JP2019015552A - レールの波状摩耗測定装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】波状摩耗測定装置100は、複数のローラー12のうち少なくとも2つのローラー12が波状摩耗の波形の凸部に相当するレールRの頭頂面に接触するので、波状摩耗測定装置100はその2つのローラー12がレールRと接触した箇所を結ぶ仮想線を含む面であって、波状摩耗の波形の凸部を結ぶ仮想面上を移動することが可能になっている。つまり波状摩耗測定装置100は波状摩耗の凹凸によらず、複数のローラー12のうち2つのローラー12がレールRと接触した箇所(波状摩耗の波形の凸部)を結ぶ仮想線を含む面を基準面Sとし、その基準面Sに沿うようにレールR上を移動することができるので、この波状摩耗測定装置100は基準面SからレールRの頭頂面までの距離を測定して、波状摩耗による凹凸を連続的に測定することができる。
【選択図】図1
Description
このレール凹凸測定装置は、レールの延設方向に沿って配列された少なくとも4つの変位センサを備えており、4つの変位センサのうち3つの変位センサを用いた偏心矢法によってレールの凹凸を測定することに加え、4つの変位センサを用いた4点差分法によってレールの凹凸を測定することが可能になっている。
本発明者らは、鋭意検討を行った結果、従来技術のような復元処理を行わずに、レールの凹凸を連続的に測定することができる測定装置を開発するに至った。
レールの頭頂面に生じた波状摩耗による凹凸を測定する波状摩耗測定装置であって、
対を成すレールの一方のレール上をレールの延在方向に沿って移動可能な主フレームと、前記主フレームに連結フレームを介して繋がれ、他方のレール上をレールの延在方向に沿って移動可能なサブフレームと、
を備え、
前記主フレームには、前記一方のレールの頭頂面までの距離を測定する変位センサと、前記波状摩耗の波形の平均波長よりも短い直径を有する同一形状の複数のローラーが配設されており、
前記主フレームに配設されている前記複数のローラーは、それぞれの軸心が同一平面上に列を成して並ぶように互いに隣接して配列されているとともに、その複数のローラーのうち少なくとも2つのローラーが、前記波状摩耗の波形の凸部に相当する前記レールの頭頂面に接触するように配列されているようにした。
そして、波状摩耗測定装置は、波状摩耗の凹凸によらず、複数のローラーのうち2つのローラーがレールと接触した箇所(波状摩耗の波形の凸部)を結ぶ仮想線を含む面を基準面とし、その基準面に沿うようにレール上を移動することができるので、この波状摩耗測定装置は常に基準面からレールの頭頂面までの距離を測定して、波状摩耗による凹凸を連続的に測定することができる。
前記変位センサは、前記主フレームに配設されている前記複数のローラーの進行方向前端のローラーと進行方向後端のローラーの略中間に位置するように配設されているようにする。
前記主フレームと前記サブフレームにはそれぞれ、対を成すレールの内側の側面に当接するガイドローラーが配設され、
前記サブフレームを、前記主フレームから離間する方向に付勢する付勢手段を備えているようにする。
波状摩耗測定装置は、レールの頭頂面に生じた波状摩耗による凹凸を測定する測定装置である。
このように内軌側のレール上で車輪が断続的にスリップすることが、レールの頭頂面に波状摩耗が発生する一因であるとの知見が得られている。なお、内軌側のレールに生じる波状摩耗の波形の平均波長は30mm〜80mm程度である。
この変位センサ11は、主フレーム1の長手方向中央側であって、主フレーム1に配設されている複数のローラー12の進行方向前端のローラー12と進行方向後端のローラー12の略中間に位置するように配設されている。主フレーム1における進行方向前端のローラー12と進行方向後端のローラー12の略中間の位置は、レールRに沿って長尺な主フレーム1が前後に揺動する場合の揺動中心近傍に相当するので、その位置に変位センサ11が配設されていれば、レールRの延在方向に傾斜があるような場合でも安定してレールRの頭頂面までの距離を測定することができる。
この複数のローラー12は、それぞれの軸心が同一平面上に列を成して同一直線上に並ぶように互いに隣接して、波状摩耗の波形の波長よりも長い範囲にレールRの延設方向に沿うように配列されている。
特に、複数のローラー12のうち少なくとも2つのローラー12が、波状摩耗の波形の凸部に相当するレールRの頭頂面に接触するように配列されているようにした。
また、この制御装置15はセンサ等に電力を供給するバッテリー(図示省略)を備えている。
