JP2019059165A - 発泡樹脂成形方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】意匠面の意匠性に優れる発泡樹脂成形体を製造する方法を提供すること。
【解決手段】発泡樹脂原料90を発泡成形型1のキャビティ8に注入する注入工程と、前記発泡成形型1の一部であるコアバック部20mpを前記発泡成形型の他の部分の少なくとも一部である規制型部1cpに対して離れる方向に動かすコアバック工程と、を有し、発泡樹脂成形体7を成形する方法であって、 前記規制型部1cpによって、前記発泡樹脂成形体7における意匠面77の全体を成形し、 前記コアバック部20mpによって、前記発泡樹脂成形体7における前記意匠面77以外の部分の少なくとも一部を成形する、発泡樹脂成形方法。
【選択図】図4
【解決手段】発泡樹脂原料90を発泡成形型1のキャビティ8に注入する注入工程と、前記発泡成形型1の一部であるコアバック部20mpを前記発泡成形型の他の部分の少なくとも一部である規制型部1cpに対して離れる方向に動かすコアバック工程と、を有し、発泡樹脂成形体7を成形する方法であって、 前記規制型部1cpによって、前記発泡樹脂成形体7における意匠面77の全体を成形し、 前記コアバック部20mpによって、前記発泡樹脂成形体7における前記意匠面77以外の部分の少なくとも一部を成形する、発泡樹脂成形方法。
【選択図】図4
Description
本発明は、コアバック成形法により発泡樹脂成形体を成形する方法に関する。
近年、種々の装置について軽量化が望まれており、当該装置の部品としての樹脂成形体の軽量化もまた望まれている。樹脂成形体を軽量化する方法の一つとして、樹脂材料を発泡させる方法が挙げられる。発泡した樹脂材料を材料とする成形体つまり発泡樹脂成形体は、その内部に多くの細孔を有する。当該細孔には気体が入っているために、発泡樹脂成形体は比較的低密度であり軽量である。
発泡樹脂成形体を成形する発泡樹脂成形方法として、コアバック成形法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
コアバック成形法は、ムービングキャビティ法ともいわれ、発泡成形型のキャビティに発泡樹脂原料が注入されている状態で当該発泡成形型の一部を動かして、キャビティの容積を増大させる成形法である。当該コアバック成形法によると、キャビティの容積を増大させることで、キャビティに注入されている発泡樹脂原料を発泡させ得る。具体的には、キャビティの容積増大に起因して、発泡樹脂原料中の微細な気泡が成長する。
コアバック成形法は、ムービングキャビティ法ともいわれ、発泡成形型のキャビティに発泡樹脂原料が注入されている状態で当該発泡成形型の一部を動かして、キャビティの容積を増大させる成形法である。当該コアバック成形法によると、キャビティの容積を増大させることで、キャビティに注入されている発泡樹脂原料を発泡させ得る。具体的には、キャビティの容積増大に起因して、発泡樹脂原料中の微細な気泡が成長する。
ところで、上記のコアバック成形法によると、成形時にキャビティの容積を変化させるために、得られる発泡樹脂成形体の形状を充分にコントロールし難い場合がある。特に発泡樹脂成形体のうちユーザーに注視され易い意匠面については、成形時においてその形状を充分にコントロールできないと、意匠性に優れる発泡樹脂成形体は得られない。
したがって、意匠面の意匠性に優れる発泡樹脂成形体を製造し得る技術が望まれていた。
したがって、意匠面の意匠性に優れる発泡樹脂成形体を製造し得る技術が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、意匠面の意匠性に優れる発泡樹脂成形体を製造する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の発泡樹脂成形体は、
発泡樹脂原料を発泡成形型のキャビティに注入する注入工程と、前記発泡成形型の一部であるコアバック部を前記発泡成形型の他の部分の少なくとも一部である規制型部に対して離れる方向に動かすコアバック工程と、を有し、発泡樹脂成形体を成形する方法であって、
前記規制型部によって、前記発泡樹脂成形体における意匠面の全体を成形し、
前記コアバック部によって、前記発泡樹脂成形体における前記意匠面以外の部分の少なくとも一部を成形する、発泡樹脂成形方法である。
発泡樹脂原料を発泡成形型のキャビティに注入する注入工程と、前記発泡成形型の一部であるコアバック部を前記発泡成形型の他の部分の少なくとも一部である規制型部に対して離れる方向に動かすコアバック工程と、を有し、発泡樹脂成形体を成形する方法であって、
前記規制型部によって、前記発泡樹脂成形体における意匠面の全体を成形し、
前記コアバック部によって、前記発泡樹脂成形体における前記意匠面以外の部分の少なくとも一部を成形する、発泡樹脂成形方法である。
本発明の発泡樹脂成形方法によると、意匠面の意匠性に優れる発泡樹脂成形体を製造することができる。
以下、具体例を挙げて本発明の発泡樹脂成形方法を説明する。
なお、特に断らない限り、本明細書に記載された数値範囲「x〜y」は、下限xおよび上限yをその範囲に含む。そして、これらの上限値および下限値、ならびに実施形態中に列記した数値も含めてそれらを任意に組み合わせることで新たな数値範囲を構成し得る。さらにこれらの数値範囲内から任意に選択した数値を上限、下限の数値とすることができる。
本発明の発明者等は、上記した問題、すなわち、コアバック成形法によると得られる発泡樹脂成形体の形状を充分にコントロールし難い場合がある、という問題について考察し、以下のように推測した。以下、図11、図12及び図13を基に、発泡樹脂成形体の形状を充分にコントロールし難いコアバック成形法について説明する。以下、当該コアバック成形法を参考法と称する。なお、参考法は本発明のコアバック成形法ではない。
先ず参考法では、図11に示すように、発泡成形型101のキャビティ108に発泡樹脂原料190を注入する。参考法で用いられる発泡成形型101は、第1型110と第2型120とで構成される。第2型120は、図13に示す発泡樹脂成形体107の意匠正面160を成形する正型面121と、発泡樹脂成形体107の意匠立面150を成形する立型面122と、を有する。第1型110は、発泡樹脂成形体107の裏面140を成形する裏型面123を有する。第2型120は発泡成形型101におけるコアバック部mpを構成し、第1型110は発泡成形型101における不動部umpを構成する。
参考法において、発泡樹脂成形体107の成形は、注入工程及びコアバック工程の2工程で行われる。
(注入工程)
注入工程においては、発泡樹脂原料190を発泡成形型101のキャビティ108に注入する。図11に示すように、キャビティ108は、第1型110と第2型120との間に形成される。このとき、発泡樹脂原料190は、当該キャビティ108内の全体にほぼ隙間なく注入される。
注入工程においては、発泡樹脂原料190を発泡成形型101のキャビティ108に注入する。図11に示すように、キャビティ108は、第1型110と第2型120との間に形成される。このとき、発泡樹脂原料190は、当該キャビティ108内の全体にほぼ隙間なく注入される。
(コアバック工程)
コアバック工程においては、図12に示すように、第2型120つまりコアバック部mpを、第1型110つまり不動部umpに対して離れる方向に動かす。以下、このコアバック部mpの動作を、必要に応じて、コアバック部mpが後退する、と称する。これとは逆に、不動部umpとコアバック部mpとが近づく方向にコアバック部mpが動作することを、コアバック部mpが前進すると称する。
コアバック部mpが後退すると、キャビティ108内の発泡樹脂原料190とコアバック部mpとの間に隙間sが形成され、この隙間sの分だけキャビティ108の容積が増大する。このため、キャビティ108内の発泡樹脂原料190の体積は、この隙間sの分、つまり、増大したキャビティ108の容積の分だけ増大し得る。このため、図13に示すように発泡樹脂原料190は発泡し、発泡樹脂原料190中に存在する微細な気泡は成長する。
コアバック工程においては、図12に示すように、第2型120つまりコアバック部mpを、第1型110つまり不動部umpに対して離れる方向に動かす。以下、このコアバック部mpの動作を、必要に応じて、コアバック部mpが後退する、と称する。これとは逆に、不動部umpとコアバック部mpとが近づく方向にコアバック部mpが動作することを、コアバック部mpが前進すると称する。
コアバック部mpが後退すると、キャビティ108内の発泡樹脂原料190とコアバック部mpとの間に隙間sが形成され、この隙間sの分だけキャビティ108の容積が増大する。このため、キャビティ108内の発泡樹脂原料190の体積は、この隙間sの分、つまり、増大したキャビティ108の容積の分だけ増大し得る。このため、図13に示すように発泡樹脂原料190は発泡し、発泡樹脂原料190中に存在する微細な気泡は成長する。
発泡成形型101のキャビティ108は、発泡成形型101の型面121〜123で区画される。当該型面121〜123の温度は、通常、注入工程においてキャビティ108に注入される発泡樹脂原料190の温度よりも低い。このため、注入工程において、型面121〜123に接した発泡樹脂原料190は、コアバック工程の前に冷却される。冷却された発泡樹脂原料190は固化するため、キャビティ108内の発泡樹脂原料190の表面には、細孔の少ないスキン層175が形成される。
特に、キャビティ108内の発泡樹脂原料190のうち、発泡樹脂成形体107の角部のうち意匠性が要求される意匠角部179となる部分、すなわち図11における角部予定部199は、型面121〜123のうちの2つに囲まれ、当該2つの型面によって冷却される。このため、意匠角部予定部199は、キャビティ108内の発泡樹脂原料190の他の部分に比べて冷却され易く、固化が進行し易い。換言すると、意匠角部予定部199は、キャビティ108内の発泡樹脂原料190の他の部分に比べて、厚いスキン層175を有すると考えられる。
そうすると、意匠角部予定部199は、他の部分に比べて変形し難いといえ、キャビティ108内の発泡樹脂原料190の表面積は、意匠角部予定部199においてはあまり増大しないといえる。
そうすると、意匠角部予定部199は、他の部分に比べて変形し難いといえ、キャビティ108内の発泡樹脂原料190の表面積は、意匠角部予定部199においてはあまり増大しないといえる。
ところで、コアバック工程においてコアバック部mpが後退しキャビティ108の容積が増大する際には、当然乍ら、キャビティ108の表面積も又増大する。このとき、キャビティ108の表面積の増大に追従してキャビティ108内の発泡樹脂原料190の表面積が増大しなければ、キャビティ108に沿った形状の発泡樹脂成形体107、つまり、充分に形状のコントロールされた発泡樹脂成形体107を得るのは困難である。
特に、意匠角部予定部199は、コアバック工程の前に、既に冷却され固化して厚いスキン層175が形成された状態であるため、その表面積は増大し難く、キャビティ108の形状変化に追従し難い。その結果、図13に示すように、参考法により得られる発泡樹脂成形体107は、キャビティ108の形状に沿わない、角の鈍った表面形状となると考えられる。
