JP2020002250A - 分散物及びその製造方法 - Google Patents
分散物及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020002250A JP2020002250A JP2018122541A JP2018122541A JP2020002250A JP 2020002250 A JP2020002250 A JP 2020002250A JP 2018122541 A JP2018122541 A JP 2018122541A JP 2018122541 A JP2018122541 A JP 2018122541A JP 2020002250 A JP2020002250 A JP 2020002250A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrophilic polymer
- polymer compound
- dispersion
- particles
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に記載の刺激応答変色性材料及び特許文献2に記載の識別媒体で使用されたコロイドフォトニック結晶は、外部刺激を与えたときの色調変化について、更なる改良が求められる。
<1>架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子と、
水性溶媒と、
電解質と、を含有し、
前記親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmであり、かつ、粒度分布の変動係数が16%以下である、分散物。
<2> 前記親水性高分子化合物の粒子の固形分含有率は、分散物の全質量に対して、1質量%〜75質量%である、<1>に記載の分散物。
<3> 前記親水性高分子化合物は、(メタ)アクリルアミド化合物又は(メタ)アクリル酸の少なくとも一方に由来する構成単位を含む、<1>又は<2>に記載の分散物。
<4> 前記(メタ)アクリルアミド化合物は、疎水性基を有する化合物である、<3>に記載の分散物。
<5> 疎水性基を有する(メタ)アクリルアミド化合物に由来する構成単位の含有比率が、親水性高分子化合物の全構成単位に対して、50質量%〜99質量%である、<4>に記載の分散物。
<6> 前記親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が、200nm〜300nmである<1>〜<5>のいずれか1つに記載の分散物。
<7> 前記電解質の含有量の下限値が、1.85×10−4モル/L以上である、<1>〜<6>のいずれか1つに記載の分散物。
<8> 水性溶媒の存在下で、親水性高分子化合物を構成する重合性単量体と、架橋性単量体と、を混合して、混合溶液を調製する工程と、
前記混合溶液と重合開始剤とを混合して、架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子の分散物を得る工程と、
前記架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子を精製する工程と、
を含み、
前記親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmであり、かつ、粒度分布の変動係数が16%以下である、分散物の製造方法。
<9> 更に、電解質を添加する工程を含む、<8>に記載の分散物の製造方法。
<10> 前記親水性高分子化合物を構成する重合性単量体は、疎水性基を有する(メタ)アクリルアミド化合物を含む、<9>又は<10>に記載の分散物の製造方法。
本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
本明細書において、組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合は、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
本明細書において、「固形分」とは、水性溶媒以外の成分を意味する。
本明細書において、「工程」との用語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本実施形態の分散物は、架橋構造を有する親水性高分子化合物(以下、単に「親水性高分子化合物」とも称する場合がある。)の粒子と、水性溶媒と、電解質と、を含有し、親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmであり、かつ、粒度分布の変動係数が16%以下である。
本実施形態の分散物は、親水性高分子化合物の粒子の体積平均粒子径及び粒度分布の変動係数が特定の範囲に制御されているので、温度又はイオン濃度を変化させることによって、分散物の色調を変化させることができる。
このメカニズムは明らかではないが、以下のように推測される。
下限臨界溶液温度より低温条件下では、水性溶媒中に分散された水性樹脂の粒子は、膨潤状態で配列しているので、ブラッグ(Bragg)反射を示し(着色状態)、一方、下限臨界溶液温度より高温下では、水性樹脂の粒子が収縮するので、水性溶媒中の粒子の配列が乱れて、ブラッグ(Bragg)反射が消失(白色状態)すると推察される。
このように、本実施形態の分散物の温度又は分散物中のイオン濃度を変化させることによって、本実施形態の分散物の色調を変化させることができる。
以下、本実施形態の分散物の各成分について詳細に説明する
本実施形態の分散物は、架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子を含有する。
親水性高分子化合物は、後述の電解質を含む水性溶媒に分散させた分散物とした場合に、温度又はイオン濃度を変化させることによって、本実施形態の分散物の色調を変化できれば特に制限はない。
