JP2019140338A - コイル部品 - Google Patents

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Kazunori Fukushima
和典 福島
紀夫 佐々木
Norio Sasaki
紀夫 佐々木
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Akihiro Matsumoto
明博 松本
哲朗 梶浦
Tetsuro Kajiura
哲朗 梶浦
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Abstract

【課題】接着剤の使用やリード部の折り曲げといった作業を行うことなく、できるだけ少ない工数で組み立て可能なコイル部品を提供する。【解決手段】コア10を収容する収容部材30は、突出部貫通孔32aを備えた中空状の2つの突出部32を有し、収容部材30を覆う中蓋部材40は、突出部貫通孔32aと対向する位置に設けられた2つの中蓋貫通孔41を有する。収容部材30および外蓋部材50は、それぞれ係止部34、53を有する。以上の構成により、収容部材30にコア10を収容し、その上面を中蓋部材40によって覆った後、中蓋貫通孔41から突出部貫通孔32aを介して収容部材30の底面外側まで巻線部材20の両脚部21を貫通させ、更に中蓋部材40の上面側を外蓋部材50によって覆い、両部材40、50を係止部34、53によって係止させるだけで、コイル部品の組み立てを行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、コイル部品に関し、特に、組み立て式のコイル部品に用いて好適なものである。
従来、組み立て式のコイル部品が知られている(例えば、特許文献1〜4参照)。特許文献1の薄型コイル部品は、複数のプリントコイルを積層した積層コイル基板に磁性コアを組み付けることによって構成される。積層コイル基板には、外部接続用端子が固着されている。具体的には、積層コイル基板を挟んで上下より磁性コアを突き合わせて相互に接着等で一体化するとともに、外部接続用端子を各スルーホール状電極の底面側平面電極部にはんだ付けで接続固着することにより、組上がり状態の薄型コイル部品を得る。
また、特許文献2に記載のコイル部品は、台座およびこの台座から突出する中空のコイル巻装部を有するボビンと、コイル巻装部に巻装されたコイルと、ボビンの台座にインサートされ、コイルの端末と接続される少なくとも一対の端子板と、鍔部およびこの鍔部から突出する軸部を有し、この軸部がコイル巻装部の中空に挿入されたコアと、コイルの周囲および端子板を覆い、ボビンの台座に一体的に結合された封止樹脂とを備えて構成される。ボビンの中空部に設けられたテーパ部に接着剤を塗布することにより、ボビンとコアとが接着固定される。
また、特許文献3に記載の表面実装用コモンモードチョークコイルは、絶縁被覆された平角線材から複数同一円周上に積層巻線した複数個のコイルを備え、その各コイルを、個別に設けた中央磁芯に個々に嵌め込んで相独立させて、板状コアと凹状コアとからなる箱型コアの内部に組み付けることによって構成される。板状コアは、接着剤で凹状コアに接合固定される。
また、特許文献4に記載の空芯コイルは、下面を開口したケースと、巻回部およびリード部からなるコイルと、ケースに取付けられてその開口面を塞ぐ蓋板とを備え、コイルの巻回部をケース内に収納し、2本のリード部を、蓋板の切欠部に通してケースの外に導出し、蓋板の表面に沿って折り曲げて面付け型とすることによって構成される。組み立ては、以下のようにして行う。まず、巻回部がケースの内部に収納され、リード部がケースの外に突出した状態となるように、コイルをケースの中に取り付ける。次いで、リード部が切欠部を通るようにして蓋板をケースの開口面に被せ、ケースの端縁を押し広げて蓋板の突起をケースの孔に嵌め込み、蓋板がケースから外れないように係止する。そして、コイルの2本のリード部を互いに反対方向に折り曲げることにより、面付け型の空芯コイルが完成する。
実開平11−340051号公報 特開2009−4653号公報 特開2007−93757号公報 実開平5−31210号公報
上記特許文献1〜4に記載のコイル部品は何れも、簡単な組み立て作業で構成可能とすることを目的として構成されたものである。しかしながら、特許文献1〜3に記載のコイル部品では、組み立て作業の過程で接着剤を使用することが必要であり、その分、工数が増えてしまうという問題があった。
これに対し、特許文献4に記載のコイル部品は、接着剤を使用することなく組み立てることが可能である。すなわち、コイルをケースに収納した状態で蓋板を被せ、蓋板の突起をケースの孔に嵌め込んで係止する構成なので、接着剤の使用は不要である。しかしながら、コイルをケースに入れるだけでは内部での安定性が悪く、ケースの外に導出したリード部の先端を蓋板の表面に沿って折り曲げて固定する必要がある。そのため、この折り曲げ工程に関する工数が増えてしまうという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、接着剤の使用やリード部の折り曲げといった作業を行うことなく、できるだけ少ない工数で組み立て可能なコイル部品を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明のコイル部品は、中央に貫通孔を有する中空のコアと、2本の平行な両脚部および当該両脚部の間のブリッジ部から成る巻線部材と、コアを収容する収容部材と、収容部材を上面側から覆う中蓋部材と、中蓋部材を上面側から覆う外蓋部材とを備えて構成される。収容部材は、底面から突出する中空部材であって、コアの貫通孔に挿通される突出部と、巻線部材の両脚部が挿通される脚用貫通孔とを有する。また、中蓋部材は、収容部材を上面側から覆ったときに収容部材の脚用貫通孔と対向する位置に設けられた中蓋貫通孔を有する。また、収容部材、中蓋部材および外蓋部材の少なくとも2つは、部材どうしを係止する係止部を有している。