意匠正面160及び意匠立面150が、ユーザーに注視され易い意匠面であれば、意匠正面160及び意匠立面150で構成される意匠角部179もまた、ユーザーに注視され易い。
このように、参考法によると、設計通りでない、角の鈍った意匠角部179により、発泡樹脂成形体107の意匠性が低下してしまう。
このように、参考法によると、設計通りでない、角の鈍った意匠角部179により、発泡樹脂成形体107の意匠性が低下してしまう。
本発明の発明者は、このような参考法の問題を見出し、更に鋭意研究を重ねて、意匠面が角部によって構成される発泡樹脂成形体であって、意匠面の意匠性に優れるものを製造する方法を見出した。以下、実施例として具体例を挙げ、上記の参考法とは異なる本発明の発泡樹脂成形方法を説明する。
(実施例1)
実施例1の発泡樹脂成形方法では、発泡樹脂成形体として、車両のコンソールボックスのリッドを成形する。図1は実施例1の発泡樹脂成形方法で製造される発泡樹脂成形体を模式的に表す斜視図であり、図2、図3及び図4は実施例1の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図2〜図4に示すキャビティは、発泡樹脂成形体のうち図1中A−A位置に相当する部分を成形型面により形成される。更に、図2は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図3はコアバック工程初期におけるキャビティ内の様子を表し、図4はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。以下、必要に応じて、実施例の発泡樹脂成形方法を実施例の成形方法と称し、実施例の発泡樹脂成形方法に用いられる発泡成形型を実施例の成形型、又は単に成形型と称し、実施例の発泡樹脂成形方法で得られる成形体を実施例の成形体、又は単に成形体と称する。
実施例1の発泡樹脂成形方法では、発泡樹脂成形体として、車両のコンソールボックスのリッドを成形する。図1は実施例1の発泡樹脂成形方法で製造される発泡樹脂成形体を模式的に表す斜視図であり、図2、図3及び図4は実施例1の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図2〜図4に示すキャビティは、発泡樹脂成形体のうち図1中A−A位置に相当する部分を成形型面により形成される。更に、図2は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図3はコアバック工程初期におけるキャビティ内の様子を表し、図4はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。以下、必要に応じて、実施例の発泡樹脂成形方法を実施例の成形方法と称し、実施例の発泡樹脂成形方法に用いられる発泡成形型を実施例の成形型、又は単に成形型と称し、実施例の発泡樹脂成形方法で得られる成形体を実施例の成形体、又は単に成形体と称する。
図1に示す実施例1の成形体7は、薄い板状をなし窓状の開口7opを有する上壁73と、上壁73の端面から延びる立壁74と、を有する薄い箱状をなす。
実施例1の成形体7は、意匠立面50、意匠正面60及び裏面40を有する。意匠正面60は上壁73の上面で構成される。意匠立面50は、成形体7の端面の一つである、開口7opの内周面で構成される。意匠正面60と意匠立面50とは、その境界部においては滑らかに弧状に連続するものの、全体として、互いに交差する方向に延びる。成形体7の隣接する2面で囲まれた角状の部分を角部79と称し、そのうち、意匠立面50及び意匠正面60で囲まれた角状の部分を意匠角部79dと称する。意匠角部79dは、開口7opの周縁部を構成する。裏面40は上壁73の裏面で構成され、意匠正面60に背向する。裏面40は意匠立面50に連続する。
なお、成形体7はスキン層75と発泡層76とを有する。図4に示すように、スキン層75は成形体7の表面を構成し、発泡層76は成形体7の内部、つまり、成形体7のうちスキン層75で囲まれた部分を構成する。発泡層76は、スキン層75よりも粗であり、スキン層75に比べて細孔を多く有する部分である。
なお、成形体7はスキン層75と発泡層76とを有する。図4に示すように、スキン層75は成形体7の表面を構成し、発泡層76は成形体7の内部、つまり、成形体7のうちスキン層75で囲まれた部分を構成する。発泡層76は、スキン層75よりも粗であり、スキン層75に比べて細孔を多く有する部分である。
図4に示すように、実施例1の成形体7の意匠面77は、意匠立面50及び意匠正面60で構成される。意匠正面60は、意匠正面端部61と意匠正面一般部62とを有する。意匠正面端部61とは、意匠正面60のうち意匠立面50側の部分であり、後述する規制裏面41に背向する。意匠角部79dは、成形体7のうち意匠立面50及び意匠正面端部61で囲まれた部分である。
実施例1の成形方法を以下に説明する。
(注入工程)
図2に示す実施例1の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、第1型10と第2型20とで構成される。このうち第1型10は固定型であり、第2型20は第1型10に向けて近づく方向及び第1型10から離れる方向に移動可能な可動型である。第2型20は、規制部20cpとコアバック部20mpとで構成される。
図2に示す実施例1の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、第1型10と第2型20とで構成される。このうち第1型10は固定型であり、第2型20は第1型10に向けて近づく方向及び第1型10から離れる方向に移動可能な可動型である。第2型20は、規制部20cpとコアバック部20mpとで構成される。
成形型1のキャビティ8は、第1型10の正型面21及び立型面22、並びに、第2型20の規制裏型面23c及び一般裏型面23mによって区画形成される。第1型10の正型面21は成形体7の意匠正面60を成形する型面であり、第1型10の立型面22は成形体7の意匠立面50を成形する型面である。正型面21と立型面22とはその境界部においては滑らかに弧状に連続するものの、全体として、互いに交差する方向に延びる。正型面21のうち立型面22側の部分を意匠正型面21dといい、その他の部分を一般正型面21gという。実施例1の成形体7の意匠面77は、正型面21及び立型面22によって成形される。当該意匠面77のうち成形体7の意匠角部79dを構成する部分は、意匠正型面21d及び立型面22によって成形される。
第2型20の規制裏型面23c及び一般裏型面23mは、同一平面上に並んで配列する。規制裏型面23c及び一般裏型面23mは、成形体7の裏面40を成形する裏型面23を構成する。
規制裏型面23cは規制部20cpの型面であり、一般裏型面23mはコアバック部20mpの型面である。規制裏型面23cは第1型10の立型面22に隣接し、意匠正型面21dと対向する。一般裏型面23mは、第1型10の立型面22と間隔をもって配置され、一般正型面21gと対向する。図2に示される実施例1の成形型1におけるコアバック部20mp以外の部分、すなわち、第1型10及び規制部20cpを規制型部1cpという。
規制裏型面23cは規制部20cpの型面であり、一般裏型面23mはコアバック部20mpの型面である。規制裏型面23cは第1型10の立型面22に隣接し、意匠正型面21dと対向する。一般裏型面23mは、第1型10の立型面22と間隔をもって配置され、一般正型面21gと対向する。図2に示される実施例1の成形型1におけるコアバック部20mp以外の部分、すなわち、第1型10及び規制部20cpを規制型部1cpという。
規制部20cp及びコアバック部20mpは、図略の駆動部に接続され、一体的に、第1型10に対して前進及び後退可能である。規制部20cp及びコアバック部20mpが、一体的に、第1型10に対して前進すると、規制部20cp及びコアバック部20mpで構成される第2型20と、第1型10と、の間にキャビティ8が形成される。
また、規制部20cp及びコアバック部20mpが、一体的に、第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされキャビティ8の内部を露出させ得る。
コアバック部20mpは、規制部20cpに対して独立して動作可能である。このためコアバック部20mpは、規制部20cp及び第1型10で構成される規制型部1cpに対しても前進及び後退可能である。
また、規制部20cp及びコアバック部20mpが、一体的に、第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされキャビティ8の内部を露出させ得る。
コアバック部20mpは、規制部20cpに対して独立して動作可能である。このためコアバック部20mpは、規制部20cp及び第1型10で構成される規制型部1cpに対しても前進及び後退可能である。
注入工程においては、規制部20cp及びコアバック部20mpで構成される第2型20を、第1型10に対して前進させ、図2に示す型締め位置に配置して、第1型10と第2型20との間にキャビティ8を形成する。
〔1〕発泡樹脂原料の準備
発泡樹脂原料としては、75質量部のポリプロピレン、5質量部の炭酸水素ナトリウム及び20質量部のタルクの混合物を用いる。このうち炭酸水素ナトリウムは発泡剤として機能する。具体的には、炭酸水素ナトリウムは加熱分解されて炭酸ナトリウムと水と二酸化炭素を生じる。このうち二酸化炭素は樹脂材料中の気泡を構成し得る。また、この分解反応速度は水の存在下で高まるために、上記の分解反応による樹脂材料の発泡は連続的に進行し得る。
上記の発泡樹脂原料を図略の発泡樹脂成形機に入れて、加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料とする。
発泡樹脂原料としては、75質量部のポリプロピレン、5質量部の炭酸水素ナトリウム及び20質量部のタルクの混合物を用いる。このうち炭酸水素ナトリウムは発泡剤として機能する。具体的には、炭酸水素ナトリウムは加熱分解されて炭酸ナトリウムと水と二酸化炭素を生じる。このうち二酸化炭素は樹脂材料中の気泡を構成し得る。また、この分解反応速度は水の存在下で高まるために、上記の分解反応による樹脂材料の発泡は連続的に進行し得る。
上記の発泡樹脂原料を図略の発泡樹脂成形機に入れて、加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料とする。
〔2〕発泡樹脂原料の注入、型締め及び保圧
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料を、図略の射出機を経て成形型1のキャビティ8に注入する。このとき、図2に示すように、発泡樹脂原料90は、キャビティ8の略全体に行き渡る。
