JP2020003035A - 車両用変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】開口周辺の変速機ケースの剛性を高くして、変速機ケースの振動を低減でき、振動に起因する騒音の発生を容易に抑制できる車両用変速機を提供すること。【解決手段】変速機2のフロントケース6は、シール部6Sの内方に位置して上壁6Uと一体に設けられ、変速機ケース4のギヤ収容室20とシフトケース9の内部の空間9Sとを仕切る仕切壁6Bと、入力軸21を回転自在に支持し、変速機ケース4の内部をクラッチ収容室39とギヤ収容室20とに仕切る隔壁32とを有する。シール部6Sの内方において仕切壁6Bには開口6uが形成されており、隔壁32の上部は、仕切壁6Bに連結されている。シフトケース9は、仕切壁6Bよりも上方の空間が外部に連通されることにより、ギヤ収容室20の圧力を大気圧に維持するブリーザ室37を構成している。【選択図】図3
Description
本発明は、車両用変速機に関する。
自動車等の車両に搭載される変速機において、トランスミッションケースの上部に上側開口部を設け、上側開口部を覆うようにしてトランスミッションケースの上部にシフトケースを取付けたものが知られている(特許文献1参照)。
この変速機において、シフトケースにシフトアンドセレクト軸が収容されており、シフトケースの内部には外気と連通するブリーザ室が設けられている。
上側開口部にはシフトケースの内部の空間とトランスミッションケースの内部の空間とを仕切るブリーザプレートが設置されており、ブリーザ室は、ブリーザプレートよりも上方で、かつシフトアンドセレクト軸よりも前方の空間から構成されている。
このような従来の変速機にあっては、トランスミッションケースの上部に上側開口部が形成されているので、上側開口部周辺のトランスミッションケースの剛性が低下するおそれがある。従来の変速機においては、上側開口部の剛性を高める構造を有していないので、トランスミッションケースが振動して騒音が発生するおそれがあり、未だ改善の余地がある。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、開口周辺の変速機ケースの剛性を高くして、変速機ケースの振動を低減でき、振動に起因する騒音の発生を容易に抑制できる車両用変速機を提供することを目的とするものである。
本発明は、複数の入力ギヤを有し、内燃機関から動力が伝達される入力軸と、開口が形成された上壁を有し、前記入力軸を収容する変速機ケースと、前記開口を覆うように前記変速機ケースの上壁に取付けられ、前記開口を通して前記変速機ケースの内部の空間に連通する空間を有するシフトケースと、前記シフトケースに収容され、軸方向に移動自在で、かつ軸線周りに回転自在なシフトアンドセレクト軸とを備え、前記変速機ケースの上壁に、前記シフトケースの下面と接触するシール部が形成された車両用変速機であって、前記変速機ケースは、前記シール部の内方に位置して前記上壁と一体に設けられ、前記変速機ケースの内部の空間とシフトケースの内部の空間とを仕切る仕切壁と、前記入力軸を回転自在に支持し、前記変速機ケースの内部を第1の空間と第2の空間とに仕切る隔壁とを有し、前記シール部の内方において前記仕切壁に前記開口が形成されており、前記隔壁の上部は、前記仕切壁に連結されており、前記シフトケースは、前記仕切壁よりも上方の空間が外部に連通されることにより、前記変速機ケースの内部の圧力を大気圧に維持するブリーザ室を構成することを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、開口周辺の変速機ケースの剛性を高くして、変速機ケースの振動を低減でき、振動に起因する騒音の発生を容易に抑制できる。
本発明の一実施の形態に係る車両用変速機は、複数の入力ギヤを有し、内燃機関から動力が伝達される入力軸と、開口が形成された上壁を有し、入力軸を収容する変速機ケースと、開口を覆うように変速機ケースの上壁に取付けられ、開口を通して変速機ケースの内部の空間に連通する空間を有するシフトケースと、シフトケースに収容され、軸方向に移動自在で、かつ軸線周りに回転自在なシフトアンドセレクト軸とを備え、変速機ケースの上壁に、シフトケースの下面と接触するシール部が形成された車両用変速機であって、変速機ケースは、シール部の内方に位置して上壁と一体に設けられ、変速機ケースの内部の空間とシフトケースの内部の空間とを仕切る仕切壁と、入力軸を回転自在に支持し、変速機ケースの内部を第1の空間と第2の空間とに仕切る隔壁とを有し、シール部の内方において仕切壁に開口が形成されており、隔壁の上部は、仕切壁に連結されており、シフトケースは、仕切壁よりも上方の空間が外部に連通されることにより、変速機ケースの内部の圧力を大気圧に維持するブリーザ室を構成する。
これにより、開口周辺の変速機ケースの剛性を高くして、変速機ケースの振動を低減でき、振動に起因する騒音の発生を容易に抑制できる。
これにより、開口周辺の変速機ケースの剛性を高くして、変速機ケースの振動を低減でき、振動に起因する騒音の発生を容易に抑制できる。
以下、本発明の一実施例に係る車両用変速機について、図面を用いて説明する。
図1から図7は、本発明の一実施例に係る車両用変速機を示す図である。図1から図7において、上下前後左右方向は、車両に設置された状態の車両用変速機を基準とし、前後方向に対して直交する方向が左右方向、車両用変速機の高さ方向が上下方向である。
図1から図7は、本発明の一実施例に係る車両用変速機を示す図である。図1から図7において、上下前後左右方向は、車両に設置された状態の車両用変速機を基準とし、前後方向に対して直交する方向が左右方向、車両用変速機の高さ方向が上下方向である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1には車両用変速機(以下、単に変速機という)2が搭載されており、変速機2は、エンジン3に接続された状態で車両1のフロアパネル1Aの下方に縦置きに設置されている。本実施例の車両1は、後輪駆動車両であり、変速機2は、例えば、AMT(Automated Manual Transmission)から構成されている。
図1において、車両1には車両用変速機(以下、単に変速機という)2が搭載されており、変速機2は、エンジン3に接続された状態で車両1のフロアパネル1Aの下方に縦置きに設置されている。本実施例の車両1は、後輪駆動車両であり、変速機2は、例えば、AMT(Automated Manual Transmission)から構成されている。
変速機2は変速機ケース4を備えており、変速機ケース4は、トルクコンバータハウジング(以下、単にトルコンハウジングという)5と、フロントケース6と、リヤケース7と、エクステンションケース8とを備えている。
トルコンハウジング5の前端部には図示しないボルトによって内燃機関としてのエンジン3が接続されている。エンジン3は、燃料の燃焼を行い、熱エネルギーを機械的エネルギーに変換する。
図3において、トルコンハウジング5のエンジン3側は開口している。トルコンハウジング5の前端部には円周方向に沿ってフランジ部5fが形成されている。トルコンハウジング5は、フランジ部5fが図示しないボルトによってエンジン3に締結されることにより、エンジン3に連結されている。
