JP2019109792A - 農業支援システム及び農業支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の農業マップデータを活用して農業支援を簡単に行うことができる。【解決手段】農業支援システムは、農業に関する複数の農業マップデータを取得するデータ取得部と、複数の農業マップデータを、作物に属する作物グループと、機械に属する機械グループとに分類するデータ分類部と、を備えている。農業支援システムは、データ分類部で分類された作物グループの農業マップデータと、機械グループの農業マップデータとのそれぞれを表示する表示部を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、農業支援システム及び農業支援装置に関する。
従来、圃場の地図等に様々な情報をプロットすることで圃場地図データを作成する技術として特許文献1が知られている。
特許文献1の圃場管理システムは、圃場地図データを記録する圃場地図レイヤを有する地図データ記録部と、各種の農作業機により圃場に対して実行される作業毎に生成された圃場作業データを記録する機種別圃場作業レイヤを有する圃場作業データ記録部とを備えている。
特開2017−68533号公報
さて、近年、特許文献1に示すように、農業に関する複数の圃場地図データを用いて農業支援を行う試みが進められている。しかしながら、複数の圃場地図データが存在していたとしても、当該複数の圃場地図データの活用が十分に進められていないのが実情である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、複数の農業マップデータを活用して農業支援を簡単に行うことができる農業支援システム及び農業支援装置を提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
農業支援システムは、農業に関する複数の農業マップデータを取得するデータ取得部と、前記複数の農業マップデータを、作物に属する作物グループと、機械に属する機械グループとに分類するデータ分類部と、を備えている。
農業支援システムは、前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとのそれぞれを表示する表示部を備えている。
農業支援システムは、前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとの相関関係を演算する相関演算部を備えている。
農業支援システムは、前記データ分類部で分類された前記作物グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第1データとして受け付け、且つ、前記データ分類部で分類された前記機械グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第2データとして受け付けるデータ選択部を備えている。
前記相関演算部は、第1データと、前記第2データとの相関を演算し、前記表示部は、前記相関演算部で求めた相関を表示する。
前記表示部は、前記第1データと前記第2データとを可視化して表示する。
農業支援装置は、農業に関する複数の農業マップデータを取得するデータ取得部と、前記複数の農業マップデータを、作物に属する作物グループと、機械に属する機械グループとに分類するデータ分類部と、を備えている。
農業支援装置は、前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとのそれぞれを表示する表示部を備えている。
農業支援装置は、前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとの相関関係を演算する相関演算部を備えている。
農業支援装置は、前記データ分類部で分類された前記作物グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第1データとして受け付け、且つ、前記データ分類部で分類された前記機械グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第2データとして受け付けるデータ選択部を備えている。
前記相関演算部は、第1データと、前記第2データとの相関を演算し、前記表示部は、前記相関演算部で求めた相関を表示する。
本発明によれば、複数の農業マップデータを活用して農業支援を簡単に行うことができる。
農業支援システムの概略図である。 農業支援システムのブロック図である。 トラクタ、コンバイン、田植機、マルチコプター等の機械で検出したデータの一覧を示す図である。 農業マップデータを示す図である。 管理情報、基本情報、データとの関係を示す図である。 支援画面M1の一例を示す図である。 管理情報と全体の相関係数CTとの関係を示す図である。 基本情報と全体の相関係数CTとの関係を示す図である。 支援画面M2の一例を示す図である。 選択マップF2と、相関係数CTとを表示する画面の一例を示している。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
農業支援システムは、農業を支援するシステムであって、例えば、農業に関する様々なデータの表示等の支援を行う。
図1、2に示すように、農業支援システムは、農業支援装置1を備えている。農業支援装置1は、例えば、農家、営農会社、農業機械メーカ、農業のサービス等に設置された固定型のコンピュータ、管理者、作業者等が持ち運ぶことができる携帯型のコンピュータである。この実施形態では、農業支援装置1は、固定型のコンピュータであって、例えば、サーバである。
農業支援装置1は、様々なデータ(情報)を取得可能であり、例えば、データとして農業マップデータを取得する。農業マップデータとは、農業に関するデータと位置とが関連付けられたデータのことである。農業に関するデータとは、作物データ、土壌データ、気象データ(環境データ)、機械データ、作業データ等である。
作物データは、穀物(穀類)、野菜、果実、豆類、いも類等の作物に関するデータであって、作物の収量を示すデータ(収量データ)、作物の化学成分を示すデータ(成分データ)、作物の生育を示すデータ(生育データ)等である。土壌データは、作物を栽培する圃場等の場所の土壌に関するデータであって、土壌の化学成分を示すデータ(土壌成分データ)、土壌の硬度を示すデータ(土壌硬度データ)等である。
気象データは、風向、風速、気温、湿度、晴れ、曇り、雨、雷、雪、降雨量、降雪量、降水確率、気圧等のデータである。機械データは、農業を行う機械に関する様々なデータであって、例えば、トラクタ等の農業車両、田植機、移植機、コンバイン等の収穫機、施肥機、薬剤散布機、成形機、草刈機、調製機、耕耘機等における操縦、走行等の稼働データである。
作業データとは、農業を行う機械で圃場に対して行った作業に関するデータであって、移植量、施肥量、薬剤散布量、播種量等である。