上記のように構成した本発明によれば、以下のようにしてコイル部品の組み立てを行うことが可能である。まず、収容部材の突出部をコアの貫通孔に挿通することによってコアを収容部材に収容し、その上面を中蓋部材によって覆う。このとき、コアは、自身の貫通孔と収容部材の突出部とにより位置決めされ、中蓋部材によって上面側が塞がれる状態となり、収容部材に安定的に収容される。次いで、中蓋部材の上面側から中蓋貫通孔に巻線部材の両脚部を挿入し、収容部材の脚用貫通孔を貫通させることにより、コアの内側に巻線部材の脚部が挿通された状態とする。そして、中蓋部材の上面を外蓋部材によって覆い、係止部によって収容部材、中蓋部材および外蓋部材を係止させて固定する。このように、本発明によれば、接着剤の使用や巻線部材の折り曲げといった作業を行う必要がなく、従来に比べて少ない工数でコイル部品の組み立てを行うことができる。
本実施形態によるコイル部品の各部材の構成例を示す図である。 コイル部品の組み立ての手順を示す図である。 コイル部品の組み立ての手順を示す図である。 本実施形態によるコイル部品の他の構成例を示す図である。 本実施形態によるコイル部品の他の構成例を示す図である。 本実施形態によるコイル部品の他の構成例を示す図である。 本実施形態によるコイル部品の他の構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のコイル部品は、複数の部材を組み合わせることによって構成可能な組み立て式のコイル部品である。図1は、本実施形態によるコイル部品の各部材の構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のコイル部品は、磁性体から成る2つのコア10(図1(A))と、導電性の巻線部材20(図1(B))と、2つのコア10を収容する非導電性の収容部材30(図1(C))と、収容部材30を上面側から覆う非導電性の中蓋部材40(図1(D))と、中蓋部材40を上面側から覆う非導電性の外蓋部材50(図1(E))とを備えて構成される。
図1(A)において、(A1)はコア10の上面図、(A2)はコア10の正面図を示している。コア10は、中央に貫通孔11を有する中空の円筒部材である。貫通孔11は、コア10の上面から底面までを貫く断面円形の孔である。コア10の高さ(上面から底面までの長さ)および半径は、構成しようとするコイルの電気的性質を考慮して任意に設計することが可能である。
図1(B)に示すように、巻線部材20は、2本の平行な両脚部21と、当該両脚部21の間のブリッジ部22とから成る略コの字形状の導電性部材である。本実施形態の巻線部材20は、例えば、1本の細長い円柱状導材の2箇所をそれぞれ略90度の角度で屈曲させることによって構成される。このため、両脚部21およびブリッジ部22は何れも、直線状に形成されている。
両脚部21を直線状に構成しているのは、これを収容部材30の突出部32が有する突出部貫通孔32a(請求項1の脚用貫通孔に相当)に挿通するためである。両脚部21を突出部貫通孔32aに挿通可能とするために、両脚部21の直径は、突出部貫通孔32aの直径よりも小さく構成されている。なお、両脚部21を突出部貫通孔32aに挿通したときに、突出部貫通孔32aの中で両脚部21が安定した状態となるように、両脚部21の直径が突出部貫通孔32aの直径よりもわずかに小さくなる程度に構成するのが好ましい。
また、ブリッジ部22を直線状に構成しているのは、後述するように、収容部材30を上面側から覆った中蓋部材40の中蓋貫通孔41から巻線部材20の両脚部21を収容部材30の底面側に向かって挿通したしたときに、ブリッジ部22が中蓋部材40の内側底面に対し、その平面形状に沿った状態で当接するようにするためである。後述するように、中蓋部材40の内側底面には、ブリッジ部22を挟持するための挟持部42が設けられており、ブリッジ部22を直線状に構成することにより、ブリッジ部22の挟持を簡単な構成で行いやすくすることができる。
図1(C)において、(C1)は収容部材30の上面図、(C2)は収容部材30の正面図を示している。収容部材30は、底面からそれぞれ上面側に突出する円筒状の中空部材である2つの突出部32と、2つの突出部32をそれぞれ中心とする2つの独立したコア収容スペース33とを備えて構成される。収容部材30は、例えば樹脂製の非導電性部材である。
突出部32は、その外径がコア10の貫通孔11の直径よりも小さく構成されており、貫通孔11に挿通されるようになっている。なお、コア10の貫通孔11に突出部32を挿通したときに、突出部32の外側でコア10が安定した状態で載置されるように、突出部32の外径が貫通孔11の直径よりもわずかに小さくなる程度に構成するのが好ましい。
突出部32の内側の中空部は、上面から底面までを貫く貫通孔(上述した突出部貫通孔32a)となっており、ここに巻線部材20の両脚部21が挿通される。上述した通り、巻線部材20の両脚部21を突出部貫通孔32aに挿通したときに、突出部貫通孔32aの中で両脚部21が安定した状態となるように、両脚部21の直径が突出部貫通孔32aの直径(突出部32の内径)よりもわずかに小さくなる程度に構成するのが好ましい。
