JP2019094108A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉性および強度を確保し、容易に開封することができる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1であって、頂板11および底板12と、底板12に連設された前後一対の端壁13,14と、底板12に連設された左右一対の側壁15,16と、を備えている。頂板11の後縁部は、罫線を介して後端壁14の上縁部に連設され、頂板11の前縁部は、切断誘導線を介して前端壁13の上縁部に連設されている。頂板11の左右の側縁部は、左右の側壁の上縁部にそれぞれ連設されている。側壁15,16には、切断誘導線を介して頂板11に連設された本体部50と、罫線を介して頂板11に連設された差し込み部51と、が形成され、本体部50と差し込み部51とは、切断誘導線を介して連設されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、包装箱に関する。
従来のダンボール製の包装箱としては、頂板の後縁部が罫線を介して後端壁に連設され、頂板の前縁部および左右の縁部がミシン目を介して前端壁および左右の側壁にそれぞれ連設されているものがある。また、前記した包装箱では、前端壁の上縁部に凹部が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
このような包装箱を開封するときには、凹部に手指を入れて頂板を引き上げることで、各ミシン目を切り開いて、頂板を開くことができる。
特開2016−098027号公報
前記した従来の包装箱を開封する前の状態では、凹部によって前端壁に開口部が形成されているため、開口部から包装箱の内部に埃や塵などの異物が入る可能性がある。
また、前記した従来の包装箱では、前端壁に開口部が形成されることで、圧縮強度が低下するという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、密閉性および強度を確保しつつ、容易に開封することができる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、頂板および底板と、前記底板の前後の縁部に連設された前後一対の端壁と、前記底板の左右の縁部に連設された左右一対の側壁と、を備えている。前記頂板の後縁部は、罫線を介して後側の前記端壁の上縁部に連設され、前記頂板の前縁部は、切断誘導線を介して前側の前記端壁の上縁部に連設されている。前記頂板の左右の側縁部は、左右の前記側壁の上縁部にそれぞれ連設されている。前記側壁には、切断誘導線を介して前記頂板の側縁部に連設された本体部と、罫線を介して前記頂板の側縁部に連設された差し込み部と、が形成され、前記本体部と前記差し込み部とは、切断誘導線を介して連設されている。
本発明の包装箱は、未開封の状態では、側壁の本体部と差し込み部とは閉じられているため、密閉性を確保するとともに、側壁の強度が低下するのを抑えることができる。
本発明の包装箱を開封するときには、差し込み部を側壁の内側に押し込んで、差し込み部を本体部から切り離すことで、側壁の上縁部に凹部を形成する。そして、側壁の凹部に手指を入れて、頂板の側縁部を引き上げることで、頂板を容易に開いて包装箱を開封することができる。
前記した包装箱において、前記側壁は、前記両端壁にそれぞれ連設された前後の内フラップと、前記頂板および前記底板にそれぞれ連設された上下の外フラップと、を備え、前記両外フラップが前記両内フラップの外面に接合されているものでもよい。この場合には、前記差し込み部は、上側の前記外フラップに形成される。
このようにすると、例えば、前後の内フラップと上下の外フラップとによって側壁が構成されるラップアラウンド方式の包装箱においても、密閉性および強度を確保しつつ、頂板を容易に開いて開封することができる。
前記した包装箱において、前記差し込み部を上側の前記外フラップの前端部に形成した場合には、差し込み部の前縁部が外フラップの前縁部となり、側壁に差し込み部を区画するための切断誘導線が短くなるため、側壁の強度が低下するのを抑えることができる。
前記内フラップに、前記側壁の内側に向けて折り曲げ可能な折り曲げ部を形成した場合には、前記折り曲げ部の外面に前記差し込み部を重ねることが好ましい。
このようにすると、差し込み部を側壁の内側に押し込んだときに、差し込み部に押されて折り曲げ部が側壁の内側に折れ曲がる。これにより、差し込み部を側壁の内側に向けて大きく傾けることができるため、差し込み部を側壁から切り離し易くなっている。
前記端壁の側端部の上端部には、前記端壁の内側に向けて折り曲げ可能な係合部を形成することが好ましい。
