JP2017189484A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Akira Bando
昌 坂東
義徳 宗野
Yoshinori Muneno
義徳 宗野
祐太朗 林
Yutaro Hayashi
祐太朗 林
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Abstract

【課題】 循環ポンプを備えなくとも送風経路を確保し、洗剤液を浸透させた洗濯物を温風で温めることにより洗濯性能を向上させた洗濯乾燥機を提供する。【解決手段】 本発明は、洗濯槽と、入口と出口22を有し、前記入口から取り込んだ前記洗濯槽内の空気を乾燥させて前記出口22から排出する乾燥ユニット60と、前記出口22と接続され、前記乾燥ユニット60によって乾燥された空気を前記洗濯槽の上方から吹き出す吹出し口と、前記入口と接続され、前記乾燥ユニット60に導く前記洗濯槽内の空気を前記洗濯槽の非水没位置から吸い込む吸込み口145と、を備え、前記非水没位置は、洗濯開始前の洗剤液の液面よりも上の位置であり、前記吸込み口145から吸い込んだ前記洗濯槽内の空気を前記乾燥ユニット60で乾燥させて前記吹出し口から吹き出して循環させることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、洗濯乾燥機に関する。
本技術分野の背景技術として、下記特許文献1の要約書には、「本発明に関わる洗濯乾燥機は、防振支持され洗濯水、すすぎ水を溜める外槽と、洗濯物が投入され外槽内に回転自在に支持され回転駆動される内槽と、内槽の内底面部に配置され回転駆動される回転翼と、内槽内の脱水後の水分を含んだ洗濯物に温風を吹き込み乾燥させる乾燥機能とを備える洗濯乾燥機であって、回転翼上に、それぞれ独立した形状の多数の凸部が点在して形成されている。」と記載されている。
特許文献1に記載の洗濯乾燥機は、洗濯工程時に洗濯水を内槽から排出して再び給水して循環する構成を備え、回転翼が沈む程度の洗濯水を付与して洗濯を行う。
特開2010‐233756号公報
洗濯性能を更に向上させるため、洗剤の化学的な洗浄力を有効に活用する高濃度の洗剤液を洗濯物にむらなく散布、浸透させ、温風を送風して加温する方法の適用が考えられる。
特許文献1に記載の洗濯乾燥機は、本体下部に循環ポンプを搭載するため、循環ポンプで洗浄液を循環させることにより送風経路を確保することが可能である。
しかし、循環ポンプを搭載しない洗濯乾燥機においては、洗濯槽内に水を溜めて脈動翼盤(パルセータ)を回転させて洗剤液を洗濯物に浸透させている。このため、乾燥時に使用する送風経路は本体下部の部分が水没して、乾燥時に使用する送風経路を使用して温風を循環させることができず、洗濯物を温めることはできない。
本願発明は、当該事情に鑑みてなされたものであり、循環ポンプを備えなくとも送風経路を確保し、洗剤液を浸透させた洗濯物を温風で温めることにより洗濯性能を向上させた洗濯乾燥機を提供することを課題とする。
本発明は、洗濯物を収容する洗濯槽と、入口と出口を有し、前記入口から取り込んだ前記洗濯槽内の空気を乾燥させて前記出口から排出する乾燥ユニットと、前記乾燥ユニットの出口と接続され、前記乾燥ユニットによって乾燥された空気を前記洗濯槽の上方から吹き出す吹出し口と、前記乾燥ユニットの入口と接続され、前記乾燥ユニットに導く前記洗濯槽内の空気を前記洗濯槽の非水没位置から吸い込む吸込み口と、を備え、前記非水没位置は、洗濯開始前の洗剤液の液面よりも上の位置であり、前記吸込み口から吸い込んだ前記洗濯槽内の空気を前記乾燥ユニットで乾燥させて前記吹出し口から吹き出して循環させることを特徴とする洗濯乾燥機。
本発明によれば、循環ポンプを備えなくとも送風経路を確保し、洗剤液を浸透させた洗濯物を温風で温めることにより洗濯性能を向上させた洗濯乾燥機を提供することができる。
本実施形態に係る洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の概略構造を示す斜視図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の概略構造を示す縦断面図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の送風経路の概略配置を示す斜視図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の送風経路の概略配置を示す正面図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の左側断面図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の概略平面図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の一部を切り欠いた斜視図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の外槽カバーの分解斜視図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の外槽カバーの断面図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の乾燥ユニット上部ダクトの分解斜視図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の電気的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る洗濯乾燥機の制御を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る洗濯乾燥機の概略構造を示す模式図である。 第3実施形態に係る洗濯乾燥機の概略構造を示す模式図である。
