JP2017226090A - バリアフィルム積層体及びその製造方法、波長変換シート、バックライトユニット、並びにエレクトロルミネッセンス発光ユニット - Google Patents
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Abstract
Description
また、上記第一バリア層が第一無機薄膜層と第一ガスバリア性被覆層とを含み、上記第二バリア層が第二無機薄膜層と第二ガスバリア性被覆層とを含み、上記接着層が、エポキシ樹脂と、アミノ基を有する硬化剤と、アミノ基及び2つの加水分解性官能基を有するシランカップリング剤と、を含有する接着剤から形成される。
図1は本発明の一実施形態に係るバリアフィルム積層体の概略断面図である。図1において、バリアフィルム積層体10は第一バリアフィルム16aと第二バリアフィルム16bと接着層15とを備え、第一バリアフィルム16aと第二バリアフィルム16bとが接着層15を介して貼り合わされている。
Si(OR1)2(Am)t(R2)2−t ・・・(1)
式(1)中、OR1は加水分解性官能基を示す。式(1)中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1〜8の1価の有機基であり、炭素数1〜8のアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜4のアルキル基であることがより好ましい。R1がアルキル基である場合、加水分解性官能基はアルコキシ基である。R1及びR2の炭素数が上記範囲にあることにより、加水分解反応性が高く、バリアフィルム16a,16b間のより優れた密着性が得られる傾向がある。また、特にR1については、上記範囲内で炭素数が小さいほど加水分解反応性がより高い傾向がある。一方、R2については、上記範囲内で炭素数が大きいほど接着層に可撓性が付与されやすくなる傾向がある。Amはアミノ基を有する有機基である。Amは、有機基Raと有機基Raに結合するアミノ基を有する基(−RaNH2)であってもよく、有機基Raと有機基Raに結合するアミノ基と当該アミノ基に結合する別の有機基Rbとを有する基(−RaNHRb)であってもよく、有機基Raと有機基Raに結合するアミノ基と当該アミノ基に結合する別の有機基Rb及びRcとを有する基(−RaNRbRc)であってもよい。有機基Raとしては、例えば、炭素数1〜8のアルキレン基等が挙げられる。有機基Rb及びRcとしては、炭素数1〜8のアルキル基及びフェニル基等が挙げられる。有機基Rb及びRcは同一であっても異なっていてもよく、有機基Rb及びRcが合わさって二重結合としてアミノ基と結合していてもよい。有機基Ra、Rb及びRcにはさらに別のアミノ基が結合していてもよい。tは1又は2を示し、好ましくは1を示す。
M(OR3)m(R4)n−m ・・・(2)
図2は本発明の一実施形態に係る波長変換シートの概略断面図である。波長変換シートは液晶ディスプレイ用バックライトユニットの光源からの光の一部の波長を変換可能なシートである。図2に示すように、本実施形態の波長変換シート20は、第一保護フィルムと、上記第一保護フィルム上に形成された蛍光体層21と、上記蛍光体層21上に設けられた第二保護フィルム22と、を備えて概略構成されている。波長変換シート20は、第一保護フィルム及び第二保護フィルム22の間に、蛍光体層21が包み込まれた(すなわち、封止された)構造を有する。図2において、第一保護フィルムには、上述したバリアフィルム積層体10が用いられる。一方、第二保護フィルム22には、上述したバリアフィルム積層体10が用いられてもよく、別の保護フィルムが用いられてもよい。また、波長変換シート20は必ずしも第二保護フィルム22を備えていなくてもよい。すなわち、本実施形態の波長変換シート20は、バリアフィルム積層体10と、上記バリアフィルム積層体10の上記第一バリアフィルム16a上に形成された蛍光体層21と、を備える。
上記波長変換シート20を用いることにより、バックライトユニットが得られる。図3は、上記波長変換シート20を用いて得られるバックライトユニットの概略断面図である。図3において、バックライトユニット30は光源32と上記波長変換シート20とを備え、上記蛍光体層21を挟んで上記光源32と反対側に上記バリアフィルム積層体10が配置される。詳細には、バックライトユニット30は、波長変換シート20の第二保護フィルム22側の表面上に導光板34及び反射板36がこの順で配置され、光源32は上記導光板34の側方(導光板34の面方向)に配置される。
図4は本発明の一実施形態に係るエレクトロルミネッセンス発光ユニットの概略断面図である。本実施形態に係るエレクトロルミネッセンス発光ユニット50は、エレクトロルミネッセンス発光体層56と、バリアフィルム積層体10とを備える。エレクトロルミネッセンス発光ユニット50は、例えば、透明電極層54と、該透明電極層54上に設けられたエレクトロルミネッセンス発光体層56と、該エレクトロルミネッセンス発光体層56上の設けられた誘電体層58と、該誘電体層58上に設けられた背面電極層60を含む電極要素を、第一保護フィルム及び第二保護フィルム62で挟持するとともに密封することにより得られる。上記エレクトロルミネッセンス発光ユニットにおいて、第一保護フィルムには、上述したバリアフィルム積層体10が用いられる。エレクトロルミネッセンス発光体層56は上記バリアフィルム積層体10の第一バリアフィルム16a上に形成される。
(実施例1)
アクリルポリオールとトリレンジイソシアネートとを、アクリルポリオールのOH基の数に対してトリレンジイソシアネートのNCO基の数が等量となるように混合し、全固形分が5質量%になるよう酢酸エチルで希釈した。希釈後の混合液に、さらにβ−(3,4エポキシシクロヘキシル)トリメトキシシランを、全固形分に対して5質量%となるように添加し、これらを混合することでアンカーコート層組成物を作製した。