ガイドローラー22は、連結フレーム3を挟んで前後に対を成して配設されており、その2つのガイドローラー22がレールRの頭部側面に当接して転動することで、サブフレーム2が他方のレールRに沿って好適に移動するようになっている。
また、連結フレーム3には、制御装置15から出力されたデータを記憶する端末装置32と、波状摩耗測定装置100をレールRに沿って移動させるための操作ハンドル33等が配設されている。
この端末装置32は、制御装置15から出力された測定データに基づき、レールRに沿って移動する波状摩耗測定装置100の走行距離情報(位置情報)と、所定ピッチごとに測定した波状摩耗の凹凸に関する情報(レール頭頂面までの距離情報)を表示することが可能になっている。
なお、端末装置32は、変位センサ11が測定したレールRの頭頂面までの距離を、その変位センサ11の取り付け位置(取り付け高さ)に応じて、波状摩耗測定装置100に設定されている所定の基準面からレール頭頂面までの距離のデータに補正する。例えば、複数のローラー12がレールRと接触した箇所を結ぶ仮想線を含む面が基準面S(図4参照)として設定されている。
この波状摩耗測定装置100で、内軌側のレールRに生じた波状摩耗の凹凸を測定する場合、内軌側のレールR上に主フレーム1をセットし、外軌側のレールR上にサブフレーム2をセットするように、対を成すレールR上に波状摩耗測定装置100を載置する。
このとき、連結フレーム3の伸縮機構31がサブフレーム2を主フレーム1から離間する方向に付勢することで、対を成すレールRの内側の側面に主フレーム1のガイドローラー13とサブフレーム2のガイドローラー22がそれぞれ突き当てられて当接するようになっている。
このガイドローラー(13,22)による位置合わせによって、主フレーム1の複数のローラー12が内軌側のレールR上に転動可能に配置されるとともに、サブフレーム2のサブローラー21が外軌側のレールR上に転動可能に配置されるので、波状摩耗測定装置100がレールRに沿って移動可能な姿勢になっている。
このように、波状摩耗測定装置100をレールRに沿って移動させることで、波状摩耗測定装置100は1cm移動する度に基準面SからレールRの頭頂面までの距離を測定する。例えば、波状摩耗測定装置100を1km移動させると、波状摩耗に関するデータを含む10万点の測定データが得られる。
また、レールRに沿って移動中の波状摩耗測定装置100の端末装置32のタッチパネル(表示部)には、測定装置100が移動した距離と、1cm移動する度に測定した基準面SからレールRの頭頂面までの距離の測定データが表示されるようになっている。
波状摩耗測定装置100が、レールRの測定対象範囲の終点に達したら、端末装置32の測定停止ボタンをタップして測定を終了する。
なお、波状摩耗測定装置100がレールRに沿って移動する際、主フレーム1の複数のローラー12のうち少なくとも2つのローラー12が、波状摩耗の波形の凸部に相当するレールRの頭頂面に接触するので(図4参照)、波状摩耗測定装置100はレールRの波状摩耗の波形の凸部を結ぶ仮想面である基準面Sであって、その2つのローラー12がレールRと接触した箇所を結ぶ仮想線を含む基準面Sに沿って移動することができ、波状摩耗測定装置100は常に基準面SからレールRの頭頂面までの距離を測定するように、波状摩耗による凹凸を測定することができる。
そして、作業者は、測定データを可視化したグラフに基づき、レールRに発生している波状摩耗の凹凸の範囲を確認する。
ここで、図5に示したグラフを参照すると、19.70km地点から19.85km地点までと、20.13km地点から20.17km地点までに、グラフの波高が大きく密な区間があることがわかる。
このグラフの波高が大きく密になるのは波状摩耗の凹凸に起因している。これは、波状摩耗のような繰り返しの凹凸がある範囲を波状摩耗測定装置100で連続的に測定したデータであって、基準面SからレールRの頭頂面までの距離のデータの値は変動が大きいので、その測定データをグラフ化すると、グラフの波高が大きく密になることによる。
つまり、このグラフの波高が大きく密な区間が波状摩耗の発生箇所であるので、作業者はこのグラフから波状摩耗の発生している範囲(19.70km地点から19.85km地点までと、20.13km地点から20.17km地点)を容易に確認することができる。
なお、約25m毎にあるグラフのピークは、変位センサ11がレールRの継目を測定したことによるものである。