<第1実施形態>
[実施形態の全体構成]
本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は以下の内容に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内において適宜変更して実施可能である。
なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る洗濯乾燥機100を示す外観斜視図である。図1は、外蓋3を開けた状態を示している。
図1等に示す様に、外蓋3が開閉する方向を前方後方、洗濯乾燥機100に向かって右を右方、左を左方、鉛直上向きを上方とする。すなわち、図1等に示す様に前後、上下、左右を定義する。
図1に示すように、洗濯乾燥機100は、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成された筐体1を備えている。筐体1の上部には、樹脂製のトップカバー2が設けられている。トップカバー2には、洗濯乾燥機100の上部を開閉する外蓋3が設けられている。
筺体1は、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成されたものであり、全体を支持するベースと、前板と、後板と、左右の側板と、を備えて略四角箱状に構成されている。筐体1の内部の中央部には、有底円筒状に形成された内槽9(図3参照)および外槽10(図2参照)が設けられている。
外蓋3は、後ろ側に開くことにより筐体1の上部に形成された開口部1aを開放するように構成されている。
トップカバー2には、内槽9内に洗濯物を投入するための開口1aが形成されている。この開口1aは、上面視(平面視)において略半円状に形成され、直線部分が奥側に位置し、曲線部分が手前側に位置するように構成されている。また、開口1aは、径方向外側に延びる上端面2bと、鉛直方向下方に延びる周面とを有している。
トップカバー2の前面には、洗濯乾燥機100の電源のオン/オフを行う電源スイッチ5、運転コースの設定等に使用する各種の操作ボタンスイッチ、運転状態の表示等を行う表示器を備えた操作パネル8(図2参照)が設けられている。操作パネル8は、開口1aの手前側において横長四角状に形成されている。操作パネル8は、機体底部に設けられたマイクロコンピュータ(不図示)と電気的に接続されている。
トップカバー2の前面には、洗剤(固形、液体)や仕上げ剤などを投入するための洗剤・仕上げ剤容器28が、操作パネル8の左側に隣接して設けられている。
洗剤・仕上げ剤容器28は、上面視(平面視)において略三角形状に形成され(図2参照)、蓋体2aにより上部を覆われる。蓋体2aは、操作パネル8の表面に隣接する平面視四角形状の表面2a1(第2の面)と、表面2a1の後方に位置する平面視略三角形状の表面2a2と、を有している。又、表面2a2の高さは、表面2a1よりも低く形成されている。表面2a2は、上端面2bと面一になるように構成されている。
操作パネル8の表面と蓋体2aの一部である表面2a1とは、面一となり、全体として左右方向に細長い四角形状の平坦な面となるように構成されている。また、蓋体2aの表面2a2は、開口1aの上端面2bおよび周面と面一となるように構成されている。
操作パネル8の表面(第2の面)および洗剤・仕上げ剤容器28の蓋体2aの表面2a1(第2の面)は、縁部(第1の面)よりも低い位置(鉛直方向の下方となる位置)に形成されている。すなわち、第2の面の高さは、トップカバー2の開口1aの上端縁部と略同じ高さ、換言すると第1の面からユーザの手の厚み分低い位置に設定される。
洗濯乾燥機100には、運転中に外蓋3を解放できないようにするためのロック機構が設けられている。このロック機構は、外蓋3の裏面側に設けられたロック突起と、トップカバー2の上端面に設けられたロック孔とによって構成されている。ロック突起には、左右方向に貫通する孔が形成されており、外蓋3を閉じて、ロック突起がロック孔に挿入されたときに、ロック孔の内部に設けられたロックピン(不図示)が孔に挿入されることで外蓋3が開かないようにロックされる。
図2は、本実施形態に係る洗濯乾燥機100の概略構造を示す、トップカバー2、外蓋3、及び、筺体1の一部を省略した斜視図である。
筐体1の内部の中央部には、有底円筒状に形成された外槽10および内槽9(図3参照)が設けられている。
洗濯乾燥機100の後部には、給水電磁弁4が設けられており、給水電磁弁4の上部には、水道水(清水)を供給するための接続口4aが形成されている。接続口4aの内部には給水フィルタ(不図示)が設けられており、水道水に含まれるゴミがここで除去される。
外槽10は、有底円筒状に形成され、内槽9を同軸上に内包している(図3参照)。外槽10は、洗濯水を貯水する。又、外槽10は、筐体1の上端部の四隅部に設けた隅板(不図示)に係止して垂下させた4本の支持棒に緩衝装置(不図示)を介して該筐体1内の中心部に弾性支持されている。