即ち、農業マップデータは、作物データ(収量データ、成分データ、生育データ)、土壌データ(土壌成分データ)、気象データ(風向、風速、気温、湿度、晴れ、曇り、雨、雷、雪、降雨量、降雪量、降水確率、気圧等)、機械データ(農業車両、田植機、移植機、コンバイン等の収穫機、施肥機、薬剤散布機、播種機、成形機、集草機、拡散機、草刈機、調製機等の稼働データ)、作業データ(移植量、施肥量、薬剤散布量、播種量)のいずれかの農業に関するデータと、位置とが関連付けられたデータである。このような農業マップデータは、様々な機械によって検出することができる。
次に、トラクタ、コンバイン、田植機、マルチコプターの機械を例にとり、農業マップデータの取得について説明する。
図1に示すように、トラクタ10は、車体11と、原動機12と、変速装置13とを備えている。車体11は、車輪型又はクローラ型の走行装置を支持している。車体11は、走行装置によって走行することが可能である。原動機12は、ディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関、電動モータ等である。変速装置13は、走行装置の変速ができると共に、車体11の前進、後進の切り替えを行うことができる。車体11には、運転席14が設けられ、運転席14には操縦装置15が設けられている。車体11の後部には、3点リンク機構等で構成された連結部16が設けられている。連結部16には、インプルメント(アタッチメント)17が着脱可能である。インプルメント17を連結部16に連結することによって、車体11によってインプルメント17を牽引することができる。インプルメント17は、耕耘する耕耘機、肥料を散布する施肥機、薬剤を散布する薬剤散布機、種を撒く播種機、収穫を行う収穫機等である。
車体11には、位置検出装置70Aが設けられている。位置検出装置70Aは、GPS、みちびき等の測位衛星のデータ(測位衛星システム)に基づいて自己の位置(緯度、経度)を検出する装置である。なお、位置検出装置70Aは、加速度を検出する加速度センサ、角速度を検出するジャイロセンサ等の慣性装置を有していてもよく、慣性装置で検出された加速度、角速度を用いて位置を補正してもよいし、その他の補正信号等によって位置を補正してもよく限定されない。
図2に示すように、トラクタ10は、制御装置19と、記憶部20Aとを備えている。制御装置19は、運転席14の周りに設置された操作具(操作レバー、操作スイッチ、操作ボリューム等)を操作したときの操作信号、車体11に搭載された様々なセンサの検出信号等に基づいてトラクタ1の走行系や作業系の制御を行う。例えば、制御装置19は、連結部16を操作具の操作信号に基づいて昇降する制御を行ったり、アクセルペダルセンサに基づいてディーゼルエンジンの回転数を制御する。なお、制御装置19は、トラクタ1の作業系や走行系を制御するものであればよく、制御方式は限定されない。
また、トラクタ10は、記憶部20Aは、不揮発性のメモリ等であり、様々な情報を記憶する。記憶部20Aは、制御装置19、インプルメント17等に接続されていて、トラクタ10によって作業を行った際の機械データ、作業データ、収量データを記憶する。
図3に示すように、記憶部20Aは、トラクタ10に装着したインプルメント17が、耕耘機の場合は耕耘爪の回転数、施肥機の場合は肥料を撒くディスク等の回転数、薬剤散布機の場合は薬剤を吐出するポンプの吐出量、吐出圧、播種機の場合は種を繰り出すローラ等の繰出部の回転数、収穫機及び草刈機の場合は切刃等の刈取部の回転数等を機械データとして記憶する。また、記憶部20Aは、トラクタ10のPTO回転数、車速、燃費(燃料消費量)、操作具の操作量、耕深(深さ)、変速装置13の変速段、原動機12の回転数等の稼働データを機械データとして記憶する。また、インプルメント17が施肥機の場合は施肥量、薬剤散布機の場合は薬剤散布量、播種機の場合は播種量を作業データとして記憶する。記憶部20Aは、インプルメント17が収穫機である場合、収穫機で収穫した収穫量(収量データ)を記憶する。
また、記憶部20Aは、機械データ(耕耘爪の回転数、ディスクの回転数、ポンプの吐出量、吐出圧、繰出部の回転数、刈取部の回転数、PTO回転数、車速、操作具の操作量、変速段、原動機の回転数等)、作業データ(施肥量、薬剤散布量、播種量)、作物データ(収穫量)を記憶する際には、位置検出装置70Aで検出された位置(検出位置)を対応付けて記憶する。なお、記憶部20Aは、位置検出装置70Aで検出された位置(検出位置)を補正した位置(補正位置)と、機械データ、作業データ、作物データのそれぞれに対応付けて記憶してもよい。
したがって、トラクタ10によって作業を行うことにより、トラクタ、収穫機、施肥機、薬剤散布機、播種機のそれぞれの稼働データと位置とを対応付けた複数の農業マップデータを取得することができる。また、トラクタ10によって作業を行うことにより、施肥量、薬剤散布量、播種量のそれぞれと位置とを対応付けた複数の農業マップデータを取得することができる。さらに、トラクタ10によって作業を行うことにより、収穫量と位置とを対応付けて農業マップデータとして取得することができる。
図1、図2に示すように、コンバイン30は、車体31と、原動機32と、グレンタンク33と、刈取装置34と、脱穀装置(図示省略)と、制御装置35、測定装置36とを備えている。原動機32、グレンタンク33及び脱穀装置は車体31に設けられている。刈取装置34は、車体31の前部に設けられている。刈取装置34は、穀物を刈り取る装置である。脱穀装置は、刈り取った穀物を脱穀する装置である。グレンタンク33は、脱穀された穀物を貯留するタンクである。制御装置35は、原動機32を制御したり、脱穀装置を制御したり、刈取装置34を制御する。なお、コンバイン30にも、トラクタ10同様に操作具(操作レバー、操作スイッチ、操作ボリューム等)が設けられている。
測定装置36は、収穫した作物の重量(収量)を検出するロードセル、収穫した作物の水分量、タンパク量を測定する分光分析装置である。したがって、測定装置36は、作物の収穫量、作物の水分量(水分含有率)、タンパク量(タンパク含有率)を検出することができる。
また、車体31には、位置検出装置70Bが設けられている。位置検出装置70Bは、位置(緯度、経度)を検出する装置であり、位置検出装置70Aと同様の構成であるため説明を省略する。
コンバイン30は、記憶部20Bを備えている。図3に示すように、記憶部20Bは、コンバイン30にて収穫作業を行った場合、作物の収穫量を作物データの収量データとし、作物の水分含有率及びタンパク含有率を作物データの成分データとして記憶する。記憶部20Bは、作物データ(収穫量、水分含有率、タンパク含有率)を位置検出装置70Bで検出された位置(検出位置)を対応付けて記憶する。なお、記憶部20Bは、位置検出装置70Bで検出された位置(検出位置)を補正した位置(補正位置)と、作物データとに対応付けて記憶してもよい。
