JP2018094533A - 気液混合装置および気液混合方法 - Google Patents

気液混合装置および気液混合方法 Download PDF

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【課題】液体の気体吸収量を把握しやすく、かつ装置構成を簡略化できる気液混合装置および気液混合方法を提供する。
【解決手段】貯留部10と、貯留部10内に液体L1を供給する液体供給部20と、貯留部10内にCOガスを供給する気体供給部30と、液体供給部20からの液体L1を貯留部10内で噴出するノズル部42、ノズル部42から噴出された液体L1の負圧にしたがって貯留部10内のCOガスを引き込む引込部43、及び噴出された液体L1と引き込まれたCOガスの混合液L2を貯留部10内の液面以下まで導く管部44を有するエゼクター40と、を備える気液混合装置1。
【選択図】図1

Description

本発明は、気液混合装置および気液混合方法に関する。
気液混合装置としては、ガス吸収装置と、ガスが吸収された液を貯留するタンクとを備えた装置がある(例えば、特許文献1,2参照)。
図2は、気液混合装置の一例を示す模式図である。気液混合装置100は、タンク101と、タンク101内に設けられた液放出部102とを有する。液放出部102は、液体L11をスプレー状に散水したり、薄膜状に流下させることができる。
気液混合装置100では、液放出部102から放出された液体L11を、タンク101内の二酸化炭素ガス(COガス)と接触させ、液体L11にCOガスを溶解させる。これにより、COガスを含む液体製品L12を得る。
図3は、気液混合装置の他の例を示す模式図である。気液混合装置110は、エゼクター111と、ミキサー112と、ホールディングチューブ113と、サイクロン分離器114と、貯留タンク115とを備えている。
エゼクター111は、COガスを吸引して液体L11に混合し、溶解させる。エゼクター111を経た液体L11はミキサー112、ホールディングチューブ113、サイクロン分離器114を経て、貯留タンク115に導入される。これにより、COガスを含む液体製品L12を得る。
ミキサー112は、液体L11中の未溶解COガスの気泡を微細化し、COガスの液体L11への吸収を促す。ホールディングチューブ113は、流路を長く形成することで液体L11へのCOガスの吸収を促す。サイクロン分離器114および貯留タンク115では、未溶解COガスの気泡を液体L11から分離する。
特開平9−295695号公報 特開2012−125688号公報
気液混合装置では、液体に吸収されるCOガスの量はCOガスの分圧に比例する。そのため、平衡状態であれば、液体中のCOガスの量を把握できる。
しかし、図2に示す気液混合装置100を用いた実際の製造工程では、平衡状態になる前に液体L11を次工程へ送ることが必要となることがある。その場合、COガスの吸収量を温度と圧力に基づいて推定することは難しく、液体製品L12の品質管理の点で問題があった。
図3に示す気液混合装置110では、比較的COガスの吸収量を把握しやすいが、未溶解COガスの気泡を分離するために、サイクロン分離器114、貯留タンク115等が必要となることから、装置構成が複雑となる。そのため、大きな設置スペースが必要となり、かつコストが増大する問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、液体の気体吸収量を把握しやすく、かつ装置構成を簡略化できる気液混合装置および気液混合方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明の一態様に係る気液混合装置は、貯留部と、該貯留部内に液体を供給する液体供給部と、前記貯留部内に気体を供給する気体供給部と、前記液体供給部からの液体を前記貯留部内で噴出するノズル部、前記ノズル部から噴出された液体の負圧にしたがって前記貯留部内の気体を引き込む引込部、及び前記噴出された液体と前記引き込まれた気体の混合体を前記貯留部内の液面以下まで導く管部を有するエゼクターと、を備える。