外槽10の上縁部には、内槽9の上方を閉塞するとともに外槽10の上部開口を閉塞する外槽カバー14(図4参照)が設けられている。外槽カバー14は、洗濯物投入口141と、この洗濯物投入口141(図7参照)を開閉する内蓋23とを備えている。内蓋23は、洗濯物投入口141の後端に設けられたヒンジ機構23aを介して洗濯物投入口141の全体を開閉するように構成されている(図2参照)。
駆動装置13は、図2に示す様に、インバータ駆動電動機又は可逆回転型のコンデンサ分相単相誘導電動機を使用した電動機とクラッチと遊星歯車減速機構(不図示)を内蔵して構成されている。又、駆動装置13は、マイコン(不図示)によって電動機とクラッチを制御することによって、クラッチが内槽9を静止させるように係止、又は自由に回転できるように解放した状態で、脈動翼盤11(パルセータともいう)を繰り返し正逆回転させる洗濯駆動モードと、内槽9と脈動翼盤11とを一体的に同一方向に回転させる脱水駆動モードと、を選択的に実行する機能を有する。
図3は、本実施形態に係る洗濯乾燥機の概略構造を示す縦断面図である。
内槽9は、洗濯兼脱水槽として機能するものであり、有底円筒状に形成され、鉛直方向(上下方向)に回転軸を有している。また、内槽9は、その外周壁に通水および通風のための複数の小さな貫通孔9aが形成されるとともに、その底壁に通水および通風のための複数の貫通孔が形成されている(不図示)。又、内槽9は、駆動装置13によって回転可能に支持されている。
脈動翼盤11は、略円盤状に形成され、内槽9の底部に設けられている。又、脈動翼盤11は、駆動装置13によって回転可能に支持されている。これにより、洗い時やすすぎ時に、脈動翼盤11を回転させることで洗濯水を洗濯物ごと攪拌することができる。
外槽10は筐体1に対して弾性支持されているので、脈動翼盤11が回転駆動されると、内槽9が外槽10とともに揺動する。外槽10が揺動すると、これに伴って外槽カバー14も揺動する。
流体バランサ12は、合成樹脂等でリング状に形成され、内槽9の内壁の上端縁部(上縁部)に固定されている。この流体バランサ12は、内部に比重の大きな流体(塩水等)を封入して構成され、内槽9の回転時に洗濯物の偏り等によって偏心が生じたときに、流体バランサ12内での流体の移動によって偏心を打ち消し、回転のバランスを維持する機能を有している。
外槽10の底部には、通水通気口(不図示)が設けられている。通水通気口には、外槽10と、排水弁15(図2参照)とを接続する継手16(図4参照)が設けられている。
内槽9内には、蛇腹管29cを介して、水道水が導入される。洗濯水は、必要に応じて、排水弁15、排水ホース(不図示)を介して排水される。
内槽9は、上向きに凹形状の底板9eを有している。底板9eの底面には、外槽10と連通する貫通孔(不図示)が複数個所に形成されている。
内槽9の内周面には、循環流路部材9fが取り付けられている。循環流路部材9fは、例えば、合成樹脂等で一体に形成され、裏面側に導水路を有しており、導水路と内槽9の内周面との間で循環水路9cを構成している。循環流路部材9fの上部には、流路の出口としての洗濯水を内槽9内に散水する吐出口9dが形成されている。
内槽9の底板9eと、脈動翼盤11の裏面に設けられた裏羽根の外周側とで構成されたポンプ室に、循環水路が連通している。洗濯水が脈動翼盤11の裏側に設けた裏羽根の回転により発生する遠心力で外側に押し出されることによって、導入口から循環水路を経由して洗濯水が循環水路を上昇し、各循環流路部材の吐出口から洗濯水が間欠的に吐出される。
[各部の詳細構成]
各部の詳細構成を説明する。
図4は、本実施形態に係る洗濯乾燥機100の送風経路の概略配置を示す斜視図である。図5は、本実施形態に係る洗濯乾燥機100の送風経路の概略配置を示す正面図である。図6は、本実施形態に係る洗濯乾燥機100の左側断面図である。図7は、本実施形態に係る洗濯乾燥機100の概略平面図である。図8は、本実施形態に係る洗濯乾燥機100の内槽、外槽カバー、乾燥ユニット上部ダクトの一部を切り欠いた斜視図である。図4〜7の白抜き矢印、白抜き破線矢印、及び、破線矢印は、洗濯物を加温する空気の流れを模式的に表わす。
図4に示す様に、乾燥ユニット60は、筐体1の上面に沿って配設された乾燥ユニット上部ダクト61と、筐体1の側面に沿って配設されたエアダクト66とを有している。エアダクト66は、その下部で蛇腹管68を介して外槽10の下部の継手16に接続している。
図5〜7に示す様に、エアダクト66は、蛇腹管29bを介して外槽カバー14の空気排出口145に接続している。
図6に示す様に、エアダクト66は、筺体1の後板と外槽10との間に配置される。
図5に示す様に、エアダクト66は、筺体1の内部の後板に沿って上下方向に形成された正面視長方形状の第1の部分66aと、当該第1の部分66aの右側であって上下方向の略中間よりも上に延びる略三角形状部分66dと、当該第1の部分66aの左側にあって上下方向の中間よりも上に延び上部でつながる正面視長方形の第2の部分66bと、当該第2の部分の上の正面視長方形状の第3の部分66cとからなる。
第1の部分66aと第2の部分66bは第1の部分66aの上から約1/5の範囲で接続する。第3の部分66cは第1の部分66aと第2の部分66bに接続する。エアダクト66の上端における左右方向の幅は、下端における左右方向の幅の略2倍が好ましい。エアダクト66の上端は、左側(第1の部分66a側)に冷却水の流下口(不図示)を有し、右側(略三角形状部分66d側)に空気出口(不図示)を有する。
エアダクト66は、奥行き(前後方向の幅)が狭い(図6参照)。
