JP2020002659A - 住宅 - Google Patents

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Makoto Kato
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Abstract

【課題】 太陽高度が低い時間帯にも屋内に光を取り入れることができる住宅を提供する。
【解決手段】住宅1は、北側が接道する矩形の敷地4に設けられる住宅1であって、略中央に形成され、上方に開放された第一中庭5と、前記第一中庭5よりも南側の1階屋内空間に配置される第一居室15と、南東又は南西の角に形成され、前記第一居室15に隣接し、上方に開口された第二中庭6と、を備え、前記第一中庭5の南側には、前記1階屋内空間との境界に第一の全面開口10が形成されるとともに、前記第二中庭6と前記第一居室15との境界に第二の全面開口16が形成されており、敷地の北側境界よりも南側境界に接近して配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、中庭が設けられた住宅に関する。
従来から、中央に上方に向けて開いた中庭を設けた住宅が提案されている。このように住宅の中央に中庭を設けると、中庭に向けて窓を設けることで、住宅の南側のみならず北側にも光や風を届かせることができ、住宅の全体に十分な採光や通風を確保しやすく、明るい雰囲気の住宅とすることができる(例えば特許文献1、2、及び3参照)。
特開2000−73590号公報 特開2000−96845号公報 特開2000−96847号公報
しかし、住宅の中央に中庭を設けることで太陽の高度が高い時間帯は、中庭を通じて光を確保することができるが、朝や夕方のように太陽の高度が低い時間帯には、中庭の周りの住宅によって太陽光が遮られて、中庭に十分な光を確保することができないので、朝夕の時間帯に屋内が暗くなりやすい問題があった。
そこで本発明は、太陽高度が低い時間帯にも屋内に光を取り入れることができる住宅を提供することを目的とする。
本発明の住宅は、北側が接道する矩形の敷地に設けられる住宅であって、略中央に形成され、上方に開放された第一中庭と、前記第一中庭よりも南側の1階屋内空間に配置される第一居室と、南東又は南西の角に形成され、前記第一居室に隣接し、上方に開口された第二中庭と、を備え、前記第一中庭の南側には、前記1階屋内空間との境界に第一の全面開口が形成されるとともに、前記第二中庭と前記第一居室との境界に第二の全面開口が形成されており、敷地の北側境界よりも南側境界に接近して配置されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記第二中庭の前記第一居室と反対側に住宅外部と前記第二中庭の空間とを隔てる1階の天井高さよりも低い第一の壁体が設けられており、当該第一の壁体には第一の採光口が東向き又は西向きに開いて形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記第一中庭と前記第一居室との間に縁側が形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記縁側は、前記第一中庭の前記第一居室との間を含む3辺の屋内側にそれぞれ形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記第一中庭から前記縁側を挟んで台所が形成されており、当該台所の調理台が前記縁側に対面するように配置されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記第一中庭の北側の少なくとも一部には白色の壁面が形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、前記第一中庭よりも北側の1階屋内空間に配置される第二居室と、前記第二居室に隣接して設けられ、上方に開放された第三中庭と、を更に備え、前記第三中庭の北側に住宅外部と前記第三中庭の空間とを隔てる第二の壁体が形成されており、当該第二の壁体には接道側に向かって開いた第二の採光口が形成されることを特徴としている。
本発明の住宅は、少なくとも前記第一中庭の西側及び東側に2階が設けられていない陸屋根部が形成されることを特徴としている。