接着剤の調製において、シランカップリング剤の添加量を2質量部から3質量部に変更したこと以外は、実施例1と同様にしてバリアフィルム積層体を作製した。接着剤の調製に用いたシランカップリング剤の官能基の種類、加水分解性官能基数、及び、接着剤(不揮発分の全量)中の含有量を表1に示す。
接着剤の調製において、シランカップリング剤(N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−602)に代えて、シランカップリング剤(N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−603)を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてバリアフィルム積層体を作製した。接着剤の調製に用いたシランカップリング剤の官能基の種類、加水分解性官能基数、及び、接着剤(不揮発分の全量)中の含有量を表1に示す。
接着剤の調製において、シランカップリング剤の添加量を2質量部から3質量部に変更したこと以外は、比較例1と同様にしてバリアフィルム積層体を作製した。接着剤の調製に用いたシランカップリング剤の官能基の種類、加水分解性官能基数、及び、接着剤(不揮発分の全量)中の含有量を表1に示す。
接着剤の調製において、シランカップリング剤(N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、信越化学工業株式会社製、商品名:KBM−602)に代えて、シランカップリング剤(3−アミノプロピルトリエトキシシラン、信越化学工業株式会社製、商品名:KBE−903)を用いたこと以外は、実施例1と同様にしてバリアフィルム積層体を作製した。接着剤の調製に用いたシランカップリング剤の官能基の種類、加水分解性官能基数、及び、接着剤(不揮発分の全量)中の含有量を表1に示す。
実施例及び比較例で調製した接着剤を室温で保存し、接着剤の経過時間に伴う外観の変化を目視にて下記基準に従って評価した。接着剤の外観の評価結果を表1に示す。
A:調製後6時間が経過した接着剤に白濁が観察されなかった。
B:調製後2時間が経過した接着剤に白濁が観察されなかったが、調製後6時間が経過した接着剤に白濁が観察された。
C:調製後30分が経過した接着剤に白濁が観察されなかったが、調製後2時間が経過した接着剤に白濁が観察された。
D:調製直後の接着剤に白濁が観察されなかったが、調製後30分が経過した接着剤に白濁が観察された。
実施例及び比較例で作製したバリアフィルム積層体の外観を目視にて下記基準に従って評価した。バリアフィルム積層体の外観の評価結果を表1に示す。
A:バリアフィルム積層体にムラが観察されなかった。
B:バリアフィルム間にスジ状の浮きが発生し、バリアフィルム積層体にスジ状のムラが観察された。
実施例1及び比較例1で得られたバリアフィルム積層体を幅1cmの短冊状にカットし、バリアフィルム積層体の第一バリアフィルム側をガラス板上に固定した。固定された短冊状のバリアフィルム積層体の第二バリアフィルムを、テンシロン引張試験機(オリエンテック社製)を用いて、ガラス板に対して垂直な方向に、300mm/分の速度で、第一バリアフィルムから剥離し、剥離に要した強度を測定した。上記強度は温度23℃湿度65%RHの環境下で測定した。実施例1で得られたバリアフィルム積層体では、バリアフィルムの密着性が高く、バリアフィルムが剥離する前に破断したのに対し、比較例1で得られたバリアフィルム積層体では、バリアフィルムの剥離が可能であり、剥離強度は5N/cmであった。
Claims (5)
- 第一基材層と前記第一基材層上に形成された第一バリア層とを含む第一バリアフィルムと、
第二基材層と前記第二基材層上に形成された第二バリア層とを含む第二バリアフィルムと、
接着層と、
を備え、
前記第一バリアフィルムと前記第二バリアフィルムとが前記接着層を介して前記第一バリア層と前記第二バリア層とが対向するように貼り合わされており、
前記第一バリア層が第一無機薄膜層と第一ガスバリア性被覆層とを含み、
前記第二バリア層が第二無機薄膜層と第二ガスバリア性被覆層とを含み、
前記接着層が、エポキシ樹脂と、アミノ基を有する硬化剤と、アミノ基及び2つの加水分解性官能基を有するシランカップリング剤と、を含有する接着剤から形成される、バリアフィルム積層体。 - 請求項1に記載のバリアフィルム積層体と、前記バリアフィルム積層体の前記第一バリアフィルム上に形成された蛍光体層と、を備える、波長変換シート。
- 光源と、導光板と、該導光板上に配置された請求項2に記載の波長変換シートと、を備える、バックライトユニット。
- 請求項1に記載のバリアフィルム積層体と、前記バリアフィルム積層体の前記第一バリアフィルム上に形成されたエレクトロルミネッセンス発光体層と、を備える、エレクトロルミネッセンス発光ユニット。
- 第一基材層と前記第一基材層上に形成された第一バリア層とを含む第一バリアフィルム、及び第二基材層と前記第二基材層上に形成された第二バリア層とを含む第二バリアフィルムを準備する工程と、
エポキシ樹脂と、アミノ基を有する硬化剤と、アミノ基及び2つの加水分解性官能基を有するシランカップリング剤と、を含有する接着剤を、前記第一バリアフィルムの前記第一バリア層側の面上に塗布して塗膜を形成する工程と、
前記第一バリアフィルムと前記第二バリアフィルムとを前記塗膜を介して前記第一バリア層と前記第二バリア層とが対向するように貼り合わせる工程と、
前記塗膜を硬化する工程と、
を備える、バリアフィルム積層体の製造方法。
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