JP2019076570A - 薬品排出装置およびこれを備えた薬品仕分装置、薬品払出システム - Google Patents
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Abstract
Description
これにより、薬剤師等によって1つずつ必要な薬品をトレイに取り出す作業が自動化され、業務負担を大幅に軽減するとともに、取り出すべき薬品の種類や量を間違える等の人為的なミスの発生を防止することができる。
このため、このような返品された薬品を、その種類や大きさ等に応じて自動的に仕分けを行う返品薬仕分け装置が用いられている。
また、特許文献2には、非整列の状態で収納された返品薬を1つずつピッキングして、返品薬の種類や大きさ等を認識し、種類や大きさに応じて自動的に仕分けを行う返品薬仕分け装置について開示されている。
すなわち、上記公報に開示された薬品払出装置および薬品仕分装置では、薬品の払出し・仕分けを行う際に、所定の方向へ薬品を排出する排出機構を備えている。このような薬品の排出機構は、ガラス製の薬品等が排出時に破損しないように配慮する必要があるため、構成が複雑化しやすいという問題がある。
そして、薬品情報取得部において取得される薬品の種類情報とは、例えば、薬剤の種類、薬品の容器の形状、大きさ、内容量等が含まれる。
これにより、単一の第1駆動部を用いて、薬品の種類情報の取得時における薬品の回転動作と、種類情報の取得後における薬品の排出動作とを実施することができる。
よって、簡素な構成により、薬品を所定の方向へ排出することができる。
そして、薬品情報取得部において取得される薬品の種類情報とは、例えば、薬剤の種類、薬品の容器の形状、大きさ、内容量等が含まれる。
さらに、第1クラッチおよび第2クラッチとしては、第1駆動部の回転駆動力を一方向に伝達し、他方向に伝達しない、いわゆるワンウェイクラッチが用いられる。
これにより、単一の第1駆動部を用いた構成であっても、2つのワンウェイクラッチを組み合わせて用いることで、薬品の種類情報取得時における薬品の回転動作と、保持板を回動させる薬品の排出動作とを実施することができる。
第3の発明に係る薬品排出装置は、薬品を所定の方向へ排出する薬品排出装置であって、薬品情報取得部と、薬品受けトレイと、第2駆動部と、第2付勢部と、第3クラッチと、備えている。薬品情報取得部は、薬品の種類に関する種類情報を取得する。薬品受けトレイは、種類情報が取得された薬品が搬送され、薬品を保持する。第2駆動部は、薬品を薬品受けトレイから排出する際に、薬品受けトレイを第3方向に回動させる。第2付勢部は、薬品受けトレイを第3方向に向かって付勢する。第3クラッチは、第2駆動部と薬品受けトレイとに接続されており、第3方向において第2駆動部の回転駆動力を薬品受けトレイに伝達しないとともに、第3方向とは反対の第4方向において第2駆動部の回転駆動力を薬品受けトレイに伝達する。
そして、薬品情報取得部において取得される薬品の種類情報とは、例えば、薬剤の種類、薬品の容器の形状、大きさ、内容量等が含まれる。
さらに、第3クラッチとしては、第2駆動部の回転駆動力を、薬品受けトレイを閉じる方向(第4方向)に伝達し、薬品を排出するために開ける方向(第3方向)に伝達しない、いわゆるワンウェイクラッチが用いられる。
この結果、単一の駆動源(第2駆動部)を用いた簡素な構成により、薬品を所定の方向へ排出することができる。
ここでは、第2駆動部の回転駆動力が第3クラッチを介して伝達される薬品受けトレイは、処方箋情報に基づいて所望の薬品が払い出される払出しトレイに対して薬品を排出する。
よって、本薬品排出装置を、薬品払出装置として用いることができる。
薬品払出装置として機能させることができる。
第5の発明に係る薬品排出装置は、第3または第4の発明に係る薬品排出装置であって、薬品受けトレイ、第2駆動部および第3クラッチを含む構造体を、上下方向に移動させる構造体搬送部を、さらに備えている。
これにより、薬品受けトレイを回動させて薬品を排出する際には、排出先となる払出しトレイ等に対して近接する位置まで下降することができる。
よって、薬品受けトレイから排出される薬品に衝撃を付与することなく、薬品を排出することができる。
ここでは、薬品受けトレイから薬品を排出する際に、構造体を下降させながら薬品受けトレイを回動させて、薬品受けトレイの端部を払出しトレイに当接させる。
第7の発明に係る薬品排出装置は、第5または第6の発明に係る薬品排出装置であって、薬品受けトレイが、薬品受けトレイの回動軸とは反対側の端部が払出しトレイに当接するまで回動すると、構造体搬送部は、薬品受けトレイがさらに回動している間に、排出位置から構造体を上昇させる。