注入工程において、規制部20cp及びコアバック部20mpで構成される第2型20は、発泡樹脂原料90による流体圧に抗してキャビティ8の大きさを維持するのに足る力で第1型10に向けて型締めされる。換言すると、第2型20は、発泡樹脂原料90による流体圧に抗して図2に示す型締め位置にあり続けるのに充分な力で、第1型10に向けて型締めされる。なお、このとき発泡樹脂原料90は比較的高温であり、また、成形型1も加熱された状態にある。このため、このときキャビティ8内においては、発泡樹脂原料90に含まれる発泡剤が徐々に熱分解されて、小さな気泡が発生する。
発泡樹脂原料90の注入後、上記した第2型20の型締め力を維持しつつ、キャビティ8内のキャビティ内圧を所定値に保った状態を0.5〜3秒間維持することで、保圧を行う。
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料を、図略の射出機を経て成形型1のキャビティ8に注入する。このとき、図2に示すように、発泡樹脂原料90は、キャビティ8の略全体に行き渡る。
注入工程において、規制部20cp及びコアバック部20mpで構成される第2型20は、発泡樹脂原料90による流体圧に抗してキャビティ8の大きさを維持するのに足る力で第1型10に向けて型締めされる。換言すると、第2型20は、発泡樹脂原料90による流体圧に抗して図2に示す型締め位置にあり続けるのに充分な力で、第1型10に向けて型締めされる。なお、このとき発泡樹脂原料90は比較的高温であり、また、成形型1も加熱された状態にある。このため、このときキャビティ8内においては、発泡樹脂原料90に含まれる発泡剤が徐々に熱分解されて、小さな気泡が発生する。
発泡樹脂原料90の注入後、上記した第2型20の型締め力を維持しつつ、キャビティ8内のキャビティ内圧を所定値に保った状態を0.5〜3秒間維持することで、保圧を行う。
(コアバック工程)
コアバック工程では、上記した保圧後に、第2型20のコアバック部20mpを図2中矢印で示す方向に後退させる。このとき、第2型20の規制部20cpは第1型10と同様に移動しない。したがって、このときコアバック部20mpは、第1型10及び規制部20cpで構成される規制型部1cpに対して後退する。図3に示すように、コアバック部20mpの後退した分だけキャビティ8の容積は増大する。つまり、コアバック工程におけるキャビティ8の容積は、注入工程におけるキャビティ8の容積よりも大きい。
なお、実施例1の成形方法のコアバック工程において、正型面21と規制裏型面23cとの距離、より具体的には意匠正型面21dと規制裏型面23cとの距離は2mmである。
コアバック工程では、上記した保圧後に、第2型20のコアバック部20mpを図2中矢印で示す方向に後退させる。このとき、第2型20の規制部20cpは第1型10と同様に移動しない。したがって、このときコアバック部20mpは、第1型10及び規制部20cpで構成される規制型部1cpに対して後退する。図3に示すように、コアバック部20mpの後退した分だけキャビティ8の容積は増大する。つまり、コアバック工程におけるキャビティ8の容積は、注入工程におけるキャビティ8の容積よりも大きい。
なお、実施例1の成形方法のコアバック工程において、正型面21と規制裏型面23cとの距離、より具体的には意匠正型面21dと規制裏型面23cとの距離は2mmである。
このとき、容積の増大に伴ってキャビティ8内は負圧となる。このため図4に示すように、キャビティ8内の発泡樹脂原料90は発泡し、発泡樹脂原料90に生じた気泡は膨張する。
ここで、上記の注入工程において、キャビティ8内の発泡樹脂原料90の表面は、成形型1の型面21〜23によって冷却されて固化する。このためキャビティ8内の発泡樹脂原料90にはスキン層75が形成される。スキン層75よりも内側に位置する発泡樹脂原料90は発泡して発泡層76となる。したがって、コアバック工程では、キャビティ8内の発泡樹脂原料90が、スキン層75と発泡層76とを有する2層構造の発泡樹脂成形体7となる。
ここで、上記の注入工程において、キャビティ8内の発泡樹脂原料90の表面は、成形型1の型面21〜23によって冷却されて固化する。このためキャビティ8内の発泡樹脂原料90にはスキン層75が形成される。スキン層75よりも内側に位置する発泡樹脂原料90は発泡して発泡層76となる。したがって、コアバック工程では、キャビティ8内の発泡樹脂原料90が、スキン層75と発泡層76とを有する2層構造の発泡樹脂成形体7となる。
実施例1の発泡樹脂成形体7の表面は、第1型10の正型面21で成形された意匠正面60と、第1型10の立型面22で成形された意匠立面50と、裏型面23で成形された裏面40とを有する。より具体的には、意匠正面60は、意匠正面端部61と意匠正面一般部62とを有する。意匠正面端部61は、正型面21のうち意匠正型面21dで成形され、意匠正面一般部62は、正型面21のうち一般正型面21gで成形される。裏面40は、規制裏面41と一般裏面42とを有する。規制裏面41は裏型面23のうち規制裏型面23cで成形され、一般裏面42は裏型面23のうち一般裏型面23mで成形される。
実施例1の成形方法では、成形体7における意匠面77以外の部分の一部である一般裏面42を、コアバック工程において後退するコアバック部20mpによって成形する。このことにより、コアバック部20mpの後退によってキャビティ8内に形成される隙間8sは、コアバック部20mpの表面である一般裏型面23mと、発泡樹脂原料90のうち一般裏面42となる部分と、の間に形成され易くなる。したがって、実施例1の成形方法では、一般裏面42の形状については、望み通りにコントロールすることは困難である。
しかし一般裏面42は、意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分である。したがって実施例1の成形体7の意匠性は、一般裏面42の意匠性の影響を受け難い。つまり、一般裏面42の形状については厳密にコントロールしなくても良い。
しかし一般裏面42は、意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分である。したがって実施例1の成形体7の意匠性は、一般裏面42の意匠性の影響を受け難い。つまり、一般裏面42の形状については厳密にコントロールしなくても良い。
一方、成形体7における意匠面77は、コアバック工程において後退しない規制型部1cpによって成形される。このことにより、コアバック工程においてコアバック部20mpが後退しても、規制型部1cpの正型面21と発泡樹脂原料90のうち意匠正面60となる部分との間、及び、規制型部1cpの立型面22と発泡樹脂原料90のうち意匠立面50となる部分との間には、隙間8sが形成され難い。したがって、実施例1の成形体7における意匠面77の形状については、規制型部1cpの型面21、22及び23cに沿った形状にコントロールし得る。よって、実施例1の成形方法によると、意匠面77の意匠性に優れる実施例1の成形体7を得ることが可能である。
換言すると、実施例1の成形方法によると、成形体7のうち意匠性に影響し難い部分をコアバック部20mpで成形し、成形体7のうち意匠性に大きく影響する部分を規制型部1cpで成形することで、意匠面77の意匠性に優れる発泡樹脂成形体7を得ることが可能になる。
ところで、図4に示すように、角部79の一つである意匠角部79dの表面は、意匠面77の一部を構成する。従って、図2に示すように、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち意匠角部79dとなる部分、すなわち、意匠角部予定部90dcは、立型面22及び意匠正型面21dなる2つの型面によって冷却される。このため、意匠角部予定部90dcには比較的厚いスキン層75が形成される。厚いスキン層75は変形し難いため、意匠角部予定部90dcは、コアバック工程において変形し難い。
本発明の成形方法以外の成形方法、例えば、既述した参考法では、図12に示すように、コアバック工程において、意匠角部179を成形する成形型1の型面121及び122と発泡樹脂原料90との間に隙間sが生じる。キャビティ108内の発泡樹脂原料190のうち意匠角部予定部199に厚いスキン層175が形成されると、コアバック工程において発泡樹脂原料90が発泡して発泡樹脂原料90の体積が増大しても、スキン層75が充分に変形せず、型面に沿った表面形状の意匠角部179は得られない。したがって、参考法によると、意匠角部179の表面形状を厳密にコントロールすることは極めて困難である。
これに対して、実施例1の成形方法によると、図3〜図4に示すように、コアバック工程において不動の規制型部1cpで意匠角部79dを成形する。このため、コアバック工程においてコアバック部20mpが後退しても、意匠角部予定部90dcと規制型部1cpの型面との間には、隙間8sが生じ難い。
成形体7の表面形状不良のそもそもの原因となる上記の隙間8sが生じなければ、意匠角部79dの形状は、成形型1の型面に沿った形状となる。よって、実施例1の成形方法によると、意匠角部79dの表面形状を厳密にコントロールでき、意匠角部79dの意匠性に優れた成形体7を得ることが可能である。
成形体7の表面形状不良のそもそもの原因となる上記の隙間8sが生じなければ、意匠角部79dの形状は、成形型1の型面に沿った形状となる。よって、実施例1の成形方法によると、意匠角部79dの表面形状を厳密にコントロールでき、意匠角部79dの意匠性に優れた成形体7を得ることが可能である。
更に、実施例1の製造方法によると、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち意匠角部79dとなる部分を、規制型部1cpの立型面22、正型面21及び規制裏型面23cによって、3方向から挟み込みながら成形する。このため、意匠角部予定部90dcと規制型部1cpの型面との間には、より一層隙間8sが生じ難い。よって、実施例1の製造方法によると、意匠角部79dの表面形状をより厳密にコントロールでき、意匠角部79dの意匠性により一層優れた成形体7を得ることが可能である。
なお、実施例1の製造方法におけるコアバック工程は、以下のように説明することもできる。
実施例1の製造方法では、図2〜図3に示すように、キャビティ8を、成形体7の意匠角部79dを成形するための領域(A)と、成形体7のその他の部分を成形するための領域(B)と、に大別する。そして、コアバック工程において、領域(A)の容積及び型面積の増大割合を、領域(B)の容積及び型面積の増大割合よりも小さくする。
実施例1の製造方法では、図2〜図3に示すように、キャビティ8を、成形体7の意匠角部79dを成形するための領域(A)と、成形体7のその他の部分を成形するための領域(B)と、に大別する。そして、コアバック工程において、領域(A)の容積及び型面積の増大割合を、領域(B)の容積及び型面積の増大割合よりも小さくする。
領域(A)は、実施例1においては、意匠正型面21d、規制裏型面23c及び立型面22で囲まれる領域である。領域(B)は、一般裏型面23mと一般正型面21gとの間に形成される領域である。
領域(A)の型面積とは、当該領域(A)を区画する成形型1の型面の面積を意味する。同様に、領域(B)の型面積とは、当該領域(B)を区画する成形型1の型面の面積を意味する。
