JP2018090878A - 熱間プレス成形用鋼板および熱間プレス成形品、ならびに熱間プレス成形品の製造方法 - Google Patents
熱間プレス成形用鋼板および熱間プレス成形品、ならびに熱間プレス成形品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018090878A JP2018090878A JP2016237063A JP2016237063A JP2018090878A JP 2018090878 A JP2018090878 A JP 2018090878A JP 2016237063 A JP2016237063 A JP 2016237063A JP 2016237063 A JP2016237063 A JP 2016237063A JP 2018090878 A JP2018090878 A JP 2018090878A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot press
- zinc
- phosphate
- steel plate
- steel sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
Description
Cは、熱間プレス成形により得られるプレス成形品の強度を得るために重要な元素である。上記観点から、C量は0.15%以上であることが好ましく、より好ましくは0.18%以上、更に好ましくは0.20%以上である。一方、C量が過剰になると、プレス成形品の溶接性やプレス成形時の延性を確保することが困難である。上記観点から、C量は、0.4%以下であることが好ましく、より好ましくは0.38%以下、更に好ましくは0.35%以下である。
Siは、焼入れ時に残留オーステナイトを形成させる作用を有する。また、固溶強化によって、延性をあまり劣化させずに強度を高める作用も有する。このような効果を有効に発揮させるためには、Si量は0.5%以上であることが好ましく、より好ましくは1.0%以上、更に好ましくは1.2%以上である。一方、Si量が過剰になると、熱間プレス後の靭性などが劣化する。よって、Si量は3%以下であることが好ましく、より好ましくは2.5%以下、更に好ましくは2.0%以下、更により好ましくは1.8%以下である。
Mnは、必要によって添加される元素である。Mnは焼入れ性を高め、加熱後の冷却中にフェライト、パーライト、ベイナイトの生成を抑制し、高強度の確保に寄与する元素である。このような効果を有効に発揮させるため、Mn量は0.5%以上であることが好ましく、より好ましくは0.8%以上、更に好ましくは1.0%以上である。一方、熱間圧延の負荷などを考慮すると、Mn量は3%以下であることが好ましく、より好ましくは2.8%以下、更に好ましくは2.5%以下、更により好ましくは2.1%以下である。
Alは、脱酸元素として有用な元素である。上記観点から、Al量を好ましくは0%超、より好ましくは0.01%以上とする。しかしながら、Al量が過剰になるとAl2O3の生成により延性などが劣化する。よって、Al量は0.10%以下であることが好ましく、より好ましくは0.08%以下、更に好ましくは0.05%以下である。
Bは、必要によって添加される元素であり、鋼板の焼入れ性向上に有効な元素である。このような効果を有効に発揮させるため、B量は、好ましくは0.0002%以上、より好ましくは0.0003%以上、更に好ましくは0.0005%以上である。一方、B量を過剰になると上記効果が飽和するため、B量は0.01%以下であることが好ましく、より好ましくは0.008%以下、更に好ましくは0.005%以下である。
Tiは、Nを固定し、Bを固溶状態で維持して焼入れ性の改善に寄与する元素である。このような効果を有効に発揮させるためには、Ti量は0.04%以上であることが好ましく、より好ましくは0.05%以上、更に好ましく0.06%以上である。しかしながら、Ti量が過剰になって0.1%を超えると、TiCが多量に形成されて、析出強化により強度は上昇するが延性が低下する。そのため、Ti量は0.1%以下であることが好ましく、より好ましくは0.09%以下、更に好ましくは0.08%以下である。
Cr、Ni、およびCuは、加熱後の冷却中におけるフェライト、パーライトおよびベイナイトの生成を防止し、残留オーステナイトの確保に有効に寄与する元素である。これらの元素は単独で添加しても良いし、二種以上を併用しても良い。このような効果を有効に発揮させるためには、上記元素の合計量は0.01%以上であることが好ましく、より好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.06%以上である。なお、上記元素の合計量が増加するにつれて添加コストが上昇するため、上記元素の合計量は1%以下であることが好ましく、より好ましくは0.9%以下、更に好ましくは0.8%以下である。
加熱後の鋼板表面をX線回折で分析して無水リン酸塩[詳細にはリン酸亜鉛Zn3(PO4)2]の有無を確認した。具体的には、理学電機製のX線回折装置RAD−RU300を用い、Co−Kα線を用い、θ―2θ法により測定した。
上記のようにして塗膜を形成した各鋼板を、5重量%のNaCl水溶液に、50℃で700時間浸漬した。浸漬の際には、各鋼板の端部をシールし、端部からの腐食や浸漬水の浸潤効果が無視できるようにした。浸漬終了後、図1に示す評価対象について、セロハンテープによる塗膜剥離試験を行い、電着塗装が剥離した部分の剥離面積率を評価した。評価対象の領域は、熱間プレス成形を模擬した上記加熱処理時において均熱が保たれている鋼板長手方向の中央部約100mm×幅方向約40mm(評価面積:40mm×100mm=4000mm2)とした。評価面積(4000mm2)に占める塗膜剥離面積率を画像処理によって評価し、3%以下を合格とした。浸漬の際には、サンプルの端部はシールを行い、端部からの腐食や浸漬水の浸潤効果が無視できるようにした。
Claims (3)
- 熱間プレス成形に用いられる鋼板であって、
素地鋼板の少なくとも片面に、素地鋼板側から順に、
亜鉛系めっき層、および
Zn、Fe、Ca、およびMnよりなる群から選択される少なくとも一種の金属を含むリン酸塩の皮膜を有しており、
前記リン酸塩の皮膜がZnを含むリン酸亜鉛皮膜の場合、前記リン酸亜鉛皮膜におけるリン酸亜鉛またはその水和物の付着量は、リン酸亜鉛換算で0.40〜5g/m2であることを特徴とする熱間プレス成形用鋼板。 - 素地鋼板の少なくとも片面に、素地鋼板側から順に、
亜鉛系めっき層、および
Zn、Fe、Ca、およびMnよりなる群から選択される少なくとも一種の金属を含む無水リン酸塩を有していることを特徴とする熱間プレス成形品。 - 請求項1に記載の熱間プレス成形用鋼板を熱間プレス成形する熱間プレス成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016237063A JP2018090878A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 熱間プレス成形用鋼板および熱間プレス成形品、ならびに熱間プレス成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016237063A JP2018090878A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 熱間プレス成形用鋼板および熱間プレス成形品、ならびに熱間プレス成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018090878A true JP2018090878A (ja) | 2018-06-14 |
