(実施形態)
次に、本発明の実施形態について説明する。まず、本実施形態にかかるサーミスタ位置検知用治具70について説明をする前に、サーミスタ位置検知用治具70によってサーミスタの位置を検知する対象となる2種類の組電池(第1組電池1と第2組電池201)について説明する。図1は、実施形態にかかる第1組電池1の上面視概略図である。図2は、実施形態にかかる第2組電池201の上面視概略図である。図3は、第1組電池1及び第2組電池201を構成する電池100の断面図である。図4は、図1のB−B断面または図2のC−C断面における部分拡大概略図である。
第1組電池1は、図1に示すように、電池モジュール30とバスバモジュール50とを備える。このうち、電池モジュール30は、複数の電池100が列置方向L(図1において左右方向)に列置された電池列40と、列置方向Lに隣り合う電池100の間に介在する冷却板20と、これらを挟んで固定する2枚のエンドプレート(図1において図示なし)と、2枚のエンドプレートを連結する拘束ロッド(図1において図示なし)と、樹脂製の枠体(図1において図示なし)などを備えている。
また、バスバモジュール50は、複数のバスバ51,52と、バスバ51,52を互いに電気的に絶縁しつつ連結する連結部53,54,55,56と、連結部53,54,55,56を連結する連結部57,58とを有する(図1参照)。
このうち、バスバ51は、列置方向Lに隣り合う電池100の電極外部端子(具体的には、正極外部端子130と負極外部端子140)を接続する部材である(図1参照)。このバスバ51は、薄板矩形状の金属からなり、正極外部端子130のボルト端子部139が挿通される貫通孔(図示なし)と、負極外部端子140のボルト端子部149が挿通される貫通孔(図示なし)とを有する。
また、バスバ52は、電池列40の列置方向Lの両端部に位置する電池100の正極外部端子130または負極外部端子140に接続する部材である。このバスバ52は、薄板矩形状の金属からなり、正極外部端子130のボルト端子部139が挿通される貫通孔(図示なし)、または、負極外部端子140のボルト端子部149が挿通される貫通孔(図示なし)を有する。
このバスバモジュール50では、電池列40の幅方向W(図1において上下方向)の一方側(図1において上側)において、複数のバスバ51が列置方向Lに間隔を空けて列置された、第1バスバ列50bを形成している。さらに、電池列40の幅方向Wの他方側(図1において下側)において、複数のバスバ51とバスバ52が列置方向Lに間隔を空けて列置された、第2バスバ列50cを形成している。
さらに、バスバモジュール50は、サーミスタ61,62,63,64と、列置方向Lに延びる形態をなし、サーミスタ61,62,63,64を保持するサーミスタ保持部65とを有する(図1参照)。なお、サーミスタ保持部65は、連結部54,57,58に連結されている。サーミスタ61,62,63,64は、それぞれ、電池列40を構成する複数の電池100から選択された電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。
具体的には、図1に破線で示すように、サーミスタ61は、電池列40の一方端である基準端(図1において右端)から数えて2番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。サーミスタ62は、電池列40の基準端(図1において右端)から数えて5番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。サーミスタ63は、電池列40の基準端(図1において右端)から数えて9番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。サーミスタ64は、電池列40の基準端(図1において右端)から数えて14番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。
また、サーミスタ保持部65は、図1及び図4に示すように、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eを有する。このバスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eは、電池モジュール30に設けられている電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eと嵌合する。
なお、図4は、図1のB−B断面における部分拡大概略図であり、電池モジュール側ロック部35b、バスバモジュール側ロック部65b、及びサーミスタ61の構成を示している。また、図4に示されていない他の電池モジュール側ロック部35c,35d,35e、バスバモジュール側ロック部65c,65d,65e、及び、サーミスタ62,63,64についても、電池モジュール側ロック部35b、バスバモジュール側ロック部65b、及びサーミスタ61と同様な構成とされている。
また、図1に破線で示すように、電池モジュール側ロック部35bは、電池列40の一方端である基準端(図1において右端)から数えて2番目に位置する電池100の上方に位置している。また、電池モジュール側ロック部35cは、電池列40の基準端(図1において右端)から数えて5番目に位置する電池100の上方に位置している。また、電池モジュール側ロック部35dは、電池列40の基準端(図1において右端)から数えて9番目に位置する電池100の上方に位置している。また、電池モジュール側ロック部35eは、電池列40の基準端(図1において右端)から数えて14番目に位置する電池100の上方に位置している。
また、バスバモジュール側ロック部65bは、電池100の幅方向W(図1において上下方向、図4において左右方向)について、サーミスタ61と隣接する位置に設けられている。このバスバモジュール側ロック部65bと電池モジュール側ロック部35bとが嵌合することで、サーミスタ61が電池100(電池列40の基準端から数えて2番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
また、バスバモジュール側ロック部65cは、電池100の幅方向Wについて、サーミスタ62と隣接する位置に設けられている。このバスバモジュール側ロック部65cと電池モジュール側ロック部35cとが嵌合することで、サーミスタ62が電池100(電池列40の基準端から数えて5番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
また、バスバモジュール側ロック部65dは、電池100の幅方向Wについて、サーミスタ63と隣接する位置に設けられている。このバスバモジュール側ロック部65dと電池モジュール側ロック部35dとが嵌合することで、サーミスタ63が電池100(電池列40の基準端から数えて9番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