エアダクト66の第1の部分66aは、下部前側に蛇腹管接続口(不図示)を備え、蛇腹管68と接続する。エアダクト66の第3の部分66cは、前側に蛇腹管接続口(不図示)を備え、蛇腹管29bと接続する(図6、7参照)。略三角形状部分66dは、左側で第1の部分66aと接続する。略三角形状部分66dは、上端で乾燥ユニット上部ダクト61と接続し、乾燥ユニット上部ダクト61との接続部分には、乾燥フィルタ(不図示)が存在する(図5、8参照)。
エアダクト66の内部には、冷水除湿部(不図示)が設けられている。これは、水道水を流してエアダクト66内を流れる空気内の蒸気を結露させるものである。
乾燥フィルタ(不図示)の上部には、乾燥用ファン64(図11参照)と、これを駆動する乾燥用電動機63とが設けられている。又、乾燥用ファン64の後段にはヒータ62が配置され、送風された空気がここで加熱される。
次に、図9に示す外槽カバー14の分解斜視図を参照し、外槽カバー14の詳細構成を説明する。
(外槽カバー14)
外槽カバー14は、外槽カバー上板14aと外槽カバー下板14bとを有している。外槽カバー上板14aは、円環状に形成された上板周縁部140と、後方部分に形成された弓形平板状の上板後平坦部142と、前方部分に形成された弓形平板状の上板前平坦部143とを有している。そして、これら上板周縁部140、上板後平坦部142および上板前平坦部143に囲まれた略台形状の空間は、洗濯物投入口141になっている。
外槽カバー下板14bは、上板周縁部140よりやや小径の下板周縁部150と、上板後平坦部142に対向する下板後平坦部152と、上板前平坦部143に対向する下板前平坦部153とを有している。下板後平坦部152および下板前平坦部153には、多数の貫通孔158が形成されている。
外槽カバー上板14aの左側斜め後ろには、側面から法線方向に突出する空気排出口145が形成されている。空気排出口145は、略円筒状に形成された、蛇腹管29bと接続する接続部145aと、上板周縁部140より上に張り出した有底略半円筒状に形成された張出部145bからなる。空気排出口145は、洗濯開始前の洗剤液の液面よりも上の位置に形成されている。なお、洗濯開始前の洗剤液により没することがない洗濯開始前の洗剤液の液面よりも上の位置を非水没位置と称する。非水没位置は、洗剤液の液面との相対位置で決まる。第1実施形態の空気排出口145は、非水没位置に形成されている。
蛇腹管29bは、空気排出口145に接続する蛇腹部29b1と、エアダクト66に接続する接続部29b2と、その間の変換部29b3で構成される。変換部29b3は、空気排出口145との接続が略同軸となり、かつ、エアダクト66との接続が略同軸となる角度を備える。
外槽カバー14とエアダクト66とを蛇腹管29bで接続することにより、外槽10(洗濯槽)の揺動による変位を吸収することができる。
外槽カバー上板14aの上面には、乾燥ユニット60から蛇腹管29dを介して温風を内槽9に導入する温風導入口146と、蛇腹管29c(図3参照)を介して水道水を導入する給水導入口147とが形成されている。導入口146、147は、何れも略円筒状に形成されている。温風導入口146の上端部には、内側の斜め下方向に突出する複数の爪部材146aが形成されている。
外槽カバー上板14aの上面には、洗剤・仕上げ剤容器28(図8参照)が収容されている。洗剤・仕上げ剤容器28の底部には、略円状の孔が形成されている。洗剤・仕上げ剤容器28は、蛇腹管29eを介して外槽カバー14(図2参照)と接続されている。洗剤・仕上げ剤容器28に収容された洗剤や仕上げ剤は、蛇腹管29eを通過して、外槽10の内部に供給される。
外槽カバー下板14bの側面において、空気排出口145の接続部145aに対応する位置には、切り欠き(図6参照)が形成され、空気排出口145における空気の流通が確保されている。
外槽カバー下板14bにおいて、給水導入口147に対向する位置には、水道水を散水する散水口157が形成されている。又、温風導入口146に対向する位置には、温風導入口146よりもやや小径の円筒状に、温風導入口内筒156が形成されている。
そして、温風導入口内筒156の上端部には、ミストメッシュ80が載置される。ミストメッシュ80は、上述したように、金属細線を略半球の網状に織り上げてなるものであるが、ミストメッシュ80の上端周縁部は水平方向に円環状になるよう折り曲げられ、フランジ部81が形成されている。また、ミストメッシュ80の一部は、傾斜する平面状に加工され、メッシュ平面部82が形成されている。
又、温風導入口内筒156の内側には、傾斜した平面状のミストメッシュ係止板156aが形成されている。ミストメッシュ80を温風導入口内筒156に載置する際には、フランジ部81を温風導入口内筒156の上端部に衝合させる。そして、外槽カバー下板14bと外槽カバー上板14aとを嵌め合わせて一体化させると、温風導入口146の爪部材146aがフランジ部81を上から押圧してミストメッシュ80を固定する。
次に、一体化した外槽カバー14の、ミストメッシュ80の装着部分を含む断面図を図10に示す。
外槽カバー上板14aと外槽カバー下板14bとの間には、周回方向、及び、洗濯物投入口141の周囲に沿って若干の空間が形成されており、この空間が循環風路18を形成している。貫通孔158から流入した空気は、循環風路18(外槽カバー14の内部)を流れ、しかる後に空気排出口145を介してエアダクト66に排出される(図5、6、9参照)。
前記したように、ミストメッシュ80は、温風導入口内筒156、ミストメッシュ係止板156aおよび爪部材146aによって、外槽カバー14に固定されている。