本発明の住宅によると、第一の全面開口を通して第一中庭から第一居室に自然光を取り入れることができる。このとき、第一中庭は第一居室よりも北側に配置されているので、第一居室に取り入れられる自然光は直射日光ではなく、第一中庭で反射した光となるので、居心地のよいやさしい光を取り入れることができる。そして、南東又は南西の角に第一居室に隣接して第二中庭が形成されており、第二中庭と第一居室との境界に第二の全面開口が形成されていることで、朝又は夕方の太陽光を第二中庭を通して第一居室に取り入れやすい。したがって、第一中庭のみの場合に比べて、光を取り入れることができる時間帯を増やすことができ、より明るい雰囲気の住宅とすることができる。そして、一般的な住宅においては、南側に庭を配置して南側の隣地境界から住宅の距離を開けることで南側の太陽光が隣接家屋によって遮られることを抑制するが、本発明の住宅は、敷地の南側境界に接近して配置されているので、東側又は西側の隣接家屋よりも南側に突き出して配置されることとなり、隣接家屋の南側には庭が配置されることが多いので、第二中庭の東又は西側には隣接家屋の庭が配置されることになり、朝又は夕方の太陽光を第二中庭により取り入れやすくすることができる。
本発明の住宅によると、第二中庭の第一居室と反対側に住宅外部と第二中庭の空間とを隔てる1階の天井高さよりも低い第一の壁体が設けられているので、プライバシーを確保しつつ、第二中庭の上方から太陽光を1階屋内空間に配置された第一居室内に取り入れることができる。また、第一の壁体には第一の採光口が東向き又は西向きに開いて形成されるので、第一の採光口を通して、朝又は夕方の高度の低い太陽光を取り入れることができる。
本発明の住宅によると、第一中庭と第一居室との間に縁側が形成されるので、縁側が緩衝となって第一居室に入射する光が強すぎることを防ぎ、柔らかな光を取り入れることができる。
本発明の住宅によると、縁側は、第一中庭の第一居室との間を含む3辺の屋内側にそれぞれ形成されるので、1階の各部屋へのアクセス動線として縁側を利用することができ、庭と各部屋の間に縁側が設けられることで適度な距離が開き、採光や通風を適度に行うことができる。
本発明の住宅によると、第一中庭から縁側を挟んで台所が形成されており、当該台所の調理台が縁側に対面するように配置されるので、第一中庭に対面して調理を行うことができ、又、調理中に第一中庭と介して第一居室などの1階の各部屋に視線を向けることが出来る。第一中庭と調理台との間には縁側が設けられることで、調理台に邪魔されることなく第一中庭と縁側との間の窓を大きく開口させることができる。
本発明の住宅によると、第一中庭の北側の少なくとも一部には白色の壁面が形成されるので、白色の壁面に反射させて第一居室に反射光を取り入れることができ、第一居室を明るい部屋とすることができる。
本発明の住宅によると、第一中庭の北側に配置される第二居室に隣接して第三中庭が設けられているので、住宅の1階屋内空間への採光性を高めることができる。そして、第三中庭の北側に住宅外部と第三中庭の空間とを隔てる第二の壁体が形成されており、この第二の壁体には接道側に向かって開いた第二の採光口が形成されているので、昼間は第二の採光口を通って外部から自然光が取り入れられるとともに、夜間は第二居室の明かりが第二の採光口を通って外部に漏れることで、居住者の存在を感じることができる住宅外観とすることができる。
本発明の住宅によると、少なくとも第一中庭の西側及び東側に2階が設けられていない陸屋根部が形成されるので、朝及び夕方の太陽光を第一中庭内に取り込みやすく、第一中庭へ太陽光を取り込む時間帯を増やすことができ、第一中庭の周りの居室の採光性を高めることができる。
本実施形態の住宅の1階の内部構成を示す間取り図。 本実施形態の住宅の2階の内部構成を示す間取り図。 住宅を図1に示すA−A線で切断した断面図。 住宅を図1に示すB−B線で切断した断面図。 住宅の一部を図1に示すC−C線で切断した一部拡大断面図。 住宅の敷地を説明する図。
以下、本発明に係る住宅1の最良の実施形態について、各図を参照しつつ説明する。本実施形態における住宅1は、図6に示すように、北側が接道するとともに、東側、西側及び南側がそれぞれ隣地境界となっている敷地4に建設される住宅1である。住宅1の敷地4は矩形に形成されており、図示しないが、適宜、隣地境界のフェンスや植栽、駐車スペース、アプローチ、玄関ポーチなどの外構が配置されている。なお、本実施形態において「北」は真北であるが、本発明における「北」は少なくとも北西から北東の範囲である。また、「東」「西」「南」についても同様に、北東から南東、北西から南西、南東から南西の範囲をいう。なお、敷地4は完全な矩形のものに限定されるものではなく、上方から見た場合に略矩形の形状であればよい。
住宅1は、2階建てであり、平面視した場合に略矩形の形状である。図1に示すように、住宅1の1階の中央には上方に向けて開放された第一中庭5が形成されている。ここで「中央」は、住宅1の1階を平面視した矩形形状の対角線の交点であり、第一中庭5が中央に形成されるとは、第一中庭5が住宅1の1階の屋内空間に囲まれており、且つ、第一中庭5が少なくとも1階の中央を含む空間を占めていることをいう。第一中庭5は住宅1の中央で矩形形状に形成されている。第一中庭5には図示しないが植栽が設けられている。
