青色光Lb、緑色光Lg、および赤色光Lrだけに限定されず、他の波長を出力する構成としてもよいし、4つ以上の光源を備えていてもよい。
複数の光源から照射された光は、それぞれに対応したレンズを通過して、光導波路素子13の入射端面13aに入射する構成とされている。具体的に、光源モジュール1は、青色光源11Bに対応した青色レンズ12Bと、緑色光源11Gに対応した緑色レンズ12Gと、青色光源11Bに対応した赤色レンズ12Rとを備えている。なお、図1では、青色レンズ12B、緑色レンズ12G、および赤色レンズ12Rをそれぞれ2つずつ備えた構成とされているが、これに限定されず、レンズの数は適宜設定すればよい。
光導波路素子13は、入射端面13aから入射した光を導波し、出射端面13bから出射させる。以下では、入射端面13aと出射端面13bとが対向する方向を長さ方向Sと呼び、入射端面13aに沿って複数の光源が並んでいる方向を幅方向Wと呼ぶ。また、幅方向Wは、長さ方向Sに対し直交する方向とされている。なお、図1では、光導波路素子13を模式的に示しており、光導波路素子13の詳細な構造については、後述する図2および図3を参照して、詳細に説明する。
本実施の形態では、幅方向Wで青色光源11B(図1では左方)、緑色光源11G、および赤色光源11R(図1では右方)の順に並べられており、複数の光源は、入射端面13aに直交する方向で、光を入射させている。つまり、複数の光源は、幅方向Wで波長の長さの順に並べて配置されている。従って、光導波路素子13に対して、複数の光源を波長の順に並べることで、光導波路素子13に複雑な構造を設けることなく、波長の順に並んだ光を出射する構成とすることができる。
コリメートレンズ21は、光導波路素子13の出射端面13b(特に、コア)に面する位置に設けられ、入射した光をコリメート(略平行光にする)して出射させる。コリメートレンズ21は、光導波路素子13から出た光の広がり角を抑えており、非球面レンズ、球面レンズ、およびアクロマティックレンズなどとされている。プリズム22は、コリメートレンズ21の光出射側に設けられており、例えば、ガラスや水晶などで形成され、入射した光を、入射角度に応じて屈折させて出射させる。ここで、非球面レンズおよび球面レンズを用いた際には、赤色光Lrのスポット径が小さくなるなど、波長によってスポット径に差が出ることがあるが、アクロマティックレンズを用いた場合には、略同じスポット径の光を照射することができる。なお、コリメートレンズ21およびプリズム22を通る光の経路については、後述する図4を参照して、詳細に説明する。
図2は、光導波路素子の構造を模式的に示す斜視図であって、図3は、図2に示す光導波路素子の平面図である。
光導波路素子13は、基板15と、光をそれぞれ導波する複数のコア(青色コア16B、緑色コア16G、および赤色コア16R)と、コアの周囲を囲むクラッド17とを備えている。
基板15は、略平板状とされ、石英ガラスやシリコンなどで形成されている。クラッド17は、基板15の上に形成されており、クラッド17の中にコアが埋め込まれるように形成されている。
コアは、クラッド17よりも屈折率が高い材質で形成されており、入射端面13aから出射端面13bまで延伸されている。青色コア16B、緑色コア16G、および赤色コア16Rは、互いに接触せず、離間して形成されており、入射端面13aでの互いの中心間距離(第1中心間距離Da)よりも、出射端面13bでの互いの中心間距離(第2中心間距離Db)のほうが小さくされている。複数のコアは、複数の光源に応じた配置とされており、本実施の形態では、幅方向Wで青色コア16B、緑色コア16G、および赤色コア16Rの順に並べられている。緑色コア16Gは、光導波路素子13の幅方向Wの略中央に設けられており、長さ方向Sに沿って直線状に延伸されている。青色コア16Bおよび赤色コア16Rは、入射端面13aの近傍の領域で直線状に延伸されており、途中の領域で長さ方向Sに対して傾斜し、徐々に緑色コア16Gに近づくように形成されている。また、青色コア16Bおよび赤色コア16Rは、出射端面13bの近傍で、長さ方向Sに沿った直線状の領域が設けられている。コアは、高次モードを発生させない程度の幅とされており、本実施の形態では2μmとされている。なお、コアの幅を、それぞれ異ならせて、コア間での光の遷移を防ぐようにしてもよい。また、図1や後述する図5ないし図12は、模式的な図面とされ、コアを単なる直線で示したり、出射端面13bの近傍でコア同士が接するように示したりしているが、実際には、所定の幅を有するコアとされ、コア同士が離間するように形成されている。