(乾燥ユニット上部ダクト61)
次に、図11を参照し、乾燥ユニット上部ダクト61の構成を説明する。なお、図11は、乾燥ユニット上部ダクト61の分解斜視図である。
乾燥ユニット上部ダクト61は、上部ダクト上ユニット61aと、上部ダクト下ユニット61bとを有している。上部ダクト下ユニット61bの一端には乾燥フィルタ(不図示)を介して下方から空気を吸入する円状の開口部61cが形成されており、他端には、円筒状の乾燥ダクト22が形成されている。
上部ダクト上ユニット61aにおいて開口部61cに対向する部分には、乾燥用ファン64と、これを駆動する乾燥用電動機63とが装着されている。そして、乾燥ダクト22に対向する部分には、乾燥ダクト22と同心をなすようにしてミストノズル70が上部ダクト上ユニット61aに埋設されている。また、ミストノズル70と、乾燥用ファン64との間には、ヒータ62が配置されている。
又、ミストパイプ4bには、ミスト継手71が結合されている。ミストノズル70とミスト継手71との間には、円環状のパッキン73が挿入され、ミスト継手71はネジ72によって上部ダクト上ユニット61aに固定される。これらにより、ミストパイプ4bとミストノズル70とが接続される。また、ミストパイプ4bは、ミストノズル70の上方から給水電磁弁4の後方に向かって配設されている。
[通風経路]
初めに、脈動翼盤11による洗い開始前の洗濯物の予熱時における空気の流れについて図を参照しつつ説明する。図4〜6、9、10の白抜き矢印、白抜き破線矢印、及び、破線矢印は、洗濯物を加温する空気の流れを模式的に表わす。
図9、10に白抜き矢印、白抜き破線矢印で示す様に、内槽9内の空気は、乾燥ユニット60の乾燥用ファン64により、洗濯槽上部の外槽カバー14の貫通孔158から外槽カバー14の内部の循環風路18に取り込まれ(図9参照)、循環風路18を経て空気排出口145に到達する。空気排出口145に到達した空気は、蛇腹管29bを経て(図9参照)、エアダクト66(66c)に流入する(図6参照)。図5に破線矢印で示す様に、エアダクト66に流入した空気は、左から右に(66cから66aを経て66dに)移動して略三角形状部分66dの上部の空気出口(不図示)から排出される。
図8に示す様に、エアダクト66から排出された空気は、乾燥フィルタ(不図示)を経て、乾燥ユニット上部ダクト61に下側から流入する。図11に示す様に、乾燥ユニット上部ダクト61に流入した空気は、乾燥用ファン64によりヒータ62に送風されて、加熱される。
図11、4に示す様に、乾燥ユニット上部ダクト61のヒータ62で加熱された空気は、乾燥ダクト22、蛇腹管29dを経由し、図9に上下方向の白抜き矢印で示す様に、温風導入口146を経由して、図4に白抜き矢印で示す様に、内槽9内に放出される。図5に白抜き矢印で示す様に、内槽9内に放出された空気は、内槽9内の(脈動翼盤11上の)洗濯物Cに接触して洗濯物を温める。
洗濯物を温めた空気は、内槽9内に洗剤液や水等が張られている場合、外槽10下部の通水通気口(不図示)を通過できずに、内槽9に導入される空気に押されて内槽9や外槽10の内面に沿って上昇する。洗濯槽上部の外槽カバー14(内蓋23)に到達した空気は、図9に白抜き矢印で示す様に、外槽カバー14の貫通孔158に流入する。そして、前記同様の経路を経てヒータ62により再度加熱される。このように空気が循環する。
次に、洗濯物の乾燥時の空気の流れについて説明する。
洗濯物の乾燥時に内槽9内に洗剤液や洗濯水等は存在しないため、乾燥ユニット60の乾燥用ファン64により、空気は外槽10下部の通水通気口(不図示)から排出される。通水通気口から排出された空気は、継手16、蛇腹管68を経由して、エアダクト66に取り込まれる(図4参照)。
エアダクト66に流入した空気は、第1の部分66aを下から上に移動しつつ内部の冷水除湿部で除湿される。空気は、冷却水との接触から離脱した後、略三角形状部分66dの上部の空気出口(不図示)から排出される(図5参照)。
エアダクト66から排出された空気は、洗い開始前の洗濯物の予熱時と同様に移動して、内槽9内に放出される(図6、8、9、11参照)。内槽9内に放出された空気は、内槽9内の洗濯物に接触して洗濯物の水分を水蒸気として蒸発させた後、水蒸気と共に再び通水通気口から排出される。
洗濯物を乾燥させた空気と水蒸気は、外槽10下部の通水通気口(不図示)から排出されて、前記同様の経路を経てヒータ62により再度加熱される。このように空気が循環する。
外槽カバー14に空気排出口145を設けるため、構造的に簡単であり製造が容易である。空気排出口145が洗濯槽の上部に位置するため、又、空気排出口145が洗濯槽に直接開口していないため、水がエアダクト66等に入りにくい。
[ミスト]
図9に示す様に、外槽カバー14において、乾燥ユニット60からの空気の吐出口には、金属細線を略半球の網状に織り上げてなるミストメッシュ80(微細化部材)が装着されている。そして、図8、11に示す様に、ミストメッシュ80の上方には、乾燥ユニット上部ダクト61からミストノズル70が下方に向かって突出している。ミストノズル70は、例えば、内径が約1.5mmの円筒状に構成され、ミストパイプ4bを介して給水電磁弁4に接続されている。