親水性高分子化合物としては、例えばヒドロキシ基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、アミノ基、アミド基、アミノエチル基、アミノプロピル基、カルボキシ基、カルボキシラート基、スルホ基、スルホナト基、リン酸基などの親水性基を有する高分子化合物であることが好ましい。
親水性高分子化合物としては、入手しやすい点から、(メタ)アクリルアミド化合物及び(メタ)アクリル化合物の少なくとも一方に由来する構成単位を有することが好ましく、(メタ)アクリルアミド化合物に由来する構成単位を有することがより好ましい。
上記観点から、親水性高分子化合物は、疎水性基を有する(メタ)アクリルアミド化合物又は(メタ)アクリル化合物に由来する構成単位を有することであることが好ましく、より好ましくは疎水性基を有する(メタ)アクリルアミド化合物に由来する構成単位を有する。 疎水性基としては、特に制限はないが、炭素数1〜10のアルキル基が好ましく、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜8のアルキル基がより好ましく、直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜5のアルキル基が更に好ましく、分岐鎖の炭素数3〜5のアルキル基が特に好ましい。
その他の構成単位としては、例えば、スチレン類、(メタ)アクリル酸アルキルエステル等があげられる。
親水性高分子化合物がその他の構成単位を含む場合、その他の構成単位の含有率としては、親水性高分子化合物の全構成単位に対して、1質量%以下であることが好ましく、0.5質量%以下であることがより好ましく、実質的に含まないことが更に好ましい。
親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径は100nm〜2000nmである。本実施形態の分散物は、20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmの範囲に調製された粒子を任意に選択して使用することができる。
温度又はイオン濃度の変化によるブラッグ反射のスイッチング(切り替え)を制御しやすい観点から、親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径は、100nm〜300nmであることが好ましく、より好ましくは、200nm〜300nmである。
親水性高分子化合物の粒子の粒度分布の変動係数が16%以下である。粒度分布の変動係数が16%以下であると、温度又はイオン濃度の変化によってブラッグ反射に色調を変化させることができる。上記観点から、粒度分布の変動係数としては、14%以下が好ましく、より好ましくは12%以下である。
上記式中のd(n%)は、親水性高分子化合物の粒子の全体積を100%として累積カーブを求めたとき、その累積カーブがn%となる点の体積平均粒子径を意味する。
粒子化方法としては、例えば、親水性高分子化合物を物理的粉砕法等で粒子化する方法、又は、乳化重合法、懸濁重合法、分散重合法などの粒子化重合法などが挙げられる。
また、架橋前の親水性高分子をノズル口金等によって押し出して繊維化し、これを架橋した後に粉砕する方法、又は繊維を粉砕して粒子化した後に架橋する方法によって親水性高分子化合物を製造してもよい。
粒径を制御しやすい観点から、本実施形態の親水性高分子化合物の粒子は、後述の水性溶媒中に既述の親水性高分子化合物を構成する重合性単量体と後述の架橋性単量体と添加して分散したのち、後述の重合開始剤用いて重合させて得られる親水性高分子化合物の粒子を精製する方法等が好ましい。
例えば、既述の親水性高分子化合物を構成する重合性単量体と、架橋性単量体と、を後述の水性溶媒中に共存させて重合する方法、既述の親水性高分子化合物を架橋性単量体と反応後、後述の水性溶媒に分散する方法等により親水性高分子化合物が架橋して3次元網目構造をもった、架橋された構造を有する親水性高分子化合物を製造することができる。
架橋性単量体としては、特に限定はないが、多官能単量体を好適に用いることができる。
架橋性単量体としては、メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレートなどが好ましく、溶解性、安定性、コスト等の観点から、メチレンビスアクリルアミドがより好ましい。
相転移温度としては、0℃〜100℃の範囲から選択され、中でも、10℃〜80℃の範囲が好ましく、より好ましくは10℃〜50℃の範囲である。
本実施形態の分散物は、水性溶媒を含有する。水性溶媒としては、特に限定されず、例えば、水、水と混和可能な媒体との混合溶媒;エチレングリコール、グリセリン等のポリオール化合物の水溶液;オリゴ糖類、単糖類、糖アルコール等の水溶液であってもよい。
上記混合溶媒としては、例えば、水と炭素数1〜3の低級アルコールとの混合溶媒、が挙げられる。
本明細書において、水性溶媒とは、少なくとも水を70質量%以上含有する溶媒を意味する。
本実施形態の分散物は、電解質を含有する。分散物は、電解質を含有することで、Bragg反射のスイッチング(切り替え)を付与することができる。
電解質としては、既述の水性媒体中で解離して、イオンを形成する化合物であれば特に制限されない。
電解質としては、無機酸及びその塩、無機アルカリ塩、界面活性剤等の有機塩などが挙げられる。電解質は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
また、無機酸塩としては、リチウム(Li)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、セシウム(Cs)等のアルカリ金属の無機酸塩、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)等のアルカリ土類金属の無機酸塩などが挙げられる。