これにより、薬品受けトレイが払出しトレイに当接した後、薬品受けトレイをさらに回動させることで、薬品受けトレイに保持された薬品に衝撃等を付与することなく、安全に排出することができる。
ここでは、上述した薬品排出装置と、薬品を搬送する搬送部と、搬送部を制御して所定の収納トレイへ薬品を種類ごとに収納する制御部と、を備えた薬品仕分装置を構成する。
第9の発明に係る薬品払出システムは、第8の発明に係る薬品仕分装置と、処方箋情報に基づいて、薬品仕分装置から払い出された薬品以外の薬品を払出しトレイに払い出す薬品払出装置と、を備えている。
これにより、上述した薬品仕分装置において仕分けされた返品薬等の薬品を、再度、処方箋情報に基づいて再利用するとともに、処方箋情報に基づいて所望の薬品を払出しトレイへ払い出すことができる。
(薬品払出システム100の構成)
本実施形態に係る薬品払出システム100は、例えば、病院等に設置されており、患者ごとに作成される処方箋情報に基づいて所定の払出しトレイT3に対して必要な薬品Dを払い出す。そして、薬品払出システム100は、図1に示すように、トレイ供給装置101、プラボトル払出装置102、薬品仕分装置10、アンプルバイアル払出装置104、ラベル注射箋投入装置105、およびトレイ収納移載装置106を備えている。
プラボトル払出装置102は、プラボトル状の薬品Dを保管しており、図1に示すように、トレイ供給装置101の下流側に配置されている。そして、プラボトル払出装置102は、トレイ供給装置101から搬送されてくる払出しトレイT3に対して、処方箋情報に含まれる薬剤が入ったプラボトル(薬品D)を払い出す。
具体的には、薬品仕分装置10は、図1に示すように、プラボトル払出装置102の下流側に配置されている。そして、薬品仕分装置10は、薬品仕分装置10内において仕分け処理されて収納トレイT2に収納された返品薬を、処方箋情報に基づいて取り出して、払出しトレイT3に対して払い出す。
ここで、薬品仕分装置10は、プラボトル払出装置102の上流側に配置されていてもよい。
ただし、一般的に、プラボトル状の薬品Dは大きく重いものが多いため、薬品仕分装置10から払い出されたアンプル状の薬品D等を破損させるリスクを考慮すれば、プロボトルを最初に払出しトレイT3に払い出しておくことが望ましい。よって、薬品仕分装置10は、図1に示す位置に配置されていることが好ましい。
アンプルバイアル払出装置104は、アンプル状の薬品Dを保管しており、図1に示すように、薬品仕分装置10の下流側に配置されている。そして、アンプルバイアル払出装置104は、上流側から搬送されてくる払出しトレイT3に対して、処方箋情報に含まれており、薬品仕分装置10から払い出されていないアンプルバイアル(薬品D)を払い出す。
ラベル注射箋投入装置105は、患者名、処方箋情報等を所定のラベルに印刷する装置であって、図1に示すように、アンプルバイアル払出装置104の下流側に配置されている。そして、ラベル注射箋投入装置105は、処方箋情報に基づいて、処方箋情報等が印刷されたラベルを作成して、上流側から搬送されてくる払出しトレイT3に投入する。これにより、薬剤師等は、払出しトレイT3に投入されたラベルを確認して、払出しトレイT3に払い出された薬品Dが適切であるか否かを容易に確認することができる。
(薬品仕分装置10の構成)
本実施形態の薬品仕分装置10は、図2に示すように、本体部10aと、本体部10aの正面に取り付けられた扉10b,10cと、モニタ50aと、を備えている。
本体部10aは、略直方体形状の筐体であって、正面に2つの扉10b,10cが開閉可能な状態で取り付けられている。
扉10bを開けると、図3に示すように、返品された複数の薬品Dが非整列の状態で載置された返品薬トレイT1が収納される返品薬トレイ収納空間S1が外部に露出する。そして、返品薬トレイ収納空間S1には、鉛直方向に沿って複数の返品薬トレイT1がセットされる返品薬トレイ設置部11が設けられている。そして、病室等から返品された薬品Dは、返品薬トレイT1に非整列に入れられた状態で、薬剤師等によって返品薬トレイ収納空間S1内の返品薬トレイ設置部11へ積み重ねるようにセットされる。
モニタ50aは、本体部10aの正面における左上部に設けられており、各種設定の入力を受け付けるとともに、設定画面、エラー発生画面等の各種表示を行う。そして、モニタ50aは、薬品仕分装置10を制御する制御部50(図8参照)に接続されている。