この構成によれば、混合体中の未溶解の気体は貯留部内に放出される。そのため、未溶解の気体の回収のための設備およびそのための配管が不要となり、装置構成を簡略にすることができる。また、未溶解の気体を再利用できるため、気体の使用量を削減できる。よって、装置の設置スペースを小さくするとともに、コスト低減を図ることができる。
また、この構成によれば、エゼクターを備えているため、液体に対する気体の吸収量を高め、実質的な平衡状態を容易に得ることができる。そのため、液体の気体吸収量を把握しやすい。よって、製品の品質確保の点で好適である。
前記気液混合装置は、前記貯留部内の圧力を測定する圧力計と、前記貯留部内の温度を測定する温度計と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、圧力計および温度計の測定値に基づいて、液体に吸収されている気体の量を精度よく推定することができる。よって、製品の品質管理が容易となる。
前記気液混合装置は、前記圧力計および前記温度計の測定値に基づいて、前記気体供給部による気体の供給量を制御する制御部を有する気体流量調整機構をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、気体の供給量を制御することによって、貯留部内の気体の飽和圧力を維持することができる。よって、液体に対する気体の吸収効率の低下を抑えることができる。
本発明の一態様に係る気液混合方法は、液体供給部から貯留部内に液体を供給するとともに、気体供給部から前記貯留部内に気体を供給し、ノズル部、引込部、及び管部を有するエゼクターを用いて、前記ノズル部によって前記液体供給部からの液体を前記貯留部内で噴出させ、前記ノズル部から噴出された液体の負圧にしたがって前記貯留部内の気体を前記引込部によって引き込み、前記噴出された液体と前記引き込まれた気体の混合体を前記管部によって前記貯留部内の液面以下まで導く。
この方法によれば、混合体中の未溶解の気体は貯留部内に放出される。そのため、未溶解の気体の回収のための設備およびそのための配管が不要となり、装置構成を簡略にすることができる。また、未溶解の気体を再利用できるため、気体の使用量を削減できる。よって、装置の設置スペースを小さくするとともに、コスト低減を図ることができる。
また、この構成によれば、エゼクターを備えているため、液体に対する気体の吸収量を高め、実質的な平衡状態を容易に得ることができる。そのため、液体の気体吸収量を把握しやすい。よって、製品の品質確保の点で好適である。
本発明の気液混合装置によれば、液体の気体吸収量を把握しやすく、かつ装置構成を簡略化できる。
本発明の実施の形態に係る気液混合装置を示す模式図である。 従来の気液混合装置の一例を示す模式図である。 従来の気液混合装置の他の例を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る気液混合装置1は、貯留部10と、液体供給部20と、気体供給部30と、エゼクター40と、混合液導出部50と、圧力計60と、温度計70と、気体流量調整機構80と、を備えている。
貯留部10は、液体L1が導入される内部空間S1を有する。貯留部10は密閉可能に構成されている。貯留部10の内部において液体L1を貯留可能な空間を貯留空間S2という。
液体供給部20は、液体供給管21を備えている。液体供給管21は、貯留部10内に設けられたエゼクター40の本体部41に接続されている。液体供給部20は、図示しない供給源から供給された液体L1を、液体供給管21を通してエゼクター40の本体部41に供給することができる。
気体供給部30は、気体供給管31を備えている。気体供給部30は、図示しない供給源から供給された気体である二酸化炭素ガス(以下、COガスという)を、気体供給管31を通して貯留部10内に供給できる。気体供給管31には、COガスの流量(供給量)を調整する流量調整弁32が設けられている。
エゼクター40は、本体部41と、ノズル部42と、引込部43と、管部44と、を備える。エゼクター40は、貯留部10内に設けられている。
ノズル部42は、例えば本体部41の下部に形成され、本体部41に供給された液体L1を貯留部10内で噴出させることができる。