ミストパイプ4bを介して水道水がミストノズル70に供給されると、ミストノズル70から下方に向かって噴射された水道水がミストメッシュ80に衝突し、水道水が微細化(ミスト化)して内槽9内に散布される。従って、ミストノズル70とミストメッシュ80とはミスト散布装置を構成している。ここで、ミストメッシュ80の網の目は、接続口4a(図2参照)の内部に設けられた給水フィルタ(不図示)よりも粗くしておくことが望ましい。これにより、水道水中のゴミによってミストメッシュ80が目詰まりすることを防止できる。又、ミストノズル70の下方にミストメッシュ80を配置したことにより、ミストノズル70から噴射された水は、重力加速度によって加速された上でミストメッシュ80に衝突する。これによって、水の微細化を一層促進することができる。
微細化した水(ミスト)の用途としては、例えば、以下の2点のものが挙げられる。
・用途1:洗濯物を洗濯する初期段階で、ミストを散布することによって洗濯物を湿らせ、洗濯物の汚れを落ちやすくする。
・用途2:洗濯後の洗濯物を乾燥させる際、ミストを散布することによって洗濯物を湿らせつつ洗濯物に風を当てることにより、洗濯物のしわを取る。
[制御装置]
図12は、本実施形態に係る洗濯乾燥機の電気的構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る洗濯乾燥機100は、マイコン40(マイクロコンピュータ)で制御される。
マイコン40は、操作ボタンスイッチ6に接続される操作ボタン入力回路、水位センサ、温度センサと接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。
又、マイコン40は、駆動回路に接続され、給水電磁弁4、排水弁15、駆動装置13、乾燥用電動機63、ヒータ62等に接続され、これらの開閉や回転、通電を制御する。
又、マイコン40は、使用者に洗濯乾燥機100の動作状態を知らせるための操作パネル8の表示器や発光ダイオード、ブザー等に接続される。
[洗濯乾燥機の動作]
次に、本実施形態に係る洗濯乾燥機の動作について、これまで説明した図を適宜参照しつつ、図13を用いて説明する。
図13は、本実施形態に係る洗濯乾燥機の制御を示すフローチャートである。
マイコン40は、使用者により電源スイッチ5が押されて電源が投入されることにより、洗濯乾燥機100の状態確認及び初期設定を行う(ステップS1)。
マイコン40は、操作パネル8の表示器を点灯させ、使用者により操作された操作ボタンスイッチに従って洗濯/乾燥コースを設定する(ステップS2)。なお、設定がない場合には、標準の洗濯/乾燥コースまたは前回に実行された洗濯/乾燥コースを自動的に設定する。例えば、操作ボタンスイッチが使用者により操作された場合には、「洗濯乾燥コース」を設定する。
マイコン40は、操作ボタンスイッチの操作により運転開始が指示されたか、否かを判定する(ステップS3)。
マイコン40は、操作ボタンスイッチの操作により運転開始が指示されるまでステップS3を繰り返し(ステップS3でNo)、運転開始が指示さされたら、ステップS4に進む(ステップS3でYes)。
マイコン40は、まず、布量センシングを実施する(ステップS4)。布量センシングは、例えば、内槽9を低速で回転させ、あるいは規定の回転速度まで加速させ、そのときの駆動装置13の電動機の電流値から測定する。
マイコン40は、布量センシングで算出した洗濯物の重量に基づいて、表示器に洗濯/乾燥が終了するまでの時間や洗剤量を表示する。
これにより、使用者は蓋体2aを開けて、適量の液体洗剤を洗剤・仕上げ剤容器28に入れる。又、使用者は、必要に応じて柔軟仕上げ剤を洗剤・仕上げ剤容器28に入れる。
マイコン40は、高濃度洗剤液を生成する(ステップS5)。
マイコン40は、給水電磁弁4を開き、洗剤・仕上げ剤容器28に給水し、固体洗剤を溶かし、又は、液体洗剤を希釈して、高濃度洗剤液を生成する。なお、生成された高濃度洗剤液は、洗濯槽に溜められる(図2参照)。
マイコン40は、給水電磁弁4を開き、高濃度洗剤液の循環に必要な量を、又は、脈動翼盤11の上まで給水する(ステップS6)。
マイコン40は、駆動装置13の電動機を回転させて、脈動翼盤11の裏羽根11bで内槽9内を攪拌する。裏羽根11bにより攪拌された高濃度洗剤液は、内槽9の内周面に形成された循環流路9cを上昇して、吐出口9dから内槽9内に吐出される。吐出口9dは内槽9の上部に位置することから、高濃度洗剤液は、洗濯物の上部から洗濯物に散布されて、洗濯物に浸透する(ステップS7)。
マイコン40は、給水電磁弁4を開き、乾燥ユニット60の乾燥用ファン64を回転させ、ヒータ62を作動させて、高速の風を内槽9内に吹き込むと共に、ミストパイプ4bを介してミストノズル70に水道水を供給し、水道水を温水ミスト化して洗濯物に散布する(ステップS8)。
マイコン40は、洗濯物の温度を測定し、所定の温度まで到達していない場合は、ステップS7に戻り、高濃度洗剤液の散布と温水ミストの散布を繰り返す(ステップS9でNo)。マイコン40は、洗濯物の温度を測定し、所定の温度まで到達した場合は、ステップS10に進む(ステップS9でYes)。
マイコン40は、洗い運転を行うために、外槽2に規定の水位まで給水する(ステップS10)。
マイコン40は、給水電磁弁4を開き、蛇腹管29cを経て給水導入口147より内槽9内に給水する。又、マイコン40は、給水電磁弁4を開き、洗剤・仕上げ剤容器28に給水して、洗剤・仕上げ剤容器28を洗浄する。洗剤・仕上げ剤容器28から流れた水は、外槽10と内槽9の間に流れる(ステップS10)。
マイコン40は、洗い運転を実行する。
マイコン40は、電動機13aを回転させて、内槽9や脈動翼盤11を低速で正逆方向に交互に回転させながら、洗いを行う(ステップS11)。
マイコン40は、洗濯物から洗い水を除くために、排水・脱水運転を行う。