また、上記の増大割合とは、注入工程における領域(A)の容積又は型面積を100容積%又は100面積%とし、コアバック工程においてコアバック部20mpの後退が完了したときの領域(A)の容積又は表面積の百分率から、100を減じた値である。
領域(A)の型面積とは、当該領域(A)を区画する成形型1の型面の面積を意味する。同様に、領域(B)の型面積とは、当該領域(B)を区画する成形型1の型面の面積を意味する。
また、上記の増大割合とは、注入工程における領域(A)の容積又は型面積を100容積%又は100面積%とし、コアバック工程においてコアバック部20mpの後退が完了したときの領域(A)の容積又は表面積の百分率から、100を減じた値である。
コアバック工程における、領域(A)の容積及び型面積の増大割合は、10%以下であるのが好ましく、5%以下であるのが好ましく、3%以下であるのが更に好ましく、0%であるのが特に好ましい。
実施例1の成形方法では、発泡樹脂原料90の樹脂材料としてポリプロピレンを用い発泡剤として炭酸水素ナトリウムを用いたが、樹脂材料と発泡剤との組み合わせはこれに限定されない。樹脂材料は熱可塑性樹脂であるのが好ましい。ポリプロピレン以外の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(所謂ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合樹脂(所謂AS樹脂)、アクリル樹脂、ポリアミド、ポリアセタール、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、環状ポリオレフィン等が例示される。更には、これらの樹脂材料に繊維材を加えた繊維強化プラスチック(所謂FRP)を用いても良い。
発泡剤もまた特に限定せず、使用する樹脂材料に応じて、適する発泡性能や発泡温度のものを適宜選択すれば良い。例えば発泡剤としては、熱分解されることで気体を生じる一般的なものを使用できる。或いは、熱により体積の増大するものを使用することも可能である。
一般的な発泡剤としては、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウムおよび炭酸アンモニウム等の無機化合物、アゾジカルボンアミド、2,2’−アゾビス9イソブチロニトリル、アゾヘキサヒドロベンゾニトリル、および、ジアゾアミノベンゼン等のアゾ化合物、ベンゼンスルフォニルヒドラジド、ベンゼン−1,3−スルフォニルヒドラジド、ジフェニルスルホン−3,3’−ジスルフォニルヒドラジド、ジフェニルオキシド−4,4’−ジスルフォニルヒドラジド、4,4’−オキシビス9(ベンゼンスルフォニルヒドラジド)、および、パラトルエンスルフォニルヒドラジド等のスルフォニルヒドラジド化合物、N,N’−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N’−ジニトロソ−N,および、N’−ジメチルフタルアミド等のニトロソ化合物、テレフタルアジド、および、p−t−ブチルベンズアジド等のアジド化合物が例示される。
熱により体積の増大する発泡剤としては、カプセル発泡剤を挙げることができる。カプセル発泡剤とは、熱可塑性樹脂からなる外殻に発泡剤が封入されたものを指す。外殻を構成する熱可塑性樹脂としては塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の共重合体が用いられ、発泡剤としてはイソブタン、ペンタン、石油エーテル、ヘキサン、ヘプタン、低沸点ハロゲン化炭化水素、メチルシラン等の揮発性有機溶剤が用いられる。なお、当該揮発性有機溶剤は膨張剤とも呼ばれる。
何れの場合にも、発泡剤が発泡すること、例えば、発泡剤から気体が生じること、発泡剤と発泡開始剤との化学反応で気体が生じること、或いは気体の体積が増大すること等で、発泡樹脂原料中に気泡が形成される。そして、当該気泡がコアバック工程において膨張または成長することで、本発明の発泡樹脂成形体を得ることができる。
実施例1の成形方法においては、成形体における意匠面の全体、及び、裏面の一部である規制裏面を規制型部で成形し、裏面の他の部分の一部である一般裏面をコアバック部で成形した。しかし、本発明の成形方法における規制型部は、意匠面の全面を成形しさえすれば良く、裏面の全体をコアバック部で成形しても良い。この場合にも、成形型におけるコアバック部以外の部分、つまり、規制型部によって意匠面を成形しさえすれば、コアバック工程において、成形型の型面とキャビティ内の発泡樹脂原料との間に隙間が生じ難い。よって、この場合にも、意匠面の意匠性に優れる発泡樹脂材料を得ることが可能である。
(実施例2)
実施例2の発泡樹脂成形方法は、成形型の形状以外は、実施例1の発泡樹脂成形方法と概略同じである。実施例2の成形体は、裏面の形状以外は、実施例1の成形体の形状と概略同じである。図5及び図6は実施例2の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図5は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図6はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。
実施例2の発泡樹脂成形方法は、成形型の形状以外は、実施例1の発泡樹脂成形方法と概略同じである。実施例2の成形体は、裏面の形状以外は、実施例1の成形体の形状と概略同じである。図5及び図6は実施例2の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図5は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図6はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。
実施例2の成形体7の表面は、図6に示すように、意匠正面60及び意匠立面50で構成される意匠面77と、規制裏面41及び一般裏面42で構成される裏面40と、を有する。意匠面77はユーザーに注視されやすい部分であり、裏面40はユーザーに注視され難い部分である。意匠正面60は意匠正面端部61及び意匠正面一般部62を有し、当該意匠正面端部61及び意匠立面50で囲まれた部分は、実施例1の成形体7と同様に、意匠角部79dを構成する。実施例2の成形体7において、意匠角部79dの裏面40側の部分は突起する。この突起は、開口の周方向に沿って筒状に形成される。
実施例2の成形方法を以下に説明する。
(注入工程)
図5に示す実施例2の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、実施例1と同様に、第1型10と第2型20とで構成される。第1型10は固定型であり、第2型20は可動型である。
図5に示す実施例2の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、実施例1と同様に、第1型10と第2型20とで構成される。第1型10は固定型であり、第2型20は可動型である。
実施例2の成形型1の第1型10は、実施例1の成形型における第1型と同じである。したがって第1型10は、実施例1と同様に、成形体7の意匠正面60を成形する正型面21と、成形体7の意匠立面50を成形する立型面22と、を有する。正型面21は、立型面22側の部分である意匠正型面21dと、その他の部分である一般正型面21gと、で構成される。実施例2の成形体7の意匠面77は、正型面21及び立型面22によって成形される。また、実施例2の成形体7の意匠角部79dは、意匠正型面21d及び立型面22によって成形される。図5に示される実施例2の成形型1において、コアバック部20mp以外の部分である規制型部1cpは、第1型10のみで構成される。
実施例2の成形型1における第2型20は、その全体がコアバック部20mpで構成され、コアバック工程において後退する。
図5に示すように、第2型20すなわちコアバック部20mpは、実施例1と同様に、凹段裏型面23d及び一般裏型面23mを有する。凹段裏型面23dと一般裏型面23mとは、段差状に配列する。このうち凹段裏型面23dは第1型10の立型面22に隣接し、意匠正型面21dと対向する。一般裏型面23mは、第1型10の立型面22と間隔をもって配置され、一般正型面21gと対向する。正型面21と凹段裏型面23dとの距離は、正型面21と一般裏型面23mとの距離よりも大きい。したがって、この実施例2の成形型1で成形された実施例2の成形体7は、既述した突起を有する。
図5に示すように、第2型20すなわちコアバック部20mpは、実施例1と同様に、凹段裏型面23d及び一般裏型面23mを有する。凹段裏型面23dと一般裏型面23mとは、段差状に配列する。このうち凹段裏型面23dは第1型10の立型面22に隣接し、意匠正型面21dと対向する。一般裏型面23mは、第1型10の立型面22と間隔をもって配置され、一般正型面21gと対向する。正型面21と凹段裏型面23dとの距離は、正型面21と一般裏型面23mとの距離よりも大きい。したがって、この実施例2の成形型1で成形された実施例2の成形体7は、既述した突起を有する。
実施例2の成形方法において、成形型1のキャビティ8は、第1型10の正型面21及び立型面22、並びに、第2型20の凹段裏型面23d及び一般裏型面23mによって区画形成される。
コアバック部20mpすなわち第2型20は、図略の駆動部に接続され、第1型10に対して前進及び後退可能である。第2型20が第1型10に対して前進すると、第2型20と第1型10との間にキャビティ8が形成される。
また、第2型20が第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされる。
コアバック部20mpすなわち第2型20は、図略の駆動部に接続され、第1型10に対して前進及び後退可能である。第2型20が第1型10に対して前進すると、第2型20と第1型10との間にキャビティ8が形成される。
また、第2型20が第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされる。
注入工程においては、第2型20を第1型10に対して前進させ、図5に示す型締め位置に配置して、第1型10と第2型20との間にキャビティ8を形成する。
〔1〕発泡樹脂原料の準備
発泡樹脂原料としては実施例1と同じものを用いる。当該発泡樹脂原料を、実施例1と同様に加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料90とする。
発泡樹脂原料としては実施例1と同じものを用いる。当該発泡樹脂原料を、実施例1と同様に加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料90とする。
〔2〕発泡樹脂原料の注入、型締め及び保圧
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料90を、実施例1と同様に成形型1のキャビティ8に注入する。実施例2の注入工程においても、実施例1の注入工程と同様に型締め及び保圧を行う。
