JP2019117745A - ヒータ - Google Patents

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Abstract

【課題】セラミック体の均熱性を高め、ヒータの耐久性を高める。【解決手段】ヒータ10は、一方の主面が試料保持面とされた板状のセラミック体1と、セラミック体1の他方の主面に設けられた発熱抵抗体2と、発熱抵抗体2の表面に設けられており、セラミック体1に含まれる金属元素と同じ金属元素を含む被覆層3とを備えている。被覆層3は、発熱抵抗体2の表面のうち凹部21の表面および凹部21以外の表面の両方に設けられており、他方の主面に垂直な断面を見たときに、被覆層3は、凹部21以外の表面よりも凹部21の表面において厚いことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本開示は、半導体集積回路の製造工程などで半導体ウェハ等の各試料を保持するために用いられるヒータに関するものである。
半導体製造装置などに用いられるヒータとして、例えば、特許文献1に記載の半導体製造、検査用セラミックヒータが知られている。特許文献1に開示された半導体製造、検査用セラミックヒータは、円板形状のセラミック基板と、セラミック基板の表面に設けられた発熱体とを備えている。
特開2004−253799号公報
このようなセラミックヒータにおいては、繰り返しの使用によって発熱体が酸化してしまうおそれがあった。発熱体の酸化に伴い抵抗値が変化することにより、発熱量が変化してしまうおそれがあった。その結果、セラミック基板の表面の均熱性を高めることが困難であった。
本開示のヒータは、一方の主面に試料保持面を有する板状のセラミック体と、該セラミック体の他方の主面に設けられた発熱抵抗体と、該発熱抵抗体の表面に設けられており、前記セラミック体に含まれる金属元素と同じ金属元素を含む被覆層とを備えていることを特徴とする。
本開示のヒータによれば、試料保持面の均熱性を高め、ヒータの耐久性を高めることができる。
ヒータの一例を示す断面図である。 別の例のヒータのA部分の拡大断面図である。 別の例のヒータのA部分の拡大断面図である。 別の例のヒータのA部分の拡大断面図である。 別の例のヒータのA部分の拡大断面図である。 別の例のヒータのA部分の拡大断面図である。 別の例のヒータのA部分の拡大断面図である。 別の例のヒータのA部分の拡大断面図である。 別の例のヒータを示す断面図である。
ヒータ10について、詳細に説明する。
図1は、ヒータ10の一例を示す断面図である。図1に示すように、このヒータ10は、セラミック体1と、発熱抵抗体2と、被覆層3とを備えている。
セラミック体1は、試料を保持するための部材である。セラミック体1の形状は、例えば主面が円形状の円板状である。セラミック体1は、一方の主面が試料保持面11である。セラミック体1は、例えば窒化アルミニウムまたはアルミナ等のセラミック材料からなる。セラミック体1は、例えば複数のグリーンシートを積層して、これを窒素雰囲気中で焼成することによって得ることができる。セラミック体1の内部には、必要に応じて静電吸着用電極が設けられていてもよい。セラミック体1の寸法は、例えば形状が円板状のときは、主面の直径を200〜500mmに、厚みを5〜25mmにすることができる。
発熱抵抗体2は、電流が流れることによって発熱する部材である。発熱抵抗体2は、試料保持面11に保持された試料を加熱するために設けられている。発熱抵抗体2は、セラミック体1の他方の主面に設けられている。発熱抵抗体2は、例えば複数の折返し部分を有する帯状の部材である。発熱抵抗体2は、例えばセラミック体1の他方の主面のほぼ全面に設けられている。これにより、発熱抵抗体2は、試料保持面11のほぼ全面を均等に加熱することができる。
発熱抵抗体2の材質は、例えば金、銀、パラジウムまたは白金等の金属材料からなる。発熱抵抗体2は、例えば二酸化ケイ素等のガラス成分を含んでいてもよい。発熱抵抗体2の寸法は、例えば幅を2mmに、厚みを0.01〜0.1mmに、長さを1〜10mmにすることができる。
本開示のヒータ10は、発熱抵抗体2の表面においてセラミック体1に含まれる金属元素と同じ金属元素を含む被覆層3を備えている。これにより、被覆層3が設けられている部分において、発熱抵抗体2の表面が露出しなくなるので、発熱抵抗体2が酸化してしまい、抵抗値が変化するおそれを低減することができる。そのため、発熱量が変化するおそれを低減することができる。その結果、試料保持面11の均熱性を高めることができる。
さらに、被覆層3がセラミック体1に含まれる成分と同じ成分を含むことによって、セラミック体1と、被覆層3が設けられた発熱抵抗体2との熱膨張差を小さくすることができる。そのため、ヒートサイクル下において、セラミック体1と発熱抵抗体2との間に応力が加わり、発熱抵抗体2がセラミック体1から剥がれるおそれを低減することができる。その結果、ヒータ10の耐久性を高めることができる。
