JP2017208182A - 電解液注入方法 - Google Patents

電解液注入方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017208182A
JP2017208182A JP2016098345A JP2016098345A JP2017208182A JP 2017208182 A JP2017208182 A JP 2017208182A JP 2016098345 A JP2016098345 A JP 2016098345A JP 2016098345 A JP2016098345 A JP 2016098345A JP 2017208182 A JP2017208182 A JP 2017208182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyte
dispenser
injection
pattern
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016098345A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6762138B2 (ja
Inventor
幸大 長野
Yukihiro Nagano
幸大 長野
裕太 本橋
Hirota Motohashi
裕太 本橋
康太 中井
Yasuta Nakai
康太 中井
隆二 南野
Ryuji Minamino
隆二 南野
尚行 塩谷
Takayuki Shiotani
尚行 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2016098345A priority Critical patent/JP6762138B2/ja
Publication of JP2017208182A publication Critical patent/JP2017208182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6762138B2 publication Critical patent/JP6762138B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)

Abstract

【課題】電解液注入工程のサイクルタイムを長くすることなく、ディスペンサ5における電解液の析出物の堆積等による経時的な注入量ばらつきを適切に補正する。【解決手段】セル1の注入口を封止した後に重量を測定し、電解液重量が下限値MIN〜上限値MAXの範囲外であるセル1が同じディスペンサ5で4個連続して発生した場合(S1,S11)は、ばらつきのパターンを第2のパターンとし、そうでない場合は第1のパターンとする。第1のパターンでは、範囲内の4個のセル1の平均値AVEOKと目標重量WTTARGとの差分ΔWT1を補正値として、以後の注入工程に反映させる(S4〜S6)。第2のパターンでは、範囲外の4個のセル1の平均値AVENGと目標重量WTTARGとの比較的大きな差分ΔWT2を補正値として、以後の注入工程に反映させる(S13,S14)。【選択図】図4

Description

この発明は、ディスペンサによって所定量の電解液を電池容器内に注入する電解液注入方法に関し、特に、ディスペンサの経時的な特性の変化に対する補正の技術に関する。
電池の性能を安定的に得るためには、電池容器内に注入される電解液の重量(換言すれば液量)を正しく管理する必要がある。ディスペンサによって電解液を所定量に計量しつつ電池容器内に注入する場合、ディスペンサの各部(配管やノズルなど)に電解液の成分ないし反応物が析出して付着するなどの要因で、経時的に注入量の精度が低下する。
特許文献1には、電池容器内への電解液の注入工程において、大容量ポンプと精密ポンプとを併用し、大容量ポンプによって目標注入量の80パーセント程度まで注入した後に、電池容器の重量を測定して大容量ポンプによる実際の注入量を求め、この測定した注入量と目標注入量との差分だけ精密ポンプにより追加的に注入を行うようにした電解液注入方法が開示されている。つまり、大容量ポンプによる注入量の誤差が精密ポンプによる注入量に実質的にフィードバックされる形となっている。
特開2005−197087号公報
しかしながら、特許文献1のように注入工程の途中で電池容器の重量の測定を行って最終的な注入量を調整する方法では、サイクルタイムが長くなり、好ましくない。
この発明に係る電解液注入方法は、同じディスペンサにより注入がなされた複数個の電池の電解液重量のデータに基づいて、当該ディスペンサの注入量ばらつきのパターンを判別し、このばらつきのパターンに対応して予め定めた補正処理を以後の注入工程で実行するようにした。
この発明によれば、サイクルタイムが長くならずにディスペンサの経時的な特性変化に対処することができる。
