JP2017529482A - ターボ機械のタービンブレードのスキーラ先端 - Google Patents

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Abstract

本発明は、その先端にスキーラ(2)を備え、さらに吸着面(11)、圧力面(12)、前縁(13)、および後縁(14)を備える、ターボ機械のタービンブレード(1)に関し、先端の前記スキーラ(2)は、少なくとも1つの内部リブ(3)を備え、前記リブ(3)は、前記スキーラ(2)の吸着面(11)側の周縁(2a)の取り付け点(31)から、前記スキーラ(2)の圧力面(12)側の周縁(2a)の取り付け点(32)に延び、さらに吸着面(11)から延びる漏洩流(16)の負荷を吸収するための部分と、負荷吸収部を屈曲させて延伸し、そして圧力面(12)に向かって漏洩流(16)を誘導するデフレクタを形成する部分と、を備えることを特徴とする。

Description

本発明は、タービンエンジンのタービンブレードに関する。
本発明は、ターボジェットの燃焼室の出口の高圧タービンの場合に特に有利に適用される。
従来、タービンエンジンのタービンのブレードおよび前記ローターが回転するリングの内周面の間に、前記ローターの回転を可能にするために、ブレード先端にクリアランスが設けられる。ローターの運動、およびブレードの下面および上面の間の圧力差のために、それぞれのブレードの先端およびリングの内周面の間のクリアランスに漏洩流が生じる。この漏洩流および漏洩流が上面に発生させる渦は、非常に多数の空気力学的および空気熱学的な問題の原因となり、タービンエンジンの性能に直接影響を及ぼす。
ブレードの先端およびリングの内周面の間のクリアランスは一般に、この漏洩流を低減するように調整される。それにも関わらず、このクリアランスを低減することは、ブレードとリングの内周面が接触するリスクを高め、ブレードの寿命を大きく制限し、さらにブレードの先端の温度の上昇をも招いて、これもブレードの寿命に影響を及ぼす。
この欠点を補償するために、ブレードとリングの接触面を制限することが可能なバスタブをブレードの先端に設けることが従来から知られている。これらのバスタブは一般に、閉じた輪郭を定めるために、ブレードの先端で上面および下面に沿って、前縁から後縁に延びる周縁によって画定される。
特に、ブレードの空気力学的および空気熱学な性能を最適化することができるように意図されたバスタブを有する構成が提案されている。特に、例えばいくつかの空洞を設け、またはブレードの先端で漏洩流を誘導するためのデフレクタを一体化するバスタブの構成を提案する、出願人からなされた欧州特許出願公開第1748153号明細書および国際公開第2009/115728号パンフレットが知られている。
しかしながら、従来技術で知られている解決策は、特に新世代ターボジェットに要求される性能に対しては不十分であることが、これまでに証明されている。
欧州特許出願公開第1748153号明細書 国際公開第2009/115728号
本発明の一般的な目的の1つは、タービンブレードの空気力学的/空気熱学的な性能を向上させることにある。
特に、本発明はタービンの効率を上げることのできるバスタブ構造をブレードの先端に設けることを提案する。
なお、ターボジェットの場合、タービンの効率を上げることはターボジェットの効率および具体的な燃料消費率に直接影響する。そのため、提案する解決策はターボジェットの高圧タービンのブレードの場合に有利に適用される。
特に、1つの態様によれば、本発明は、その先端にバスタブを備え、さらに上面、下面、前縁、および後縁を備える、タービンエンジンのタービンブレードで構成され、前記バスタブは少なくとも1つの内部リブを備え、前記リブは、前記バスタブの上面側の周縁の取り付け点から前記バスタブの下面側の周縁の取り付け点まで延び、さらに、上面から延びる漏洩流に対する力吸収部と、力吸収部を屈曲させて延伸し、そして下面に向かって漏洩流を誘導するデフレクタを形成する部分と、を含むことを特徴とする。
別の態様によれば、前縁に直接対向するリブの力吸収部の領域は、前縁の接線と平行である。
補足的な様態によれば、取り付け点における上面に対する法線に対してリブがなす角度は、−20°と20°の間、好ましくは−18°と3°の間で構成される。
付加的な態様によれば、バスタブの上面側の周縁に沿った取り付け点の曲線上の横座標は、10%と26%の間、好ましくは13%と21%の間で構成される。
別の態様によれば、バスタブの下面側の周縁に沿った取り付け点の曲線上の横座標は、18%と66%の間、好ましくは26%と49%の間で構成される。
基本的な態様によれば、取り付け点において下面に対する法線に対してリブがなす角は、0°と50°の間、好ましくは19°と43°の間で構成される。
付加的な態様によれば、リブがブレードのキャンバー線と交わる点の曲線上の横座標は、13%と43%の間、好ましくは21%と35%の間で構成される。
別の態様によれば、キャンバー線およびリブの屈曲点の間の間隔は、−0.8mmと1.2mmの間、好ましくは−0.5mmと1.2mmの間で構成される。
本発明の他の特徴、目的、および利点は、以下の詳細な説明を読み、添付の図面を参照すれば、非限定的な例によって、明らかになるであろう。
本発明の第1の実施形態によるバスタブが構築された、インペラのブレードの先端の斜視図である。 図1の本発明の第1の実施形態と同様の図であるが、溝の異なる部分を強調している。 図1および図2の本発明の第1の実施形態と同様の図であるが、下面および上面でのリブの方向を強調している。 図1から図3の本発明の第1の実施形態と同様の図であるが、リブと上面との接続点の位置を強調している。 図1から図4の本発明の第1の実施形態と同様の図であるが、リブと下面との接続点の位置を強調している。 本発明の第1の実施形態によるブレードを上から見た図である。 図6と同様の図であるが、リブの屈曲点とブレードのキャンバー線との間の間隔を強調している。 図6および図7と同様の図であるが、リブの屈曲点でのリブの方向を強調している。
図1および以下の説明は、ターボジェットの高圧タービンのブレード1に関する。ターボジェットにおいては、タービンは、複数のブレード1が周方向に搭載されるディスクを有する。このディスクおよびブレードは、燃焼室の下流に位置するリングの中に設置される。タービンブレードおよびリングは、リングとブレードとの間のクリアランスを制限するように寸法決めされる。
そのようなブレード1は空気力学的な輪郭を有し、また凸状の上面11および凹状の下面12を有し、その両者は、一方で前縁13を形成する丸みを帯びた上流側縁、および他方で後縁14の間に延びる。