ここで、金属元素は、例えばセラミック体1の主成分であってもよい。セラミック体1に含まれる金属元素は、例えばセラミック体1がアルミナまたは窒化アルミニウムからなるときは、アルミニウムである。また、セラミック体1に含まれる金属元素は、セラミック体1が窒化珪素、炭化珪素からなるときは、金属元素は珪素である。
被覆層3は、図2に示すように、発熱抵抗体2の表面において、まばらに点在していてもよい。これにより、被覆層3が発熱抵抗体2の全体を覆っている場合と比較して、発熱抵抗体2と被覆層3との熱膨張差を低減することができる。これにより、発熱抵抗体2と被覆層3との間に生じる熱応力を、分散させることができる。そのため、ヒートサイクル下において、被覆層3から発熱抵抗体2が剥がれてしまうおそれを低減することができる。
また、被覆層3は、図3に示すように、一部分がセラミック体1の他方の主面に接していてもよい。この場合は、被覆層3のうちセラミック体1の他方の主面に接する部分において、セラミック体1と被覆層3との熱膨張差を低減することができる。そのため、セラミック体1と被覆層3との接点から、被覆層3が剥離するおそれを低減することができる。その結果、ヒータ10の耐久性を高めることができる。
また、図3に示すように、被覆層3は発熱抵抗体2の表面の全体を覆っていてもよい。この場合は、発熱抵抗体2の表面の全体が酸化してしまい、抵抗値が変化するおそれを低減することができる。その結果、試料保持面11の均熱性をより高めることができる。
また、被覆層3は、例えばセラミック体1の他方の主面を発熱抵抗体2ごと覆うように設けられていてもよい。このときに、被覆層3は、例えば厚みを0.5〜5μmにすることができる。
被覆層3は、例えばセラミック体1がアルミナからなるときは、アルミナまたはアルミナと窒化アルミニウムとの複合化合物とすることができる。また、被覆層3は、例えばセラミック体1が窒化アルミニウムからなるときは、窒化アルミニウムまたはアルミナと窒化アルミニウムとの複合化合物とすることができる。
被覆層3は、例えばスパッタ法またはCVD法等によって、発熱抵抗体2の表面に設けることができる。セラミック体1に含まれる金属元素および被覆層3に含まれる金属元素は、例えばX線マイクロアナリシス(EPMA)装置(日本電子社製、型番:JXA−8530F)を用いて確認することができる。
また、被覆層3は、金属元素の酸化物を含んでいてもよい。被覆層3の金属元素が酸化することによって、発熱抵抗体2の抵抗値が変化するおそれを低減することができる。そのため、発熱量が変化するおそれを低減することができる。その結果、試料保持面11の均熱性を高めることができる。
具体的には、例えばセラミック体1がアルミナまたは窒化アルミニウムである場合においては、被覆層3は、例えばアルミナにすることができる。なお、被覆層3が、金属元素の酸化物を含んでいることは、被覆層3の表面を例えばX線マイクロアナリシス(EPMA)装置(日本電子社製、型番:JXA−8530F)を用いて分析したときに、金属元素の分布と、酸素元素の分布が一致している場合には、被覆層3が、金属元素の酸化物を含んでいるとすることができる。
また、図2に示すように、発熱抵抗体2の表面には凹部21が設けられており、被覆層3は、凹部21の表面に設けられていてもよい。発熱抵抗体2の表面には凹部21が設けられていることにより、ヒートサイクル下において、発熱抵抗体2の表面に生じる熱応力を低減することができる。さらに、被覆層3が凹部21の表面に設けられていることにより、発熱抵抗体2のうち厚みが小さく、酸化による抵抗変化が速い凹部21において、発熱抵抗体2が酸化するおそれを低減することができる。そのため、凹部21が設けられた部位において、発熱量が変化するおそれを低減することができる。その結果、試料保持面11の均熱性を高めることができる。
凹部21の形状は、図4に示すような曲線状でもよいし、図5に示すように壁面211と底面212とを有する形状であってもよい。凹部21は、例えば長さ方向を有する溝状であってもよい。なお、凹部21はレーザートリミング等により発熱抵抗体2の表面に設けることができる。
また、図6に示すように、被覆層3は、発熱抵抗体2の表面のうち凹部21の表面および凹部21以外の表面の両方に設けられており、他方の主面に垂直な断面を見たときに、被覆層3は、凹部21以外の表面よりも凹部21の表面において厚くてもよい。これにより、発熱抵抗体2の表面のうち凹部21の表面および凹部21以外の表面の両方において、発熱抵抗体2が酸化するおそれを低減することができる。さらに、被覆層3は、凹部21以外の表面よりも凹部21の表面において厚いことにより、発熱抵抗体2のうち厚みが小さく、酸化による抵抗変化が速い凹部21において、発熱抵抗体2が酸化するおそれを低減することができる。そのため、凹部21が設けられた部位において、発熱量が変化するおそれを低減することができる。その結果、試料保持面11の均熱性を高めることができる。
さらに、被覆層3は、凹部21の表面よりも凹部21以外の表面において薄いことにより、被覆層3と発熱抵抗体2との熱膨張差による熱応力を低減することができる。これにより、発熱抵抗体2と被覆層3との間に応力が加わり、剥がれてしまうおそれを低減することができる。その結果、ヒータ10の耐久性を高めることができる。なお、被覆層3の厚みは、例えばキーエンス社製レーザー変位計LT−8010またはLJ−V7020などを用いて測定することができる。また、凹部21の表面において、被覆層3の厚みが変化する場合においては、凹部21の表面における被覆層3の厚みをランダムで3箇所測定したときの平均値を、凹部21の表面における被覆層3の厚みとすることができる。