Family
ID=62563727
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016237063A Pending JP2018090878A (ja) | 2016-12-06 | 2016-12-06 | 熱間プレス成形用鋼板および熱間プレス成形品、ならびに熱間プレス成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2018090878A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012025977A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱処理用表面処理鋼材および熱処理鋼部材の製造方法 |
| WO2012139769A1 (en) * | 2011-04-13 | 2012-10-18 | Tata Steel Ijmuiden B.V. | Hot formable strip, sheet or blank, process for the production thereof, method for hot forming a product and hot formed product |
-
2016
- 2016-12-06 JP JP2016237063A patent/JP2018090878A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012025977A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱処理用表面処理鋼材および熱処理鋼部材の製造方法 |
| WO2012139769A1 (en) * | 2011-04-13 | 2012-10-18 | Tata Steel Ijmuiden B.V. | Hot formable strip, sheet or blank, process for the production thereof, method for hot forming a product and hot formed product |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100370054C (zh) | 镀有铝合金体系的高强度钢板以及具有优异的耐热性和喷漆后耐腐蚀性的高强度汽车零件 | |
| CN101144162B (zh) | 热压成型方法,其电镀钢材及其制备方法 | |
| EP1439240B2 (en) | Method for hot-press forming a plated steel product | |
| KR102094089B1 (ko) | 알루미늄계 금속 코팅으로 코팅된 강판으로부터 시작되는 인산염처리 가능한 부품의 제조 방법 | |
| JP2020056099A (ja) | アルミニウムをベースとする金属コーティングで被覆された鋼板 | |
| JP4671634B2 (ja) | 耐食性に優れた高強度焼き入れ成形体およびその製造方法 | |
| JP2003126921A (ja) | 耐食性に優れた熱間プレス成形品 | |
| JP6805044B2 (ja) | ホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼板 | |
| JP5853683B2 (ja) | 化成処理性および塗装後耐食性に優れた冷延鋼板の製造方法 | |
| JP2003049256A (ja) | 溶接性、塗装後耐食性に優れた高強度自動車部材用アルミめっき鋼板及びそれを使用した自動車部材 | |
| JP3758549B2 (ja) | 熱間プレス加工方法 | |
| WO2014132637A1 (ja) | 高強度冷延鋼板の製造方法 | |
| JP5009035B2 (ja) | 外観に優れた高張力合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| KR20140053319A (ko) | 도장 후 내식성이 우수한 합금화 용융 아연 도금 강판 | |
| JP2018090879A (ja) | 熱間プレス成形用鋼板、熱間プレス成形品の製造方法、および熱間プレス成形品 | |
| KR20220156925A (ko) | Al 도금 핫 스탬프 강재 | |
| KR20240118815A (ko) | 핫 스탬프용 강판, 핫 스탬프용 강판의 제조 방법, 및 핫 스탬프 성형체 | |
| JP2007291441A (ja) | 成形部の塗装後耐食性に優れた高強度自動車部材およびその熱間プレス方法 | |
| JP7173368B2 (ja) | 熱間プレス部材および熱間プレス用鋼板ならびに熱間プレス部材の製造方法 | |
| WO2021019829A1 (ja) | 熱間プレス部材および熱間プレス用鋼板ならびにそれらの製造方法 | |
| JP2016176101A (ja) | プレス成形用表面処理鋼板およびプレス成形品 | |
| JP7126093B2 (ja) | 熱間プレス部材およびその製造方法 | |
| JP2018090878A (ja) | 熱間プレス成形用鋼板および熱間プレス成形品、ならびに熱間プレス成形品の製造方法 | |
| US20230073024A1 (en) | Plated steel sheet for hot stamping | |
| JP7338606B2 (ja) | 熱間プレス部材および熱間プレス用鋼板ならびに熱間プレス部材の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20170223 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170322 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191010 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200715 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200721 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200914 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20201124 |