この構成において、包装箱を開封した後に頂板を閉じて再封緘する場合には、係合部を端壁の内側に向けて折り曲げる。そして、頂板を閉じるときに、内フラップの内面と係合部との間に差し込み部を差し込む。このように、頂板の差し込み部を内フラップと係合部の側縁部との間に保持させると、頂板を閉じた状態に保つことができるため、包装箱を再封緘することができる。
前記頂板には、前後方向に延びている折り曲げ誘導線を形成することが好ましい。このようにすると、頂板の側縁部を引き上げたときに、頂板が上方に向けて折れ曲がるため、切断誘導線を上下方向に切り開き易くなる。
前側の前記端壁の上縁部に、切断誘導線を介して接合片が連設され、前記接合片の上面に前記頂板が接合されている構成としてもよい。
この構成では、端壁の上縁部に対して接合片が折れ曲がり易くなるため、包装箱を組み立てるときに、端壁と頂板との角部を容易かつ綺麗に組み立てることができる。これにより、作業者の負荷を低減するとともに、製箱不良の発生を防ぐことができる。
前記した包装箱において、前記底板と前記側壁との角部に前後二本のスリットを形成し、前記両スリットの間に手掛け部を形成してもよい。
この構成では、手掛け部を包装箱の内側に押し込んで、手掛け部を内側に折り返すと、手掛け部を窪ませることができる。そして、窪ませた手掛け部に手を掛けることで、包装箱を持ち運び易くなる。
本発明の包装箱では、密閉性および強度を確保しつつ、頂板を容易に開いて開封することができる。
本発明の実施形態に係る包装箱を前方右上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の実施形態に係る包装箱において、頂板を組み立てる前の状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱において、差し込み部を内側に押し込んだ状態を示した断面図である。 本発明の実施形態に係る包装箱において、頂板を開いた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱において、係合部を内側に押し込んだ状態の斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱において、手掛け部を内側に押し込んだ状態の正面図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、上下に対向する頂板11および底板12と、前後一対の前端壁13および後端壁14と、左右一対の左側壁15および右側壁16と、を備えているラップアラウンド方式の段ボール箱である。
本実施形態の包装箱1に収容する内容物は限定されるものではなく、例えば、複数のペットボトルを収容することができる。
本実施形態の包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。なお、罫線にスリットを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
頂板11、底板12、前端壁13および後端壁14は、図1に示すように、それぞれ四角形に形成されている。
底板12の後縁部には、罫線L1を介して、後端壁14が連設されている。後端壁14は、底板12の後縁部から上方に向けて延びている。後端壁14は、底板12に対して垂直に形成されている。
後端壁14の上縁部には、罫線L2を介して、頂板11が連設されている。頂板11は、後端壁14の上縁部から前方に向けて延びている。頂板11は、後端壁14に対して垂直に形成されている。頂板11は底板12と同じ形状である。
底板12の前縁部には、罫線L3を介して、前端壁13が連設されている。前端壁13は、底板12の前縁部から上方に向けて延びている。前端壁13は、底板12に対して垂直に形成されている。前端壁13は後端壁14と同じ形状である。
前端壁13の上縁部には、図3に示すように、第一切断誘導線L21を介して、接合片17が連設されている。接合片17は、前端壁13の上縁部に沿って帯状に形成されている。第一切断誘導線L21は、複数のスリットを直線状に並べたミシン目である。
接合片17は、図1に示すように、頂板11の内面の前端部に接着剤によって接合される部位である。これにより、頂板11の前縁部は、第一切断誘導線L21を介して前端壁13の上縁部に連設されている。
ブランクシートS(図2参照)を罫線L1〜L3および第一切断誘導線L21で折り曲げつつ、接合片17を頂板11の内面に接合すると、底板12、後端壁14、頂板11および前端壁13が四角形の角筒状に形成される。
右側壁16は、前端壁13に連設された前側の内フラップ31と、後端壁14に連設された後側の内フラップ32と、頂板11に連設された上側の外フラップ33と、底板12に連設された下側の外フラップ34と、によって構成されている。
前側の内フラップ31は、前端壁13の右縁部に罫線L11を介して連設されている。前側の内フラップ31は、前端壁13の右縁部から後方に向けて延びている。前側の内フラップ31は、前端壁13に対して垂直に形成されている。
