JP2017191560A - 入力制御装置、電子レジスタおよびposレジスタ - Google Patents
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Abstract
【課題】特定のオペレータが持ち場を一時的に離れる時の防犯性を向上する。【解決手段】予め登録された特定のオペレータの操作により信号を入力する入力部を有する主装置に付加される入力制御装置であって、特定のオペレータが主装置の付近にいるか否かを検知する検知手段と、その検知手段が出力する不在検知信号が一定時間以上継続した時は特定のオペレータが主装置から離れたと判定する判定手段と、その判定手段が出力した離間判定信号に基づき入力部からの入力を禁止し、または入力部の操作を無効にし、その状態を保持する入力制御手段とを備えたことを特徴とする。【選択図】 図1A
Description
本発明は、入力制御装置、電子レジスタおよび電子レジスタにドロアユニットを結合してなるPOSレジスタに関する。
POSレジスタ、すなわちPOS(販売時点情報管理)機能を備えたレジスタは、電子レジスタと、電子レジスタに結合されたドロアユニットとからなっている。
電子レジスタは、小売店などで精算を行うために用いられるものであり、本体と、その本体に備えられたキーボードなどの入力部と、演算制御部(CPU)と、記憶部と、レシートプリンタやモニターなどの出力部とを有する。入力部には、通常、スキャナーが含まれる。
一般的に、レジ係員が商品販売時点に商品に貼られているバーコードラベルから商品名、数量、金額などの情報をスキャナーなどの入力部により入力すると、演算制御部が購入金額の合計処理をし、かつ、購入金額と合計金額をモニター(表示部)に表示させ、さらに、客から受領した金額を入力すると、演算制御部がつり銭計算を行い、つり銭があるときはその金額を表示部に表示する。レジ係員は表示部に表示された購入金額以上の現金を客から受領したときは、その現金をドロアユニットに収納するとともに、表示部につり銭金額が表示されたときは、同額のつり銭をドロアユニットから取り出して客に与える。
ドロアユニットは、一般的に、筐体と、その筐体の中に出し入れ可能に収容されたドロア(抽斗)と、ドロアを筐体の中に収容された状態(閉状態)を保持するロック機構と、操作されたときにロックを解除し、ドロアを筐体の外に突出された状態(開状態)に移動させるドロア開放機構と、非営業中のドロアの不正な開放を阻止する施錠装置とを有する。施錠装置は、例えば、筐体に設けられた錠と、その錠に結合されたラッチと、ドロアに設けられた穴であって、錠の鍵穴に挿入された鍵を所定の方向に回転するときに回転されるラッチを係止し、または係止を解除する穴とから構成されている。
営業開始時にPOSレジスタを使用可能にするときは、レジ係員が鍵でドロアユニットの施錠装置の錠を開け、客が商品をレジに持ち込むのを待機する。レジ係員は、レジに来た客の商品のバーコードなどをスキャナーで読み取り、または電子レジスタに設けてあるキーボードのテンキーから商品価格を入力する。そして、客から商品代金を受け取る前または受け取った後に、キーボードの一つのキーをドロア開放用キー(オープンキ―)として押してドロア開放機構を作動させて、ドロアのロックを解除し開放させる。そして、受け取った現金をドロアに収納し、表示部に表示された金額のつり銭を取り出して客に渡すことにより、精算を終了する。
ドロアは、一人の客に対する精算を終了する都度にレジ係員が手で筐体の中に押し込んで閉められる場合もあるが、精算終了の都度に閉められない場合が多い。
先行技術文献はとくにない。
レジ係員は、客の求めに応じて商品を探すため、または商品交換のために、POSレジスタから暫時離れることがある。このような場合に、ドロアが開状態に放置されている場合はもちろんのこと、レジ係員がドロアを閉めたとしても、賊にオープンキ―を押されると容易に開放されてしまうので、防犯性に乏しいという問題があった。
キーボードを用いる装置には、電子レジスタ以外に、たとえば、パソコン、各種の制御装置等がある。このような装置においても、使用権限を有する特定のオペレータ(使用者)がその装置から一時的に離れている間に、使用権限を有しない者に無断で操作されることにより、不測の損害が発生するおそれがある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、特定のオペレータが持ち場を一時的に離れる時の防犯性を向上することを主たる目的とする。また、キーボードを用いる装置において、特定のオペレータが持ち場を一時的に離れる時の防犯性を実現する入力制御装置、およびその入力制御装置を組み入れた電子レジスタ並びにPOSレジスタを提供することを従たる目的とする。
[1]本発明は、上記目的を達成するため、予め登録された特定のオペレータの操作により信号を入力する入力部を有する主装置に付加される入力制御装置であって、特定のオペレータが主装置の付近にいるか否かを検知する検知手段と、その検知手段が出力する不在検知信号が一定時間以上継続した時は特定のオペレータが主装置から離れたと判定して離間判定信号を出力する判定手段と、その判定手段が出力した離間判定信号に基づき入力部からの入力を禁止し、または入力部の操作を無効にし、その状態を保持する入力制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成により、特定のオペレータが主装置から一定時間以上離れたときは、その間に入力部を操作したとしても、主装置は機能しない。特定のオペレータが主装置から離れないときは、入力部を一定時間以上操作しなくても、主装置は機能不可能にならない。
上記構成により、特定のオペレータが主装置から一定時間以上離れたときは、その間に入力部を操作したとしても、主装置は機能しない。特定のオペレータが主装置から離れないときは、入力部を一定時間以上操作しなくても、主装置は機能不可能にならない。
前記判定手段は、離間判定信号を出力した後、検知手段から存在検知信号を入力した時、または検知手段から不在検知信号が入力しなくなった時は、離間判定信号の出力を停止し、または離間判定信号に代えて帰還判定信号を出力し、かつ、前記入力制御手段は、判定手段からの離間判定信号の入力の停止または帰還判定信号の入力に基づき、入力部からの入力禁止を解除し、または入力部の操作の無効化を解除するものであることが望ましい。