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料90を、実施例1と同様に成形型1のキャビティ8に注入する。実施例2の注入工程においても、実施例1の注入工程と同様に型締め及び保圧を行う。
実施例2の成形方法において、正型面21と凹段裏型面23dとの距離は、正型面21と一般裏型面23mとの距離よりも大きい。具体的には、正型面21と凹段裏型面23dとの距離は3.0mmであり、正型面21と一般裏型面23mとの距離は2.0mmである。したがって、キャビティ8における単位容積あたりの型面積は、意匠正型面21d、立型面22及び凹段裏型面23dで囲まれる領域(A)の方が、一般正型面21gと一般裏型面23mとの間に形成される領域(B)よりも小さい。したがって、実施例2の製造方法では、キャビティ8内の領域(A)にある発泡樹脂原料90は、比較的、成形型1の型面で冷却され難く、高温状態が維持され易い。
したがって、実施例2の注入工程においては、意匠角部予定部90dcに厚いスキン層75が形成され難い。
なお、ここでいう型面積とは、実施例1で説明したとおりである。
したがって、実施例2の注入工程においては、意匠角部予定部90dcに厚いスキン層75が形成され難い。
なお、ここでいう型面積とは、実施例1で説明したとおりである。
(コアバック工程)
コアバック工程では、上記した保圧後に、コアバック部20mpすなわち第2型20を図5中矢印で示す方向に後退させる。このとき、第2型20の全体が後退するため、正型面21と凹段裏型面23dとの距離、及び、正型面21と一般裏型面23mとの距離はともに増大し、領域(A)及び領域(B)においてキャビティ8の容積及び表面積が増大する。
なお、コアバック工程において、正型面21と凹段裏型面23dとの距離、より具体的には意匠正型面21dと凹段裏型面23dとの距離は3.8mmである。
コアバック工程では、上記した保圧後に、コアバック部20mpすなわち第2型20を図5中矢印で示す方向に後退させる。このとき、第2型20の全体が後退するため、正型面21と凹段裏型面23dとの距離、及び、正型面21と一般裏型面23mとの距離はともに増大し、領域(A)及び領域(B)においてキャビティ8の容積及び表面積が増大する。
なお、コアバック工程において、正型面21と凹段裏型面23dとの距離、より具体的には意匠正型面21dと凹段裏型面23dとの距離は3.8mmである。
このとき、容積の増大に伴ってキャビティ8内は負圧となる。このためキャビティ8内の発泡樹脂原料90は発泡し、発泡樹脂原料90に生じた気泡は膨張する。キャビティ8内の発泡樹脂原料90の表面は、成形型1の型面によって冷却されて固化し、キャビティ8内の発泡樹脂原料90にはスキン層75が形成される。スキン層75よりも内側に位置する発泡樹脂原料90は発泡して発泡層76となる。
ここで、実施例2の成形方法において、キャビティ8の領域(A)内の発泡樹脂原料90は、体積が大きく、単位容積あたりの型面積が小さいために、冷却され難い。したがって、キャビティ8の領域(A)内の発泡樹脂原料90には厚いスキン層75が形成され難く、キャビティ8の領域(A)内の発泡樹脂原料90は比較的変形し易い。
このため、キャビティ8の領域(A)で成形される成形体7の意匠面77及び意匠角部79dは、実施例2の成形方法によっても、型面に沿った形状にコントロールされる。よって、実施例2の成形方法によると、意匠面77の意匠性に優れる成形体7が得られる。
なお、実施例2の製造方法における注入工程及びコアバック工程は、以下のように説明することもできる。
実施例2の製造方法では、キャビティ8を、成形体7の意匠角部79dを成形するための領域(A)と、成形体7のその他の部分を成形するための領域(B)と、に大別し、注入工程において、領域(A)のキャビティ8の厚さを、領域(B)のキャビティ8の厚さよりも大きくする。
又は、注入工程において、領域(A)の単位容積あたりの型面積を、領域(B)の単位容積あたりの型面積よりも小さくする。
又は、注入工程において、意匠正面60の単位面積あたりの、領域(A)の体積を、領域(B)の体積よりも大きくする。
こうすることで、実施例2の成形方法では、領域(A)内の発泡樹脂原料90を冷却され難くし、領域(A)内の発泡樹脂原料90に厚いスキン層75が形成され難くする。その結果、領域(A)内の発泡樹脂原料90はコアバック工程において変形し易く、意匠面77を型面の形状に沿った形状にできる。よって、実施例2の製造方法によると意匠面77の意匠性に優れた成形品が得られる。
実施例2の製造方法では、キャビティ8を、成形体7の意匠角部79dを成形するための領域(A)と、成形体7のその他の部分を成形するための領域(B)と、に大別し、注入工程において、領域(A)のキャビティ8の厚さを、領域(B)のキャビティ8の厚さよりも大きくする。
又は、注入工程において、領域(A)の単位容積あたりの型面積を、領域(B)の単位容積あたりの型面積よりも小さくする。
又は、注入工程において、意匠正面60の単位面積あたりの、領域(A)の体積を、領域(B)の体積よりも大きくする。
こうすることで、実施例2の成形方法では、領域(A)内の発泡樹脂原料90を冷却され難くし、領域(A)内の発泡樹脂原料90に厚いスキン層75が形成され難くする。その結果、領域(A)内の発泡樹脂原料90はコアバック工程において変形し易く、意匠面77を型面の形状に沿った形状にできる。よって、実施例2の製造方法によると意匠面77の意匠性に優れた成形品が得られる。
なお、実施例2の成形体7は、裏側に向けて延びる筒状の突起を有する。例えば図1に示すように、成形体7は、その厚さ方向に大きく突起する立壁74を有する場合がある。この立壁74と、実施例2の成形体7における突起とは、その高さによって区別し得る。具体的には、実施例2の成形体7における突起は、板厚が2.5mm以下、及び/又は、高さが4.5mm以下である。より好ましくは、実施例2の成形体7における突起は、板厚が2.0mm以下、及び/又は、高さが4.0mm以下である。高さ及び/又は板厚が上記の範囲を超える立壁74については、成形型1の形状について特段考慮する必要はない。特に、板厚が2.0mmを超える立壁74については、成形型1の形状について考慮する必要はない。
当該突起の高さとは、上壁73の厚さ方向における突起の全長であり、かつ、上壁73を含めた長さを意味する。同様に、立壁74の高さとは、上壁73の厚さ方向における立壁74の全長であり、かつ、上壁73を含めた長さを意味する。
当該突起の高さとは、上壁73の厚さ方向における突起の全長であり、かつ、上壁73を含めた長さを意味する。同様に、立壁74の高さとは、上壁73の厚さ方向における立壁74の全長であり、かつ、上壁73を含めた長さを意味する。
当該突起の高さは、コアバック工程における正型面21と凹段裏型面23dとの距離、より具体的には、コアバック工程における意匠正型面21dと凹段裏型面23dとの距離と言い換えることができる。意匠正型面21dと凹段裏型面23dとの距離は、1.0mm〜5.0mmの範囲内であるのが好ましく、1.0mm〜4.0mmの範囲内であるのがより好ましく、1.0mm〜3.0mmの範囲内であるのが更に好ましい。
また、突起の高さは、一般裏型面23mと凹段裏型面23dとの距離と捉えることもできる。一般裏型面23mと凹段裏型面23dとの好ましい距離は、0.5mm〜4.0mm、2.0mm〜4.0mm、2.0mm〜5.0mmの範囲を挙げることができる。
更に、成形体7における上壁73の厚さは、1.0mm〜4.0mmの範囲内であるのが好ましい。
また、突起の高さは、一般裏型面23mと凹段裏型面23dとの距離と捉えることもできる。一般裏型面23mと凹段裏型面23dとの好ましい距離は、0.5mm〜4.0mm、2.0mm〜4.0mm、2.0mm〜5.0mmの範囲を挙げることができる。
更に、成形体7における上壁73の厚さは、1.0mm〜4.0mmの範囲内であるのが好ましい。
また、実施例2の成形方法では、成形体7の規制裏面41及び一般裏面42は、コアバック工程において後退するコアバック部20mpによって成形される。このことにより、コアバック部20mpの後退によってキャビティ8内に形成される隙間8sは、コアバック部20mpの表面である凹段裏型面23d及び一般裏型面23mと、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち規制裏面41及び一般裏面42となる部分と、の間に形成され易い。このため、実施例2の成形方法においても、規制裏面41及び一般裏面42の形状については、望み通りにコントロールすることは困難である。
しかし、実施例1の成形体7と同様に、規制裏面41及び一般裏面42は、意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分であるため、実施例2の成形体7の意匠性は、規制裏面41及び一般裏面42の意匠性の影響を受け難い。つまり、実施例2の成形体7における規制裏面41及び一般裏面42の形状については、厳密にコントロールしなくても良い。
しかし、実施例1の成形体7と同様に、規制裏面41及び一般裏面42は、意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分であるため、実施例2の成形体7の意匠性は、規制裏面41及び一般裏面42の意匠性の影響を受け難い。つまり、実施例2の成形体7における規制裏面41及び一般裏面42の形状については、厳密にコントロールしなくても良い。
一方、成形体7における意匠面77は、コアバック工程において不動の規制型部1cpによって成形され、規制型部1cpの型面に沿った形状にコントロールされる。よって、実施例2の成形方法によっても、実施例1の成形方法と同様に、意匠面77の意匠性に優れる実施例2の成形体7を得ることが可能である。
つまり、実施例2の成形方法によっても、成形体7のうち意匠性に影響し難い部分をコアバック部20mpで成形し、成形体7のうち意匠性に大きく影響する部分を規制型部1cpで成形することで、意匠面77の意匠性に優れる発泡樹脂成形体7を得ることが可能になる。
つまり、実施例2の成形方法によっても、成形体7のうち意匠性に影響し難い部分をコアバック部20mpで成形し、成形体7のうち意匠性に大きく影響する部分を規制型部1cpで成形することで、意匠面77の意匠性に優れる発泡樹脂成形体7を得ることが可能になる。
(実施例3)
実施例3の発泡樹脂成形方法は、成形型の形状以外は、実施例1の発泡樹脂成形方法と概略同じである。実施例3の成形体は、意匠立面及び裏面の形状以外は、実施例1の成形体の形状と概略同じである。図7及び図8は実施例3の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図7は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図8はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。
