JP2018200741A - パルス制御を有するセンスアンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】センスアンプの差動出力電圧における誤差(グリッチ)を低減する技術を提供する。【解決手段】センスアンプ200は、遅延センスイネーブル信号がアサートされない間、出力端子の対応するペアをチャージし、遅延センスイネーブル信号がアサートされる間、出力端子の対応するペアをチャージするのを停止するように構成された第1のプルアップトランジスタのペアを有する。【選択図】図2

Description

関連出願の相互参照
[0001] 本願は、2015年4月29日出願の米国特許出願第14/699,957号の利益を主張する。
[0002] 本願は、差動センスアンプ(differential sense amplifiers)を改善することに関し、より具体的には、グリッチ(glitches)を防ぐための差動センスアンプのパルス制御(pulsed control)に関する。
[0003] センスアンプは、SRAMセルおよび関連する差動セル・トポロジからのビット決定(bit decision)を感知するために使用される。図1に示されている例となるセンスアンプ100は、NMOSトランジスタM1およびM2の差動ペアを含むが、PMOS差動ペアを使用するセンスアンプの動作が類似していることが理解されるであろう。SRAMセル(例示せず)は、ビット線Bと相補ビット線(complement bit line)
Figure 2018200741
とを、対応するワード線(例示せず)のアサート(assertion)に応答して駆動する。ビット線Bは、差動ペアトランジスタM1のゲートを駆動する。同様に、相補ビット線
Figure 2018200741
は、差動ペアトランジスタM2のゲートを駆動する。差動ペアトランジスタM1およびM2のソースは、センスイネーブル信号(sense enable signal)SEによって駆動されるそれのゲートを有する電流ソースNMOSトランジスタ(current source NMOS transistor)M3を通して、接地(ground)に結合する。センスイネーブル信号SEが電源電圧VDDにアサートされると、電流ソーストランジスタM3は、ビット線にわたって発生する(develops)電圧差に依存して差動ペアトランジスタM1とM2との間でステアリングされる電流を導通させる(conduct)。電流が差動ペアを通してステアリングされるにつれて、ステアリングされた電流のより多くの部分を導通させる差動ペアトランジスタのためのドレインは、残りの差動ペアトランジスタのためのドレイン電圧と比べて、電圧が降下することになる。差動ペアトランジスタM1およびM2のドレインにおけるこの電圧差は、センスアンプ100の差動出力として表されることになる、所望の電圧差を増幅するための交差結合(cross-coupled)されたPMOSトランジスタP1およびP2のペアを通して強化される。
[0004] 一般に、対応するSRAMの動作速度を増加させるように、ワード線電圧のアサートの比較的すぐ後にセンスイネーブル信号がアサートされることが望ましい。しかし、センスアンプ100のような従来のセンスアンプのためのアーキテクチャは、センスイネーブル信号がワード線電圧のアサート後あまりにすぐにアサートされる場合にタイミング問題を引き起こす。このタイミング問題をよりよく認識するために、ワード線電圧のアサートより前に、両方のビット線が、電源電圧VDDにプリチャージされる(pre-charged)ことに留意されたい。センスイネーブル信号がワード線アサートの比較的直後にアサートされる場合、差動ペアトランジスタM1およびM2の両方はしたがってスイッチオンにすることになり、これは、それらのドレインの両方がその次に放電されることになるので望ましくない。このドレイン電圧の同時減少は、センスアンプ100の差動出力電圧における誤差(グリッチ)を引き起こし得る。このグリッチを防ぐために、差動ペアトランジスタM1のドレインをチャージするように機能する、常時オンのキーパPMOSトランジスタ(always-on keeper PMOS transistor)P3を含むことが通例である。同様に、別の常時オンのキーパPMOSトランジスタP4は、差動ペアトランジスタM2のドレインをチャージするように機能する。キーパトランジスタP3およびP4は、差動ペアトランジスタM1およびM2のためのドレインの同時放電を妨害し(oppose)、よって、出力グリッチの可能性を低減する。
