JP2017192214A - ブラシレスモータ - Google Patents
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Description
この構成によれば、エンドフレームに設けられた補強リブが分離壁としても機能するため、部品点数の増加が抑制可能である。
この構成によれば、ステータの巻線との接続を図るために回路基板に備えられるターミナル部のケース部材が分離壁としても機能するため、部品点数の増加が抑制可能である。
この構成によれば、分離壁において接着剤を塗布する部位に溝が形成され接着剤がその溝に入り込むため、接着剤の保持力が高められ、また接着剤部分がラビリンス構造となって異物侵入がより生じ難い。
図1に示すように、本実施形態のブラシレスモータMは、例えば車両のエンジンに付随して設けられる電動可変バルブタイミング(電動VCT)装置に用いられるモータである。ブラシレスモータMは、ランデル型モータにて構成されるモータ本体11に対し、モータ本体11を駆動制御するための制御回路12が一体的に組み付けられて構成されている。
[ステータ]
図1及び図2に示すように、ステータ20は、円環状のステータコア21を有している。ステータコア21には、径方向内側に向かって延出される複数のティース22が周方向に等ピッチで設けられている。各ティース22は、径方向内側端がT字状をなすティース形状をなし、その径方向内周面が回転軸14の回転軸線Lを中心とした円弧面にて形成されている。各ティース22には、インシュレータ23を介して3相の巻線のそれぞれが巻回されている。具体的には、12個のティース22には、周方向に3相巻線、すなわちU相巻線24、V相巻線25、W相巻線26が順番に例えば集中巻きにて巻回されている。そして、これら巻回した巻線24,25,26に3相の駆動電流が供給されてステータ20に回転磁界を形成し、ステータ20の内側に配置したロータ30を正逆回転させる。
図1〜図3に示すように、ロータ30は、第1及び第2ロータコア31,41と、界磁磁石50と、整流磁石51と、センサマグネット55とを有している。
第1ロータコア31は、軟磁性材料よりなる電磁鋼板にて形成され、エンドフレーム70側に配置される。第1ロータコア31は、略円板状の第1コアベース32を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴32aが形成されている。貫通穴32aのエンドフレーム70側の外周部には、略円筒状のボス部32bが突出形成されている。貫通穴32aとボス部32bとは、バーリング加工にて同時に形成される。なお、ボス部32bの外径は、回転軸14の基端部を回転可能に支持する軸受16の外径、すなわちエンドフレーム70に設けた軸受16を収容固定する軸受収容部71の内径より短く形成されている。
第2ロータコア41は、第1ロータコア31と同一材質及び同形状であって、ヨークハウジング60側に配置される。第2ロータコア41は、円板状の第2コアベース42を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴42aが形成されている。貫通穴42aのヨークハウジング60側の外周部には、略円筒状のボス部42bが突出形成されている。貫通穴42aとボス部42bとは、バーリング加工にて同時に形成される。なお、ボス部42bの外径は、回転軸14の先端側部位を回転可能に支持する軸受15の外径、すなわちヨークハウジング60に設けた軸受15を収容固定する軸受収容部61の内径より短く形成されている。
図3に示すように、界磁磁石50は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴50aが形成されている。界磁磁石50は、その貫通穴50aに円筒状のスリーブ50bが貫挿されている。スリーブ50bは、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸14と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石50の外径は、第1及び第2コアベース32,42の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石50の外周面50cが第1及び第2コアベース32,42の外周面32c,42cと面一となる。
ロータ30は、界磁磁石50の外周側に補助磁石としての整流磁石51を備えている。整流磁石51は、円環状をなすよう形成される。なお、界磁磁石50と整流磁石51とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石50は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石51は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばサマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等などの希土類磁石で構成される。