フロントケース6のトルコンハウジング5側は、開口しており、フロントケース6の前端部には円周方向に沿ってフランジ部6fが形成されている。トルコンハウジング5は、フランジ部5rが図示しないボルトによってフロントケース6のフランジ部6fに締結されることにより、フロントケース6に連結されている。
フロントケース6のリヤケース7側は、開口しており、フロントケース6の後端部には円周方向に沿ってフランジ部6rが形成されている。リヤケース7のフロントケース6側は、開口しており、リヤケース7の前端部には円周方向に沿ってフランジ部7fが形成されている。フロントケース6は、ボルト34A(図1参照)によってフランジ部6rがフランジ部7fに締結されることにより、リヤケース7に連結されている。
本実施例のフロントケース6は、本発明の第1のケースを構成し、トルコンハウジング5は、本発明の第2のケースを構成する。
トルコンハウジング5にはトルクコンバータ10が収容されている。トルクコンバータ10は、図示しないドライブプレートを介してエンジン3の図示しないクランク軸に連結されるフロントカバー10Aと、フロントカバー10Aに連結されたシェル10Bとを備えており、エンジン3と変速機2との間でオイルを介して動力を伝達する流体継手を構成している。
シェル10Bの内面には、図示しないポンプインペラが固定されている。シェル10Bの内部には、図示しないタービンランナがポンプインペラに対向して設置されており、タービンランナは、タービン軸11に連結されている。ポンプインペラとタービンランナとの間には図示しないステータが設置されている。
トルクコンバータ10においてエンジン3のクランク軸が回転すると、ドライブプレートを介してフロントカバー10A、シェル10Bおよびポンプインペラが一体で回転する。このとき、ポンプインペラの回転による遠心力によって、トルクコンバータ10の内部の流体に、ポンプインペラからタービンランナに向かう流れが生じる。
この流体の流れによりタービンランナが回転され、タービンランナに接続されたタービン軸11が回転する。ステータは、タービンランナからの流体の流れをポンプインペラの回転方向に沿うように変換することにより、エンジン3の動力を増幅させる。
トルコンハウジング5には隔壁31が形成されており、隔壁31は、トルコンハウジング5の内部の空間とフロントケース6の内部の空間とを仕切っている。タービン軸11は、軸受38を介して隔壁31に回転自在に支持されている。
トルコンハウジング5にはオイルポンプ12が収容されており、オイルポンプ12は、例えば、トロコイド式のオイルポンプから構成されている。オイルポンプ12は、図示しないボルトによって隔壁31に固定されたリヤポンプケース13と、図示しないボルトによってリヤポンプケース13に締結されたフロントポンプケース14とを有する。
リヤポンプケース13とフロントポンプケース14の内部にはポンプ室15が形成されており、ポンプ室15には図示しないインナロータおよびアウタロータが設けられている。インナロータは、シェル10Bと一体で回転するようにシェル10Bに取付けられている。
アウタロータは、インナロータの径方向外方に設けられており、インナロータの回転に伴って回転する。トロコイド式のオイルポンプ12は、アウタロータに形成された内歯とインナロータに形成された外歯とが接触することにより、外歯と内歯との間にオイルを収容する図示しない作動室が形成されている。
オイルポンプ12において、エンジン3の動力がタービン軸11によってインナロータに伝達されると、インナロータとアウタロータとが一方向に回転する。このとき、作動室の容積増加および容積減少が連続して発生することにより、オイルを作動室に吸入および作動室から吐出する。
タービン軸11の後端部には拡径部11Aが形成されており、拡径部11Aは、タービン軸11の前端部や中央部よりも大径に形成されている。拡径部11Aには環状のフライホイール16が取付けられており、フライホイール16は、フロントケース6に収容されている。
フロントケース6にはクラッチ17が収容されており、クラッチ17は、フライホイール16に対向している。クラッチ17は、入力軸21の軸方向の前端部21a側に設置されている。
入力軸21は、フロントケース6およびリヤケース7に収容されており、軸方向の前端部21a側でフロントケース6に形成された隔壁32に回転自在に支持され、軸方向の後端部21bが出力軸22に回転自在に支持されている。
隔壁32は、変速機ケース4の内部をクラッチ収容室39とギヤ収容室20とに仕切っている。クラッチ収容室39にはクラッチ17が収容されており、ギヤ収容室20には後述するギヤが収容されている。本実施例のクラッチ収容室39は、本発明の第1の空間を構成し、ギヤ収容室20は、本発明の第2の空間を構成する。
出力軸22は、入力軸21の軸方向において入力軸21に対向している。出力軸22は、リヤケース7の後端部に形成された隔壁33およびエクステンションケース8に軸受39A、39Bを介して回転自在に支持されており、入力軸21に対して相対回転する。
クラッチ17は、入力軸21に一体回転自在、かつ入力軸21の軸方向に移動自在に設けられたクラッチディスク17Aと、クラッチディスク17Aをフライホイール16に押し付けるプレッシャプレート17Bと、プレッシャプレート17Bをフライホイール16側に付勢するダイヤフラムスプリング17Cとを備えている。
隔壁32には筒状部32aが形成されており、筒状部32aは、隔壁32の径方向の内端から入力軸21の軸方向に沿ってクラッチ17側に延びている。
筒状部6aの外周部にはレリーズベアリング18が設けられており、レリーズベアリング18は、入力軸21の軸方向に移動してダイヤフラムスプリング17Cの径方向内方に対して接触および離隔する。
レリーズベアリング18にはクラッチレバー40(図1参照)の径方向の内端部が接触している。クラッチレバー40は、入力軸21の外周部からフロントケース6に形成された開口6n(図7参照)を通してフロントケース6の外方に突出している。図1、図7においては、開口6nからフロントケース6の外方に突出するクラッチレバー40のみを示している。
フロントケース6から突出したクラッチレバー40は、クラッチアクチュエータ41(図7参照)によって操作される。図7に示すように、開口6nは、ダストカバー51によって覆われている。
図7において、クラッチアクチュエータ41は、ハウジング41Aと、ハウジング41Aに収容された図示しないピストンと、ピストンとクラッチレバー40とを連結する棒状の連結部材41Bとを備えている。
シフトユニット71からハウジング41Aにオイルが供給されると、オイルの油圧によってピストンが付勢されることにより、連結部材41Bが図7中、後方に移動する。連結部材41Bが図7中、後方に移動すると、クラッチレバー40は、レリーズベアリング18を図3中、前方に移動させる。
このとき、レリーズベアリング18がダイヤフラムスプリング17Cの径方向の内端部を図3中、前方に向かって押圧する。これにより、プレッシャプレート17Bの付勢が解除され、クラッチディスク17Aがフライホイール16から離隔される。この結果、エンジン3のクランク軸の回転が入力軸21に伝達されなくなる。