実施例3の発泡樹脂成形方法は、成形型の形状以外は、実施例1の発泡樹脂成形方法と概略同じである。実施例3の成形体は、意匠立面及び裏面の形状以外は、実施例1の成形体の形状と概略同じである。図7及び図8は実施例3の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図7は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図8はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。
実施例3の成形体7の表面は、図8に示すように、意匠正面60及び意匠立面50で構成される意匠面77と、裏面40と、を有する。意匠面77はユーザーに注視されやすい部分であり、裏面40はユーザーに注視され難い部分である。意匠正面60は、意匠立面50側の部分である意匠正面端部61を有する。意匠面77の意匠正面端部61及び意匠立面50で囲まれた部分は、実施例1の成形体7と同様に、意匠角部79dを構成する。実施例3の成形体7において、意匠立面50のうち裏面40側の部分は、微細な凹凸形状、所謂シボ形状を有する。
実施例3の成形方法を以下に説明する。
(注入工程)
図7に示す実施例3の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、実施例1と同様に、第1型10と第2型20とで構成される。第1型10は固定型であり、第2型20は可動型である。
図7に示す実施例3の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、実施例1と同様に、第1型10と第2型20とで構成される。第1型10は固定型であり、第2型20は可動型である。
実施例3の成形型1の第1型10は、成形体7の意匠正面60を成形する正型面21と、成形体7の意匠立面50を成形する立型面22と、を有する。正型面21は、立型面22側の部分である意匠正型面21dを有する。立型面22のうち第2型20の裏型面23側の部分は、微細な凹凸面である。
実施例3の成形体7の意匠面77は、正型面21及び立型面22によって成形される。また、実施例3の成形体7の意匠角部79dは、意匠正型面21d及び立型面22によって成形される。
実施例3の成形体7の意匠面77は、正型面21及び立型面22によって成形される。また、実施例3の成形体7の意匠角部79dは、意匠正型面21d及び立型面22によって成形される。
実施例3の成形型1における第2型20は、その全体がコアバック部20mpで構成され、コアバック工程において後退する。したがって実施例3の成形型1において、規制型部1cpは第1型10のみで構成される。
第2型20すなわちコアバック部20mpは、平坦な裏型面23を有する。
第2型20すなわちコアバック部20mpは、平坦な裏型面23を有する。
実施例3の成形方法において、成形型1のキャビティ8は、第1型10の正型面21及び立型面22、並びに、第2型20の裏型面23によって区画形成される。
コアバック部20mpすなわち第2型20は、図略の駆動部に接続され、第1型10に対して前進及び後退可能である。
第2型20が第1型10に対して前進すると、第2型20と第1型10との間にキャビティ8が形成される。また、第2型20が第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされる。
コアバック部20mpすなわち第2型20は、図略の駆動部に接続され、第1型10に対して前進及び後退可能である。
第2型20が第1型10に対して前進すると、第2型20と第1型10との間にキャビティ8が形成される。また、第2型20が第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされる。
注入工程においては、第2型20を第1型10に対して前進させ、図7に示す型締め位置に配置して、第1型10と第2型20との間にキャビティ8を形成する。
〔1〕発泡樹脂原料の準備
発泡樹脂原料としては実施例1と同じものを用いる。当該発泡樹脂原料を実施例1と同様に加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料90とする。
発泡樹脂原料としては実施例1と同じものを用いる。当該発泡樹脂原料を実施例1と同様に加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料90とする。
〔2〕発泡樹脂原料の注入、型締め及び保圧
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料90を、実施例1と同様に成形型1のキャビティ8に注入する。実施例3の注入工程においても、実施例1の注入工程と同様に型締め及び保圧を行う。
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料90を、実施例1と同様に成形型1のキャビティ8に注入する。実施例3の注入工程においても、実施例1の注入工程と同様に型締め及び保圧を行う。
実施例3の成形方法において、立型面22のうち裏型面23側の部分は、凹凸形状を有する。このため、発泡樹脂原料90は、立型面22の凹凸部分にも入り込む。凹凸部分に入り込んだ発泡樹脂原料90は、立型面22によって冷却されてスキン層75となる。
(コアバック工程)
コアバック工程では、上記した保圧後に、コアバック部20mpすなわち第2型20を図7中矢印で示す方向に後退させる。このとき、第2型20の全体が後退するため、正型面21と裏型面23との距離が増大し、キャビティ8の全域にわたって、キャビティ8の容積及び表面積が増大する。
コアバック工程では、上記した保圧後に、コアバック部20mpすなわち第2型20を図7中矢印で示す方向に後退させる。このとき、第2型20の全体が後退するため、正型面21と裏型面23との距離が増大し、キャビティ8の全域にわたって、キャビティ8の容積及び表面積が増大する。
このとき、容積の増大に伴ってキャビティ8内は負圧となる。このため図8に示すように、キャビティ8内の発泡樹脂原料90は発泡し、発泡樹脂原料90に生じた気泡は膨張する。したがってキャビティ8内の発泡樹脂原料90は、スキン層75と発泡層76とを有する発泡樹脂成形体7となる。
実施例3の成形方法では、成形体7の裏面40はコアバック部20mpによって成形される。このことにより、コアバック部20mpの後退によってキャビティ8内に形成される隙間8sは、コアバック部20mpの表面である裏型面23と、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち裏面40となる部分と、の間に形成され易い。このため、実施例3の成形方法においても、裏面40の形状については、望み通りにコントロールすることは困難である。
しかし、実施例1の成形体7と同様に、裏面40は意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分であるため、実施例3の成形体7の意匠性は、裏面40の意匠性の影響を受け難い。つまり、実施例3の成形体7においても、裏面40の形状については厳密にコントロールしなくても良い。
しかし、実施例1の成形体7と同様に、裏面40は意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分であるため、実施例3の成形体7の意匠性は、裏面40の意匠性の影響を受け難い。つまり、実施例3の成形体7においても、裏面40の形状については厳密にコントロールしなくても良い。
一方、成形体7における意匠面77は、コアバック工程において不動の規制型部1cpによって成形され、規制型部1cpの型面に沿った形状にコントロールされる。よって、実施例3の成形方法によっても、実施例1の成形方法と同様に、意匠面77の意匠性に優れる実施例3の成形体7を得ることが可能である。
つまり、実施例3の成形方法によっても、成形体7のうち意匠性に影響し難い部分をコアバック部20mpで成形し、成形体7のうち意匠性に大きく影響する部分を規制型部1cpで成形することで、意匠面77の意匠性に優れる発泡樹脂成形体7を得ることが可能になる。
つまり、実施例3の成形方法によっても、成形体7のうち意匠性に影響し難い部分をコアバック部20mpで成形し、成形体7のうち意匠性に大きく影響する部分を規制型部1cpで成形することで、意匠面77の意匠性に優れる発泡樹脂成形体7を得ることが可能になる。
また、実施例3の成形方法においては、注入工程において立型面22の凹凸部分にスキン層75が入り込む。この状態でコアバック工程を行うことで、立型面22の凹凸部分に入り込んだスキン層75がアンカー効果を発揮し、立型面22に固定される。したがって、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち意匠正面60となる部分と、正型面22と、の間に隙間8sが生じ難い。このことによって、実施例3の成形方法によると、成形体7における意匠面77を規制型部1cpの型面に沿った形状に精密にコントロールでき、意匠面77の意匠性により優れる実施例3の成形体7を得ることができる。
立型面22の凹凸は、意匠立面50に要求される意匠に応じた形状とすれば良い。凹凸の形状としては、シボ状以外にも、例えば皺状やヘアライン状に代表される種々の形状を挙げ得る。凹凸は、上記のアンカー効果を発揮し得る程度であれば良く、例えば表面粗さで定義する場合には、算術平均粗さRaが0.01mm〜2mmとなる範囲にできる。当該Raは0.1mm〜0.5mmの範囲内であるのが好ましい。参考までに、算術平均粗さRaは、JIS B 0601:2013に規定されている。
なお、より優れたアンカー効果を得るためには、凹凸は、コアバック部20mpの後退方向と交差する方向に延びるのが良い。
なお、より優れたアンカー効果を得るためには、凹凸は、コアバック部20mpの後退方向と交差する方向に延びるのが良い。
なお、実施例1及び実施例2の成形型における立型面にも、実施例3の成形型と同様に、凹凸を設け得る。この場合、実施例1の製造方法及び実施例2の製造方法に、実施例3の製造方法による効果と同様の、凹凸に起因する効果を付与できる。
(実施例4)
実施例4の発泡樹脂成形方法は、成形型の形状以外は、実施例1の発泡樹脂成形方法と概略同じである。実施例4の成形体は、裏面の形状以外は、実施例1の成形体の形状と概略同じである。図9及び図10は実施例4の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図9は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図10はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。
実施例4の発泡樹脂成形方法は、成形型の形状以外は、実施例1の発泡樹脂成形方法と概略同じである。実施例4の成形体は、裏面の形状以外は、実施例1の成形体の形状と概略同じである。図9及び図10は実施例4の発泡樹脂成形方法におけるキャビティ内の様子を模式的に表す説明図である。詳しくは、図9は注入工程におけるキャビティ内の様子を表し、図10はコアバック工程後期におけるキャビティ内の様子を表す。
実施例4の成形方法を以下に説明する。
(注入工程)