ここで、本実施形態の薬品払出システム100において扱われる薬品Dは、図4(a)〜図4(d)に示すように、内包する薬剤、形状・大きさが異なる複数種類の薬品を含んでいる。具体的には、薬品Dには、図4(a)に示すように、細長い外形で短いアンプル状の形状を有する薬品D1、図4(b)に示すように、細長い外形で長いアンプル状の形状を有する薬品D2、図4(c)に示すように、太いボトル状の形状を有する薬品D3、図4(d)に示すように、太く長いボトル状の形状を有する薬品D4等が含まれる。
よって、本実施形態の薬品仕分装置10では、多種多様な形状、大きさを有する薬品D1〜D4等を仕分け処理して、各薬品D1〜D4に対応する適切な大きさ、幅を有する収納トレイT2へ収納するための制御を実施する。
なお、バーコードB1に記録された種類情報は、薬品仕分装置10に搭載された2つのバーコードリーダ25,31によって読み取られる。
さらに、返品された薬品Dは、図5に示すように、返品薬専用の返品薬トレイT1に非整列の状態で載置され、そのまま薬品仕分装置10内の返品薬トレイ設置部11にセットされる。
本実施形態の薬品仕分装置10では、上述した多種多様な薬品Dを種類ごとに仕分けして、各薬品Dに対応する複数種類の収納トレイT2の中から適切な収納トレイT2を選択して収納する。
本実施形態では、図6に示すように、トレイ番号1〜5が付され、薬品Dを保持する凹部T2z(図7(a)等参照)のピッチ、幅、薬品Dの入り数等が異なる5種類の収納トレイT2が用いられている。なお、図6に示す5種類の収納トレイT2のトレイ番号、凹部T2zのピッチ、幅等の識別情報は、後述する記憶部51に予め保存されている。
具体的には、収納トレイT2aは、図7(a)に示すように、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2aの薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
収納トレイT2aの底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2aに搬送されてきた薬品Dを保持する。
具体的には、収納トレイT2bは、図7(b)に示すように、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2bの薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
収納トレイT2bの底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2bに搬送されてきた薬品Dを保持する。
具体的には、収納トレイT2は、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2の薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
収納トレイT2の底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2に搬送されてきた薬品Dを保持する。
具体的には、収納トレイT2cは、図7(c)に示すように、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2cの薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
収納トレイT2cの底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2cに搬送されてきた薬品Dを保持する。
具体的には、収納トレイT2は、長手方向における第1端部にバーコード(識別情報)B2、その反対側の第2端部に取っ手Nがそれぞれ設けられている。また、収納トレイT2の薬品Dが収納される内部には、複数の凹凸(凹部T2z)が形成されている。
収納トレイT2の底面に形成された複数の凹凸を形成する凹部T2zは、各薬品Dの形状・大きさに合わせて形成されており、一定のピッチで設けられている。そして、凹部T2zは、窪みの部分において、収納トレイT2に搬送されてきた薬品Dを保持する。
(薬品仕分装置10の内部の構成)
本実施形態の薬品仕分装置10は、制御部50を中心にして、図8に示す制御ブロックを構成する。
具体的には、返品薬トレイ搬送部13は、図9に示すように、本体部10a内における正面側に配置された返品薬トレイ収納空間S1から、背面側に配置されたピッキング空間S2へと、返品薬トレイT1を搬送する。