突出部貫通孔32aは、突出部32(収容部材30)の上面から底面までを貫く孔である。そのため、巻線部材20の両脚部21を突出部貫通孔32aに挿通すると、両脚部21は、突出部貫通孔32aを貫通し、収容部材30の外側底面よりも外側に突出可能となっている。
コア収容スペース33は、突出部32が貫通孔11に挿通された状態でコア10を収容するためのスペースである。コア収容スペース33の中央部には断面円形の突出部32が存在するので、コア収容スペース33の断面形状はドーナツ形となっている。2つのコア収容スペース33は、水平方向に並べて設けられている。
コア収容スペース33の外周面における内径および高さは、コア10の直径および高さに合わせて構成されている。すなわち、コア収容スペース33の外周面における内径は、コア10の直径よりもわずかに大きくなる程度に構成するのが好ましい。また、コア収容スペース33の高さは、コア10の高さと略同じ程度とするのが好ましい。コア収容スペース33の上部は中蓋部材40の外側底面で覆われるので、コア収容スペース33を上記のような直径および高さに構成すれば、水平方向にも垂直方向にも殆ど動かない安定した状態でコア10を収容することができる。
コア収容スペース33の上部は、段構造33aとなっている。すなわち、コア収容スペース33の外周面を構成する部分の厚みが、段構造33aを形成する最上部の所定高さの領域だけわずかに薄くなるように構成されている。段構造33aの高さはわずかでよく、例えば1mm程度とすることが可能である。この段構造33aは、収容部材30の上面を中蓋部材40で覆う際に、中蓋部材40の収容部材30に対する水平方向の載置位置を決めるための位置決め機構として機能するとともに、中蓋部材40の収容部材30に対する垂直方向の移動を規制するストッパ機構として機能する。
2つのコア収容スペース33の間には、収容部材30の底面から上方に立設した横架部35が構成され、その横架部35の正面側および背面側の両側面に第1の係合部34が設けられている。横架部35の正面側および背面側の側面は、収容部材30の底面における正面側および背面側の最外面(2つのコア収容スペース33の間を接続する仮想的な接線)よりも若干内側寄りの位置となるように構成されている。そのため、正面側および背面側の第1の係合部34も、収容部材30の底面における正面側および背面側の最外面よりも若干内側寄りの位置に設けられている。第1の係合部34は、後述する外蓋部材50が備える第2の係合部53と係合することによって、収容部材30および外蓋部材50どうしを係止するための係止部に相当するものである。
図1(C3)は、第1の係合部34および横架部35の構成を矢印Yの方向から見た状態で示す図である。第1の係合部34は、横架部35の側面から正面側および背面側にそれぞれ突出する突起状部材である。第1の係合部34は、その上側の面が上方から下方に向かって傾斜するテーパ面となっている一方、下側の面が略水平に切り出された構成となっている。
図1(D)において、(D1)は中蓋部材40の上面図、(D2)は中蓋部材40の正面図、(D3)は中蓋部材40の底面図を示している。中蓋部材40は、例えば樹脂製の非導電性部材である。中蓋部材40は、収容部材30を上面側から覆ったときに収容部材30の2つの突出部貫通孔32aと対向する位置に設けられた2つの中蓋貫通孔41を備えている。
この中蓋貫通孔41には、巻線部材20の両脚部21が挿通される。中蓋貫通孔41を貫通した両脚部21は、上述したように、収容部材30の突出部貫通孔32aを更に貫通し、収容部材30の外側底面よりも外側に突出可能となっている。すなわち、巻線部材20は、収容部材30を上面側から覆った中蓋部材40の中蓋貫通孔41から両脚部21を挿入したしたときに、収容部材30の突出部貫通孔32aを貫通して収容部材30の下面側に突出する長さに両脚部21が形成されている。
収容部材30の下面から外側に突出した両脚部21の先端は、例えばプリント配線基板に半田付けされる。よって、巻線部材20の両脚部21の長さは、収容部材30の下面から外側に突出する部分の長さが半田付けに好適な長さとなるように設計すればよい。
上述したように、中蓋部材40の内側底面には、中蓋貫通孔41から両脚部21が挿入された巻線部材20のブリッジ部22を挟持する挟持部42が設けられている。挟持部42は、例えば、中蓋部材40の内側底面から垂直方向に立設された2つの平行な可撓性部材により構成される。2つの可撓性部材の間隔は、ブリッジ部22の直径よりも若干狭くなる程度に構成されている。これにより、ブリッジ部22が上方から挟持部42に押し込められると、2つの可撓性部材が押し広げられ、元に戻ろうとする反力によってブリッジ部22が挟持される。
また、中蓋部材40は、後述する外蓋部材50が備える第2の係合部53を挿通させる係止用貫通孔43を更に備えている。この係止用貫通孔43は、中蓋部材40によって収容部材30を上面側から覆ったときに第1の係合部34と対向する位置に設けられている。これにより、第2の係合部53が係止用貫通孔43を貫通して、第1の係合部34と係合するように構成されている。
中蓋部材40の外側底面は、その外周面に沿って敷居構造44となっている。すなわち、中蓋部材40の外側底面の最外殻部分に、その周面に沿って下方に立設した敷居構造44が設けられている。敷居構造44の高さおよび厚みは、収容部材30の最上部に有する段構造33aの高さおよび厚みと略同じとなる程度に構成されている。これにより、中蓋部材40の敷居構造44は、収容部材30の段構造33aとちょうど嵌合する形状となっている。