[0005] 一般に、キーパトランジスタP3およびP4は、グリッチを防ぐのに十分な強度を有するようなサイズにされなければならない。しかし、キーパトランジスタP3およびP4のための結果として生じる強度は、その場合、差動ペアトランジスタM1およびM2がキーパトランジスタP3およびP4からの妨害を克服し、次いで、それらのドレイン間に必要な差動電圧を発生させることを可能にするために十分なビット線差動電圧が発生されるように、ワード線電圧アサートとその後のセンスイネーブル信号アサートとの間に比較的長い遅延を必要とすることに留意されたい。高速動作が、したがって、センスアンプ100のような従来のセンスアンプでは妨げられる。
[0006] したがって、当該技術には、増加したメモリ動作速度のために構成されたセンスアンプの必要性が存在する。
[0007] ビット線のペアの間の電圧差に応じて電流をステアリングするように構成されたトランジスタの差動ペアを含むセンスアンプが提供される。各差動ペアトランジスタは、差動ペアトランジスタが電流ステアリングに応じて放電するように構成された端子を含む。センスアンプは、さらに、遅延センスイネーブル信号(delayed sense enable signal)を提供するためにセンスイネーブル信号を遅延させるように構成された遅延回路を含み、また、トランジスタの差動ペアのペアに対応する第1のプルアップトランジスタのペアも含み、各第1のプルアップトランジスタは、対応する差動ペアトランジスタの端子と電源ノードとの間に結合されており、ここにおいて、各第1のプルアップトランジスタは、遅延センスイネーブル信号のアサートに応じてスイッチオフするように構成される。
[0008] 第1のプルアップトランジスタのペアが、遅延センスイネーブル信号アサートに応じてオフにされるので、それらは、センスイネーブル信号のアサートと、遅延センスイネーブル信号のアサートとの間の遅延期間中オンのままである。このように、第1のプルアップトランジスタは、そうでない場合にセンスイネーブル信号アサートの開始(onset)時に起こり得る出力グリッチを防ぐために比較的強くなるようなサイズにされ得る。従来のセンスアンプでは、このような比較的強いプルアップトランジスタは、その場合、トランジスタの差動ペアが、プルアップ(pull-up)を克服してそれらの端子にわたって差動出力電圧を発生させることを可能にするために差動ビット線電圧が十分に発生されることができるように、ワード線アサートと、センスイネーブル信号アサートのその後のアサートとの間に比較的長い遅延を必要とするであろう。有利に、本明細書に開示されているセンスアンプのためのセンスイネーブル信号アサートは、第1のプルアップトランジスタが遅延センスイネーブル信号のアサート時にスイッチオフされるので、先行するワード線アサートに関してそれほど比較的に遅延する必要はない。このように、従来のセンスアンプに関して上述されたタイミング問題が解決される。
[0009] これらの特徴、および追加的に有利な特徴が、例となる実施形態の以下の詳細な説明に関して、より良く認識され得る。
[0010] 従来のセンスアンプの回路図。 [0011] 本開示の実施形態にしたがったセンスアンプの回路図。 [0012] 本開示の実施形態にしたがったセンスアンプのための動作の例となる方法のフローチャート。
[0013] 本開示の実施形態およびそれらの利点は、以下に続く詳細な説明を参照することによって最良に理解される。同様の参照番号は、図の1つまたは複数に例示されている同様の要素を特定するために使用されることが認識されるべきである。
詳細な説明
[0014] ワード線電圧アサートとセンスイネーブル信号アサートとの間のタイミング遅延が、従来のセンスアンプでは起こるであろう関連した出力グリッチなしに低減され得る、センスアンプが開示される。この有益な効果を提供するために、センスアンプは、トランジスタの差動ペアに対応する第1のプルアップトランジスタのペアを含む。各第1のプルアップトランジスタは、遅延センスイネーブル信号がアサートされない間、対応する差動ペアトランジスタのための出力端子をチャージするように構成される。逆にいうと、各第1のプルアップトランジスタは、さらに、遅延センスイネーブル信号のアサートに応じてスイッチオフするように構成される。