無機アルカリ塩としては、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、アンモニア、酢酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等のアンモニウム塩、アルキルアミン塩などが挙げられる。
塩を形成するカチオンとしては、アンモニウムイオン、トリエタノールアミンイオン、金属カチオン等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤は、入手しやすい点から、スルホン酸塩及びアルキル硫酸塩からなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましい。
スルホン酸塩及びアルキル硫酸塩としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、直鎖ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、分岐ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸−ジ−2−エチルヘキシルナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム等が挙げられるが、ドデシル硫酸ナトリウムが好ましい。
電解質の含有量としては、刺激応答性の観点から、下限値が1.85×10−4モル/L以上であることが好ましく、1.85×10−4モル/L以上1.85×10−1モル/L以下であることがより好ましい。
なお、電解質の含有量は、キャピラリー電気泳動によって求めることができる。
その他の成分としては、酸化防止剤、pH調整剤、消泡剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの各種添加剤が挙げられる。
本実施形態の分散物の製造方法は、水性溶媒の存在下で、親水性高分子化合物を構成する重合性単量体と架橋性単量体とを混合して、混合溶液を調製する工程(以下、「混合溶液調製工程」ともいう。)と、混合溶液と重合開始剤と混合して、架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子の分散物を得る工程(以下、「高分子ゲル合成工程」ともいう。)と、架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子を精製する工程(以下、「精製工程」ともいう。)と、を含み、親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmであり、かつ、粒度分布の変動係数が16%以下である。
本実施形態の分散物の製造方法では、上記工程を有することで、親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmであり、かつ、粒度分布の変動係数が16%以下とすることができ、このような特定の粒子径の粒子を含む分散物は、温度変化又はイオン濃度の変化によって、色調変化(すなわち、Bragg反射)を示すことができる。
以下、本実施形態の分散物の製造方法の各工程について以下に説明するが、これに限定されない。
混合溶液調製工程では、水性溶媒の存在下で、親水性高分子化合物を構成する重合性単量体と、架橋性単量体と、を混合して、混合溶液を調製する工程である。
なお、既述の分散物に含まれる成分と同様の成分については詳細な説明を省略する。
なお、本明細書において非反応性界面活性剤とは、エチレン性不飽和基を有さない界面活性剤を意味する。
非反応性界面活性剤としては、例えば、エチレン性不飽和基を有さないアニオン性界面活性剤、エチレン性不飽和基を有さないノニオン性界面活性剤、エチレン性不飽和基を有さないカチオン性界面活性剤及びエチレン性不飽和基を有さない両性界面活性剤が挙げられる。これらの中でも、粒子の安定性の観点から、非反応性界面活性剤としては、エチレン性不飽和基を有さないアニオン性界面活性剤及びエチレン性不飽和基を有さないノニオン性界面活性剤からなる群より選ばれる少なくとも1つを用いることが好ましく、エチレン性不飽和基を有さないアニオン性界面活性剤を用いることがより好ましい。
非反応性界面活性剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
重合性の観点から、エチレン性不飽和基を有さないアニオン性界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩が好ましく、より好ましくはアルキル硫酸エステルのナトリウム塩であり、更に好ましくは、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)である。
高分子ゲル合成工程は、混合溶液と重合開始剤とを混合して、親水性高分子化合物の粒子の分散物を得る工程である。
高分子ゲル合成工程における混合溶液と重合開始剤との混合時間は、例えば、1時間〜8時間が好ましく、2時間〜6時間がより好ましい。
重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムに代表されるスルホニル基を有する過酸化物、過酸化水素に代表されるスルホニル基を有さない過酸化物、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタレート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、1,1−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルヒドロパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレートに代表されるスルホニル基を有さない有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロヘキサノン−1−カルボニトリル、アゾジベンゾイル、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリアン酸)に代表されるアゾ化合物等が挙げられる。