住宅1の1階には、第一中庭5の3辺の屋内側にそれぞれ縁側がコの字状に形成されている。縁側8の両端は玄関9に繋がっており、玄関9を通じて1階の屋内空間を回遊できるように形成されている。縁側8の床面はフローリングで形成されている。縁側8は第一中庭5の北側、東側、南側に設けられている。縁側8は屋内側に設けられており、縁側8と第一中庭5との境界には、部分的に外壁12が形成され、他の部分は窓が形成されている。具体的には第一中庭5の南側の全面が透明な第一の全面開口10となっており、第一中庭5の東側は南寄りに嵌め殺しの窓11が形成されるとともに、北寄りに外壁12が形成されている。また、第一中庭5の北側には、東寄りに透明窓13が形成され西寄りに外壁12が形成されている。
第一中庭5と面する外壁12の壁面14は白色に彩色されている。また、第一中庭5と面する外壁12の2階部分も壁面14が白色に彩色されている。「白色」は、純白に限定されるものではなく、アイボリー、グレー、ベージュなどの白に近い色を含む。白色は、壁面14の色は明度が所定以上高く光の反射率が高いことが好ましい。なお、白色は、L***表色系で規定されるL*が、87以上(87〜100)、好ましくは90以上(90〜100)となる白色系色である。また、L***表色系で規定されるa*やb*は、例えば、両方とも、−10〜10の範囲であることが好ましい。外壁12が白色に形成されて太陽光を反射することで、第一中庭5をより明るい空間にすることができる。図3に示すように、南側から第一中庭5に入射した太陽光は、白色の壁面14で反射して、第一居室15に反射光が取り入れられることになるので、第一居室15を柔らかな光の居心地よい明るい空間にすることができる。
図1に示すように、第一中庭5と当該第一中庭5の南側の縁側8との境界には第一の全面開口10が形成されている。第一の全面開口10は縁側8の天井面から床面までが開口する引き違い窓であり、第一中庭5の南側の全幅に亘って開口するように形成されている。なお、第一の全面開口10は、引き違い窓の構造上、上部や下部に若干の外壁が垂れ下がった部分や立ち上がった部分が形成されていてもよい。
住宅1の1階の屋内空間には縁側8を挟んで第一中庭5の南側に第一居室15が形成されている。第一居室15は、畳敷きの和室である。第一居室15と縁側8との境界には間仕切壁や建具は設けられておらず、第一居室15と縁側8とは繋がった空間となっている。また、第一居室15の東側には、第二中庭6が形成されている。そして、第一居室15と第二中庭6との境界には第二の全面開口16が形成されている。第二の全面開口16は、第一居室15の天井面から床面までが開口する引き違い窓であり、第一居室15の東側の全幅に亘って開口するように形成されている。
第二中庭6は、住宅1の南東の角に上方に開放されて形成されている。第二中庭6の南側及び東側には第一の壁体17が設けられており、住宅1外部と第二中庭6の空間とを隔てている。第一の壁体17は、第二中庭6を挟んで第一居室15と反対側に形成されて角で折り曲がり、第一居室15の南側の外壁に連続するように延びている。第一の壁体17は、1階の天井高さよりも低く形成されている。第一の壁体17には、第二中庭6の空間と住宅1外部との繋ぐ第一の採光口18が東向きに開いて形成されている。第二中庭6は第一の採光口18によって上方のみならず側方からも光と風を取り入れることができる。第二中庭6には図示しないが植栽が設けられており、第一居室15から第二中庭6を見ると当該植栽を見ることができる。
なお、本実施形態においては第二中庭6は住宅1の南東の角に形成されているが、第二中庭6は住宅1の南西の角に形成されていても良い。この場合、第一の壁体17は第二中庭6の西側及び南側に形成されることとなり、第一の採光口18は第一の壁体17に西向きに開いて形成される。
第二中庭6の北側には、図1及び図4に示すように、台所19が形成されている。台所19は、第一中庭5から縁側8を挟んで東側に形成されている。台所19には外壁側に食器棚20や冷蔵庫21が配置されるとともに、縁側8に沿って調理台22が形成されている。調理する人が調理台22側を向いて立ったときに、調理台22の向こう側に縁側8が配置されている。第一中庭5とその東側の縁側8との境界には、縁側8の天井面から床面までが開口する嵌め殺しの窓11が設けられている。調理台22の前に立った調理する人は、調理台22及び縁側8を挟んで第一中庭5を見ながら調理することができる。台所19には第一中庭5からの光が取り込まれることになり、当該台所19を明るい雰囲気のものとすることができる。