一方、シフトユニット71からクラッチアクチュエータ41のハウジング41Aにオイルが供給されなくなると、連結部材41Bが図7中、前方に移動する。このとき、クラッチレバー40は、図示しない付勢部材によって付勢されてレリーズベアリング18を前方に押圧しない。
このとき、ダイヤフラムスプリング17Cがプレッシャプレート17Bを付勢してクラッチディスク17Aをフライホイール16に押し付けることにより、エンジン3のクランク軸の回転を入力軸21に伝達する。
また、シフトユニット71からクラッチアクチュエータ41のハウジング41Aにオイルが供給されなくなると、クラッチディスク17Aがフライホイール16に押し付けられる位置でハウジング41A内のピストンが位置決めされる。
このようにクラッチ17は、エンジン3のクランク軸と入力軸21との間で動力を伝達可能または動力を遮断可能となっている。
図3において、フロントケース6およびリヤケース7にはカウンタ軸23が収容されており、カウンタ軸23は、隔壁32、33に回転自在に支持されている。カウンタ軸23は、入力軸21および出力軸22に対して平行に延びている。
入力軸21には、クラッチ17側から出力軸22に向かって4速入力ギヤ24A、3速入力ギヤ24B、2速入力ギヤ24C、1速入力ギヤ24Dおよびリバース入力ギヤ24Eが設置されている。
4速入力ギヤ24A、3速入力ギヤ24B、2速入力ギヤ24C、1速入力ギヤ24Dおよびリバース入力ギヤ24Eは、入力軸21に相対回転自在に支持されている。
出力軸22の前端部には5速クラッチギヤ22Aが設けられており、5速クラッチギヤ22Aは、出力軸22の外周部に形成されたドグから構成される。
カウンタ軸23には、クラッチ17側から出力軸22に向かって4速カウンタギヤ26A、3速カウンタギヤ26B、2速カウンタギヤ26C、1速カウンタギヤ26Dおよびカウンタドライブギヤ26Eが設けられている。
4速カウンタギヤ26A、3速カウンタギヤ26B、2速カウンタギヤ26C、1速カウンタギヤ26Dおよびカウンタドライブギヤ26Eは、カウンタ軸23に固定されており、カウンタ軸23と相対回転不能となっている。すなわち、カウンタギヤ26Aからカウンタギヤ26Dおよびカウンタドライブギヤ26Eは、カウンタ軸23と一体で回転する。
4速カウンタギヤ26A、3速カウンタギヤ26B、2速カウンタギヤ26C、1速カウンタギヤ26Dは、それぞれ同一の変速段を構成する4速入力ギヤ24A、3速入力ギヤ24B、2速入力ギヤ24C、1速入力ギヤ24Dに噛み合っている。
カウンタドライブギヤ26Eは、カウンタドリブンギヤ27に噛み合っており、カウンタドリブンギヤ27は、出力軸22と一体で回転するように出力軸22に固定されている。
図3、図4において、フロントケース6の上壁6Uには開口6uが形成されている。フロントケース6の上壁6Uにはシフトケース9(図3参照)が設けられている。シフトケース9は、開口6uを覆っており、開口6uを通して変速機ケース4の内部の空間に連通する空間9Sを有する。本実施例の上壁6Uは、本発明の変速機ケースの上壁および第1のケースの上壁を構成する。
変速機ケース4の内部の空間は、隔壁32と隔壁33とによって仕切られたフロントケース6とリヤケース7の空間である。この空間は、4速入力ギヤ24A、3速入力ギヤ24B、2速入力ギヤ24C、1速入力ギヤ24Dおよびリバース入力ギヤ24Eと、4速カウンタギヤ26A、3速カウンタギヤ26B、2速カウンタギヤ26C、1速カウンタギヤ26Dおよびカウンタドライブギヤ26Eとを収容するギヤ収容室20から構成される。
シフトケース9の内部にはシフトアンドセレクト軸42が設けられており、シフトアンドセレクト軸42は、入力軸21の延びる方向と直交する車幅方向に延びている。シフトアンドセレクト軸42は、シフトケース9に回転自在かつ、軸方向に移動自在に設けられており、後述するシフトユニットによって操作される。
ギヤ収容室20には3速−4速用の同期装置28、1速−2速用の同期装置29およびリバース−5速用の同期装置30が収容されている。
3速−4速用の同期装置28は、入力軸21と一体で回転可能で、かつ、入力軸21の軸方向に移動自在に設けられている。3速−4速用の同期装置28は、図示しない3速−4速用のシフトフォーク、3速−4速用のシフタ軸28A(図6参照)および3速−4速用のシフトヨーク28B(図6参照)を介してシフトアンドセレクト軸42で移動可能となっている。
シフトアンドセレクト軸42が3速−4速用のシフトヨーク28Bを選択し、3速−4速用のシフタ軸28Aを介して3速−4速用のシフトフォークを入力軸21の軸方向に移動させると、3速−4速用の同期装置28が入力軸21の軸方向に移動される。
1速−2速用の同期装置29は、入力軸21と一体で回転可能で、かつ、入力軸21の軸方向に移動自在に設けられている。1速−2速用の同期装置29は、図示しない1速−2速用のシフトフォーク、1速−2速用のシフタ軸29Aおよび1速−2速用のシフトヨーク29B(図4参照)を介してシフトアンドセレクト軸42で移動可能となっている。
シフトアンドセレクト軸42が1速−2速用のシフトヨーク29Bを選択し、1速−2速用のシフタ軸29Aを介して1速−2速用のシフトフォークを入力軸21の軸方向に移動させると、1速−2速用の同期装置29が入力軸21の軸方向に移動される。
リバース−5速用の同期装置30は、入力軸21と一体で回転可能で、かつ、入力軸21の軸方向に移動自在に設けられている。リバース−5速用の同期装置30は、図示しないリバース−5速用のシフトフォーク、リバース−5速用のシフタ軸30Aおよびリバース−5速用のシフトヨーク30B(図4参照)を介してシフトアンドセレクト軸42で移動可能となっている。
シフトアンドセレクト軸42がリバース−5速用のシフトヨーク30Bを選択し、リバース−5速用のシフタ軸30Aを介してリバース−5速用のシフトフォークを入力軸21の軸方向に移動させると、リバース−5速用の同期装置30が入力軸21の軸方向に移動される。
3速−4速用の同期装置28は、中立位置から入力軸21の軸方向の前側に移動することにより、4速入力ギヤ24Aを入力軸21に連結して前進4速段を成立させ、入力軸21の動力を4速入力ギヤ24Aおよび4速カウンタギヤ26Aを介してカウンタ軸23に伝達する。
カウンタ軸23に伝達される動力は、カウンタドライブギヤ26Eからカウンタドリブンギヤ27を介して出力軸22に伝達される。出力軸22には図示しないプロペラ軸を介していずれも図示しないディファレンシャル装置、ドライブ軸および駆動後輪が連結されている。
これにより、出力軸22に伝達された動力は、プロペラ軸を介してディファレンシャル装置に伝達され、ディファレンシャル装置によって左右のドライブ軸に分配された後に、駆動後輪に伝達される。この結果、車両1が走行される。
3速−4速用の同期装置28は、中立位置から入力軸21の軸方向の後側に移動することにより、3速入力ギヤ24Bを入力軸21に連結して前進3速段を成立させ、入力軸21の動力を3速入力ギヤ24Bおよび3速カウンタギヤ26Bを介してカウンタ軸23に伝達する。