後側の内フラップ32は、後端壁14の右縁部に罫線L12を介して連設されている。後側の内フラップ32は、後端壁14の右縁部から前方に向けて延びている。後側の内フラップ32は、後端壁14に対して垂直に形成されている。
前側の内フラップ31の後縁部と、後側の内フラップ32の前縁部とは、右側壁16の前後方向に中央部で突き合わされている。
上側の外フラップ33は、頂板11の右縁部に罫線L13を介して連設されている。上側の外フラップ33は、頂板11の右縁部から下方に向けて延びている。上側の外フラップ33は、頂板11に対して垂直に形成されている。
下側の外フラップ34は、底板12の右縁部に罫線L14を介して連設されている。下側の外フラップ34は、底板12の右縁部から上方に向けて延びている。下側の外フラップ34は、底板12に対して垂直に形成されている。
外フラップ33,34の上下方向の長さは、右側壁16の上下方向の長さの約1/3である。したがって、上下の外フラップ33,34は、上下方向に間隔を空けて配置されている。
上下の外フラップ33,34は、前後の内フラップ31,32の外面に重ねられている。そして、両外フラップ33,34の内面は、両内フラップ31,32の外面にホットメルト等の接着剤によって接合されている。
このように、前後の内フラップ31,32の外面に上下の外フラップ33,34を重ねることで、右側壁16が形成されている。
前側の内フラップ31は、図3に示すように、前縁部の上部以外は罫線L11を介して前端壁13の右縁部に連設され、前縁部の上部はミシン目である第二切断誘導線L22を介して前端壁13の右縁部に連設されている。
前側の内フラップ31には、第二切断誘導線L22に平行して上下方向に延びているミシン目である第三切断誘導線L23が形成されている。第三切断誘導線L23は、前側の内フラップ31の前後方向の略中央部に配置されている。第三切断誘導線L23は第二切断誘導線L22と同じ長さに形成されている。
後側の内フラップ32には、第三切断誘導線L23に平行して上下方向に延びているミシン目である第四切断誘導線L24が形成されている。第四切断誘導線L24は、後側の内フラップ32の前後方向の略中央部に配置されている。第四切断誘導線L24は、第三切断誘導線L23と同じ長さに形成されている。
前後の内フラップ31,32には、上縁部に平行して前後方向に延びている第一折り曲げ誘導線L31が形成されている。第一折り曲げ誘導線L31は、内フラップ31,32の内面に形成された罫線である。
なお、各図において、第一折り曲げ誘導線L31を分かり易く説明するために、第一折り曲げ誘導線L31を内フラップ31,32の外面に図示している場合がある。
第一折り曲げ誘導線L31は、前側の内フラップ31の前縁部から後側の内フラップ32の第四切断誘導線L24の下端部に亘って形成されている。
前側の内フラップ31において、第二切断誘導線L22と第三切断誘導線L23との間には、第一折り曲げ部41が形成されている。第一折り曲げ部41は、前側の内フラップ31の前上側の角部に形成されている。
第一折り曲げ部41は、第二切断誘導線L22および第三切断誘導線L23を切り開くことで、前後の縁部が前側の内フラップ31から切り離される。前側の内フラップ31から切り離された第一折り曲げ部41は、第一折り曲げ誘導線L31において、右側壁16に対して内側に向けて折り曲げ可能である(図4参照)。
前後の内フラップ31,32において、第三切断誘導線L23と第四切断誘導線L24との間には、第二折り曲げ部42が形成されている。第二折り曲げ部42は、右側壁16の前後方向の中央部に形成されている。
第二折り曲げ部42は、第三切断誘導線L23および第四切断誘導線L24を切り開くことで、前後の縁部が前後の内フラップ31,32から切り離される。前後の内フラップ31,32から切り離された第二折り曲げ部42は、第一折り曲げ誘導線L31において、右側壁16に対して内側に向けて折り曲げ可能である。
上側の外フラップ33には、図1に示すように、本体部50と、差し込み部51とが形成されている。
差し込み部51は、上側の外フラップ33の前上側の角部に形成された四角形の部位である。差し込み部51の上縁部は、罫線L13を介して、頂板11の右縁部の前端部に連設されている。
本体部50は、上側の外フラップ33において、差し込み部51以外の部位である。本体部50の上縁部は、罫線L13と、罫線L13上に形成された第六切断誘導線L26とを介して、頂板11の右縁部に連設されている。
第六切断誘導線L26は、罫線L13において、差し込み部51に接している部位以外の部位に形成されている。つまり、第六切断誘導線L26は、罫線L13の前端部以外の部位に形成されている。