この点において、所与の読込み動作のためにそれにわたってセンスイネーブル信号がアサートされるセンスイネーブル信号アサート期間(sense enable signal assertion period)は、第1のプルアップトランジスタが導通している初期部分と、第1のプルアップトランジスタが導通していない残りの最後の部分とに分割され得る。第1のプルアップトランジスタは、センスイネーブル信号アサート期間の最後の部分にわたって導通していないので、第1のプルアップトランジスタは、比較的強くなるようなサイズにされ得る。前述されたように、このような相対的な強度はセンスイネーブル信号アサートの開始時に望ましく、これは、差動ビット線電圧がそのときに部分的に発生されているだけだからである。電源電圧VDDへのビット線のプリチャージにより、差動ビット線電圧のそのような部分的な発生は、両方のビット線電圧を電源電圧レベルに比較的近いままにしておき、その結果、センスアンプにおけるトランジスタの差動ペアは同時にスイッチオンされ得る。しかし、第1のプルアップトランジスタの相対的な強度は、差動ビット線電圧の発生の欠如に起因するグリッチの従来の問題を防ぐ。
[0015] 反対に、センスイネーブル信号アサートを、先行するワード線電圧アサートに関して遅延させなければいけないという従来の問題は、第1のプルアップトランジスタが、遅延センスイネーブル信号のアサートに応答して遮断(shutoff)するので解決される。センスアンプにおけるトランジスタの差動ペアは、よって、ワード線電圧の先行するアサートに関して比較的すぐにそれらの出力端子間で適切な差動出力電圧を発生させることができる。ワード線アサートとセンスイネーブル信号アサートとの間の遅延は、よって、従来のセンスアンプ設計と比べると低減され得る。センスアンプが、遅延センスアンプ信号ではなく、センスイネーブル信号によって依然としてトリガされるので、遅延センスイネーブル信号がセンスアンプのタイミングに影響しないことに留意されたい。遅延センスアンプ信号は、単に、本明細書でさらに説明されるように第1のプルアップトランジスタを遮断するために使用されるにすぎない。
[0016] グリッチの可能性をさらに抑制するために、センスアンプは、トランジスタの差動ペアに対応する第2のプルアップトランジスタのペアを含み得る。第1のプルアップトランジスタのペアに類似して、各第2のプルアップトランジスタもまた、対応する差動ペアトランジスタのための出力端子をチャージするように構成される。しかしながら、第1のプルアップトランジスタとは対照的に、第2のプルアップトランジスタは常時オンであるように構成され得る。それらが常時オンであるので、第2のプルアップトランジスタは、第1のプルアップトランジスタと比較して比較的弱くなるようなサイズにされ得る。このように、比較的弱い第2のプルアップトランジスタは、トランジスタの差動ペアが、比較的発生していない(undeveloped)差動ビット線電圧に応答してそれらの出力端子間で差動出力電圧を発生させることを可能にする。センスイネーブル信号アサートは、よって、ワード線アサートの比較的すぐ後に起こり得、これは、メモリ動作速度を向上させる。例となる実施形態の以下の詳細な説明は、これらの有利な特徴をより良く例示し得る。
[0017] 例となるセンスアンプ200の回路図が図2に示されている。トランジスタM1およびM2のNMOS差動ペアと、ならびにNMOS電流ソーストランジスタM3とは、センスアンプ100を用いて説明されたように配列される。ビット線Bは、よって、差動ペアトランジスタM1のゲートに結合するのに対して、相補ビット線
Figure 2018200741
は、差動ペアトランジスタM2のゲートに結合する。差動ペアトランジスタM1およびM2のためのソースは両方、電流ソーストランジスタM3のドレインに結合し、電流ソーストランジスタM3はそして、それのソースが接地に結合されている。センスイネーブル信号SEは、電流ソーストランジスタM3のゲートを駆動する。1つの実施形態において、トランジスタM1およびM2の差動ペアは、ビット線のペアの間の差動電圧に応じて、(例えば、それらのドレイン端子のような)出力端子のペアの間に差動出力電圧を発生させるための手段を備えると考えられ得る。
[0018] 電源電圧VDDへのセンスイネーブル信号のアサートに応答して、電流ソーストランジスタM3は、ビット線間の差動ビット線電圧に応じて差動ペアトランジスタM1およびM2を通してステアリングされるテール電流(tail current)を導通させる。例えば、ビット線Bのための電圧が、相補ビット線(complementary bit line)
Figure 2018200741
