JP2020007101A - 乗客コンベア用の誘導柵および乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無端状に連結されて連結方向に回動する複数のステップ3と、ステップ3の連結方向に沿った両脇に配置されたデッキカバー4と、デッキカバー4から立設されステップ3の連結方向に沿って設けられた欄干と、欄干の周縁に取り付けられてステップ3と同期して回動するハンドレール6とを有する乗客コンベアに設けられるもので、ステップ3への乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵2において、ステップ3の踏面301におけるデッキカバー側の周縁に設けられたデマケーションライン302を延長した範囲内で、デッキカバー4と並列して配置される挿入部2aを有する。
【選択図】図3
Description
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、無端状に連結されて連結方向に回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に配置されたデッキカバーと、前記デッキカバーから立設され前記ステップの連結方向に沿って設けられた欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアに設けられるもので、前記ステップへの乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵において、前記ステップの踏面における前記デッキカバー側の周縁に設けられたデマケーションラインを延長した範囲内で、前記デッキカバーと並列して配置される挿入部を有する構成である。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下側の実施の形態の説明により明らかにされる。
図1は、第1実施形態に係る乗客コンベア1の外観構成を示す正面図である。また図2は、第1実施形態に係る乗客コンベア1の要部の側面図であって、乗客コンベア1の乗り場付近を側方から見た図である。さらに図3は、第1実施形態に係る乗客コンベア1の要部の上面図であって、乗客コンベア1の乗り場付近を上方から見た図である。
ステップ3は、利用者Uが搭乗する部分であり、建築構造体の上階床と下階床との間において無端状に連結して配置され、連結方向において上階床と下階床とに掛け渡され、連結方向に回動する構成となっている。図3に示すように、各ステップ3は、上方に向けて配置された踏面301を備え、踏面301の周縁にデマケーションライン302が設けられている。デマケーションライン302は、踏面301の境界であるデマケーションを明確にすることで、ステップ3の周縁の隙間に利用者Uが近接することのないように注意を促すためのラインである。このようなデマケーションライン302は、例えば黄色のような視認性の高い色により、踏面301の周縁を縁取るように設けられている。なお、デマケーションライン302は、踏面301の周囲の四方向に設けられていることに限定されず、少なくとも踏面301においてデッキカバー4と接する側の二方向に設けられていることとする。
デッキカバー4は、ハンドレール6を駆動する駆動装置等を収容するカバー部材であって、化粧板材によって構成されたものである。このようなデッキカバー4は、ステップ3の両脇においてステップ3の進行方向に沿って延設され、欄干5の一部を構成して建築物の上階と下階との間に配置されている。このような各デッキカバー4は、それぞれがステップ3側の内デッキカバー401と、外側の外デッキカバー402とに分けられる。なお、デッキカバー4は、スカートガードとも称する。
欄干5は、ステップ3の両脇に設けられた転落防止用の柵状体である。これらの欄干5は、ステップ3の両脇においてステップ3の連結方向に沿って延設されたものであって、各デッキカバー4における内デッキカバー401と外デッキカバー402との間から立設された状態で設けられている。
ハンドレール6は、無端状に構成されたもので、欄干5の周縁に沿って取り付けられ、デッキカバー4内に収容された駆動装置によって、ステップ3と同期して同一方向に回動する。
誘導柵2は、周回するハンドレール6に対し、利用者Uを安全に乗客コンベア1のステップ3に搭乗させるためのものであって、ステップ3への乗り込み通路10の脇においてステップ3の手前に配置され、乗客コンベア1の乗り込み口を構成している。ここで乗り込み通路10とは、乗客コンベア1への乗り場階の床面において、ステップ10につながる通路である。誘導柵2は、ステップ3への乗り込み通路10の両脇に配置されることが好ましく、これにより両側のハンドレール6に対して、利用者Uを安全に乗客コンベア1のステップ3に搭乗させることが可能な構成となる。
挿入部2aは、誘導柵2において第1屈曲部201から一方の端縁側を構成する部分であって、一対の欄干5の内側に挿入して配置される部分である。図4は、図3に示すA部の拡大図である。図3および図4に示すように、挿入部2aは、乗客コンベア1の乗り込み通路10の脇に誘導柵2を設置した状態において、デッキカバー4、欄干5、およびハンドレール6と並列して配置される部分である。挿入部2aの長さ[La]は、ハンドレール6が取り付けられた欄干5の円弧状の端部の頂点からデッキカバー4までの距離よりも大きいこととする。
図1および図3に示すように、保護部2bは、誘導柵2において第1屈曲部201と第2屈曲部202との間を構成する部分であって、挿入部2aに対して第1屈曲部201において屈曲して設けられた部分である。挿入部2aと保護部2bとの屈曲角度は、直角または鈍角であることする。これにより、第1屈曲部201において利用者Uが停滞すること無く安全にステップ3側に誘導される構成としている。