この発明の一実施例が適用される電解液注入装置の構成を示す説明図。 1つの電池容器に対する注入工程のプロファイルを示す説明図。 この発明に係る電解液注入方法の処理の流れの概略を示すフローチャート。 各ディスペンサのデータ処理の詳細を示すフローチャート。 単調増加もしくは単調減少のパターンを示す特性図。 急降下型のパターンを示す特性図。 スパイク型のパターンを示す特性図。 異常なパターンの例を示す特性図。 異常なパターンの他の例を示す特性図。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、一実施例の電解液注入方法が適用される電解液注入装置の構成を示している。この実施例では、電池として、シート状の正極、負極およびセパレータを複数積層してなる発電要素を、ラミネートフィルムからなる袋状の電池容器内に電解液とともに収容してなる公知のフィルム外装型リチウムイオン二次電池(特開2011−222221号公報等参照)が注入対象となっている。すなわち、注入工程よりも前の工程において、発電要素を内側に配置した2枚のラミネートフィルムの四辺を、一辺の注入口を残した形で溶着することによって、発電要素を収容した略四角形の偏平な電池容器が構成されており、図1に示す注入装置を用いた注入工程において、電解液の注入が行われる。そして、電解液の注入後に、開口していた注入口を溶着することで、電池容器が密閉される。なお、以下の実施例の説明では、電解液注入の対象となる電池ないし電池容器を、電解液注入の前後ならびに注入口の封止の前後に拘わらず、単に「セル」と呼ぶこととする。
図1に示すように、電解液注入工程においては、複数個のセル1がマガジン2に並べて収容され、マガジン2単位で搬送される。電解液注入装置は、真空ポンプ4が接続された減圧用の密閉されたチャンバ3を備えており、1つのマガジン2が1つのチャンバ3に収容されて、減圧下で各セル1への電解液の注入がなされる。チャンバ3は、複数個、例えば6個のディスペンサ5を備えており、各々のディスペンサ5に、電解液タンク6から供給通路7を介して電解液が供給される。
ディスペンサ5は、詳細には図示しないが、サーボモータの回転によってボールねじ機構を介して進退するプランジャを備え、このプランジャによって押し出された電解液がノズル先端から吐出される構成となっている。従って、サーボモータの回転量により制御されるプランジャの進退量によって電解液が計量され、その計量された量の電解液がセル1へと注入される。
ここで、1つのマガジン2に収容されているセル1の個数は、1つのチャンバ3に対し設けられているディスペンサ5の数(例えば6個)の整数倍であり、例えば、24個のセル1が各マガジン2に収容されている。従って、マガジン2がチャンバ3内で僅かに移動することで、1つのディスペンサ5が、互いに隣接する4個のセル1への注入を担っている。さらに詳しくは、図2に示すように、各セル1への電解液の注入は、チャンバ3内の圧力を規定の真空圧まで減圧した条件下で、少量ずつ複数ステップ例えば9ステップに分割して行われる。各ステップでは、図示するように、電解液の注入後に、電解液の各部への浸透を待つための待機時間が存在し、この待機時間の間に次のセル1への電解液の注入がなされる。つまり、4個のセル1を賄う1つのディスペンサ5の動作としては、最初に第1のセル1に第1ステップの注入を行った後、第2のセル1、第3のセル1、第4のセル1へと順次に第1ステップの注入を行い、次に、第1のセル1に戻って第2ステップの注入を行う。そして、第2のセル1、第3のセル1、第4のセル1へと順次に第2ステップの注入を行ったら、再び第1のセル1に戻って第3ステップの注入を行う。このようにして、9回に分けて第1のセル1から第4のセル1までの全てのセル1への電解液の注入が完了したら、チャンバ3内の圧力が大気圧に戻され、マガジン2がチャンバ3から取り出される。そして、各々のセル1は、マガジン2から個々に取り出された後に、封止工程へと送られ、注入口の溶着による仮封止が行われる。
本実施例の電解液注入方法においては、注入口の仮封止の後に、個々のセル1の重量を測定し、注入前後の重量変化からセル1に実際に注入された電解液重量つまり注入量を求める。そして、この実際の注入量に基づいて、各ディスペンサ5の経時的な注入量ばらつきのパターンを判別し、このばらつきのパターンに対応してディスペンサ5の補正処理を以後の注入工程で実行する。なお、注入前のセル1の重量は、注入工程の直前で実際に個々に測定してもよく、あるいは、注入前のセル1の重量が規定値にあるものとみなして個々の測定を省略するようにしてもよい。
図3は、補正処理を含む実施例の電解液注入方法の概略を示しており、ステップAとして示すディスペンサ5による電解液注入の後に、ステップBとして示す個々のセル1の重量測定を行う。この重量測定により得られる注入量に相当する電解液重量のデータを演算処理し(ステップC)、対応するディスペンサ5に必要な補正処理を決定する(ステップD)。そして、この補正処理を、以後の電解液注入(ステップA)にフィードバックして反映させる。
図4は、各ディスペンサ5毎に行われるデータ処理の流れを示すフローチャートであり、以下、これを詳細に説明する。