また、バスバモジュール側ロック部65eは、電池100の幅方向Wについて、サーミスタ64と隣接する位置に設けられている。このバスバモジュール側ロック部65eと電池モジュール側ロック部35eとが嵌合することで、サーミスタ64が電池100(電池列40の基準端から数えて14番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
電池100は、角形(直方体形状)の二次電池であり、図3に示すように、扁平型の捲回電極体150と、この捲回電極体150を収容する矩形箱形状の電池ケース本体111と、この電池ケース本体111の開口111dを閉塞(封止)する蓋体113と、正極外部端子130と、負極外部端子140とを有する。電池ケース本体111と蓋体113とは、全周溶接により接合されて、電池ケース110を形成している。蓋体113には、安全弁113jが形成されている。
捲回電極体150は、シート状の正極156及び負極157をシート状のセパレータ158を介して捲回した扁平捲回型の電極体である。この捲回電極体150は、その軸線方向(図3において左右方向)の一方端部(図3において左端部)に位置し、正極156の一部のみが渦巻状に重なる正極捲回部156bと、他方端部(図3において右端部)に位置し、負極157の一部のみが渦巻状に重なる負極捲回部157bを有している。正極捲回部156bには、正極外部端子130(外部端子本体部137)と電気的に接続する正極接続部材135が溶接されている。また、負極捲回部157bには、負極外部端子140(外部端子本体部147)と電気的に接続する負極接続部材145が溶接されている。
正極外部端子130は、側面視略Z字状をなす外部端子本体部137と、ボルト端子部139とを有する。外部端子本体部137は、金属板からなり、正極接続部材135と接続する第1接続部137fと、バスバモジュール50(バスバ51またはバスバ52)と接続する第2接続部137gとを有する。第2接続部137gには、これを貫通する貫通孔137cが形成されており、この貫通孔137c内には、ボルト端子部139の軸部139cが挿通されている。
ボルト端子部139は、金属製のボルトであり、雄ネジ部139dを有する円柱状の軸部139cと、軸部139cの後端側(図3において下端側)に位置する矩形板状の頭部139bとを有している。このボルト端子部139は、軸部139cの先端側(図3において上端側)を上方に向けて、電池100の上部(蓋体113の上方)に配置されている。
負極外部端子140は、側面視略Z字状をなす外部端子本体部147と、ボルト端子部149とを有する。外部端子本体部147は、金属板からなり、負極接続部材145と接続する第1接続部147fと、バスバモジュール50(バスバ51またはバスバ52)と接続する第2接続部147gとを有する。第2接続部147gには、これを貫通する貫通孔147cが形成されており、この貫通孔147c内には、ボルト端子部149の軸部149cが挿通されている。
ボルト端子部149は、金属製のボルトであり、雄ネジ部149dを有する円柱状の軸部149cと、軸部149cの後端側(図3において下端側)に位置する矩形板状の頭部149bとを有している。このボルト端子部149は、軸部149cの先端側(図3において上端側)を上方に向けて、電池100の上部(蓋体113の上方)に配置されている。
また、本実施形態の電池100は、蓋体113上に配置された絶縁部材180を備えている。この絶縁部材180は、正極外部端子130(外部端子本体部137及びボルト端子部139)と蓋体113の上面との間に介在し、両者を電気的に絶縁する。なお、この絶縁部材180は、負極外部端子140(外部端子本体部147及びボルト端子部149)と蓋体113との間にも介在している。
この絶縁部材180は、ボルト端子部139(149)の頭部139b(149b)が配置される頭部配置部181、及び、外部端子本体部137(147)と蓋体113との間に介在する介在部183を有している。この介在部183上には、外部端子本体部137(147)の第1接続部137f(147f)が配置されている。
ボルト端子部139(149)は、その軸部139c(149c)が、外部端子本体部137(147)の第2接続部137g(147g)の貫通孔137c(147c)を挿通し、頭部139b(149b)が、外部端子本体部137(147)の第2接続部137g(147g)と絶縁部材180の頭部配置部181との間に挟まれた態様で、これらに保持されている。
なお、本実施形態では、列置方向Lに隣り合う電池100において、正極外部端子130のボルト端子部139と負極外部端子140のボルト端子部149とが列置方向Lに隣り合うように、列置方向Lに並ぶ電池100が幅方向Wの向き(正極外部端子130のボルト端子部139と負極外部端子140のボルト端子部149の幅方向Wにかかる位置)を交互に反対にして、電池列40が構成されている。
本実施形態の第1組電池1では、バスバモジュール50の第1バスバ列50bを構成する各々のバスバ51の貫通孔に、電池列40の幅方向Wの一方側(図1において上側)において列置方向Lに並んでいる正極外部端子130のボルト端子部139の軸部139cが挿通され、且つ、第1バスバ列50bを構成する各々のバスバ51の貫通孔に、電池列40の幅方向Wの一方側において列置方向Lに並んでいる負極外部端子140のボルト端子部149の軸部149cが挿通された状態で、第1バスバ列50bを構成する各々のバスバ51が、電池列40の幅方向Wの一方側において列置方向Lに隣り合う正極外部端子130の外部端子本体部137と負極外部端子140の外部端子本体部147に接触している。
さらに、バスバモジュール50の第2バスバ列50cを構成する各々のバスバ51の貫通孔に、電池列40の幅方向Wの他方側(図1において下側)において列置方向Lに並んでいる正極外部端子130のボルト端子部139の軸部139cが挿通され、且つ、第2バスバ列50cを構成する各々のバスバ51の貫通孔に、電池列40の幅方向Wの他方側において列置方向Lに並んでいる負極外部端子140のボルト端子部149の軸部149cが挿通された状態で、第2バスバ列50cを構成する各々のバスバ51が、電池列40の幅方向Wの他方側において列置方向Lに隣り合う正極外部端子130の外部端子本体部137と負極外部端子140の外部端子本体部147に接触している。
そして、正極外部端子130のボルト端子部139の雄ネジ部139dにナット5を螺合させて、正極外部端子130の外部端子本体部137とバスバ51とを締結し、さらに、負極外部端子140のボルト端子部149の雄ネジ部149dにナット5を螺合させて、負極外部端子140の外部端子本体部147とバスバ51とを締結している。このようにして、バスバ51を通じて、列置方向Lに隣り合う電池100の正極外部端子130と負極外部端子140とが接続されている。これにより、第1組電池1を構成する全ての電池100が電気的に直列に接続されている。
