JP2017524497A5 - 改善された特性を有するフィルム改質歯科補綴物、歯科補綴物を製造する方法及び歯置換物の製造におけるフィルムの使用 - Google Patents

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図3は、本発明に係る方法を使用して製造された本発明に係るレディメイドの歯置換物の模式図を示す。フィルム層2は、更なる歯層に対応する切歯シェル1の層下において一体化されている。フィルム層2は、内側歯部3に付与されている。
以下、本発明の態様の例を記載する。
<1> 少なくとも一つのフィルム層が歯科補綴物に一体化されていることを特徴とする歯科補綴物。
<2> 前記が、歯科修復物の少なくとも一部(特に、一本の歯、ベニア、クラウン、ブリッジ(特にマルチユニットブリッジ))であることを特徴とする、<1>に記載の補綴物。
<3> 前記補綴物が、層状に設計されており、前記補綴物の少なくとも一部が、内側に位置する少なくとも一層のフィルムを含むことを特徴とする、<1>又は<2>に記載の補綴物。
<4> 前記歯科補綴物が、一体化されたフィルムを少なくとも1つ含む歯であり、
前記歯が、下記の少なくとも3つの部分:
(i)内側歯部、
(ii)フィルム層、及び
(iii)少なくとも1つの更なる歯層
を含むことを特徴とする、<1>〜<3>のいずれか一項に記載の補綴物。
<5> 前記内側歯部(i)が(アルキル)アクリレートのポリマー(例えば、PMMA、PEMA)を少なくとも1種、及び/又は(メタ)アクリレートをベースとするコポリマー、並びに架橋剤(例えば、UDMA、ビス−GMA、EGDMA)を含み、及び/又は、
前記フィルム層(ii)が、強靭弾性の及び/又は熱可塑性のフィルムを含み、及び/又は、
前記少なくとも1つの更なる歯層(iii)が、(アルキル)アクリレートのポリマーを少なくとも1種、コポリマー、ベニア複合材、及び/又は歯科ベニアセラミックス(例えば、二酸化ジルコニウム)を含むことを特徴とする、<1>〜<4>のいずれか一項に記載の補綴物。
<6> 前記フィルム層(ii)が、PVC、アクリレート、PE、PP、LDPE、HDPE、LDPP、HDPP、PUR、ポリカーボネート、及び/又はこれらポリマーのいずれか1種を含む混合物を含むフィルムを含むことを特徴とする、<1>〜<5>のいずれか一項に記載の補綴物。
<7> 前記フィルムが、色味を帯びていること(特に前記フィルムが黄色の色相を有すること)を特徴とする、<1>〜<6>のいずれか一項に記載の補綴物。
<8> 前記フィルムの表面が、プラズマ処理されているか、又は、化学修飾されていることを特徴とする、<1>〜<7>のいずれか一項に記載の補綴物。
<9> (1)フィルムを提供する工程と、
(2)下記(a)又は(b)又は(c)又は(d)により、前記フィルムを補綴物に一体化させる工程と、
を含むことを特徴とする、歯科補綴物を製造する方法:
(a)(i)第1の工程で内側歯部を作製し、(ii)続く工程において、少なくとも部分的に、前記内側歯部にフィルムを付与及び貼り付けするか、又は前記内側歯部上にフィルムを配置し、並びに、所望により、(iii)少なくとも1つの更なる歯層を、前記フィルムに、及び所望により前記内側歯部のフィルムが設けられていない領域に、少なくとも部分的に付与すること、又は
(b)(i)少なくとも1つの更なる歯層を提供し、(ii)前記更なる歯層上にフィルムを付与し、(iii)内側歯部を前記フィルム上に配置すること、又は
(c)(i)フィルムを配置し、(ii)前記フィルムを前記内側歯部及び/又は前記少なくとも1つの更なる歯層で取り囲むこと、又は
(d)(i)第1の工程において、内側歯部の少なくとも一部を作製し、(ii)続く工程において、少なくとも部分的に、前記内側歯部にフィルムを付与及び貼り付けするか、又は前記内側歯部上にフィルムを配置し、並びに、所望により、(iii)前記内側歯部の少なくとも更なる一部を前記フィルムに、及び所望により前記内側歯部のフィルムが設けられていない領域に、少なくとも部分的に付与すること。
<10> 前記フィルムが、少なくとも部分的に、前記歯科補綴物に一体化されていることを特徴とする、<9>に記載の方法。
<11> 前記フィルムが、強靭弾性の及び/又は熱可塑性のフィルムを含むことを特徴とする、<9>又は<10>に記載の方法。
