JP2019111479A - 湿潤紛体製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器内で液体を噴射させる場合に紛体の漏れを抑制することが可能な湿潤紛体製造装置を提供する。【解決手段】湿潤紛体製造装置1は、紛体を混合する容器16と、容器16内に液体を噴射する噴射ノズル17と、紛体を細かくするせん断羽根19と、容器16内でせん断羽根19を回転させる回転軸部材18と、回転軸部材18に回転力を与える駆動手段と、を備える。回転軸部材18は、その内部に空洞部18aを有するとともに、回転軸部材18の表面から空洞部18aに連通する孔部18bを有する。空洞部18aは、容器16の外部と連通している。【選択図】図1

Description

本発明は、湿潤紛体製造装置に関する。
特許文献1には、噴射ノズルから液体を噴射させながら、電極材料の紛体を容器内で撹拌羽根を用いて混合し、湿潤紛体を製造する湿潤粉体製造装置において、撹拌羽根を振動させることで、湿潤粉体の撹拌羽根への付着を防止する技術が開示されている。
特開2017−127843号公報
しかしながら、特許文献1に記載の湿潤紛体製造装置では、密閉度の高い容器を用いた場合、噴射ノズルから液体を噴射すると、噴射量に応じて容器内の圧力が高まり、装置の隙間から空気と共に紛体が漏れてしまう虞がある。よって、このように紛体漏れを防ぐような密閉度の高い容器内で液体を噴射させる場合に、紛体の漏れを抑制する技術が望まれる。
そこで、本発明の目的は、容器内で液体を噴射させる場合に紛体の漏れを抑制することが可能な湿潤紛体製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
紛体を混合する容器と、前記容器内に液体を噴射する噴射ノズルと、前記紛体を細かくするせん断羽根と、前記容器内で前記せん断羽根を回転させる回転軸部材と、前記回転軸部材に回転力を与える駆動手段と、を備え、
前記回転軸部材は、前記回転軸部材の内部に空洞部を有するとともに、前記回転軸部材の表面から前記空洞部に連通する孔部を有し、
前記空洞部は、前記容器の外部と連通している、
湿潤紛体製造装置である。
この一態様に係る湿潤紛体製造装置では、容器内の紛体を混合する空間が回転軸部材の孔部及び空洞部を介して容器の外部に連通している。よって、この湿潤紛体製造装置によれば、容器内の圧力の上昇を抑えることができ、結果として、容器内で液体を噴射させる場合に紛体の漏れを抑制することができる。
本発明によれば、容器内で液体を噴射させる場合に紛体の漏れを抑制することが可能な湿潤紛体製造装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る湿潤紛体製造装置の一構成例を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る湿潤紛体製造装置の一構成例を示す斜視図である。 図2の湿潤紛体製造装置における湿式混合容器の長手方向の断面図である。 図3の湿潤紛体製造装置におけるせん断羽根を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る湿潤紛体製造装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る湿潤紛体製造装置の一構成例を概略的に示す断面図、図2は本実施形態に係る湿潤紛体製造装置の一構成例を示す斜視図である。また、図3は、図2の湿潤紛体製造装置における湿式混合容器の長手方向の断面図、図4は、この湿潤紛体製造装置におけるせん断羽根を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る湿潤紛体製造装置1は、紛体投入部11、容器(乾式混合容器)12、回転軸部材(回転シャフト)13、羽根部材14、シャッタ15、及び第1駆動手段22を備えることができる。
そして、本実施形態に係る湿潤紛体製造装置1は、容器(湿式混合容器)16、噴射ノズル17、回転軸部材(回転シャフト)18、せん断羽根(せん断羽根部材)19、及び第2駆動手段23を備える。
紛体投入部11は、湿潤紛体を製造する元となる紛体を投入する部位である。湿潤紛体製造装置1は、電極材料の造粒工程において使用することができる。そのため、紛体投入部11には、例えば、負極活性物質とカルボキシメチルセルロース(CMC)の2種類の粉体が投入される。