収納トレイ搬送部14は、上述した本体部10aに取り付けられた扉10cを開けて収納トレイ設置部12にセットされた複数の収納トレイT2を、所定の方向へ搬送する。
すなわち、本実施形態の薬品仕分装置10では、仕分運転が開始されると、図9に示すように、収納トレイ搬送部14が、ピッキング部20によって吸着搬送される薬品Dを収納する適切な収納トレイT2を、収納トレイ載置空間S3から返品薬仕分け空間S4側へと搬送する。
カメラC1は、図12に示すように、ピッキング空間S2に搬送された返品薬トレイT1の上方に設けられている。そして、カメラC1は、ピッキング空間S2に搬送されてきた返品薬トレイT1に載置された複数の薬品Dを含む画像を取得する。
カメラC2は、図14に示すように、第1薬品確認部30の上方に配置されている。そして、カメラC2は、薬品Dに付されたバーコードB1を含むラベル部分の画像を取得する。
ピッキング部20は、返品薬トレイT1内に非整列の状態で載置された複数の返品された薬品Dを先端部で吸着して、所定の方向へ搬送するために、3次元方向に移動可能な状態で本体部10aの内部に設けられている。
そして、ピッキング部20は、このような3次元方向における薬品Dの搬送が可能になるように、図13に示すように、縦支柱21a、ベルト21b、モータ21c、横支柱22a、ベルト22b、モータ22c、横支柱23a等を有している。
同様に、ピッキング部20は、Y方向(水平方向)(本体部10aの奥行き方向)に沿って配置された横支柱23aに沿って設けられたベルト(図示を省略)を、モータ(図示を省略)によって回転させる。これにより、ピッキング部20は、Y方向(水平方向)における移動が可能となり、例えば、薬品Dを本体部10aの奥行き方向へ搬送する動作等を行うことができる。
具体的には、第1薬品確認部30は、図14に示すように、バーコードリーダ31、保持板32、ローラ33、モータ33aを有している。第1薬品確認部30は、薬品Dの使用期限を確認するために設置されたカメラC2の下方に配置されており、互いに近接配置された保持板32とローラ33とで形成された凹部に薬品Dを保持する。そして、第1薬品確認部30は、薬品Dを保持したまま、モータ33aによってローラ33を回転させることで薬品Dを回転させて、後述するバーコードリーダ31によって、薬品Dに付されたバーコードB1の種類情報を読み取って取得する。
記憶部51は、上述した各構成を駆動制御するための制御プログラムが保存されている。そして、記憶部51は、収納トレイT2に付されたバーコードB2から取得される識別情報として、図6に示すように、トレイ番号、トレイ幅、ピッチ、1つのトレイへの薬品の入り数、装置内に収納される最大トレイ数、最大収納薬品数の関係を示すテーブルを保存している。
(第2薬品確認部40)
本実施形態の薬品仕分装置10に搭載された第2薬品確認部40の構成について、図16〜図20(b)を用いて説明すれば以下の通りである。
具体的には、第2薬品確認部40は、図16等に示すように、本体部41と、保持板42と、付勢部材(第1付勢部材)42bと、ローラ43と、モータ(第1駆動部)43aと、回転軸43b(図18(a)参照)と、ワンウェイクラッチ(第1クラッチ)43c(図18(a)参照)と、ワンウェイクラッチ(第2クラッチ)43d(図18(a)参照)と、薬品受けトレイ44と、モータ(第2駆動部)44aと、付勢部材(第2付勢部材)44bと、ワンウェイクラッチ(第3クラッチ)44c(図18(b)参照)と、構造体搬送部45(図13参照)とを備えている。
これにより、連結部42aは、ローラ43が回転可能な状態で、保持板42とローラ43とを一体化することができる。
ローラ43は、上述したように、連結部42aによって保持板42と一体化されており、保持板42との間に形成されるV字部42cにおいて、搬送されてきた薬品Dを受け取って保持する。そして、ローラ43は、モータ43aの回転駆動力が、ワンウェイクラッチ43cを介して回転軸43bに伝達されることで、図17(b)に示すA方向に回転駆動される。
ワンウェイクラッチ(第1クラッチ)43cは、図18(a)に示すように、モータ43aの回転駆動力が伝達される回転軸43bとローラ43とを接続する位置に設けられている。そして、ワンウェイクラッチ43cは、図17(b)に示すA方向においては、回転軸43bの回転駆動力をローラ43に対して伝達するとともに、B方向においては、回転駆動力をローラ43に対して伝達しない。
これにより、ワンウェイクラッチ43cによって、保持板42とローラ43との間に形成されるV字部42cに保持された薬品Dを、ローラ43との摩擦によってV字部42c内において回転させることができる。