図9に示す実施例4の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、実施例1と同様に、第1型10と第2型20とで構成される。第1型10は固定型であり、第2型20は可動型である。
図9に示す実施例4の成形型1を用いて、注入工程及び後述するコアバック工程を行う。
成形型1は、実施例1と同様に、第1型10と第2型20とで構成される。第1型10は固定型であり、第2型20は可動型である。
実施例4の成形型1の第1型10は、成形体7の意匠正面60を成形する正型面21と、成形体7の意匠立面50を成形する立型面22と、を有する。正型面21は、立型面22側の部分である意匠正型面21dを有する。
実施例4の成形体7の意匠面77は、意匠正面60及び意匠立面50で構成される。実施例4の成形体7のうち意匠面77の意匠正面端部61及び意匠立面50で囲まれた部分は、実施例1の成形体7と同様に、意匠角部79dを構成する。意匠面77は、第1型10の正型面21及び立型面22によって成形される。また、実施例4の成形体7の意匠角部79dは、第1型10の意匠正型面21d及び立型面22によって成形される。
実施例4の成形体7の意匠面77は、意匠正面60及び意匠立面50で構成される。実施例4の成形体7のうち意匠面77の意匠正面端部61及び意匠立面50で囲まれた部分は、実施例1の成形体7と同様に、意匠角部79dを構成する。意匠面77は、第1型10の正型面21及び立型面22によって成形される。また、実施例4の成形体7の意匠角部79dは、第1型10の意匠正型面21d及び立型面22によって成形される。
正型面21のうち立型面22側の部分には、キャビティ8の内外を連絡する微細な通気孔25が設けられている。当該通気孔25は、第1型10のうち正型面21を構成する部分を厚さ方向に貫通し、減圧装置である減圧ポンプPに接続される。
実施例4の成形型1における第2型20は、その全体がコアバック部20mpで構成され、コアバック工程において後退する。したがって実施例4の成形型1において、規制型部1cpは第1型10のみで構成される。
第2型20すなわちコアバック部20mpは、平坦な裏型面23を有する。
第2型20すなわちコアバック部20mpは、平坦な裏型面23を有する。
実施例4の成形方法において、成形型1のキャビティ8は、第1型10の正型面21及び立型面22、並びに、第2型20の裏型面23によって区画形成される。
コアバック部20mpすなわち第2型20は、図略の駆動部に接続され、第1型10に対して前進及び後退可能である。
第2型20が第1型10に対して前進すると、第2型20と第1型10との間にキャビティ8が形成される。第2型20が第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされる。
コアバック部20mpすなわち第2型20は、図略の駆動部に接続され、第1型10に対して前進及び後退可能である。
第2型20が第1型10に対して前進すると、第2型20と第1型10との間にキャビティ8が形成される。第2型20が第1型10に対して後退すると、成形型1が型開きされる。
注入工程においては、第2型20を第1型10に対して前進させ、図9に示す型締め位置に配置して、第1型10と第2型20との間にキャビティ8を形成する。
〔1〕発泡樹脂原料の準備
発泡樹脂原料としては実施例1と同じものを用いる。当該発泡樹脂原料を図略の発泡樹脂成形機に入れて、加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料90とする。
発泡樹脂原料としては実施例1と同じものを用いる。当該発泡樹脂原料を図略の発泡樹脂成形機に入れて、加熱し、軟化させて、流体状の発泡樹脂原料90とする。
〔2〕発泡樹脂原料の注入、型締め及び保圧
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料90を、実施例1と同様に成形型1のキャビティ8に注入する。実施例4の注入工程においても、実施例1の注入工程と同様に型締め及び保圧を行う。
次いで、上記した流体状の発泡樹脂原料90を、実施例1と同様に成形型1のキャビティ8に注入する。実施例4の注入工程においても、実施例1の注入工程と同様に型締め及び保圧を行う。
実施例4の成形方法においても、キャビティ8内の発泡樹脂原料90は型面によって冷却され、キャビティ8内の発泡樹脂原料90にはスキン層75が形成される。
(コアバック工程)
コアバック工程では、上記した保圧後に、先ず、減圧ポンプPを動作させる。そして、コアバック部20mpすなわち第2型20を図9中矢印で示す方向に後退させる。
このとき、第2型20の全体が後退するため、正型面21と裏型面23との距離が増大し、キャビティ8の全域にわたって、キャビティ8の容積及び表面積が増大する。
コアバック工程では、上記した保圧後に、先ず、減圧ポンプPを動作させる。そして、コアバック部20mpすなわち第2型20を図9中矢印で示す方向に後退させる。
このとき、第2型20の全体が後退するため、正型面21と裏型面23との距離が増大し、キャビティ8の全域にわたって、キャビティ8の容積及び表面積が増大する。
このとき、主として容積の増大に伴ってキャビティ8内は負圧となる。このため、キャビティ8内の発泡樹脂原料90は発泡し、発泡樹脂原料90に生じた気泡は膨張する。したがってキャビティ8内の発泡樹脂原料90は、図10に示すように、スキン層75と発泡層76とを有する発泡樹脂成形体7となる。
ところで、実施例4の成形方法では、コアバック工程において、先ず、減圧ポンプPを動作させる。既述したように、注入工程において、キャビティ8内の発泡樹脂原料90は成形型1の型面によって冷却される。キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち型面に接する部分はスキン層75となる。したがって、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち正型面21に接する部分もまた、スキン層75となる。この状態で、減圧ポンプPを動作させると、通気孔25に吸引力が生じ、正型面21に接するスキン層75は、当該吸引力によって正型面21に密着し固定される。
したがって、実施例4のコアバック工程では、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち意匠正面60となる部分と正型面21との間には、隙間8sが生じ難い。キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち正型面21の近傍に位置する部分、つまり、発泡樹脂原料90のうち意匠立面50となる部分もまた、正型面21に間接的に固定されるため、当該意匠立面50となる部分と立型面22との間にも、隙間8sが生じ難い。
このため、実施例4の成形方法によると、成形体7における意匠面77を規制型部1cpの型面に沿った形状に精密にコントロールでき、意匠面77の意匠性により優れる実施例4の成形体7を得ることができる。
このため、実施例4の成形方法によると、成形体7における意匠面77を規制型部1cpの型面に沿った形状に精密にコントロールでき、意匠面77の意匠性により優れる実施例4の成形体7を得ることができる。
実施例4の成形方法では、成形体7の裏面40はコアバック部20mpによって成形される。したがって、コアバック部20mpの後退によってキャビティ8内に形成される隙間8sは、コアバック部20mpの表面である裏型面23と、キャビティ8内の発泡樹脂原料90のうち裏面40となる部分と、の間に形成され易い。このため、実施例4の成形方法においても、裏面40の形状については、望み通りにコントロールすることは困難である。
しかし、実施例1の成形体7と同様に、裏面40は意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分であるため、実施例4の成形体7の意匠性は、裏面40の意匠性の影響を受け難い。つまり、実施例4の成形体7においても、裏面40の形状については厳密にコントロールしなくても良い。
しかし、実施例1の成形体7と同様に、裏面40は意匠面77ではなく、ユーザーから注視され難い部分であるため、実施例4の成形体7の意匠性は、裏面40の意匠性の影響を受け難い。つまり、実施例4の成形体7においても、裏面40の形状については厳密にコントロールしなくても良い。
一方、成形体7における意匠面77は、コアバック工程において不動の規制型部1cpによって成形され、規制型部1cpの型面に沿った形状にコントロールされる。よって、実施例4の成形方法によっても、実施例1の成形方法と同様に、意匠面77の意匠性に優れる実施例4の成形体7を得ることが可能である。
つまり、実施例4の成形方法によっても、成形体7のうち意匠性に影響し難い部分をコアバック部20mpで成形し、成形体7のうち意匠性に大きく影響する部分を規制型部1cpで成形することで、意匠面77の意匠性に優れる発泡樹脂成形体7を得ることが可能になる。
つまり、実施例4の成形方法によっても、成形体7のうち意匠性に影響し難い部分をコアバック部20mpで成形し、成形体7のうち意匠性に大きく影響する部分を規制型部1cpで成形することで、意匠面77の意匠性に優れる発泡樹脂成形体7を得ることが可能になる。
減圧装置は、通気孔25を通じてキャビティ8内を減圧できれば良く、減圧ポンプに限らず、種々の機構のものを用い得る。
通気孔25の数や大きさは特に限定されず、意匠正面60に求められる意匠に応じて適宜設定すれば良い。
実施例4の成形方法では、通気孔25を正型面21に設けたが、通気孔25を立型面22に設けても良い。この場合、立型面22に設けた通気孔25に減圧装置を接続すれば良い。
実施例4の成形方法では、通気孔25を正型面21に設けたが、通気孔25を立型面22に設けても良い。この場合、立型面22に設けた通気孔25に減圧装置を接続すれば良い。
更に、実施例1〜実施例3の何れかの成形型における正型面及び/又は立型面に、実施例4と同様の通気孔を設け、当該通気孔に減圧装置を接続しても良い。この場合、実施例1〜実施例3の製造方法に、実施例4の製造方法による効果と同様の、通気孔による効果を付与できる。
更には、実施例1又は実施例2の成形型に、上記の通気孔及び減圧装置と、実施例3の成形型と同様の凹凸形状とをともに設けても良い。
更には、実施例1又は実施例2の成形型に、上記の通気孔及び減圧装置と、実施例3の成形型と同様の凹凸形状とをともに設けても良い。
以上説明した実施例1〜実施例4の成形方法とフィルムインサート成形法とを組み合わせることもできる。つまり、実施例1〜実施例4の何れかの成形型の正型面に予めフィルムを設置しておき、実施例1〜実施例4の何れかと同様に、注入工程及びコアバック工程を行っても良い。この場合、コアバック工程においてもフィルムと正型面との間に隙間が生じ難いため、フィルムを正型面に沿った形状にできる。また、当然乍らフィルムと発泡樹脂原料との間にも隙間は生じ難いため、発泡樹脂成形体とフィルムとは意匠性良く一体化される。この場合、実施例1〜実施例4の成形方法と同様に、発泡樹脂成形体とフィルムとが一体化し、意匠面の意匠性に優れるフィルムインサート成形体が得られる。当該成形体の意匠面の一部はフィルムで構成されるため、当該成形体にはフィルムに由来する意匠が付与される。