乾式混合容器12は、紛体投入部11から投入された紛体を乾式で混合するための容器である。そのため、乾式混合容器12は、その上部に紛体投入部11が接続されており、紛体投入部11と連通する開口部(上側開口部)を有する。なお、図示しないが、紛体投入部11と乾式混合容器12との間に、後述のシャッタ15と同様の機構をもつシャッタを設けることもできる。
乾式混合容器12内での混合は、回転軸部材13、羽根部材14、及び第1駆動手段22により行われる。乾式混合容器12の内部に位置する回転軸部材13の表面には、複数の羽根部材14が配設されている。第1駆動手段22は、回転軸部材13に回転力を与える手段である。第1駆動手段22により回転力が与えられた回転軸部材13が回転して、投入された紛体が複数の羽根部材14により混合される。
乾式混合容器12は、その底部に、混合後の紛体を湿式混合容器16側に落とすための開口部(底側開口部)を有する。湿式混合容器16は、その上部に、乾式混合容器12の底側開口部に連通可能な開口部を有する。シャッタ15は、例えばその本体(仕切り部材)及び移動機構(開閉機構)21により構成することができる。
この仕切り部材は、例えば、乾式混合容器12の底側開口部と湿式混合容器16の開口部とで形成される連通路を仕切る(遮断する)板状部材とすることができる。開閉機構21は、上記仕切り部材を水平方向に移動させることで上記連通路を開閉する機構である。具体的には、この開閉機構21は、仕切り部材を開動作させることにより乾式混合容器12から湿式混合容器16へ紛体を移動(落下)させることができ、仕切り部材を閉動作させることによりその紛体の移動を阻止することができる。
湿式混合容器16は、乾式混合容器12内で混合され、乾式混合容器12から移動された紛体Pを、湿潤させながら混合するための容器である。湿潤紛体製造装置1では、この混合時に細粒化も実行されるように構成されている。
湿式混合容器16内での湿潤化及び細粒化を含む混合は、噴射ノズル17、回転軸部材18、せん断羽根19、及び第2駆動手段23により行われる。噴射ノズル17は、湿式混合容器16内に溶媒となる液体を噴射する。この液体は、液体供給機構24により高圧で噴射ノズル17に供給される。噴射ノズル17は、その先端の噴射口が湿式混合容器16の内壁に位置するように、或いは内壁より内側になるように、湿式混合容器16に配設しておくことができる。
回転軸部材18は、湿式混合容器16内でせん断羽根19を回転させる部材であり、少なくともその一部が湿式混合容器16内に回転可能な状態で配設される。回転軸部材18は、好ましくはその軸方向が水平方向になるように配設される。第2駆動手段23は、回転軸部材18に回転力を与える手段である。第2駆動手段23は、例えばモータ等の駆動装置及び駆動を回転軸部材18に伝達する機構を有することができる。第1駆動手段22も第2駆動手段23と同様の構成を有することができる。
せん断羽根19は、紛体Pを細かくする羽根状部材であり、湿式混合容器16の内部空間に位置する回転軸部材18の表面に1又は複数、配設されている。ここでは、図3に示すように複数のせん断羽根19が設けられるものとする。1つのせん断羽根19は、図4に示すように、フレーム部19a,19b、及び平行に配された複数本の線状部材19cを有することができる。フレーム部19a,19bはいずれも、回転時の紛体Pからの抵抗を抑えるために、その回転方向の先端をテーパ状に形成しておくことができる。
複数のせん断羽根19は、図3に示すように、回転軸部材18の長手方向に並ぶように、且つ隣り合うせん断羽根19の取り付け角度(フレーム部19a,19bの回転方向の取り付け角度)がずれるように、配されている。ここでは、図4に示すように回転方向に均等な角度で配された4つのせん断羽根19を1セットとし、このようなセットが図3に示すように回転軸部材18の長手方向に互い違いに配されている。よって、この例では、回転軸部材18の長手方向において隣り合うせん断羽根19同士は、45°だけ回転方向にずらせて配されることになる。
各線状部材19cは、その一端がフレーム部19aに配設され、その他端がフレーム部19bに配設されている。線状部材19cは紛体Pを細かくする(切る)ための部材であり、隣り合う線状部材19c間の間隔は、紛体Pを細粒化させる目標の直径に基づき決めておけばよい。線状部材19cは、紛体Pを細かくするための刃等の他の部材とすることもできる。
第2駆動手段23により回転力が与えられた回転軸部材18が回転し、それに伴い複数のせん断羽根19が回転することで、紛体Pが細粒化されて混合される。その際、噴射ノズル17から必要な分の液体が噴射され、噴射された液滴Lにより、紛体P又はそれが細粒化された紛体を湿らせる。このように、湿式混合容器16の内部において、紛体Pは、せん断羽根19により細粒化されながら、噴射により霧化された液滴Lと混ぜ合わされ、湿潤紛体となる。