コアおよびクラッド17は、SiO2、B23、P25等を主成分とした無機系のガラス材料や、ポリマーなどの有機系材料が用いられ、通信帯域によってSi等が使用される場合がある。コアの屈折率をクラッド17より高くするためには、各材料の組成および/または組成比の変更、ドーパントの添加等で材料を選択すればよい。
コアおよびクラッド17の成膜方法としては、例えば、化学気相成長法やスパッタリング法、火炎堆積法などを用いればよく、以下では、従来から知られているガラス導波路の作成方法を説明する。先ず、石英ガラスやシリコンなどを基板15として使用し、基板15上に下部のクラッド17となるガラス膜を膜厚10μm程度製膜する。次に、コアとなるコアガラス膜を膜厚2μm程度製膜する。その後、コアガラス膜の不要な部分をフォトリソグラフィおよびドライエッチングによって除去し、複数の光導波路を積層方向に対し垂直な同一平面内に形成する。そして、上部のクラッド17となるガラス膜を膜厚10μm程度製膜し、熱処理を施して、コアおよびクラッド17のガラス透明化を行う。さらに、基板15と併せてコアおよびクラッド17を所定の寸法にダイシングして、光導波路素子13が形成される。
上述したように、光導波路素子13は、複数のコア同士の中心間距離が、光が入射する入射端面13aよりも、光が出射する出射端面13bのほうが小さく形成されている。従って、コアを離間して形成することで光のシングルモードが維持され、出射側でのコアの中心間距離を小さくすることで、複数の光の光軸を近づけて出射することができる。
図4は、光導波路素子から出射された光の経路を示す説明図である。なお、図4は、図面の見易さを考慮して、光と光学部材との位置関係を模式的に示しており、光の照射方向や角度の違いが明確になるように、実際の構造よりも強調して示している。
図4は、図1における光導波路素子13の出射端面13bより光出射側を拡大して示している。本実施の形態において、プリズム22は、三角形状とされており、本実施の形態において、光が入射するプリズム入射面22aと、光が出射するプリズム出射面22bとのなす角度(プリズム角β)は、約22度とされている。また、コリメートレンズ21(光導波路素子13)に面するプリズム入射面22aは、出射端面13bに対し傾斜して配置されている。具体的に、プリズム入射面22aは、赤色コア16Rが設けられている側(図4では、右側)よりも、青色コア16Bが設けられている側(図4では、左側)のほうが、コリメートレンズ21に近くなるように配置されており、本実施の形態において、プリズム入射面22aが幅方向Wに対し傾斜した角度(プリズム傾斜角α)は、約39度とされている。なお、図4に示す構造は一例であって、光源の種類や波長などに応じて、プリズム22の位置や角度などを適宜調整すればよい。
図4に示す青色光Lb、緑色光Lg、および赤色光Lrは、図面の見易さを考慮して、光軸だけを二点鎖線で示しているが、出射端面13bからは、長さ方向Sに沿って扇状に広がるように出射され、コリメートレンズ21を経ることで、所定の幅とされた平行光となる。また、青色光Lb、緑色光Lg、および赤色光Lrは、コリメートレンズ21によって、互いの光軸が近づくように屈折させて出射され、それぞれ異なる入射角度で、プリズム22に入射する。本実施の形態において、緑色光Lgは、長さ方向Sと平行な角度でコリメートレンズ21から出射される。青色光Lbは、長さ方向Sに対して傾斜した角度(青色屈折角θL1)でコリメートレンズ21から出射される。赤色光Lrは、長さ方向Sに対して傾斜した角度(赤色屈折角θL2)でコリメートレンズ21から出射される。具体的に、光の入射角度を比較すると、青色光Lbのプリズム入射面22aへの入射角度(青色入射角θb)が最も大きく、次に、緑色光Lgのプリズム入射面22aへの入射角度(緑色入射角θg)が大きく、赤色光Lrのプリズム入射面22aへの入射角度(赤色入射角θr)が最も小さい。つまり、プリズム22は、入射する光に対し、波長が長くなるに従って、入射角度が小さくなるように配置されている。