1速−2速用の同期装置29は、中立位置から入力軸21の軸方向の前側に移動することにより、2速入力ギヤ24Cを入力軸21に連結して前進2速段を成立させ、入力軸21の動力を2速入力ギヤ24Cおよび2速カウンタギヤ26Cを介してカウンタ軸23に伝達する。
1速−2速用の同期装置29は、中立位置から入力軸21の軸方向の後側に移動することにより、1速入力ギヤ24Dを入力軸21に連結して前進1速段を成立させ、入力軸21の動力を1速入力ギヤ24Dおよび1速カウンタギヤ26Dを介してカウンタ軸23に伝達する。
リバース−5速用の同期装置30は、中立位置から入力軸21の軸方向の前側に移動することにより、リバース入力ギヤ24Eを入力軸21に連結して後進段を成立させ、入力軸21の動力をリバース入力ギヤ24Eからいずれも図示しないリバースアイドラギヤ、リバース出力ギヤ、1速カウンタギヤ26Dを介してカウンタ軸23に伝達する。このとき、カウンタ軸23は、前進時の回転方向と逆方向に回転するので、車両1が後進される。
リバース−5速用の同期装置30は、中立位置から入力軸21の軸方向の後側に移動することにより、5速クラッチギヤ22Aを入力軸21に連結して前進5速段を成立させ、入力軸21の動力を出力軸22に直接伝達する。
このように同期装置28、29、30は、入力軸21の軸方向に移動することにより、複数の入力ギヤ24A、24B、24C、24Dおよび5速クラッチギヤ22Aのうちの1つを選択し、入力軸21から出力軸22に動力を伝達させる。
すなわち、複数の入力ギヤ24A、24B、24C、24Dのうちの1つが選択されると、選択された入力ギヤ24A、24B、24C、24Dから選択された入力ギヤ24A、24B、24C、24Dに噛み合うカウンタギヤ26A、26B、26C、26Dに動力が伝達される。また、5速クラッチギヤ22Aが選択されると、入力軸21から出力軸22に直接動力が伝達される。
本実施例の3速−4速用の同期装置28、1速−2速用の同期装置29およびリバース−5速用の同期装置30は、本発明の同期装置を構成し、1速−2速用のシフタ軸29A、3速−4速用のシフタ軸28Aおよびリバース−5速用のシフタ軸30Aは、本発明のシフタ軸を構成する。
図5において、隔壁32には軸受支持部32A、32B、32Cが設けられている。隔壁32は、軸受支持部32Aから径方向外方に延びている。図3において、軸受支持部32Aは、隔壁32からギヤ収容室20に向かって筒状に延びており、入力軸21の前端部21aは、軸受支持部32Aから筒状部32aを通してクラッチ収容室19に延びている。
軸受支持部32Aには軸受36が嵌合しており、入力軸21の前側は、軸受36を介して軸受支持部32Aに回転自在に支持されている。
図5において、軸受支持部32Bは、筒状に形成されており、軸受支持部32Aの下方に設置されている。軸受支持部32Bには図示しない軸受が嵌合されており、カウンタ軸23の前端部は、軸受を介して軸受支持部32Bに回転自在に支持されている。
カウンタ軸23の後端部は、図示しない軸受を介して隔壁33に形成された図示しない軸受支持部に回転自在に支持されている。軸受支持部32Cは、軸受支持部32Aの右方で、かつ、軸受支持部33Aと同じ高さ位置に形成されている。軸受支持部32Cには図示しない軸受を介して図示しない後進用のリバース軸の前端部が回転自在に支持されている。
隔壁32にはボス形状に形成されたシフタ軸用軸受部32E、32F、32Gが設けられており、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gには3速−4速用のシフタ軸28A、1速−2速用のシフタ軸29Aおよびリバース−5速用のシフタ軸30Aの軸方向の前端部が挿入されている。
3速−4速用のシフタ軸28A、1速−2速用のシフタ軸29Aおよびリバース−5速用のシフタ軸30Aの後端部は、隔壁33に形成された図示しないシフタ軸用軸受部に挿入されている。
3速−4速用のシフタ軸28A、1速−2速用のシフタ軸29Aおよびリバース−5速用のシフタ軸30Aは、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gおよび隔壁33に形成されたシフタ軸用軸受部に挿入された状態で入力軸21の軸方向に移動自在である。
図4において、フロントケース6の上壁6Uには四角形状のシール部6Sが形成されている。図3に示すように、シール部6Sにはシフトケース9の下面が接触しており、シフトケース9は、図示しないボルトによってシール部6Sに締結されている。シール部6Sとシフトケース9の下面の間には図示しないゴム等のシール部材が介装されている。
フロントケース6の上壁6Uには仕切壁6Bが設けられている。仕切壁6Bは、シール部6Sの内方に位置して上壁6Uと一体に設けられており、ギヤ収容室20とシフトケース9の内部の空間9Sとを仕切っている。
仕切壁6Bには開口6uが形成されており、開口6uは、シール部6Sの内方に位置している。ここで、シール部6Sの内方とは、図4に示すように、フロントケース6の平面視においてシール部6Sの内側である。
フロントケース6は、膨出部6Wを有する。膨出部6Wは、シール部6Sに対してリヤケース7と反対側に位置しており、シール部6Sに対して入力軸21の径方向外方に膨出している。
シフトケース9は、入力軸21の軸方向においてフランジ部6r、7fと膨出部6Wとの間のフロントケース6の上壁6Uに設置されている。換言すれば、シール部6Sは、入力軸21の軸方向においてフランジ部6r、7fと膨出部6Wとの間のフロントケース6の上壁6Uに設けられている。
シフトケース9は、入力軸21の軸方向において、フランジ部6r、7fに近づくように、かつ、膨出部6Wの後端に近づくように設置されている。
図3において、隔壁32の上部は、仕切壁6Bに連結されており、隔壁32の一部は、仕切壁6Bと軸受支持部32Aとを連結している。図6において、シフトケース9の上部には空気孔9aが形成されており、空気孔9aは、シフトケース9の空間9Sと外部と連通している。空気孔9aにはブリーザパイプ9Pの下部が嵌合されており、シフトケース9の空間9Sは、ブリーザパイプ9Pを通して外部と連通している。
仕切壁6Bよりも上方のシフトケース9の空間9Sは、ブリーザ室37を構成している。変速機ケース4の内部の圧力が上昇して変速機ケース4の内部の圧力が外気の圧力よりも高くなると、ブリーザ室37がブリーザパイプ9Pを通して外部に連通し、変速機ケース4の圧力が大気圧に維持される。
図2において、空気孔9aは、入力軸21の軸線21cに対して車幅方向の左方に片寄って設置されている。開口6uは、入力軸21の軸線21cに対して車幅方向の右方に片寄って設置されており、空気孔9aと開口6uとは車幅方向にずれている。このため、開口6uからブリーザ室37にオイルが侵入した場合に、オイルがブリーザパイプ9Pから外部に漏出されることを抑制できる。
図4において、フロントケース6を上方から見た場合には、開口6uの下方にシフトアンドセレクト軸42およびシフトヨーク28B、29B、30Bが設置されている。
これにより、開口6uからブリーザ室37にオイルが侵入しようとすると、シフトアンドセレクト軸42およびシフトヨーク28B、29B、30Bにオイルが衝突し、オイルが開口6uからブリーザ室37に侵入することを抑制できる。このため、オイルがブリーザパイプ9Pから外部に漏出されることをより効果的に抑制できる。