したがって、コンバイン30によって作業を行うことにより、収量データ、成分データのそれぞれと位置とを対応付けた複数の農業マップデータを取得することができる。なお、コンバイン30においても、トラクタ10と同様に、車速、操作具の操作量、原動機32の回転数等の稼働データを機械データとして取得して、機械データと位置とを対応付けて記憶部20Bに記憶してもよい。
図1に示すように、田植機40は、車体41と、原動機42と、変速装置43と、苗植付装置44とを備えている。原動機42及び変速装置43は車体41に設けられている。植付装置44は車体41の後部に設けられている。苗植付装置44は、車体41の後部に設けられた苗載せ台45に搭載された苗を当該苗載せ台45から取り出して、圃場等に植え付ける。
また、車体41の後部側には、施肥機、播種機等のインプルメント17が取付可能である。また、車体41には、位置検出装置70Cが設けられている。位置検出装置70Cは、位置(緯度、経度)を検出する装置であり、位置検出装置70Aと同様の構成であるため説明を省略する。なお、田植機40にも、トラクタ10、コンバイン30と同様に操作具(操作レバー、操作スイッチ、操作ボリューム等)が設けられている。
図2に示すように、田植機40は、制御装置46と、記憶部20Cとを備えている。制御装置46は、原動機42を制御したり、変速装置43等を制御する。なお、田植機40にも、トラクタ10及びコンバイン30と同様に操作具(操作レバー、操作スイッチ、操作ボリューム等)が設けられている。
図3に示すように、記憶部20Cは、田植機40にて田植作業を行った場合、苗植付装置44で植え付けた移植量を作業データとして記憶する。移植量とは、田植機40に個別に設定された植付の条数であり、例えば、3条、4条、5条、8条、10条等の条数である。また、記憶部20Cは、田植機40にインプリメント17を装着した場合、施肥量、播種量を作業データとして記憶することができる。
また、記憶部20Cは、作業データ(移植量、施肥量、播種量)を位置検出装置70Cで検出された位置(検出位置)を対応付けて記憶する。なお、記憶部20Cは、位置検出装置70Cで検出された位置(検出位置)を補正した位置(補正位置)と、作業データとに対応付けて記憶してもよい。
したがって、田植機40によって作業を行うことにより、移植量、施肥量、播種量のそれぞれと、位置とを対応付けた複数の農業マップデータを取得することができる。なお、田植機40においても、トラクタ10、コンバイン30と同様に、車速、操作具の操作量、原動機32の回転数等の稼働データを機械データとして取得して、機械データと位置とを対応付けて記憶部20Cに記憶してもよい。
図1に示すように、マルチコプター50は、機体50aと、機体50aに設けられたアーム50bと、アーム50bに設けられた回転翼50cと、機体50aに設けられたスキッド50dとを有している。回転翼50cは、飛行するための揚力を発生させる装置で、回転力を付与するロータとロータの駆動によって回転するブレード(プロペラ)とを含んでいる。
また、マルチコプター50は、撮像装置50eを有している。撮像装置50eは、赤外線カメラ等で構成され、圃場の作物を撮像可能な装置である。
また、マルチコプター50は、位置検出装置70Dを有している。位置検出装置70Dは、位置(緯度、経度)を検出する装置であり、位置検出装置70Aと同様の構成であるため説明を省略する。
マルチコプター50は、圃場上を飛行して、圃場上の作物を空撮し、撮像装置50eで撮像した画像(撮像画像)に、位置検出装置70Dで検出された位置を対応付けて撮像データとする。撮像データは、マルチコプター50に設けられた記憶部20Dに記憶される。撮像データは、解析することで、DVI、RVI、NDVI、GNDVI、SAVI、TSAVI、CAI、MTCI、REP、PRI、RSI等の植生指標などにより生育データに変換されるデータである。また、記憶部20Dは、回転翼50cの回転数、飛行高度等の稼働データを機械データとして記憶することができる。
したがって、マルチコプター50を圃場の上空に飛行させることによって、作物の生育を示すデータ(生育データ)の元となる撮像データを取得することができる。即ち、マルチコプター50によっても生育データと位置とを対応付けた農業マップデータを取得することができる。また、回転翼50cの回転数、飛行高度の稼働データ(機械データ)と、位置とを対応付けた複数の農業マップデータを取得することができる。
なお、作物を作付けする前等に、マルチコプター50を圃場の上空に飛行させて撮像画像を取得しておき、取得した撮像画像を解析することによって、圃場の土壌データにおける土壌成分データを取得するようにしてもよい。この場合は、マルチコプター50によって土壌データと位置とを対応付けた農業マップデータを取得することができる。また、マルチコプター50に薬剤散布機等を装着した場合は、作業データとして薬剤散布量を取得することができる。
以上、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、マルチコプター等の飛行体によって、図4に示すように、様々なデータ(様々な農業マップデータ)を取得することができる。また、農業マップデータには、作物データ、土壌データ、機械データ、作業データと位置(緯度、経度)の他に、月、日、時刻等の時間情報が含まれている。時間情報は、例えば、位置検出装置70A、70B、70C、70Dが位置を検出した時間、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50等の機械が、作物データ、機械データ、作業データ、土壌データを検出した時間等である。
また、農業マップデータには、作物データ、土壌データ、機械データ、作業データ、位置、時間情報の他に、種別が含まれている。種別とは、何のデータであるか、或いは、何のマップであるかを把握するための情報である。データ毎又はマップ毎に種別が割り当てられる。例えば、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50等が農業支援装置1に農業マップデータを送信するとき、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50等がデータを検出したとき、データを記憶部20A、20B、20C、20Dに記憶するとき等に、データの種別又はマップの種別が、作業者又は管理者等の手動における入力作業によって割り当てられる。なお、農業支援装置1がデータを取得した後に、データの種別又はマップの種別を、作業者又は管理者等の手動における入力作業によって割り当てても良い。なお、データの種別又はマップの種別は、自動で割り当ててもよい。データの種別のことを「データ種別」、マップの種別のことを「マップ種別」という。上述した機械は一例であり、トラクタ、コンバイン、田植機、マルチコプター以外の機械から、農業マップデータを得るようにしてもよく限定されない。