前記入力制御手段は、判定手段が離間判定信号を出力した時、キーボードの全キーのコード入力を禁止する手段、または、全キーが出力するコードの受け入れを禁止する手段を備えたものとすることができる。
[2]前記主装置は、入力部としてキーボードを用いる装置(パソコン、電子レジスタ、制御装置等)であって、上記入力制御装置が組み込まれ、前記入力制御手段は、判定手段が出力した離間判定信号に基づき、キーボードの少なくとも所定のキーからのコード入力を禁止し、またはキーボードの少なくとも所定のキーの操作を無効にし、その状態を保持することを特徴とする。
たとえば、キーボードを用いる装置がPOSレジスタであり、キーボードの所定のキーがPOSレジスタのドロアを開閉させるドロア開閉機構に開放動作をさせるためのキーである場合は、特定のオペレータが装置から離れたときは、他人がそのキーを操作したとしても、ドロア開閉機構が開放動作をしないようにすることができる。
本発明は、上記主装置が電子レジスタまたはPOSレジスタであって、上記入力制御装置が組み込まれ、電子レジスタのキーボードの所定のキーはPOSレジスタのドロアユニットのドロア開閉機構に開放動作をさせるためのオープンキーであることを特徴とする。
上記入力制御装置は、判定手段が離間判定信号を出力した時、入力制御手段がキーボードの全キーのコード入力を禁止する手段(回路)、または、全キーが出力するコードの受け入れを禁止する手段(回路)を備えたものとすることができる。
前記電子レジスタまたはPOSレジスタは、キーボードに操作された時にドロア開放要求信号を出力するオープンキー(ロック解除キー)を2個(第1オープンキーと第2オープンキー)備え、検知手段が存在検知信号を出力している場合、もしくは不在検知信号を出力しない場合、または判定手段が離間判定信号を出力していない場合、もしくは帰還判定信号を出力している場合は、第1オープンキーと第2オープンキーを同時に操作した時、前記演算制御部はドロアユニットのドロア開閉機構に開放指令信号を与えることを特徴とする。
前記第1オープンキーは所定のコードを出力する固定のキーとし、前記第2オープンキーはそれぞれ所定のコードを出力する複数のキーの中から選択された任意のキーとすることが望ましい。
前記第1オープンキーおよび前記第2オープンキーは、いずれもそれぞれ所定のコードを出力する複数のキーの中から選択された任意のキーとすることもできる。
[3]本発明は、操作されたときにドロア開放要求信号を出力するオープンキ―を含む入力部と、オープンキ―からドロア開放要求信号を入力したときは開放指令信号を出力する制御部とを備えた電子レジスタと、ドロアを筐体の中に収容したときはそのドロアをロックするロック機構および前記制御部からドロア開放指令信号を与えられたときは前記ロック機構のロックを解除して前記ドロアを開けるドロア開閉機構を有するドロアユニットとを有するPOSレジスタにおいて、予め登録された特定のレジ係員が前記POSレジスタの付近にいるか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が出力する不在検知信号が一定時間以上継続した時は前記特定のレジ係員が前記POSレジスタから離れたと判定して離間判定信号を出力する判定手段と、前記判定手段が離間判定信号を出力したときはオープンキ―からのドロア開放要求信号の出力を禁止し、または前記制御部からの開放指令信号の出力を禁止し、もしくは無効にする入力制御手段とを設けたことを特徴とする。
前記検知手段には、個人識別機能を有する短距離無線通信機または生体認識装置を用いることができる。
上記個人識別機能を有する短距離無線通信機は、RFID通信システムを用いるものであり、レジ係員が所持するパッシブ型RFICタグと、前記POSレジスタに取り付けられ、前記RFICタグからの所定の識別情報(ID)を受信するRFリーダまたはRFリーダライタとからなり、前記判定手段は、前記RFリーダまたはRFリーダライタが所定のRFICタグから受信しない時間が所定時間以上継続したときに離間判定信号を出力することを特徴とする。
上記個人識別機能を有する短距離無線通信機は、ブルートゥース(登録商標)通信機を用いるものであり、レジ係員が所持する所定の識別情報(ID)を送信する送信機と、前記POSレジスタに取り付けられ、前記送信機から所定のデジタル信号を受信する受信機とからなり、前記判定手段は、前記受信機が前記送信機から受信しない時間が所定時間以上継続したときに離間判定信号を出力することを特徴とする。
前記生体認識装置は、音声認識センサまたは面相もしくは容姿鑑定システムであり、前記生体認識装置に結合される判定手段は、音声認識センサが予め登録された所定のレジ係員の音声を認識しない時間が所定時間以上継続したとき、または面相もしくは容姿鑑定システムが予め登録された所定のレジ係員の面相もしくは容姿を認識できない時間が所定時間以上継続したとき、離間判定信号を出力することを特徴とする。
判定手段が離間判定信号を出力したときにオープンキ―からのドロア開放要求信号の出力を禁止し、または制御部からの開放指令信号の出力を禁止し、もしくは無効にする入力制御手段は、オープンキーの操作により出力する信号を演算制御部に与える第1回路に、離間判定信号に基づいて第1回路を開放し、かつ離間判定信号の消滅(たとえば、音声認識センサが予め登録された所定のレジ係員の音声を認識したとき、もしくは面相もしくは容姿鑑定システムが予め登録された所定のレジ係員の面相もしくは容姿を認識した時)に基づいて第1回路を閉じる第2回路を設けて構成することができる。
本発明によれば、特定のオペレータが持ち場を一時的に離れる時の防犯性を向上させた装置を提供することができる。また、キーボードを用いる装置において、特定のオペレータが持ち場を一時的に離れる時の防犯性を実現する入力制御装置、およびその入力制御装置を組み入れた電子レジスタ並びにPOSレジスタを提供することができる。
[入力制御装置]
本発明の実施の形態に係る入力制御装置は、図1AにAで示すように、予め登録された特定のオペレータが入力部400を操作することにより信号が演算制御部500に入力される主装置Bに付加して用いられるものである。入力制御装置Aは、基本的な構成要素として、特定のオペレータがその主装置Bを操作し得るエリアにいるか否かを検知する検知手段100と、その検知手段100が出力する不在検知信号s10が一定時間以上継続した時は特定のオペレータが主装置Bから離れたと判定する判定手段200と、その判定手段200が出力した離間判定信号s21に基づき、入力部400から演算制御部500への入力を禁止し、または入力部400の操作を無効にし、その状態を保持する入力制御手段300とを備えている。