上述したように、段構造33aおよび敷居構造44は、収容部材30の上面を中蓋部材40で覆う際に、中蓋部材40の収容部材30に対する水平方向の載置位置を決めるための位置決め機構として機能するとともに、中蓋部材40の収容部材30に対する垂直方向の移動を規制するストッパ機構として機能する。中蓋部材40の敷居構造44と収容部材30の段構造33aとが嵌合した状態において、中蓋部材40の側壁と、収容部材30の各コア収容スペース33の側壁とが段差なく面一で連続した状態となる。
図1(E)において、(E1)は外蓋部材50の上面図、(E2)は外蓋部材50の正面図、(E3)は外蓋部材50の左側面図(右側面図も同様)を示している。外蓋部材50は、例えば樹脂製の非導電性部材である。外蓋部材50は、中蓋部材40と相似形の外形を有している。外蓋部材50の外形は中蓋部材40の外形よりも若干小さく構成されており、外蓋部材50の側壁を中蓋部材40の中に収容可能となっている。
外蓋部材50の底面は段構造51となっており、外周に沿って側方に向かってわずかに張り出した部位を有している。この段構造51は、中蓋部材40の中に外蓋部材50の側壁を入れた際に、外蓋部材50の中蓋部材40に対する垂直方向の移動を規制するストッパ機構として機能する。外蓋部材50の側壁を中蓋部材40の中に入れた状態で、外蓋部材50の底面は、中蓋部材40の上面を覆い、内部の巻線部材20を隠すこととなる。
なお、段構造51における張り出した部位の長さは、中蓋部材40の側壁の厚みと略同じである。これにより、中蓋部材40の中に外蓋部材50の側壁を挿入して外蓋部材50の底面で中蓋部材40を覆ったときに、外蓋部材50の段構造51の最外面と中蓋部材40の側壁とが段差なく面一で連続した状態となる。
また、外蓋部材50は、その内側底面に、収容部材30を上面側から覆った中蓋部材40の中蓋貫通孔41から両脚部21を挿入した状態の巻線部材20におけるブリッジ部22を上方から押圧する押圧用凸部52を備えている。押圧用凸部52は、例えば、外蓋部材50の内側底面から垂直方向に立設した1個または複数個の突起部材により構成される。
この押圧用凸部52が設けられる位置は、中蓋貫通孔41に両脚部21が挿入された状態のブリッジ部22が位置する場所であればどこでもよいが、挟持部42と対向する位置に設けるのが好ましい。挟持部42によりブリッジ部22を左右方向から挟持し、その上部から押圧用凸部52によってブリッジ部22を押圧することにより、ブリッジ部22をより安定的に保持することができる。
また、外蓋部材50は、上述した第2の係合部53を備えている。第2の係合部53は、外蓋部材50の側面(具体的には、側壁の最上端)から延設された部材であり、収容部材30に設けられた第1の係合部34と係合する。第2の係合部53は、比較的薄い板状に形成された部材で、可撓性を有している。第2の係合部53は内側に開口53aを有しており、この開口53aに第1の係合部34が係合することによって、第1の係合部34と第2の係合部53とが係止状態となる。第1の係合部34と第2の係合部53とが係止状態となることにより、収容部材30と外蓋部材50とが係止状態となるだけでなく、その間に挟まれた中蓋部材40も係止状態となる。
次に、以上のように構成した各部材を用いたコイル部品の組み立てについて説明する。図2および図3は、コイル部品の組み立ての手順を示す図である。コイル部品の組み立ては、以下のようにして行う。
まず、図2(A)に示すように、収容部材30の2つコア収容スペース33に2つのコア10を収容する(S1)。すなわち、収容部材30の2つの突出部32を各コア10の貫通孔11に挿通することにより、2つのコア10を収容部材30に収容する。次いで、コア10が収容された収容部材30の上面を中蓋部材40によって覆う(S2)。このとき、中蓋部材40の底面が収容部材30の方を向くような向きにして、中蓋部材40によって収容部材30の上面を覆う。
これにより、収容部材30の中の2つのコア10は、自身の貫通孔11と収容部材30の突出部32、および、自身の外形とコア収容スペース33の外形との関係により水平方向の位置決めがなされ、中蓋部材40によって上面側が塞がれることによって垂直方向の位置決めがなされた状態となり、収容部材30のコア収容スペース33に安定的に収容される。
次に、中蓋部材40上面側から2つの中蓋貫通孔41に巻線部材20の両脚部21を挿入する(S3)。そして、収容部材30の2つの突出部32の内側の中空部である突出部貫通孔32aを両脚部21が貫通するように、巻線部材20を下方に押し込む。これにより、コア10の内側に巻線部材20の両脚部21が挿通された状態とし、収容部材30の底面から外側に巻線部材20の両脚部21の端部を突出させる。このとき、巻線部材20のブリッジ部22は、中蓋部材40の内側底面にある挟持部42によって挟持される。ここまでの組み立てにより、図2(B)の状態が完成する。
次に、図3(A)に示すように、外蓋部材50の第2の係合部53を中蓋部材40の係止用貫通孔43に通すようにして、外蓋部材50の側壁を中蓋部材40の中に収容し、外蓋部材50の底面によって中蓋部材40を上面から覆う。そして、係止用貫通孔43を挿通した外蓋部材50の第2の係合部53と、収容部材30の側面に設けられた第1の係合部34とを係合させることにより、外蓋部材50を収容部材30に係止させる。
以上の組み立てにより、図3(B)に示すようなコイル部品の組み立てが完了する。以上のように、本実施形態によれば、接着剤を一切使わずに、また、巻線部材の折り曲げといった作業を行うことなくコイル部品を組み立てることができ、従来に比べて少ない工数で組み立てを行うことができる。
なお、上記実施形態では、中央に断面円形の貫通孔11を有する中空の円筒部材によりコア10を構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、コア10を四角筒部材により構成してもよい。また、貫通孔11の断面形状を四角形としてもよい。その他、コア10および貫通孔11の断面形状は、三角形、五角形、六角形などの多角形としてもよい。巻線部材20の断面形状は、貫通孔11の断面形状に合わせて構成すればよい。
また、上記実施形態では、巻線部材20のブリッジ部22を直線状に構成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ブリッジ部22を湾曲させて構成することにより、巻線部材20を略U字形状に構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、収容部材30の第1の係合部34を雄状構造、外蓋部材50の第2の係合部53を雌状構造とする例について説明したが、これの逆であってもよい。また、上記実施形態では、中蓋部材40に係止用貫通孔43を設け、中蓋部材40の側壁の内側に第2の係合部53を通す構成としたが、中蓋部材40の側壁の外側に第2の係合部53を通す構成としてもよい。
また、上記実施形態では、中蓋部材40を挟んで下側の収容部材30と上側の外蓋部材50とに係止部(第1の係合部34および第2の係合部53)を設ける構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、収容部材30と中蓋部材40との間、および、中蓋部材40と外蓋部材50との間のそれぞれに対し、それぞれの部材どうしを係止する係止部を備える構成としてもよい。
また、上記実施形態では、中蓋部材40の挟持部42および外蓋部材50の押圧用凸部52の両方を設ける構成としたが、何れか一方のみを設ける構成としてもよい。
また、上記実施形態では、コア10を2つ備える構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、コアを1つのみ備える構成としてもよい。この場合、巻線部材は、1つまたは複数であってよい。この場合、収容部材は、突出部を1つ備え、当該1つの突出部を中心とする1つのコア収容スペースを備える。また、脚用貫通孔は、1つの突出部の内側の中空部である1つまたは複数の突出部貫通孔と、コア収容スペースの外側にある1つまたは複数の非突出部貫通孔とにより構成することが可能である。
例えば、図4は、コアが1つで巻線部材が1つの場合の構成例を示す図である。図5は、コアが1つで巻線部材が2つの場合の構成例を示す図である。図6は、コアが1つで巻線部材が3つの場合の構成例を示す図である。図7は、コアが1つで巻線部材が4つの場合の構成例を示す図である。なお、図4〜図7において示す符号には“A”〜“D”の英文字が含まれているが、当該英文字を除いた数字が同じ構成要素は、それぞれが対応する構成要素であることを示している。
図4において、(A)はコア10Aの斜視図である。図4(A)に示すように、コア10Aは、中央に貫通孔11Aを有する中空の円筒部材である。(B)は巻線部材20Aの斜視図である。図4(B)に示すように、巻線部材20Aは、2本の平行な両脚部21Aと、当該両脚部21Aの間のブリッジ部22Aとから成る略コの字形状の導電性部材である。
図4(C)は収容部材30Aの構成例を示し、(C1)は斜視図、(C2)は上面図、(C3)は底面図を示している。図4(C)に示すように、収容部材30Aは、突出部32Aを1つ備え、当該1つの突出部32Aを中心とする1つのコア収容スペース33Aを備える。突出部32Aは、その外径がコア10Aの貫通孔11Aの直径よりも小さく構成されており、貫通孔11Aに挿通されるようになっている。コア収容スペース33Aは、その断面形状はドーナツ形となっており、外周面における内径および高さは、コア10Aの直径および高さに合わせて構成されている。収容部材30Aの上部は、段構造33Aaとなっている。
また、収容部材30Aは、巻線部材20Aの両脚部21Aの貫通させるための脚用貫通孔として、1つの突出部32Aの内側の中空部である1つの突出部貫通孔32Aaと、コア収容スペース33Aの外側にある1つの非突出部貫通孔31Aaとを備える。突出部貫通孔32Aaおよび非突出部貫通孔31Aaは、これらに巻線部材20Aの両脚部21を挿通したときに、各貫通孔32Aa,31Aaの中で両脚部21Aが安定した状態となるように、両脚部21Aの直径が各貫通孔32Aa,31Aaの直径よりもわずかに小さくなる程度に構成するのが好ましい。
収容部材30Aの正面側および背面側の両側面には、第1の係合部34Aが設けられている。第1の係合部34Aは、後述する外蓋部材50Aが備える第2の係合部53Aと係合することによって、収容部材30Aおよび外蓋部材50Aどうしを係止するための係止部に相当するものである。この第1の係合部34Aは、その上側の面が上方から下方に向かって傾斜するテーパ面となっている一方、下側の面が略水平に切り出された構成となっている。
図4(D)は中蓋部材40Aの構成例を示し、(D1)は斜視図、(D2)は上面図、(D3)は底面図を示している。図4(D)に示すように、中蓋部材40Aは、収容部材30Aを上面側から覆ったときに収容部材30Aの突出部貫通孔32Aaおよび非突出部貫通孔31Aaと対向する位置に設けられた2つの中蓋貫通孔41Aを備えている。この中蓋貫通孔41Aには、巻線部材20Aの両脚部21Aが挿通される。中蓋貫通孔41Aを貫通した両脚部21Aは、収容部材30Aの突出部貫通孔32Aaおよび非突出部貫通孔31Aaを更に貫通し、収容部材30Aの外側底面よりも外側に突出可能となっている。
中蓋部材40Aの内側底面には、中蓋貫通孔41Aから両脚部21Aが挿入された巻線部材20Aのブリッジ部22Aを挟持するための挟持部42Aが設けられている。挟持部42Aは、例えば、中蓋部材40Aの内側底面から垂直方向に立設された2つの平行な可撓性部材により構成される。挟持部42Aは、収容部材30Aの突出部貫通孔32Aaおよび非突出部貫通孔31Aaと対向する位置に設けられた2つの中蓋貫通孔41Aの間の位置に設けられている。
中蓋部材40Aの外側底面は、その外周面に沿って敷居構造44Aとなっている。この敷居構造44Aは、収容部材30Aの段構造33Aaとちょうど嵌合する形状となっている。段構造33Aaおよび敷居構造44Aは、収容部材30Aの上面を中蓋部材40Aで覆う際に、中蓋部材40Aの収容部材30Aに対する水平方向の載置位置を決めるための位置決め機構として機能するとともに、中蓋部材40Aの収容部材30Aに対する垂直方向の移動を規制するストッパ機構として機能する。
なお、中蓋部材40Aは、外蓋部材50Aが備える第2の係合部53Aを挿通させる係止用貫通孔(図1の係止用貫通孔43に相当する構成)は備えていない。すなわち、中蓋部材40Aの側壁の外側に第2の係合部53Aを通す構成としている。また、中蓋部材40Aの上部は、段構造45Aとなっている。
図4(E)は外蓋部材50Aの構成例を示し、(E1)は斜視図、(E2)は上面図、(E3)は底面図を示している。図4(E)に示すように、外蓋部材50Aは、その外周面に沿って敷居構造55Aを有している。この敷居構造55Aは、中蓋部材40Aの段構造45Aとちょうど嵌合する形状となっている。段構造45Aおよび敷居構造55Aは、中蓋部材40Aの上面を外蓋部材50Aで覆う際に、外蓋部材50Aの中蓋部材40Aに対する水平方向の載置位置を決めるための位置決め機構として機能するとともに、外蓋部材50Aの中蓋部材40Aに対する垂直方向の移動を規制するストッパ機構として機能する。
また、外蓋部材50Aは、その内側底面に、収容部材30Aを上面側から覆った中蓋部材40Aの中蓋貫通孔41Aから両脚部21Aを挿入した状態の巻線部材20Aにおけるブリッジ部22Aを上方から押圧する押圧用凸部52Aを備えている。押圧用凸部52Aは、例えば、外蓋部材50Aの内側底面から垂直方向に立設した1個または複数個の突起部材により構成される。この押圧用凸部52Aが設けられる位置は、中蓋貫通孔41Aに両脚部21Aが挿入された状態のブリッジ部22Aが位置する場所であればどこでもよいが、挟持部42Aと対向する位置に設けるのが好ましい。
また、外蓋部材50Aは、上述した第2の係合部53Aを備えている。第2の係合部53Aは、外蓋部材50Aの側面から延設された部材であり、収容部材30Aに設けられた第1の係合部34Aと係合する。第2の係合部53Aは、比較的薄い板状に形成された部材で、可撓性を有している。第2の係合部53Aは内側に開口53Aaを有しており、この開口53Aaに第1の係合部34Aが係合することによって、第1の係合部34Aと第2の係合部53Aとが係止状態となる。
図4(F)は、コア10A、巻線部材20A、収容部材30Aおよび中蓋部材40Aを組み立てた状態を示す斜視図である。図4(G)は、図4(F)の状態から更に外蓋部材50Aを組み立ててコイル部品が完成した状態を示す斜視図である。
図5において、(A)はコア10Bの斜視図である。図5(A)に示すように、コア10Bは、中央に貫通孔11Bを有する中空の円筒部材である。なお、貫通孔11Bの直径は、図4(A)に示したコア10Aの貫通孔11Aの直径より大きい。これは、貫通孔11Bの中に貫通させる突出部32B(図5(C)参照)の直径が、図4(C)に示した突出部32Aの直径よりも大きいからである。突出部32Bの直径が突出部32Aの直径よりも大きいのは、図4(C)の場合は突出部32Aの内側に1つの突出部貫通孔32Aaのみが備えられるのに対し、図5(C)の場合は突出部32Bの内側に2つの突出部貫通孔32Baが備えられるからである。
図5(B)は巻線部材20Bの斜視図である。図5(B)に示すように、巻線部材20Bは、2本の平行な両脚部21Bと、当該両脚部21Bの間のブリッジ部22Bとから成る略コの字形状の導電性部材である。図5に示す構成のコイル部品では、この巻線部材20Bを2つ用いる。
図5(C)は収容部材30Bの構成例を示し、(C1)は斜視図、(C2)は上面図、(C3)は底面図を示している。図5(C)に示すように、収容部材30Bは、突出部32Bを1つ備え、当該1つの突出部32Bを中心とする1つのコア収容スペース33Bを備える。突出部32Bは、その外径がコア10Bの貫通孔11Bの直径よりも小さく構成されており、貫通孔11Bに挿通されるようになっている。コア収容スペース33Bは、その断面形状はドーナツ形となっており、外周面における内径および高さは、コア10Bの直径および高さに合わせて構成されている。収容部材30Bの上部は、段構造33Baとなっている。