なお、湿式混合容器16の底部にも、シャッタ15と同様のシャッタ(図示せず)を設けておくことで、そのシャッタを開動作させることで、製造された湿潤紛体を取り出すことができる。
上述したように、湿潤紛体製造装置1は、せん断羽根19の回転軸部材18が横を向いとり、横置き(横型)の造粒機であると言える。さらに、湿潤紛体製造装置1では、混合用の室となる乾式混合容器12と湿潤化及び細粒化用の室となる湿式混合容器16とを分けている。これにより、湿潤紛体の製造に係るサイクルタイムを短くすることができる。そして、乾式混合容器12及び湿式混合容器16は、基本的にいずれも紛体が漏れないような密閉構造とされる。仮に、紛体が湿式混合容器16の外部に漏れてしまった場合、粉の固形分率がバラつき、歩留りが悪化するだけでなく、作業環境が汚染され、清掃作業が大変になるためである。
一方で、湿式混合容器16の内部空間は、例えばシャッタ15の開動作時、閉動作時にそれぞれ負圧、正圧になり、溶媒となる液体が噴霧された場合に、圧力が上昇して正圧になる。よって、湿潤紛体製造装置1では、紛体の移動や溶媒となる液体の追加を行うに際して、湿式混合容器16の内部圧力が変化した場合であっても、例えばシャッタ15等の摺動部の隙間から紛体が漏れることを抑制する構造を採用している。
このような構造は、本実施形態の主たる特徴の一つであり、以下に説明する。
まず、図1、図3及び図4に示すように、回転軸部材18は、その内部に空洞部18aを有するとともに、回転軸部材18の表面から空洞部18aに連通する孔部18bを有する。
空洞部18aは、例えば、回転軸部材18の軸中心部を長手方向にわたって空洞(中空)にした部分とすることができ、もしくは長手方向の少なくとも中央部分において空洞にした部分とすることができる。なお、孔部18bは、空気(エア)の経路として、直線状の経路を形成していても、曲折した経路を形成していてもよい。孔部18bは、回転軸部材18の表面に形成された開口部と、その開口部と空洞部18aとを連通する連通部と、を有することができる。
そして、空洞部18aは、図3に示すように湿式混合容器16の外部と連通している。つまり、湿式混合容器16の内部空間は、孔部18b及び空洞部18aを介して、湿式混合容器16の外部と繋がっており、内部空間から外部へと向かう空気の経路が形成されている。なお、空洞部18aは、湿式混合容器16の外部と連通していればよいが、湿潤紛体製造装置1の外部まで連通していてもよい。なお、空洞部18aを、例えば回転軸部材18の長手方向の少なくとも中央部分において空洞にした部分とした場合にも、外部と連通させるための通路が設けられることになる。
このような特徴により、湿潤紛体製造装置1では、回転軸部材18が回転している間、図3の白抜き矢印で示すように、遠心力によって紛体P及びそれを細粒化した紛体(以下、紛体P等)が湿式混合容器16の壁面(内壁)側に移動する。これにより、湿式混合容器16の中央部分は空気のみとなる。そして、このような粉体と空気との分離により、液体を噴射して湿式混合容器16の圧力が高まり正圧になった際には、空気だけが湿式混合容器16の中央部分に設けられた回転軸部材18から湿式混合容器16の外部へ排出(排気)される。この空気は、図3における太線矢印の方向に向かうことになる。
このように、本実施形態に係る湿潤紛体製造装置1では、上述のような排気経路(空気の通り道)を有する。これにより、湿潤紛体製造装置1によれば、排気経路がなければ密閉度の高い湿式混合容器16において、その内部空間が正圧になるような場面でも、紛体P等が湿式混合容器16から(湿潤紛体製造装置1から)漏れ出ることを抑制することができる。
また、空洞部18aの、湿式混合容器16の外部への連通先は、単に大気に触れさせるように構成することができる。但し、ここでは、この連通先に吸引機を設置しておくものとする。この吸引機は、液体の噴射量に応じて吸引量になるように制御しておくことで、湿式混合容器16の内部空間の圧力を一定に保つことができる。
(実施例)
以上のような排気経路を有する本実施形態に係る湿潤紛体製造装置1において、実際に、負極活性物質とCMCの2種類の粉体から湿潤紛体を製造した。また、比較例として、排気経路を設けないようにした(他の構成は湿潤紛体製造装置1と同様)湿潤紛体製造装置についても、上記2種類の粉体から湿潤紛体を製造した。その結果、比較例に係る湿潤紛体製造装置に比べ、本実施形態に係る湿潤紛体製造装置1は、粉漏れ量を約92%も削減することができ、見た目の粉漏れも無くなった。例えば、一度に2.4kgの紛体を投入して混合した結果、比較例では1.2gの紛体が漏れたのに対し、湿潤紛体製造装置1では0.1gの紛体しか漏れなかった。
