JP2017189191A - 留め具、留め具を用いた装身具及び留め具の製造方法 - Google Patents

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【課題】 装身具の留め具を簡易な手段で製作できるような構造とすることである。【解決手段】 本発明のピアスキャッチ1は、一端に底壁3を有する筒状の本体2と、この本体2の内部空間4に収納されるシリコンゴム体5と、前記本体2の他端に折り曲げ形成される留め爪6と、を備え、前記本体2の底壁3及びシリコンゴム体5には同一線上に挿通孔7,8が設けられている。【選択図】 図3

Description

本発明は、ピアス、イヤリング、ネックレスなど装身具の留め具、留め具を用いた装身具及び留め具の製造方法に関するものである。
従来のピアスキャッチとして、例えば特許文献1に記載されたもの知られている。このピアスキャッチは、筒状のキャッチ本体と、ピアス本体のピンの直径よりも小径のピン挿通孔を有するシリコンゴムとを備え、前記キャッチ本体の中空部にシリコンゴムをきつめに収納した後、キャッチ本体の周壁部に蓋体を固着したものである。
特開2004−329443号公報
しかしながら、上記従来のピアスキャッチにあっては、キャッチ本体の蓋部が別体で構成されていたためにコスト高になっていた他、キャッチ本体の中空部にシリコンゴムをきつめに収納した後に、前記蓋体を被せてキャッチ本体の周壁部に固着しなければならず、その固着作業が面倒なものとなっていた。特にピアスキャッチはそれ自体が小さいために、シリコンゴムのピン挿通孔と蓋体に設けたピン挿入孔との位置を合わせながらシリコンゴムを押し付け、蓋体の周囲をキャッチ本体の周壁部に固着するのは手間の掛かる作業となっていた。
そこで、本発明の目的は、装身具の留め具を簡易な構造とすることでコストを下げることである。また、本発明の他の目的は、この留め具を利用することで、装身具の着せ替えを容易に行えることである。さらに、本発明の他の目的は、装身具の留め具を簡易な手段により製作することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る留め具は、一端に底壁を有する筒状の本体と、この本体の内部空間に収納される弾性体と、前記本体の他端に折り曲げ形成されて前記内部空間を塞ぐ留め爪とを備え、前記本体の底壁及び弾性体には同一線上に挿通孔が設けられている。
また、本発明に係る装身具は、前記留め具に装飾体が取付けられた装身具本体と、前記留め具に着脱可能に挿入されるピンが突出された装着部とを備えている。
さらに、本発明に係る留め具の製造方法は、一端に底壁を有する本体の他端開口から本体の内部空間に弾性体を収納し、本体の他端開口の周縁部を内側に折り曲げて前記内部空間を塞ぐ留め爪を形成する。
本発明に係る留め具によれば、本体の他端に折り曲げ形成される留め爪を設けたので、留め具の構造がシンプルとなり、コストを抑えられる他、簡易な手段で製作できるようになった。
また、本発明に係る装身具によれば、装身具本体の留め具に装着部のピンを着脱可能に挿入する構成となっているので、複数の装身具本体を用意することで、簡易に着せ替えることができる。
さらに、本発明に係る留め具の製造方法によれば、本体の内部空間に弾性体を収納した後、本体の他端開口の周縁部を内側に折り曲げるだけで留め爪が形成され内部空間を塞ぐことができる。
第1実施形態に係るピアスキャッチを平面側から見た斜視図である。 第1実施形態に係るピアスキャッチを底面側から見た斜視図である。 第1実施形態に係るピアスキャッチの断面図である。 前記ピアスキャッチにピアス本体を挿入させたときの断面図である。 留め爪を折曲げ形成する前のピアスキャッチの本体を示す斜視図である。 前記ピアスキャッチの製作過程を示す断面図である。 前記ピアスキャッチを利用した着せ替え用イヤリングの一例を示す正面図である。 前記ピアスキャッチを利用した着せ替え用イヤリングの他の例を示す正面図である。 第2実施形態に係るピアスキャッチを平面側から見た斜視図である。 