また、第2組電池201は、図2に示すように、電池モジュール230とバスバモジュール250とを備える。このうち、電池モジュール230は、複数の電池100が列置方向L(図2において左右方向)に列置された電池列240と、列置方向Lに隣り合う電池100の間に介在する冷却板20と、これらを挟んで固定する2枚のエンドプレート(図2において図示なし)と、2枚のエンドプレートを連結する拘束ロッド(図2において図示なし)と、樹脂製の枠体(図2において図示なし)などを備えている。
第2組電池201の電池モジュール230は、第1組電池1の電池モジュール30と比較して、列置方向Lに列置された電池100の個数が少なく(具体的には3個少ない)、列置方向Lの長さが短い。従って、第2組電池201のバスバモジュール250も、第1組電池1のバスバモジュール50と比較して、バスバ51の個数が少なく、列置方向Lの長さが短い。
バスバモジュール250は、複数のバスバ51,52と、バスバ51,52を互いに電気的に絶縁しつつ連結する連結部253,254,255,256と、連結部253,254,255,256を連結する連結部57,58とを有する。バスバ51,52については、前述したバスバモジュール50のバスバ51,52と同等である。このバスバモジュール250では、電池列240の幅方向W(図2において上下方向)の一方側(図2において上側)において、複数のバスバ51が列置方向Lに間隔を空けて列置された、第1バスバ列250bを形成している。さらに、電池列240の幅方向Wの他方側(図2において下側)において、複数のバスバ51とバスバ52が列置方向Lに間隔を空けて列置された、第2バスバ列250cを形成している。
さらに、バスバモジュール250は、サーミスタ61,62,63,64と、列置方向Lに延びる形態をなし、サーミスタ61,62,63,64を保持するサーミスタ保持部265とを有する。なお、サーミスタ保持部265は、連結部254,57,58に連結されている。サーミスタ61,62,63,64は、それぞれ、電池列240を構成する複数の電池100から選択された電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。但し、第2組電池201では、第1組電池1と比較して、サーミスタ61,62,63,64が配置される電池100が一部異なっている。
具体的には、サーミスタ61は、第1組電池1と同様に、電池列240の一方端である基準端(図2において右端)から数えて2番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。サーミスタ62は、第1組電池1と同様に、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて5番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。サーミスタ63は、第1組電池1と異なり、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて8番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。サーミスタ64は、第1組電池1と異なり、電池列240の基準端(図2において左端)から数えて11番目に位置する電池100の上面100bに接触して、当該電池100の温度を検知する。
また、サーミスタ保持部265は、図2及び図4に示すように、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eを有する。このバスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eは、電池モジュール230に設けられている電池モジュール側ロック部235b,235c,235d,235eと嵌合する。
なお、図4は、図2のC−C断面における部分拡大概略図であり、電池モジュール側ロック部235b、バスバモジュール側ロック部265b、及びサーミスタ61の構成を示している。また、図4に示されていない他の電池モジュール側ロック部235c,235d,235e、バスバモジュール側ロック部265c,265d,265e、及び、サーミスタ62,63,64についても、電池モジュール側ロック部235b、バスバモジュール側ロック部265b、及びサーミスタ61と同様な構成とされている。
また、電池モジュール側ロック部235bは、第1組電池1と同様に、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて2番目に位置する電池100の上方に位置している。また、電池モジュール側ロック部235cは、第1組電池1と同様に、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて5番目に位置する電池100の上方に位置している。また、電池モジュール側ロック部235dは、第1組電池1と異なり、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて8番目に位置する電池100の上方に位置している。また、電池モジュール側ロック部235eは、第1組電池1と異なり、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて11番目に位置する電池100の上方に位置している。
また、バスバモジュール側ロック部265bは、電池100の幅方向W(図2において上下方向、図4に左右方向)について、サーミスタ61と隣接する位置に設けられている。従って、バスバモジュール側ロック部265bは、第1組電池1と同様に、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて2番目に位置する電池100の上方に位置している。このバスバモジュール側ロック部265bと電池モジュール側ロック部235bとが嵌合することで、サーミスタ61が電池100(電池列240の基準端から数えて2番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
また、バスバモジュール側ロック部265cは、電池100の幅方向Wについて、サーミスタ62と隣接する位置に設けられている。従って、バスバモジュール側ロック部265cは、第1組電池1と同様に、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて5番目に位置する電池100の上方に位置している。このバスバモジュール側ロック部265cと電池モジュール側ロック部235cとが嵌合することで、サーミスタ62が電池100(電池列240の基準端から数えて5番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