このフローチャートは、対応するディスペンサ5が注入したセル1の重量測定の毎に実行されるものであり、ステップ1で、今回測定したセル1の電解液重量が、所定の下限値MIN〜上限値MAXの範囲内にあるか否かを判定する。この下限値MINおよび上限値MAXは、一実施例では、製品としての許容値に対応している。つまり下限値MIN〜上限値MAXの範囲内であれば良品であり、範囲外のセル1は不良品とみなされる。
今回測定したセル1の電解液重量が下限値MIN〜上限値MAXの範囲内にあれば、ステップ2,3の工程能力指数Cpの判定を経てステップ4へ進む。ステップ2,3については後述する。
ステップ4では、対応するディスペンサ5によって注入がなされた直前4個のセル1の電解液重量の平均値AVEOKを求める。ここでは、電解液重量が下限値MIN〜上限値MAXの範囲外であったセル1のデータは、平均値の演算対象から除外される。従って、平均値AVEOKは、良品4個のセル1の電解液重量の平均値である。なお、「4個」は一例に過ぎず、適当な複数個であれば足りる。
平均値AVEOKを求めた後、ステップ5において、平均値AVEOKが所定の下限値AVEMIN〜上限値AVEMAXの範囲内にあるか否かを判定する。ここで、平均値AVEOKについての下限値AVEMIN〜上限値AVEMAXは、個々のセル1の良品判定の際の下限値MIN〜上限値MAXの範囲内に設定される。つまり、AVEMIN>MIN、AVEMAX<MAX、である。ステップ5でYESであれば、ステップ6へ進み、平均値AVEOKと電解液重量(注入量)の目標値つまり目標重量WTTARGとの差分(乖離値)ΔWT1を求め、この差分ΔWT1を対応するディスペンサ5の補正値として設定する。この補正値は、以後の当該ディスペンサ5の電解液注入量に加算される。詳しくは、図2で示した9ステップに分割した注入工程の中で、最終の第9ステップでの注入量に上記の補正値が加算される。従って、第1〜第8ステップでは、電解液の浸透のために設定された待機時間等を考慮したものとして予め定められた所定量の電解液の注入がそれぞれなされ、その後の最終ステップにおいて、個々のディスペンサ5のばらつきに対応した過不足の補正がなされる。なお、一実施例では、下限値MINおよび上限値MAXは、目標重量WTTARGが中央値となるように設定され、同様に、平均値AVEOKについての下限値AVEMINおよび上限値AVEMAXも、目標重量WTTARGが中央値となるように設定される。
平均値AVEOKが所定の下限値AVEMINおよび上限値AVEMAXの範囲外であった場合には、ステップ7において平均値AVEOKが下限値AVEMIN未満であるか否かを判定する。YESであれば、当該ディスペンサ5の補正値として、正の所定値例えば「+1g」を設定し、NOであれば、当該ディスペンサの補正値として、負の所定値例えば「−1g」を設定する。これらの所定値「+1g」および「−1g」は、平均値AVEOKが下限値AVEMINないし上限値AVEMAXを越えたときの補正値の上限および下限に相当し、例えば、平均値AVEOKについての下限値AVEMINおよび上限値AVEMAXと目標重量WTTARGと差分に等しい。換言すれば、平均値AVEOKと目標重量WTTARGとの差分が大きい場合に、制御の発散を防ぐために、ステップ5,7,8,9の処理によって補正値の大きさ(絶対値)がある大きさに制限される。
上記のステップ4〜9の処理は、対応するディスペンサ5の注入量ばらつきのパターンが、図5に示すような単調増加もしくは単調減少のパターンであるものとして、注入量を目標重量WTTARGに近付けるように補正を行うものである。すなわち、図5に示すように実際の注入量(電解液重量)が僅かずつ徐々に増加もしくは減少する単調増加もしくは単調減少は、主に、ディスペンサ5の各部に電解液の成分ないし反応物が析出して徐々に付着していくことで生じるものと考えられる。ディスペンサ5は、定期的に析出物の清掃除去がなされるが、単調増加もしくは単調減少の特性に対し、目標重量WTTARGとの差分を加算することで、以後の注入量(電解液重量)が、目標重量WTTARGにより近付くこととなる。なお、上記の単調増加もしくは単調減少のパターンが、請求項における「第1のパターン」に相当する。
一方、ステップ1において、今回測定したセル1の電解液重量が下限値MIN〜上限値MAXの範囲内になければ、ステップ1からステップ11へ進み、このステップ11において、このような下限値MIN〜上限値MAXの範囲外のセル1が同一のディスペンサ5について4個連続して発生したか否かを判定する。このステップ11でYESの場合は、ディスペンサ5の注入量ばらつきのパターンが、図6に示すような急降下型のパターン(請求項における「第2のパターン」に相当する)であるものと判別し、ステップ12以降へ進む。急降下型のパターンは、例えば、電解液からの析出物による通路の目詰まりなどによって注入量(電解液重量)が良品である許容範囲から下限値MIN未満へと急激に低下したパターンである。なお、このパターンでは、一旦低下した注入量(電解液重量)は、回復することがない。