また、図7に示すように、凹部21は、壁面211と底面212とを有しており、他方の主面に垂直な断面を見たときに、被覆層3は、凹部21の壁面211よりも凹部21の底面212において厚くてもよい。これにより、特に発熱抵抗体2の厚みが小さい凹部21の底部において、発熱抵抗体2が酸化するおそれを低減することができる。そのため、凹部21の底部において、発熱量が変化するおそれを低減することができる。その結果、試料保持面11の均熱性を高めることができる。
また、図8に示すように、他方の主面に垂直な断面を見たときに、被覆層3は、発熱抵抗体2のうち最も薄い部分において最も厚くてもよい。これにより、発熱抵抗体2のうち最も薄い部分において、発熱抵抗体2が酸化するおそれを低減することができる。そのため、発熱抵抗体2のうち最も薄い部分において、発熱量が変化するおそれを低減することができる。その結果、試料保持面11の均熱性を高めることができる。
また、図9に示すように、セラミック体1の他方の主面を発熱抵抗体2および被覆層3ごと覆うように接着層4を介して設けられた金属部材5をさらに備えていてもよい。これにより、発熱抵抗体2と金属部材5との濡れ性を高めることができる。そのため、発熱抵抗体2と接着層4とが剥がれるおそれを低減することができる。その結果、ヒータ10の耐久性を高めることができる。
接着層4は、セラミック体1と金属部材5を接合するための部材である。接着層4は、セラミック体1の他方の主面と金属部材5の主面とを接合している。接着層4は、例えばエポキシまたはシリコーン等の樹脂材料を用いることができる。接着層4の厚みは、例えば0.1〜2.0mmにすることができる。
金属部材5は、発熱抵抗体2で生じた熱を、接着層4を介して下面に逃がすことを目的として設けられている。ここでいう「金属」とは、セラミックスと金属との複合材料および繊維強化金属等の、金属から成る複合材料も含んでいる。一般的に、ハロゲン系の腐食性ガス等に曝される環境下においてヒータ10を用いる場合には、金属部材5を構成する金属として、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ステンレス鋼またはニッケル(Ni)あるいはこれらの金属の合金を使用してもよい。金属部材5の寸法は、例えば直径を50〜400mmに、厚みを10〜40mmにすることができる。また、金属部材5の構造は、特に限定されるものではないが、気体または液体等の熱媒体を循環させるための冷却用の流路を備えていてもよい。この場合には、熱媒体として水またはシリコーンオイル等の液体あるいはヘリウム(He)または窒素(N)等の気体を用いることができる。
1:セラミック体
11:試料保持面
2:発熱抵抗体
21:凹部
211:壁面
212:底面
3:被覆層
4:接着層
5:金属部材
10:ヒータ

Claims (7)

  1. 一方の主面が試料保持面とされた板状のセラミック体と、該セラミック体の他方の主面に設けられた発熱抵抗体と、該発熱抵抗体の表面に設けられており、前記セラミック体に含まれる金属元素と同じ金属元素を含む被覆層とを備えていることを特徴とするヒータ。
  2. 前記被覆層は、前記金属元素の酸化物を含むことを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
  3. 前記発熱抵抗体の表面には凹部が設けられており、
    前記被覆層は、前記凹部の表面に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒータ。
  4. 前記被覆層は、前記発熱抵抗体の表面のうち前記凹部の表面および前記凹部以外の表面の両方に設けられており、
    前記他方の主面に垂直な断面を見たときに、前記被覆層は、前記凹部以外の表面よりも前記凹部の表面において厚いことを特徴とする請求項3に記載のヒータ。
  5. 前記凹部は、壁面と底面とを有しており、
    前記他方の主面に垂直な断面を見たときに、前記被覆層は、前記凹部の壁面よりも前記凹部の底面において厚いことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のヒータ。
  6. 前記他方の主面に垂直な断面を見たときに、前記被覆層は、前記発熱抵抗体のうち最も薄い部分において最も厚いことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のヒータ。
  7. 前記セラミック体の他方の主面を前記発熱抵抗体および前記被覆層ごと覆うように接着層を介して設けられた金属部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のヒータ。
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