のための電圧と比べてより高いように、アクセスされたSRAMセル(例示せず)がバイナリ値を記憶すると仮定する。テール電流の大部分が、その場合、差動ペアトランジスタM1を通してステアリングすることになり、その結果、それのドレイン電圧(それの出力端子電圧)が差動ペアトランジスタM2上のドレイン電圧に比して減少する。この電圧差を強化するために、センスアンプ200は、また、従来のセンスアンプ100に関して説明された、交差結合されたPMOSトランジスタP1およびP2も含む。交差結合されたトランジスタP1のゲートは、差動ペアトランジスタM2のドレインに結合する。同様に、交差結合されたトランジスタP2のゲートは、差動ペアトランジスタM1のドレインに結合する。交差結合されたトランジスタP1のソースは、電源電圧VDDを供給する電源ノードに結合するのに対して、それのドレインは、差動ペアトランジスタM1のドレインに結合する。同様に、交差結合されたトランジスタP2のソースは電源ノードに結合するのに対して、それのドレインは、差動ペアトランジスタM2のドレインに結合する。
[0019] それらのゲートの交差結合により、交差結合されたトランジスタP1およびP2は、差動ペアドレイン間で発生された差動出力電圧を強化する。例えば、万一、差動ペアトランジスタM1のドレイン電圧が差動ペアトランジスタM2のドレイン電圧よりも低いというように差動ビット線電圧がなる場合、交差結合されたトランジスタP2は、差動ペアトランジスタM2のための既に高いドレイン電圧を強化するためにスイッチオンする傾向にある。それと同時に、差動ペアトランジスタM2のための比較的高いドレイン電圧は、交差結合されたトランジスタP1をスイッチオフし、その結果、それは差動出力電圧の発生と争わない(not fight with)。同様に、交差結合されたトランジスタP1は、万一、差動ペアトランジスタM2のためのドレイン電圧が差動ペアトランジスタM1のためのドレイン電圧よりも低い場合にスイッチオンする傾向にあるであろう。
[0020] 本明細書でさらに説明されるように、センスイネーブル信号アサートは、ワード線電圧アサートに関して比較的すぐに起こり得る。これは、そのようなセンスイネーブル信号のタイミングがメモリ動作速度の増加を可能にするので、非常に有利である。しかし、ワード線電圧のアサートとセンスイネーブル信号電圧のアサートとの間のこのような比較的小さい遅延は、センスイネーブル信号アサートの開始時に比較的より小さい差動ビット線電圧の発生を引き起こす。ビット線が両方、ワード線電圧のアサートより前に電源電圧VDDにプリチャージされるので、両方の差動ペアトランジスタM1およびM2は、ワード線電圧アサートの開始時にオンになる傾向にある。従来のセンスアンプ100に関して説明されたように、このように差動ペアトランジスタM1およびM2を同時にスイッチオンすることは、差動出力電圧グリッチの可能性を増加させる。この点において、不可避の不均衡により、差動ペアトランジスタM1およびM2のうちの一方は、他方よりも強くスイッチオンする傾向にあり、その結果、予測不可能な差動電圧差が、それらのゲート両方が電源電圧VDDに実質的にチャージされるにもかかわらず、それらのドレイン間に発生することに留意されたい。このような差動電圧差は、アクセスされているメモリセルにおけるバイナリ値に関係がなく、よって、明らかに望ましくない。このような誤りのある差動出力電圧がセンスイネーブル信号アサートの開始時に発生することを抑制するために、従来のセンスアンプ100に関して説明されたプルアップトランジスタP3は、第1のPMOSプルアップトランジスタP3’および第2のPMOSプルアップトランジスタP3”によって置き換えられる。同様に、従来のセンスアンプ100のプルアップトランジスタP4は、第1のPMOSプルアップトランジスタP4’および第2のPMOSプルアップトランジスタP4”によって置き換えられる。