本発明の実施の形態に係る入力制御装置は、図1AにAで示すように、予め登録された特定のオペレータが入力部400を操作することにより信号が演算制御部500に入力される主装置Bに付加して用いられるものである。入力制御装置Aは、基本的な構成要素として、特定のオペレータがその主装置Bを操作し得るエリアにいるか否かを検知する検知手段100と、その検知手段100が出力する不在検知信号s10が一定時間以上継続した時は特定のオペレータが主装置Bから離れたと判定する判定手段200と、その判定手段200が出力した離間判定信号s21に基づき、入力部400から演算制御部500への入力を禁止し、または入力部400の操作を無効にし、その状態を保持する入力制御手段300とを備えている。
演算制御部500は、主装置Bの種類により、所定の演算処理と制御を行なうものであり、演算結果に基づき駆動制御部600を介して制御対象物700に所定の動作を行わせる。
予め登録された特定のオペレータが主装置Bを操作し得るエリアにいるか否かを検知する検知手段100には、既知の個人識別機能を有する短距離無線通信機または生体認識装置を用いることができる。個人識別機能を有する短距離無線通信機としては、たとえば、RFID通信システムまたはブルートゥース(登録商標)通信機を用いることができる。
RFID通信システムを用いるものは、特定のオペレータが所持するパッシブ型RFICタグと、主装置Bに取り付けられ、RFICタグからの所定の識別情報(ID)を受信するRFリーダまたはRFリーダライタとからなる。ブルートゥース(登録商標)通信機を用いるものは、特定のオペレータが所持する所定の識別情報(デジタルID)を送信する送信機(たとえば携帯電話機)と、主装置Bに取り付けられ、送信機から所定のデジタル信号を受信する受信機とからなる。
生体認識装置には、音声認識センサまたは面相もしくは容姿鑑定システムを用いることができる。
判定手段200は、検知手段100がRFID通信システムを用いるものである場合は、RFリーダまたはRFリーダライタが所定のRFICタグから受信しない時間が所定時間以上継続したときに離間判定信号を出力する。判定手段200は、検知手段100がブルートゥース(登録商標)通信機を用いるものである場合は、受信機が送信機から受信しない時間が所定時間以上継続したときに離間判定信号を出力する。また、検知手段100が生体認識装置を用いるものである場合は、判定手段200は、音声認識センサが予め登録された所定のレジ係員の音声を認識しない時間が所定時間、たとえば3〜5秒間以上継続したとき、または面相もしくは容姿鑑定システムが予め登録された所定のレジ係員の面相もしくは容姿を認識できない時間が所定時間以上継続したとき、離間判定信号を出力する。
判定手段200は、離間判定信号を出力した後、検知手段100から存在検知信号を入力したときは、離間判定信号の出力を停止し、または離間判定信号に代えて帰還判定信号を出力する。また、入力制御手段300は、判定手段200からの離間判定信号の入力の停止(または離間判定信号に代える帰還判定信号の入力)に基づき、入力部400からの入力禁止を解除し、または入力部400の操作の無効化を解除することが望ましい。
図1Aの実施の形態では、入力制御装置Aが主装置Bとは別個に構成されている。しかし、他の実施の形態として、検知手段100以外の判定手段200と入力制御手段300を図1Aの演算制御部500の中に組み込んで、図1Bに示すように、演算制御部500で判定手段500aと入力制御手段500bと演算制御手段500cを構成してもよい。
[POSレジスタ]
続いて、本発明をキーボードを用いる装置の一つであるPOSレジスタに適用した場合の実施の形態について図2以下の図面を参照しながら説明する。
続いて、本発明をキーボードを用いる装置の一つであるPOSレジスタに適用した場合の実施の形態について図2以下の図面を参照しながら説明する。
図2に例示するPOSレジスタ1は、電子レジスタ10とドロアユニット20とを有する。
[電子レジスタ]
電子レジスタ10は、図3に例示するように、操作されたときにドロア開放要求信号を出力するオープンキ―を含む入力部11と、その入力部11から入力される信号に基づいて演算処理・制御を行なう演算制御部(CPU)12と、入力内容および処理結果を表示する表示部13と、プログラムやワーキングデータを記憶するとともに、入力内容および処理結果を一時的に記憶する記憶部14と、演算制御部12の処理結果に基づいて制御対象物700に相当するドロアユニット20の後述されるロック機構およびドロア開閉機構を駆動させる駆動制御部15とを有し、入力部11から駆動制御部15までのそれぞれと演算制御部12との間のアクセス(電気的接続)を調整するI/Oインターフェース部16を有する。図3のAは、電子レジスタ10に組み込まれた図1Aの入力制御装置Aである。
[電子レジスタ]
電子レジスタ10は、図3に例示するように、操作されたときにドロア開放要求信号を出力するオープンキ―を含む入力部11と、その入力部11から入力される信号に基づいて演算処理・制御を行なう演算制御部(CPU)12と、入力内容および処理結果を表示する表示部13と、プログラムやワーキングデータを記憶するとともに、入力内容および処理結果を一時的に記憶する記憶部14と、演算制御部12の処理結果に基づいて制御対象物700に相当するドロアユニット20の後述されるロック機構およびドロア開閉機構を駆動させる駆動制御部15とを有し、入力部11から駆動制御部15までのそれぞれと演算制御部12との間のアクセス(電気的接続)を調整するI/Oインターフェース部16を有する。図3のAは、電子レジスタ10に組み込まれた図1Aの入力制御装置Aである。
[ドロアユニット]
ドロアユニット20は、図4〜図11に詳細に示すように、筐体21と、ドロア22と、ロック機構23と、ドロア開閉機構24とを有する。以下に、これらについて詳述する。
ドロアユニット20は、図4〜図11に詳細に示すように、筐体21と、ドロア22と、ロック機構23と、ドロア開閉機構24とを有する。以下に、これらについて詳述する。
[筐体]