第2実施形態に係るピアスキャッチを底面側から見た斜視図である。 第2実施形態に係るピアスキャッチの断面図である。 第3実施形態に係るピアスキャッチを平面側から見た斜視図である。 第3実施形態に係るピアスキャッチを底面側から見た斜視図である。 第3実施形態に係るピアスキャッチの製作過程を示す断面図である。 本発明に係る留め具をネックレスの一部に使用した例を示すネックレスの部分図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明に係る留め具を詳細に説明する。図1乃至図5には第1実施形態に係る留め具としてピアスキャッチ1が示されている。このピアスキャッチ1は、一端に底壁3を有する円筒状の本体2と、この本体2の内部空間4に収納されるシリコンゴム体5と、本体2の他端に折り曲げ形成される留め爪6とを備えている。前記底壁3は、鋳造によって製造される貴金属製の本体2と一体に成形され、その外表面が底壁3の中心に向かってすり鉢状のテーパ面を形成している。また、テーパ面の中心には、図4に示したように、ピアス本体16から突出するピン17が挿入される挿通孔7が設けられている。
前記本体2は、前記一端の底壁3から他端の留め爪6に向かってやや先細りとなるテーパ状の外周面2aを有している。また、本体2の内部には寸胴形状の内周面2bによって形成される前記内部空間4を有しており、この内部空間4とほぼ同じ外形寸法を有する円柱状のシリコンゴム体5が収納されている。このシリコンゴム体5は、その中心部に前記ピアス本体16のピン17の径よりやや小さめの挿通孔8を有しており、挿通孔8を押し広げながら挿通させたピン17を弾性的に締め付けることで、ピン17の抜け落ちを防止している。前記シリコンゴム体5の挿通孔8は、本体2の内部空間4にシリコンゴム体5を収納した時に、前記底壁3に設けられた挿通孔7と同一線上に設けられている。なお、シリコンゴム体5と同様の弾性作用を有する弾性体であれば、シリコンゴム体5の代わりに本体2の内部空間4に収納することができる。
一方、本体2の他端に折り曲げ形成される留め爪6は、図2及び図3に示したように、外表面が曲面形状となるように折り曲げられ、その中心部に円形の開口9が設けられると共に前記本体2の内部空間4に収納されたシリコンゴム体5の片側端面5aとの間には空隙部10が設けられる。この空隙部10は図4に示したように、シリコンゴム体5の挿通孔8にピアス本体16のピン17を押し込んだ時に、シリコンゴム体5の変形によって片側端面5a側にできた膨出部5bを空隙部10に逃すことによって、膨出部5bが留め爪6の開口9から飛び出てしまうのを有効に防いでいる。
前記留め爪6は、図5に示したように、鋳造によってできた本体2の開口端部11を内側に折り曲げることによって形成されるが、この実施形態では開口端部11の周縁に沿って等間隔の3か所にV字形状のスリット12が設けられ、また隣接するスリット12間では前記周縁の端面13が湾曲状に形成されている。これらのスリット12はそれぞれがV字状に形成されており、前記開口端部11を内側に折り曲げて留め爪6を形成する際に開口端部11を折れ曲がり易くしている。また、各スリット12間の端面13を湾曲状に形成したことで、図2に示したように開口端部11を折り曲げた時には各スリット12が閉じて湾曲状の端面13同士が繋がり、留め爪6の中心に円形の開口9を形成することになる。
次に、上記構成からなるピアスキャッチ1の製造方法について説明する。先ず、図6(a)に示したように、鋳造した本体2の開口端部11側から内部空間4にシリコンゴム体5を挿入する。前記内部空間4にシリコンゴム体5を収納した後、図5(b)に示したように、ポンチ18を用いて本体2の開口端部11を軽く。ポンチ18は先端に凹面形状の曲面受部19とその周囲に爪部20とを有しており、本体2の開口端部11を爪部20で軽く叩いて内側に折り曲げ、凹面形状の曲面受部19に沿わせることで外表面が曲面形状の留め爪6を形成することができる。このように、留め爪6を曲面形状に形成することで、図5(c)に示したように、留め爪6とシリコンゴム体5との間に空隙部10が形成される。