一方、モータ43a(回転軸43b)が、図17(b)に示すB方向(第2方向)に回転すると、ワンウェイクラッチ43c(図18(a)参照)を介して回転駆動力がローラ43に対して伝達されることはない。
このとき、保持板42はローラ43と一体化されているため、保持板42をローラ43とともに、B方向へ回動させることができることができる。
これにより、図19(a)および図19(b)に示すように、保持板42とローラ43との間に形成されるV字部42cを斜め下向き傾けることができるため、V字部42cに保持された状態で種類情報が取得された薬品Dを、下流側(薬品受けトレイ44)へ排出することができる。
また、単一のモータ43aを用いた構成であっても、2つのワンウェイクラッチ43c,43dを組み合わせて用いることで、薬品Dの種類情報取得時における薬品Dの回転動作と、保持板42を回動させる薬品Dの排出動作とを実施することができる。よって、簡素な構成により、薬品Dを所定の方向へ排出することができる。
薬品受けトレイ44は、図18(a)および図18(b)に示すように、本体部41における保持板42およびローラ43の下方に設けられている。そして、薬品受けトレイ44は、保持板42とローラ43との間に形成されたV字部42cから排出された薬品Dを受け取って保持するとともに、モータ44aの回転駆動力によって回動することで、下方に搬送されてきた払出しトレイT3へ薬品Dを排出する。
モータ(第2駆動部)44aは、図16および図18(b)等に示すように、モータ43aと同様に、本体部41の側面に設けられており、薬品受けトレイ44の回動軸44dに接続されている。そして、モータ44aは、ワンウェイクラッチ44cを介して、回転駆動力を薬品受けトレイ44に対して伝達することで、薬品受けトレイ44を回動させる。
ワンウェイクラッチ(第3クラッチ)44cは、図18(b)に示すように、モータ44aの回動軸44dと薬品受けトレイ44とに接続されている。そして、ワンウェイクラッチ44cは、図20(a)および図20(b)に示すC方向(開く方向)において、回動軸44dから薬品受けトレイ44に対して回転駆動力を伝達しない。一方、ワンウェイクラッチ44cは、図20(a)および図20(b)に示すD方向(閉める方向)において、回転駆動力を伝達する。
なお、薬品受けトレイ44は、付勢部材44bによって開状態へ向かうC方向に付勢されているが、ワンウェイクラッチ44cおよび減速ギア(1/90)によって、薬品受けトレイ44が開かないように保持される。
構造体搬送部45は、図13に示すように、第2薬品確認部40をZ方向において搬送する手段であって、上述した2本の縦支柱21a,21a、Z方向に沿って設けられたベルト21b、モータ21cによって構成されている。そして、Z方向(鉛直方向)に沿って配置された2本の縦支柱21a,21aの間に、Z方向に沿って設けられたベルト21bを、モータ21cによって回転させることで、横支柱22aに固定された第2薬品確認部40をZ方向において移動させる。
<返品された薬品Dを収納トレイT2へ収納するまでの流れ>
本実施形態の薬品仕分装置10では、上述した各構成を備え、返品された薬品Dを、返品薬トレイT1から取り出して、薬品Dの形状や大きさに対応する適切な収納トレイT2へ仕分けして収納する。
次に、制御部50は、図5に示す返品薬トレイT1内に非整列の状態で載置された複数の薬品Dの中から、仕分けして収納トレイT2へ収納する薬品Dを選択する。このとき、制御部50は、図12に示すカメラC1によって取得された画像情報に基づいて、薬品Dをピッキングする位置を設定する。
次に、制御部50は、第1薬品確認部30に載置された薬品Dの種類(薬剤等)を確認するために、図14に示すように、モータ33aによってローラ33を回転駆動して薬品Dを回転させ、バーコードリーダ31によって薬品Dに付されたバーコードB1を読み取る。これにより、薬品Dの種類情報を得ることができる。
次に、制御部50は、ピッキング部20を制御して、第1薬品確認部30に載置された薬品Dを吸着して、第1薬品確認部30に隣接配置された待機台35の凹部35aへ搬送する。
次に、制御部50は、収納トレイ搬送部14を制御して、図9に示すように、種類情報が取得された薬品Dを収納するための収納トレイT2を含む段を、収納トレイ載置空間S3から返品薬仕分け空間S4へ搬送する。
そして、制御部50は、読み取られた情報に基づいて、収納トレイT2が正しい収納とりえであるか否かを判定する。
<収納トレイT2から第2薬品確認部40へ薬品Dを搬送するまでの流れ>