本体部50と差し込み部51とは、第五切断誘導線L25を介して連設されている。そして、第五切断誘導線L25を切り開くことで、差し込み部51の後縁部および下縁部を本体部50から切り離すことができる(図5参照)。
図4に示すように、上側の外フラップ33から切り離された差し込み部51は、罫線L13において、右側壁16の内側に向けて折り曲げ可能である。
差し込み部51は、図1に示すように、前側の内フラップ31の第一折り曲げ部41の外面に重ねられている。差し込み部51の内面と第一折り曲げ部41の外面とは接着されていない。
本体部50の上部には、手掛け穴35が開口している。手掛け穴35は、上側の外フラップ33の前後方向の中央部に形成された貫通穴である。手掛け穴35は、差し込み部51の後方に配置されている。
手掛け穴35は、折り返し片36によって閉塞されている。折り返し片36の上縁部は罫線を介して手掛け穴35の開口縁部に連設されている。そして、折り返し片36を内側に折り返すことで、手掛け穴35を開口させることができる。
折り返し片36は、前後の内フラップ31,32の第二折り曲げ部42の外面に重ねられている。折り返し片36の内面と第二折り曲げ部42の外面とは接合されていない。
左側壁15は、前記した右側壁16と左右対称な構成であるため、その詳細な説明は省略する。
左側壁15は、前端壁13の左縁部および後端壁14の左縁部にそれぞれ連設された前後の内フラップ31,32と、頂板11の左縁部および底板12の左縁部にそれぞれ連設された上下の外フラップ33,34と、によって構成されている。また、左側壁15の前側の内フラップ31には、図3に示すように、第一折り曲げ部41および第二折り曲げ部42が形成され、上側の外フラップ33には、本体部50および差し込み部51が形成されている。
前端壁13の右端部には、右側の第二切断誘導線L22に平行して上下方向に延びているミシン目である第七切断誘導線L27が形成されている。第七切断誘導線L27は、第二切断誘導線L22と同じ長さに形成されている。
前端壁13の上部には、上縁部に平行して左右方向に延びている第二折り曲げ誘導線L32が形成されている。第二折り曲げ誘導線L32は、前端壁13の内面に形成された罫線である。
なお、各図において、第二折り曲げ誘導線L32を分かり易く説明するために、第二折り曲げ誘導線L32を前端壁13の外面に図示している場合がある。
第二折り曲げ誘導線L32は、前端壁13の右縁部から第七切断誘導線L27の下端部に亘って形成されている。
第二切断誘導線L22と第七切断誘導線L27との間には、係合部61が形成されている。係合部61は、前端壁13の右上側の角部に形成されている。
係合部61は、第二切断誘導線L22および第七切断誘導線L27を切り開くことで、左右の縁部が前端壁13から切り離される。前端壁13から切り離された係合部61は、第二折り曲げ誘導線L32において、前端壁13に対して内側に向けて折り曲げ可能である(図6参照)。
前端壁13の右上側の角部に形成された右側の係合部61と同様に、前端壁13の左上側の角部にも左側の係合部61が形成されている。
本実施形態の頂板11には、図1に示すように、前後方向に延びている左右二本の折り曲げ誘導線L41,L41が形成されている(図2参照)。折り曲げ誘導線L41は、頂板11の内面に形成された罫線である。
なお、各図において、折り曲げ誘導線L41を分かり易く説明するために、折り曲げ誘導線L41を頂板11の外面(上面)に図示している場合がある。
左右の折り曲げ誘導線L41,L41は、頂板11の前縁部から左右の縁部に亘って形成されている。左右の折り曲げ誘導線L41,L41の左右方向の間隔は、前端部から後端部に向かうにつれて大きくなるように形成されている。
接合片17には、図3に示すように、接合片17の外面に頂板11の前端部を重ねたときに、頂板11の左右の折り曲げ誘導線L41,L41に重なる左右の折り曲げ誘導線L42,L42が形成されている。折り曲げ誘導線L42は、接合片17の内面に形成された罫線である。
なお、各図において、折り曲げ誘導線L42を分かり易く説明するために、折り曲げ誘導線L42を接合片17の外面(上面)に図示している場合がある。
本実施形態の包装箱1の底部には、図1に示すように、底板12と右側壁16との角部に手掛け部71が形成されている。手掛け部71は、底板12および右側壁16の前後方向の中央部に形成されている。
手掛け部71は、前後二本のスリットL51,L51の間に形成された帯状の部位である。スリットL51は、下側の外フラップ34から底板12に亘って形成されている。
底板12と右側壁16との角部に形成された手掛け部71と同様に、底板12と左側壁15との角部にも手掛け部71が形成されている。
本実施形態の包装箱1を持ち運ぶときには、図1に示す折り返し片36を内側に折り返すことで、手掛け穴35を開口させる。このとき、折り返し片36に押されて第二折り曲げ部42が内側に折れ曲がる。これにより、折り返し片36を内側に折り返すことができる。そして、開口させた左右の手掛け穴35,35に手を掛けて、包装箱1を持ち運ぶことができる。