図4、図5において、仕切壁6Bの左端部には傾斜部6tが設けられており、傾斜部6tは、開口6uが形成された仕切壁6Bの部位から左下方に傾斜している。傾斜部6tにはオイル落とし穴6hが形成されている。ブリーザ室37にオイルが侵入した場合に、オイルは、傾斜部6tに沿って移動し、オイル落とし穴6hからギヤ収容室20に戻される。
図3において、フロントケース6の下部にはオイルパン61が取付けられており、オイルパン61にはオイルが貯留されている。フロントケース6にはフロントケース6の底壁6Eとオイルパン61とによってバルブボディ室63が形成されており、バルブボディ室63にはバルブボディ62が設置されている。
バルブボディ62は、レギュレータ62a、ロックアップバルブ62bおよび図示しない電磁ソレノイドを備えており、内部に油路を有する。
フロントケース6の底壁6Eおよびトルコンハウジング5の隔壁31には図示しない複数のオイル通路が形成されている。
バルブボディ62において、電磁ソレノイドによってロックアップバルブ62bがロックアップクラッチ締結用のオイル通路を選択するように切換えられると、オイルポンプ12によってオイルパン61から吸引されたオイルが隔壁31に形成されたロックアップクラッチ締結用のオイル通路を流れる。
このオイル通路を流れるオイルは、リヤポンプケース13のロックアップクラッチ締結用のオイル通路からシェル10Bとタービン軸11の間のオイル通路45を通してトルクコンバータ10に供給される。ロックアップクラッチは、このオイルによって作動され、タービンランナをフロントカバー10Aに締結する。
バルブボディ62において、電磁ソレノイドによってロックアップバルブ62bがロックアップクラッチ解除用のオイル通路を選択するように切換えられると、オイルポンプ12によってオイルパン61から吸引されたオイルが隔壁31に形成されたロックアップクラッチ解除用のオイル通路を流れる。
このオイル通路を流れるオイルは、リヤポンプケース13のロックアップクラッチ解除用のオイル通路からタービン軸11のオイル通路11Bを通してトルクコンバータ10に供給される。ロックアップクラッチは、このオイルによって作動され、タービンランナをフロントカバー10Aから引き離す。
図5、図6において、フロントケース6にはブリーザ室65が形成されている。ブリーザ室65は、軸受支持部32Aを挟んで軸受支持部32Cと反対側に形成されている。
ブリーザ室65は、フロントケース6の左側壁6Fと、隔壁32と、入力軸21の軸方向において隔壁32に対向する第1のブリーザ縦壁66Aと、入力軸21の軸方向と直交する方向において左側壁6Fに対向する第2のブリーザ縦壁66Bとを有する。
ブリーザ室65は、左側壁6F、隔壁32、第1のブリーザ縦壁66Aおよび第2のブリーザ縦壁66Bの上端を連結する天井壁66Cを有する。
第2のブリーザ縦壁66Bは、隔壁32と直交し、かつ、入力軸21の軸方向に沿って延びている。第2のブリーザ縦壁66Bは、軸受支持部32Aと仕切壁6Bとを連結している。本実施例の第2のブリーザ縦壁66Bは、本発明の縦壁を構成する。
天井壁66Cには空気孔66cが形成されている。空気孔66cは、ブリーザ室65と外部と連通している。空気孔66cにはブリーザパイプ66Pの下部が嵌合されており、ブリーザ室65は、ブリーザパイプ66Pを通して外部と連通している。
オイルパン61の内部の圧力、すなわち、バルブボディ室63の内部の圧力が上昇してバルブボディ室63の圧力が外気の圧力よりも高くなると、ブリーザ室65がブリーザパイプ66Pを通して外部に連通し、オイルパン61の内部、すなわち、バルブボディ室63の圧力が大気圧に維持される。
本実施例のブリーザ室37は、本発明の第1のブリーザ室を構成し、ブリーザ室65は、本発明の第2のブリーザ室を構成する。
図5において、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gは、変速機2の高さ方向(上下方向)において入力軸21および軸受支持部32Aと仕切壁6Bとの間に位置している。シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gは、互いに連結されている。すなわち、シフタ軸用軸受部32Eは、シフタ軸用軸受部32Fに連結されており、シフタ軸用軸受部32Fは、シフタ軸用軸受部32Gに連結されている。
シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gの配列方向(車幅方向)の一端部に位置するシフタ軸用軸受部32Eに対して、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gの配列方向の他端側に位置するシフタ軸用軸受部32Gは、第2のブリーザ縦壁66B側に設置されている。
隔壁32には第1のリブ32H、第2のリブ32Iおよび第3のリブ32Jが設けられている。第1のリブ32Hは、シフタ軸用軸受部32Eと仕切壁6Bとを連結している。
第2のリブ32Iは、シフタ軸用軸受部32Gと仕切壁6Bと連結するとともに、シフタ軸用軸受部32Gと第2のブリーザ縦壁66Bとを連結している。すなわち、第2のリブ32Iは、上端側が仕切壁6Bと第2のブリーザ縦壁66Bとの両方に連結されている。
仕切壁6B、第1のリブ32H、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gおよび第2のリブ32Iは、開口6uの下方において台形状に設置されている。本実施例のシフタ軸用軸受部32E、32F、32Gは、本発明のボス部を構成する。
第3のリブ32Jは、シフタ軸用軸受部32Gと軸受支持部32Aとを連結している。これにより、軸受支持部32Aは、第3のリブ32J、シフタ軸用軸受部32Gおよび第2のリブ32Iを介して仕切壁6Bおよび第2のブリーザ縦壁66Bに連結されている。
図7において、シフトアンドセレクト軸42の軸方向の右端部には操作レバー42Aが設けられており、操作レバー42Aは、シフトアンドセレクト軸42の軸方向の右端部から径方向外方に延びている。
シフトアンドセレクト軸42の軸方向の右端部および操作レバー42Aは、シフトケース9から右方に突出し、フロントケース6の右側壁6R側に位置している。シフトアンドセレクト軸42は、図示しないコイルスプリングによって後述するシフトユニット71側に付勢されている。
図1において、フロントケース6の右側壁6Rにはシフトユニット71が設けられており、シフトユニット71は、筐体72を有する。操作レバー42Aは、筐体72に形成された不図示の開口に挿入されており、開口は、右側壁6Rに向かって開口している。
筐体72には変速アクチュエータ79が収容されており、変速アクチュエータ79は、シフトアクチュエータ80とセレクトアクチュエータ81とを有する。
シフトアクチュエータ80には操作レバー42Aが嵌合されている。筐体72には図示しないシフト操作ソレノイドが収容されている。シフト操作ソレノイドは、シフトアクチュエータ80に供給するオイルの油圧を調整することにより、シフトアクチュエータ80により操作レバー42Aを押圧して、シフトアンドセレクト軸42をその軸線周りのシフト方向に回転させる。