筐体21は、カバー21aと本体21bとからなり、正面の開口211を除く全面が遮蔽された収容空間212(図9,10参照)を有する。開口212からドロア22が出し入れによる開閉ができるように収容されている。ドロア22を開閉可能にするため、ドロア22は筐体21の底板213の付近に備えられているキャリッジ214に結合されている。その結合手段は任意であるが、一例を説明すると、ドロア22の底板221の後端部の左右両側にピン222が下向きに突設され、そのピン222は、キャリッジ214の前端部に形成されている2個の孔215に嵌合されている。また、筐体21の左右の側壁216の下端に筐体21の前後方向に水平に延びる溝付きガイドレール217aが設けられ、各ガイドレール217aの溝にキャリッジ214の左右両端縁が摺動自在に嵌合されている。さらに、筐体21の底板213の幅中央における前後両端付近に立設された突起218,219に、前後方向に延びるガイドロッド2110の両端部が固定されていて、そのガイドロッド2110はキャリッジ214の底面に固着されたブロック2111の孔に滑動可能に嵌合されている。
筐体21は、カバー21aと本体21bとからなり、正面の開口211を除く全面が遮蔽された収容空間212(図9,10参照)を有する。開口212からドロア22が出し入れによる開閉ができるように収容されている。ドロア22を開閉可能にするため、ドロア22は筐体21の底板213の付近に備えられているキャリッジ214に結合されている。その結合手段は任意であるが、一例を説明すると、ドロア22の底板221の後端部の左右両側にピン222が下向きに突設され、そのピン222は、キャリッジ214の前端部に形成されている2個の孔215に嵌合されている。また、筐体21の左右の側壁216の下端に筐体21の前後方向に水平に延びる溝付きガイドレール217aが設けられ、各ガイドレール217aの溝にキャリッジ214の左右両端縁が摺動自在に嵌合されている。さらに、筐体21の底板213の幅中央における前後両端付近に立設された突起218,219に、前後方向に延びるガイドロッド2110の両端部が固定されていて、そのガイドロッド2110はキャリッジ214の底面に固着されたブロック2111の孔に滑動可能に嵌合されている。
ドロア22の開閉動作がよりスムーズにできるようにするため、筐体21の左右の側壁216の上部にも、溝付きガイドレール217bが設けられ、ドロア22の左右の側壁223の外面上端部付近において前後方向に延びる突起224がガイドレール217bの溝に摺動可能に嵌合されている。
[ロック機構]
ロック機構23は、キャリッジ214の後部に開けられた角穴231に規制部材を出し入れすることで、キャリッジ214を手前に引き出せないように構成されている。以下に詳述する。
ロック機構23は、キャリッジ214の後部に開けられた角穴231に規制部材を出し入れすることで、キャリッジ214を手前に引き出せないように構成されている。以下に詳述する。
筐体21の底板213の上面であって、収容空間212に収容されたドロア22の後方に、ブラケット232が立設され、そのブラケット232にソレノイド233が取付けられている。ブラケット232に回転自在に軸支された上記規制部材に相当するロックレバー234は、その上部がソレノイド233のプランジャ235のピンと係合されているため、ソレノイド233の吸引、復旧で揺動する。ロックレバー234の前端にはラッチ部236が設けてあり、ソレノイド233の復旧時にラッチ部236がキャリッジ214の角穴231に落ち込むので、キャリッジ214の前方への移動が規制される。また、筐体21の後部には、ドロア22が閉められた状態を検知するためのドロアホーム検知センサ237を備えている。
なお、図示されていないが、キャリッジ214にはドロア22が取り付けられたことを検知するドロア検知センサが備えられている。
[ドロア開閉機構]
筐体21の収容空間212の後部に、ドロア22を動力で筐体21に対して出し入れするドロア開閉機構24が設けられている。ドロア開閉機構24は、筐体21の底板212の奥側端部にブラケット240を介して設置されたモータ241と、そのモータ241により回転される駆動プーリ242と、その駆動プーリ242により回転されるスチールワイヤなどのワイヤ243とで構成されている。モータ241と駆動プーリ242の間には、互いに噛み合うモータギヤ244とドリブンギヤ245が設けられ、ドリブンギヤ245と駆動ブーリ242の間にはトルクリミッタ(商標)246が設けられている。
筐体21の収容空間212の後部に、ドロア22を動力で筐体21に対して出し入れするドロア開閉機構24が設けられている。ドロア開閉機構24は、筐体21の底板212の奥側端部にブラケット240を介して設置されたモータ241と、そのモータ241により回転される駆動プーリ242と、その駆動プーリ242により回転されるスチールワイヤなどのワイヤ243とで構成されている。モータ241と駆動プーリ242の間には、互いに噛み合うモータギヤ244とドリブンギヤ245が設けられ、ドリブンギヤ245と駆動ブーリ242の間にはトルクリミッタ(商標)246が設けられている。
ドロア22の正面壁225に、ドロア22を開閉操作するための開閉ボタンK0が設けてある。開閉ボタンK0は、図3の入力部11の1構成要素である。開閉ボタンK0は、押圧されるたびにドロア開放要求信号とドロア閉鎖要求信号を交互に出力する。すなわち、開閉ボタンK0の1回目の押圧によりドロア開放要求信号(開コマンド)が演算制御部12に与えられる。また、開閉ボタンK0の2回目の押圧によりドロア閉鎖要求信号(閉コマンド)が演算制御部12に与えられる。
こうして、ドロア22が図2の閉状態にあるときに開閉ボタンK0を押すと、開コマンドが演算制御部12に与えられ、演算制御部12は駆動制御部15を介して一方にはロック機構23のソレノイド233を吸引させ、それにより、ロック機構23によるドロアのロックを解除するとともに、他方にはドロア開閉機構24のモータ241を正転させる。これにより駆動プーリ242が正転されてワイヤ243が所定の一方向に移動されるので、ドロア22は図9に示すように開けられる。
また、ドロア22が図9の開状態にあるときに開閉ボタンK0を押すと、閉コマンドが演算制御部12に与えられ、演算制御部12は駆動制御部15を介して一方にはロック機構23のソレノイド233を復旧させるとともに、他方にはドロア開閉機構24のモータ241を逆転させる。これにより駆動プーリ242が逆転されてワイヤ243が所定の他方向に移動されるので、ドロア22は図2に示すように閉められるとともに、ロックレバー234によりドロア22がロックされる。
ドロア22が閉められた時、ソレノイド233は復旧状態にあるが、キャリッジ214がロックレバー234の斜面を押し上げて進みキャリッジ214が所定の位置に来ると、ロックレバー234が自重でキャリッジ214の角穴231に入り、ドロア22をロックする。
