JP2020007779A - 階段構造 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、手摺支持材をササラ桁に支持させるための手摺支持部材が、各ササラ桁の上面から上方へ大きく突出した状態で配設されるなど、外観的に美観に優れたものとは言い難い。
また、美観を向上させるべく手摺支持部材の配置構造などを改変すると、どうしてもササラ桁が大型化することになり、それを避けようとすると、必要な有効断面積の確保が困難となるなど、種々の問題が生じる。
すなわち、鋼材でU字状のササラ桁を構成する場合、左右一対の側板とその側板の底部を繋ぐ底板の全てを鋼板材で構成し、それらを溶接して構成することも可能である。しかし、その場合には、溶接量が多くなり、かつ、有効断面積も比較的小さくなる。
その点、L形鋼材と平鋼材で構成する場合には、溶接量がほぼ半分程度で済み、かつ、側板と底板が一体構造のL形鋼材の存在により有効断面積も比較的大きく、その分、ササラ桁の成を小さくすることが可能となる。
そして、複数段の踏み板が、そのササラ桁のL形鋼材に支持されるので、ササラ桁による踏み板の支持は、強固で確実なものとなる。更に、手摺を支持する手摺支持材が、そのササラ桁の上方開放口から内部空間内に挿入されて、当該空間内においてササラ桁に支持されるので、手摺支持材とササラ桁との支持部分は、ササラ桁の内部空間内に完全に隠された状態となり、外観的にもスッキリとした美観となる。
そして、支持ブラケットの下方には、配線用空間が確保されるので、例えば、各種安全装置や警報装置の信号伝達用の配線、あるいは、給電用の電線など、階段に沿って敷設する必要のある配線類をその配線用空間内に外から見えない状態で安全に配置することができる。
その制振システムの振動センサは、ササラ桁の長手方向のほぼ中央に支持される踏み板に配設されるので、歩行振動を的確かつ迅速に検知することができ、アクチュエータは、平坦なL形鋼材の端部の下面に取り付けられるので、ササラ桁側へのアクチュエータの取り付けは簡単かつ容易となる。
そして、制振システム用の配線、つまり、ササラ桁の長手方向のほぼ中央に位置する踏み板に配設の振動センサやササラ桁の端部に配設のアクチュエータなどを繋ぐ配線類が、ササラ桁の内部の配線用空間内に配置されるので、外から見えないように安全に配置することができる。
本発明の階段構造は、図1に示すように、左右一対の鋼材製のササラ桁1と、その一対のササラ桁1の間に亘って配置されて当該ササラ桁1により支持される複数段の踏み板4と、各ササラ桁1の上方に配置され手摺支持材5を介して各ササラ桁1により支持される手摺6などを備えている。
各ササラ桁1は、下層階の躯体Dに支持される下方部位1aと上層階の躯体Uに支持される上方部位1b、および、両部位1a、1bを繋ぐ中間部位1cを備えている。そして、下方部位1aと上方部位1bをそれぞれ水平にして各躯体D、Uに支持させることにより、中間部位1cが、下層階の床DFから上層階の床UFに亘って所定の傾斜角で設置されるように設定される。
複数段の踏み板4は、例えば、鋼材と鋼材の上に打設のコンクリートで構成され、図1に示すように、ササラ桁1の中間部位1cに沿って配置され、図2に示すように、その内側に位置して対向するL形鋼材2の間に亘って配置されて、その鋼材がL形鋼材2に溶接されて支持される。
制振システム9は、階段を昇降する際、歩行により生じる歩行振動を抑制して安全な昇降を可能にするもので、ササラ桁1の振動を感知する振動センサ10とその振動センサ10からの情報に基づいてササラ桁1に逆位相の振動を付与する膜型圧電セラミックス製のアクチュエータ11を備え、その振動センサ10とアクチュエータ11を繋ぐ制振システム9用の配線12が、配線用空間8の内部に配置される。
他方、膜型圧電セラミックス製のアクチュエータ11は、図1および図3に示すように、ササラ桁1の下方部位1aと下層階の躯体Dとの間に亘って左右に2個配設され、かつ、図1に示すように、ササラ桁1の上方部位1bと上層階の躯体Uとの間に亘って左右に2個配設される。つまり、膜型圧電セラミックス製のアクチュエータ11は、合計4個配設され、各アクチュエータ11は、ササラ桁1の側において、ササラ桁1の下方部位1aまたは上方部位1bを構成するL形鋼材2の下面に貼着されて取り付けられ、壁材13の裏側に配置される。
そして、階段を昇降する際、歩行によってササラ桁1に歩行振動が生じると、振動センサ10からの情報に基づいて、各膜型圧電セラミックス製のアクチュエータ11が適宜伸縮してササラ桁1に逆位相の振動を付与して、ササラ桁1の振動を抑制する。