<12> (i)前記内側歯部が、
(a)50〜90重量%の粉末状ポリマー(例えば、PMMA)及び10〜50重量%モノマー、又は、
(b)0〜50重量%の有機若しくは無機充填材、50〜99重量%のPMMA、10〜50重量%のモノマー(ここで、組成物の合計は、100重量%となる)、
を含む重合性組成物から製造され、
(ii)前記内側歯層が、アクリレート(例えば、アルキルアクリレート)のポリマー(特に、PMMA)、好ましくは(アルキル)アクリレートのコポリマー、及び/又は(メタ)アクリレートを含むモノマーを含み、及び/又は、
(iii)前記少なくとも1つの更なる歯層が、アクリレート(例えば、アルキルアクリレート)のポリマー(特に、PMMA)、(アルキル)アクリレートのコポリマー、及び/又は(メタ)アクリレートを含むモノマー、又は、歯科ベニア複合材、歯科ベニアセラミックス、二酸化ジルコニウムを含むことを特徴とする、<9>〜<11>のいずれか一項に記載の方法。
<13> 前記方法により、一体化されたフィルムを含む歯科補綴物、特に、少なくとも一部にフィルム層が設けられている内側歯部を含む歯が製造され、前記フィルム層の少なくとも一部が、更なる歯層により覆われ、これにより、好ましくは、複数の補綴物(特にレディメイドの歯置換物)が前記フィルムの一体化により製造されることを特徴とする、<9>〜<12>のいずれか一項に記載の方法。
<14> (c)(i)前記フィルムを配置することが、レディメイドの歯置換物の1つ以上の中空鋳型のネガ型鋳型に前記フィルム(特にウェブ状フィルム)をクランプすることを含み、
(ii)前記フィルムが前記内側歯部及び/又は前記少なくとも1つの更なる歯層で取り囲まれることを特徴とする、<9>〜<13>のいずれか一項に記載の方法。
<15> <9>〜<14>のいずれか一項に記載の方法に基づいて得ることが可能な補綴物。
<16> 一体化されたフィルムを含むレディメイドの歯置換物の製造におけるフィルムの使用。

Claims (19)

  1. 少なくとも一つのフィルム層が歯科補綴物に一体化されていることを特徴とする歯科補綴物。
  2. 前記歯科補綴物が、歯科修復物の少なくとも一部であることを特徴とする、請求項1に記載の補綴物。
  3. 前記歯科補綴物が、一本の歯、ベニア、クラウン、又はブリッジであることを特徴とする、請求項2に記載の補綴物。
  4. 前記歯科補綴物が、層状に設計されており、前記歯科補綴物の少なくとも一部が、内側に位置する少なくとも一のフィルムを含むことを特徴とする、請求項1請求項3のいずれか一項に記載の補綴物。
  5. 前記歯科補綴物が、一体化されたフィルムを少なくとも1つ含む歯であり、
    前記歯が、下記の少なくとも3つの部分:
    (i)内側歯部、
    (ii)フィルム層、及び
    (iii)少なくとも1つの更なる歯層
    を含むことを特徴とする、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の補綴物。
  6. 前記内側歯部(i)が(アルキル)アクリレートのポリマーを少なくとも1種、及び/又は(メタ)アクリレートをベースとするコポリマー、並びに架橋剤を含み、及び/又は、
    前記フィルム層(ii)が、強靭弾性の及び/又は熱可塑性のフィルムを含み、及び/又は、
    前記少なくとも1つの更なる歯層(iii)が、(アルキル)アクリレートのポリマーを少なくとも1種、コポリマー、ベニア複合材、及び/又は歯科ベニアセラミックスを含むことを特徴とする、請求項に記載の補綴物。
  7. 前記(アルキル)アクリレートのポリマーがPMMA又はPEMAであり、
    前記架橋剤がUDMA、ビス−GMA又はEGDMAであり、
    前記歯科ベニアセラミックスが二酸化ジルコニウムであることを特徴とする、請求項6に記載の補綴物。
  8. 前記フィルム層(ii)が、PVC、アクリレート、PE、PP、LDPE、HDPE、LDPP、HDPP、PUR、ポリカーボネート、及び/又はこれらポリマーのいずれか1種を含む混合物を含むフィルムを含むことを特徴とする、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の補綴物。
  9. 前記フィルムが、色味を帯びていることを特徴とする、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の補綴物。