これらの中でも、重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム及び過硫酸カリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含むことが好ましく、より好ましくは過硫酸ナトリウムである。
また、重合開始剤は2回以上に分けて添加してもよい。
精製工程は、精製により、未反応原料及び副反応生成物の除去を行う工程である。精製方法は、親水性高分子化合物の粒子を精製できれば特に制限はされない。
精製工程の一例としては、親水性高分子化合物の粒子の分散物をメッシュサイズの異なる複数のメンブランフィルターで吸引ろ過し、ろ液を遠心分離した後、イオン交換樹脂による脱塩で精製する態様が挙げられる。
また、精製工程の一例としては、親水性高分子化合物の粒子の分散物をメッシュサイズの異なる複数のメンブランフィルターで吸引ろ過し、ろ液を透析して精製する態様が挙げられる。
本実施形態の分散物の製造方法は、必要に応じて、混合溶液調製工程、高分子ゲル合成工程、精製工程及び電解質を添加する工程以外の他の工程を有していてもよい。
本実施形態の分散物は、例えば、カプセル膜に被包されている形態で、温度又はイオン濃度の変化を反射の波長(好ましくは反射色)によって検出するセンサーに利用してもよい。
カプセル膜に分散物を被包する方法としては、特に制限はなく、公知のカプセル化法又はマイクロカプセルの製造方法によって作製することができる。
<親水性高分子化合物の粒子の製造>
1Lセパラブルフラスコに超純水600mLを加え250rpm(revolutions per minute)で攪拌しながら、表1に示す添加量のドデシル硫酸ナトリウム(SDS)とN−イソプロピルアクリルアミド(NIPA)30g、架橋性単量体としてN,N’−メチレンビスアクリルアミド(BIS)2g、を溶解させ、窒素ガスをバブリングさせながら30分間攪拌した。その後、70℃まで昇温させ、1時間攪拌し、ペルオキソ二硫酸カリウム(KPS)0.3gを超純水15mLに溶解させ、シリンジで少しずつ加え、4時間反応させた。得られた分散物(サスペンション)をメッシュサイズ5.0μm、1.0μm及び0.45μmのメンブランフィルターで、この順番に吸引ろ過した。その後、さらに得られたろ液の遠心分離を行い、この操作を3回繰り返して精製した後、イオン交換樹脂で脱塩処理を行い、ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)の粒子(高分子ゲル粒子1)を得た。
測定対象物質の形状:真球
分散媒:水
分散媒の屈折率:1.33
測定対象物質の屈折率:1.508
上記式中のd(n%)は、高分子ゲル粒子1の全体積を100%として累積カーブを求めたとき、その累積カーブがn%となる点の体積平均粒子径を意味する。
高分子ゲル粒子1に水と、表3〜表6に示す濃度(モル/L)になるように塩化ナトリウム(NaCl)、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、水酸化ナトリウム(NaOH)又は塩酸(HCl)を添加して、高分子ゲル粒子1の固形分含有率が10質量%の分散物(サスペンション)をそれぞれ調製した。これらの分散物を室温(約25℃)及び湯浴(約60℃)に置いた状態で反射スペクトル測定を行った。結果を表3〜表6に示す。
動的光散乱式(DLS)粒子径分布測定装置(型番;UPA−UT151、日機装株式会社製)を用いて、20℃から60℃の各温度における高分子ゲル粒子1の体積平均粒子径(nm)を測定した。その結果を表7及び図2に示す。
実施例1において、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)を表1に示す添加量に変更した以外は、実施例1と同様にして、高分子ゲル粒子2〜8を合成した。この高分子ゲル粒子2〜8を用いて、実施例1と同様にして体積平均粒子径(nm)及び粒度分布の変動係数(CV値)を求めた。その結果を表1に示す。
また、実施例1と同様にして、20℃から60℃の各温度における高分子ゲル粒子2〜8の体積平均粒子径を測定した。その結果を表7及び図2に示す。
表8に示すような割合(質量比)で上記で合成した高分子ゲル粒子を混合し、高分子ゲル粒子を混合したサンプル(以下、「混合高分子ゲル粒子」ともいう。)を調製した。混合高分子ゲル粒子を実施例1と同様にして、20℃における混合高分子ゲル粒子の体積平均粒子径(nm)及び標準偏差を測定し、CV値を算出した。また、混合高分子ゲル粒子の固形分含有率が10質量%になるように水と混合して、混合高分子ゲル粒子の分散物(サスペンション)を調製した。このサスペンションの反射スペクトルを実施例1と同様にして測定した。その結果を表8に示す。
Claims (10)
- 架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子と、
水性溶媒と、
電解質と、を含有し、
前記親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmであり、かつ、粒度分布の変動係数が16%以下である、分散物。 - 前記親水性高分子化合物の粒子の固形分含有率は、分散物の全質量に対して、1質量%〜75質量%である、請求項1に記載の分散物。
- 前記親水性高分子化合物は、(メタ)アクリルアミド化合物又は(メタ)アクリル酸の少なくとも一方に由来する構成単位を含む、請求項1又は請求項2に記載の分散物。