このように、上記ピアスキャッチ1は鋳造された本体2の開口端部11を折り曲げて留め爪6とするだけの極めて簡易な構造であるため、コスト的にも抑えられると共に製作が容易である。また、シリコンゴム体5は本体2の内部空間4にきつめに収納されてはいないので、ピアス本体16のピン17をシリコンゴム体5に挿通させた際にシリコンゴム体5の一部が変形して本体2の開口9から飛び出すようなことがない。
本発明の留め具は、上記実施形態におけるピアスキャッチ1の他に、装身具の着せ替え用の留め具としても利用することができる。装身具の着せ替えとは、例えば、図7に示したイヤリング21の例では、装身具本体22と耳たぶなどに装着される止着部23とを別体で設け、一つの止着部23に対して様々なデザインからなる複数の装身具本体22を用意し、装身具本体22のみを取り替えられるようにした装身具である。この場合、装身具本体22は宝玉などの装飾体25に上記留め具1を一体に組み合わせたものである。一方、止着部23からはピン24を突出させておく。なお、このピン24は装身具本体22の留め具1に挿入された際に留め具1の先端から飛び出さない長さに短く調整されていると共に、ピン24を短くしたことによってシリコンゴム体5による保持が不十分となるのを防ぐために、先端側が太く基端側が細くなるように、外周面にテーパが付けられている。このようなピン24をシリコンゴム体5に挿入することで、ピンの先端部側をシリコンゴム体5にきつく嵌め込むことができるので、装身具本体22の脱落を効果的に防止することができる。なお、図8に示したように、イヤリング21’の止着部23’に設けられるピン24’の突出方向を上向きにして、上方側から装身具本体22’を着脱することもできる。このように、装身具の着せ替えは、装身具本体のデザインなどに応じて自由に選択することができ、さらにイヤリングに限られることなく、指輪やネックレス、その他の装身具でも幅広く応用することができる。
図9乃至図11には本発明に係る留め金具の第2実施形態が示されている。この実施形態に係る留め具は、第1実施形態と同様、ピアスキャッチ31に適用したものであり、一端に底壁33を有する本体32と、この本体32の内部空間34に収納される第1実施形態と同様のシリコンゴム体5と、シリコンゴム体5を内部空間34に収納した状態で本体32の他端に折り曲げ形成される留め爪36とを備えている。この留め爪36は曲面形状をしており、中心部に開口39を有すると共にシリコンゴム体5との間に空隙部10を設けている。また、前記底壁33の外表面には第1実施形態と同様のテーパ面が形成されており、その中心に挿通孔37が設けられている。この実施形態に係るピアスキャッチ31は、本体32の外周面32aが留め爪36から底壁33に向かってラッパ状に広がった形状となっている以外は、第1実施形態におけるピアスキャッチ1とは構成及び作用効果がほぼ同じであるので、製造方法などの説明は省略する。この実施形態に係るピアスキャッチ31は、取り扱う際には本体32の外周面32aを指先で摘まみ易いといったメリットがある。
図12乃至図14には本発明に係る留め具の第3実施形態が示されている。この実施形態に係る留め具は、第1実施形態と同様、ピアスキャッチ41に適用したものであり、一端に底壁43を有する本体42と、この本体42の内部空間44に収納される第1実施形態と同様のシリコンゴム体5と、シリコンゴム体5を内部空間44に収納した状態で本体42の他端に折り曲げ形成される留め爪46とを備えているが、留め爪46でシリコンゴム体5の片側端面5aを押えている点が第1実施形態とは異なっている。
すなわち、この実施形態に係るピアスキャッチ41は、図14(a)に示したように、本体42を鋳造した段階では本体42の開口端部47が薄肉状に形成されており、ポンチを用いて本体42の開口端部47を叩いた時に、開口端部47がシリコンゴム体5の片側端面5aに沿ってほぼ直角に折れ曲がり、図14(b)に示したように、内側に折り曲げられた留め爪46でシリコンゴム体5の片側端面5aに押え込む。なお、この実施形態では本体42の開口端部47に第1実施形態におけるようなスリットを設けていない。このように、この実施形態では本体42の内部空間44に収納されたシリコンゴム体5は、本体42の底壁43と留め爪46とによってしっかりと押え込まれた状態となる。
図15には本発明に係る留め具の一応用例が示されている。この応用例はネックレスのチェーン60に挿通される装飾体50のストッパとして留め具51を利用したものである。前記装飾体50と留め具51とを一体に組み付け、留め具51のシリコンゴム体5に設けられた挿通孔8にチェーン60を通したものである。ここに示された留め具51は、本体52の両側に曲面形状の留め爪56a,56bが設けられて左右対称形となっている。シリコンゴム体5の弾性作用によりチェーン60の適宜の位置で留め具51を保持することができ、装飾体50を常に胸の中心で下げられる。
1,31,41 ピアスキャッチ(留め具)
2,32,42,52 本体
2a,32a 外周面
2b 内周面
3,33,43 底壁
4,34,44 内部空間
5 シリコンゴム体
5a 片側端面
5b 膨出部
6,36,46,56a,56b 留め爪
7,37 挿通孔
8,38 挿通孔
9,39 開口
10 空隙部
11,47 開口端部
12 スリット
13 端面
16 ピアス本体
17,24,24’ ピン
18 ポンチ
19 曲面受部
20 爪部
21,21’ イヤリング
22,22’ 装身具本体
23,23’ 止着部(装着部)
25,50 装飾体
51 留め具
60 チェーン

Claims (13)

  1. 一端に底壁を有する筒状の本体と、この本体の内部空間に収納される弾性体と、前記本体の他端に折り曲げ形成される留め爪と、を備え、
    前記本体の底壁及び弾性体には同一線上に挿通孔が設けられている留め具。
  2. 前記弾性体は、前記本体の内部空間にほぼ対応する形状のシリコンゴム体である請求項1に記載の留め具。
  3. 前記留め爪は曲面形状の外表面を有し、その外表面の中心に前記挿通孔と同一線上の開口が設けられる請求項1に記載の留め具。
  4. 前記留め爪と弾性体との間に空隙部が設けられる請求項1乃至3のいずれかに記載の留め具。
  5. 前記底壁はその外表面が底壁の中心に設けられた前記挿通孔に向かってテーパ面を形成している請求項1に記載の留め具。
  6. 前記本体は前記留め爪から底壁に向かってラッパ状に広がる外表面を有する請求項1に記載の留め具。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の留め具に装飾体が取付けられた装身具本体と、前記留め具に着脱可能に挿入されるピンが突出した装着部とを備える装身具。
  8. 前記ピンは先端側が太く基端側が細く形成されている請求項7に記載の装身具。
  9. 前記ピンは外周面にテーパが付けられ、基端側が細い円錐形状である請求項8に記載の装身具。
  10. 前記ピンは留め具に挿入された際に留め具から飛び出さない長さを有する請求項7乃至9のいずれかに記載の装身具。
  11. 前記装着部が、イヤリングの止着部又は指輪のリングからなる請求項7に記載の装身具。
  12. 一端に底壁を有する本体の他端開口から本体の内部空間に弾性体を収納し、本体の他端開口の端部を内側に折り曲げて留め爪を形成する留め具の製造方法。
  13. 前記本体の他端開口の周縁部に沿って複数のスリットが設けられると共に隣接するスリット間には前記他端開口の端面が湾曲状に形成され、前記他端開口の端部を内側に折り曲げた時に前記スリットが閉じられると共に前記湾曲状に形成された他端開口の端面によって留め爪の開口が形成される請求項12に記載の留め具の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114137502A (zh) * 2021-12-08 2022-03-04 宁波信泰机械有限公司 一种加热丝连接结构、视窗罩以及制造方法

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