図2に示すように、農業支援装置1は、データ取得部2を備えている。データ取得部2は、農業支援装置1に設けられた電気・電子部品、当該農業支援装置1に格納されたプログラム等から構成されている。データ取得部2は、複数の農業マップデータを取得する。例えば、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50から直接通信又は間接通信により複数の農業マップデータを取得する。
トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50には、それぞれ通信装置60A、60B、60C、60Dが設けられている。通信装置60A、60B、60C、60Dは、農業支援装置1に直接通信及び間接通信のいずれかを行う通信モジュールであって、例えば、通信規格であるIEEE802.11シリーズのWi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、LPWA(Low Power, Wide Area)、LPWAN(Low-Power Wide-Area Network)等により無線通信を行うことができる。また、通信装置60A、60B、60C、60Dは、例えば、携帯電話通信網又はデータ通信網などにより無線通信を行うことができる。
直接通信の場合、データ取得部2は、定期的又は不定期に、通信装置60A、60B、60C、60Dに対して、農業マップデータの送信を要求する。通信装置60A、60B、60C、60Dが農業マップデータの送信の要求を受信すると、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50は、要求に応じて、記憶部20A、20B、20C、20Dに記憶された農業マップデータを通信装置60A、60B、60C、60Dに介して農業支援装置1に送信する。農業支援装置1がトラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50から送信された農業マップデータを受信すると、データ取得部2は、農業マップデータを受け付ける。或いは、直接通信の場合、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50のそれぞれに設けた通信装置60A、60B、60C、60Dから農業支援装置1に対して、記憶部20A、20B、20C、20Dの農業マップデータを送信する。農業支援装置1がトラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50から送信された農業マップデータを受信すると、データ取得部2は、農業マップデータを取得する。
なお、直接通信の場合において、農業支援装置1が生育データの元となる撮像データを受信した場合は、当該農業支援装置1は、撮像データを生育データに変換した後、生育データをデータ取得部2に受け渡すことで、データ取得部2は、生育データに対応する農業マップデータを取得することができる。
一方、間接通信の場合、通信装置60A、60B、60C、60Dは、定期的又は不定期に、記憶部20A、20B、20C、20Dに記憶した農業マップデータを携帯端末61に送信する。携帯端末61は、スマートフォン、タブレット、PDA等であって、農業マップデータを受信すると一時的に受信した農業マップデータを記憶(保存)する。データ取得部2は、定期的又は不定期に、携帯端末61に対して、農業マップデータの送信を要求する。携帯端末61が農業マップデータの送信の要求を受信すると、当該携帯端末61は一時的に保存していた農業マップデータを農業支援装置1に送信する。農業支援装置1が携帯端末61から送信された農業マップデータを受信すると、データ取得部2は、農業マップデータを受け付ける。或いは、間接通信の場合、携帯端末61から農業支援装置1に対して、農業マップデータを送信する。農業支援装置1が携帯端末61から送信された農業マップデータを受信すると、データ取得部2は、農業マップデータを取得する。
なお、間接通信の場合において、携帯端末61が生育データの元となる撮像データを受信した場合は、当該携帯端末61が撮像データを生育データに変換してもよい。或いは、直接通信と同様に、農業支援装置1が撮像データを受信した後に当該農業支援装置1が撮像データを生育データに変換してもよい。
さて、データ取得部2は、外部のネットワーク(WAN等)を介して、気象庁のサーバ等に接続し、当該気象庁が提供する気象データに位置が付与された農業マップデータを取得する。データ取得部2は、気象情報を提供する気象情報提供会社等のサーバにアクセスすることによって、気象データに位置が付与された農業マップデータを取得してもよいし、その他の情報提供会社が提供する気象情報を取得してもよく、気象情報の取得の方法は限定されない。
したがって、農業支援装置1は、通信装置60A、60B、60C、60Dから送信された農業マップデータ、及び気象庁等から送信された農業マップデータを取得することができる。
上述した実施形態では、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50のそれぞれに通信装置60A、60B、60C、60Dが設けられている場合に、データ取得部2によって農業マップデータを取得することについて説明したが、通信装置以外でも農業マップデータの取得が可能である。
図2に示すように、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50のそれぞれには、USBメモリ、SDカード等の電子記憶媒体である記憶媒体が接続可能な入出力装置63を備えている。入出力装置63は、トラクタ10、コンバイン30、田植機40、マルチコプター50の制御装置、表示装置等に設けられていて、データを記憶媒体に書き込んだり、記憶媒体の情報を取得することが可能である。記憶媒体に入出力装置63を接続すると、記憶部20A、20B、20C、20Dに記憶した農業マップデータが記憶媒体に転送される。記憶媒体は、携帯端末61、又は、パーソナルコンピュータ等の固定端末64に接続可能である。記憶媒体を、携帯端末61又は固定端末64に接続すると、当該記憶媒体が記憶している農業マップデータが携帯端末61又は固定端末64に転送される。携帯端末61又は固定端末64から農業支援装置1に対して、農業マップデータを送信する。農業支援装置1が携帯端末61又は固定端末64から送信された農業マップデータを受信すると、データ取得部2は、農業マップデータを受け付ける。
したがって、農業マップデータが記憶媒体を介して携帯端末61又は固定端末64に転送された後、農業支援装置1は、携帯端末61又は固定端末64から送信された農業マップデータを受信することによって、当該農業マップデータを取得することができる。
なお、記憶媒体を用いた場合において、携帯端末61又は固定端末64が撮像データを受信した場合は、当該携帯端末61又は固定端末64が撮像データを生育データに変換してもよい。或いは、直接通信と同様に、農業支援装置1が撮像データを受信した後に当該農業支援装置1が撮像データを生育データに変換してもよい。