プリズム22は、光の波長に応じて、入射する光への屈折率が異なる構成とされており、本実施の形態では、波長が長くなるに従って、屈折率が小さくなっている。その結果、プリズム入射面22aに対し異なる入射角度で入射した光は、プリズム出射面22bから略同じ角度で出射される。本実施の形態において、プリズム出射面22bからは、長さ方向Sに対して傾斜させて光が出射されており、プリズム出射面22bから出射される光が長さ方向Sに対して傾斜した角度(出射側傾斜角φ)は、約13.3度とされている。上述したように、プリズム22は、コリメートレンズ21から出射された光の光軸同士を平行に近づけて出射する構成とされている。従って、入射角度が異なる光をプリズム22によって平行に近づけることで、光の位置ズレを低減しており、遠方照射した際の各色の発光位置が重なるように補正される。また、波長に応じて入射角度を決定することで、屈折率が一様に変化するプリズム22を用いることができる。
また、コリメートレンズ21およびプリズム22によって、出射端面13bから出射された光の光軸同士を近づけて出射されており、プリズム22から出射される光の光軸同士の中心間距離(第3中心間距離Dc)は、第2中心間距離Dbよりも小さくなっている。このように、プリズム22から出射する複数の光をさらに近づけることで、光の軸ズレを抑制することができる。
次に、図4に示す構造において、青色入射角θb、緑色入射角θg、赤色入射角θr、および出射側傾斜角φを示す数式について説明する。なお、以下の数式において、「R」は、コリメートレンズ21の曲率半径を示し、「nL(λR)」は、赤色光Lrに対するコリメートレンズ21の屈折率を示し、「nL(λB)」は、青色光Lbに対するコリメートレンズ21の屈折率を示し、「nP」は、プリズム22の屈折率を示している。
青色入射角θbは、「θb=α+sin-1{nL(λB)−1}×Db/R」との数式で表される。緑色入射角θgは、「θg=α」との数式で表される。赤色入射角θrは、「θr=α+sin-1{nL(λR)−1}×Db/R」との数式で表される。なお、本実施の形態では、出射端面13bにおける、青色コア16Bから緑色コア16Gまでの中心間距離(第2中心間距離Db)と、赤色コア16Rから緑色コア16Gまでの中心間距離とが略同じとされているが、両者が異なる場合、赤色コア16Rから緑色コア16Gまでの中心間距離を「Db」として、赤色入射角θrを算出すればよい。
出射側傾斜角φは、「φ=sin-1(sinθ−nPsinβ)−β+α」との数式で表される。上述した数式において、「θ」には、「θb」、「θg」、および「θr」のいずれかを適用する事で、青色光Lb、緑色光Lg、および赤色光Lrの出射側傾斜角φを算出することができる。
本実施の形態のように、遠方のスクリーンに光を照射する際には、コリメートレンズ21からプリズム22までの距離と、プリズム22内での光の距離を近似することができる。したがって、上述した数式を用いて、光のそれぞれの角度を求めることができ、遠方のスポットの距離を考慮すると、スポットが重なる点を把握することができる。
本実施の形態では、光導波路素子13、コリメートレンズ21、およびプリズム22の順に配置することで、コリメートされた光がプリズム22に入射するため、プリズム22に対する入射角歪みを抑えることができる。その結果、複数の光の軸ズレを補正することができる。また、光源から出射された光が辿る経路において、コリメートレンズ21とプリズム22との間には、何も配置されていないことが望ましい。つまり、コリメートレンズ21とプリズム22との間には、レンズやミラーといった光学部材を設けない構成とすればよい。
以下、本発明の第2実施形態ないし第9実施形態に係る光源モジュールについて、図面を参照して説明する。なお、第2実施形態ないし第9実施形態は、第1実施形態に対して、略同様の構成とされているので、第1実施形態と機能が実質的に等しい構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、光導波路素子13の構造が異なっている。具体的に、第2実施形態において、光導波路素子13は、長さ方向Sでの長さが短く形成されており、第1実施形態と比較して、出射端面13b側の領域が抽出された構造とされている。従って、青色コア16Bおよび赤色コア16Rは、入射端面13aの近傍の領域で長さ方向Sに対して傾斜し、徐々に緑色コア16Gに近づくように形成されている。それに伴って、光源およびレンズ(特に、青色光源11B、青色レンズ12B、赤色光源11R、および赤色レンズ12R)は、長さ方向Sに対して傾斜した方向で光を入射端面13aに入射させる構造とされている。このように、光導波路素子13の長さを短くすることで、光源モジュール1のサイズを低減でき、微小サイズのプロジェクタへ応用することができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第3実施形態は、第1実施形態に対して、さらに、反射板23を設けた点で異なる。