収容空間212の後部には、リミットスイッチ247が設けてある。ドロア22が収容空間212の所定の位置まで収納されると、ドロアホーム検知センサ237が動作されて出力するので、モータ241の回転が停止される。
収容空間212の前部底面、すなわち、筐体21の底板213の上面の開口211付近にアイドルプーリ248が備えられている。そのアイドルプーリ248と後方の駆動プーリ242の間に、ほぼループ状に張設されているワイヤ243が掛けられている。ワイヤ243の両端は、穴を有する球(不図示)に貫通しており、ワイヤと球が圧着されている。さらに、ワイヤ243の中間にも球(不図示)が圧着されていて、ワイヤ243には合計3個の球が固着されている。ワイヤ両端の2個の球は、駆動プーリ242の溝にそれぞれ抜けないように押し込められ、ワイヤ中間の球は、キャリッジ214の起伏部側面の4個の突出部の間に挟み込まれている。このような構成により、モータ241の回転(正転および逆転)でキャリッジ214およびドロア22が前後に移動することができる。
ドロア22の開閉動作は、上記開閉ボタンK0の操作により行われる場合のほか、電気レジスタ10による計算終了に基づき自動的に行われる場合があり得る。以下に、計算終了に基づき自動的にドロアの開閉が行われる場合の動作流れを説明する。
(1)演算制御部12は電気レジスタ10による計算終了に基づきロック解除指令信号を駆動制御部15に与え、駆動制御部15はソレノイド233を吸引させ、キャリッジ214のロックを解除させる。
(2)次に、演算制御部12はモータ正転指令信号を駆動制御部15に与え、駆動制御部15は駆動モータ231に正転させて、キャリッジ214を前進させ、ドロア22を手前に規定量移動させてドロアを開ける。
(3)演算制御部12はドロアの開放を検知した後、駆動制御部15を介してソレノイド233を復旧させる。
(4)レジ係員が顧客に対する貨幣の入出金処理を行う。
(5)演算制御部12は入出金処理が終了すると、モータ逆転指令信号を駆動制御部15に与え、駆動制御部15は駆動モータ231に逆転させて、キャリッジ214を後退させる。
(6)ドロアホーム検知センサ237がキャリッジ214を検知した後、キャリッジ214をさらに数mm後退させて駆動モータ231を所定位置に停止する。
(7)ソレノイド233は復旧されているので、所定位置に停止したキャリッジ214がロックレバー234にロックされ、ドロア22は閉状態となる。
(1)演算制御部12は電気レジスタ10による計算終了に基づきロック解除指令信号を駆動制御部15に与え、駆動制御部15はソレノイド233を吸引させ、キャリッジ214のロックを解除させる。
(2)次に、演算制御部12はモータ正転指令信号を駆動制御部15に与え、駆動制御部15は駆動モータ231に正転させて、キャリッジ214を前進させ、ドロア22を手前に規定量移動させてドロアを開ける。
(3)演算制御部12はドロアの開放を検知した後、駆動制御部15を介してソレノイド233を復旧させる。
(4)レジ係員が顧客に対する貨幣の入出金処理を行う。
(5)演算制御部12は入出金処理が終了すると、モータ逆転指令信号を駆動制御部15に与え、駆動制御部15は駆動モータ231に逆転させて、キャリッジ214を後退させる。
(6)ドロアホーム検知センサ237がキャリッジ214を検知した後、キャリッジ214をさらに数mm後退させて駆動モータ231を所定位置に停止する。
(7)ソレノイド233は復旧されているので、所定位置に停止したキャリッジ214がロックレバー234にロックされ、ドロア22は閉状態となる。
以上の実施の形態において、開閉ボタンK0を押すだけで、または入出金処理が終了すると、直ちにドロアが開くのは、防犯上好ましくないので、その対策が望まれていた。
図13から図16は,筐体21と閉まるドロア22の間に指などを挟んだ時や異物があった時などに、ドロア22の閉動作を停止させる機構である。筐体21の手前上部の左右には溝が備えられ、その溝に検知バー238が揺動自在に支えられている。さらに、筐体21には検知バー238が回転した時に検知バー238により光軸を遮られる位置に異物検知センサ239が備えられている。
図16に示すように、筐体21とドロア22の間に指等fが挟まれると、検知バー238が押され回転することにより、異物検知センサ239をONにし、モータ231を停止させ、瞬時にモータ231を開方向に回転し、ドロア22を一旦手前に引き戻す。その後に再度ドロア22の閉動作を行う。この検知後のモータ停止から復旧の閉動作までの制御は、時間の制御で行うか、またはボタンの押下を絡めるか様々考えられる。
なお、トルクリミッタ236はこのような時に手を傷つけないようにスリップさせるためでもあるが、停電時にロックレバー234を手動で開にしてからドロア22を強い力で引き出すことができるように考慮している。この時のロックレバー234の解除は、筐体21の底から突き出ているロックレバー234の先端を手前に引くことで、キャリッジ214からラッチ部236を逃がすことができる。
[他の実施の形態]
次に、先の実施の形態と異なるロック機構とドロア開閉機構について、図17以下の図面を参照しながら説明する。先の実施の形態と共通する部材には、同一の符号を用いる。
[ドロアユニット]
ドロアユニット20は、図17〜図21に詳細に示されているように、筐体21と、その筐体の中に出し入れ可能に収容されたドロア22と、ドロア22が筐体21の中に収容された時にロックして、閉状態を保持するロック機構30と、操作されたときにロック機構30によるロックを解除し、ドロア22を筐体21の外に突出された開状態に移動させるドロア開閉機40と、非営業中のドロアの不正な開放(引出し)を阻止する施錠装置50とを有する。
次に、先の実施の形態と異なるロック機構とドロア開閉機構について、図17以下の図面を参照しながら説明する。先の実施の形態と共通する部材には、同一の符号を用いる。
[ドロアユニット]
ドロアユニット20は、図17〜図21に詳細に示されているように、筐体21と、その筐体の中に出し入れ可能に収容されたドロア22と、ドロア22が筐体21の中に収容された時にロックして、閉状態を保持するロック機構30と、操作されたときにロック機構30によるロックを解除し、ドロア22を筐体21の外に突出された開状態に移動させるドロア開閉機40と、非営業中のドロアの不正な開放(引出し)を阻止する施錠装置50とを有する。