また、バスバモジュール側ロック部265dは、電池100の幅方向Wについて、サーミスタ63と隣接する位置に設けられている。従って、バスバモジュール側ロック部265dは、第1組電池1と異なり、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて8番目に位置する電池100の上方に位置している。このバスバモジュール側ロック部265dと電池モジュール側ロック部235dとが嵌合することで、サーミスタ63が電池100(電池列240の基準端から数えて8番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
また、バスバモジュール側ロック部265eは、電池100の幅方向Wについて、サーミスタ64と隣接する位置に設けられている。従って、バスバモジュール側ロック部265eは、第1組電池1と異なり、電池列240の基準端(図2において右端)から数えて11番目に位置する電池100の上方に位置している。このバスバモジュール側ロック部265eと電池モジュール側ロック部235eとが嵌合することで、サーミスタ64が電池100(電池列240の基準端から数えて11番目に位置する電池100)の上面100bに確実に接触した状態となる。
ところで、本実施形態にかかる第1組電池1及び第2組電池201では、サーミスタ61,62,63,64が、外部から視認できない位置に配置されている。さらに、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35e,235b,235c,235d,235e、及び、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65e,265b,265c,265d,265eについても、外部から視認できない位置に配置されている。
しかも、第1組電池1と第2組電池201とでは、サーミスタ61,62,63,64、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35e,235b,235c,235d,235e、及び、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65e,265b,265c,265d,265eの位置が、電池列40,240の一方端である基準端(図1及び図2において右端)を基準として、一部異なっている。
しかしながら、このような2種類の第1組電池1と第2組電池201について、サーミスタ61,62,63,64の位置を検知することが求められることがある。例えば、組付工程において、第1組電池1及び第2組電池201を作製した後、検査工程において、第1組電池1におけるサーミスタ61,62,63,64のそれぞれの位置、及び、第2組電池201におけるサーミスタ61,62,63,64のそれぞれの位置を検知(知得)したいことがある。
具体的には、第1組電池1において、サーミスタ61,62,63,64がそれぞれ、電池100の上面100bに接触した状態になっているか否かを確認するために、バスバモジュール50のサーミスタ保持部65のうち、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eが配置されている部位を所定の力で上方に引っ張り、当該部位が上方に浮き上がるか否かを検査したい場合がある。
サーミスタ61,62,63,64がそれぞれ、電池100の上面100bに接触した状態になっている場合は、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eと電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eとが完全嵌合しているため、バスバモジュール50のサーミスタ保持部65のうち、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eが配置されている部位を所定の力で上方に引っ張っても、当該部位が上方に浮き上がらないことになる(または、僅かに浮き上がる程度である)。
一方、サーミスタ61,62,63,64のうちのいずれかが、電池100の上面100bに接触した状態になっていない場合は、当該サーミスタにかかるバスバモジュール側ロック部(バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eのいずれか)と電池モジュール側ロック部(電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eのいずれか)とが完全嵌合していないため、バスバモジュール50のサーミスタ保持部65のうち、当該サーミスタにかかるバスバモジュール側ロック部(バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eのいずれか)が配置されている部位を所定の力で上方に引っ張ると、完全嵌合している場合に比べて、当該部位が上方に大きく浮き上がることになる。
さらに、第2組電池201についても同様な検査をしたい場合がある。
ところが、前述したように、第1組電池1及び第2組電池201では、サーミスタ61,62,63,64が、外部から視認できない位置に配置されている。さらに、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35e,235b,235c,235d,235e、及び、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65e,265b,265c,265d,265eについても、外部から視認できない位置に配置されている。
しかも、第1組電池1と第2組電池201とでは、サーミスタ61,62,63,64、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35e,235b,235c,235d,235e、及び、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65e,265b,265c,265d,265eの位置が、電池列40,240の一方端である基準端(図1及び図2において右端)を基準として、一部異なっている。