例えば、図6に示すように、複数のローラー12の周囲に無端ベルト12aが配設されている波状摩耗測定装置100であってもよい。
このような構造を有する波状摩耗測定装置100であれば、レールRの波状摩耗の波形の凸部を結ぶ仮想面である基準面Sであって、無端ベルト12aがレールRと接触した箇所を結ぶ仮想線を含む基準面Sに沿って移動することができ、波状摩耗測定装置100は常に基準面SからレールRの頭頂面までの距離を測定するように、波状摩耗による凹凸を測定することができる。
2 サブフレーム
3 連結フレーム
11 変位センサ
12 ローラー(複数のローラー)
12a 無端ベルト
13 ガイドローラー
14 エンコーダ
15 制御装置
21 サブローラー
22 ガイドローラー
31 伸縮機構(付勢手段)
32 端末装置
33 操作ハンドル
100 波状摩耗測定装置
R レール
S 基準面
Claims (3)
- レールの頭頂面に生じた波状摩耗による凹凸を測定する波状摩耗測定装置であって、
対を成すレールの一方のレール上をレールの延在方向に沿って移動可能な主フレームと、前記主フレームに連結フレームを介して繋がれ、他方のレール上をレールの延在方向に沿って移動可能なサブフレームと、
を備え、
前記主フレームには、前記一方のレールの頭頂面までの距離を測定する変位センサと、前記波状摩耗の波形の平均波長よりも短い直径を有する同一形状の複数のローラーが配設されており、
前記主フレームに配設されている前記複数のローラーは、それぞれの軸心が同一平面上に列を成して並ぶように互いに隣接して配列されているとともに、その複数のローラーのうち少なくとも2つのローラーが、前記波状摩耗の波形の凸部に相当する前記レールの頭頂面に接触するように配列されていることを特徴とする波状摩耗測定装置。 - 前記変位センサは、前記主フレームに配設されている前記複数のローラーの進行方向前端のローラーと進行方向後端のローラーの略中間に位置するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の波状摩耗測定装置。
- 前記主フレームと前記サブフレームにはそれぞれ、対を成すレールの内側の側面に当接するガイドローラーが配設され、
前記サブフレームを、前記主フレームから離間する方向に付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の波状摩耗測定装置。
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| JP2017131619A JP2019015552A (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | レールの波状摩耗測定装置 |
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Publications (1)
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| JP2019015552A true JP2019015552A (ja) | 2019-01-31 |
Family
ID=65357289
Family Applications (1)
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111619608A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-09-04 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 轨道检测组件 |
| JP2020153884A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 形状計測装置 |
| CN112033316A (zh) * | 2020-07-20 | 2020-12-04 | 深圳市埃伯瑞科技有限公司 | 轨道波形确定方法、装置及电子设备、存储介质 |
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2017
- 2017-07-05 JP JP2017131619A patent/JP2019015552A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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