台所19の北側には、図1に示すように、バスルーム23及び洗面所24が形成されている。バスルーム23は住宅1の北東の角に形成されている。バスルーム23の西側には、第三中庭7が形成されている。第三中庭7は、バスルーム23と第二居室25とに挟まれた位置に配置されている。そして、第三中庭7の第二居室25との境界には明かり障子が設けられた腰高窓26が形成されており、第三中庭7とバスルーム23との境界には換気窓27が形成されている。バスルーム23は第三中庭7との間に換気窓27を設けることで、住宅1外部に開かれることなく窓と通じた換気を行うことができる。
第三中庭7の北側には、図1及び図5に示すように、住宅1外部と第三中庭7の空間とを隔てる第二の壁体28が形成されている。第二の壁体28は上方に設けられた軒の高さまで伸びて形成されている。第二の壁体28には接道2側に向かって開いた第二の採光口29が形成されている。第二の採光口29は、第二の壁体28を貫通する開口であり、住宅1外部から第三中庭7に光及び風を取り入れることができるとともに、夜間は第二居室25から第三中庭7に入り込む照明光を第二の採光口29を通して住宅1外部に漏らすことで、住宅1の外部から居住者の存在を感じることができる住宅1の外観とすることができる。
第二居室25は、図1及び図3に示すように、畳敷きの和室である。第二居室25は、縁側8を挟んで第一中庭5の北側に配置されている。第二居室25と縁側8との間には障子建具30が開閉可能に配置されている。第一中庭5とその北側の縁側8との間には、障子建具30に対面するように透明窓13が形成されており、この透明窓13から縁側8を通って第二居室25に光を取り入れることができる。第一中庭5は第二居室25よりも南側に配置されているので、第一中庭5から縁側8を通って第二居室25に取り入れられる太陽光は直射日光などの強い光となる場合が多いが、第二居室25と縁側8との間に障子建具30が設けられているので、第二居室25に取り入れられる光量を調整することができ、第二居室25を居心地のよい空間とすることができる。第二居室25は、南側に縁側8を挟んで第一中庭5が配置されており、東側に第三中庭7が配置されているので、北側の接道2側に窓を設けなくても日中の長い時間帯に亘って自然光を取り入れることができる。
第二居室25の西側には、図1に示すように、床の間31及びウォークインクローゼット32が形成される。そして、ウォークインクローゼット32の南側にトイレ33が縁側8に向けて開閉可能に形成されている。ウォークインクローゼット32及びトイレ33の東側には、土間収納34が後述する玄関9にアクセス可能に設けられている。土間収納34は、住宅1の北西角に形成されている。
第一中庭5の西側には玄関9が形成されている。玄関9は、住宅1の西側に形成されたアルコーブ35に接続する玄関ドア36が西向きに設けられている。玄関9の床面は全面が土間となっており、玄関9の北側及び南側には縁側8のフローリングが延びて形成されている。また、玄関9はその北西端が土間収納34と繋がっており、土間収納34をシューズクロークとして利用することができる。玄関9と第一中庭5との間には嵌め殺しの窓37が形成されており、第一中庭5から玄関9内部に自然光を取り入れることができる。
南側の縁側8の西端には2階にアクセス可能な階段38が設けられている。第一居室15の西側の階段38下の空間には収納部39が形成されている。
住宅1の2階は、図2及び図4に示すように、第一中庭5の南側と東側の一部に2階屋内空間が形成されている。2階屋内空間は、階段38から繋がる廊下40が第一中庭5の南側に形成されており、第一居室15の直上に2つの居室41が間仕切収納42によって間仕切られて形成されている。また第二中庭6の北側には台所19の上の一部に防音室43が形成されている。そして、防音室43の北側で、第一中庭5の東側には2階が設けられずに陸屋根部44aが形成されており、また、玄関9の上部にも2階が設けられずに陸屋根部44bが形成されている。なお、玄関9の上部の陸屋根部44bは2階の廊下40から出入り可能なバルコニーである。このように第一中庭5の東西両側にそれぞれに2階が設けられていない陸屋根部44a,44bが形成されることで、住宅1の2階部分が邪魔になることなく、第一中庭5に朝及び夕方の太陽光を取り入れることができ、第一中庭5から第一居室15や第二居室25に光を取り入れることができる。