引込部43は、その開口が貯留部10の気相分11に開放されており、ノズル部42から噴出された液体L1の負圧にしたがって貯留部10内のCOガスを引き込むことができる。ノズル部42から噴出された液体L1と、引込部43を通じて引き込まれたCOガスとの混合液を混合液L2(混合体)という。
管部44は直管状に形成され、例えば高さ方向(鉛直方向)に沿って設けられている。
管部44の上端部44aは、引込部43に接続されている。
管部44の下端部44bは、例えば貯留部10の下部に達している。管部44の下端部44bの高さ位置は、貯留部10内に貯留された混合液L2(以下、貯留混合液L3という)の液面L3aの高さ位置と同じまたはそれより下方とされている。そのため、管部44は、混合液L2を、貯留部10内の貯留混合液L3の液面L3a以下まで導くことができる。
管部44の下端部44bは、貯留部10内の貯留空間S2に達する高さ位置にある。
混合液導出部50(混合体導出部)は、貯留部10内の貯留混合液L3を導出する導出管51と、導出管51に設けられた送液ポンプ52とを備えている。
圧力計60は、貯留部10内のCOガスの圧力を測定することができる。
温度計70は、貯留部10内の温度を測定することができる。温度計70は、例えば貯留部10内の貯留混合液L3の温度を測定することができる。
気体流量調整機構80は、例えば、圧力計60および温度計70の測定値に基づいて、気体供給管31におけるCOガスの供給量を流量調整弁32によって制御する制御部81を有する。
次に、図1に示す気液混合装置1を用いて液体L1とCOガスとを混合し、液体製品を製造する場合を例として、気液混合方法の一例を説明する。
気体供給部30によって、COガス(気体)を、気体供給管31を通して貯留部10内に供給する。
液体供給部20によって、液体L1を、液体供給管21を通してエゼクター40の本体部41に供給する。液体L1は、例えば水である。
液体L1はノズル部42から噴出し、その際にエゼクター40内に生じた負圧にしたがって、貯留部10内の気相分11のCOガスが引込部43を通して引き込まれる。
引込部43を通してエゼクター40に引き込まれたCOガスは液体L1に効率よく吸収されるため、実質的な平衡状態が得られる。そのため、圧力計60および温度計70の測定値に基づいて、液体L1に吸収されているCOガスの量を精度よく推定することができる。
気体流量調整機構80の制御部81は、圧力計60および温度計70の測定値に基づいて、流量調整弁32によりCOガスの供給量を制御することができる。
貯留部10内のCOガスが液体L1に吸収されると、貯留部10内の圧力は低下するが、圧力計60および温度計70の測定値に基づいて、流量調整弁32によりCOガスの供給量を制御することによって、COガスの飽和圧力を維持することができる。よって、液体L1に対するCOガスの吸収効率の低下を抑えることができる。
混合液L2は、管部44によって貯留空間S2に導入される。これにより貯留部10内の貯留混合液L3の液面L3a以下まで導かれる。そのため、混合液L2に含まれる未溶解のCOガスが貯留混合液L3に吸収されるのを促すことができる。
未溶解のCOガスの一部は、貯留混合液L3に吸収されずに貯留部10内の気相分11に放出されるが、その一部は再びエゼクター40によって液体L1に吸収される。
貯留混合液L3の一部は、送液ポンプ52により導出管51を通して貯留部10から導出される。これにより、炭酸ガスを含む液体製品L4が得られる。液体製品L4は例えば炭酸飲料である。
気液混合装置1は、液体L1を貯留部10内で噴出するノズル部42、貯留部10内のCOガスを引き込む引込部43、および混合液L2を導く管部44を備えたエゼクター40を備えているため、混合液L2中の未溶解のCOガスは貯留部10内に放出される。そのため、未溶解のCOガスの回収のための設備およびそのための配管が不要となり、装置構成を簡略にすることができる。また、未溶解のCOガスを再利用できるため、COガスの使用量を削減できる。よって、装置の設置スペースを小さくするとともに、コスト低減を図ることができる。