- 前記(メタ)アクリルアミド化合物は、疎水性基を有する化合物である、請求項3に記載の分散物。
- 疎水性基を有する(メタ)アクリルアミド化合物に由来する構成単位の含有比率が、親水性高分子化合物の全構成単位に対して、50質量%〜99質量%である、請求項4に記載の分散物。
- 前記親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が、200nm〜300nmである、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の分散物。
- 前記電解質の含有量の下限値が、1.85×10−4モル/L以上である、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の分散物。
- 水性溶媒の存在下で、親水性高分子化合物を構成する重合性単量体と、架橋性単量体と、を混合して、混合溶液を調製する工程と、
前記混合溶液と重合開始剤とを混合して、架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子の分散物を得る工程と、
前記架橋構造を有する親水性高分子化合物の粒子を精製する工程と、
を含み、
前記親水性高分子化合物の粒子の20℃における体積平均粒子径が100nm〜2000nmであり、かつ、粒度分布の変動係数が16%以下である、分散物の製造方法。 - 更に、電解質を添加する工程を含む、請求項8に記載の分散物の製造方法。
- 前記親水性高分子化合物を構成する重合性単量体は、疎水性基を有する(メタ)アクリルアミド化合物を含む、請求項8又は請求項9に記載の分散物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018122541A JP7548532B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 分散物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018122541A JP7548532B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 分散物及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020002250A true JP2020002250A (ja) | 2020-01-09 |
| JP7548532B2 JP7548532B2 (ja) | 2024-09-10 |
Family
ID=69098977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018122541A Active JP7548532B2 (ja) | 2018-06-27 | 2018-06-27 | 分散物及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7548532B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03701A (ja) * | 1988-10-21 | 1991-01-07 | Canon Inc | ポリマーゲル製造方法、ポリマーゲル及びアクチュエータ |
| JPH04279604A (ja) * | 1991-03-06 | 1992-10-05 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 親水性ポリマー微粒子の製造方法 |
| JP2004109178A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Kawamura Inst Of Chem Res | コロイド結晶体及びその製造方法 |
| WO2019160132A1 (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-22 | 公立大学法人名古屋市立大学 | 加飾性水系組成物及びその製造方法 |
-
2018
- 2018-06-27 JP JP2018122541A patent/JP7548532B2/ja active Active
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03701A (ja) * | 1988-10-21 | 1991-01-07 | Canon Inc | ポリマーゲル製造方法、ポリマーゲル及びアクチュエータ |
| JPH04279604A (ja) * | 1991-03-06 | 1992-10-05 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 親水性ポリマー微粒子の製造方法 |
| JP2004109178A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Kawamura Inst Of Chem Res | コロイド結晶体及びその製造方法 |
| WO2019160132A1 (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-22 | 公立大学法人名古屋市立大学 | 加飾性水系組成物及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP7548532B2 (ja) | 2024-09-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7347988B2 (en) | Synthesis, uses and compositions of crystal hydrogels | |