図1および図3に示すように、誘導部2cは、誘導柵2において第2屈曲部202から他方の端縁側を構成する部分であって、保護部2bに対して第2屈曲部202において屈曲して設けられた部分である。第2屈曲部202の屈曲方向は、第1屈曲部201とは逆向きであって、保護部2bと誘導部2cとの屈曲角度は、直角または鈍角であることとする。このような挿入部2aは、乗客コンベア1の乗り込み口に誘導柵2を設置した状態において、挿入部2aと平行かまたは外側に開いて配置される部分である。ここで外側とは、乗客コンベア1に対する外側である。このような誘導部2cを設けたことにより、利用者Uを、スムーズにステップ3方向に誘導することができる。
図2に示すように、このような誘導柵2は、例えば複数本の支柱200と、これらの支柱200間を繋ぐ上下の拘束材200aと、上下の拘束材200a間を繋ぐ複数の結合材200bによって構成されている。支柱200のうちの2本は、第1屈曲部201と第2屈曲部202を構成するものとなる。また結合材200bは、2本の支柱200間を繋いで横方向に設けられたものであってもよく、また網目状のものや、ワイヤーロープ、さらには板材や板材にパンチ穴を設けたものであってもよい。
図2に示すように、誘導柵2の高さ[H]は、乗り場階における床面Fからハンドレール6の高さ以上であることが好ましい。特に、誘導部2cと保護部2bの高さ[H]が、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上であることが好ましい。これにより、乗り込み通路10から乗客コンベア1に乗り込もうとする利用者Uが、ハンドレール6に対してその移動方向に向かって乗り上げることを防止できる。
以上説明した第1実施形態によれば、ステップ3への乗り込み通路10の脇に設けた誘導柵2の挿入部2aが、デッキカバー4の内側においてデマケーションライン302を延長した領域内に配置される構成である。これにより、誘導柵2を設置しつつも、利用者Uが乗降するために通過するスペースを不要に狭めることがない。また誘導柵2により、ハンドレール6への利用者Uの接触を防止することが可能である。これにより、ステップ3への利用者Uの乗り込みを妨げることなく、利用者Uを誘導柵2によってデマケーションライン302よりも内側に誘導することができる。また、誘導柵2は、挿入部2aの端部から外側に屈曲して設けられた保護部2bを備え、保護部2bがハンドレール6の幅方向の幅方向の外側にまで延設される構成である。これにより、ハンドレール6への利用者Uの接触を確実に防止することができる。この結果、ステップ3への利用者Uの乗り込みを妨げることなく、ハンドレール6上への利用者Uの乗り上げや、ハンドレール6上からの利用者Uの転落を防止することができるため、利用者Uの安全を確保することが可能になる。
図5は、第1実施形態の変形例に係る乗客コンベア1’の要部の側面図であって、乗客コンベア1’の乗り場付近を側方から見た図である。この図に示すように、乗客コンベア1’に設けられた誘導柵2’は、その一部が、アクリル板などの樹脂板材や鉄板などの板材で構成されていてもよい。この場合、図5に示すように、挿入部2a’が、第1屈曲部201を構成する支柱200によって支持された板材であって、この支柱200での支持のみによって自立する板材であることが好ましい。また、誘導柵2’は、全体が板材によって構成された屏風状のものであってもよい。
図6は、第2実施形態に係る乗客コンベアの要部の拡大上面図である。また図7は、第2実施形態に係る乗客コンベアの要部の側面図である。これらの図に示す第2実施形態の乗客コンベア1aが、第1実施形態の乗客コンベア1と異なるところは、誘導柵20の挿入部2a”の構成、および誘導柵20の高さ[H]にあり、他の構成は同様である。したがって、ここでは誘導柵20における挿入部2a”の構成および誘導柵20の高さ[H]について説明し、他の重複する構成要素の説明は省略する。
[挿入部2a”]
挿入部2a”は、誘導柵20において第1屈曲部201から一方の端縁側を構成する部分であって、一対の欄干5の内側に挿入して配置される部分である。この挿入部2a”は、乗客コンベア1aの乗り込み通路10の脇に誘導柵20を設置した状態において、欄干5、よびハンドレール6と並列して配置される部分である。挿入部2a”の長さ[La”]は、ハンドレール6が取り付けられた欄干5の円弧状の端部の頂点からデッキカバー4までの距離よりも大きいこととする。
[誘導柵20の高さ]
誘導柵20の高さ[H]は、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上のものであって、特に、誘導部2cと保護部2bの高さ[H]が、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上である。なお、挿入部2a”の高さは、誘導部2cと保護部2bの高さ[H]より低くてもよいが、乗り場階におけるハンドレール6の高さと同程度とすることにより、利用者Uが、自然にハンドレール6を掴むことが可能になるため好ましい。
以上説明した第2実施形態によれば、ステップ3への乗り込み通路10の脇に設けた誘導柵20の挿入部2a”において、ハンドレール6の幅方向に対向して配置された保護部2bおよび誘導部2cの高さ[H]が、乗り場階におけるハンドレール6の高さ以上である。これにより、乗り込み通路10から乗客コンベア1aに乗り込もうとする利用者Uが、ハンドレール6に対してその移動方向に向かって乗り上げることを確実に防止できる構成となっている。この結果、ハンドレール6上への利用者Uの乗り上げや、ハンドレール6上からの利用者Uの転落を防止することができるため、利用者Uの安全を確保することが可能になる。また本第2実施形態の構成は、第1実施形態と比較して、誘導柵20の挿入部2a”の厚み[T2”]の許容範囲が広いため、誘導柵20の材料構成の自由度が高いものとなる。
