JP2019085902A - 電動式空気量調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンに供給される空気量を調整する空気量調整装置において、駆動部とスロットル部を別体から構成することによって部品の共通化を容易にするとともにスロットルバルブの回転軸を芯ブレが生じることなく正確に駆動部に接続することを可能とする。【解決手段】駆動部2と、スロットル部3と、を別体として構成し、前記駆動部2と前記スロットル部3とを一体に接続してモータ50によりスロットルバルブ70を開閉可能とした、エンジンへ供給される空気流量を調整する電動式空気量調整装置1であって、前記スロットルバルブ70の回転軸71に取り付けられる軸受80の外輪81を前記駆動部2に形成された凹部22および前記スロットル部3に形成された凹部62の双方に挿入されるインローとして用い、前記駆動部2と前記スロットル部3との間で前記回転軸71の同心を得る。【選択図】図6
Description
本発明は、エンジンに供給される空気量を調整する空気量調整装置に関し、特に、別体として構成した駆動部とスロットル部とを一体に接続し前記モータにより前記スロットルバルブを開閉可能とした電動式空気量調整装置に関する。
従来、2輪車をはじめ汎用エンジンは排気量や気筒数などの違いからスロットルボディの取り付け方法が異なり、エンジンの数とほぼ同等のスロットルボディが存在していた。
一方、近年は排出ガスの規制強化対策や利便性の向上の要求から、スロットルバルブ開度を電子的に制御しエンジン回転速度をより細かく制御する方策がとられており、このスロットルバルブを制御する手段として、モータおよびギア類を有する駆動部と、スロットルバルブを有するスロットル部とが別体で構成され、これらを組み合わせることで精密な角度制御を可能として供給する空気量を調整してエンジン制御を行うことが例えば特表2004−510911号公報(特許文献1)などに提示されているように知られている。
この特許文献1記載の発明は、図8に示すように駆動部1aとスロットル部2aとを別体で製造した後に一体に接続することで、駆動部を多種の製品間で共用化できるとともにスロットル部の構造も簡素化できるため、設計・製造コストを低廉に出来る利点がある。
しかしながら、このように別体で製造した駆動部とスロットル部とを組み合わせる方式の場合、スロットルバルブの回転軸を駆動部に差し込んで連結する際に芯ブレを生じるおそれがあった。
また、自動車用においては、これらの構成部品は雨水や砂塵から保護すべく、密閉式のカバーで覆う必要があるが、完全密閉の場合、温度変化により内圧が変化し密閉性が甘いと雨水等を吸収することがあった。
一方で、芝刈り機など野外の非舗装路で用いられる汎用エンジンは、砂塵環境で用いられること、また、高圧洗浄機による洗車が高頻度で生じることが予想され、自動車用途に比べ、カバー内部の呼吸孔からの雨水や砂塵が侵入する確率が高まることが考えられるため、防水・防塵性能が特に強く求められていた。
本発明は、エンジンに供給される空気量を調整する空気量調整装置において、駆動部とスロットル部を別体から構成することによって部品の共通化を容易にするとともにスロットルバルブの回転軸を芯ブレが生じることなく正確に駆動部に接続することを可能とし、更に、雨水や砂塵が駆動部に浸入することを防止した電動式空気量調整装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、モータを有する駆動部と、スロットルバルブを有するスロットル部と、を別体として構成し、前記駆動部と前記スロットル部とを一体に接続して前記モータにより前記スロットルバルブを開閉可能とした、エンジンへ供給される空気流量を調整する電動式空気量調整装置であって、前記スロットルバルブの回転軸に取り付けられる軸受の外輪を前記駆動部に形成された凹部および前記スロットル部に形成された凹部の双方に挿入されるインローとして用い、前記駆動部と前記スロットル部との間で前記回転軸の同心を得ることを特徴とする。
また、前記軸受が球軸受である場合、製作精度が高く、かつ入手の容易な軸受を使用できるため、精度面およびコスト面の両方において望ましい。
更に、前記駆動部は下面の回転軸挿入孔を除いてシール材により前記スロットル部と密接されており、前記回転軸挿入孔は前記駆動部の前記凹部に形成された呼吸溝、前記スロットル部の前記凹部に形成された呼吸溝および前記スロットル部における前記スロットルバルブの上流位置に形成された呼吸孔と連通する場合、呼吸溝および呼吸孔によって駆動部内が大気圧とほぼ等しい気圧に保たれるため、例えば温度変化による内圧の変化を生じることなく防水・防塵効果を発揮することができる。
本発明の電動式空気量調整装置によれば、軸受の外輪を駆動部とスロットル部の双方の凹部に挿入されるインローとして用いることで、駆動部とスロットル部の間で確実な回転軸の位置合わせをして、芯ブレの発生を防止することを可能とした。
更に、シールされた駆動部内に通じる呼吸溝および呼吸孔を設けたことでスロットルバルブ上流のエアクリーナとの間のクリーンかつほぼ大気圧の環境と連通していることで駆動部内がクリーンな状態かつほぼ大気圧に保たれるため、例えば温度変化による内圧の変化を生じることがなく、駆動部内に雨水や砂塵が浸入することを防止することができるとともに、呼吸溝および呼吸孔を予め内部に形成したことで、余分な配管をする必要もないことから部品数の削減及び省コスト化に貢献できる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の電動式空気量調整装置の好ましい実施の形態を示す図であり、電動式空気量調整装置1は、ブラケット20およびカバー30をクリップ40により結合してなるハウジング10内にモータ50とギア(図示せず)とからなる減速機構および前記減速機構に接続された回転軸保持部材51を収装した駆動部2と、スロットルボディ60内に回転軸71および弁体72とからなるスロットルバルブ70を回転自在に収装したスロットル部3と、を一体に組み立ててなるものである。