| CN102958944B (zh) | 胶质晶体用组合物 | |
| CN103143303B (zh) | 一种宽视角的胶体晶体膜及其制备方法 | |
| Shen et al. | Large-scale fabrication of three-dimensional ordered polymer films with strong structure colors and robust mechanical properties | |
| CN104624124B (zh) | 液晶微胶囊及其制备方法 | |
| JP5255340B2 (ja) | 多孔質中空ポリマー粒子、多孔質中空ポリマー粒子の製造方法、香料担持ポリマー粒子、及び、香料担持ポリマー粒子の製造方法 | |
| JP4067405B2 (ja) | 安定化されたフォトクロミックラテックスを得る方法、該方法で得られたラテックスおよび該ラテックスの眼鏡レンズにおける使用 | |
| CN104389024A (zh) | 一种颜色可调的凝胶光子晶体膜的制备方法 | |
| CN104558393A (zh) | 一种正十四醇相变微胶囊及其制备方法 | |
| US20200190704A1 (en) | Method for preparing inverse opal colloidal crystal fibers | |
| KR20160137820A (ko) | 피커링 현탁중합법을 이용하여 제조한 열팽창 마이크로캡슐 및 이의 제조방법 | |
| JP2004109178A (ja) | コロイド結晶体及びその製造方法 | |
| JP7279210B2 (ja) | 熱膨張性ポリ塩化ビニリデンミクロスフェア | |
| Kanai et al. | Preparation of monodisperse hybrid gel particles with various morphologies via flow rate and temperature control | |
| JP7548532B2 (ja) | 分散物及びその製造方法 | |
| WO2010109582A1 (ja) | 多孔質中空ポリマー粒子、多孔質中空ポリマー粒子の製造方法、香料担持ポリマー粒子、及び、香料担持ポリマー粒子の製造方法 | |
| WO2001019885A1 (en) | Single stage seed polymerisation for the production of large polymer particles with a narrow size distribution | |
| JP4566870B2 (ja) | 内部に複数の空孔を有するポリマー粒子ならびにその製造方法と前記ポリマー粒子が含有されてなる樹脂組成物 | |
| JP5626716B2 (ja) | 多孔質中空ポリマー粒子の製造方法及び多孔質中空ポリマー粒子 | |
| JPS6028286B2 (ja) | ビニル化合物の懸濁重合方法 | |
| JPS6050807B2 (ja) | 塩化ビニルの懸濁重合用分散安定剤 | |
| Li et al. | Self-assembly and the hemolysis effect of monodisperse N, N-diethylacrylamide/acrylic acid nanogels with high contents of acrylic acid | |
| KR100996610B1 (ko) | 표면이 비누화된 단분산성 미세구형 수화겔 입자의 제조방법 | |
| CN104630876A (zh) | 一种各向异性光子晶体的制备方法 | |
| KR20110000352A (ko) | 폴리머 비드 제조용 조성물 및 이를 이용한 폴리머 비드의 제조방법 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210416 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220217 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220308 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220414 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220802 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221101 |
|
| C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20221101 |
|
| A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20221109 |
|
| C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20221115 |
|
| A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20230113 |
|
| C211 | Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211 Effective date: 20230117 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240822 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7548532 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |