JP2019019832A - ダクト用コーナーピース - Google Patents

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Abstract

【課題】 より気密性が高く、パッキンの配設が容易なダクト用コーナーピースを提供する。
【解決手段】 角ダクト100の開口端部100Aの四隅に配設され、2つの板状の取付部21を有する略L字状で、2つの取付部21の交差部である平板状の角部24に角部ボルト孔25が形成されたコーナーピース本体2と、シート状で、コーナーピース本体2の角部24を覆うように配設されたパッキン3と、を備え、角部ボルト孔25にボルトを押し込むことでボルトによってパッキン3が貫通される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、角ダクトの四隅に取り付けられるダクト用コーナーピースに関し、特に、パッキンが配設されたダクト用コーナーピースに関する。
筒状で断面が略四角形の角ダクトの開口端部には、開口縁に沿って延びるフランジが設けられ、他のダクトなどと接続できるようになっている。すなわち、ダクトを構成する鋼板の端部を曲げて形成された共板フランジの場合、フランジ同士を面合わせして、フランジ押え金物(クリップ)でフランジ同士を挟持する。そして、ダクトの四隅であるフランジの角部に配設したL字状のコーナーピースにおいて、ボルト締結することでダクト同士等を接続する(例えば、非特許文献1参照。)。
このとき、コーナーピースにパッキンを配設して、コーナーピースにおける気密性を維持する。また、コーナーピースに見合ったパッキンを設けておくことにより、作業性を向上させる、という角ダクトの面構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この面構造は、コーナーピースの角部にボルト孔が形成され、さらに、フランジ側の面にボルト孔を避けるように凹部が形成され、この凹部にシート状のパッキンが予め装着されているものである。
「標準ダクトテキスト」一般社団法人 全国ダクト工業団体連合会 編集発行、平成25年7月、p.39〜p.40 特開平10−9459号公報
ところで、特許文献1に記載の角ダクトの面構造では、ボルト孔を避けるようにパッキンが配設されているため、ボルト孔周りの気密性が低下するおそれがある。また、複雑な形状をした凹部に複雑な形状のパッキンを装着しなければならず、作業が煩雑で手間と時間を要する。
そこでこの発明は、より気密性が高く、パッキンの配設が容易なダクト用コーナーピースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、角ダクトの開口端部の四隅に配設され、2つの板状の取付部を有する略L字状で、前記2つの取付部の交差部である平板状の角部にボルト孔が形成されたコーナーピース本体と、シート状で、前記コーナーピース本体の角部を覆うように配設されたパッキンと、を備え、前記ボルト孔にボルトを押し込むことで前記ボルトによって前記パッキンが貫通される、ことを特徴とするダクト用コーナーピースである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のダクト用コーナーピースにおいて、前記コーナーピース本体の角部が略四角形で、前記パッキンの前記角部を覆う部分が略四角形となっている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のダクト用コーナーピースにおいて、前記コーナーピース本体の内角部に、前記取付部に対して略垂直に立ち上がり前記角ダクトの稜線部に対向するツバ部が形成され、前記パッキンに、前記ツバ部の前記角ダクト側の面を覆うツバ気密部を備える、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、コーナーピース本体のボルト孔が形成された角部を覆うようにパッキンが配設されているため、ボルト孔周りの気密性が低下することがなく、より高い気密性が得られる。また、ボルト孔にボルトを押し込むことでボルトによってパッキンが貫通されるため、ボルト孔とボルトとの隙間がパッキンで気密され、より高い気密性が得られる。
一方、コーナーピース本体の平板状の角部にパッキンを配設すればよいため、パッキンの配設を容易かつ適正に行うことができる。さらに、ボルト孔にボルトを押し込むことでボルトによってパッキンが貫通されるため、パッキンにボルト孔を予め形成する必要がない。このため、コーナーピース本体のボルト孔とパッキンのボルト孔とを位置合わせする必要がなく、パッキンの配設をより容易かつ適正に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、コーナーピース本体の角部が略四角形で、この角部を覆うパッキンの部分も略四角形で、ともに簡易な形状であるため、パッキンの配設をより容易かつ適正に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、角ダクトの稜線部に対向するコーナーピース本体のツバ部の角ダクト側の面が、パッキンのツバ気密部で覆われる。つまり、角ダクトの稜線部とコーナーピース本体のツバ部との間にパッキンが配置されるため、より高い気密性が得られる。