ステップ12では、今回測定したセル1の電解液重量を、第2の下限値MIN2(但しMIN2<MIN)および第2の上限値MAX2(但しMAX2>MAX)と比較する。今回測定したセル1の電解液重量が第2の下限値MIN2〜第2の上限値MAX2の範囲内であれば、ステップ13へ進み、ステップ11で既に判定したように同一のディスペンサ5について4個連続して発生した下限値MIN〜上限値MAXの範囲外のセル1の電解液重量の平均値AVENGを算出する。つまり、同一のディスペンサ5による不良品である4個のセル1についての平均値AVENGを求める。なお、「4個」は一例に過ぎず、適当な複数個であれば足りる。
次にステップ14へ進み、平均値AVENGと電解液重量(注入量)の目標値つまり目標重量WTTARGとの差分(乖離値)ΔWT2を求め、この差分ΔWT2を対応するディスペンサ5の補正値として設定する。この補正値は、以後の当該ディスペンサ5の電解液注入量に加算される。詳しくは、ステップ6等での補正と同様に、図2で示した9ステップに分割した注入工程の中で、最終の第9ステップでの注入量に上記の補正値が加算される。ここで、過度の補正による制御の発散を回避するために、差分ΔWT2に相当する補正値を、適当な上限、下限(例えば±2g)で制限するようにしてもよい。なお、第2の下限値MIN2および第2の上限値MAX2は、一実施例においては、目標重量WTTARGを中央値とするように設定される。この急降下型のパターン(第2のパターン)の際に与えられる補正値は、単調増加もしくは単調減少のパターン(第1のパターン)の際に与えられる補正値よりも大きなものとなる。
このように平均値AVENGと目標重量WTTARGとの差分ΔWT2に応じた比較的大きな補正値を与えることで、図6に示すように急降下していた注入量(電解液重量)が、以後の注入では、許容範囲(下限値MIN〜上限値MAX)内に入るようになる。なお、平均値AVENG算出の基礎となった各セル1は、いわゆる不良品であるから、マーキング等によって後工程にて排除される。
以上の第2のパターン(急降下型のパターン)に対し、ステップ12において、今回測定したセル1の電解液重量が第2の下限値MIN2〜第2の上限値MAX2の範囲外であった場合には、ステップ12からステップ15へ進み、対応するディスペンサ5を休止する。つまり、これは、注入量が極端に少ないかあるいは極端に多いことを意味し、ディスペンサ5の故障等が想定されるため、第2のパターンのような補正処理は行わずに、ディスペンサ5を休止する。
一方、ステップ11においてNOであった場合は、ステップ11からステップ16へ進み、単に警告表示を行う。これは、今回測定したセル1が下限値MIN〜上限値MAXの範囲外(ステップ1)であったものの、4個連続しては発生しなかったことを意味する。この場合は、図7に示すスパイク型のパターンであると判別する。つまり、ディスペンサ5における析出物の経時的な堆積とは無関係に、何らかの要因ないし外乱によって単発的に注入量の不良が発生しているものと想定される。このような単発的な注入量の不良は補正が困難であるので、ディスペンサ5の注入量の補正は行わない。そして、誤った補正を回避するために、このときのセル1の電解液重量のデータは、ステップ4の平均値AVEOKの算出あるいはステップ13の平均値AVENGの算出の基礎には加えられない。従って、何らかの外乱によって発生した注入量の過不足は、以後のディスペンサ5の注入量に不必要に反映せず、不必要な補正によりディスペンサ5の特性が目標重量WTTARGから離れてしまうことがない。
ステップ1でセル1の電解液重量が所定の下限値MIN〜上限値MAXの範囲内であった場合に、ステップ1から進むステップ2では、対応するディスペンサ5が注入した過去28個のセル1(下限値MIN〜上限値MAXの範囲内のセル1と範囲外のセル1の双方を含む)の電解液重量のデータから、工程能力指数Cpを演算する。工程能力指数Cpは、下記式から求められる上限側の工程能力指数Cpuと下限側の工程能力指数Cplのいずれか小さい方の値となる。なお、σは標準偏差、「平均値」は28個のデータの平均値である。
Cpu=(上限値MAX−平均値)/3・σ
Cpl=(下限値MIN−平均値)/3・σ
この工程能力指数Cpは、直近28個のデータを用いて、逐次算出される。
そして、次のステップ3において、算出した工程能力指数Cpが所定の閾値(例えば1.0)以上であるか否かを判定する。工程能力指数Cpが所定の閾値以上であれば、前述したステップ4以降へ進む。
工程能力指数Cpが所定の閾値未満である場合は、ステップ10へ進み、注入量の補正は行わずに、対応するディスペンサ5を休止する。図8および図9は、異常な注入量ばらつきパターンの2つの典型例を示している。図8は、全体的には減少(増加の場合もある)の傾向を示しつつ下限値MIN〜上限値MAXの範囲外となるセル1が不定期に発生するミックス型のパターンであり、図9は、注入量が繰り返し激しく変化する連続スパイク型のパターンである。これらのようなパターンでは、ばらつきが大きく、適切な補正も困難であるので、補正せずにディスペンサ5を休止する。図8あるいは図9のようなパターンは、ある程度の個数のデータに基づいて工程能力指数Cpを求めることにより、判別することができる。なお、「28個」は一例に過ぎず、工程能力指数Cpの信頼性を確保し得る適当な個数であれば足りる。