(その他)
本発明は、上記し且つ図面に示した実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。また、実施形態に示した各構成要素は、それぞれ任意に抽出し組み合わせて実施できる。
本発明は、上記し且つ図面に示した実施形態にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。また、実施形態に示した各構成要素は、それぞれ任意に抽出し組み合わせて実施できる。
本発明の成形方法は、例えば車両用の内外装品等、軽量であることが要求される各種の物品を製造するための成形方法として好ましく使用される。
本発明の発泡樹脂成形体は以下のように表現できる。
(1)
発泡樹脂原料90を発泡成形型1のキャビティ8に注入する注入工程と、前記発泡成形型1の一部であるコアバック部20mpを前記発泡成形型1の他の部分の少なくとも一部である規制型部1cpに対して離れる方向に動かすコアバック工程と、を有し、発泡樹脂成形体7を成形する方法であって、
前記規制型部1cpによって、前記発泡樹脂成形体7における意匠面77の全体を成形し、
前記コアバック部20mpによって、前記発泡樹脂成形体7における前記意匠面77以外の部分の少なくとも一部を成形する、発泡樹脂成形方法。
(2)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する前記意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、前記裏面40のうち前記意匠立面50に連続する部分を成形する規制裏型面23cと、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40の他の部分の少なくとも一部を成形する一般裏型面23mを有する、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(3)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、前記裏面40のうち前記意匠立面50に連続する部分を成形する凹段裏型面23dと、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40の他の部分の少なくとも一部を成形する一般裏型面23mを有し、
前記正型面21と前記凹段裏型面23dとの距離は、前記正型面21と前記一般裏型面23mとの距離よりも大きい、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(4)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40を成形する裏型面23を有し、
前記立型面22のうち前記裏型面23側の部分は、凹凸形状を有する、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(5)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40を成形する裏型面23を有し、
前記正型面21のうち前記立型面22側の部分には前記キャビティ8の内外を連絡する通気孔25が設けられ、前記通気孔25は減圧装置に接続される、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(6)
前記コアバック工程において、前記正型面21と前記凹段裏型面23dとの距離は4.0mm以下である、(3)に記載の発泡樹脂成形方法。
発泡樹脂原料90を発泡成形型1のキャビティ8に注入する注入工程と、前記発泡成形型1の一部であるコアバック部20mpを前記発泡成形型1の他の部分の少なくとも一部である規制型部1cpに対して離れる方向に動かすコアバック工程と、を有し、発泡樹脂成形体7を成形する方法であって、
前記規制型部1cpによって、前記発泡樹脂成形体7における意匠面77の全体を成形し、
前記コアバック部20mpによって、前記発泡樹脂成形体7における前記意匠面77以外の部分の少なくとも一部を成形する、発泡樹脂成形方法。
(2)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する前記意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、前記裏面40のうち前記意匠立面50に連続する部分を成形する規制裏型面23cと、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40の他の部分の少なくとも一部を成形する一般裏型面23mを有する、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(3)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、前記裏面40のうち前記意匠立面50に連続する部分を成形する凹段裏型面23dと、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40の他の部分の少なくとも一部を成形する一般裏型面23mを有し、
前記正型面21と前記凹段裏型面23dとの距離は、前記正型面21と前記一般裏型面23mとの距離よりも大きい、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(4)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40を成形する裏型面23を有し、
前記立型面22のうち前記裏型面23側の部分は、凹凸形状を有する、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(5)
前記発泡樹脂成形体7は、
前記発泡樹脂成形体7の端面の一つである意匠立面50と、前記意匠立面50に連続し前記意匠立面50に交差する意匠正面60と、を有する意匠面77と、
前記意匠立面50に連続し前記意匠正面60に背向する裏面40と、を有し、
前記規制型部1cpは、前記意匠立面50を成形する立型面22と、前記意匠正面60を成形する正型面21と、を有し、
前記コアバック部20mpは、前記裏面40を成形する裏型面23を有し、
前記正型面21のうち前記立型面22側の部分には前記キャビティ8の内外を連絡する通気孔25が設けられ、前記通気孔25は減圧装置に接続される、(1)に記載の発泡樹脂成形方法。
(6)
前記コアバック工程において、前記正型面21と前記凹段裏型面23dとの距離は4.0mm以下である、(3)に記載の発泡樹脂成形方法。
7 :発泡樹脂成形体 7op :開口
75 :スキン層 76 :発泡層
77 :意匠面 79d :意匠角部
40 :裏面 41 :規制裏面
42 :一般裏面 50 :意匠立面
60 :意匠正面 61 :意匠正面端部
62 :意匠正面一般部 90 :発泡樹脂原料
90dc :意匠角部予定部
1 :発泡成形型 1cp :規制型部
10 :第1型 20 :第2型
20cp :規制部 20mp :コアバック部
21 :正型面 21d :意匠正型面
21g :一般正型面 25 :通気孔
22 :立型面
23 :裏型面 23c :規制裏型面
23d :凹段裏型面 23m :一般裏型面
8 :キャビティ 8s :隙間
P :減圧ポンプ
75 :スキン層 76 :発泡層
77 :意匠面 79d :意匠角部
40 :裏面 41 :規制裏面
42 :一般裏面 50 :意匠立面
60 :意匠正面 61 :意匠正面端部
62 :意匠正面一般部 90 :発泡樹脂原料
90dc :意匠角部予定部
1 :発泡成形型 1cp :規制型部
10 :第1型 20 :第2型
20cp :規制部 20mp :コアバック部
21 :正型面 21d :意匠正型面
21g :一般正型面 25 :通気孔
22 :立型面
23 :裏型面 23c :規制裏型面
23d :凹段裏型面 23m :一般裏型面
8 :キャビティ 8s :隙間
P :減圧ポンプ
Claims (6)
- 発泡樹脂原料を発泡成形型のキャビティに注入する注入工程と、前記発泡成形型の一部であるコアバック部を前記発泡成形型の他の部分の少なくとも一部である規制型部に対して離れる方向に動かすコアバック工程と、を有し、発泡樹脂成形体を成形する方法であって、
前記規制型部によって、前記発泡樹脂成形体における意匠面の全体を成形し、
前記コアバック部によって、前記発泡樹脂成形体における前記意匠面以外の部分の少なくとも一部を成形する、発泡樹脂成形方法。 - 前記発泡樹脂成形体は、
前記発泡樹脂成形体の端面の一つである意匠立面と、前記意匠立面に連続し前記意匠立面に交差する意匠正面と、を有する前記意匠面と、
前記意匠立面に連続し前記意匠正面に背向する裏面と、を有し、
前記規制型部は、前記意匠立面を成形する立型面と、前記意匠正面を成形する正型面と、前記裏面のうち前記意匠立面に連続する部分を成形する規制裏型面と、を有し、
前記コアバック部は、前記裏面の他の部分の少なくとも一部を成形する一般裏型面を有する、請求項1に記載の発泡樹脂成形方法。 - 前記発泡樹脂成形体は、
前記発泡樹脂成形体の端面の一つである意匠立面と、前記意匠立面に連続し前記意匠立面に交差する意匠正面と、を有する意匠面と、
前記意匠立面に連続し前記意匠正面に背向する裏面と、を有し、
前記規制型部は、前記意匠立面を成形する立型面と、前記意匠正面を成形する正型面と、を有し、
前記コアバック部は、前記裏面のうち前記意匠立面に連続する部分を成形する凹段裏型面と、前記裏面の他の部分の少なくとも一部を成形する一般裏型面を有し、
前記正型面と前記凹段裏型面との距離は、前記正型面と前記一般裏型面との距離よりも大きい、請求項1に記載の発泡樹脂成形方法。 - 前記発泡樹脂成形体は、
前記発泡樹脂成形体の端面の一つである意匠立面と、前記意匠立面に連続し前記意匠立面に交差する意匠正面と、を有する意匠面と、
前記意匠立面に連続し前記意匠正面に背向する裏面と、を有し、
前記規制型部は、前記意匠立面を成形する立型面と、前記意匠正面を成形する正型面と、を有し、
前記コアバック部は、前記裏面を成形する裏型面を有し、
前記立型面のうち前記裏型面側の部分は、凹凸形状を有する、請求項1に記載の発泡樹脂成形方法。 - 前記発泡樹脂成形体は、
前記発樹脂泡成形体の端面の一つである意匠立面と、前記意匠立面に連続し前記意匠立面に交差する意匠正面と、を有する意匠面と、
前記意匠立面に連続し前記意匠正面に背向する裏面と、を有し、
前記規制型部は、前記意匠立面を成形する立型面と、前記意匠正面を成形する正型面と、を有し、
前記コアバック部は、前記裏面を成形する裏型面を有し、
前記正型面のうち前記立型面側の部分には前記キャビティの内外を連絡する通気孔が設けられ、前記通気孔は減圧装置に接続される、請求項1に記載の発泡樹脂成形方法。 - 前記コアバック工程において、前記正型面と前記凹段裏型面との距離は4.0mm以下である、請求項3に記載の発泡樹脂成形方法。
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