[0021] 第1のプルアップトランジスタP3’は、それのソースが電源ノードに結合され、それのドレインが差動ペアトランジスタM1のドレインに結合されている。同様に、第2のプルアップトランジスタP3”は、それのソースが電源ノードに結合され、それのドレインが、差動ペアトランジスタM1のドレインに結合されている。しかしながら、第2のプルアップトランジスタP3”のゲートは、それが常時オンのプルアップトランジスタとして機能するように接地されるのに対して、第1のプルアップトランジスタP3’のゲートは、センスイネーブル信号の遅延バージョン(SE_D)によって駆動される。遅延回路205は、遅延センスイネーブル信号を生成するためにセンスイネーブル信号を遅延させるように構成される。センスアンプ200のようなPMOSプルアップトランジスタの実施形態において、センスイネーブル信号の立ち上がりエッジ(それのアサートの開始)には、センスイネーブル信号の遅延バージョンの立ち上がりエッジ(それのアサートの開始)がその後に続く。このように、第1のプルアップトランジスタP3’は、遅延センスイネーブル信号のアサートに応答してスイッチオフすることになる。センスイネーブル信号と遅延センスイネーブル信号との間のそのような立ち上がりエッジ関係を持つために、遅延回路205は、インバータ210および215について示されているような、偶数個のインバータを有するべきである。代替的なNMOSプルアップトランジスタの実施形態において、遅延回路205が奇数個のインバータを代わりに含むことになるように、センスイネーブル信号の立ち上がりエッジには、遅延センスイネーブル信号の立ち下がりエッジがその後に続くべきである。以下の説明は、一般性を喪失することなく(without loss of generality)、PMOSプルアップトランジスタの実施形態に重点を置くことになる。
[0022] 第1のプルアップトランジスタP4’および第2のプルアップトランジスタP4”は、第1のプルアップトランジスタP4’および第2のプルアップトランジスタP4”が両方、それらのソースが電源ノードに結合され、それらのドレインが差動ペアトランジスタM2のドレインに結合されているということにおいて、プルアップトランジスタP3’およびP3”に類似している。同様に、第1のプルアップトランジスタP4’のゲートが、遅延センスイネーブル信号によって駆動されるのに対して、第2のプルアップトランジスタP4”のゲートは、常時オンの構成にあるように接地される。第1のプルアップトランジスタP3’およびP4’のペアにおける各トランジスタは、比較的強くなるようなサイズにされ得る。対照的に、第2のプルアップトランジスタP3”およびP4”のペアにおける各トランジスタは、第1のプルアップトランジスタP3’およびP4’と比較して比較的弱くなるようなサイズにされ得る(例えば、それらの幅の寸法)。センスアンプ100の従来のプルアップトランジスタP3およびP4のペアは、よって、第1のプルアップトランジスタP3’およびP4’のペアと、ならびに第2のプルアップトランジスタP3”およびP4”のペアとに、有効に二叉に分かれる。
[0023] 遅延回路205は、インバータ210および215のような、適切な数の遅延素子を用いて構成され得、その結果、遅延センスイネーブル信号は、センスイネーブル信号アサート期間の一部(a fraction of)だけ遅延させられる。このように、センスイネーブル信号アサート期間(それにわたってセンスイネーブル信号が所与の読込み動作のためにアサートされる時間期間)の初期部分の間、第1のプルアップトランジスタP3’およびP4’のペアは、それらがトランジスタM1およびM2の差動ペアのためのドレイン電圧をプルアップ(チャージ)する働きをするように、導通している。トランジスタM1およびM2の差動ペアのためのゲートがバイナリのもの(binary one)(電源電圧VDD)によって有効に駆動されるようにビット線電圧差が比較的発生していないのは、センスイネーブル信号アサート期間のこの初期部分の間である。しかし、差動ペアトランジスタM1およびM2が両方、その場合、センスイネーブル信号アサートの開始時に同時にオンになる傾向があっても、第1のプルアップトランジスタP3’およびP4’のペアによって提供されるトランジスタM1およびM2の差動ペアのためのドレイン電圧の比較的強いプルアップにより、センスアンプ200は、差動出力電圧グリッチを防御する。従来のセンスアンプにおけるトランジスタP3およびP4からのこのような比較的強いプルアップは、ワード線アサートとセンスイネーブル信号アサートとの間の比較的長い遅延を余儀なくさせることになり、それは、メモリ動作速度を遅くする。対照的に、第1のプルアップトランジスタP3’およびP4’のペアは、そのような比較的長い遅延が必要ないように、センスイネーブルアサート期間の残りの部分の間にスイッチオフされる。このように、センスアンプ200によってサービスされるメモリのための動作速度は、従来のセンスアンプアーキテクチャと比較して有利に増加され得る。