反射板23は、プリズム22の光出射側に設けられ、プリズム22から出射した光を設定された方向へ反射させる。本実施の形態において、反射板23は、光源が並べられた方向(幅方向W)と平行な方向へ、光を反射している。すなわち、プリズム22を介することで傾いた光の出射角度を、反射板23によって補正し、光が出射される方向を自在に設計することができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第4実施形態は、第1実施形態に対して、さらに、アパーチャ24を設けた点で異なる。アパーチャ24は、プリズム22の光出射側に設けられ、プリズム22から出射した光を設定されたスポット径に整形する。具体的に、アパーチャ24には、開口部24aが設けられており、開口部24aを通って光が出射され、開口部24a以外の部分に照射された光を遮る。したがって、アパーチャ24を設けることで、青色光Lb、緑色光Lg、および赤色光Lrのスポット径を揃えることができる。また、コアの曲線部を導波する際に生じた漏れ光や、光学部材(例えば、プリズム22およびコリメートレンズ21)との界面で散乱した光などの迷光を除去することで、出力への干渉を防ぐことができる。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第5実施形態は、第1実施形態に対して、光導波路素子13に吸収体18が設けられている点で異なる。吸収体18は、光導波路素子13の表面を覆うように形成されており、光導波路素子13から発生した漏れ光を吸収する。吸収体18は、アルミニウム膜やSi等を材料として用いており、蒸着などによって形成される。なお、出射端面13bでは、コアから出射される光が吸収されないように、コア近傍は露出されているのが望ましく、保護膜などを設けて蒸着を行えばよい。また、入射端面13aでも、出射端面13bと同様のことから、吸収体18で覆われないことが望ましい。
(第6実施形態)
図9は、本発明の第6実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第6実施形態は、第1実施形態に対して、吸収板25が設けられている点で異なる。吸収板25は、光導波路素子13の光出射側に設けられ、吸収体18と同様に、光導波路素子13から発生した漏れ光を吸収する。具体的に、吸収板25は、出射端面13bに沿って設けられ、光が通る領域を開口させている。
(第7実施形態)
図10は、本発明の第7実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第7実施形態は、第1実施形態に対して、光導波路素子13のコアの形状が異なっている。第1実施形態では、緑色コア16Gが長さ方向Sに沿って直線状に延伸されているのに対して、第7実施形態では、赤色コア16Rが長さ方向Sに沿って直線状に延伸されている。そして、青色コア16Bおよび緑色コア16Gは、長さ方向Sに対して傾斜し、光出射側に向かうに従って、徐々に赤色コア16Rに近づくように形成されている。本実施の形態では、赤色コア16Rが直線状に形成されていることから、光導波路素子13において、幅方向Wで赤色コア16R側の側面(図10では、右側)に寄った位置から光が出射される。
通常、赤色光Lrは、コアの形状によって迷光を生じるなどの影響を受けやすく、青色光Lbおよび緑色光Lgと比べて、曲げ半径(曲線部)に対する耐性が小さい。そのため、赤色コア16Rが直線状とされていれば、赤色光Lrの導波路での光損失を低減することができる。
(第8実施形態)
図11は、本発明の第8実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第8実施形態は、第7実施形態と同様に、第1実施形態に対して、光導波路素子13のコアの形状が異なっている。第7実施形態では、赤色コア16Rが直線状とされていたが、第8実施形態では、赤色コア16Rが若干曲げられている。具体的に、本実施の形態において、赤色コア16Rは、長さ方向Sに対して、僅かに傾斜しながら、入射端面13aから出射端面13bに向かって延伸されている。青色コア16Bおよび緑色コア16Gは、第7実施形態と同様に、徐々に赤色コア16Rに近づくように傾斜している。その結果、本実施の形態では、第7実施形態よりも、幅方向Wの中央に近い位置から光が出射される。