センサマグネット55は、断面略矩形状で円環状をなしているが、軸方向一端面において、径方向中央部分がロータ30の本体側の固定部位Aに対して固定するための固定面55aとなっている。固定面55aは、センサマグネット55の全周に亘って設けられる円環状の平坦面をなしている。
また、本実施形態のブラシレスモータMは、センサマグネット55に対して軸方向に所定の間隔を有して対向するホールIC等の磁気センサ56が制御回路12の回路基板12aに設けられる。ここで、制御回路12の回路基板12aは、エンドフレーム70におけるヨークハウジング60とは反対側の面に配置されているが、磁気センサ56は、そのエンドフレーム70に設けた貫通窓70aを介してセンサマグネット55と対向している。そして、ロータ30と一体的にセンサマグネット55が回転することで、磁気センサ56はそのセンサマグネット55の磁極に応じた検出信号を出力する。磁気センサ56からの検出信号を受けた制御回路12は、その検出信号に基づいてロータ30の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、ブラシレスモータMの駆動制御を行う。
前述したように本実施形態のモータMのモータケース13は、ヨークハウジング60と、エンドフレーム70と、モータカバー80とを有する。
(1)本実施形態のブラシレスモータM(モータ本体11)のエンドフレーム70は、周縁部に沿った側壁73内にて制御回路12(回路基板12a)を収容する基板収容凹部78aと、モータ本体11の内部と連通する連通孔(接続孔72a、配置孔72b)とを有している。そして、基板収容凹部78aと連通孔(接続孔72a、配置孔72b)とは、分離壁として機能する第1〜第3補強リブ91〜93、軸受収容部71及びターミナル部94のケース部材98にて分離される。モータカバー80は、エンドフレーム70の側壁73の端面73aとの間に接着剤Xが塗布されるとともに、第2補強リブ92、軸受収容部71及びターミナル部94のケース部材98のそれぞれにおけるモータカバー80との対向面(端面92a,71b、上面98a)にて、側壁73の対向部間を連続して跨るように接着剤Xが塗布される。つまり、分離壁を構成する第1〜第3補強リブ91〜93、軸受収容部71及びターミナル部94のケース部材98と接着剤Xとを含めて基板収容凹部78aと連通孔(接続孔72a、配置孔72b)との分離が図られている。これにより、使用過程や製造過程で生じるモータ本体11からの異物がエンドフレーム70の連通孔(接続孔72a、配置孔72b)から基板収容凹部78a側、すなわち制御回路12(回路基板12a)側に侵入することを簡易に抑制することができる。
・上記実施形態では、エンドフレーム70の側壁73の端面73a、補強リブ91〜93の端面91a〜93a、及びターミナル部94のケース部材98の上面98aにそれぞれ溝73b,91b〜93b,98aを形成したが、いずれか1つまたは全部を省略してもよい。
・モータMは、バルブタイミング調整装置以外の装置の駆動源として車両に搭載されてもよい。
Claims (5)
- 有底筒状のヨークハウジング内にステータ及びロータが収容され、前記ヨークハウジングの開口部がエンドフレームにて閉塞されてなるモータ本体に対し、前記モータ本体の駆動制御を行う制御回路が前記エンドフレームの前記ヨークハウジングとは反対側に配置されてモータカバーにて覆われてなるブラシレスモータであって、
前記エンドフレームは、周縁部に沿って立設する側壁内にて前記制御回路の回路基板を収容する基板収容凹部と、前記モータ本体の内部と連通する連通孔とを有するものにおいて、前記基板収容凹部と前記連通孔とを分離する分離壁を有し、
前記モータカバーは、前記エンドフレームの側壁の端面との間に接着剤が介在しているとともに、前記分離壁における前記モータカバーとの対向面の全部又は一部に接着剤が介在されており、前記分離壁及び前記接着剤を含めて前記基板収容凹部と前記連通孔との分離が図られていることを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
前記分離壁は、前記エンドフレームにおいて前記側壁以外に立設された補強リブを含むことを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項1または請求項2に記載のブラシレスモータにおいて、
前記分離壁は、前記ステータの巻線との接続を図るために前記回路基板に備えられるターミナル部のケース部材を含むことを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、
前記分離壁における前記接着剤を塗布する部位には、溝が形成されていることを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のブラシレスモータにおいて、
前記モータ本体の回転軸の軸方向が鉛直方向に対して交差するように設置して使用されるものであり、
前記モータ本体の内部と連通する前記連通孔よりも前記基板収容凹部の方が上側に位置する配置構造にて構成されていることを特徴とするブラシレスモータ。
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