以上のように、上記実施例によれば、ラミネートフィルムからなる電池容器の注入口を封止(一実施例では仮封止)した後に計測した電解液重量のデータに基づき、ディスペンサ5の注入量ばらつきのパターンを判別し、各々のパターンに対応した補正処理を以後の注入工程で実行するようにしたので、電解液注入工程のサイクルタイムが長くなることがない。そして、電解液からの析出物の堆積等による経時的な注入量の精度低下に適切に対処することができ、電解液の過不足による不良発生を抑制することができる。
なお、上記実施例では、複数のディスペンサ5を用いてマガジン2内の多数のセル1に電解液を注入する電解液注入装置を例にして本発明を説明したが、本発明は、これに限らず、例えば、単一のディスペンサを具備する注入装置においても同様に適用が可能である。また、上記実施例のようなフィルム外装型リチウムイオン二次電池に限らず、缶型の電池などにも広く適用することができる。
1…セル
2…マガジン
3…チャンバ
5…ディスペンサ

Claims (8)

  1. ディスペンサによって所定量の電解液を電池容器内に注入する電解液注入方法であって、
    注入前後の電池容器の重量変化から注入された電解液重量を求め、
    同じディスペンサにより注入がなされた複数個の電池の電解液重量のデータに基づいて、当該ディスペンサの注入量ばらつきのパターンを判別し、
    このばらつきのパターンに対応して予め定めた補正処理を以後の注入工程で実行する、ことを特徴とする電解液注入方法。
  2. 所定数の電池の電解液重量が連続して所定の下限値MINから上限値MAXの範囲外であったか否かを判別し、否である場合は第1のパターンとし、所定数の電池の電解液重量が連続して上記範囲外であった場合は第2のパターンとする、ことを特徴とする請求項1に記載の電解液注入方法。
  3. 上記第1のパターンに対しては、上記範囲内にあった複数個の電池の平均値と目標重量との差分を求め、この差分を当該ディスペンサの補正値として以後の注入工程における電解液注入量に加算する、ことを特徴とする請求項2に記載の電解液注入方法。
  4. 上記補正値に所定の上限および下限が設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の電解液注入方法。
  5. 上記第2のパターンに対しては、第2の下限値MIN2(但しMIN2<MIN)を下回る電池あるいは第2の上限値MAX2(但しMAX2>MAX)を上回る電池が含まれないことを条件として、上記範囲外である所定数の電池の平均値と目標重量との差分を求め、この差分を当該ディスペンサの補正値として以後の注入工程における電解液注入量に加算する、ことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の電解液注入方法。
  6. 第2の下限値MIN2を下回る電池あるいは第2の上限値MAX2を上回る電池が含まれるときは、当該ディスペンサを休止する、ことを特徴とする請求項5に記載の電解液注入方法。
  7. さらに、同じディスペンサによる複数個の電池の電解液重量のデータから工程能力指数Cpを求め、この工程能力指数Cpが所定値を下回るときは、当該ディスペンサを休止する、ことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の電解液注入方法。
  8. 電池容器内への電解液の注入を複数ステップに分割して行い、最終ステップの注入量に上記補正値を加算する、ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の電解液注入方法。
JP2016098345A 2016-05-17 2016-05-17 電解液注入方法 Active JP6762138B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098345A JP6762138B2 (ja) 2016-05-17 2016-05-17 電解液注入方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016098345A JP6762138B2 (ja) 2016-05-17 2016-05-17 電解液注入方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017208182A true JP2017208182A (ja) 2017-11-24
JP6762138B2 JP6762138B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=60415589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016098345A Active JP6762138B2 (ja) 2016-05-17 2016-05-17 電解液注入方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6762138B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109920970A (zh) * 2019-03-08 2019-06-21 江西安驰新能源科技有限公司 一种方形铝壳电池的注液时间的计算方法
