JP2017529062A5 - - Google Patents
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Description
上記目的は、請求項1に係る方法、請求項19に係るダイナミック自己集合型ケミカルライブラリ、及び請求項26に係るライブラリの用途によって達成される。
図3は、反応式によって、高親和性リガンド対がレセプタとの錯体としてどのように「蓄積されていく(accumulate)」かを説明するものである。図1から図2を参照して既に説明した分子に加え、リガンド対は、リガンドと共有結合された一本鎖DNAを補完する一本鎖DNA10,11をさらに有する(それ以外は、分子も符号も図1と同一である)。当該追加の一本鎖DNA10,11は、例えば適切なプライマ及びPCR反応を介して生成される。下向き矢印12は、(例えば、該追加の一本鎖DNA10,11が相互に化学共有結合するように促すリガーゼ酵素を追加することで実現する)連結反応を示す。この例において有利な点は、連結されたDNAフラグメントが、塩基配列を介して特定のリガンド対用にコード化される結果、DNA配列により当該リガンド対を容易に特定できることにある。
Claims (26)
- 2個のリガンドと1個のレセプタとからなる高親和性錯体の特定方法であって、
a)ケミカルライブラリのリガンドと、溶液中の少なくとも1個のレセプタとからなる多数の異なる錯体を相互作用させるステップであって、前記ライブラリの該リガンドが前記リガンドと化学共有結合する長さ10ベース以上の一本鎖DNA又はRNAを有し、前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの10ベース以上が前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完すると共に、前記リガンドを、前記DNA又はRNAのハイブリッド化を介してリガンド錯体を形成するために複合化し、
b)前記溶液を所定時間培養し、リガンド錯体と前記レセプタとからなる錯体を生成するステップと、
c)遊離リガンドを形成するために前記リガンド錯体を分離するステップと、
d)更なるリガンド錯体を形成するために前記遊離リガンドを再ハイブリッド化するステップと、
e)前記溶液を所定時間培養し、前記更なるリガンド錯体と前記レセプタとからなる更なる錯体を生成するステップと、
f)リガンド錯体とレセプタとからなる、結果物たる前記錯体を特定するステップと、を備え、
前記培養が、前記リガンドの第1部位と前記リガンドの第2の部位が前記溶液内でハイブリッド化されてリガンド錯体を形成する温度で実行されることを特徴とする、
又は、
i)ケミカルライブラリのリガンドと、溶液中の少なくとも1個のレセプタとからなる多数の異なる錯体の相互作用させるステップであって、前記ライブラリの該リガンドが前記リガンドと化学共有結合する長さ2ベース以上の一本鎖DNA又はRNAを有し、前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースのみが前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完すると共に、前記リガンドが、前記DNA又はRNAのハイブリッド化を介してリガンド錯体を形成するために複合化され、
ii)前記溶液を所定時間培養し、リガンド錯体と前記レセプタとからなる錯体を生成するステップと、
iii)リガンド錯体とレセプタとからなる、結果物たる前記錯体を特定するステップと、を備え、
前記溶液は、前記リガンドの第1部位と前記リガンドの第2部位との間において、リガンド錯体を形成するハイブリッド化と遊離リガンドを形成する分離化との平衡を達成できる温度で培養されることを特徴とする。 - 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの10ベース以上が前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完する場合、前記溶液の温度を35℃から95℃、好ましくは50℃から95℃、より好ましくは70℃から95℃、具体的には80℃から95℃に上昇させることによって前記リガンド錯体を分離させることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの10ベース以上が前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完する場合、前記リガンド錯体の分離化を、前記レセプタから所定距離だけ、好ましくは前記分離化を誘起する状況によって前記レセプタの機能を損なうことのないように、離して配置した前記溶液の一部で実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
- 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの10ベース以上が前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完する場合、前記溶液の温度を1℃から30℃、好ましくは5℃から28℃、より好ましくは10℃から25℃、具体的には15℃から20℃に低下させることによって前記遊離リガンドを再ハイブリッド化させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの10ベース以上が前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完する場合、前記c)からe)のステップを、少なくとも1回又は2回、好ましくは少なくとも3回又は4回、より好ましくは少なくとも5回又は6回、具体的には少なくとも7回又は8回、繰り返すことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの10ベース以上が前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完する場合、前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの少なくとも20ベース、好ましくは40ベースより好ましくは少なくとも100ベース、具体的には少なくとも200ベースが、前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースのみが前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完する場合、前記リガンドの第1部位における一本鎖DNA又はRNAのうちの3から9ベースのみ、好ましくは4から8ベースのみ、より好ましくは5から7ベースのみが前記リガンドの第2部位における一本鎖DNA又はRNAを補完することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの前記第1部位における前記DNA又はRNAの長さ及び/又は前記リガンドの前記第2部位における前記DNA又はRNAの長さが、少なくとも20ベース、好ましくは少なくとも40ベース、より好ましくは少なくとも100ベース、具体的には少なくとも200ベースであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの前記第1部位がL個の異なるリガンドを有し、前記リガンドの前記第2部位がM個の異なるリガンドを有し、よってL・M個の異なるリガンド錯体が形成されることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
- 前記溶液が、少なくとも前記b)、e)、及びii)のステップにおいて、1℃から50℃、好ましくは5℃から37℃、より好ましくは10℃から25℃、具体的には15℃から20℃で培養されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
- 前記溶液が、少なくとも前記b)、e)、及びii)のステップにおいて、0.1から48時間、好ましくは0.2から24時間、より好ましくは0.5から12時間、具体的には1から6時間、培養されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