本実施の形態では、第7実施形態よりも、青色コア16Bおよび緑色コア16Gの曲げ半径が緩やかにされているので、青色光Lbおよび緑色光Lgの光損失が低減され、光導波路素子13全体での光伝搬効率を向上させることができる。
(第9実施形態)
図12は、本発明の第9実施形態に係る光源モジュールを示す概略構成図である。
第9実施形態は、第1実施形態に対して、光導波路素子13に屈折部19が設けられている点で異なる。本実施の形態において、コア(特に、青色コア16Bおよび赤色コア16R)は、第1実施形態と比較すると、曲げ半径が急峻にされている。屈折部19は、コアが設けられている部分のうち、曲線となっている領域に設けられ、周囲よりも屈折率が高く形成されている。つまり、曲げ半径を急峻にしたことで漏れ光が発生しやすくなるが、屈折部19によって屈折率差を部分的に上げることで、全反射率を上げて漏れ光の発生を抑えている。従って、コアの設計の自由度が向上するため、光源モジュール1のサイズの低減に有効となる。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 光源モジュール
11B 青色光源(光源の一例)
11G 緑色光源(光源の一例)
11R 赤色光源(光源の一例)
12B 青色レンズ
12G 緑色レンズ
12R 赤色レンズ
13 光導波路素子
13a 入射端面
13b 出射端面
16B 青色コア(コアの一例)
16G 緑色コア(コアの一例)
16R 赤色コア(コアの一例)
17 クラッド
21 コリメートレンズ
22 プリズム
22a プリズム入射面
22b プリズム出射面
Da 第1中心間距離
Db 第2中心間距離
Dc 第3中心間距離
Lb 青色光(光の一例)
Lg 緑色光(光の一例)
Lr 赤色光(光の一例)
S 長さ方向
W 幅方向

Claims (8)

  1. それぞれ異なる波長の光を出射する複数の光源と、
    前記光源から出射された複数の光を導波する光導波路素子と、
    前記光導波路素子から出射された光が入射するコリメートレンズと、
    前記コリメートレンズから出射された光が入射するプリズムとを備えていること
    を特徴とする光源モジュール。
  2. 請求項1に記載の光源モジュールであって、
    前記光導波路素子は、光をそれぞれ導波する複数のコアと、前記コアの周囲を囲むクラッドとを備え、
    前記複数のコアは、互いに離間して形成されており、
    前記複数のコア同士の中心間距離は、光が入射する入射端面よりも、光が出射する出射端面のほうが小さいこと
    を特徴とする光源モジュール。
  3. 請求項2に記載の光源モジュールであって、
    前記プリズムから出射する光の少なくとも1組の光軸同士の中心間距離は、前記出射端面でのコア同士の中心間距離よりも小さいこと
    を特徴とする光源モジュール。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の光源モジュールであって、
    前記プリズムは、前記コリメートレンズから出射された光の光軸同士を平行に近づけて出射する構成とされていること
    を特徴とする光源モジュール。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の光源モジュールであって、
    前記コリメートレンズから出射された複数の光は、前記プリズムへの入射角度がそれぞれ異なること
    を特徴とする光源モジュール。
  6. 請求項5に記載の光源モジュールであって、
    前記プリズムは、入射する光に対し、波長が長くなるに従って、入射角度が小さくなるように配置されていること
    を特徴とする光源モジュール。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の光源モジュールであって、
    前記複数の光源は、前記光導波路素子への入射方向に対し、波長の長さの順に並べて配置されていること
    を特徴とする光源モジュール。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の光源モジュールであって、
    前記光源から出射された光が辿る経路において、前記コリメートレンズと前記プリズムとの間には、何も配置されていないこと
    を特徴とする光源モジュール。
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