セレクトアクチュエータ81は、シフトアンドセレクト軸42の軸線上にシフトアンドセレクト軸42に対向して設けられている。筐体72には図示しないセレクト操作ソレノイドが収容されている。セレクト操作ソレノイドは、セレクトアクチュエータ81に供給されるオイルの油圧の大きさを調整することにより、シフトアンドセレクト軸42をその軸方向に移動させる。
これにより、シフトアンドセレクト軸42は、コイルスプリングの付勢力に抗して軸方向に移動し、各変速段に対応する複数のシフトヨーク28B、29B、30Bの中から、変速を行う対象となるシフトヨーク28B、29B、30Bを選択する。
筐体72には図示しないクラッチ操作ソレノイドが収容されており、クラッチ操作ソレノイドは、クラッチアクチュエータ41に供給されるオイルの油圧を調整する。
シフトユニット71は、筐体72、リザーブタンク73、アキュムレータ74、モータ75、オイルポンプ76およびベースプレート77を含んで構成されている。筐体72、リザーブタンク73、アキュムレータ74、モータ75およびオイルポンプ76は、ベースプレート77に取付けられて一体化されている。本発明のシフトユニット71は、本発明の変速ユニットを構成する。
リザーブタンク73は、オイルを貯留している。オイルポンプ76は、モータ75によって駆動されることにより、リザーブタンク73から供給されるオイルを昇圧し、昇圧したオイルをベースプレート77に形成される図示しない油路を介してアキュムレータ74に供給する。
アキュムレータ74は、オイルの圧力を蓄え、ベースプレート77に形成された図示しない油路を通して高圧のオイルを筐体72に供給する。筐体72に供給されるオイルは、シフト操作ソレノイド、セレクト操作ソレノイドおよびクラッチ操作ソレノイドを通してシフトアクチュエータ80、セレクトアクチュエータ81およびクラッチアクチュエータ41に供給される。
ベースプレート77にはオイル配管82の一端部が連結されており、オイル配管82の他端部は、クラッチアクチュエータ41に連結されている。アキュムレータ74に蓄えられたオイルは、ベースプレート77の油路からオイル配管82を通してクラッチアクチュエータ41に供給される。
アキュムレータ74の下部には取付片52が設けられており、取付片52にはボルト34Bによってブラケット53が締結されている。クラッチアクチュエータ41は、ブラケット53に取付けられており、クラッチアクチュエータ41は、ブラケット53を介して取付片52に取付けられている。
筐体72の下側部分は、制御装置78の外箱を構成している。すなわち、筐体72の下側部分には制御装置78が収容されている。制御装置78は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を含んだマイクロコンピュータから構成されている。
制御装置78にはワイヤハーネス83を介してモータ75が接続されており、制御装置78は、ワイヤハーネス83によってモータ75に駆動信号を出力してモータ75を駆動する。
制御装置78には図示しないワイヤハーネスを介して図示しない回転センサが接続されている。回転センサは、4速入力ギヤ24Aに隣接して入力軸21に設けられたエキサイタリング24F(図3参照)の回転数を検出して、制御装置78に出力する。制御装置78は、回転センサの検出情報に基づいて入力軸21の回転数を検出する。
制御装置78は、例えば、運転席に設けられる図示しないシフトレバーのシフト操作を検出する図示しないシフトポジョンセンサの検出情報、車速を検出する図示しない車速センサの検出情報、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルセンサ等からの検出情報に基づいて変速点を判断する。
制御装置78は、変速点を判断したときに、クラッチ操作ソレノイドを操作してクラッチアクチュエータ41のハウジング41Aにオイルを供給することにより、連結部材41Bを図7中、後側に移動させて、ダイヤフラムスプリング17Cによるプレッシャプレート17Bの付勢を解除してクラッチ17を切断する。
制御装置78は、クラッチ17の切断時に、シフト操作ソレノイドおよびセレクト操作ソレノイドを制御して、シフトアクチュエータ80およびセレクトアクチュエータ81を駆動することにより、シフトアンドセレクト軸42を軸方向および軸線周りに操作して変速を行う。
変速機2は、筐体72、リザーブタンク73、アキュムレータ74、オイルポンプ76およびモータ75が、ベースプレート77を介してフロントケース6の右側壁6Rに取付けられている。
ベースプレート77は、筐体72やリザーブタンク73等が取付けられていることに加えて、オイルが流れる油路を有する。したがって、変速機ケース4の形状を変更することや、筐体72やアキュムレータ74にオイルを供給するための油路を変速機ケース4側に形成することを不要にでき、変速機ケース4の設計変更を不要にできる。本実施例のフロントケース6の右側壁6Rは、本発明の変速機ケースの側壁を構成する。
具体的には、図7に示すように、フロントケース6の右側壁6Rには複数の締結部35A、35B、35C、35Dが設けられている。
入力軸21の軸方向において、締結部35Aは、開口6uよりもリヤケース7側に設置されており、締結部35B、35Dは、開口6uよりもトルコンハウジング5側に設置されている。
すなわち、締結部35Aと締結部35B、35Dとは、入力軸21の軸方向に対して開口6uを挟むように設けられている。入力軸21の軸方向において、締結部35Cは、開口6uと重なるように設置されている。締結部35A、35Cと締結部35B、35Dとは、入力軸21の軸方向に対して開口6nを挟むように設けられている。
図1において、ベースプレート77にはベース側ボス部77A、77B、77C、77Dが設けられている。ベース側ボス部77A、77B、77C、77Dは、締結部35A、35B、35C、35Dに締結されている。これにより、ベースプレート77は、入力軸21の軸方向で開口6uと開口6nとに重なるようにして締結部35A、35B、35C、35Dに締結されている。
以上、本実施例の変速機2によれば、フロントケース6の上壁6Uに、シフトケース9の下面と接触するシール部6Sが形成されている。
フロントケース6は、シール部6Sの内方に位置して上壁6Uと一体に設けられ、変速機ケース4のギヤ収容室20とシフトケース9の内部の空間9Sとを仕切る仕切壁6Bと、入力軸21を回転自在に支持し、変速機ケース4の内部をクラッチ収容室39とギヤ収容室20とに仕切る隔壁32とを有する。
シール部6Sの内方において仕切壁6Bには開口6uが形成されており、隔壁32の上部は、仕切壁6Bに連結されている。
さらに、シフトケース9は、仕切壁6Bよりも上方の空間が外部に連通されることにより、ギヤ収容室20の圧力を大気圧に維持するブリーザ室37を構成している。
これにより、シール部6Sの内方に開口6uを有する仕切壁6Bを設け、仕切壁6Bに隔壁32の上部に連結することにより、開口6uの周辺のフロントケース6の剛性を高くできる。このため、フロントケース6の振動を低減でき、振動に起因した騒音の発生を容易に抑制できる。