次に、本実施形態の薬品仕分装置10おいて、一旦、収納トレイT2へ収納された薬品Dを、処方箋情報に基づいて取り出して、第2薬品確認部40へと搬送する工程について、図23(a)〜図26(b)を用いて説明すれば以下の通りである。
次に、制御部50は、収納トレイ搬送部14を制御して、図25(a)および図25(b)に示すように、薬品Dが取り出された収納トレイT2を、返品薬仕分け空間S4から収納トレイ載置空間S3へ移動させる。
より詳細には、制御部50は、ピッキング部20を制御して、第2薬品確認部40の保持板42とローラ43との間に形成されるV字部42cへ薬品Dを載置する。
次に、本実施形態の薬品仕分装置10おいて、第2薬品確認部40へ搬送された薬品Dを、払出しトレイT3へ排出する工程について、図27(a)〜図28(b)を用いて説明すれば以下の通りである。
なお、払出しトレイT3は、図27(a)等に示すように、2枚の仕切り板T3aによって、収納空間が3区画に分割されている。これにより、例えば、朝、昼、晩用に処方された薬品Dを1つの払出しトレイT3へ分類した状態で払い出すことができる。
なお、ローラ43によって薬品DをA方向に回転させる際には、回転軸43bとローラ43とを接続するワンウェイクラッチ43cは、ローラ43に対して回転駆動量を伝達する。一方、回転軸43bと保持板42とを接続するワンウェイクラッチ43dは、保持板42に対して回転駆動力を伝達しない。
次に、制御部50は、図27(a)に示すように、モータ43aを制御して回転軸43bをB方向(図17(b)参照)に回転駆動する。このとき、回転軸43bとローラ43とを接続するワンウェイクラッチ43cは、ローラ43に対して回転駆動量を伝達しない。一方、回転軸43bと保持板42とを接続するワンウェイクラッチ43dは、保持板42に対して回転駆動力を伝達する。
この結果、図27(b)に示すように、保持板42とローラ43との間に形成され薬品Dが載置されたV字部42cが斜め下向きになるため、V字部42cに保持された薬品Dを、薬品受けトレイ44へ排出することができる。
これにより、保持板42は、付勢部材42bによってA方向へ付勢されているため、付勢力によってA方向に回動する。
なお、回転軸43bをA方向へ回転させると、ワンウェイクラッチ43cを介して回転駆動力がローラ43に伝達されてローら43が回転するが、このときV字部42c内に薬品Dはないため、ローラ43の回転は本装置の機能に影響を及ぼすことはない。
すなわち、図20および図28(a)等に示す閉状態では、薬品受けトレイ44は、略水平方向に沿って配置されている。
このとき、薬品受けトレイ44は、付勢部材44bによってC方向に付勢されているため、付勢力によって回動軸44dを中心にしてC方向に回動する。
このとき、薬品受けトレイ44は、回動軸44dに接続されているため、付勢力によってC方向に高速で回動することなく、回動軸44dと同じ一定速度でC方向に回動する。
次に、図28(b)に示すように、薬品受けトレイ44における回動軸44dとは反対側の端部が払出しトレイT3の底面に当接すると、薬品受けトレイ44は、これ以上C方向に回動できない。
次に、制御部50は、図28(c)に示すように、構造体搬送部45を制御して第2薬品確認部40を上昇させていくと、薬品受けトレイ44は付勢部材44bの付勢力によって、払出しトレイT3の底面に当接した状態で引き続きC方向へ回動し続ける。
これにより、薬品受けトレイ44において保持していた薬品Dに衝撃等を付与することなく、安全に払出しトレイT3へと排出することができる。
なお、図28(a)から図28(b)への移行時において、薬品受けトレイ44がC方向へ回動する際に、薬品受けトレイ44の端部が払出しトレイT3の底面に接触するまでは、薬品受けトレイ44は付勢力によって高速で回動することはない。
次に、制御部50は、図28(d)に示す状態において、薬品受けトレイ44がストッパ41cに接触したことをフォトセンサ(図示せず)によって検出し、モータ44aを制御して、回動軸44dの回転方向をD方向(閉じる方向)へ切り替える。
次に、制御部50は、薬品受けトレイ44がD方向へ回動して、薬品受けトレイ44の一部がストッパ41bに接触した閉状態への移行がフォトセンサ(図示せず)によって検出されると、モータ44aを制御して回動軸44dの回転を停止させる。
また、モータ44aには、減速比が1/90のギアヘッドが内蔵されている。このため、薬品受けトレイ44は、開く方向(C方向)に回動しようとすると、ワンウェイクラッチ44cを介して回動軸44dの力が薬品受けトレイ44に伝達されて、薬品受けトレイ44の閉状態は維持される。