農業支援装置1は、記憶部3を備えている。記憶部3は、農業マップデータを記憶するマップデータ記憶部3Aと、相関に関する情報を記憶する相関記憶部3Bとを含んでいる。マップデータ記憶部3A及び相関記憶部3Bは、不揮発性のメモリ等で構成されている。
マップデータ記憶部3Aは、データ取得部2が農業マップデータを取得した場合、取得した農業マップデータを記憶する。図5に示すように、マップデータ記憶部3Aに農業マップデータを記憶する場合、農業マップデータに文字、英数字等で示された管理情報が割り当てられ、管理情報と共に農業マップデータが記憶される。管理情報とは、農業マップデータの演算、検索、整理等を行い易くするために設定された情報である。例えば、管理情報は、データ項目(作物データ、土壌データ、気象データ、機械データ、作業データ)、データ種別又はマップ種別を示す情報が割り当てられている。例えば、管理情報のうち、上位3桁の文字等がデータ項目を示し、データ項目に続く5桁の文字等がデータ種別又はマップ種別を示し、データ種別又はマップ種別に続く10桁の文字が農業マップデータである。例えば、生育マップで10番目に取得したデータである場合、管理情報は、「001−004−0000000010」となる。
農業支援装置1は、表示制御部4と、データ分類部7とを備えている。表示制御部4及びデータ分類部7は、農業支援装置1に設けられた電気・電子部品、当該農業支援装置1に格納されたプログラム等から構成されている。
表示制御部4は、農業支援装置1に接続された携帯端末61及び固定端末64のいずれかの表示部65、66の表示を制御する。表示部65、66は、液晶モニタ、液晶パネル等により構成され、様々な表示を行うことができる。例えば、表示部65、66は、複数の農業マップデータを可視化した複数の農業マップを表示する。
データ分類部7は、複数の農業マップデータを、作物グループと、機械グループとに分類する。作物グループとは、作物に属するグループ、即ち、作物を栽培するに際して直接的に関わるグループである。例えば、作物データ(収量データ、成分データ、生育データ)、土壌データ(土壌成分データ)、気象データ(風向、風速、気温、湿度、晴れ、曇り、雨、雷、雪、降雨量、降雪量、降水確率、気圧等)、作業データ(移植量、施肥量、薬剤散布量、播種量)は、作物グループである。機械グループとは、機械に属するグループであり、機械データ(農業車両、田植機、移植機、コンバイン等の収穫機、施肥機、薬剤散布機、播種機、成形機、集草機、拡散機、草刈機、調製機等の稼働データ)である。言い換えれば、作物を栽培するに際して、機械に属するグループ以外のデータを作物グループに分類する。
データ分類部7は、複数の農業マップデータの表示、演算、解析等の処理を実行する際に、複数の農業マップデータを作物グループと、機械グループとに分類する。例えば、複数の農業マップデータに対応する農業マップを表示する場合に、作物グループと、機械グループとに分類を行う。
次に、表示制御部4、データ分類部7の構成について詳しく説明する。
例えば、固定端末64が農業支援装置1にログインすると、表示制御部4等の制御によって固定端末64の表示部65にメニュー等を選択するメニュー画面が表示される。以下、固定端末64を例にとり説明を行うが当然に、携帯端末61に適用可能である。
メニュー画面において、ボタン等が選択されて所定の操作が行われると、固定端末64は、農業支援装置1に対して、マップ支援の要求を行う。図6に示すように、農業支援装置1の表示制御部4は、固定端末64の要求に応じて、当該固定端末64の表示部66に支援画面M1を表示する。
支援画面M1は、第1マップ表示部81を含んでいる。第1マップ表示部81は、マップデータ記憶部3Aに記憶した農業マップデータを可視化した農業マップを表示する。第1マップ表示部81は、作物マップ表示部81Aと、機械マップ表示部81Bとを有している。作物マップ表示部81Aは、作物グループに属する農業マップデータを可視化した農業マップF11を表示する。機械マップ表示部81Bは、機械グループに属する農業マップデータを可視化した農業マップF12を表示する。以下、説明の便宜上、作物グループに属する農業マップデータのことを「作物グループデータ」といい、機械グループに属する農業マップデータのことを「機械グループデータ」という。
例えば、表示制御部4の制御によって、農業マップF11、F12を表示する際、まず、データ分類部7は、マップデータ記憶部3Aを参照し、当該マップデータ記憶部3Aに記憶されている複数の農業マップデータを作物グループと、機械グループとに分類する。
表示制御部4は、作物グループデータを農業マップF11に変換して、変換した農業マップF11を作物マップ表示部81Aに表示する。詳しくは、表示制御部4は、作物グループデータにおける数値等のデータ及び位置(緯度、経度)を参照する。一方、表示制御部4は、作物マップ表示部81Aにおけるフィールドを複数のエリアQn(n=1,2,3・・・n)に区分し、作物グループデータにおいて、区分されたエリアQnのそれぞれに入る複数のデータGn[i](n:区分、Gn[i]:データ、i:データ数)を平均した平均値を代表値Dn(n=1,2,3・・・n)に設定する。或いは、表示制御部4は、作物グループデータにおいて、区分されたエリアQnのそれぞれに入る複数のデータGn[i]を積算した積算値を代表値Dnに設定する。或いは、表示制御部4は、平均値及び積算値をエリアQnの面積で割った面積辺りの数値を代表値Dnに設定する。
表示制御部4は、代表値Dnを求めた後、当該代表値Dnの大きさ(値)に応じて、複数のグループ(複数のランク)が割り当て、ランク毎に色等を変化させることによって、作物グループデータに対応する農業マップF11を表示する。即ち、作物マップ表示部81Aは、圃場等を示したフィールドを複数に分割して、エリアQnに作物グループデータのデータを割り当てたメッシュ型の農業マップを表示する。また、上述した実施形態では、農業マップF11をメッシュ型のマップで可視化することを例示したが、農業マップF11の可視化したマップは、上述した例に限定されない。
作物マップ表示部81Aには、複数の農業マップF11が縦又は横に並べられて表示される。図6の例では、スクロールバーをスライドすることによって、他の農業マップF11を表示することができる。作物マップ表示部81Aに農業マップF11を表示する場合、表示制御部4は、農業マップF11の周辺に、農業マップF11のマップ種別、データ種別、農業マップF11の元となった農業マップデータの取得日等のマップ基本情報を表示する。なお、農業マップF11の基本情報(マップ種別、データ種別、取得日等)は、携帯端末61及び固定端末64のいずれかを農業支援装置1に接続して、基本情報を入力することによって、農業マップデータ(管理情報)毎に基本情報が関連付けられる。なお、基本情報は自動的に生成されて管理情報に対応付けられ、マップデータ記憶部3Aに記憶されてもよく、入力方法及び関連付けの方法等について限定はされない。