また、図7に示すように、包装箱1の底部の手掛け部71を内側に向けて押し込むと、手掛け部71全体を内側に折り返され、手掛け部71が内側に窪んだ状態となる。なお、前後の内フラップ31,32の下縁部には、手掛け部71に対応する位置に切り欠き部が形成されているため、手掛け部71を内側に折り返すことができる。そして、窪ませた左右の手掛け部71,71に手を掛けて、包装箱1を持ち運ぶことができる。
次に、本実施形態の包装箱1を開封する手順について説明する。
包装箱1を開封するときには、図4に示すように、左右の差し込み部51,51を手指で内側に押し込んで、左右の差し込み部51,51を左側壁15および右側壁16の本体部50,50からそれぞれ切り離す。このとき、前側の内フラップ31の第一折り曲げ部41は、差し込み部51に押されて内側に折れ曲がる。
左右の差し込み部51,51を左側壁15および右側壁16の本体部50,50から切り離すと、左側壁15の上縁部および右側壁16の上縁部に左右の凹部52,52がそれぞれ形成される。
左右の凹部52,52に入れた手指を頂板11の左右の側縁部に掛けて、図5に示すように、頂板11の左右の縁部を引き上げる。このとき、頂板11および接合片17の左右の側部は、折り曲げ誘導線L41,L42(図3参照)において、上方に向けて折れ曲がり、第一切断誘導線L21および第六切断誘導線L26が切り開かれる。
そして、頂板11を後方に向けて傾けて、頂板11を前端壁13、左側壁15および右側壁16から離間させることで、包装箱1が開封した状態となる。
なお、包装箱1を開封した後に再封緘する場合には、図6に示すように、左右の係合部61,61を前端壁13の内側に向けて折り曲げる。
そして、頂板11を下方に向けて傾斜させ、前側の内フラップ31の内面と係合部61の側縁部との間に差し込み部51を差し込む。
このように、頂板11の差し込み部51を前側の内フラップ31と係合部61の側縁部との間に保持させて、頂板11を閉じることで、包装箱1を再封緘することができる。
以上のような本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、未開封の状態では、左側壁15および右側壁16の本体部50と差し込み部51とは閉じられているため、密閉性を確保するとともに、左側壁15および右側壁16の圧縮強度が低下するのを抑えることができる。
本実施形態の包装箱1を開封するときには、図4に示すように、左右の差し込み部51,51を内側に押し込んで、左側壁15および右側壁16に凹部52,52を形成する。そして、左右の凹部52,52に手指を入れて、図5に示すように、頂板11を引き上げることで、頂板11を容易に開いて包装箱1を開封することができる。
このように、本実施形態の包装箱1では、未開封時に密閉性および強度を十分に確保しつつ、頂板11を容易に開いて開封することができる。
本実施形態の包装箱1では、図4に示すように、差し込み部51を内側に押し込んだときに、差し込み部51に押されて第一折り曲げ部41が内側に折れ曲がる。これにより、左右の差し込み部51,51を内側に大きく傾けることができるため、左右の差し込み部51,51を左側壁15および右側壁16から切り離し易くなっている。
本実施形態の包装箱1では、図5に示すように、頂板11の側縁部を引き上げたときに、折り曲げ誘導線L41において、頂板11の側部が上方に向けて谷折りに折れ曲がるため、第一切断誘導線L21および第六切断誘導線L26を上下方向に切り開き易くなっている。
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、差し込み部51が上側の外フラップ33の前端部に形成されている。このようにすると、差し込み部51の前縁部が上側の外フラップ33の前縁部となる。これにより、左側壁15および右側壁16に差し込み部51を区画するための第五切断誘導線L25が短くなるため、左側壁15および右側壁16の圧縮強度が低下するのを抑えることができる。
本実施形態の包装箱1では、図3に示すように、前端壁13の上縁部に第一切断誘導線L21を介して接合片17が連設されている。この構成では、前端壁13の上縁部に対して接合片17が折れ曲がり易くなるため、包装箱1を組み立てるときに、前端壁13と頂板11との角部を容易かつ綺麗に組み立てることができる。これにより、作業者の負荷を低減するとともに、製箱不良の発生を防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の包装箱1では、図5に示すように、左側壁15および右側壁16の両方に差し込み部51が形成されているが、左側壁15および右側壁16の一方のみに差し込み部51を形成してもよい。