気液混合装置1は、エゼクター40を備えているため、液体L1に対するCOガスの吸収量を高め、実質的な平衡状態を容易に得ることができる。そのため、液体L1のCOガス吸収量を把握しやすい。よって、液体製品L4の品質確保の点で好適である。
気液混合装置1は、圧力計60および温度計70を備えている。そのため、これらの測定値に基づいて、液体L1に吸収されているCOガスの量を精度よく推定することができる。よって、液体製品L4の品質管理が容易となる。
気液混合装置1は、圧力計60および温度計70の測定値に基づいて、気体供給部30によるCOガスの供給量を制御する制御部81を有する気体流量調整機構80を備えている。そのため、流量調整弁32によりCOガスの供給量を制御することによって、貯留部10内のCOガスの飽和圧力を維持することができる。よって、液体L1に対するCOガスの吸収効率の低下を抑えることができる。
前述の気液混合方法によれば、混合液L2中の未溶解のCOガスは貯留部10内に放出される。そのため、未溶解のCOガスの回収のための設備およびそのための配管が不要となり、装置構成を簡略にすることができる。また、未溶解のCOガスを再利用できるため、COガスの使用量を削減できる。よって、装置の設置スペースを小さくするとともに、コスト低減を図ることができる。
前述の気液混合方法は、エゼクター40を用いるため、液体L1に対するCOガスの吸収量を高め、実質的な平衡状態を容易に得ることができる。そのため、液体L1のCOガス吸収量を把握しやすい。よって、液体製品L4の品質確保の点で好適である。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
図1に示す気液混合装置1のエゼクター40では、管部44の延在方向は高さ方向に一致しているが、管部の延在方向は高さ方向に対して傾斜する方向であってもよい。
また、管部44の下端部44bは、貯留部10内の貯留空間S2に達する高さ位置にあればよい。すなわち、実施形態の気液混合装置は、貯留部と、該貯留部内に液体を供給する液体供給部と、前記貯留部内に気体を供給する気体供給部と、前記液体供給部からの液体を前記貯留部内で噴出するノズル部、前記ノズル部から噴出された液体の負圧にしたがって前記貯留部内の気体を引き込む引込部、及び前記噴出された液体と前記引き込まれた気体の混合体を前記貯留部内の貯留空間に導く管部を有するエゼクターと、を備えていればよい。
1・・・気液混合装置
10・・・貯留部
20・・・液体供給部
21・・・液体供給管
30・・・気体供給部
40・・・エゼクター
42・・・ノズル部
43・・・引込部
44・・・管部
60・・・圧力計
70・・・温度計
80・・・気体流量調整機構
81・・・制御部
L1・・・液体
L2・・・混合液(混合体)

Claims (4)

  1. 貯留部と、
    該貯留部内に液体を供給する液体供給部と、
    前記貯留部内に気体を供給する気体供給部と、
    前記液体供給部からの液体を前記貯留部内で噴出するノズル部、前記ノズル部から噴出された液体の負圧にしたがって前記貯留部内の気体を引き込む引込部、及び前記噴出された液体と前記引き込まれた気体の混合体を前記貯留部内の液面以下まで導く管部を有するエゼクターと、
    を備える気液混合装置。
  2. 前記貯留部内の圧力を測定する圧力計と、
    前記貯留部内の温度を測定する温度計と、をさらに備える請求項1に記載の気液混合装置。
  3. 前記圧力計および前記温度計の測定値に基づいて、前記気体供給部による気体の供給量を制御する制御部を有する気体流量調整機構をさらに備える、請求項2に記載の気液混合装置。
  4. 液体供給部から貯留部内に液体を供給するとともに、気体供給部から前記貯留部内に気体を供給し、ノズル部、引込部、及び管部を有するエゼクターを用いて、前記ノズル部によって前記液体供給部からの液体を前記貯留部内で噴出させ、前記ノズル部から噴出された液体の負圧にしたがって前記貯留部内の気体を前記引込部によって引き込み、前記噴出された液体と前記引き込まれた気体の混合体を前記管部によって前記貯留部内の液面以下まで導く、気液混合方法。
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