ブレード1はその先端において、リングの内周面と対向するために、周縁2aによって画定されるバスタブ2を有し、その周縁2aは上面11および下面12に沿って、前縁13から後縁14に延びて前記バスタブの底部2bを縁取る。
前記バスタブ2の内部は、周縁2aと同じ高さのリブ3によって2つの空洞4および5に分割される。
図2に示すように、このリブ3は、上面11沿って延びる周縁2aの部分上の取り付け点31、および下面12に沿って延びる周縁2aの部分上の点32の間に延びる。リブ3は、
上面11から延び、前縁13を通じて空洞4内に達する漏洩流16に対して障害物を形成する部分3aと、
部分3aを屈曲させて延伸し、漏洩流の下面側への退去を誘導するデフレクタとして作用する部分3bと、
を有する。
そのようなリブ3は、リブ3を押圧する漏洩流16の負荷力の一部を回収することができ、またバスタブ2全体を高温の空気が突き抜けるのを阻むことによりブレード1の先端およびリングの温度を低減させることを可能とし、ブレード1の寿命を延ばすことに貢献する。
特に、負荷力の回収を最大にするために、前縁13に直接対向するリブ3の部分3aの領域(前縁13に最も近い部分3aの領域)は、前記前縁13を通じて流入する漏洩流16の方向に垂直になるように、前縁13の接線と平行である。
部分3aはこうして、回収する力を最大化する。
取り付け点31でのリブ3の方向も最適化される。特に、取り付け点31での上面11に対する垂線に対してリブ3がなす角度(図3において、接線T31、および点31での上面11の接線T11と垂直な法線NT11がなす角度α)は、有利には−20°と20°の間、より有利には−18°と3°の間、さらに有利には−16°と−14°の間で構成される(角度αの符号は、法線NT11から接線T31に向かう三角法に従う向きで決められる)。
取り付け点31の上面11上の位置は、リブ3を越える高温の空気の通過を妨害または制限しつつ、漏洩流の力の吸収を最適化するように妥協して決められる。実際、取り付け点31が前縁13に近いほど、漏洩流の一部がリブ3を越えて空洞5に流入するリスクが大きくなり、力の吸収の効率が最適にはならないことが分かる。
それ故に、取り付け点31の上面の線に沿う曲線上の位置(図4において、前縁13(X=0%)および後縁14(X=100%)の間に定められる曲線上の横座標X)は、好ましくは10%と26%の間、より好ましくは13%と21%の間、さらに好ましくは15%と17%の間で構成される。
また、前縁13に対向し漏洩流の流量がリブ3に衝突する部分3aの領域を過ぎると、リブ3はデフレクタとして作用する部分3bによって屈曲されて、延びる。漏洩流を誘導するように作用するこの部分3bは、前記漏洩流が下面12に沿う主流と可能な限り平行に、下面12から出ていくように方向付けられている。
この目的のために、取り付け点32は、後縁14側にずらされて、下面12に沿って配置される。取り付け点32の下面の線に沿う曲線上の位置(図5において、前縁13(X=0%)および後縁14(X=100%)の間に定められる横座標X)は、好ましくは18%と66%の間、有利には26%と49%の間、さらに有利には32%と36%の間で構成される。
なおここで、取り付け点32が後縁14に近いほど、空洞内に存在する漏洩流は、下面に沿う主流とより平行に出ていくように誘導されるので、ブレードの効率に対して好ましい。一方、高温の空気が空洞4の中により長く滞在することになるので、ブレードの寿命の観点からは好ましくない。点32の曲線上の横座標の値に対する上記の範囲であれば、ブレード1の空気力学的な性質および空気熱学的な性質を良好に妥協させることができる。
リブ3が屈曲点を有しているため、一方では、力吸収部3aは前縁13からある距離で離間し、負荷力を最大限に回収し得る方向となることが可能となり、さらに一方では、デフレクタとして作用する部分3bは下面12の壁からある距離で離間し、ブレード1の空気力学的および空気熱学的性質を最適化できる方向となることが可能となる。リブ3を屈曲させることにより、単一のリブにおいて、他のパラメータには不利になって、ブレード1の1つのパラメータのみを最適化する内部リブの異なる可能な形状の間の妥協を提供する形状を得ることが可能になる。
取り付け点32におけるリブ3の向きはまた、鋳造(ロストワックス鋳造)によるブレードの製造の際に、特に金型からバスタブ2を取り外しできるように最適化されうる。そのために、リブ3はその取り付け点において、部分3aの延長上にデフレクタを形成する部分3bに対して屈曲している部分3cを有する。下面12に対する垂線に対してこの部分3cがなす角度(図3において、接線T32、および点32での下面13の接線T12と垂直な法線NT12の間の角度β)は、有利には0°と50°の間、好ましくは19°と43°の間、より好ましくは35°と40°の間で構成される(角度βの符号は、法線NT12から接線T32に向かう三角法に従う向きで決められる)。
リブ3の形状を最適化する際には、リブ3がブレード1のキャンバー線に対して延びる手段も考慮することができる。
特に、図6に示すように、リブ3がブレード1のキャンバー線Sと交差する点33の位置(図6において、前縁13(X=0%)と縁14(X=100%))との間に定められるキャンバー線Sに沿う横座標X)は、好ましくは13%と43%の間、好ましくは21%と35%の間、より好ましくは25%から29%の間で好ましく構成される。
キャンバー線Sは、下面12と上面11から等距離にある点のセットからなる線である。
さらに、キャンバー線Sとリブ3の屈曲点34との間の間隔は、−0.8mmと1.2mmの間、好ましくは−0.5mmと1.2mmの間、さらに好ましくは1.1mmと1.2mmの間(屈曲点34がキャンバー線Sと下面12との間にある場合の距離は正の符号、その他は負の符号)で構成されるように最適化される(図7)。
部分3bの向きもまた最適化される。屈曲点34でのリブ3の接線T34(図8)と、接線T34とキャンバー線Sとの交点でのキャンバー線Sの接線TSとによって形成される角度θは、この目的のために、−20°と20°の間、好ましくは−15.4°と+5.1°の間、より好ましくは−10.8度と−9.7度の間で構成される(角度θの符号は、接線T34から接線TSに向かう三角法に従う向きで定義される)。
さらに、空洞4、5内の高温の空気の排出を容易にするために、開口部6、7を下面12側の周縁2aに設けることもできる。空洞4の開口部6は、例えば、リブ3の極近傍に、空洞5の開口部7は、後縁14の極近傍に位置する。