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、上側の外フラップ33の前端部に差し込み部51が形成されているが、上側の外フラップ33の前後方向の中央部に差し込み部51を形成してもよい。
本実施形態の包装箱1では、接合片17を介して頂板11の前縁部が前端壁13の上縁部に連設されているが、罫線を介して頂板11の前縁部を前端壁の13の上縁部に連設させてもよい。この場合には、頂板11の前縁部と前端壁の13の上縁部との間の罫線上に第一切断誘導線L21を形成する。
本実施形態の各切断誘導線はミシン目であるが、切断誘導線を一本のスリットまたはハーフカット線によって形成してもよい。
本実施形態の各折り曲げ誘導線は、ブランクシートの表面を押し込んで形成した罫線であるが、罫線上にスリットを形成してもよい。さらに、折り曲げ誘導線を複数のスリットによって形成してもよい。
本実施形態の包装箱1は、ラップアラウンド方式の段ボール箱であるが、本発明は、B式のダンボール箱などの各種の箱体に適用可能である。
また、本実施形態の包装箱1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1 包装箱
11 頂板
12 底板
13 前端壁
14 後端壁
15 左側壁
16 右側壁
17 接合片
31 前側の内フラップ
32 後側の内フラップ
33 上側の外フラップ
34 下側の外フラップ
35 手掛け穴
36 折り返し片
41 第一折り曲げ部
42 第二折り曲げ部
50 本体部
51 差し込み部
52 凹部
61 係合部
71 手掛け部
L21 第一切断誘導線
L22 第二切断誘導線
L23 第三切断誘導線
L24 第四切断誘導線
L25 第五切断誘導線
L26 第六切断誘導線
L27 第七切断誘導線
L31 第一折り曲げ誘導線
L32 第二折り曲げ誘導線
L41 折り曲げ誘導線
L42 折り曲げ誘導線
S ブランクシート

Claims (8)

  1. 頂板および底板と、
    前記底板の前後の縁部に連設された前後一対の端壁と、
    前記底板の左右の側縁部に連設された左右一対の側壁と、を備え、
    前記頂板の後縁部は、罫線を介して後側の前記端壁の上縁部に連設され、
    前記頂板の前縁部は、切断誘導線を介して前側の前記端壁の上縁部に連設され、
    前記頂板の左右の側縁部は、左右の前記側壁の上縁部にそれぞれ連設されており、
    前記側壁には、
    切断誘導線を介して前記頂板の側縁部に連設された本体部と、
    罫線を介して前記頂板の側縁部に連設された差し込み部と、が形成され、
    前記本体部と前記差し込み部とは、切断誘導線を介して連設されていることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記側壁は、
    前記両端壁にそれぞれ連設された前後の内フラップと、
    前記頂板および前記底板にそれぞれ連設された上下の外フラップと、を備え、
    前記両外フラップは、前記両内フラップの外面に接合されており、
    前記差し込み部は、上側の前記外フラップに形成されていることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項2に記載の包装箱であって、
    前記差し込み部は、上側の前記外フラップの前端部に形成されていることを特徴とする包装箱。
  4. 請求項2または請求項3に記載の包装箱であって、
    前記内フラップには、前記側壁の内側に向けて折り曲げ可能な折り曲げ部が形成されており、
    前記折り曲げ部の外面に前記差し込み部が重ねられていることを特徴とする包装箱。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    前記端壁の側端部の上端部には、前記端壁の内側に向けて折り曲げ可能な係合部が形成されていることを特徴とする包装箱。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記の包装箱であって、
    前記頂板には、前後方向に延びている折り曲げ誘導線が形成されていることを特徴とする包装箱。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    前側の前記端壁の上縁部には、切断誘導線を介して接合片が連設され、
    前記接合片の上面に前記頂板が接合されていることを特徴とする包装箱。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    前記底板と前記側壁との角部には、前後二本のスリットが形成され、
    前記両スリットの間に手掛け部が形成されていることを特徴とする包装箱。
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