これにより、電源をオフにしても閉状態が維持されるため、薬品受けトレイ44の閉状態を維持するための無駄な電力の消費を削減することができる。
また、例えば、停電等によって、薬品受けトレイ44内に薬品Dが保持された状態で意図せずに電源がオフになった場合でも、薬品受けトレイ44が回動して開状態へ移行することはないため、薬品Dの破損等を防止することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、本薬品排出装置として、薬品仕分装置10内に第2薬品確認部40を設けた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本薬品排出装置は、薬品仕分装置内に搭載された構成である必要はなく、薬品排出装置単体として構成されていてもよい。
この場合でも、簡素な構成により、薬品を所定の方向へ排出することができるという上記と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態では、排出される薬品Dの種類情報を読み取る薬品情報取得部として、ピッキング部20と一体化して移動するバーコードリーダ25を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
また、薬品情報取得部としては、上記実施形態のように、トレイに付されたバーコードを読み取る手段との兼用ではなく、薬品の種類情報を取得する専用の手段として設けられていてもよい。
上記実施形態では、薬品Dに付された種類情報(バーコードB1)を読み取って取得する手段として、バーコードリーダ25を用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、薬品にバーコードの代わりにICタグが付されている構成では、バーコードリーダの代わりに、ICタグと通信可能な装置等を用いてもよい。
さらに、バーコードリーダの代わりに、薬品の形状や大きさを判別するための画像情報を取得するカメラを用いてもよい。
上記実施形態では、本発明の薬品排出装置(第2薬品確認部40)が返品薬の仕分けを行う薬品仕分装置10に搭載された例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の薬品排出装置は、返品薬の仕分けを行う薬品仕分装置や、処方箋情報に基づいて薬品の払出しを行う薬品払出装置等に限らず、他の装置に搭載されていてもよい。
上記実施形態では、本発明の薬品排出装置(第2薬品確認部40)が扱う薬品として、病室等から返品されてきた薬品(返品薬)を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、本発明の薬品排出装置によって排出される薬品は、返品薬に限定されるものではない。
上記実施形態では、保持板42に対して特定方向へ付勢力を付与する第1付勢部材(付勢部材42b)として、コンストンバネを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
同様に、上記実施形態では、薬品受けトレイ44に対して特定方向へ付勢力を付与する第2付勢部材(付勢部材44b)として、コンストンバネを用いた例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
10a 本体部
10b 扉
10c 扉
11 返品薬トレイ設置部
12 収納トレイ設置部
13 返品薬トレイ搬送部
14 収納トレイ搬送部
20 ピッキング部(搬送部)
21a 縦支柱
21b ベルト
21c モータ
22a 横支柱
22b ベルト
22c モータ
23a 横支柱
25 バーコードリーダ(薬品情報取得部)
30 第1薬品確認部
31 バーコードリーダ
32 保持板
33 ローラ
33a モータ
35 待機台
35a 凹部
40 第2薬品確認部(薬品排出装置)
40a 支持部
41 本体部
41a ストッパ
41b ストッパ
41c ストッパ
42 保持板
42a 連結部
42b 付勢部材(第1付勢部材)
42c V字部(凹部)
43 ローラ
43a モータ(第1駆動部)
43b 回転軸
43c ワンウェイクラッチ(第1クラッチ)
43d ワンウェイクラッチ(第2クラッチ)
44 薬品受けトレイ
44a モータ(第2駆動部)
44b 付勢部材(第2付勢部材)
44c ワンウェイクラッチ(第3クラッチ)
44d 回動軸
45 構造体搬送部
50 制御部
50a モニタ
51 記憶部