ロック機構30は、筐体21の底板213の後部上面に固着された取付部材31と、取付部材31に揺動可能に支持されたロックレバー32と、ロックレバー32の近傍において取付部材31に取付けられたソレノイド33とを有する。
ドロア開閉機40は、取付部材31の前面に後端が固着され、前方に延びるコイルばね41と、非常用に備えられた操作棒42とからなっている。
ロックレバー32は、図23に示すように、概略T字形に形成され、その中間の孔34に貫通されるピンにより取付部材31に揺動可能に支持されている。また、ロックレバー32の垂下片35は操作棒42の後端部の直後においてその操作棒42の後方移動線上に存在している。また、ロックレバー32の前部水平片36には、先端に上向きの鉤状のラッチ37が形成されている。そして、ロックレバー32の後部水平片37の先端には、ソレノイド33のプランジャ38がピン39を介して結合されている。
図18および図20,21に示すように、ドロア22の背面壁226には、その外側面から突出する係止ピン310が設けられている。ドロア22が筐体21の収容空間に完全に収容された時に係止ピン310がロックレバー32のラッチ37と係合することにより、ドロア22がロックされるようになっている。したがって、ドロア22の係止ピン310もロック機構30の構成要素の一つである。
施錠装置50は、周知の物であり、たとえば、ドロア22の前面壁225に設けられた錠と、その錠の鍵穴に挿入された鍵を所定の正方向または逆方向に回転するときに供回りされるラッチ(図示せず)と、筐体21の収容空間の開口211の下辺に設けられた穴(図示せず)であって、錠の回転されたラッチを係止し、または係止を解除する穴とから構成されている。
上記構成により、ドロア22を筐体21の収容空間に完全に押し込むと、コイルばね41がドロア22の背面壁226により圧縮されるとともに、ドロア22の係止ピン310がロック機構23のロックレバー32のラッチ37を押し下げて乗り越えた時に上昇復帰するラッチ37に係止される。このとき、ソレノイド33は復旧(非励磁)状態にあり、プランジャ38は下降位置にある。つまり、ドロア22がロックされ、閉状態に維持される。
閉状態にあるドロア22を開けるためには、すなわち、ドロア22のロック状態を解除するためには、駆動制御部15によりソレノイド33を電気的に駆動して吸引(励磁)状態にする必要がある。従来は、ソレノイド33を駆動するために、入力部であるキーボードの所定の一つのキーをオープンキーとして、そのオーブンキーを押すだけで、ソレノイド33が励磁され、ドロア22のロック状態を解除することができた。すなわち、誰でもオーブンキーを押せばドロア22が開いたので、上記の実施の形態と同様に、その対策が望まれていた。
本発明の実施の形態においては、対策として、上記入力制御装置Aを電子レジスタ10に付加することにより、特定のオペレータ(レジ係員)が所定の条件で開閉ボタンK0を操作した時のみ、開閉ボタンK0の操作を有効とし、所定の条件が満たされない場合は、開閉ボタンK0を操作してもドロア開閉機構24が動作しないようにした。
続いて、POSレジスタ1において用いられる入力制御装置Aの具体例について詳細に説明する。入力制御装置Aの検知手段100は、予め登録された特定のレジ係員がそのPOSレジスタ1から所定距離以内、たとえばPOSレジスタ1から1m以内にいるか否かを検知するものである。
予め登録された特定のレジ係員がそのPOSレジスタ1を操作し得るエリアにいるか否かを検知する検知手段100には、個人識別機能を有する短距離無線通信機、たとえば、RFID通信システムまたはブルートゥース(登録商標)通信機を用いることができる。
RFID通信システムを用いるものは、図2に例示するように、レジ係員が所持する既知のパッシブ型RFICタグ101と、POSレジスタ1に取り付けられ、RFICタグ101からの所定の識別情報(ID)を受信する既知のRFリーダまたはRFリーダライタ102とから構成することができる。この場合、RFICタグ101は、POSレジスタ1から所定距離以内に存在する時はRFリーダまたはRFリーダライタ102から電力波を受信して通信可能であるが、POSレジスタ1から所定距離を超えて離れた時は通信不可能になるように設定される。また、RFリーダまたはRFリーダライタ102に接続される判定手段200は、RFリーダまたはRFリーダライタ102が所定のRFICタグ101から受信しなくなった時から所定時間、たとえば3〜5秒間を経過したときに離間判定信号を出力する。
1台のPOSレジスタ1を複数人のレジ係員が交代で担当する場合は、各レジ係員のRFICタグ101とRFリーダまたはRFリーダライタ102との間で使用される通信周波数をレジ係員ごとに異なる周波数とすることが良い。これにより、各レジ係員の責任範囲が明確になる。
ブルートゥース(登録商標)通信機を用いるものは、レジ係員が所持する所定の識別情報(デジタルID)を送信する送信機(たとえば携帯電話機)と、POSレジスタ1に取り付けられ、送信機から所定のデジタル信号を受信する受信機とで構成することができる。この場合、受信機は、送信機がPOSレジスタ1から所定距離以内、たとえば1m以内に存在する時は送信機から所定の識別情報を受信するが、POSレジスタ1から所定距離を超えて離れた時は通信不可能になるように設定される。また、受信機に接続される判定手段200は、受信機が送信機から受信しなくなった時からの経過時間が所定時間、たとえば3〜5秒間を超えたときに離間判定信号を出力する。
予め登録された特定のレジ係員がそのPOSレジスタ1を操作し得るエリアにいるか否かを検知する検知手段100には、既知の生体認識装置を用いることもできる。生体認識装置には、図24に示すように、たとえば表示部(モニター)13に取付けたマイクまたはカメラ103を用いる音声認識センサまたは面相もしくは容姿鑑定システムを用いることができる。生体認識装置に結合される判定手段200は、音声認識センサが予め登録されたレジ係員の特定の周波数の音声を認識しなくなった時から所定時間経過したとき、または面相もしくは容姿鑑定システムが予め登録されたレジ係員の特定の面相もしくは容姿を認識しなくなった時から所定時間経過したときに、離間判定信号を出力する。
上述のように、特定のレジ係員がPOSレジスタ1の付近にいると判定されている場合は、開閉ボタンK0を含めて、キーボードKBおよび(スキャナーが接続されている場合は)スキャナーからの入力が可能である。