- 前記レセプタが、好ましくはガラス、セラミック、バイオポリマ、セファロース、合成ポリマ、及びハイドロゲルからなる一群から選択される基板上に固定されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
- 前記レセプタが、タンパク質、DNA、RNA、セル、及び/又は、分子量200kDa以下、好ましくは100kDa以下、より好ましくは10kDa以下、具体的には3kDa以下の有機分子を含む、又はこれらからなることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドが、タンパク質、ペプチド、リピド、炭水化物、dsDNA、ssDNA、dsRNA、及びssRNAからなる一群から選択された分子と、アプタマーと、分子量200kDa以下、好ましくは100kDa以下、より好ましくは10kDa以下、具体的には3kDa以下の有機分子と、を含む、又はこれらからなることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
- リガンド錯体と前記レセプタとからなる前記錯体が、質量分光、HPLC、ガスクロマトグラフィ、クロマトグラフィ、赤外線分光、及びDNA配列、好ましくはDNA又はRNAバーコードのDNA配列、からなる一群から選択される分析手法によって特定されることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
- 前記リガンドの前記第1部位における前記一本鎖DNA又はRNA及び/又は前記リガンドの前記第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAが、前記化学共有結合されたリガンドをコード化する塩基配列を備え、
前記塩基配列を、好ましくは、少なくとも部分的にハイブリッド化して、更なる一本鎖DNA又はRNAの相補的塩基配列を形成することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の方法。 - 前記ライブラリのリガンドの前記一本鎖DNA又はRNAが、更なる一本鎖DNA又はRNAの相補的塩基配列を形成するために部分的にハイブリッド化され、
前記リガンドの第1部位における前記更なる一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースが、前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完すると共に、前記相補的ベースと連結し、
前記方法においてY型を形成し、
リガーゼを添加して、前記リガンドの前記第1部位における前記更なる一本鎖DNA又はRNAと、前記リガンドの前記第2部位における前記更なる一本鎖DNA又はRNAとを化学共有結合することを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の方法。 - 前記リガンドの第1部位における一本鎖DNA又はRNAが、
i)5´端末に前記リガンドを有しているとき、該5´端末において、前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完すると共に、前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完する前記更なる一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースが、前記更なる一本鎖DNA又はRNAの3´端末に配置される、又は
ii)3´端末に前記リガンドを有しているとき、該3´端末において、前記リガンドの第2位部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースと補完するベースを有すると共に、前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完する前記更なる一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースが、前記更なる一本鎖DNA又はRNAの5´端末に配置される、
ことを特徴とする請求項17に記載の方法。 - ベース長さ2ベース以上の一本鎖DNA又はRNAと化学共有結合したリガンドを備えるケミカルライブラリであって、
前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNAのうちの2から10ベースのみが前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNAのベースを補完することを特徴とする。 - 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAのうちの3から9ベースのみ、好ましくは5から9ベースのみ、より好ましくは6から8ベースのみが前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAを補完することを特徴とする請求項19に記載のライブラリ。
- 前記リガンドの前記第1部位における前記DNAの長さ及び/又は前記リガンドの前記第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAの長さが、少なくとも20ベース、好ましくは少なくとも40ベース、より好ましくは少なくとも100ベース、具体的には少なくとも200ベースであることを特徴とする請求項19又は20に記載のライブラリ。
- 前記リガンドの前記第1部位がL個の異なるリガンドを有すると共に、前記リガンドの前記第2部位がM個の異なるリガンドを有し、よって前記ライブラリがL・M個の異なるリガンド錯体を有することを特徴とする請求項19から21のいずれか1項に記載のライブラリ。
- 前記リガンドが、タンパク質、ペプチド、リピド、炭水化物、dsDNA、ssDNA、dsRNA、及びssRNAからなる一群から選択された分子と、アプタマーと、分子量200kDa以下、好ましくは100kDa以下、より好ましくは10kDa以下、具体的には3kDa以下の有機分子と、を含む、又はこれらからなることを特徴とする請求項19から22のいずれか1項に記載のライブラリ。
- 前記ライブラリのリガンドの前記一本鎖DNA又はRNAが、更なる一本鎖DNA又はRNAの相補的塩基配列を形成するためにそれぞれ部分的にハイブリッド化され、
前記リガンドの第1部位における第1の更なる一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースが、前記リガンドの第2部位における前記第2の一本鎖DNAのベースを補完することを特徴とする請求項19から23のいずれか1項に記載のライブラリ。 - 前記リガンドの第1部位における前記一本鎖DNA又はRNAが、
i)5´端末に前記リガンドを有しているとき、該5´端末において、前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完すると共に、前記リガンドの第2部位における前記第2の一本鎖DNA又はRNAのベースを補完する前記更なる一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースが、前記更なる一本鎖DNA又はRNAの3´端末に配置される、又は
ii)3´端末に前記リガンドを有しているとき、該3´端末において、前記リガンドの第2位部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースと補完するベースを有すると共に、前記リガンドの第2部位における前記一本鎖DNA又はRNAのベースを補完する前記更なる一本鎖DNA又はRNAのうちの2から10ベースが、前記更なる一本鎖DNA又はRNAの5´端末に配置される、
ことを特徴とする請求項24に記載のライブラリ。 - 高親和性三元リガンド‐レセプタ錯体の選択的で高感度な特定のための、請求項19から25のいずれか1項に記載のライブラリの用途。
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