また、本実施例の変速機2によれば、フロントケース6およびリヤケース7は、入力ギヤ24Aから入力ギヤ24Dに噛み合うカウンタギヤ26Aからカウンタギヤ26Dを有し、入力軸21と平行に延びるカウンタ軸23と、入力軸21上に設置された複数の同期装置28、29、30と、入力軸21と平行に延びる複数のシフタ軸28A、29A、30Aとを収容している。
隔壁32には、入力軸21よりも上方に位置し、シフタ軸28A、29A、30Aの軸方向の前端部を支持するシフタ軸用軸受部32E、32F、32Gが設けられている。
さらに、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gの配列方向の一端側に位置するシフタ軸用軸受部32Eと仕切壁6Bとを連結する第1のリブ32Hと、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gの配列方向の他端側に位置するシフタ軸用軸受部32Eと仕切壁6Bとを連結する第2のリブ32Iとが設けられている。
これにより、開口6uの下方の隔壁32の部位の剛性を、シフタ軸用軸受部32E、32F、32G、第1のリブ32Hおよび第2のリブ32Iによって高くできる。
さらに、剛性の高い隔壁32の部位を第1のリブ32Hおよび第2のリブ32Iによって仕切壁6Bに連結することにより、開口6uの周辺のフロントケース6の剛性をより効果的に高くできる。
この結果、フロントケース6の振動をより効果的に低減でき、振動に起因した騒音の発生をより効果的に抑制できる。
また、開口6uの下方において、仕切壁6B、第1のリブ32H、シフタ軸用軸受部32E、32F、32Gおよび第2のリブ32Iが台形状に設置されているので、開口6uの下方の隔壁32の部位の剛性をより一層高くできる。このため、開口6uの周辺のフロントケース6の剛性をより効果的に高くできる。
また、本実施例の変速機2によれば、変速機ケース4は、オイルパン61の内部の圧力を大気圧に維持するブリーザ室65を有し、ブリーザ室65は、隔壁32と直交し、かつ、入力軸21の軸方向に沿って延びる第2のブリーザ縦壁66Bを有する。
隔壁32は、軸受36を介して入力軸21を回転自在に支持する軸受支持部32Aを有し、第2のブリーザ縦壁66Bは、軸受支持部32Aと仕切壁6Bとを連結している。
これにより、剛性の高い軸受36を支持する剛性の高い軸受支持部32Aによって隔壁32の剛性をより一層高くできる。このため、剛性の高い隔壁32を仕切壁6Bに連結することができ、仕切壁6Bの剛性をより一層高くできる。
これに加えて、仕切壁6Bを第2のブリーザ縦壁66Bを介して剛性の高い軸受36および軸受支持部32Aに連結することにより、仕切壁6Bの剛性をさらに高くでき、開口6uの周辺のフロントケース6の剛性をより効果的に高くできる。
この結果、フロントケース6の振動をより効果的に低減でき、振動に起因した騒音の発生をより効果的に抑制できる。
また、本実施例の変速機2は、ベースプレート77と、ベースプレート77に一体に設けられ、シフトアンドセレクト軸42を操作するシフトユニット71を備えている。
フロントケース6の右側壁6Rに、入力軸21の軸方向において開口6uを挟むように複数の締結部35A、35B、35C、35Dが設けられており、ベースプレート77は、入力軸21の軸方向で開口6uに重なるようにして35A、35B、35C、35Dに締結されている。
これにより、ベースプレート77によって開口6uの周辺を含んだフロントケース6の剛性をより一層高くできる。この結果、フロントケース6の振動をより効果的に低減でき、振動に起因した騒音の発生をより効果的に抑制できる。
これに加えて、ベースプレート77は、入力軸21の軸方向において開口6nに重なるようにして締結部35A、35B、35C、35Dに締結されている。
これにより、ベースプレート77によって開口6nの周辺を含んだフロントケース6の剛性を高くできる。この結果、開口6nの周辺のフロントケース6の振動を低減でき、振動に起因した騒音の発生を抑制できる。
また、本実施例の変速機2によれば、変速機ケース4は、シフトケース9および隔壁32を有するフロントケース6と、フランジ部6r、7fを介してフロントケース6に締結されるリヤケース7とを有する。
フロントケース6は、シール部6Sに対してリヤケース7と反対側に膨出部6Wを有し、膨出部6Wは、シール部6Sに対して入力軸21の径方向外方に膨出している。
これに加えて、シフトケース9は、入力軸21の軸方向においてフランジ部6r、7fと膨出部6Wとの間のフロントケース6の上壁6Uに設置されている。
これにより、入力軸21の軸方向において、開口6uの周辺のフロントケース6の上壁6Uを剛性の高いフランジ部6r、7fと膨出部6Wとによって挟むことにより、フロントケース6の上壁6Uの剛性を高くできる。
そして、剛性の高い上壁6Uに開口6uを有する仕切壁6Bを設けることにより、フロントケース6の振動をより効果的に低減でき、振動に起因した騒音の発生をより効果的に抑制できる。
また、本実施例の変速機2によれば、隔壁32に、軸受支持部32Aとシフタ軸用軸受部32Gとを連結する第3のリブ32Jが設けられており、第2のリブ32Iは、仕切壁6Bと第2のブリーザ縦壁66Bとに連結されている。
これにより、開口6uの下方の隔壁32の部位の剛性と第2のブリーザ縦壁66Bの部位の剛性とを、それぞれ剛性の高い軸受支持部32A、シフタ軸用軸受部32Gおよび第3のリブ32Jによって高くできる。
さらに、剛性の高い隔壁32の上部を仕切壁6Bに連結することに加えて、剛性の高い第3のリブ32Jを仕切壁6Bに連結し、さらに、剛性の高い第2のブリーザ縦壁66Bを仕切壁6Bに連結することができる。
このため、開口6uの周辺のフロントケース6の剛性をより効果的に高くできる。この結果、フロントケース6の振動をより効果的に低減でき、振動に起因した騒音の発生をより効果的に抑制できる。
また、本実施例のクラッチアクチュエータは、油圧によって操作されるクラッチアクチュエータ41が用いられているが、モータ等の電気式のクラッチアクチュエータや電磁ソレノイド等の電磁式のクラッチアクチュエータから構成されてもよく、これらに限定されるものでもない。また、本実施例の変速機2は、AMTに限定されるものではなく、AT(Automatic Transmission)から構成されてもよい。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