作物グループデータと同様に、表示制御部4は、機械グループデータを農業マップF12に変換して、変換した農業マップF12を機械マップ表示部81Bに表示する。詳しくは、表示制御部4は、機械グループデータにおける数値等のデータ及び位置(緯度、経度)を参照する。一方、表示制御部4は、機械マップ表示部81Bにおけるフィールドを複数のエリアQnに区分し、機械グループデータにおいて、区分されたエリアQnのそれぞれに入る複数のデータGn[i]を平均した平均値を代表値Dnに設定する。或いは、表示制御部4は、機械グループデータにおいて、区分されたエリアQnのそれぞれに入る複数のデータGn[i]を積算した積算値を代表値Dnに設定する。或いは、表示制御部4は、平均値及び積算値をエリアQnの面積で割った面積辺りの数値を代表値Dnに設定する。
表示制御部4は、代表値Dnを求めた後、当該代表値Dnの大きさ(値)に応じて、複数のグループ(複数のランク)が割り当て、ランク毎に色等を変化させることによって、機械グループデータに対応する農業マップF12を表示する。即ち、機械マップ表示部81Bは、圃場等を示したフィールドを複数に分割して、エリアQnに機械グループデータのデータを割り当てたメッシュ型の農業マップを表示する。また、上述した実施形態では、農業マップF12をメッシュ型のマップで可視化することを例示したが、農業マップF12の可視化したマップは、上述した例に限定されない。
機械マップ表示部81Bには、複数の農業マップF12が縦又は横に並べられて表示される。図6の例では、スクロールバーをスライドすることによって、他の農業マップF12を表示することができる。
機械マップ表示部81Bに農業マップF12を表示する場合、表示制御部4は、農業マップF12の周辺に、農業マップF12のマップ種別、データ種別、農業マップF12の元となった農業マップデータの取得日等のマップ基本情報を表示する。なお、農業マップF12の基本情報(マップ種別、データ種別、取得日等)は、携帯端末61及び固定端末64のいずれかを農業支援装置1に接続して、基本情報を入力することによって、農業マップデータ(管理情報)毎に基本情報が関連付けられる。なお、基本情報は自動的に生成されて管理情報に対応付けられ、マップデータ記憶部3Aに記憶されてもよく、入力方法及び関連付けの方法等について限定はされない。
以上によれば、農業支援システム、農業支援装置1は、複数の農業マップデータを取得するデータ取得部2と、複数の農業マップデータを、作物に関する作物グループと、機械に関する機械グループとに分類するデータ分類部7とを備えている。これによれば、様々な農業に関する複数の農業マップデータを、作物に関係する作物グループと、機械に関係する機械グループとに分けることができる。そして、作物グループに属する農業マップデータと、機械に属する農業マップデータとを比較することができる。従来の技術では、複数の農業マップデータを集めたとしても、作物系の農業マップデータ同士を比較することが多く、機械との関係性を見出すことはできなかった。例えば、収量マップと生育マップとを比較して農業を分析することがあったとしても収量マップと走行マップとを比較するという考えはなく、機械の動きが作物等に対してどのような影響を及ぼしているかを把握することができない。これに対して、本発明では、収量データ、成分データ、生育データ、土壌成分データ、気象データ、作業データ等の作物系の農業マップデータと、機械データとを比較することができ、これにより、今までは予想できなかった作物への機械の影響を把握することができる。例えば、車速マップと収量マップとを比較した場合、特定の箇所において、車速がある特定の速度の場合の収量が他の速度に比べて向上しているなどといったことを把握することができる。
また、農業支援システム、農業支援装置1は、データ分類部7で分類された作物グループの農業マップデータ(農業マップ)F11と、機械グループの農業マップデータ(農業マップ)F12とのそれぞれを表示する。作物グループの農業マップデータ(農業マップ)F11と、機械グループの農業マップデータ(農業マップ)F12とを見比べることで、視覚的に両者に関係性があるか否かを把握することができる。
農業支援システムは、データ選択部5と、相関演算部6とを備えている。データ選択部5及び相関演算部6は、農業支援装置1に設けられた電気・電子部品、当該農業支援装置1に格納されたプログラム等から構成されている。
データ選択部5は、データ分類部7で分類された複数の作物グループデータのうち、選択された作物グループデータを第1データ(作物所属データ)として受け付け、且つ、データ分類部7で分類された複数の機械グループデータのうち、選択された機械グループデータを第2データ(機械所属データ)として受け付ける。
具体的には、作物マップ表示部81Aに表示した複数の農業マップF11のうち、1つをポインタ84によって選択可能である。なお、表示部66がタッチパネルである場合、操作者等の選択動作によって作物マップ表示部81Aに表示した農業マップF11を選択できるようにしてもよい。
作物マップ表示部81Aに複数の農業マップF11が表示されている状態にて、ポインタ84又は選択動作によって、任意の農業マップF11が選択されると、データ選択部5は、選択された任意の農業マップF11の管理情報を保持する。つまり、データ選択部5は、作物マップ表示部81Aに表示された複数の農業マップF11のうち、選択された1つの農業マップF11の管理情報を保持することで、当該農業マップF11に対応する作物グループデータを作物所属データとして受け付ける。
機械マップ表示部81Bに複数の農業マップF12が表示されている状態にて、ポインタ84又は選択動作によって、任意の農業マップF12が選択されると、データ選択部5は、選択された任意の農業マップF12の管理情報を保持する。つまり、データ選択部5は、機械マップ表示部81Bに表示された複数の農業マップF12のうち、選択された1つの農業マップF12の管理情報を保持することで、当該農業マップF12に対応する機械グループデータを機械所属データとして受け付ける。
支援画面M1に表示された完了ボタン85が選択されると、データ選択部5による受付が完了し、当該データ選択部5は、保持した農業マップF11の管理情報と、農業マップF12の管理情報とを相関演算部6に出力(通知)する。
相関演算部6は、複数の作物グループデータのうち、データ選択部5によって選択された1つの作物所属データと、複数の機械グループデータのうち、データ選択部5によって選択された1つの機械所属データとの相関を演算する。