Claims (10)

  1. その先端にバスタブ(2)を備え、さらに上面(11)、下面(12)、前縁(13)、および後縁(14)を備える、タービンエンジンのタービンブレード(1)であって、前記バスタブ(2)は少なくとも1つの内部リブ(3)を備え、前記リブ(3)は、前記バスタブ(2)の上面(11)側の周縁(2a)の取り付け点(31)から、前記バスタブ(2)の下面(12)側の周縁(2a)の取り付け点(32)まで延び、さらに、上面(11)から延びる漏洩流に対する力吸収部(3a)と、力吸収部(3a)を屈曲させて延伸し、そして下面(12)に向かって漏洩流(16)を誘導するデフレクタを形成する部分(3b)と、を含むことを特徴とするタービンブレード(1)。
  2. 前縁(13)に直接対向するリブ(3)の力吸収部(3a)の領域が、前縁(13)の接線と平行であることを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
  3. 取り付け点(31)での上面(11)に対する法線(NT11)に対してリブ(3)がなす角度(α)が、−20°および20°の間、好ましくは−18°と3°の間で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
  4. バスタブ(2)の上面(11)側の周縁(2a)に沿った取り付け点(31)の曲線上の横座標が、10%と26%の間、好ましくは13%と21%の間で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
  5. バスタブ(2)の下面(12)側の周縁(2a)に沿った取り付け点(32)の曲線上の横座標が、18%と66%の間、好ましくは26%と49%の間で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
  6. 取り付け点(32)での下面(12)に対する垂線(NT12)に対してリブ(3)がなす角度(β)が、0°と50°の間、好ましくは19°と43°の間で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
  7. リブ(3)がブレード(1)のキャンバー線(S)と交差する点(33)の曲線上の横座標が、13%と43%の間、好ましくは21%と35%の間で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
  8. キャンバー線(S)およびリブ(3)の屈曲点(34)の間の間隔が、−0.8mmと1.2mmの間、好ましくは−0.5mmと1.2mmの間で構成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレード。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のブレード(1)を有することを特徴とする、タービンディスク。
  10. 請求項1から8のいずれか一項に記載のブレード(1)を有することを特徴とする、ターボジェットの高圧タービン。
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