(代替例)
次に、本実施形態における代替例について説明する。
以上において湿潤紛体製造装置について説明したが、湿潤紛体製造装置に含まれる各構成部品は、いずれも図示するものに限ったものではなく、各構成部品について説明した機能が備わっていればよい。
例えば、羽根部材14の形状は問わず、紛体の混合が可能なものであればよい。また、シャッタ15の形状も問わず、乾式混合容器12から湿式混合容器16へ、開動作により紛体を落とすことが可能で、閉動作により紛体の落下を阻止することが可能なものであればよい。また、せん断羽根19の形状、個数、配置は問わず、図示したものに限ったものではない。孔部18bの形状、個数、配置も問わず、空洞部18aの形状等も問わない。
また、本実施形態に係る湿潤紛体製造装置1は、回転軸部材18が横を向く横置きの装置であることを前提として説明したが、回転軸部材18が縦方向に向く縦置きの装置であっても本実施形態に係る効果は得られる。但し、横置きの方が縦置きに比べて紛体が漏れないような密閉度の高い容器が必要となるため、縦置きに比べ横置きの方が本実施形態に係る効果がより得られるため、好ましいと言える。
また、本実施形態では、湿潤紛体製造装置1が2つの室(乾式混合容器12及び湿式混合容器16)を備えた例を挙げたが、3つ以上の室を備える装置であってもよいし、さらには1つの室を備えるだけの装置であってもよい。その室を構成する容器は、紛体を投入する開口部や製造された湿潤紛体を取り出す開口部が必要となり、液体の噴射に応じた高圧化はそれらの開口部からの紛体の漏れを誘発する可能性がある。従って、本実施形態のような排気経路は、1つの室を備えるだけの湿潤紛体製造装置であっても、有益に機能する。
また、上述の実施形態では、電極材料の造粒工程において湿潤紛体製造装置1を使用する場合の一例を挙げているが、紛体投入部11から投入される紛体は例示したものに限らず、また電極材料となる紛体に限ったものでもない。
以上に、本実施形態について説明したが、上記実施形態は、以下の特徴を有する。
即ち、上記実施形態に係る湿潤紛体製造装置1は、紛体を混合する容器(湿式混合容器)16と、容器16内に液体を噴射する噴射ノズル17と、紛体を細かくするせん断羽根19と、を備える。さらに、この湿潤紛体製造装置1は、容器16内でせん断羽根19を回転させる回転軸部材18と、回転軸部材18に回転力を与える駆動手段と、を備える。回転軸部材18は、その内部に空洞部18aを有するとともに、回転軸部材18の表面から空洞部18aに連通する孔部18bを有する。空洞部18aは、容器16の外部と連通している。
以上の構成の湿潤紛体製造装置1では、容器16内の紛体Pを混合する空間が回転軸部材18の孔部18b及び空洞部18aを介して容器16の外部に連通している。よって、湿潤紛体製造装置1によれば、容器16内の圧力の上昇を抑えることができ、結果として、容器16内で液体を噴射させる場合を含め容器16の内部空間が正圧になるような場合でも、紛体の漏れを抑制することができる。
P 紛体
L 液滴
1 湿潤紛体製造装置
11 紛体投入部
12 容器(乾式混合容器)
13 回転軸部材
14 羽根部材
15 シャッタ
16 容器(湿式混合容器)
17 噴射ノズル
18 回転軸部材
18a 空洞部
18b 孔部
19 せん断羽根(せん断羽根部材)
19a,19b フレーム部
19c 線状部材
21 移動機構(開閉機構)
22 第1駆動手段
23 第2駆動手段
24 液体供給機構

Claims (1)

  1. 紛体を混合する容器と、前記容器内に液体を噴射する噴射ノズルと、前記紛体を細かくするせん断羽根と、前記容器内で前記せん断羽根を回転させる回転軸部材と、前記回転軸部材に回転力を与える駆動手段と、を備え、
    前記回転軸部材は、前記回転軸部材の内部に空洞部を有するとともに、前記回転軸部材の表面から前記空洞部に連通する孔部を有し、
    前記空洞部は、前記容器の外部と連通している、
    湿潤紛体製造装置。
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CN118700367A (zh) * 2024-08-29 2024-09-27 临朐齐力催化剂有限公司 一种acr助剂加工用自动投料装置

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