JP2017201852A - ロータおよびモータ - Google Patents
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Abstract
Description
ここで、特許文献1では、非磁性体へのロータコアの固定を、非磁性体の外周面に形成されたダブテール溝部と、ロータコアの基端に形成されたダブテール突起部との嵌合により行っている。
この場合、前記キー溝部の溝深さは、前記キー部の長さよりも長くなるように設定されており、且つ前記ダブテール突起部の突起高さは、前記ダブテール溝部の溝深さよりも深くなるように設定されており、前記キー溝部の前記キー部よりも長い分、および前記ダブテール突起部の前記ダブテール溝部よりも高い分が、それぞれ調整代とされていてもよい。
また、ダブテール溝部、およびダブテール突起部の製造誤差を、ダブテール溝内やキー溝内にできる隙間で吸収することができるので、キー溝部およびキー部に余計な負荷がかかることを防止できると共に、回転軸に対するロータコアの位置決めを、より確実に行うことができる。
(ブラシレスモータ)
図1は、ブラシレスモータ1の概略構成図である。
同図に示すように、ブラシレスモータ1は、いわゆるインナーロータである。ブラシレスモータ1は、ステータ2と、ステータ2の径方向内側に回転自在に配置されたロータ3とを有している。
なお、以下の説明では、ロータ3の軸方向を単に軸方向、ロータ3の回転方向を周方向、ロータ3の径方向を単に径方向と称して説明する。
ステータ2は、略円筒状のステータハウジング11と、ステータハウジング11に内嵌固定されている略円筒状のステータコア12と、により構成されている。
ステータコア12は、外周部を形成する環状のコア本体15を有している。コア本体15は、ステータコア12の環状の磁路を形成する部分である。コア本体15の外周面が、ステータハウジング11の内周面に焼嵌め等によって固定されている。
また、周方向に隣接するティース部14間には、蟻溝状のスロット17が軸方向に延びて形成されている。これらスロット17に、不図示のコイルが挿通されて収納される。
なお、ステータコア12は、周方向に分割して各々ティース部14を有する複数のコアユニットを互いに接合して構成してもよいし、周方向に分割せずに一体成形としてもよい。
図2は、図1のA部拡大図である。
図1、図2に示すように、ロータ3は、例えばアルミ焼結材等の非磁性材により形成された回転軸21と、回転軸21の外周面に取付けられ、放射状に配置される複数のロータコア22と、周方向で隣接するロータコア22間に配置される複数の永久磁石23と、により構成されている。
また、回転軸21の外周面のうち、各ロータコア22に対応する位置には、凹部31が軸方向に沿って形成されている。一方、各ロータコア22の基端22aには、凹部31に嵌る凸部32が軸方向全体に渡って形成されている。
図3は、図2のB部拡大図である。
同図に示すように、凹部31は、開口側に形成されたキー溝部33と、キー溝部33の径方向内側に形成されたダブテール溝部34と、が連通形成されたものである。キー溝部33は、周方向で対向する内側面33a,33b同士が略平行となるように形成されている。また、内側面33a,33bの間の幅W1は、ロータコア22の基端22aにおける周方向の幅W2の幅よりも大きく設定されている。
このように、キー部35の幅W3は、ロータコア22の基端22aにおける周方向の幅W2よりも大きく設定されているので、ロータコア22の基端22aと凸部32との接続部には、ロータコア22の周方向両側に、括れ部37が形成される。
なお、充填剤Jの充填タイミングは、回転軸21の凹部31にロータコア22の凸部32を嵌合させた後でもよいし、凹部31または凸部32の少なくとも何れか一方に、予め充填剤Jを塗布した状態で、凹部31に凸部32を嵌合させてもよい。また、充填剤Jとしては、接着剤や樹脂等が挙げられる。
ここで、永久磁石23は、この丸面取り部23aがロータコア22の括れ部37に配置されることにより、永久磁石23の径方向の位置決めが行われる。
このように取り付けられた永久磁石23の径方向外側端は、ロータコア22が扇状に形成されているので、露出した状態になる。
一方、永久磁石23の径方向内側端は、非磁性材からなる回転軸21に当接しているので、磁路が絶たれている。このため、永久磁石23の厚さ方向一面から厚さ方向他面への磁束の回り込みが防止される。
また、ダブテール溝部34、およびダブテール突起部36の製造誤差を、隙間Sで吸収することができるので、キー溝部33およびキー部35に余計な負荷がかかることを防止できると共に、回転軸21に対するロータコア22の位置決めを、より確実に行うことができる。