  10. 前記フィルム層が、黄色の色相を有することを特徴とする、請求項9に記載の補綴物。
  11. 前記フィルムの表面が、プラズマ処理されているか、又は、化学修飾されていることを特徴とする、請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載の補綴物。
  12. (1)フィルムを提供する工程と、
    (2)下記(a)又は(b)又は(c)又は(d)により、前記フィルムを補綴物に一体化させる工程と、
    を含むことを特徴とする、歯科補綴物を製造する方法:
    (a)(i)第1の工程で内側歯部を作製し、(ii)続く工程において、少なくとも部分的に、前記内側歯部にフィルムを付与及び貼り付けするか、又は前記内側歯部上にフィルムを配置すること、又は
    (b)(i)少なくとも1つの更なる歯層を提供し、(ii)前記更なる歯層上にフィルムを付与し、(iii)内側歯部を前記フィルム上に配置すること、又は
    (c)(i)フィルムを配置し、(ii)前記フィルムを前記内側歯部及び/又は前記少なくとも1つの更なる歯層で取り囲むこと、又は
    (d)(i)第1の工程において、内側歯部の少なくとも一部を作製し、(ii)続く工程において、少なくとも部分的に、前記内側歯部にフィルムを付与及び貼り付けするか、又は前記内側歯部上にフィルムを配置すること。
  13. 工程(a)が、(iii)少なくとも1つの更なる歯層を、前記フィルムに、及び前記内側歯部のフィルムが設けられていない領域に、少なくとも部分的に付与することを更に含み、
    工程(d)が、(iii)前記内側歯部の少なくとも更なる一部を前記フィルムに、及び前記内側歯部のフィルムが設けられていない領域に、少なくとも部分的に付与することを更に含むことを特徴とする、請求項12に記載の歯科補綴物を製造する方法。
  14. 前記フィルムが、少なくとも部分的に、前記歯科補綴物に一体化されていることを特徴とする、請求項12又は請求項13に記載の方法。
  15. 前記フィルムが、強靭弾性の及び/又は熱可塑性のフィルムを含むことを特徴とする、請求項12〜請求項14のいずれか一項に記載の方法。
  16. (i)前記内側歯部が、
    (a)50〜90重量%の粉末状ポリマー(ここで前記粉末状ポリマーはPMMAを含む)及び10〜50重量%モノマー、又は、
    (b)0〜50重量%の有機若しくは無機充填材、50〜99重量%のPMMA、10〜50重量%のモノマー(ここで、組成物の合計は、100重量%となる)、
    を含む重合性組成物から製造され、
    (ii)前記内側歯部上のフィルムが、アクリレートのポリマー(ここで、前記アクリレートのポリマーはPMMAを含む、(アルキル)アクリレートのコポリマー、及び/又は(メタ)アクリレートを含むモノマーを含み、及び/又は、
    (iii)前記少なくとも1つの更なる歯層が、アクリレートのポリマー(ここで、前記アクリレートのポリマーはPMMAを含む)、(アルキル)アクリレートのコポリマー、及び/又は(メタ)アクリレートを含むモノマー、又は、歯科ベニア複合材、歯科ベニアセラミックス、二酸化ジルコニウムを含むことを特徴とする、請求項12〜請求項15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記方法により、一体化されたフィルムを含む歯科補綴物が製造され、前記フィルムの少なくとも一部が、更なる歯層により覆われ、これにより、複数の補綴物が前記フィルムの一体化により製造されることを特徴とする、請求項12〜請求項16のいずれか一項に記載の方法。
  18. (c)(i)前記フィルムを配置することが、レディメイドの歯置換物の1つ以上の中空鋳型のネガ型鋳型に前記フィルムをクランプすることを含み、
    (ii)前記フィルムが前記内側歯部及び/又は前記少なくとも1つの更なる歯層で取り囲まれることを特徴とする、請求項12〜請求項17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 一体化されたフィルムを含むレディメイドの歯置換物の製造におけるフィルムの使用。
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