また、収容部材30Bは、2つの巻線部材20Bの両脚部21Bの貫通させるための脚用貫通孔として、1つの突出部32Bの内側の中空部である2つの突出部貫通孔32Baと、コア収容スペース33Bの両外側にある2つの非突出部貫通孔31Baとを備える。2組の突出部貫通孔32Baおよび非突出部貫通孔31Baは、これらに2つの巻線部材20Bの両脚部21Bを挿通したときに、各貫通孔32Ba,31Baの中で両脚部21Bが安定した状態となるように、両脚部21Bの直径が各貫通孔32Ba,31Baの直径よりもわずかに小さくなる程度に構成するのが好ましい。
収容部材30Bの正面側および背面側の両側面には、第1の係合部34Bが設けられている。第1の係合部34Bは、後述する外蓋部材50Bが備える第2の係合部53Bと係合することによって、収容部材30Bおよび外蓋部材50Bどうしを係止するための係止部に相当するものである。この第1の係合部34Bは、その上側の面が上方から下方に向かって傾斜するテーパ面となっている一方、下側の面が略水平に切り出された構成となっている。
図5(D)は中蓋部材40Bの構成例を示し、(D1)は斜視図、(D2)は上面図、(D3)は底面図を示している。図5(D)に示すように、中蓋部材40Bは、収容部材30Bを上面側から覆ったときに収容部材30Bの突出部貫通孔32Baおよび非突出部貫通孔31Baと対向する位置に設けられた4つの中蓋貫通孔41Bを備えている。この中蓋貫通孔41Bには、2つの巻線部材20Bの両脚部21Bが挿通される。中蓋貫通孔41Bを貫通した両脚部21Bは、収容部材30Bの突出部貫通孔32Baおよび非突出部貫通孔31Baを更に貫通し、収容部材30Bの外側底面よりも外側に突出可能となっている。
中蓋部材40Bの内側底面には、中蓋貫通孔41Bから両脚部21Bが挿入された巻線部材20Bのブリッジ部22Bを挟持するための挟持部42Bが設けられている。挟持部42Bは、例えば、中蓋部材40Bの内側底面から垂直方向に立設された2つの平行な可撓性部材により構成される。挟持部42Bは、収容部材30Bの1組の突出部貫通孔32Baおよび非突出部貫通孔31Baと対向する位置に設けられた2つの中蓋貫通孔41Bの間の位置と、もう1組の突出部貫通孔32Baおよび非突出部貫通孔31Baと対向する位置に設けられた2つの中蓋貫通孔41Bの間の位置とに設けられている。
中蓋部材40Bの外側底面は、その外周面に沿って敷居構造44Bとなっている。この敷居構造44Bは、収容部材30Bの段構造33Baとちょうど嵌合する形状となっている。段構造33Baおよび敷居構造44Bは、収容部材30Bの上面を中蓋部材40Bで覆う際に、中蓋部材40Bの収容部材30Bに対する水平方向の載置位置を決めるための位置決め機構として機能するとともに、中蓋部材40Bの収容部材30Bに対する垂直方向の移動を規制するストッパ機構として機能する。
なお、中蓋部材40Bは、外蓋部材50Bが備える第2の係合部53Bを挿通させる係止用貫通孔(図1の係止用貫通孔43に相当する構成)は備えていない。すなわち、中蓋部材40Bの側壁の外側に第2の係合部53Bを通す構成としている。また、中蓋部材40Bの上部は、段構造45Bとなっている。
図5(E)は外蓋部材50Bの構成例を示し、(E1)は斜視図、(E2)は上面図、(E3)は底面図を示している。図5(E)に示すように、外蓋部材50Bは、その外周面に沿って敷居構造55Bを有している。この敷居構造55Bは、中蓋部材40Bの段構造45Bとちょうど嵌合する形状となっている。段構造45Bおよび敷居構造55Bは、中蓋部材40Bの上面を外蓋部材50Bで覆う際に、外蓋部材50Bの中蓋部材40Bに対する水平方向の載置位置を決めるための位置決め機構として機能するとともに、外蓋部材50Bの中蓋部材40Bに対する垂直方向の移動を規制するストッパ機構として機能する。
また、外蓋部材50Bは、その内側底面に、収容部材30Bを上面側から覆った中蓋部材40Bの中蓋貫通孔41Bから両脚部21Bを挿入した状態の巻線部材20Bにおけるブリッジ部22Bを上方から押圧する押圧用凸部52Bを備えている。押圧用凸部52Bは、例えば、外蓋部材50Bの内側底面から垂直方向に立設した1個または複数個の突起部材により構成される。この押圧用凸部52Bが設けられる位置は、中蓋貫通孔41Bに両脚部21Bが挿入された状態のブリッジ部22Bが位置する場所であればどこでもよいが、挟持部42Bと対向する位置に設けるのが好ましい。
また、外蓋部材50Bは、上述した第2の係合部53Bを備えている。第2の係合部53Bは、外蓋部材50Bの側面から延設された部材であり、収容部材30Bに設けられた第1の係合部34Bと係合する。第2の係合部53Bは、比較的薄い板状に形成された部材で、可撓性を有している。第2の係合部53Bは内側に開口53Baを有しており、この開口53Baに第1の係合部34Bが係合することによって、第1の係合部34Bと第2の係合部53Bとが係止状態となる。
図5(F)は、コア10B、巻線部材20B、収容部材30Bおよび中蓋部材40Bを組み立てた状態を示す斜視図である。図5(G)は、図5(F)の状態から更に外蓋部材50Bを組み立ててコイル部品が完成した状態を示す斜視図である。