この発明の実施の形態に係るダクト用コーナーピースを示す裏面図(a)とその側面図(b)である。 図1のダクト用コーナーピースの表面図である。 図1のダクト用コーナーピースのコーナーピース本体を示す裏面図(a)とその側面図(b)である。 図3のコーナーピース本体の表面図である。 図1のダクト用コーナーピースのパッキンを示す表面図(a)とその側面図(b)である。 図1のダクト用コーナーピースの取付状態を示す斜視図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図6は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この実施の形態に係るダクト用コーナーピース1を示す裏面図(a)とその側面図(b)である。このダクト用コーナーピース1は、角ダクト100の四隅に取り付けられる金物であり、コーナーピース本体2とパッキン3とを備える。
ここで、ダクト100は、図6に示すように、断面が略四角形の筒状体で、耐食鋼板製の4つの壁板101で構成されている。すなわち、略長方形状の壁板101を四角い筒状に配置して、隣接する壁板101の側縁同士を接合して構成されている。ここで、壁板101同士の接合部(稜線部101a)は、固定してもよいし、回動自在にしても(ダクト100が折り畳み自在であっても)よい。
このようなダクト100の少なくとも一方の開口端部100Aに、環状のフランジが設けられている。すなわち、各壁板101の開口端部100A側にフランジ部102が形成され、4つのフランジ部102が矩形環状(ロ字状)に配置されることで、フランジが構成されている。また、各フランジ部102には、所定位置にボルトを挿入自在なフランジ部ボルト孔102aが形成されている。そして、隣接するフランジ部102の端部間、つまり、ダクト100の開口端部100Aの四隅に、ダクト用コーナーピース1が配設される。
コーナーピース本体2は、上記のように、角ダクト100の開口端部100Aの四隅に配設される金物で、図3、図4に示すように、平面形状が略L字状で、2つの板状の取付部21を有する。両取付部21は、略長方形状で、外郭側の側縁である一端縁211と、内郭側の側縁である他端縁212は、取付部21の裏面から略垂直に立ち上がってリブ状に形成されている。また、他端縁212同士が交わる内角部には、端縁211、212と同方向に立ち上がったツバ部22が形成されている。このツバ部22は、水平断面が略L字状で、図6に示すように、角ダクト100の隣接する壁板101の稜線部101aに対向、当接するようになっている。
さらに、両取付部21の自由端部側には、ボルトを挿入自在な取付部ボルト孔23が形成されている。そして、コーナーピース本体2をダクト100の開口端部100Aの隅に配設した際に、取付部ボルト孔23とフランジ部ボルト孔102aとが重なり、ボルトによってフランジ部102とコーナーピース本体2を共締めできるようになっている。
また、図4に示すように、コーナーピース本体2の2つの取付部21の交差部である角部24は、その正面側が凹凸のない平板状で、その平面形状が略四角形となっている。さらに、この角部24には、ボルトを挿入自在な角部ボルト孔(ボルト孔)25が形成されている。
パッキン3は、不燃性発砲ウレタンで構成されたシート状で、コーナーピース本体2の角部24を覆うように配設されるものである。すなわち、図5に示すように、コーナーピース本体2の角部24を覆う部分である角気密部31が、角部24の形状とほぼ同形状の略四角形となっている。ここで、角気密部31には、角部ボルト孔25に相当する孔は形成されておらず、角部ボルト孔25にボルトを押し込むことでボルトによってパッキン3が貫通されるようになっている。すなわち、ボルトを押し込むことで、ボルトが貫通する孔が角気密部31に形成されるように、パッキン3の材質、厚みtが設定されている。
さらに、パッキン3には、コーナーピース本体2のツバ部22の角ダクト100側の面を覆うツバ気密部32を備える。すなわち、ツバ部22の形状とほぼ同形状のツバ気密部32が、角気密部31の一角から延びるように形成されている。換言すると、パッキン3の平面形状は、コーナーピース本体2の角部24とツバ部22を平面的に展開した形状と、ほぼ同形状となっている。
このような形状のパッキン3の裏面には、接着剤が塗布され、図1、図2に示すように、角気密部31がコーナーピース本体2の角部24の表面を覆うように貼り付けられ、ツバ気密部32がコーナーピース本体2のツバ部22の表面を覆うように貼り付けられている。このような貼り付けは、作業環境や製造状況などに応じて、角ダクト100の設置現場で行ってもよいし、設置現場に搬入する前に予め行ってもよい。