CN110690405A (zh) * 2019-09-16 2020-01-14 界首市南都华宇电源有限公司 一种用于蓄电池生产时的加酸工艺
CN110890514A (zh) * 2019-10-14 2020-03-17 惠州锂威新能源科技有限公司 一种快速调整注液量的方法
JPWO2022176475A1 (ja) * 2021-02-18 2022-08-25
JP2024504309A (ja) * 2021-11-02 2024-01-31 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電解液の分割注入を含む二次電池の製造方法
WO2024178534A1 (zh) * 2023-02-27 2024-09-06 宁德时代新能源科技股份有限公司 电解液注液异常检测方法、装置、生产方法、系统和介质

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1091245A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 Ii M M:Kk 注液装置
JP2001110401A (ja) * 1999-10-12 2001-04-20 Sony Corp 液体注入方法および液体注入装置
JP2003086173A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Shibaura Mechatronics Corp 液体注入装置及び液体注入方法
JP2005197087A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Toshiba Corp 電解液注液装置
WO2011086928A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 長野オートメーション株式会社 電解液を供給する装置および方法
JP2012038685A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Iwashita Engineering Inc 真空中重量管理を使用した電解液注入装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1091245A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 Ii M M:Kk 注液装置
JP2001110401A (ja) * 1999-10-12 2001-04-20 Sony Corp 液体注入方法および液体注入装置
JP2003086173A (ja) * 2001-09-06 2003-03-20 Shibaura Mechatronics Corp 液体注入装置及び液体注入方法
JP2005197087A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Toshiba Corp 電解液注液装置
WO2011086928A1 (ja) * 2010-01-15 2011-07-21 長野オートメーション株式会社 電解液を供給する装置および方法
JP2012038685A (ja) * 2010-08-11 2012-02-23 Iwashita Engineering Inc 真空中重量管理を使用した電解液注入装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109920970A (zh) * 2019-03-08 2019-06-21 江西安驰新能源科技有限公司 一种方形铝壳电池的注液时间的计算方法
CN109920970B (zh) * 2019-03-08 2021-10-08 江西安驰新能源科技有限公司 一种方形铝壳电池的注液时间的计算方法
CN110690405A (zh) * 2019-09-16 2020-01-14 界首市南都华宇电源有限公司 一种用于蓄电池生产时的加酸工艺
CN110690405B (zh) * 2019-09-16 2022-03-29 界首市南都华宇电源有限公司 一种用于蓄电池生产时的加酸工艺
CN110890514A (zh) * 2019-10-14 2020-03-17 惠州锂威新能源科技有限公司 一种快速调整注液量的方法
CN110890514B (zh) * 2019-10-14 2022-04-15 惠州锂威新能源科技有限公司 一种快速调整注液量的方法
JPWO2022176475A1 (ja) * 2021-02-18 2022-08-25