従って、上述のような検査をする場合には、まず、第1組電池1及び第2組電池201の両方について、サーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール50のサーミスタ保持部65における列置方向Lにかかる位置)を検知する必要がある。なお、第1組電池1について、サーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール50のサーミスタ保持部65における列置方向Lにかかる位置)を検知することで、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eの位置(バスバモジュール50のサーミスタ保持部65における列置方向Lにかかる位置)、及び、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eの位置(列置方向Lにかかる位置)も検知される。さらに、第2組電池201について、サーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール250のサーミスタ保持部265における列置方向Lにかかる位置)を検知することで、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eの位置(バスバモジュール250のサーミスタ保持部265における列置方向Lにかかる位置)、及び、電池モジュール側ロック部235b,235c,235d,235eの位置(列置方向Lにかかる位置)も検知される。
このため、上述のような検査をする場合には、第1組電池1及び第2組電池201の両方について、サーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール50,250のサーミスタ保持部65,265における列置方向Lにかかる位置)を検知することができる治具(サーミスタ位置検知用治具)が必要とされる。
これに対し、本実施形態では、サーミスタ位置検知用治具70を用いて、第1組電池1及び第2組電池201の両方について、サーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール50,250のサーミスタ保持部65,265における列置方向Lにかかる位置)を検知する。ここで、本実施形態のサーミスタ位置検知用治具70について説明する。
サーミスタ位置検知用治具70は、図5及び図6に示すように、列置方向L(図5及び図6において左右方向)に延びる板状の治具本体部71と、治具本体部71に対して列置方向Lにスライド可能に設けられた平板状のスライド部74を有するスライド機構73とを備えている。このうち、治具本体部71は、サーミスタ61,62,63,64の位置(列置方向Lにかかる位置)を示す切り欠き部71b,71c,71d,71e,71fを有している。なお、切り欠き部71b,71c,71e,71fは、電池100の厚み(列置方向Lの寸法)と同等の幅寸法(列置方向Lの寸法)を有しており、切り欠き部71dは、その2倍の幅寸法(列置方向Lの寸法)を有している。
また、スライド機構73は、列置方向Lに長い2つの長孔75,76が形成されたスライド部74と、長孔75,76を挿通する態様で治具本体部71に固定されている位置決めピン77,78と、スライド部74を列置方向L(図5及び図6において左右方向)に移動させるための移動装置(図示省略)とを備える。また、スライド部74は、列置方向Lに延びる矩形状の本体部74d(長孔75,76が形成されている部位)と、この本体部74dから幅方向W(図5及び図6おいて上下方向)の他方側(図5及び図6おいて下側)に突出する突出部74b,74cとを有する。
スライド部74は、第1位置と第2位置との間を列置方向Lにスライドすることで、サーミスタ位置検知用治具70を上面視したときに視認できる切り欠き部の位置を変更する。ここで、図5は、サーミスタ位置検知用治具70の上面視概略図であって、スライド部74が第1位置に配置されている状態を示している。スライド部74の第1位置は、スライド部74の長孔75,76の左端が位置決めピン77,78に接触(当接)しているときの、スライド部74の位置である。
図5に示すように、スライド部74が第1位置に配置されている状態で、サーミスタ位置検知用治具70を上面視したときに視認できる切り欠き部は、切り欠き部71bと71cと71dの左半分と71fである。切り欠き部71dの右側半分は、スライド部74の突出部74bによって覆われることで視認できなくなり、切り欠き部71eは、スライド部74の突出部74cによって覆われることで視認できなくなっている。
一方、図6は、サーミスタ位置検知用治具70の上面視概略図であって、スライド部74が第2位置に配置されている状態を示している。スライド部74の第2位置は、スライド部74の長孔75,76の右端が位置決めピン77,78に接触(当接)しているときの、スライド部74の位置である。
図6に示すように、スライド部74が第2位置に配置されている状態で、サーミスタ位置検知用治具70を上面視したときに視認できる切り欠き部は、切り欠き部71bと71cと71dの右半分と71eと71fである。切り欠き部71dの左側半分は、スライド部74の突出部74bによって覆われることで視認できなくなっている。一方、スライド部74が第1位置に配置されている状態で視認できなかった切り欠き部71eは、スライド部74の突出部74cが左側へ移動したことによって、上方から視認できるようになっている。
以上説明したように、本実施形態のサーミスタ位置検知用治具70では、スライド部74を第1位置に配置したときと、スライド部74を第2位置に配置したときとにおいて、サーミスタ位置検知用治具70を上面視したときに視認できる切り欠き部(サーミスタの存在位置を示す部位)の位置を異ならせることができる。
より具体的には、本実施形態のサーミスタ位置検知用治具70では、図7に示すように、第1組電池1をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し(換言すれば、サーミスタ位置検知用治具70を第1組電池1の上方の規定位置に配置し)、且つ、スライド部74を第1位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第1組電池1を上面視したときに視認できる切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fが、第1組電池1におけるサーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール50のサーミスタ保持部65における列置方向Lにかかる位置)を示すように構成されている。
すなわち、第1組電池1をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し(換言すれば、サーミスタ位置検知用治具70を第1組電池1の上方の規定位置に配置し)、且つ、スライド部74を第1位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第1組電池1を上面視したときに視認できる切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fの位置が、第1組電池1におけるサーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール50のサーミスタ保持部65における列置方向Lにかかる位置)となるように構成されている。