次に、このような構成のダクト用コーナーピース1の使用方法について説明する。ここで、角ダクト100同士を接続する場合を例にして説明する。
まず、角ダクト100の四隅にダクト用コーナーピース1を取り付ける。すなわち、図6に示すように、コーナーピース本体2の一方の取付部21をフランジ部102の裏面に装着し、他方の取付部21を隣接するフランジ部102の裏面に装着して、フランジ部102を取付部21にかしめてダクト用コーナーピース1を固定する。同様に、接続対象の角ダクト100にもダクト用コーナーピース1を取り付ける。
この状態では、ダクト用コーナーピース1のパッキン3の角気密部31が、フランジ部102間から露出するとともに、その一部がフランジ部102とコーナーピース本体2の取付部21とで挟持される。また、パッキン3のツバ気密部32が、角ダクト100の稜線部101a周辺とコーナーピース本体2のツバ部22とで挟持される。このような取付状態で、パッキン3の角気密部31がフランジ部102の表面から突出するように、パッキン3の厚みtが設定されている。これにより、角ダクト100同士を接続した際に、角気密部31が圧縮されて良好な気密効果が得られるようになっている。
次に、2つの角ダクト100のフランジを合わせて、フランジ部ボルト孔102aと取付部ボルト孔23にボルトを挿入して、このボルトにナットを締め付ける。続いて、角部ボルト孔25にボルトを押し込んでパッキン3を貫通させ、このボルトにナットを締め付ける。このような締結作業を、すべてのダクト用コーナーピース1に対して行うものである。
以上のように、このダクト用コーナーピース1によれば、コーナーピース本体2のボルト孔25が形成された角部24を覆うようにパッキン3が配設されているため、ボルト孔25周りの気密性が低下することがなく、より高い気密性が得られる。また、ボルト孔25にボルトを押し込むことでボルトによってパッキン3が貫通されるため、ボルト孔25とボルトとの隙間がパッキン3で気密され、より高い気密性が得られる。
一方、コーナーピース本体2の平板状の角部24にパッキン3を配設すればよいため、パッキン3の配設を容易かつ適正に行うことができる。さらに、ボルト孔25にボルトを押し込むことでボルトによってパッキン3が貫通されるため、パッキン3にボルト孔を予め形成する必要がない。このため、コーナーピース本体2のボルト孔25とパッキン3のボルト孔とを位置合わせする必要がなく、パッキン3の配設をより容易かつ適正に行うことができる。
しかも、コーナーピース本体2の角部24が略四角形で、この角部24を覆うパッキン3の角気密部31も略四角形で、ともに簡易な形状であるため、パッキン3の配設をより容易かつ適正に行うことができる。
また、角ダクト100の稜線部101aに対向するコーナーピース本体2のツバ部22の角ダクト100側の面が、パッキン3のツバ気密部32で覆われるため、つまり、角ダクト100の稜線部101aとコーナーピース本体2のツバ部22との間にパッキン3が配置されるため、より高い気密性が得られる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、コーナーピース本体2の取付部21の端縁211、端縁212がリブ状に形成されているが、このようなリブを有さないものであってもよい。また、角ダクト100同士を接続する場合を例にして説明したが、角ダクト100とチャンバーなどを接続する場合にも適用することができる。
1 ダクト用コーナーピース
2 コーナーピース本体
21 取付部
22 ツバ部
23 取付部ボルト孔
24 角部
25 角部ボルト孔(ボルト孔)
3 パッキン
31 角気密部
32 ツバ気密部
100 角ダクト
100A 開口端部
101 壁板
101a 稜線部(接合部)
102 フランジ部

Claims (3)

  1. 角ダクトの開口端部の四隅に配設され、2つの板状の取付部を有する略L字状で、前記2つの取付部の交差部である平板状の角部にボルト孔が形成されたコーナーピース本体と、
    シート状で、前記コーナーピース本体の角部を覆うように配設されたパッキンと、
    を備え、前記ボルト孔にボルトを押し込むことで前記ボルトによって前記パッキンが貫通される、
    ことを特徴とするダクト用コーナーピース。
  2. 前記コーナーピース本体の角部が略四角形で、前記パッキンの前記角部を覆う部分が略四角形となっている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のダクト用コーナーピース。
  3. 前記コーナーピース本体の内角部に、前記取付部に対して略垂直に立ち上がり前記角ダクトの稜線部に対向するツバ部が形成され、
    前記パッキンに、前記ツバ部の前記角ダクト側の面を覆うツバ気密部を備える、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のダクト用コーナーピース。
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