図6および図7に示すコイル部品は、図5に示すコイル部品と比べて、使用する巻線部材20C,20Dの数が異なることに対応して異なる形状および異なる数の各種貫通孔を有するが、基本的な構成は変わらないので、詳細な説明を割愛する。なお、図6および図7では、他にない特徴的な構成として、収容部材30C,30D、中蓋部材40C,40Dおよび外蓋部材50C,50Dの形状を挙げることができる。すなわち、収容部材30C,30Dは、コア収容スペース33C,33Dを中心として放射状に、3つの非突出部貫通孔32Caまたは4つの非突出部貫通孔32Daを備えるようにするための形状を有している。中蓋部材40C,40Dおよび外蓋部材50C,50Dは、収容部材30C,30Dの形状に合わせた形状に構成されている。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10,10A,10B,10C,10D コア
11,11A,11B,11C,11D 貫通孔
20,20A,20B,20C,20D 巻線部材
21,21A,21B,21C,21D 両脚部
22,22A,22B,22C,22D ブリッジ部
30,30A,30B,30C,30D 収容部材
31Aa,31Ba,31Ca,31Da 非突出部貫通孔(脚用貫通孔)
32,32A,32B,32C,32D 突出部
32a,32Aa,32Ba,32Ca,32Da 突出部貫通孔(脚用貫通孔)
33,33A,33B,33C,33D コア収容スペース
34,34A,34B,34C,34D 第1の係合部
35 横架部
40,40A,40B,40C,40D 中蓋部材
41,41A,41B,41C,41D 中蓋貫通孔
42,42A,42B,42C,42D 挟持部
43 係止用貫通孔
50,50A,50B,50C,50D 外蓋部材
52,52A,52B,52C,52D 押圧用凸部
53,53A,53B,53C,53D 第2の係合部

Claims (10)

  1. 中央に貫通孔を有する中空のコアと、
    2本の平行な両脚部および当該両脚部の間のブリッジ部から成る導電性の巻線部材と、
    上記コアを収容する非導電性の収容部材と、
    上記収容部材を上面側から覆う非導電性の中蓋部材と、
    上記中蓋部材を上面側から覆う非導電性の外蓋部材とを備え、
    上記収容部材は、
    底面から突出する中空部材であって、上記コアの貫通孔に挿通される突出部と、
    上記巻線部材の両脚部が挿通される脚用貫通孔とを備え、
    上記中蓋部材は、上記収容部材を上面側から覆ったときに上記収容部材の上記脚用貫通孔と対向する位置に設けられた中蓋貫通孔を備え、
    上記収容部材、上記中蓋部材および上記外蓋部材の少なくとも2つは、部材どうしを係止する係止部を備えることを特徴とするコイル部品。
  2. 上記コアを2つ備え、
    上記巻線部材を1つ備え、
    上記収容部材は、上記2つのコアを並べて収容するように構成され、当該2つのコアを収容する位置に対応して上記突出部を2つ備え、
    上記脚用貫通孔は、上記2つの突出部の内側の中空部である突出部貫通孔により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 上記収容部材は、上記2つの突出部をそれぞれ中心とする2つの独立したコア収容スペースを備えることを特徴とする請求項2に記載のコイル部品。
  4. 上記コアを1つ備え、
    上記巻線部材を1つまたは複数備え、
    上記収容部材は、上記突出部を1つ備えるとともに、当該1つの突出部を中心とする1つのコア収容スペースを備え、
    上記脚用貫通孔は、上記1つの突出部の内側の中空部である1つまたは複数の突出部貫通孔と、上記コア収容スペースの外側にある1つまたは複数の非突出部貫通孔とにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  5. 上記巻線部材は、上記両脚部および上記ブリッジ部がそれぞれ直線状に形成された略コの字形状を有していることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のコイル部品。
  6. 上記巻線部材は、上記収容部材を上面側から覆った上記中蓋部材の上記中蓋貫通孔から上記両脚部を挿入したしたときに、上記収容部材の上記脚用貫通孔を貫通して上記収容部材の下面側に突出する長さに上記両脚部が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のコイル部品。
  7. 上記中蓋部材は、上記中蓋貫通孔から上記両脚部が挿入された上記巻線部材の上記ブリッジ部を挟持する挟持部を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のコイル部品。
  8. 上記外蓋部材は、その内側底面に、上記収容部材を上面側から覆った上記中蓋部材の上記中蓋貫通孔から上記両脚部を挿入した状態の上記巻線部材を押圧する押圧用凸部を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のコイル部品。
  9. 上記係止部は、上記収容部材の側面に設けられた第1の係合部と、上記外蓋部材の側面から延設されて上記第1の係合部と係合する第2の係合部とにより構成されることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のコイル部品。
  10. 上記係止部は、上記収容部材の側面に設けられた第1の係合部と、上記外蓋部材の側面から延設されて上記第1の係合部と係合する第2の係合部とにより構成され、
    上記中蓋部材は、上記第2の係合部を挿通させる係止用貫通孔を備えることを特徴とする請求項2または3に記載のコイル部品。
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