そして、特定のレジ係員がPOSレジスタ1の開閉ボタンK0を押すと、ドロア開放要求信号が出力され、演算制御部500に入力される。したがって、演算制御部500は駆動制御部600を介して、第1実施の形態においてはPOSレジスタ1のソレノイド233およびモータ241を駆動させることにより、ドロア22を開けることができる。また、第2実施の形態においてはソレノイド33を駆動させ、閉めてあるドロア22のロックを解除して、ドロア22をコイルばね41の付勢により開けることができる。
つまり、特定のレジ係員がPOSレジスタ1の所定エリア内にいることと、特定のキー(開閉ボタンK0)を押すことの2つの条件が満たされたときにのみ、ドロア22を開けることができる。そして、そのレジ係員がPOSレジスタ1から離れたときは、よそ者が特定のキー(開閉ボタンK0)を押してもドロア22は開かない。したがって、防犯性が得られている。
上記の例だけでも、POSレジスタ1のセキュリティは確保されるが、他の実施の形態として、オープンキーを2個設けると、防犯性がさらに高まる。すなわち、図25に示すように、キーボードKBに、操作された時にドロア開放要求信号を出力する2個のオープンキーK1,K2を備える。
図25は、POSレジスタ1の入力部400であるキーボードKBの一例を示す。キーボードKBには、置数キーや操作キーなどが配置されている。第1オープンキーK1と第2オープンキーK2は、(a)両方とも固定キー、(b)一方が固定キーで他方が任意キー、(c)両方とも任意キーとすることができる。固定キーとは、特定されたキーの出力コードを記憶部16に記憶させてオープンキーとして設定した後は、他のキーに変更されないものを言い、任意キーとは、特定されたキーの出力コードを記憶部16に記憶させてオープンキーとして設定した後、定期的または任意の時期に他のキーに変更されるものをいう。
第1オープンキーK1を押すと、第1ドロア開放要求信号が演算制御部12に与えられ、第2オープンキーK2を押すと、第2ドロア開放要求信号が演算制御部12に与えられる。そして、演算制御部12は、第1ドロア開放要求信号と第2ドロア開放要求信号を同時に入力されたという条件が満たされた時に、ドロア開放指令信号を駆動制御部15に与えるため、ドロア22が開けられる。
判定手段200が離間判定信号を出力したときにオープンキーからのドロア開放要求信号の出力を無効にする手段は、オープンキーの操作により出力する信号を演算制御部500に与える第1回路に、離間判定信号に基づいて第1回路を開放し、かつ離間判定信号の消滅(または音声認識センサが予め登録された所定のレジ係員の音声を認識したとき、もしくは面相もしくは容姿鑑定システムが予め登録された所定のレジ係員の面相もしくは容姿を認識した時)に基づいて第1回路を閉じる第2回路を設けて構成することができる。
また、判定手段200が離間判定信号を出力したときに演算制御部500からの開放指令信号の出力を無効にする手段は、演算制御部500から開放指令信号をドロア開放機構に与える第1回路に離間判定信号の消滅(または音声認識センサが予め登録された所定のレジ係員の音声を認識したとき、もしくは面相もしくは容姿鑑定システムが予め登録された所定のレジ係員の面相もしくは容姿を認識した時)に基づいて第1回路を開放する第2回路を設けて構成することができる。
上記の実施の形態では、開いているドロア22を手で押すことにより、ドロア22が筐体21の中に収容され、ロックされる。しかし、特定のレジ係員がPOSレジスタ1から離れたことが検知された時に、ドロア22を自動的に筐体21の中に収容してロックする自動開閉機構を備えることもできる。
たとえば、図26に示すように、自動開閉機構60は、ドロア22の側面にナット61を固着するとともに、そのナット61にボールねじ62をねじ合わせし、そのボールねじ62を筐体21の底板211の前後に立設した支持部材63,64により回転自在に支持し、ボールねじ62を回転させるモータ65を筐体21の中に備えて構成することができる。図26において、66,67はモータ65のギヤとボールねじのギヤであり、噛み合っている。図26には、上述されたロック機構23が省略されている。
モータ65を制御する制御部66には、入力制御装置Aが接続される。そして、判定手段が離間判定信号を出力したときに演算制御部500が出力するドロア閉鎖指令信号が制御部68に与えられて、モータ65が所定方向に回転されることにより、ボールねじ62とナット61を介して、開位置にあるドロア22が筐体21の中に引込まれ、上述した場合と同様に、ロック機構23によりロックされる。
また、入力制御装置Aの判定手段が帰還判定信号を出力したときに演算制御部500がドロア開放指令信号を出力して制御部68に与え、モータ65を反対方向に回転させるようにすれば、POSレジスタ1から離れていた特定のレジ係員がPOSレジスタ1に戻ってきた時に、自動的にドア22のロックを解除し、かつ、開けることができる。
上述のように、特定のレジ係員がPOSレジスタ1から離れたことが検知され、所定時間経過したときは、キーボードのいずれのキーを押しても、閉状態にあるドロア22のロックが解除されないので、特定のレジ係員が持ち場を離れた場合の防犯性が確保される。しかし、そのレジ係員が急病その他の理由で持ち場を離れ、すぐには帰還できない場合があり得る。また、検知手段または判定手段の何らかの故障によりドロア22のロック解除ができない状態が発生することもあり得る。
このような非常事態が発生した場合に、ドロア22がロック解除不能な状態のまま置かれることによる不都合を回避するため、好ましい実施の形態においては、特定のレジ係員以外の者がドロア開閉機構を手動操作してドロアを開けることを可能にしてある。図19の非常用の操作棒42は、そのためのものである。すなわち、ドロアユニット20の露見されない位置に設けられた操作片(図示せず)を操作すると、操作棒42がロックレバー32の垂下片35を押してロックレバー32を回転させ、ロックレバー32のラッチ37が係止ピン310を解放するので、ドロア22がコイルばね41の力を受けて開放される。
なお、図26の自動開閉機構60は、ドロア22を安定的に移動させるようにするため、ドロア22の左右両側に設けられ、一つのモータ65により両側のボールねじ62が同期回転される。
A 入力制御装置
100 検知手段
200 判定手段
300 入力制御手段
B 主装置
400 入力部
500 演算制御部
600 駆動制御部
700 制御対象
1 POSレジスタ
10 電子レジスタ
11 キーボード
12 演算制御部
13 表示部
15 駆動制御部
20 ドロアユニット
21 筐体