WO2022176475A1 (ja) * 2021-02-18 2022-08-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗浄装置
JP7836972B2 (ja) 2021-02-18 2026-03-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗浄装置
JP2024504309A (ja) * 2021-11-02 2024-01-31 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電解液の分割注入を含む二次電池の製造方法
US12249740B2 (en) 2021-11-02 2025-03-11 Lg Energy Solution, Ltd. Secondary battery manufacturing method comprising divisional injection of electrolyte
JP7707502B2 (ja) 2021-11-02 2025-07-15 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電解液の分割注入を含む二次電池の製造方法
WO2024178534A1 (zh) * 2023-02-27 2024-09-06 宁德时代新能源科技股份有限公司 电解液注液异常检测方法、装置、生产方法、系统和介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP6762138B2 (ja) 2020-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017208182A (ja) 電解液注入方法
US20240118344A1 (en) Device detecting abnormality of secondary battery, abnormality detection method, and program
CN104113103B (zh) 电池管理系统及其驱动方法
CN109633474B (zh) 一种锂离子电池剩余寿命预测方法
US10490864B2 (en) Deterioration degree calculating method, control method, and control device for lithium ion secondary battery
CN112673267B (zh) 计算锂二次电池的过程容量的方法
CN110927580A (zh) Soc偏离修正方法、装置、终端及存储介质
CN103513183A (zh) 二次电池的检查系统、充放电器以及检查方法
KR20130073802A (ko) 배터리의 수명 평가 장치 및 그 방법
KR102029230B1 (ko) 배터리 건전성 판단 장치 및 방법
CN110673039A (zh) 一种基于大数据的磷酸铁锂电池soc充电在线校正方法
JP5697231B2 (ja) 真空中重量管理を使用した電解液注入装置
CN110646737B (zh) 基于多模型的电池soc动态估算方法、系统及存储介质
CN106885994A (zh) 基于恒压充电片段的锂电池剩余寿命快速检测法
CN104730468A (zh) 一种电池soc估算方法、装置以及电池管理系统
CN105814715B (zh) 电池的电解液注液装置
CN115236542B (zh) 锂离子电池析锂评估方法及装置
JP7172014B2 (ja) 充電状態推定装置及び方法
CN105203968A (zh) 一种铅酸蓄电池剩余电量的在线测量系统
JP2008243657A (ja) 二次電池の製造方法およびその製造装置
JP4048905B2 (ja) 電池の検査方法
JP2016162559A (ja) 二次電池の検査方法
US12249740B2 (en) Secondary battery manufacturing method comprising divisional injection of electrolyte
JP5034543B2 (ja) 鉛蓄電池
KR102672694B1 (ko) 저장 매체를 이용한 배터리 관리 시스템의 soc 보정방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190311

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20190528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200313

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200313

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6762138

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250