すなわち、鋼材でU字状のササラ桁を構成する場合、例えば、図4の(a)に示すように、左右一対の側板2a、3とその側板2a、3の底部を繋ぐ底板2bの全てを鋼板材で構成し、それらをタップ溶接して構成することも可能である。しかし、その場合には、溶接量が多くなり、かつ、内側の側板2aのみで必要な有効断面積を確保することになるため、有効断面積が比較的小さくなり、有効断面積を確保しようとすると、ササラ桁の成を大きくする必要がある。
また、図4の(b)に示すように、底板2bに開先を設け、その全長に亘って内側の側板2aに連続溶接して構成することも可能である。しかし、その場合には、有効断面積の確保は可能になるものの、溶接量が極端に多くなる。
その点、L形鋼材2と平鋼3で構成する場合には、溶接量が少なく、かつ、有効断面積も比較的大きく、その分、ササラ桁の成を小さくすることが可能となる。
(1)先の実施形態では、L形鋼材2に関し、市販の山形鋼の一辺の一部を切除して構成した例を示したが、その他、市販のT形鋼や溝形鋼などを使用して構成することもでき、平鋼材に関しても、市販の平鋼3で構成する以外に、例えば、市販の平板鋼や各種の形鋼を切断して構成することも可能である。
また、手摺支持材5に関し、透明のガラス板で構成した例を示したが、その他、半透明のガラス板、透明または半透明のアクリル板、更には、複数本の棒材などで構成することも可能である。
更には、配線用空間8をなくして実施することも可能で、その場合には、手摺支持材5をササラ桁1で支持するに際し、手摺支持材5の下端部をササラ桁1の底部によって直接支持することも可能である。
2 L形鋼材
3 平鋼材
4 踏み板
5 手摺支持材
6 手摺
7 支持ブラケット
8 配線用空間
9 制振システム
10 振動センサ
11 アクチュエータ
12 制振システム用の配線
Claims (4)
- 左右一対の鋼材製のササラ桁と、その一対のササラ桁の間に亘って配置されて当該ササラ桁により支持される複数段の踏み板と、前記ササラ桁の上方に配置され手摺支持材を介して当該ササラ桁により支持される手摺とを備えた階段構造であって、
前記ササラ桁が、断面L字状のL形鋼材と平板状の平鋼材を溶接して構成されて、その断面形状が、縦長で上方開放かつ中空のU字状に形成され、前記踏み板が、そのササラ桁のL形鋼材に支持され、前記手摺支持材が、前記ササラ桁の上方開放口から当該ササラ桁の内部空間内に挿入されて、当該空間内において前記ササラ桁に支持される階段構造。 - 前記ササラ桁のL形鋼材が、その一辺の一部を切除した山形鋼で構成される請求項1に記載の階段構造。
- 前記手摺支持材を支持する支持ブラケットが、前記ササラ桁の内部空間内において、その下方に配線用空間を確保した状態で配設され、その支持ブラケットに前記手摺支持材の下端部が支持される請求項1または2に記載の階段構造。
- 前記ササラ桁の振動を検知する振動センサとその振動センサからの情報に基づいて前記ササラ桁に逆位相の振動を付与するアクチュエータを備えた制振システムが設けられ、前記振動センサが、前記ササラ桁の長手方向のほぼ中央に支持される踏み板に配設され、前記アクチュエータが、前記ササラ桁を構成するL形鋼材の端部の下面に取り付けられるとともに、前記制振システム用の配線が、前記配線用空間内に配置される請求項3に記載の階段構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2018129401A JP6976911B2 (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 階段構造 |
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| JP2018129401A JP6976911B2 (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 階段構造 |
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| JP2020007779A true JP2020007779A (ja) | 2020-01-16 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2018129401A Active JP6976911B2 (ja) | 2018-07-06 | 2018-07-06 | 階段構造 |
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Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2018
- 2018-07-06 JP JP2018129401A patent/JP6976911B2/ja active Active
Patent Citations (7)
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