相関演算部6は、マップデータ記憶部3Aを参照し、農業マップF11の管理情報を検索キーとして、複数の農業マップデータの中から作物所属データを抽出する。また、農業マップF12の管理情報を検索キーとして、複数の農業マップデータの中から機械所属データを抽出する。ここで、作物所属データをGn[i]1、機械所属データをGn[i]2とした場合、相関演算部6は、作物所属データGn[i]1と、機械所属データGn[i]2との相関係数を求める。具体的には、相関演算部6は、作物所属データGn[i]1と、機械所属データGn[i]2とを用いて、エリアQn毎の相関係数Cn(n=1,2,3・・・n)を求める。例えば、エリアQ1(n=1)におけるデータ数が3(i=3)である場合、作物属データGn[1]1、G1[2]1、G1[2]1の全てのデータと、機械所属データG1[1]2、G1[2]2、G1[2]2の全てのデータとの相関係数を、エリアQ1の相関係数C1とする。
そして、相関演算部6は、エリアQn毎の相関係数Cn(n=1,2,3・・・n)を求めた後、求めた相関係数Cnを当該相関係数Cnの大きさ(値)に応じて、複数のグループ(複数のランク)が割り当てることで、相関マップF2を作成する。作成された相関マップF2は支援画面M1に表示される。
支援画面M1は、第2マップ表示部82を含んでいる。第2マップ表示部82は、相関演算部6で演算した相関を可視化した相関マップF2を表示する。即ち、第2マップ表示部82は、相関演算部6が割り当てたエリアQn毎のランク毎に、色等を変化させた相関マップF2を表示する。つまり、第2マップ表示部82には、圃場等を示したフィールドを複数に分割して、エリアQnに相関係数Cnを割り当てたメッシュ型の相関マップF2を表示する。上述した実施形態では、相関マップF2をメッシュ型のマップで可視化することを例示したが、相関マップF2は、上述した例に限定されない。
また、第2マップ表示部82は、相関マップF2と共に、相関係数Cnを演算するのに用いた農業マップF11、F12のマップ基本情報(マップ種別、データ種別、取得日等)を表示する。
図6に示すように、支援画面M1は、設定部83を表示してもよい。設定部83は、支援画面M1に関する様々な設定を行う部分である。設定部83では、例えば、第1マップ表示部81に表示する農業マップF11、F12の絞り込み情報を入力可能である。絞り込み情報とは、取得日、取得日の範囲、種別等である。絞り込み情報の入力を行った場合は、第1マップ表示部81(81A、81B)には、複数の農業マップF11、F12のうち、絞り込み情報に対応する農業マップF11、F12のみを表示することができる。
また、設定部83には、第1マップ表示部81及び第2マップ表示部82で表示する農業マップF11、F12、相関マップF2におけるエリアQnの1辺の長さ(縦の長さ、横の長さ)を設定したり、複数のランク(レベル)の代表値Dnの閾値(範囲)を設定可能である。設定部83によって、エリアQnのメッシュの長さ、ランクの範囲を変更することができる。
上述した実施形態では、相関演算部6は、作物所属データGn[i]1及び機械所属データGn[i]2からエリアQn毎の相関係数Cnを求めていたが、作物所属データGn[i]1及び機械所属データGn[i]2の全体の相関係数CTを求めてもよい。
作物マップ表示部81Aにおいて農業マップF11が選択され且つ機械マップ表示部81Bにおいて農業マップF12が選択された場合、選択された農業マップF11に対応する作物所属データGn[i]1と、選択された農業マップF12に対応する機械所属データGn[i]2の全てのデータを用いて全体の相関係数CTを求める。例えば、作物マップ表示部81Aにおいて、農業マップF11として生育マップが選択され、機械マップ表示部81Bにおいて、農業マップF12として原動回転マップが選択された場合、作物所属データGn[i]1は生育データ、機械所属データGn[i]2は原動回転データとなる。ここで、データ数が10(i=10)である場合、相関演算部6は、生育データGn[1]1〜Gn[10]1と、原動機回転データGn[1]2〜Gn[10]2との全てのデータから全体の相関係数CTを求める(n:1〜max)。相関記憶部3Bは、生育データGn[i]1に対応する管理情報(001−004−0000000010)と、原動機回転データGn[i]2に対応する管理情報(002−006−0000000035)とを関連付けることで、少なくとも種別(マップ種別、データ種別)と相関演算部6が求めた全体の相関係数CTを記憶する。
図7Aに示すように、上述した実施形態では、相関記憶部3Bは、管理情報を全体の相関係数CTと共に記憶していたが、図7Bに示すように、基本情報と全体の相関係数CTとを関連付けて記憶してもよい。
表示部65、66は、相関記憶部3Bに記憶された全体の相関係数CTと、相関係数CTに関連付けられた複数の農業マップデータの種別(マップ種別、データ種別)とを表示する。図8は、支援画面M2を示している。メニュー画面において、ボタン等が選択されて所定の操作が行われると、固定端末64の表示部65に支援画面M2が表示される。
支援画面M2は、相関性表示部86を含んでいる。図8に示すように、相関性表示部86は、相関記憶部3Bに記憶した相関係数CTと、種別(マップ種別、データ種別)との一覧を表示する。例えば、表示制御部4は、相関記憶部3Bの管理情報を参照し、当該管理情報から種別を含む基本情報を割り出して、割り出した基本情報と相関係数CTとの一覧表を表示する。
これによれば、作物グループデータ及び機械グループデータにおける相関係数CTと、相関係数CTを演算するのに使用したデータ種別(マップ種別)とを把握することができる。例えば、原動回転マップと生育マップとの関連性が高いか低いかを把握することができる。
なお、表示部65、66は、相関係数を求めるのに使用した複数の農業マップデータのうち、相関係数CTが閾値以上となった作物グループデータと機械グループデータとの種別の組み合わせの種別の組み合わせを表示してもよい。例えば、図8に示すように、支援画面M2の相関性表示部86には、相関係数CTの上限値、下限値を入力する入力部が示されている。相関係数CTの上限値、下限値が入力された場合、表示制御部4は、相関記憶部3Bを参照し、上限値と下限値との間に入る相関係数CTに対応する管理情報を検索する。管理情報を検索後に、管理情報から種別を含む基本情報を割り出して、割り出した基本情報、即ち、作物グループデータと機械グループデータとの種別の組み合わせと、上限値と下限値との間に入る相関係数CTとの一覧表を表示する。これによれば、相関性が高い農業マップ同士を把握したり、相関性が低い農業マップ同士を簡単に把握することができる。
なお、上述した支援画面M2では、作物グループデータと機械グループデータとの相関係数CTと、作物グループデータと機械グループデータとの種別の種別とを表示していたが、これに代えて、図9に示すように、作物グループデータと機械グループデータとに対応する農業マップF11、F12と、相関係数CTとを表示してもよい。