2,2’,20…誘導柵
2a,2a’,2a”…挿入部
2b…保護部
2c…誘導部
3…ステップ
301…踏面
302…デマケーションライン
4…デッキカバー
401 内デッキカバー
402 外デッキカバー
5…欄干
6…ハンドレール
10…乗り込み通路
[H]…高さ
Claims (14)
- 無端状に連結されて連結方向に回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に配置されたデッキカバーと、前記デッキカバーから立設され前記ステップの連結方向に沿って設けられた欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアに設けられるもので、前記ステップへの乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵において、
前記ステップの踏面における前記デッキカバー側の周縁に設けられたデマケーションラインを延長した範囲内で、前記デッキカバーと並列して配置される挿入部を有する
乗客コンベア用の誘導柵。 - 請求項1に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、
前記挿入部の端縁から前記乗り込み通路の外側方向に屈曲して設けられた部分であって、前記ハンドレールの幅方向の外側にまで延設される保護部を有する
乗客コンベア用の誘導柵。 - 請求項2に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、
前記挿入部と前記保護部との屈曲角度は、直角または鈍角となる
乗客コンベア用の誘導柵。 - 請求項2に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、
前記挿入部とは逆側において前記保護部の端縁から前記挿入部と逆側に屈曲して設けられた誘導部を備え、
前記挿入部と前記保護部との屈曲角度、および前記保護部と前記誘導部との屈曲角度は、直角または鈍角である
乗客コンベア用の誘導柵。 - 請求項4に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、
少なくとも前記保護部と前記誘導部の高さが、前記乗り込み通路における前記ハンドレールの配置高さ以上である
乗客コンベア用の誘導柵。 - 請求項1に記載の乗客コンベア用の誘導柵において、
前記挿入部は板状材によって構成されている
乗客コンベア用の誘導柵。 - 無端状に連結されて連結方向に回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に立設された欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアに設けられるもので、前記ステップへの乗り込み通路の脇に配置される乗客コンベア用の誘導柵において、
前記欄干の内側に配置される挿入部と、前記挿入部の端縁から前記乗り込み通路の外側方向に屈曲して設けられ前記ハンドレールの幅方向の外側にまで延設される保護部と、前記挿入部とは逆側において前記保護部の端縁から前記挿入部と逆側に屈曲して設けられた誘導部とを備え、
少なくとも前記保護部と前記誘導部の高さが、前記乗り込み通路における前記ハンドレールの配置高さ以上である
乗客コンベア用の誘導柵。 - 無端状に連結されて連結方向に回動する複数のステップと、前記ステップの連結方向に沿った両脇に設けられたデッキカバーと、前記デッキカバーから立設され前記ステップの連結方向に沿って設けられた欄干と、前記欄干の周縁に取り付けられて前記ステップと同期して回動するハンドレールとを有する乗客コンベアにおいて、
前記ステップの踏面における前記デッキカバー側の周縁にデマケーションラインが設けられ、
前記デマケーションラインを延長した範囲内において前記デッキカバーと並列して配置された挿入部を有する誘導柵が、前記ステップへの乗り込み通路の脇に設けられた
乗客コンベア。 - 請求項8に記載の乗客コンベアにおいて、
前記誘導柵は、前記挿入部と、前記挿入部の端縁から前記乗り込み通路の外側に屈曲して設けられた保護部とを備え、
前記保護部は、前記ハンドレールの幅方向の外側にまで延設されている
乗客コンベア。 - 請求項9に記載の乗客コンベアにおいて、
前記挿入部と前記保護部との屈曲角度は、直角または鈍角である
乗客コンベア。 - 請求項9に記載の乗客コンベアにおいて、
前記誘導柵は、前記挿入部とは逆側において前記保護部の端縁から前記挿入部と逆側に屈曲して設けられた誘導部を備え、
前記挿入部と前記保護部との屈曲角度、および前記保護部と前記誘導部との屈曲角度は、直角または鈍角である
乗客コンベア。 - 請求項11に記載の乗客コンベアにおいて、
前記誘導柵は、少なくとも前記保護部と前記誘導部の高さが、前記乗り込み通路における前記ハンドレールの配置高さ以上である
乗客コンベア。 - 請求項8に記載の乗客コンベアにおいて、
前記誘導柵の前記挿入部は板状材によって構成されている
乗客コンベア。 - 請求項8に記載の乗客コンベアにおいて、
前記誘導柵は、前記乗り込み通路の両脇に配置されている
乗客コンベア。
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