また、住宅1の2階の第一中庭5の北側には、図2及び図3に示すように、2階屋内空間が形成されておらず、北側に下り勾配の片流れ屋根45が設けられている。住宅1の屋根は2階屋内空間を有する南側に切妻屋根46が設けられており、切妻屋根46の東側の一部が北側に延びて、北側の片流れ屋根45と上に接近した配置となっている。切妻屋根46及び片流れ屋根45は同じ屋根勾配となっている。南側の切妻屋根46と北側の片流れ屋根45を2つの独立した屋根とすることで、第一中庭5の東西方向に隙間を設けて通風性や採光性を高めつつ、同一勾配で接近した部分を設けることで、住宅1をまとまりある外観とすることができる。
本実施形態の住宅1は、図6に示すように、敷地4の北側境界よりも南側境界に接近して配置される。すなわち、図6に示すように、住宅1の最も北側の外壁と敷地4の北側境界との間の距離αよりも、住宅1の最も南側の外壁と敷地4の南側境界との間の距離βのほうが短くなるように配置されている。一般的に、住宅1は敷地4の南側に庭47を配置して南側の隣地境界から住宅1の距離を開けることで南側の太陽光が南側の隣接家屋3によって遮られることを抑制することが多い。本実施形態の住宅1は、敷地4の南側境界に接近して配置されているので、東西に隣接する家屋よりも南側に突き出して配置されている。したがって、第二中庭6の東側には隣接家屋3の庭47が配置されているので、隣接家屋3に遮られることなく東側から第二中庭6に太陽光を取り入れることができ、朝の太陽光を第二中庭6に取り入れることで、太陽の高度が低い朝から第一居室15に自然光を取り入れて明るくすることができる。
以上のように本実施形態の住宅1は、第一中庭5、第二中庭6、第三中庭7の3つの中庭が配置されていることによって、太陽光の高度が低い時間帯から第一居室15や第二居室25に光を取り入れやすく、第一居室15及び第二居室25を居心地よい空間とすることができる。
本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る住宅1は、北側が接道する敷地4に建設される住宅1として好適である。
1 住宅
2 接道
5 第一中庭
6 第二中庭
7 第三中庭
8 縁側
10 第一の全面開口
14 壁面
15 第一居室
16 第二の全面開口
17 第一の壁体
18 第一の採光口
19 台所
22 調理台
25 第二居室
28 第二の壁体
29 第二の採光口
44a,44b 陸屋根部

Claims (8)

  1. 北側が接道する矩形の敷地に設けられる住宅であって、
    略中央に形成され、上方に開放された第一中庭と、
    前記第一中庭よりも南側の1階屋内空間に配置される第一居室と、
    南東又は南西の角に形成され、前記第一居室に隣接し、上方に開口された第二中庭と、を備え、
    前記第一中庭の南側には、前記1階屋内空間との境界に第一の全面開口が形成されるとともに、前記第二中庭と前記第一居室との境界に第二の全面開口が形成されており、
    敷地の北側境界よりも南側境界に接近して配置されることを特徴とする住宅。
  2. 前記第二中庭の前記第一居室と反対側に住宅外部と前記第二中庭の空間とを隔てる1階の天井高さよりも低い第一の壁体が設けられており、当該第一の壁体には第一の採光口が東向き又は西向きに開いて形成されることを特徴とする請求項1に記載の住宅。
  3. 前記第一中庭と前記第一居室との間に縁側が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の住宅。
  4. 前記縁側は、前記第一中庭の前記第一居室との間を含む3辺の屋内側にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項3に記載の住宅。
  5. 前記第一中庭から前記縁側を挟んで台所が形成されており、当該台所の調理台が前記縁側に対面するように配置されることを特徴とする請求項4に記載の住宅。
  6. 前記第一中庭の北側の少なくとも一部には白色の壁面が形成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の住宅。
  7. 前記第一中庭よりも北側の1階屋内空間に配置される第二居室と、
    前記第二居室に隣接して設けられ、上方に開放された第三中庭と、を更に備え、
    前記第三中庭の北側に住宅外部と前記第三中庭の空間とを隔てる第二の壁体が形成されており、当該第二の壁体には接道側に向かって開いた第二の採光口が形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の住宅。
  8. 少なくとも前記第一中庭の西側及び東側に2階が設けられていない陸屋根部が形成されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の住宅。
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