従って、第1組電池1についてサーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール50のサーミスタ保持部65における列置方向Lにかかる位置)を検知したい場合、作業者は、第1組電池1をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し(換言すれば、サーミスタ位置検知用治具70を第1組電池1の上方の規定位置に配置し)、且つ、スライド部74を第1位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第1組電池1を上面視することで、視認できる切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fの下方に、サーミスタ61,62,63,64(さらには、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65e、及び、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35e)が存在していることを検知することができる。
なお、本実施形態では、第1組電池1をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置すると、配置された組電池の列置方向Lにかかる長さに基づいて(組電池の列置方向Lにかかる長さが検出されて)、配置された組電池が第1組電池1であると判断され、スライド部74が第1位置に配置されるようにスライド機構73が駆動するように構成されている。従って、本実施形態では、第1組電池1をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置すると、自動的に、スライド部74が第1位置に配置される。
さらに、本実施形態のサーミスタ位置検知用治具70では、図8に示すように、第2組電池201をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し(換言すれば、サーミスタ位置検知用治具70を第2組電池201の上方の規定位置に配置し)、且つ、スライド部74を第2位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第2組電池201を上面視したときに視認できる切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71eが、第2組電池201におけるサーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール250のサーミスタ保持部265における列置方向Lにかかる位置)を示すように構成されている。なお、切り欠き部71fも上面視で視認することができるが、切り欠き部71fの下方には電池100及びバスバモジュール250等が存在していないため、切り欠き部71fの下方にはサーミスタが存在していないことは明らかである。
すなわち、図8に示すように、第2組電池201をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し(換言すれば、サーミスタ位置検知用治具70を第2組電池201の上方の規定位置に配置し)、且つ、スライド部74を第2位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第2組電池201を上面視したときに視認できる切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71eの位置が、第2組電池201におけるサーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール250のサーミスタ保持部265における列置方向Lにかかる位置)となるように構成されている。
従って、第2組電池201についてサーミスタ61,62,63,64の位置(バスバモジュール250のサーミスタ保持部265における列置方向Lにかかる位置)を検知したい場合、作業者は、第2組電池201をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し(換言すれば、サーミスタ位置検知用治具70を第2組電池201の上方の規定位置に配置し)、且つ、スライド部74を第2位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第2組電池201を上面視することで、視認できる切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71eの下方に、サーミスタ61,62,63,64(さらには、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265e、及び、電池モジュール側ロック部235b,235c,235d,235e)が存在していることを検知することができる。
なお、本実施形態では、第2組電池201をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置すると、配置された組電池の列置方向Lにかかる長さに基づいて(組電池の列置方向Lにかかる長さが検出されて)、配置された組電池が第2組電池201であると判断され、スライド部74が第2位置に配置されるようにスライド機構73が駆動するように構成されている。従って、本実施形態では、第2組電池201をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置すると、自動的に、スライド部74が第2位置に配置される。
また、第1組電池1及び第2組電池201は、電池列40,240の一方端(図7及び図8において右端)に位置する電池100の位置が、サーミスタ位置検知用治具70に対して同じ位置になるようにして、サーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置される。従って、本実施形態では、電池列40,240の一方端(図7及び図8において右端)に位置する電池100の位置を基準として、第1組電池1及び第2組電池201におけるサーミスタ61,62,63,64等の位置が検知される。
従って、本実施形態では、サーミスタ位置検知用治具70を用いて、以下のような手順によって、第1組電池1において、サーミスタ61,62,63,64がそれぞれ、電池100の上面100bに接触した状態になっているか否かを確認することができる。
作業者は、まず、前述したように、第1組電池1をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置して、サーミスタ位置検知用治具70のスライド部74が第1位置に配置された状態とする(図7参照)。そして、サーミスタ位置検知用治具70及び第1組電池1を上面視すると、切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fを視認することができる。これにより、作業者は、切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fの下方に、サーミスタ61,62,63,64(さらには、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65e、及び、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35e)が存在していることを検知することができる。
次いで、作業者は、バスバモジュール50のサーミスタ保持部65のうち、上面視で視認できる切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fの下方に位置する部位(すなわち、サーミスタ61,62,63,64、及び、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eが配置されている部位)を、それぞれ、図示しない引っ張り治具を用いて、所定の力で上方に引っ張る。
このとき、サーミスタ61,62,63,64がそれぞれ、電池100の上面100bに接触した状態になっている場合は、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eと電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eとが嵌合(完全嵌合)しているため、バスバモジュール50のサーミスタ保持部65は、上方に浮き上がらない(または、僅かに浮き上がる程度である)。具体的には、上方への浮き上がり量(高さ)は、予め設定した閾値よりも小さくなる。
一方、サーミスタ61,62,63,64のうちのいずれかが、電池100の上面100bに接触した状態になっていない場合は、当該サーミスタにかかるバスバモジュール側ロック部(バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eのいずれか)と電池モジュール側ロック部(電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eのいずれか)とが嵌合(完全嵌合)していないため、バスバモジュール50のサーミスタ保持部65のうち、当該サーミスタにかかるバスバモジュール側ロック部(バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eのいずれか)が配置されている部位が上方に大きく浮き上がる。具体的には、上方への浮き上がり量(高さ)は、予め設定した閾値以上になる。
従って、上方への浮き上がり量(高さ)が閾値よりも小さい部位については、バスバモジュール側ロック部と電池モジュール側ロック部とが嵌合(完全嵌合)しており、当該部位にかかるサーミスタが、電池100の上面100bに適切に接触した状態になっていると判断することができる。一方、上方への浮き上がり量(高さ)が閾値以上の部位については、バスバモジュール側ロック部と電池モジュール側ロック部とが嵌合(完全嵌合)しておらず、当該部位にかかるサーミスタが、電池100の上面100bに適切に接触した状態になっていないと判断することができる。
さらに、本実施形態では、サーミスタ位置検知用治具70を用いて、以下のような手順によって、第2組電池201において、サーミスタ61,62,63,64がそれぞれ、電池100の上面100bに接触した状態になっているか否かを確認することができる。
作業者は、まず、前述したように、第2組電池201をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置して、サーミスタ位置検知用治具70のスライド部74が第2位置に配置された状態とする(図8参照)。そして、サーミスタ位置検知用治具70及び第2組電池201を上面視すると、切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71e,71fを視認することができる。
なお、作業者は、切り欠き部71fの下方には、電池100及びバスバモジュール250等が存在していないことも視認できる。従って、作業者は、切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71eの下方に、サーミスタ61,62,63,64(さらには、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265e)が存在していることを検知することができる。
次いで、バスバモジュール250のサーミスタ保持部265のうち、上面視で視認できる切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71eの下方に位置する部位(すなわち、サーミスタ61,62,63,64、及び、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eが配置されている部位)を、それぞれ、図示しない引っ張り治具を用いて、所定の力で上方に引っ張る。
このとき、サーミスタ61,62,63,64がそれぞれ、電池100の上面100bに接触した状態になっている場合は、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eと電池モジュール側ロック部235b,235c,235d,235eとが嵌合(完全嵌合)しているため、バスバモジュール250のサーミスタ保持部265は、上方に浮き上がらない(または、僅かに浮き上がる程度である)。具体的には、上方への浮き上がり量(高さ)は、予め設定した閾値よりも小さくなる。
一方、サーミスタ61,62,63,64のうちのいずれかが、電池100の上面100bに接触した状態になっていない場合は、当該サーミスタにかかるバスバモジュール側ロック部(バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eのいずれか)と電池モジュール側ロック部(電池モジュール側ロック部235b,235c,235d,235eのいずれか)とが嵌合(完全嵌合)していないため、バスバモジュール250のサーミスタ保持部265のうち、当該サーミスタにかかるバスバモジュール側ロック部(バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eのいずれか)が配置されている部位が上方に大きく浮き上がる。具体的には、上方への浮き上がり量(高さ)は、予め設定した閾値以上になる。
従って、上方への浮き上がり量(高さ)が閾値よりも小さい部位については、バスバモジュール側ロック部と電池モジュール側ロック部とが嵌合(完全嵌合)しており、当該部位にかかるサーミスタが、電池100の上面100bに適切に接触した状態になっていると判断することができる。一方、上方への浮き上がり量(高さ)が閾値以上の部位については、バスバモジュール側ロック部と電池モジュール側ロック部とが嵌合(完全嵌合)しておらず、当該部位にかかるサーミスタが、電池100の上面100bに適切に接触した状態になっていないと判断することができる。
以上説明したように、本実施形態のサーミスタ位置検知用治具70を用いることで、サーミスタが外部から視認できない位置に配置されている組電池であって、列置方向に列置された電池の個数が異なる(従って、列置方向の長さが異なる)2種類の組電池のそれぞれについて、サーミスタの位置を適切に検知することができる。さらには、2種類の組電池のそれぞれについて、サーミスタが電池の上面に適切に接触した状態になっているか否かを検知することも可能となる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、スライド部74を第1位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70を上面視したときに視認できる切り欠き部の数が4つになるサーミスタ位置検知用治具70を用いて、4つのサーミスタ61,62,63,64を有する第1組電池1について、それぞれのサーミスタの位置を検知するようにした。
しかしながら、他の形態として、例えば、図9に示すように、第1組電池1と比較して、サーミスタ62のみが存在しない点のみが異なる(電池モジュール側ロック部35c及びバスバモジュール側ロック部65cは存在する)第1組電池301について、実施形態のサーミスタ位置検知用治具70を用いて、3つのサーミスタの位置と4つのロック部の位置を検知するようにしても良い。なお、この場合は、第2組電池としても、図10に示すように、第2組電池201と比較して、サーミスタ62のみが存在しない点のみが異なる(電池モジュール側ロック部235c及びバスバモジュール側ロック部265cは存在する)第2組電池401について、実施形態のサーミスタ位置検知用治具70を用いて、3つのサーミスタの位置と4つのロック部の位置を検知することになる。
但し、この形態の場合は、サーミスタ位置検知用治具70の切り欠き部71cは、サーミスタの位置を示すものではなく、ロック部の位置を示すものとなる。すなわち、本発明のサーミスタ位置検知用治具は、サーミスタ位置検知用治具に設けられている全ての切り欠き部がサーミスタ位置を示すものに限定されるものではなく、サーミスタ位置を示す切り欠き部が設けられていれば良い(サーミスタ位置検知用治具に設けられている切り欠き部の少なくともいずれかがサーミスタの位置を示す切り欠き部であれば良い)。例えば、サーミスタの位置を示す切り欠き部とサーミスタ以外のものを示す切り欠き部とを有するサーミスタ位置検知用治具も含むということである。
この形態では、第1組電池301及び第2組電池401について、サーミスタ位置検知用治具70を用いて、実施形態と同様にして、3つのサーミスタの位置と4つのロック部の位置を検知する。なお、この形態では、サーミスタ位置検知用治具70の切り欠き部71cは、サーミスタの位置を示すものではなく、ロック部の位置を示すものであることは、作業者に把握されている。
具体的には、図9に示すように、作業者は、第1組電池301をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し、且つ、スライド部74を第1位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第1組電池301を上面視することで、視認できる4つの切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fのうち、3つの切り欠き部71b,71dの左半分,71fの下方に、サーミスタ61,63,64が存在していると検知することができ、4つの切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fの下方に、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65e、及び、電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eが存在していることを検知することができる。
さらには、作業者は、第1組電池301のバスバモジュール350のサーミスタ保持部65のうち、上面視で視認できる切り欠き部71b,71c,71dの左半分,71fの下方に位置する部位(すなわち、サーミスタ61,63,64、及び、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eが配置されている部位)を、それぞれ、図示しない引っ張り治具を用いて、所定の力で上方に引っ張ることで、実施形態と同様に、バスバモジュール側ロック部65b,65c,65d,65eと電池モジュール側ロック部35b,35c,35d,35eとが嵌合しているか否かを検知することができると共に、サーミスタ61,63,64が電池100の上面に適切に接触した状態になっているか否かを検知することができる。
また、図10に示すように、作業者は、第2組電池401をサーミスタ位置検知用治具70の下方の規定位置に配置し、且つ、スライド部74を第2位置に配置した状態で、サーミスタ位置検知用治具70及び第2組電池401を上面視することで、視認できる5つの切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71e、71fのうち、3つの切り欠き部71b,71dの右半分,71eの下方に、サーミスタ61,63,64が存在していると検知することができ、4つの切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71eの下方に、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265e、及び、電池モジュール側ロック部235b,235c,235d,235eが存在していることを検知することができる。
さらには、作業者は、第2組電池401のバスバモジュール450のサーミスタ保持部265のうち、切り欠き部71b,71c,71dの右半分,71eの下方に位置する部位(すなわち、サーミスタ61,63,64、及び、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eが配置されている部位)を、それぞれ、図示しない引っ張り治具を用いて、所定の力で上方に引っ張ることで、実施形態と同様に、バスバモジュール側ロック部265b,265c,265d,265eと電池モジュール側ロック部235b,235c,235d,235eとが嵌合しているか否かを検知することができると共に、サーミスタ61,63,64が電池100の上面に適切に接触した状態になっているか否かを検知することができる。