尚、符号91はスロットルバルブ70の開度を検知して出力するセンサー部、符号92は燃料供給部であるが、本明細書においては説明を省略する。
図2は本発明の好ましい実施の形態における駆動部2とスロットル部3を分離した状態を示す分解斜視図である。
駆動部2のハウジング10を構成するブラケット20は、下面に回転軸挿入孔21および前記回転軸挿入孔21と同心でより大径の凹部22を有し、上側凹部22の外周の一部に呼吸溝23が形成されている(図3参照)。
スロットル部3のスロットルボディ60は、上面に回転軸挿入孔61および前記回転軸挿入孔61と同心でより大径の凹部62を有し、凹部62の外周の一部に呼吸溝63が形成されている(図4参照)。
また、スロットルボディ60を貫通して形成された気体流路64におけるスロットルバルブ70の上流位置に、呼吸溝63と連通して形成された呼吸孔65が設けられている。
駆動部2およびスロットル部3は、スロットルボディ60の凹部62より突出したスロットルバルブ70の回転軸71に軸受80を取り付け、ハウジング10内に収装した回転軸保持部材21へ回転軸51を差し込んで接続し、スロットルボディ60の通孔66,66を介してブラケット20のネジ穴24,24へ螺着される固定ネジ4,4により駆動部2およびスロットル部3を一体に固定するものである。
図6は図5に示したA−A線に沿って内部機構を一部省略した断面図、図7は図6の部分拡大図である。
この図6および図7に示すように、スロットルバルブ70の回転軸71に取り付けられた軸受80の外輪81は、スロットルボディ60に形成された凹部62およびブラケット20に形成された凹部22の双方に挿入されるインローとしても用いられている。
そうすると、駆動部2およびスロットル部3の間で回転軸71の位置合わせを可能として回転軸71の同心を確保することができ、芯ブレの発生を防止できる。
尚、本実施の形態において、軸受80は鋼球を用いた球軸受を使用することで、外輪81および内輪82がともに高精度で且つ耐久性も優れた軸受を容易に入手可能となるため望ましい。
更に、ブラケット20に形成された回転軸挿入孔21、ブラケット20の凹部22に形成された呼吸溝23、スロットルボディ60の凹部62に形成された呼吸溝63およびスロットルボディ60の気体流路64に面して形成された呼吸孔65が互いに連通してシール部材25,31によりシールされた駆動部2内と気体流路64とを連通させている。
このように気体流路64と駆動部2内とを連通させることで、スロットルバルブ70上流のエアクリーナ(図示せず)との間のクリーンかつほぼ大気圧の環境を通じて駆動部2内をクリーンな状態かつほぼ大気圧に保つことができる。
駆動部2内をクリーンな状態かつほぼ大気圧に保つことで、例えば温度変化による内圧の変化を生じることがなく、駆動部2内に雨水や砂塵が吸い込まれて浸入することを防止することができるとともに、呼吸溝23,63および呼吸孔65を予め内部に形成したことで、余分な配管をする必要もない。
以上のように、本発明によれば、軸受の外輪を駆動部とスロットル部の双方の凹部に挿入されるインローとして用いることで、駆動部とスロットル部の間で確実な回転軸の位置合わせをして、芯ブレの発生を防止することを可能とした。
更に、シールされた駆動部内に通じる呼吸溝および呼吸孔を設けたことでスロットルバルブ上流のエアクリーナとの間のクリーンかつほぼ大気圧の環境と連通していることで駆動部内がクリーンな状態かつほぼ大気圧に保たれるため、例えば温度変化による内圧の変化を生じることがなく、駆動部内に雨水や砂塵が浸入することを防止することができるとともに、呼吸溝および呼吸孔を予め内部に形成したことで、余分な配管をする必要もないことから部品数の削減及び省コスト化に貢献できる。
1 電動式空気量調整装置、2 駆動部、3 スロットル部、4 固定ネジ、8 センサー部、9 燃料供給部、10 ハウジング、20 ブラケット、21 回転軸挿入孔、22 凹部、23 呼吸溝、24 ネジ穴、25 シール部材、30 カバー、31 シール部材、40 クリップ、50 モータ、51 回転軸保持部材、60 スロットルボディ、61 回転軸挿入孔、62 凹部、63 呼吸溝、64 気体流路、65 呼吸孔、70 スロットルバルブ、71 回転軸、72 弁体、80 軸受、81 外輪、82 内輪
Claims (3)
- モータを有する駆動部と、スロットルバルブを有するスロットル部と、を別体として構成し、
前記駆動部と前記スロットル部とを一体に接続して前記モータにより前記スロットルバルブを開閉可能とした、エンジンへ供給される空気流量を調整する電動式空気量調整装置であって、
前記スロットルバルブの回転軸に取り付けられる軸受の外輪を前記駆動部に形成された凹部および前記スロットル部に形成された凹部の双方に挿入されるインローとして用い、前記駆動部と前記スロットル部との間で前記回転軸の同心を得ることを特徴とする電動式空気量調整装置。 - 前記軸受が球軸受であることを特徴とする請求項1記載の電動式空気量調整装置。
- 前記駆動部は下面の回転軸挿入孔を除いてシール材により前記スロットル部と密接されており、前記回転軸挿入孔は前記駆動部の前記凹部に形成された呼吸溝、前記スロットル部の前記凹部に形成された呼吸溝および前記スロットル部における前記スロットルバルブの上流位置に形成された呼吸孔と連通することを特徴とする請求項1または2記載の電動式空気量調整装置。
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