以上によれば、農業支援システム及び/又は農業支援装置1は、作物グループの農業マップデータと、機械グループの農業マップデータとの相関関係を演算する相関演算部6を備えている。したがって、複数の農業マップデータの中から、任意に選んだ作物グループの農業マップデータと、機械グループの農業マップデータとの相関関係が高いか低いかを把握することができる。例えば、任意に選んだ1つの作物グループの農業マップデータと、任意に選んだ1つの機械グループの農業マップデータとの相関関係が高い場合、機械の動作によって作物へ作用させることができる事項を用いて、作物の成長等を促進することができる。
また、農業支援システム及び/又は農業支援装置1は、作物グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第1データ(作物所属データ)として受け付け、且つ、機械グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第2データ(機械所属データ)として受け付けるデータ選択部5を備えている。
これによれば、様々な農業マップデータがあったとしても、作物系の農業マップデータと機械系の農業マップデータとを簡単に選択することができ、両者のデータの処理を実行し易い。
表示部65、66は、相関演算部6で求めた相関を表示する。これによれば、表示部65、66に示された相関を見るだけで、相関性が強い箇所と弱い箇所とを把握することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、農業マップデータの農業マップを表示等をする際に、圃場等を示す画像と農業マップとを重ねて表示してもよい。トラクタ10、コンバイン30、田植機40等の農業機械が走行したときの位置検出装置70A、70B、70Cの位置の軌跡を「走行軌跡」とし、走行軌跡を農業マップデータとして扱ってもよい。マルチコプター50で散布等の作業を行う場合は、当該マルチコプター50の飛行軌跡も農業マップデータとして扱ってもよい。この場合、作物マップ表示部81Aに表示された作物データ(収量データ、成分データ、生育データ)、土壌データにおける作物系マップF11と、機械マップ表示部81Bに表示された軌跡(走行軌跡、飛行軌跡)に対応する軌跡マップ(走行マップ、飛行マップ)F12とが選択された場合、表示制御部4の制御によって、支援画面に、作物系マップF11、走行マップF12とを重ね合わせて表示することによって、両者の相関性を確認することができる。例えば、コンバイン30の走行マップF12と収量マップF11とを重ねて表示した場合において、コンバイン30が複数回通過していると特定の場所が存在していて、当該コンバイン30によって踏み固められた特定の場所の収量が向上しているなどといったことを把握することができる。
1 農業支援装置
2 データ取得部
3 記憶部
3A マップデータ記憶部
3B 相関記憶部
4 表示制御部
5 データ選択部
6 相関演算部
10 トラクタ
11 車体
12 原動機
13 変速装置
14 運転席
15 操縦装置
16 連結部
17 インプルメント
19 制御装置
20A 記憶部
20B 記憶部
20C 記憶部
20D 記憶部
30 コンバイン
31 車体
32 原動機
33 グレンタンク
34 刈取装置
35 制御装置
36 測定装置
40 田植機
41 車体
42 原動機
43 変速装置
44 苗植付装置
45 苗載せ台
46 制御装置
50 マルチコプタ
50a 機体
50b アーム
50c 回転翼
50d スキッド
50e 撮像装置
60A、60B、60C、60D 通信装置
61 携帯端末
62 記憶媒体
63 入出力装置
64 固定端末
65 表示部
66 表示部
70A 位置検出装置
70B 位置検出装置
70C 位置検出装置
70D 位置検出装置
81 第1マップ表示部
82 第2マップ表示部
83 設定部
84 ポインタ
85 完了ボタン
86 相関性表示部
F1 農業マップ(第1マップ、選択マップ)
F2 相関マップ
Qn エリア
Gn[i] データ
Dn 代表値
F1 農業マップ(第1マップ、選択マップ)
Cn エリア毎の相関係数

Claims (10)

  1. 農業に関する複数の農業マップデータを取得するデータ取得部と、
    前記複数の農業マップデータを、作物に属する作物グループと、機械に属する機械グループとに分類するデータ分類部と、
    を備えている農業支援システム。
  2. 前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとのそれぞれを表示する表示部を備えている請求項1に記載の農業支援システム。
  3. 前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとの相関関係を演算する相関演算部を備えている請求項1又は2に記載の農業支援システム。
  4. 前記データ分類部で分類された前記作物グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第1データとして受け付け、且つ、前記データ分類部で分類された前記機械グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第2データとして受け付けるデータ選択部を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の農業支援システム。
  5. 前記相関演算部は、第1データと、前記第2データとの相関を演算し、
    前記表示部は、前記相関演算部で求めた相関を表示する請求項4に記載の農業支援システム。
  6. 農業に関する複数の農業マップデータを取得するデータ取得部と、
    前記複数の農業マップデータを、作物に属する作物グループと、機械に属する機械グループとに分類するデータ分類部と、
    を備えている農業支援装置。
  7. 前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとのそれぞれを表示する表示部を備えている請求項6に記載の農業支援装置。
  8. 前記データ分類部で分類された前記作物グループの農業マップデータと、前記機械グループの農業マップデータとの相関関係を演算する相関演算部を備えている請求項6又は7に記載の農業支援装置。
  9. 前記データ分類部で分類された前記作物グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第1データとして受け付け、且つ、前記データ分類部で分類された前記機械グループに属する複数の農業マップデータのうち、選択された農業マップデータを第2データとして受け付けるデータ選択部を備えている請求項6〜8のいずれかに記載の農業支援装置。
  10. 前記相関演算部は、第1データと、前記第2データとの相関を演算し、
    前記表示部は、前記相関演算部で求めた相関を表示する請求項10に記載の農業支援装置。
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