60 処方箋情報取得部
100 薬品払出システム
101 トレイ供給装置
102 プラボトル払出装置
104 アンプルバイアル払出装置
105 ラベル注射箋投入装置
106 トレイ収納移載装置
B1 バーコード(種類情報)
B2 バーコード(識別情報)
C1,C2 カメラ
D 薬品
D1〜D4 薬品
N 取っ手
S1 返品薬トレイ収納空間
S2 ピッキング空間
S3 収納トレイ載置空間
S4 返品薬仕分け空間
T1 返品薬トレイ
T2 収納トレイ
T2a〜T2c 収納トレイ
T2z 凹部
T3 払出しトレイ
Claims (9)
- 薬品を所定の方向へ排出する薬品排出装置であって、
回転軸を有しており、前記回転軸を中心に回転する円筒状のローラと、
前記回転軸の方向から見て、前記ローラとともにV字部を形成するように配置された保持板と、
前記V字部に載置された状態で前記ローラによって回転させた前記薬品の種類に関する情報を取得する薬品情報取得部と、
前記ローラと前記保持板とを一体化する連結部と、
前記ローラを第1方向に回転させるとともに、前記ローラと前記保持板とを前記第1方向とは反対の第2方向に回動させ前記薬品を所定の方向へ排出する第1駆動部と、
を備えている薬品排出装置。 - 薬品を所定の方向へ排出する薬品排出装置であって、
回転軸を有しており、前記回転軸を中心に回転する円筒状のローラと、
前記ローラに近接配置されており、前記ローラとともに前記薬品が載置される凹部を形成する保持板と、
前記薬品の種類に関する情報を取得する薬品情報取得部と、
前記薬品情報取得部が前記薬品の種類に関する情報を取得する際に、前記ローラを第1方向に回転させて前記薬品を回転させる第1駆動部と、
前記保持板を前記第1方向に向かって付勢する第1付勢部材と、
前記第1駆動部と前記ローラとに接続されており、前記第1方向において前記第1駆動部の回転駆動力を前記ローラに伝達するとともに、前記第1方向とは反対の第2方向において前記回転駆動力を前記ローラに伝達しない第1クラッチと、
前記第1駆動部と前記保持板とに接続されており、前記第1方向において前記第1駆動部の回転駆動力を前記保持板に伝達しないとともに、前記第2方向において前記回転駆動力を前記保持板に伝達する第2クラッチと、
を備えている薬品排出装置。 - 薬品を所定の方向へ排出する薬品排出装置であって、
前記薬品の種類に関する種類情報を取得する薬品情報取得部と、
前記種類情報が取得された前記薬品が搬送され、前記薬品を保持する薬品受けトレイと、
前記薬品を前記薬品受けトレイから排出する際に、前記薬品受けトレイを第3方向に回動させる第2駆動部と、
前記薬品受けトレイを前記第3方向に向かって付勢する第2付勢部材と、
前記第2駆動部と前記薬品受けトレイとに接続されており、前記第3方向において前記第2駆動部の回転駆動力を前記薬品受けトレイに伝達しないとともに、前記第3方向とは反対の第4方向において前記第2駆動部の回転駆動力を前記薬品受けトレイに伝達する第3クラッチと、
備えている薬品排出装置。 - 前記薬品受けトレイは、患者ごとに作成された処方箋情報に基づいて前記薬品が払い出される払出しトレイに対して、前記薬品を排出する、
請求項3に記載の薬品排出装置。 - 前記薬品受けトレイ、前記第2駆動部および前記第3クラッチを含む構造体を、上下方向に移動させる構造体搬送部を、さらに備えている、
請求項3または4に記載の薬品排出装置。 - 前記構造体搬送部が、所定の排出位置まで前記構造体を下降させると、
前記薬品受けトレイは、前記薬品受けトレイの回動軸とは反対側の端部が払出しトレイに当接するまで回動する、
請求項5に記載の薬品排出装置。 - 前記薬品受けトレイが、前記薬品受けトレイの回動軸とは反対側の端部が払出しトレイに当接するまで回動すると、
前記構造体搬送部は、前記薬品受けトレイがさらに回動している間に、所定の排出位置から前記構造体を上昇させる、
請求項5または6に記載の薬品排出装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の薬品排出装置と、
前記薬品を保持して搬送する搬送部と、
前記薬品を種類ごとに仕分けして所定の収納トレイへ搬送するように前記搬送部を制御する制御部と、
を備えている薬品仕分装置。 - 請求項8に記載の薬品仕分装置と、
処方箋情報に基づいて、前記薬品仕分装置から払い出された前記薬品以外の薬品を払出しトレイに払い出す薬品払出装置と、
を備えている薬品払出システム。
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