マイコン40は、排水弁16を開き、外槽10内の洗い水を排水後、駆動装置13の電動機を回転させ、内槽9を高速で回転させることにより、洗濯物を遠心脱水する(ステップS12)。
マイコン40は、排水弁16を閉じ、給水電磁弁4を開き、所定の水位まで外槽10にすすぎ水を給水する。
所定の水位まで給水すると、マイコン40は、給水電磁弁4を閉じ、駆動装置13の電動機を駆動して回転ドラム3を低速で正逆方向に交互に回転させながら、洗濯物をすすぐ「濯ぎ」運転を実行する(ステップS13)。
濯ぎ運転終了後、マイコン40は、排水弁16を開き、外槽10内のすすぎ水を排水した後、駆動装置13の電動機を駆動して内槽9を高速で回転させることにより、洗濯物を遠心脱水する(ステップS14)。
マイコン40は、排水弁16を閉じ、給水電磁弁4を開き、所定の水位まで外槽10にすすぎ水を給水する。
所定の水位まで給水すると、マイコン40は、給水電磁弁4を閉じ、駆動装置13の電動機を駆動して回転ドラム3を低速で正逆方向に交互に回転させながら、洗濯物をすすぐ「濯ぎ」運転を実行する(ステップS15)。
濯ぎ運転終了後、マイコン40は、排水弁16を開き、外槽10内のすすぎ水を排水した後、駆動装置13の電動機を駆動して内槽9を高速で回転させることにより、洗濯物を遠心脱水する(ステップS16)。
マイコン40は、ステップS2で選択されたコースが乾燥を含むコースであるか否かを判定する(ステップS17)。
ステップS2で選択されたコースが乾燥を含むコースである場合には(ステップS17でYes)、ステップS18に進み、乾燥運転を実行する(ステップS17)。
ステップS2で選択されたコースが乾燥を含まないコースであるである場合には(ステップS17でNo)、運転を終了する(ステップS17)。
乾燥運転では、マイコン40は、内槽9を低速で回転させながら、乾燥ユニット60の乾燥用ファン64を高速回転で駆動し、ヒータ62に通電して、高速の温風を内槽9内に吹き込み洗濯物の温度を上昇させ、洗濯物から水分を蒸発させる。又、マイコン40は、給水電磁弁4を開き、エアダクト66の冷水除湿部に冷却水を供給する。洗濯物から蒸発した水分を含む高温多湿の空気は、エアダクト66の冷水除湿部で除湿される。
乾燥の完了の検知は、温度センサ(不図示)で行い、マイコン40は洗濯物の乾燥を検知したら乾燥運転を終了する(ステップS18)。
本実施形態に係る洗濯乾燥機100は、内槽9に循環流路9cを備えることにより、高濃度洗剤液を循環させるポンプを備えなくとも高濃度洗剤液を循環させることができる。本実施形態に係る洗濯乾燥機100は、洗濯槽(外槽10)とエアダクト66とを接続して空気の循環経路を確保することにより、高濃度洗剤液を循環させるポンプを備えなくとも洗濯物を温風で温めることができる。又、高速の温風で水を温水ミスト化し、拡散噴霧して洗濯物に吹き付けるので、高濃度洗剤液の散布とあわせ、洗濯物の隙間に付着した汚れや内槽9の奥の洗濯物にも満遍なく行き渡り、汚れをとれやすい状態にできる。そして、給水を行い洗い運転をするので、洗浄力を向上させることができる。
本実施形態に係る洗濯乾燥機100は、循環ポンプよりも構造が簡単な蛇腹管を備えて空気の循環経路を確保し、又、洗濯乾燥機が備える送風手段を使用して水を温水ミスト化しているので、コストアップすることなく、安価な方法で、高い洗浄力を得られる洗濯乾燥機を提供することができる。
なお、濯ぎ(ステップS13からステップS16)は、図13に示すフローチャートでは、2回行っているが、「給水―濯ぎ―脱水」の組み合わせを1回、又は、複数回行ってもよい。
<第2実施形態>
これまで説明した図を適宜参照しつつ、第2実施形態を説明する。
図14は、第2実施形態に係る洗濯乾燥機の概略構造を示す模式図である。
第2実施形態は、外槽10の上部後方側面に空気排出口101を設け、蛇腹管292によりエアダクト66と接続した洗濯乾燥機である。
第2実施形態に係る外槽10は、上部後方側面のエアダクト66に対向する位置に空気排出口101を備える。空気排出口101の位置は、外槽10とエアダクト66の距離が最短となる位置が好ましい。空気排出口101は、洗濯開始前の洗剤液の液面よりも上の位置、つまり非水没位置に形成されている。
蛇腹管292は、例えば第1実施形態の29bと同様に、空気排出口101に接続する蛇腹部と、エアダクト66に接続する接続部と、その間の変換部で構成される。変換部は、空気排出口101との接続が同軸となり、エアダクト66との接続が同軸となる角度を備える。
[通風経路]
第2実施形態における通風経路を、図14を参考にしつつ説明する。
内槽9内の空気は、乾燥ユニット60の乾燥用ファン64により、外槽10の上部後方側面の空気排出口101から蛇腹管292を経て、エアダクト66(66c)に流入する(図14参照)。エアダクト66に流入した空気は、左から右に(66cから66aを経て66dに)移動して略三角形状部分66dの上部の空気出口(不図示)から排出される(図5参照)。
エアダクト66から排出された空気は、第1実施形態と同様の経路で乾燥ユニット60に流入して乾燥される。乾燥した空気は、第1実施形態と同様の経路で内槽9内に放出される(図4、5、9、11参照)。内槽9内に放出された空気は、内槽9内の(脈動翼盤11上の)洗濯物Cに接触して洗濯物Cを温める。
洗濯物Cを温めた空気は、内槽9内に洗剤液や水等が張られている場合、外槽10下部の通水通気口(不図示)を通過できずに、内槽9や貫通穴9aを通過して外槽10の内面に沿って上昇する。洗濯槽上部の内蓋23や外槽カバー14に到達した空気は、内蓋23(図2参照)等の内面に沿って移動し、外槽10の上部後方側面の空気排出口101に到達する。そして、空気は、前記同様、蛇腹管292を経て、ヒータ62により再度加熱される。このように空気が循環する。
洗濯物の乾燥時の空気の流れは、第1実施形態と同様である。
空気排出口101を外槽10の上部後方側面に設けることにより、外槽10からエアダクト66までの空気の移動距離が短くなり、送風抵抗も小さくなるため、エネルギ効率や乾燥効率が向上する。
<第3実施形態>
これまで説明した図を適宜参照しつつ、第3実施形態を説明する。
図15は、第3実施形態に係る洗濯乾燥機の概略構造を示す模式図である。
第3実施形態は、洗剤・仕上げ剤容器28の側面に空気排出口28aを設けて、接続管681によりエアダクト66と接続した洗濯乾燥機である。
空気排出口28aは、洗濯槽よりも上に位置する洗剤・仕上げ剤容器28に設けられており、洗濯開始前の洗剤液の液面よりも上の位置に形成されている。第3実施形態の空気排出口28aは、非水没位置に形成されている。
第3実施形態に係る洗剤・仕上げ剤容器28とエアダクト66とは、接続管681で接続される。洗剤・仕上げ剤容器28と外槽カバー14が蛇腹管で接続されているため、第3実施形態は、エアダクト66と接続管681との間に外槽10(洗濯槽)の揺動による変位を吸収する蛇腹管や蛇腹部は備えなくてもよい。
[通風経路]
第3実施形態における通風経路を、図15を参考にしつつ説明する。
内槽9内の空気は、乾燥ユニット60の乾燥用ファン64により、洗剤・仕上げ剤容器28の空気排出口28aから接続管681を経て、エアダクト66(66c)に流入する(図15参照)。エアダクト66に流入した空気は、第1実施形態、第2実施形態と同様の手段、同様の経路で乾燥されて、内槽9内に放出される(図4、5、9、11参照)。内槽9内に放出された空気は、内槽9内の(脈動翼盤11上の)洗濯物Cに接触して洗濯物Cを温める。
洗濯物Cを温めた空気は、内槽9内に洗剤液や水等が張られている場合、外槽10下部の通水通気口(不図示)を通過できずに、内槽9や貫通穴9aを通過して外槽10の内面に沿って上昇する。洗濯槽上部の外槽カバー14(内蓋23)に到達した空気は、内蓋23(図2参照)等の内面に沿って移動し、蛇腹管29eから洗剤・仕上げ剤容器28に流入する。そして、前記同様の経路を経てヒータ62により再度加熱される。このように空気が循環する。
洗濯物の乾燥時の空気の流れは、第1実施形態と同様である。
洗剤・仕上げ剤容器28とエアダクト66とを接続管681で接続することにより、外槽カバー14や外槽10に空気排出口を設けるよりも容易に空気排出口を設けることができ、製造コストの削減を図ることができる。蛇腹管よりも構造が単純な接続管とすることで耐久性の向上も見込まれる。温風導入口146と空気排出口を離すことができるため、洗濯物の加温効率の向上が見込まれる。接続管の配置の自由度も高いため、製造が容易に行える。
以上、本発明に洗濯乾燥機について実施の形態を示して詳細に説明した。なお、本発明の内容は、前記実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲内において適宜追加・削除・変更等することができることはいうまでもない。
9 内槽(洗濯槽)
9c 循環流路
10 外槽(洗濯槽)
101 空気排出口(吸込み口)
11 脈動翼盤
14 外槽カバー(洗濯槽カバー)
145 空気排出口(吸込み口)
146 温風導入口(吹出し口)
16 継手
18 循環風路
22 乾燥ダクト
28 洗剤・仕上げ剤容器
29b 蛇腹管(通風路)
29c、d、e 蛇腹管
292 蛇腹管(通風路)
60 乾燥ユニット
62 ヒータ
66 エアダクト(通風路)
68 蛇腹管
681 接続管(通風路)
100 洗濯乾燥機
C 洗濯物

Claims (4)

  1. 洗濯物を収容する洗濯槽と、
    入口と出口を有し、前記入口から取り込んだ前記洗濯槽内の空気を乾燥させて前記出口から排出する乾燥ユニットと、
    前記乾燥ユニットの出口と接続され、前記乾燥ユニットによって乾燥された空気を前記洗濯槽の上方から吹き出す吹出し口と、
    前記乾燥ユニットの入口と接続され、前記乾燥ユニットに導く前記洗濯槽内の空気を前記洗濯槽の非水没位置から吸い込む吸込み口と、を備え、
    前記非水没位置は、洗濯開始前の洗剤液の液面よりも上の位置であり、
    前記吸込み口から吸い込んだ前記洗濯槽内の空気を前記乾燥ユニットで乾燥させて前記吹出し口から吹き出して循環させることを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記吸込み口と前記入口とを接続し、前記洗濯槽内の空気を前記乾燥ユニットに導く通風路を備えることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記吸込み口は、前記洗濯槽の側面又は前記洗濯槽の上部開口を閉塞する洗濯槽カバーの側面に備わることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記吸込み口は、前記洗濯槽に洗剤や仕上げ剤を投入するための容器に備わることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の洗濯乾燥機。
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