さらに、回転軸21に凹部31を形成し、ロータコア22に凸部32を形成することにより、回転軸21やロータコア22の剛性を確保し易い。つまり、回転軸21は、ロータコア22と比較して剛性が高いので、凹部31を形成する。これに対し、回転軸21と比較して剛性が低くなり易いロータコア22に凸部32を形成することにより、ロータコア22の剛性を高めることができる。この結果、回転軸21へのロータコア22の固定強度を高めることができる。
次に、図4、図5に基づいて、第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態におけるロータ403の概略構成図である。
同図に示すように、第1実施形態と第2実施形態との相違点は、第1実施形態では回転軸21に凹部31を形成する一方、ロータコア22に凸部32を形成したが、第2実施形態では、回転軸21に凸部432を形成する一方、ロータコア22に凹部431を形成する点にある。
同図に示すように、ロータコア22の基端22aに形成された凹部431は、開口側にダブテール溝部434が形成され、ダブテール溝部434の径方向外側にキー溝部433が形成されている。ダブテール溝部434は、開口側から径方向外側に向かうに従って漸次溝幅を大きくなるように末広がり状に形成されている。換言すれば、ダブテール溝部434は、軸方向平面視で略等脚台形状に形成されている。キー溝部433の周方向の幅は、ダブテール溝部434の下底の長さと同一に設定されている。
したがって、上述の第2実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上述の第2実施形態では、凹部431のキー溝部433の溝深さH3は、凸部432のキー部435の長さL3よりも長くなるように設定されており、且つ凸部432のダブテール突起部436の長さL4は、凹部431のダブテール溝部434の溝深さH4よりも深く設定されている場合について説明した。そして、キー溝部433のキー部435よりも長い分、およびダブテール突起部436のダブテール溝部434よりも長い分が、それぞれ回転軸21に対するロータコア22の位置(突出長さ)を調整する調整代としての役割を有している場合について説明した。
しかしながら、これに限られるものではなく、凹部31,431および凸部32,432の少なくとも何れか一方に、凹部31,431内での凸部32,432の径方向への移動を許容する調整代が設けられていればよい。
Claims (4)
- 少なくとも外周面に非磁性体を有する回転軸と、
前記回転軸の外周面に取付けられ、放射状に配置される複数のロータコアと、
前記複数のロータコアの間に配置される複数の永久磁石と、
を備え、
前記非磁性体、および前記ロータコアの基端の何れか一方に、軸方向に沿って延びる凹部が形成されていると共に、他方に前記凹部に嵌る凸部が形成されており、
前記凹部は、
周方向で対向する面が平行となるように形成されたキー溝部と、
径方向内側、および径方向外側の何れか一方に向かうに従って末広がりとなるように形成されたダブテール溝部と、
が連通形成されたものであり、
前記凸部は、
前記キー溝部に嵌るキー部と、
前記ダブテール溝部に嵌るダブテール突起部と、
が一体成形されたものであり、
前記凹部および前記凸部の少なくとも何れか一方には、前記凹部内での前記凸部の径方向への移動を許容する調整代が設けられていることを特徴とするロータ。 - 前記キー部の長さは、前記キー溝部の溝深さよりも長くなるように設定されており、
且つ前記ダブテール溝部の溝深さは、前記ダブテール突起部の突起高さよりも深くなるように設定されており、
前記キー部の前記キー溝部よりも長い分、および前記ダブテール溝部の前記ダブテール突起部よりも深い分が、それぞれ調整代とされていることを特徴とする請求項1に記載のロータ。 - 前記キー溝部の溝深さは、前記キー部の長さよりも長くなるように設定されており、
且つ前記ダブテール突起部の突起高さは、前記ダブテール溝部の溝深さよりも深くなるように設定されており、
前記キー溝部の前記キー部よりも長い分、および前記ダブテール突起部の前記ダブテール溝部よりも高い分が、それぞれ調整代とされていることを特徴とする請求項1に記載のロータ。 - 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のロータと、
前記ロータの周囲を取り囲むように形成され、巻線が巻装されているステータと、
を備えたことを特徴とするモータ。
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