22 ドロア
23 ロック機構
24 ドロア開閉機構
25 施錠装置
100 検知手段
200 判定手段
300 入力制御手段
B 主装置
400 入力部
500 演算制御部
600 駆動制御部
700 制御対象
1 POSレジスタ
10 電子レジスタ
11 キーボード
12 演算制御部
13 表示部
15 駆動制御部
20 ドロアユニット
21 筐体
22 ドロア
23 ロック機構
24 ドロア開閉機構
25 施錠装置
Claims (13)
- 予め登録された特定のオペレータの操作により信号を入力する入力部を有する主装置に付加される入力制御装置であって、
特定のオペレータが主装置の付近にいるか否かを検知する検知手段と、その検知手段が出力する不在検知信号が一定時間以上継続した時は特定のオペレータが主装置から離れたと判定する判定手段と、その判定手段が出力した離間判定信号に基づき入力部からの入力を禁止し、または入力部の操作を無効にし、その状態を保持する入力制御手段とを備えたことを特徴とする入力制御装置。 - 請求項1に記載の入力制御装置において、
前記判定手段は、離間判定信号を出力した後、前記検知手段から存在検知信号を入力したときは、前記離間判定信号の出力を停止し、または前記離間判定信号に代えて帰還判定信号を出力し、かつ、
前記入力制御手段は、前記判定手段からの離間判定信号の入力の停止または離間判定信号に代える帰還判定信号の入力に基づき、入力部からの入力禁止を解除し、または入力部の操作の無効化を解除するものであることを特徴とする入力制御装置。 - 請求項1に記載の入力制御装置において、
前記入力制御手段は、前記判定手段が離間判定信号を出力した時、キーボードの全キーのコード入力を禁止する手段、または、全キーが出力するコードの受け入れを禁止する手段を備えたものであることを特徴とする入力制御装置。 - 入力部としてキーボードを用いる装置であって、請求項1または2に記載の入力制御装置が組み込まれ、前記入力制御手段は、前記判定手段が出力した離間判定信号に基づき、キーボードの少なくとも所定のキーからのコード入力を禁止し、またはキーボードの少なくとも所定のキーの操作を無効にし、その状態を保持することを特徴とする装置。
- 請求項4に記載の装置において、
前記装置は、電子レジスタまたはPOSレジスタであって、
前記キーボードの所定のキーは前記POSレジスタのドロアユニットのドロア開閉機構に開放動作をさせるためのオープンキーであることを特徴とする電子レジスタまたはPOSレジスタ。 - 請求項5に記載の電子レジスタまたはPOSレジスタにおいて、
前記検知手段が存在検知信号を出力している場合、または前記判定手段が離間判定信号を出力していない場合は、キーボードの第1オープンキー(ロック解除キー)と第2オープンキー(ロック解除キー)を同時に操作した時、前記演算制御部は前記ドロアユニットのドロア開閉機構に開放指令信号を与えることを特徴とする電子レジスタまたはPOSレジスタ。 - 請求項6に記載の電子レジスタまたはPOSレジスタにおいて、
前記第1オープンキーは所定のコードを出力する固定のキーであり、前記第2オープンキーはそれぞれ所定のコードを出力する複数のキーの中から選択された任意のキーであることを特徴とする電子レジスタまたはPOSレジスタ。 - 請求項6に記載の電子レジスタまたはPOSレジスタにおいて、
前記第1オープンキーおよび前記第2オープンキーは、いずれもそれぞれ所定のコードを出力する複数のキーの中から選択された任意のキーであることを特徴とする電子レジスタまたはPOSレジスタ。 - 操作されたときにドロア開放要求信号を出力するオープンキ―を含む入力部と、オープンキ―からドロア開放要求信号を入力したときは開放指令信号を出力する制御部とを備えた電子レジスタと、ドロアを筐体の中に収容したときはそのドロアをロックするロック機構および前記制御部からドロア開放指令信号を与えられたときは前記ロック機構のロックを解除して前記ドロアを開けるドロア開閉機構を有するドロアユニットとを有するPOSレジスタにおいて、
予め登録された特定のレジ係員が前記POSレジスタの付近にいるか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が出力する不在検知信号が一定時間以上継続した時は前記特定のレジ係員が前記POSレジスタから離れたと判定して離間判定信号を出力する判定手段と、前記判定手段が離間判定信号を出力したときはオープンキ―からのドロア開放要求信号の出力を禁止し、または前記制御部からの開放指令信号の出力を禁止し、もしくは無効にする入力制御手段とを設けたことを特徴とするPOSレジスタ。 - 請求項9に記載のPOSレジスタにおいて、
前記検知手段は、個人識別機能を有する短距離無線通信機または生体認識装置であることを特徴とするPOSレジスタ。 - 請求項10に記載のPOSレジスタにおいて、
前記個人識別機能を有する短距離無線通信機は、RFID通信システムを用いるものであり、レジ係員が所持するパッシブ型RFICタグと、前記POSレジスタに取り付けられ、前記RFICタグからの所定の識別情報(ID)を受信するRFリーダまたはRFリーダライタとからなり、前記判定手段は、前記RFリーダまたはRFリーダライタが所定のRFICタグから受信しない時間が所定時間以上継続したときに離間判定信号を出力することを特徴とするPOSレジスタ。 - 請求項10に記載のPOSレジスタにおいて、
前記個人識別機能を有する短距離無線通信機は、ブルートゥース(登録商標)通信機を用いるものであり、レジ係員が所持する所定の識別情報(ID)を送信する送信機と、前記POSレジスタに取り付けられ、前記送信機から所定のデジタル信号を受信する受信機とからなり、前記判定手段は、前記受信機が前記送信機から受信しない時間が所定時間以上継続したときに離間判定信号を出力することを特徴とするPOSレジスタ。 - 請求項10に記載のPOSレジスタにおいて、
前記生体認識装置は、音声認識センサまたは面相もしくは容姿鑑定システムであり、前記生体認識装置に結合される判定手段は、音声認識センサが予め登録された所定のレジ係員の音声を認識しない時間が所定時間以上継続したとき、または面相もしくは容姿鑑定システムが予め登録された所定のレジ係員の面相もしくは容姿を認識できない時間が所定時間以上継続したとき、離間判定信号を出力することを特徴とするPOSレジスタ。
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171017 |