2...変速機(車両用変速機)、3...エンジン(内燃機関)、4...変速機ケース、6...フロントケース(第1のケース)、6B...仕切壁、6R...右側壁(変速機ケースの側壁)、6S...シール部、6U...上壁(変速ケースの上壁、第1のケースの上壁)、6W...膨出部、6r...フランジ部、6u...開口、7...リヤケース(第2のケース)、7f...フランジ部、9...シフトケース、9S...空間(シフトケースの内部の空間)、20...ギヤ収容室(第2の空間)、21...入力軸、24A...4速入力ギヤ(入力ギヤ)、24B...3速入力ギヤ(入力ギヤ)、24C...2速入力ギヤ(入力ギヤ)、24D...1速入力ギヤ(入力ギヤ)、24E...リバース入力ギヤ、26A...4速カウンタギヤ(カウンタギヤ)、26B...3速カウンタギヤ(カウンタギヤ)、26C...2速カウンタギヤ(カウンタギヤ)、26D...1速カウンタギヤ(カウンタギヤ)、28...3速−4速用の同期装置、29...1速−2速用の同期装置(同期装置)、28A...3速−4速用のシフタ軸(シフタ軸)、29A...1速−2速用のシフタ軸(シフタ軸)、30...リバース−5速用の同期装置(同期装置)、30A...リバース−5速用のシフタ軸(シフタ軸)、32...隔壁、32A...軸受支持部、32E...シフタ軸用軸受部(ボス部、複数のボス部の配列方向の一端側に位置するボス部)、32F...シフタ軸用軸受部(ボス部)、32G...シフタ軸用軸受部(ボス部、複数のボス部の配列方向の他端側に位置するボス部)、32H...第1のリブ、32I...リブ(第2のリブ)、32J...第3のリブ、35A,35B,35C,35D...締結部、36...軸受、37...ブリーザ室(第1のブリーザ室)、39...トルクコンバータ収容室(第1の空間)、42...シフトアンドセレクト軸、61...オイルパン、65...ブリーザ室(第2のブリーザ室)、66B...第2のブリーザ縦壁(縦壁)、71...シフトユニット(変速ユニット)、77...ベースプレート
Claims (6)
- 複数の入力ギヤを有し、内燃機関から動力が伝達される入力軸と、開口が形成された上壁を有し、前記入力軸を収容する変速機ケースと、
前記開口を覆うように前記変速機ケースの上壁に取付けられ、前記開口を通して前記変速機ケースの内部の空間に連通する空間を有するシフトケースと、
前記シフトケースに収容され、軸方向に移動自在で、かつ軸線周りに回転自在なシフトアンドセレクト軸とを備え、
前記変速機ケースの上壁に、前記シフトケースの下面と接触するシール部が形成された車両用変速機であって、
前記変速機ケースは、前記シール部の内方に位置して前記上壁と一体に設けられ、前記変速機ケースの内部の空間とシフトケースの内部の空間とを仕切る仕切壁と、前記入力軸を回転自在に支持し、前記変速機ケースの内部を第1の空間と第2の空間とに仕切る隔壁とを有し、
前記シール部の内方において前記仕切壁に前記開口が形成されており、
前記隔壁の上部は、前記仕切壁に連結されており、
前記シフトケースは、前記仕切壁よりも上方の空間が外部に連通されることにより、前記変速機ケースの内部の圧力を大気圧に維持するブリーザ室を構成することを特徴とする車両用変速機。 - 前記変速機ケースは、前記複数の入力ギヤに噛み合う複数のカウンタギヤを有し、前記入力軸と平行に延びるカウンタ軸と、前記入力軸上に設置された複数の同期装置と、前記入力軸と平行に延びる複数のシフタ軸とを収容しており、
前記同期装置は、前記入力軸の軸方向に移動することにより、前記複数の入力ギヤのうちの1つを選択し、選択した入力ギヤから当該入力ギヤに噛み合う前記カウンタギヤに動力を伝達させるように構成されており、
前記シフタ軸は、前記シフトアンドセレクト軸によって操作されることにより、前記同期装置を前記入力軸の軸方向に移動させるように構成されており、
前記隔壁に、前記車両用変速機の高さ方向において前記入力軸と前記仕切壁の間に位置し、前記複数のシフタ軸の軸方向の端部を支持する複数のボス部と、前記複数のボス部の配列方向の一端側に位置するボス部と前記仕切壁とを連結する第1のリブと、前記複数のボス部の配列方向の他端側に位置するボス部と前記仕切壁とを連結する第2のリブとが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用変速機。 - 前記変速機ケースの下部に、オイルが貯留されるオイルパンが設けられており、
前記ブリーザ室を第1のブリーザ室とした場合に、前記変速機ケースは、前記オイルパンの内部の圧力を大気圧に維持する第2のブリーザ室を有し、
前記第2のブリーザ室は、前記隔壁と直交し、かつ、前記入力軸の軸方向に沿って延びる縦壁を有し、
前記隔壁は、軸受を介して前記入力軸を回転自在に支持する軸受支持部を有し、
前記縦壁は、前記軸受支持部と前記仕切壁とを連結していることを特徴とする請求項2に記載の車両用変速機。 - ベースプレートと、前記ベースプレートに一体に設けられ、前記シフトアンドセレクト軸を操作する変速ユニットを備え、
前記変速機ケースの側壁に、前記入力軸の軸方向に対して前記開口を挟むように複数の締結部が設けられており、
前記ベースプレートは、前記入力軸の軸方向で前記開口に重なるようにして前記締結部に締結されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両用変速機。 - 前記変速機ケースは、前記シフトケースおよび前記隔壁を有する第1のケースと、フランジ部を介して前記第1のケースに締結される第2のケースとを有し、
前記第1のケースは、前記シール部に対して前記第2のケースと反対側に膨出部を有し、前記膨出部は、前記シール部に対して前記入力軸の径方向外方に膨出しており、
前記シフトケースは、前記入力軸の軸方向において前記フランジ部と前記膨出部との間の前記第1のケースの上壁に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両用変速機。 - 前記複数のボス部は、配列方向の一端部側に位置するボス部に対して配列方向の他端側に位置するボス部が前記縦壁側に設置されており、
前記隔壁に、前記軸受支持部と前記複数のボス部の配列方向の他端側に位置するボス部とを連結する第3のリブが設けられており、
前記第2のリブは、前記仕切壁と前記縦壁に連結されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018124607A JP2020003035A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 車両用変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018124607A JP2020003035A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 車両用変速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020003035A true JP2020003035A (ja) | 2020-01-09 |
Family
ID=69099289
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2018124607A Pending JP2020003035A (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | 車両用変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2020003035A (ja) |
-
2018
- 2018-06-29 JP JP2018124607A patent/JP2020003035A/ja active Pending
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