[0024] 本開示の実施形態にしたがって、センスアンプのための動作の例となる方法がここで記載される。図3は、開示されたセンスアンプのための動作の例となる方法のためのフローチャートである。方法は、センスイネーブル信号のアサートに応じて電流を生成する動作(act)300を備える。センスアンプ200の電流ソーストランジスタM3によるテール電流の生成は、動作300の例である。加えて、方法は、差動ビット線電圧に応じてトランジスタの差動ペアを通して電流をステアリングする動作305を含む。ビット線Bと相補ビット線
Figure 2018200741
との間の差動電圧に応じてセンスアンプ200の差動ペアトランジスタM1とM2との間でテール電流をステアリングすることは、動作305の例である。方法は、また、遅延センスイネーブル信号を生成するようにセンスイネーブル信号を遅延させる動作310も含む。センスアンプ200の遅延回路205による、遅延センスイネーブル信号の生成は、動作310の例である。最後に、方法は、遅延センスイネーブル信号のアサートに応じて、トランジスタの差動ペアのための出力端子のペアをチャージするように構成された第1のプルアップトランジスタのペアを遮断する動作315を含む。第1のプルアップトランジスタP3’およびP4’のペアを遮断することは、動作3154の例である。
[0025] 現時点で当業者が認識するように、および、手元の特定のアプリケーションに依存して、多くの修正、置換、および変形が、本開示のデバイスの材料、装置、構成、および使用方法において、およびそれらに対して、その範囲から逸脱することなくなされ得る。この点から、本明細書で例示および説明された特定の実施形態の範囲は本開示の範囲の単なるいくつかの例であるので、本開示の範囲はそれらに限定されるべきではなく、むしろ、以下に添付される特許請求の範囲およびそれらの機能的均等物の範囲に完全に見合うべきである。
[0025] 現時点で当業者が認識するように、および、手元の特定のアプリケーションに依存して、多くの修正、置換、および変形が、本開示のデバイスの材料、装置、構成、および使用方法において、およびそれらに対して、その範囲から逸脱することなくなされ得る。この点から、本明細書で例示および説明された特定の実施形態の範囲は本開示の範囲の単なるいくつかの例であるので、本開示の範囲はそれらに限定されるべきではなく、むしろ、以下に添付される特許請求の範囲およびそれらの機能的均等物の範囲に完全に見合うべきである。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ビット線のペアの間の電圧差に応じて電流をステアリングするように構成されたトランジスタの差動ペアと、ここにおいて、各差動ペアトランジスタは、出力端子を含む、
遅延センスイネーブル信号を提供するためにセンスイネーブル信号を遅延させるように構成された遅延回路と、
前記トランジスタの差動ペアに対応する第1のプルアップトランジスタのペアと、各第1のプルアップトランジスタは、対応する差動ペアトランジスタの前記出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第1のプルアップトランジスタは、前記遅延センスイネーブル信号のアサートに応じてスイッチオフするように構成される、
を備える、センスアンプ。
[C2]
前記トランジスタの差動ペアに対応する第2のプルアップトランジスタのペア
をさらに備え、各第2のプルアップトランジスタは、前記対応する差動ペアトランジスタの前記出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第2のプルアップトランジスタは、常時オンであるように構成される、C1に記載のセンスアンプ。
[C3]
前記センスイネーブル信号のアサートに応じて前記電流を生成するように構成された電流ソーストランジスタ
をさらに備える、C1に記載のセンスアンプ。
[C4]
前記電流ソーストランジスタは、各差動ペアトランジスタのための第2の端子と接地との間に結合する、C3に記載のセンスアンプ。
[C5]
前記第1のプルアップトランジスタのペアは、第1のPMOSプルアップトランジスタのペアを備える、C2に記載のセンスアンプ。
[C6]
前記第2のプルアップトランジスタのペアは、第2のPMOSプルアップトランジスタのペアを備え、各第2のPMOSプルアップトランジスタのためのゲートは、接地に結合される、C2に記載のセンスアンプ。
[C7]
各第1のプルアップトランジスタのためのサイズは、各第2のプルアップトランジスタのためのサイズよりも大きい、C2に記載のセンスアンプ。
[C8]
前記遅延回路は、インバータの連続チェーンを備える、C1に記載のセンスアンプ。
[C9]
前記インバータの連続チェーンは、偶数個のインバータを備える、C8に記載のセンスアンプ。
[C10]
前記トランジスタの差動ペアに対応する交差結合されたトランジスタのペア
をさらに備え、交差結合された各トランジスタは、電源電圧ノードと、前記対応する差動ペアトランジスタの前記出力端子との間に結合される、C2に記載のセンスアンプ。
[C11]
交差結合された各トランジスタのためのゲートは、前記交差結合されたトランジスタのうちの残りのものに対応する前記差動ペアトランジスタのための前記出力端子に結合される、C10に記載のセンスアンプ。
[C12]
前記遅延回路は、前記センスイネーブル信号のためのセンスイネーブル信号アサート期間の一部に等しい遅延だけ、前記遅延センスイネーブル信号を遅延させるように構成される、C3に記載のセンスアンプ。
[C13]
前記差動ペアトランジスタのうちの第1のもののゲートはビット線に結合され、前記差動ペアトランジスタのうちの残りの第2のもののゲートは、相補ビット線に結合される、C1に記載のセンスアンプ。
[C14]
前記ビット線および前記相補ビット線は、両方SRAMビット線である、C13に記載のセンスアンプ。
[C15]
センスイネーブル信号のアサートに応じて電流を生成することと、
差動ビット線電圧に応じてトランジスタの差動ペアを通して前記電流をステアリングすることと、
遅延センスイネーブル信号を生成するために前記センスイネーブル信号を遅延させることと、
前記遅延センスイネーブル信号のアサートに応じて、前記トランジスタの差動ペアのための出力端子のペアをチャージするように構成された第1のプルアップトランジスタのペアを遮断することと
を備える、方法。
[C16]
常時オンの第2のプルアップトランジスタのペアを通して前記出力端子のペアをチャージすること
をさらに備える、C15に記載の方法。
[C17]
前記センスイネーブル信号を遅延させることは、前記センスイネーブル信号がアサートされるセンスイネーブルアサート期間の一部の間、前記センスイネーブル信号を遅延させることを備える、C15に記載の方法。
[C18]
ビット線のペアの間の差動電圧に応じて出力端子のペアの間の差動出力電圧を発生させるための手段と、
遅延センスイネーブル信号を提供するためにセンスイネーブル信号を遅延させるように構成された遅延回路と、
前記出力端子のペアに対応する第1のプルアップトランジスタのペアと、各第1のプルアップトランジスタは、対応する出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第1のプルアップトランジスタは、前記遅延センスイネーブル信号のアサートに応じてスイッチオフするように構成される、
を備える、センスアンプ。
[C19]
前記出力端子のペアに対応する第2のプルアップトランジスタのペア
をさらに備え、各第2のプルアップトランジスタは、前記対応する出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第2のプルアップトランジスタは、常時オンであるように構成される、C19に記載のセンスアンプ。
[C20]
前記遅延回路は、インバータの連続チェーンを備える、C18に記載のセンスアンプ。

Claims (20)

  1. ビット線のペアの間の電圧差に応じて電流をステアリングするように構成されたトランジスタの差動ペアと、ここにおいて、各差動ペアトランジスタは、出力端子を含む、
    遅延センスイネーブル信号を提供するためにセンスイネーブル信号を遅延させるように構成された遅延回路と、
    前記トランジスタの差動ペアに対応する第1のプルアップトランジスタのペアと、各第1のプルアップトランジスタは、対応する差動ペアトランジスタの前記出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第1のプルアップトランジスタは、前記遅延センスイネーブル信号のアサートに応じてスイッチオフするように構成される、
    を備える、センスアンプ。
  2. 前記トランジスタの差動ペアに対応する第2のプルアップトランジスタのペア
    をさらに備え、各第2のプルアップトランジスタは、前記対応する差動ペアトランジスタの前記出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第2のプルアップトランジスタは、常時オンであるように構成される、請求項1に記載のセンスアンプ。
  3. 前記センスイネーブル信号のアサートに応じて前記電流を生成するように構成された電流ソーストランジスタ
    をさらに備える、請求項1に記載のセンスアンプ。
  4. 前記電流ソーストランジスタは、各差動ペアトランジスタのための第2の端子と接地との間に結合する、請求項3に記載のセンスアンプ。
  5. 前記第1のプルアップトランジスタのペアは、第1のPMOSプルアップトランジスタのペアを備える、請求項2に記載のセンスアンプ。
  6. 前記第2のプルアップトランジスタのペアは、第2のPMOSプルアップトランジスタのペアを備え、各第2のPMOSプルアップトランジスタのためのゲートは、接地に結合される、請求項2に記載のセンスアンプ。
  7. 各第1のプルアップトランジスタのためのサイズは、各第2のプルアップトランジスタのためのサイズよりも大きい、請求項2に記載のセンスアンプ。
  8. 前記遅延回路は、インバータの連続チェーンを備える、請求項1に記載のセンスアンプ。
  9. 前記インバータの連続チェーンは、偶数個のインバータを備える、請求項8に記載のセンスアンプ。
  10. 前記トランジスタの差動ペアに対応する交差結合されたトランジスタのペア
    をさらに備え、交差結合された各トランジスタは、電源電圧ノードと、前記対応する差動ペアトランジスタの前記出力端子との間に結合される、請求項2に記載のセンスアンプ。
  11. 交差結合された各トランジスタのためのゲートは、前記交差結合されたトランジスタのうちの残りのものに対応する前記差動ペアトランジスタのための前記出力端子に結合される、請求項10に記載のセンスアンプ。
  12. 前記遅延回路は、前記センスイネーブル信号のためのセンスイネーブル信号アサート期間の一部に等しい遅延だけ、前記遅延センスイネーブル信号を遅延させるように構成される、請求項3に記載のセンスアンプ。
  13. 前記差動ペアトランジスタのうちの第1のもののゲートはビット線に結合され、前記差動ペアトランジスタのうちの残りの第2のもののゲートは、相補ビット線に結合される、請求項1に記載のセンスアンプ。
  14. 前記ビット線および前記相補ビット線は、両方SRAMビット線である、請求項13に記載のセンスアンプ。
  15. センスイネーブル信号のアサートに応じて電流を生成することと、
    差動ビット線電圧に応じてトランジスタの差動ペアを通して前記電流をステアリングすることと、
    遅延センスイネーブル信号を生成するために前記センスイネーブル信号を遅延させることと、
    前記遅延センスイネーブル信号のアサートに応じて、前記トランジスタの差動ペアのための出力端子のペアをチャージするように構成された第1のプルアップトランジスタのペアを遮断することと
    を備える、方法。
  16. 常時オンの第2のプルアップトランジスタのペアを通して前記出力端子のペアをチャージすること
    をさらに備える、請求項15に記載の方法。
  17. 前記センスイネーブル信号を遅延させることは、前記センスイネーブル信号がアサートされるセンスイネーブルアサート期間の一部の間、前記センスイネーブル信号を遅延させることを備える、請求項15に記載の方法。
  18. ビット線のペアの間の差動電圧に応じて出力端子のペアの間の差動出力電圧を発生させるための手段と、
    遅延センスイネーブル信号を提供するためにセンスイネーブル信号を遅延させるように構成された遅延回路と、
    前記出力端子のペアに対応する第1のプルアップトランジスタのペアと、各第1のプルアップトランジスタは、対応する出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第1のプルアップトランジスタは、前記遅延センスイネーブル信号のアサートに応じてスイッチオフするように構成される、
    を備える、センスアンプ。
  19. 前記出力端子のペアに対応する第2のプルアップトランジスタのペア
    をさらに備え、各第2のプルアップトランジスタは、前記対応する出力端子と電源ノードとの間に結合され、ここにおいて、各第2のプルアップトランジスタは、常時オンであるように構成される、請求項19に記載のセンスアンプ。
  20. 前記遅延回路は、インバータの連続チェーンを備える、請求項18に記載のセンスアンプ。
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